NOWHERE

ゆうらりと流れる空気ひとつかみ掴んで小箱に閉じ込めたい夜

かりりん
夢の底沈めた小箱開けるのも少し無骨な君の指さき

(小箱)
於斗矢
そこに有る側に在る全て指切りげんまん

(指) 松前わたる
例えば闇にとらわれていても あるがままの君ぼくだけのひかり

(ある) ふぇい
モア・ベターで選択したわけじゃないから君のとなりに僕がいたいから

(もあ)
かりりん
いくつもの選択をへて今ここが楽園となる腕の温もり

(選択) 於斗矢
委ねた温もりと独占欲 孕ませ創りゆく者達への挽歌

(温もり) 松前わたる
洗いたてのシャツはお日様のかおり 君と創る明日のぬくもり

(創る) ふぇい
たて書きで君の名前を書けるようになるころ 僕は恋に落ちた

(たて) かりりん
新しい名前で呼ばれる回数の数で変わっていくのだろう

(名前) 於斗矢
そのぬくもりを傍らに感じつつ めぐりくる新たな一日

(新) ふぇい
一日が一年だったらいいのにね。君といられる季節がほしくて

(一日) かりりん
紅にのばす両手の汚れさえ忘れてしまいそうだほしくて

(ほしくて) 於斗矢
沈む夕日にふたりして紅に染まる とけあって一つになる

(紅) ふぇい
僕をいまここにつなぎとめてください。きみと一つになりたい

(一つ) かりりん
いまここをNowhereと読むことを許す自分があってもいいか

(いまここ) 於斗矢
肩を握り締める君の手が震える nowhere なんて言わないで

(nowhere) ふぇい

敬称略・本当に申し訳ありません。


番外:

関口:君の手のぬくもり求めて今宵また星降る川辺に両目を閉じてる

ふぇい:楽園は遠くない 君となら缶ビール一本でもたどりつける





於斗矢さん&ふぇいさん&松前わたるさん&かりりん

関口さん くろねこさん 杏花さん 李香さん


2002年4月6日

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