信じられない程の水音が響く。
腰を浮かせ、息を荒げて喘ぐ初音。
次にどんな声を出させるか――全ては俺の考え一つ。
いつも迷惑をかけられてはいるが、そればかりじゃない。
たまにはこうやって、まったく正反対になることだってある。
「そんなっ、な、舐めちゃ……ああっ、うあッ!」
床に座り込んで喉を反らし、初音は開いた両脚の間にいるモノに目を落とす。
小さくて、ふさふさとして、愛らしい生き物。
帰り道に拾った子犬はシッポを振って、初音を一心に舐めている。
「ひっ、ひうッ! やっ、やっ、ああんッ!」
普通、それは親愛の情を示す行為として嫌がられることはない。
人はその生き物を撫でたり、抱いたりもする。
それが間違いだったことに、初音は気付いているだろうか?
「明、明ぁ、もうダメ、この子止めてっ。せ、せつな……んんんッ」
シッポを激しく振りながら、子犬は初音の敏感な部分を舐め続ける。
さらに奥へ潜り込もうと、鼻先をグリグリと押しつけながら。
初音の声がさらに甲高く、甘いものへと変わっていく。
普段からのアイツからは想像も出来ないほど可愛い声だ。
そんな姿を見ていると、もう少し弄ってやりたくなる。
「嫌なら自分でやれよ。簡単だろ?」
「だ、だって、だって……」
「だって?」
「すごく気持ち……いやあああっ」
言いかけて我に返った初音は、顔を真っ赤にしていやいやをする。
逃げるように浮く腰。その中心に貼り付いたまま、子犬はペロペロと舌を動かす。
目は潤み、吐く息はしっとりと濡れて。
初音の秘部は犬のよだれと滲み出す粘液が混じって、淫靡に光っている。
「はあっ、はあっ……ああっ」
「お前がいつもいつも俺を困らせてばかりいるから、こういうことになるんだぞ」
事の発端と言えば、コイツの横暴に少しお灸を据えてやろうと思ったからだ。
たまたま捨て犬を見つけてどうしようか考えていると、初音が連れて帰ると言いだした。
これ以上面倒を見る相手が増えてはたまらないと俺は拒否したが、初音も言うことを聞かない。
俺だって鬼じゃないが、初音に生き物を食う以外の扱いが出来るとは思えないからだ。
で、俺の部屋で玩具のようにコロコロ子犬を転がす初音を、少々こらしめてやろうと思ったわけだ。
初めは俺の超能力で子犬に乗り移って、ちょっとイタズラをしてやるだけのつもりだった。
ところがどんどんエスカレートしていき、初音が履いていたスパッツの中に子犬を潜り込ませると――
「だ、だめッ!? ちょ、早く出てき――ひゃうっ!」
予想外のえっちな反応。
そこで俺にも火がついてしまったというわけなのだ。
春真っ盛りの年頃なら、きっとみんな分かってくれるよな?
子犬を捕まえるために慌ててスパッツまで脱いだ初音は、バランスを崩して転倒。
大事な部分が丸見えになったまま、盛大な尻もちをついた。
その隙を俺は見逃さなかった。
じっと見てしまうところだったが、そこに乗り移った子犬をあてがって――
「あ、あうっ、あううっ! はっ、んんっ、んんんッ――!」
こうかはばつぐんだ。
腰が抜けたように、初音は舐められるがままとなって今に至る。
「お願い、この子どけてよ明ぁ」
「だから自分でやれよそれくらい。本当はお前、そういいつつ喜んでるんじゃないか?」
わざと意地悪に言う。いままでの仕返しもあるが、どこまでが大丈夫なのか探りの意味もある。
「違うっ、そんなこと……あっ、あっ、ヤダそこ――!」
子犬越しに、小さく充血した芽の感触が舌に伝わる。
女の子の敏感なアレだ。
子犬はまだ歯も生え揃っておらず、そこで俺はいいことを思いつく。
「ひッ!? いや、いやいや嫌ぁぁぁぁーーーッ!」
ぷっくりと盛り上がった芽を乳首に見立て、ちゅっちゅっと音を立てて吸い付いた。
予想以上の刺激があったらしく、初音の嬌声がさらに高く跳ね上がる。
悲鳴を上げるような声を洩らしながらも、初音は自分の股に顔をうずめるフサフサの生き物を止められない。
俺はそんな初音の正面でじっと立ち尽くしたまま、その様子を見下ろし続けている。
意識は自分だったり、子犬であったり。距離が近いのでそれも自由だ。
やがて初音の目がぼんやりとし始め、唐突に彼女は絶頂を迎えた。
「ダメ、もうダメ……あああああッ!」
体を仰け反らせ、ビクンビクンと何度も痙攣する初音。
子犬の鼻先が収縮する肉壁に押し出され、粘液にまみれた顔がそこから離れる。
直後、初音の秘部から無色の液が噴きだした。
子犬のために敷いたマットレスが、こんな形で役に立ってしまうとは。
「こんな場所で粗相するなんて、しつけをやり直さないとダメだな」
「はーっ、はーっ、はぁぁ……」
半ば放心したままの初音に近づくと、俺はズボンのファスナーを下ろす。
すでに膨張しきったモノを初音の目の前に突き出すと、
「ああ……明の……すごいおっきくなってる。どうして?」
「お前のせいでこうなったんだから、責任取ってくれよ」
「ど、どうするの」
「こうだよ」
初音の顔を両手で掴むと、それを初音の口の前まで持っていく。
「どうすればいいか、分かるよな?」
「んっ」
初音は目を伏せ、口を開く。俺はそこに、熱を持った分身を押し込んだ。
初めはたどたどしく、驚きで縮まっていた舌も、しばらくすると絡み付くように口腔で踊る。
顔を前後に動かすようになると、唾液の卑猥な音がどんどん大きくなる。
いつの間にか夢中でしゃぶり続けていて、初音の動きは止まりそうもない。
快感に浸っていると、足元で手持ちぶさたにしている子犬が目に入る。
「んっ、んっ、あむっ」
一心に奉仕してくれる初音に、ご褒美をあげたくなる。そこで――
「ふうっ、んむ……んんんんーーーッ!?」
再び子犬を能力でコントロールし、初音の秘部を勢いよく舐め上げた。
くわえた口は離さなかったが、驚きと快感で初音の動きが止まる。
そこで俺は腰を自分から動かし、初音の口腔を蹂躙する。
喉の奥まで突かれてむせ返りながら、初音は口を離そうとはしない。
子犬の舌に舐め上げられて快楽のため息を漏らしながら、どんどん絶頂へと近づいていく。
「んっ! んっ! ふぅッ! んんっ!」
「はあ、はあ、そろそろ出すぞ初音……!」
俺の顔を見上げながら、こくんと頷く初音。
すっかり従順になって、可愛い奴だ。
腰の律動を早め、俺も快感の頂点へ登り詰めていく。
「いくぞ……ッ!」
「んっ、むーーっ!?」
熱を帯びた濁流が溢れ、初音の薄い唇からいくらか溢れてようやく終わった。
なにも言わないうちからそれを飲み干した初音は、舌で口のまわりを舐め回しながら恍惚とした表情を浮かべている。
「初音、まだ終わりじゃないぞ。分かってるよな」
「うん……」
初音はベッドによじ登り、四つん這いになってお尻を向けた。
そしてこちらを振り返りながら、未だ収まりの効かない俺を潤んだ目で見つめる。
二匹と一匹。
ケモノの交わりはこれから始まるのだ――
「――はっ!?」
目が覚めると、いつもと同じ自分の部屋。
子犬などおらず、マットレスもなく、当然初音もいない。
全て夢だったと悟った俺は、身体を起こして頭を掻いて、大きなため息をついた。
「いつも振り回されてっから、うっぷんが溜まってたのかなー」
ずいぶん下世話な夢を見てしまったと、テントを張っている下半身を見て苦笑い。
だが、その時の俺は知らなかった。
初音が昨夜、子犬を抱きかかえて自分の家に帰ったという事実を。