三匹のケモノ

投稿者:ちくわぶ


 信じられない程の水音が響く。
 腰を浮かせ、息を荒げて喘ぐ初音。
 次にどんな声を出させるか――全ては俺の考え一つ。
 いつも迷惑をかけられてはいるが、そればかりじゃない。
 たまにはこうやって、まったく正反対になることだってある。

「そんなっ、な、舐めちゃ……ああっ、うあッ!」

 床に座り込んで喉を反らし、初音は開いた両脚の間にいるモノに目を落とす。
 小さくて、ふさふさとして、愛らしい生き物。
 帰り道に拾った子犬はシッポを振って、初音を一心に舐めている。

「ひっ、ひうッ! やっ、やっ、ああんッ!」

 普通、それは親愛の情を示す行為として嫌がられることはない。
 人はその生き物を撫でたり、抱いたりもする。
 それが間違いだったことに、初音は気付いているだろうか?

「明、明ぁ、もうダメ、この子止めてっ。せ、せつな……んんんッ」

 シッポを激しく振りながら、子犬は初音の敏感な部分を舐め続ける。
 さらに奥へ潜り込もうと、鼻先をグリグリと押しつけながら。
 初音の声がさらに甲高く、甘いものへと変わっていく。
 普段からのアイツからは想像も出来ないほど可愛い声だ。
 そんな姿を見ていると、もう少し弄ってやりたくなる。

「嫌なら自分でやれよ。簡単だろ?」
「だ、だって、だって……」
「だって?」
「すごく気持ち……いやあああっ」

 言いかけて我に返った初音は、顔を真っ赤にしていやいやをする。
 逃げるように浮く腰。その中心に貼り付いたまま、子犬はペロペロと舌を動かす。
 目は潤み、吐く息はしっとりと濡れて。
 初音の秘部は犬のよだれと滲み出す粘液が混じって、淫靡に光っている。

「はあっ、はあっ……ああっ」
「お前がいつもいつも俺を困らせてばかりいるから、こういうことになるんだぞ」

 事の発端と言えば、コイツの横暴に少しお灸を据えてやろうと思ったからだ。
 たまたま捨て犬を見つけてどうしようか考えていると、初音が連れて帰ると言いだした。
 これ以上面倒を見る相手が増えてはたまらないと俺は拒否したが、初音も言うことを聞かない。
 俺だって鬼じゃないが、初音に生き物を食う以外の扱いが出来るとは思えないからだ。
 で、俺の部屋で玩具のようにコロコロ子犬を転がす初音を、少々こらしめてやろうと思ったわけだ。
 初めは俺の超能力で子犬に乗り移って、ちょっとイタズラをしてやるだけのつもりだった。
 ところがどんどんエスカレートしていき、初音が履いていたスパッツの中に子犬を潜り込ませると――

「だ、だめッ!? ちょ、早く出てき――ひゃうっ!」

 予想外のえっちな反応。
 そこで俺にも火がついてしまったというわけなのだ。
 春真っ盛りの年頃なら、きっとみんな分かってくれるよな?
 子犬を捕まえるために慌ててスパッツまで脱いだ初音は、バランスを崩して転倒。
 大事な部分が丸見えになったまま、盛大な尻もちをついた。
 その隙を俺は見逃さなかった。
 じっと見てしまうところだったが、そこに乗り移った子犬をあてがって――

「あ、あうっ、あううっ! はっ、んんっ、んんんッ――!」

 こうかはばつぐんだ。
 腰が抜けたように、初音は舐められるがままとなって今に至る。

「お願い、この子どけてよ明ぁ」
「だから自分でやれよそれくらい。本当はお前、そういいつつ喜んでるんじゃないか?」

 わざと意地悪に言う。いままでの仕返しもあるが、どこまでが大丈夫なのか探りの意味もある。

「違うっ、そんなこと……あっ、あっ、ヤダそこ――!」

 子犬越しに、小さく充血した芽の感触が舌に伝わる。
 女の子の敏感なアレだ。
 子犬はまだ歯も生え揃っておらず、そこで俺はいいことを思いつく。

「ひッ!? いや、いやいや嫌ぁぁぁぁーーーッ!」

 ぷっくりと盛り上がった芽を乳首に見立て、ちゅっちゅっと音を立てて吸い付いた。
 予想以上の刺激があったらしく、初音の嬌声がさらに高く跳ね上がる。
 悲鳴を上げるような声を洩らしながらも、初音は自分の股に顔をうずめるフサフサの生き物を止められない。
 俺はそんな初音の正面でじっと立ち尽くしたまま、その様子を見下ろし続けている。
 意識は自分だったり、子犬であったり。距離が近いのでそれも自由だ。
 やがて初音の目がぼんやりとし始め、唐突に彼女は絶頂を迎えた。

「ダメ、もうダメ……あああああッ!」

 体を仰け反らせ、ビクンビクンと何度も痙攣する初音。
 子犬の鼻先が収縮する肉壁に押し出され、粘液にまみれた顔がそこから離れる。
 直後、初音の秘部から無色の液が噴きだした。
 子犬のために敷いたマットレスが、こんな形で役に立ってしまうとは。

「こんな場所で粗相するなんて、しつけをやり直さないとダメだな」
「はーっ、はーっ、はぁぁ……」

 半ば放心したままの初音に近づくと、俺はズボンのファスナーを下ろす。
 すでに膨張しきったモノを初音の目の前に突き出すと、

「ああ……明の……すごいおっきくなってる。どうして?」
「お前のせいでこうなったんだから、責任取ってくれよ」
「ど、どうするの」
「こうだよ」

 初音の顔を両手で掴むと、それを初音の口の前まで持っていく。

「どうすればいいか、分かるよな?」
「んっ」

 初音は目を伏せ、口を開く。俺はそこに、熱を持った分身を押し込んだ。
 初めはたどたどしく、驚きで縮まっていた舌も、しばらくすると絡み付くように口腔で踊る。
 顔を前後に動かすようになると、唾液の卑猥な音がどんどん大きくなる。
 いつの間にか夢中でしゃぶり続けていて、初音の動きは止まりそうもない。
 快感に浸っていると、足元で手持ちぶさたにしている子犬が目に入る。

「んっ、んっ、あむっ」

一心に奉仕してくれる初音に、ご褒美をあげたくなる。そこで――

「ふうっ、んむ……んんんんーーーッ!?」

 再び子犬を能力でコントロールし、初音の秘部を勢いよく舐め上げた。
 くわえた口は離さなかったが、驚きと快感で初音の動きが止まる。
 そこで俺は腰を自分から動かし、初音の口腔を蹂躙する。
 喉の奥まで突かれてむせ返りながら、初音は口を離そうとはしない。
 子犬の舌に舐め上げられて快楽のため息を漏らしながら、どんどん絶頂へと近づいていく。

「んっ! んっ! ふぅッ! んんっ!」
「はあ、はあ、そろそろ出すぞ初音……!」

 俺の顔を見上げながら、こくんと頷く初音。
 すっかり従順になって、可愛い奴だ。
 腰の律動を早め、俺も快感の頂点へ登り詰めていく。

「いくぞ……ッ!」
「んっ、むーーっ!?」

 熱を帯びた濁流が溢れ、初音の薄い唇からいくらか溢れてようやく終わった。
 なにも言わないうちからそれを飲み干した初音は、舌で口のまわりを舐め回しながら恍惚とした表情を浮かべている。

「初音、まだ終わりじゃないぞ。分かってるよな」
「うん……」

 初音はベッドによじ登り、四つん這いになってお尻を向けた。
 そしてこちらを振り返りながら、未だ収まりの効かない俺を潤んだ目で見つめる。
 二匹と一匹。
 ケモノの交わりはこれから始まるのだ――


「――はっ!?」

 目が覚めると、いつもと同じ自分の部屋。
 子犬などおらず、マットレスもなく、当然初音もいない。
 全て夢だったと悟った俺は、身体を起こして頭を掻いて、大きなため息をついた。

「いつも振り回されてっから、うっぷんが溜まってたのかなー」

 ずいぶん下世話な夢を見てしまったと、テントを張っている下半身を見て苦笑い。
 だが、その時の俺は知らなかった。
 初音が昨夜、子犬を抱きかかえて自分の家に帰ったという事実を。



ちくわぶ様ありがとうございました。
ここまで書いて本番無しなところに、ちくわぶさまのこだわりを感じる一品です(マテ

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