体温で知る |
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その髪のゆれるさままで鮮明に | |
焼きついている逆光の中の |
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此方へと差し出す腕を取るべきか | |
あたたかなきみがほしくなるのに |
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好きだって言って嘘でも幻でも | |
ないこと僕に思い知らせて |
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この生でただ一度の恋と思う | |
きみの笑顔がこんなに欲しい |
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笑ってよ心のうつろ隠しても | |
くずおれてゆく僕を救って |
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君の瞳が輝くのならどんなことも | |
僕から進んでしたいって言える |
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ハグしたいキスしたい身体合わせたい | |
全ての熱を君に捧げる |
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思いのほか細い吐息にとまどって | |
うつり香の分自惚れてみる |
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すれ違う少女が抱く小箱みて | |
あまいお菓子に混ぜてリキュール |
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唇に触れてもいいの?こんな日は | |
寒すぎるよね、って囁きながら |
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この腕の中へ抱きこむ愛しさを | |
失わずにすむすべを教えて |
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オーブンの前で一息君を待つ | |
チーズケーキは好きかなきみは |
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今すぐにキスしよう?ここにきみがいる | |
ミルク紅茶に濡れた唇 |
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ふるえてる瞳を見つめたままで口づけ | |
体温で知る大切なこと |
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君の中この思い出が残るなら | |
くちづけのあときみが見れない |
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まっすぐに心の中までさらけ出し | |
チョコより先に熔けたのは僕 |
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頑なな殻を砕かれ抱かれて | |
すべてをともにここからはじまる |
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ゆらゆらさん&おもて&かりりん &杏花さん
番外 |
他人<ひと>を恋ふ ただ一度の恋と思ふ 我を引き裂く紅の雷 | ゆらゆらさん |
リキュールにほのかに染まる耳朶を噛む 酔ったフリなどしなくてもいい | ゆらゆらさん |