「うぉぉ…すげぇぇ…」

照り付ける太陽!
真っ白な砂浜!
そして、青い海!
眼前に広がる素晴らしい景色!
そして、ロリ・貧乳美少女・巨乳美女と選り取りみどり!

俺は今、魔族側に付いて良かったと心の底から思っ…

「ペチャパイで悪かったわねっ!!」
「誰がロリ娘でちゅかっ!」
「ごふぁっ!?」

俺の心の内が魂の叫びとなって口から出てしまったのか
耳聡く聞きつけたルシオラに投げ飛ばされ、地面に付く寸前でパピリオに霊波砲をぶっ放されていた。
俺としては十分に射程圏内なんだが…


GS美神短編「サマーバケーション!」


「う〜…」
「くくっ…大丈夫かい、ヨコシマ?」

ズタボロになった俺が面白いのか、爆笑しそうなのを必死に抑えているといった感のベスパが
俺を引き摺って、パラソルの下まで連れて来てくれていた。
日本と違い乾燥した空気は、少し日陰に入っただけで俺の身体を優しく冷やしてくれる。
ここはアシュタロスが所有しているプライベートビーチらしい。
俺達は夏真っ盛りのこの日に、一日だけだが休暇に来ているのだっ!

「全く、嬉しいのは判るけどさ。気にしてる事言ったらダメだろ?」
「俺は好きだけどなぁ…」

俺の隣に寝転がりながら優しく笑むベスパの表情は、仕事中では中々見せてくれない美しいもの。
ルシオラとパピリオの方へと目をやれば、二人とも『きゃあきゃあ』言いながら遊んでいる。
こうして見れば、やっぱり人も魔族も変わらないと思えるのだ。

「意外だねぇ…」
「ん?」

ぽつりと呟かれるベスパの声。
意外…何が、とも思ったが
恐らく俺は巨乳美女好きで、貧乳やロリには興味が無いと思ったのだろう。

両方好きなだけなんだけどな。


「いやいや、俺は巨乳がもっと好…ぐはぁっ!?」
「そう雰囲気も欠片も無くいきなり揉むなっての…まったく…」

言葉だけでは伝わらないかと、『むにゅっ』といった擬音が合う程に柔らかくシートと挟まれているベスパのチチを思い切り揉んだ瞬間に
ベスパの手刀が俺の顔を捕らえていた。

勿論力など入っていない。
魔族である彼女達が力を入れて俺を殴れば、人間である俺など簡単に死んでしまう事は
互いに判っているからであり、彼女達が俺の事を好きであるという意味にも当たる。

「アタシの胸を揉みたかったら、アタシに尽くしなよ」
「いぇすっ! あいっ まむっ!」

平たく言えば、サンオイルを背中に塗ってくれという事なのだ。
俺はベスパからサンオイルを受け取り、うつ伏せに寝ているベスパの柔らかいお尻の上に座って…

「って、何でアタシのお尻に座ってるんだよ!?」
「いや、この方が塗り易…うぉあっ!?」

流石に調子に乗りすぎたか。
まるで鞭の様に跳ね上がった足が俺の頭を捉え
両足を俺の首に絡ませると、そのまま後ろへと投げ飛ばしたのだ。

「そう軽い事ばかりするから、姉さんもパピリオもアンタが触った瞬間に殴り飛ばして来るんだよ」
「ず、ずびばぜん…」

頭から砂に突っ込んでしまった所為か、くぐもった声になってしまう。
『ぶはぁっ』と砂から顔を抜いてベスパの方を向けば…

「んがっ!?」
「どうしたんだいヨコシマ? 早く塗りなよ」

『クスクス』と何とも妖艶な笑みを浮かべながらベスパがこちらを見ている。
いやそれだけではないっ!
元々面積の少なかったビキニは外されており、背中やお尻が丸見えになっているのだ。

胸はシートに隠れているからまだ良いものの、お尻の方は太股を少しでも開けば見えてしまう程の危険な状態。

な、なんつぅ試練を俺に課しやがるんだ…こいつ悪魔か…って、魔族なんだよな。

無心…無心だ俺。ここで下手を取れば、一生こいつらに頭が上がらなくなるのだ。
ここで、一気に俺の株を上げなけれ…

「んっ…」
「ぐは…」

『無心無心』と心で呟きながらベスパの横に座り
サンオイルを手に馴染ませて、ベスパの背中に触れた瞬間
ベスパが身体を『ピクリ』と震わせながら、何とも俺の息子が反応してしまいそうになる声を上げたのだ。

これで反応しなかったら男ではないだろう。
当然とばかりに海パンの中で大きくなってしまい、ベスパはそれを見ながら『にやにや』と笑んでいる。

た、楽しんでやがる…

ここで負けるわけにはいかないのだ。
そう、きっとこの後にはご褒美がっ!

「ん…んふ…ふぁ…」

背中に延ばして行く度に、ベスパの口から甘い吐息が漏れて
俺の理性を少しづつ削っていく。

「んぁ…ほら、ヨコシマ…前の方も手を入れれば出来るだろう?」

ほんのりと顔が赤くなっているが、そのベスパの顔は悪戯盛りの子供の顔だ。
ここでチチとか触ったら絶対に何かされる。

俺は脇を通り、お腹の方に塗って、お尻へと手を伸ばしていく。
流石にお尻は大丈夫だろうと思って。

「んぁっ!!」
「ば、バカ…声が大きいっての」

『むにっ』と程よい弾力のある形の良いお尻に触れた途端、ベスパが『ビクッ』と身体を震わせて声を上げたのだ。
先ほどとは違う大きな声に、ルシオラ達にバレたんじゃないかと思ったが
どうやらルシオラ達は気付いてないみたいた。

「ご、ゴメン…ヨコシマ…」

顔を隠してしまった為に表情は見えないが、ベスパは明らかに羞恥の混じった声で謝罪してきた。
もしかして、ベスパはお尻が弱いのか…?

「ベスパ、大きな声上げるなよ…ゆっくり、優しくしてやるから」
「ヨコシマ…その言い方何かいやらしっ…んんっ…はっ…んく…」

両手を使い、包み込むように優しく揉んでいけば
ふるふると身体を震わせながら、ベスパは必死に声を押し殺している。
やっぱりお尻弱いんだなぁ…

「も、もう…おしっ…いい…から…んひっ…ん…ほかっ…ほか…を…」
「ん〜…そうだなぁ…」

よほどお尻が弱いのか、俺の方を向くベスパの瞳は既に潤んでおり
感じてきているのは傍目から見ても丸わかりだった。

俺はベスパのお尻の割れ目に俺のが挟まるように上から覆い被さり
シートの間に挟まれている胸へと手を伸ばしていく。

「よ、ヨコシマっ!? お、おお…おしっ…お尻に硬いのがっ!?」
「ペスパがあんまり可愛い声上げるもんだからさ…こんなになっちまって…ほら、胸いくぞ」

もう投げるとか殴るとか、そういう余裕など無くなったのだろう。
耳元で囁けば、抵抗せずにただ『ふるふる』と身体を振るわせるだけ。

「お尻、気持ちよかったか? 乳首固くなってるぞ…ほら」
「あっ…や…そんな…コリコリしたら…んぁっ…」

掌で全体を揉んだり、乳首を軽く弾いたり
ゆっくりと愛撫しながら、お尻に俺のを擦り付けていく。

サンオイルとは違う塗る付いた感触。
俺は素早く海パンを脱ぎ去り…

「うぉっ!?」

脱いだ瞬間に物凄い力で身体半分を砂に埋められてしまう。
その上にベスパが圧し掛かり、小声で『黙れ』と…

「あれー? ヨコシマは?」
「喉渇いたから飲み物でも買ってきて貰おうと思ったのでちゅけど…」

顔が完全にベスパのチチに埋れてしまって見えないが、どうやらルシオラとパピリオが直ぐ近くに居るようだ。
俺はベスパに意識が集中していたから気付かなかったが、ベスパの方がいち早く気付いてくれたらしい。

二人とも気付かなかったらどうなっていたことか…
ベスパは二人の質問に『知らないねぇ…』とそ知らぬ声を上げている。

だが、非常に危険な状況に変わりは無い。
何せ、ほぼ裸のベスパの下に俺が居るのだ。

「もうベスパ。そんな格好してたらヨコシマに襲われるでしょう?」
「そうでちゅよ。ヨコチマはすけべーでちゅから、テゴメにされてゴカイニンになっちゃうでちゅよ」
「あ、あははは…」

二人の言葉にベスパの乾いた笑い声が重なる。
それはそうだ。ルシオラとパピリオには手は出してないが、ベスパとはヤっちまってるからなぁ…

「ベスパちゃんはテーソーカンというものが薄いのでちゅ。ほら、パピリオ達が砂で隠してやるでちゅ」

『バサリ…バサリ』と砂を掛けられる音が聞こえる。
どうやら砂を掛けて、ベスパの身体が見えない様にしてくれているらしい。

これは願ったり叶ったりの状況だ。
このまましてもバレないだろう、俺はもう我慢できる状況では無いのだ。
さっきから柔らかいチチが『ふにふに』と俺の頬に当たってくるし、『トロトロ』と愛液を流したベスパのあそこが俺の物にこすり付けてきて…

…って、ベスパも我慢できないのか。
よくよく考えてみれば、さっきからベスパの腰が動いて息子に擦り付けて来ているのだ。

だったら…いくぞ、ベスパ。

「ん…だめ…」
「ん? 何がダメなの、ベスパ?」

ゆっくりと入れていけば、膣内(なか)は『ぐちゅぐちゅ』に熱くなっており
簡単に俺のを包み込んでいく。
これはヤバい。普段の何倍も気持ちが良いのだ。
ゆっくりと入れてるだけなのに、それだけで射精(だ)してしまいそうになってしまう。

「あ、あはは…ん…なっ…何でも…ふぁ…ないよ…ちょっと…っく…っか、考え事してただけさ」
「…? そう?」

『ば、ばばっ…バカっ! 入れる奴があるかよ!?』と小声で俺だけに聞こえるように囁いてくるが
残念ながら、我慢できるほど俺は出来た人間じゃない…と言うより、ここで我慢できたら男じゃないだろう。

「んー? 何か…ベスパちゃん揺れてないでちゅか?」
「ちょちょっ…ちょっと苦しかったからね…んふ…楽なぁ…っ…ように身体を動かっ…し…てる…だけ、だよ」

揺れが伝わりにくいように、とベスパが少し腰を上げてくれたお陰で動き易くなった。
俺はベスパの弾力のあるお尻を掴むと、一気にスパートを掛けていく。

「や…ぁ…はげっ…つよっ…んっ…んんっ…」
「…大丈夫、ベスパ? ハチミツ買って来ようか?」

ルシオラの心配そうな声が聞こえるが、既に対応する余裕は無いのだろう。
上を向けばベスパがこちらを向いており、『キスして』とせがんで来ている。

殆ど無理な体勢なのだが、もう絶頂は近い。
細かい事を考えてる余裕など、既に俺には無かった。

「〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!」

互いの声を互いの唇で殺し、俺は長い…長い絶頂を感じていた。
深く繋がった先から『どくどく』とベスパの子宮内(なか)に注いでるのが判る。

「…っぷぁ…っはぁ…っはぁ…」

あぁ…凄ぇ気持ち良かった…
ルシオラとパピリオが近くにいるという危険な状況がさらなる快感を呼んで…

「あのさ、ベスパ…ちょっと、そこ退いてくれるかなぁ?」
「そうでちゅねー。身体を上げるだけでも良いでちゅよ?」

…流石にバレたらしい。
おれ…死ぬのかなぁ…

そう思っていたのだが

「ベスパちゃぁん?…どうやってヨコチマを落とちたのでちゅかぁ?」
「やっぱり胸よねぇ? その無駄に大きな脂肪の塊でヨコシマの心を…」
「へ? おい、普通こういう時はヨコシマがアタシを…」

「「問・答・無・用!!」」


「…あれ?」

俺が殴られると思っていたのに、二人の攻撃の矛先はベスパに向かっていた。
起き上がって空を見上げれば

「きぃぃっ!! きょぬーがっ!! そのきょぬーがヨコシマを誑かしたのねぇぇっ!!!!」
「同じ年(とち)の癖にチチでかすぎなんでちゅよーっ!! ちねーっ きょぬーっ!!」
「まてぇぇっ!! アタシは襲われた方だぁぁぁっ!!!」

どっちにしても…俺は助かったらしい。
『ふぅ』と息を付いて、俺はのんびりと3人の姦しい追いかけっこを見続けるのであった。

「こらぁぁっ! ヨコシマ、助けろぉぉ!!!」
「「待てぇぇぇっ!!」」


はしがき

はい、というわけでちくわぶさんのHPにありましたはっかい。さんの絵より電波を頂きまして書かせていただきましたゆめりあんでございます。
軽いエロを目指してみましたっ

ギャグっぽくなったかなぁ…
クスリと笑んで貰えればこちらのものですよっ!

でぁでぁ。