みせばやな

キスしたいのしたくはないのぼくのことはどうでもいいからきみはどうなの 

かりりん
言わなくては伝わらないの?僕の瞳も肌もあなたを欲していると

(僕)
ゆらゆら
梅雨寒の夜にしあらば 汝が肌の温もり黙って感じて居たい

(肌) 於斗矢
月をめで星数えるより あなたをみつめていよう 夜がくるたび

(夜)

ふぇい
可惜夜(あたらよ)の五更(ごこう)に目覚めて傾げては生きの旋律安堵の吐息

(夜)

松前わたる
傍らの吐息に想う 遠い日を君を知らず生きていた頃

(吐息)
おもて
夕涼みの僕の隣に君がいて 傍らのねこは欠伸している

(傍ら)

かりりん

紅の瞳のふしぎな涼やかさ 雄弁だって気付いたのは今日

(涼)

ゆらゆら

みせばやな肌へ散りにし紅は 我が恋うひとのおもひの色ぞ

(紅)
於斗矢

違うでももしかしたら 恋じゃない恋なのか この想いは

(恋)

ふぇい
すききらいすききらいすき そうやっぱり僕は君がすき

松前わたる
嫌いだと口にするたび 砕け散るこの想い まだ手放せずいる

(きらい) おもて
手放した心が泣いた でも君がつかまえてくれた だからここにいる

(手放す) sapph

敬称略・本当に申し訳ありません。


番外:

ゆらゆら:君と同じ大気の中にいることの奇蹟のような当たり前 LOVE

松前わたる:色の中 色々なイロの君の色 ずっとここにありますよぉーに

かりりん:泡沫のようなきみとの出会いすら なくしたくないこわしたくない

かりりん:青白い月の光に照らされる 紅の印の君の首筋

ふぇい:缶ビール 投げてよこす君 せっけんのにおい やさしいまなざし

ゆらゆら:鬱血を落花の如く散らされた 我が身をだいて 月の窓辺に

ふぇい:空からふってくるもの 糸のように 針のように 僕を貫く

ゆらゆら:ねぇ僕をつかまえていて 足元が崩れるような恐怖のときには

ふぇい:守るふりをしてすがっているんだ 闇をみつめて君を腕に抱く



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