突然閑話・「テニプリとわたし。」

〜Chapter3.マンガ「テニプリ」とわたし。〜

えー、マンガ喫茶にて、現在刊行されてる27巻までをとりあえず読了いたしました。
で、今、二周目に入ってます。二周目ってなに。二周目とはつまり、敵の弾幕がよりいっそう激しくなり、ノーミスでラスト面をクリアすると真のラスボスが…て、なんの話をしてるのか。そうじゃなくて、つまり、もういっぺん一巻から読み返してるわけで…
て、ンなチョーシでマンガ喫茶に利用料金つぎ込むぐらいなら、そのカネで単行本買えるじゃんかよ!と叫びたくなる、叫びたくなるのですが、しかし、しかし、問題はカネではない、カネではないのだよ…!27巻ものマンガ単行本を一気買いして、私のこの部屋のどこに置くの、どこに…!!(本棚、飽和状態。)とまあ、そんなわけで、本棚を思い切って大胆に整理して「テニプリ」単行本をズラリと並べるかどーかは、二周目読み終わったころにでも判断しようかと考えておる所存です。

ていうか、別に27冊全てを一気に買わなければいけないという理由は、ないではないか。そうだ、不二先輩が大・活・躍☆彡なさってる巻だけをセレクトして買っちゃうというテもあるのだわ!!
…と考えるが速いか、実はすでに手元に10巻と11巻があったりします…。(リョーマたんと不二先輩が対戦しておられる場面ですね)
ワーイ!ボクの部屋に不二先輩が来たヨー!!(^▽^)♪
次は何巻買おうかな〜、マンガ喫茶で品定めしてこよ〜〜v(…ンなことやってるうちに、何冊そろえてしまうのやら。あーあ)

えーと、それで、アレです。一周目を読み終えた私の感想は「ああ、不二先輩、お素敵でいらしたわ…v」オンリーでした。ダメです、コイツもう目がハート形になってます。全27巻を爆読してる間「俺ビジョン」には、不二先輩のお姿しか目に入ってませんでした・よ…。(この場合の「ビジョン」とは、UMA子ちゃんの『乙女美ジョン』のようなものではなく、SLAM DUNKにおける『ハルコビジョン』様のものであるとお考え下さい。)
というわけで、ストーリーがどんなだったとかほとんどアタマに入っておらず、キャラの名前もかろうじて青学レギュラーの皆さんの顔と名前が一致する程度しか記憶しておらず…。
そんななので、二周目はちょっと落ち着いてじっくり読んでるわけでございます。

それで。
えー、1回目でも書きましたように、あの映画を見に行くまでの私の「テニプリ」に対する認識というのは、
「あ〜、なんか、ハンサムがたくさん出てくる、なんかスペクタクルな、今、世間で大・人・気なテニスマンガですよね?」
といったものでした。

…そして、とりあえず読んでみたところ、「"スペクタクル"っつーのはちょっと違ったかしら」と思いました。
ていうか、十分スペクタクルではあると思うのですが、私が予想してたセンとはちょっと違ってたといいますか。

いえ、あの、なんつか、もっと、こう、「マジメな顔して荒唐無稽なことやってる」トンデモ系のマンガかと思ってたんすよ。スマッシュを打つと背景に宇宙が広がってるとか、そんなかんじなのかと。でも、読んでみたら、意外にフツーのスポーツマンガだった…と、私は…思い…ました…ハイ…。
いや…いろいろと、中学生離れした(というか人間離れしてるかも)ありえねープレイとかやってるけど…でも、スポーツマンガ(そして少年マンガ)ならこれぐらいのありえなさはごく当然の範囲では…?と…。必殺技に名前がついてたりするのも、少年マンガならごく普通かと…。
技に名前がついてるつっても、「ジャコビニ流星打法」とか「人間ナイアガラ」(from『アストロ球団』)級のトチ狂った技名だったらもっと違った印象だったと思います。

ウン…もっとゲラゲラ笑いながら読めるマンガなのかと思ってたらそうでもないな、と思ったですよ、私的には…。そういう意味では期待どおりじゃなかったけど、でも普通に凄く(日本語が…)オモシロイっすよ!!カッコイイ場面はカッコよく、笑いをとる場面では笑いをとり。王道をいってるといえば王道かと。

あ〜、なんで「笑えるマンガ」だという先入観を持ってたのかといえば〜、…
そもそもが「テニスの王子様」というタイトルのせいかと思いまーす。だってー、だって、初めてきいた時は誰しもが「なんじゃそのフザけたタイトルは?!」と思ったはず!!
そして、メインキャラの在する学校名は…「青学」…と呼ばれてるらしい…ウン、よくネットで見かける言葉でした、「青学」…。コスプレ関連の話題だと「青学ジャージ」って言葉もよくきくな…でも、「青学」って、何の略?…と、思ってたら、「青春学園」、だって。なんじゃそりゃ!?フザけてる!!絶対フザけてる!!「きらめき高校」なみのインパクトだよ!
うーん、こりゃソートーフザケたマンガに違いない。
…と、思ってたわけです。ハイ…(縮こまって小さくなりながら)。
でも実際読んでみたら「ああ、このマンガのタイトルはまさに『テニスの王子様』以外ありえない!」と思えてしまうこの不思議。

あー、何巻か忘れたけど、パッとめくった次のページで、試合中の神尾アキラさんが1ページ大で「リズムにのるぜ♪」とか言い出したときは「ブフォッ」と吹いた。そこで初めて吹いた。『ここ笑うとこなのか?!』って意味で。

あー、あー、そいで、菊丸たんが分身の術を披露してくれたときは「やっぱトンデモマンガかも………。」と思いました。

すいません、言ってることがだんだん矛盾し始めてきた気がします。

ちなみに私が一番笑えたのは「青酢おそるべし」のコマかナ。たっぷり20秒ぐらいハラ抱えて笑いました。
 

つーか…27冊、ビジョン全開でカッ飛ばし読みしただけの身で言うのもなんですが、一番「トンデモ」なのって、不二先輩なんじゃないかと、思う…。
「三種の返し球(トリプルカウンター)」 って、何!?
…と思えば、「つばめ返し」はまだいいですよ。
「羆落とし」のネーミングセンスはスゲエと思いますよ。それ、自分で考えてるんですか先輩!?ねえ!?!技の内容からして「落とし」なのはいいとして、落とすものが「ヒグマ」。ひぐま…ひぐま…。ああ、劇場版でその名をきいた時からスデに私の胸の中に不二先輩の指定席ができあがってしまってたんだと思いますよ…。ひぐま。ひぐま…。
そして三つ目、白鯨(一発変換が「吐くGAY」だったよ…嫌だよそんな技は…。"白鯨"も登録されてねーのか、IME。に至ってはもうなんでそんな名前なのかわかんないよ!!グレートすぎるよ!!シンプルにして恐ろ凄いインパクトだよ!!誰がつけた名前なんだよ本当に!貴方なのか、貴方が自分でつけたのか!貴方の海は広すぎて僕には見えません!!(万一たまたま「これから読むところだよ!」とゆー人がいたらアレなので字隠しておきました…て、気にしすぎデスカ私。)

そうですよ、不二先輩ですよ。不二先輩っすよ。あああ〜〜〜、不二先輩はタマラン…ッッ!!きゅ〜。ところで不二先輩は世間のファンの方々(お嬢さん方)にはどーゆー風に呼ばれてるのカシラー??私の脳にはすっかり「不二先輩」でインストールされてしまいましたのですが!!「先輩」っていい響きッスよね!!先輩!!ウッス!!

てか、単行本読んでるうちによくよくよくわかりましたけれど、不二先輩、婦女子の方々に、それはそれはたいそうな人気なのですね…。フフフ、私も仲間入りよ。One of themよ。あー、そうだろうなー、やっぱ人気あるだろーなー、なにしろハンサムだからなー。いや、しかし、ハンサムつっても、あれだけいろんなハンサムがゴロゴロしてるマンガなのに、人気投票で一位をとってしまうこともあるほどの人気ぶりだなんて…そうか、そうなのか。すごいなー。
いいですね。「ハンサムで天才」。最強ですよ。ハンサムの天才は世界の宝ですよ。ルーザー様もしかりですよ。
てか、少年マンガの世界において、「天才肌」のキャラとゆーのは、こう、ハンサムってゆーか、外見が中性的寄りなことが多いよーな気もしてきました。ムキムキマッチョのたくましくも男くさいアニキが天才、っていうパターンはあんまない気がスル。

ああ、不二先輩。素敵だ。天才の貴方が好きだ。どんなありえねーことやらかしても「天才だから」で片付けられるそんなハンサムな貴方が好きだ。かわいいカオしてババンバンな貴方が好きだ。「名実共に青学ナンバー2」、この肩書きも素敵だ。ナンバー2。いい響きだ。オーベルシュタインのナンバー2不要論などここでは無意味だ。←? ナンバー2であっても副部長ではないあたりも素敵だ。おいしいトコをもってく貴方が好きだ。その、目のなくなってる笑顔が好きだ。そのなくなってる目が試合中に見開かれるのが好きだ。目がなくなってる状態で汗をダラダラ流してる姿も素敵だ。「羆落とし」の時に見返り美人になる貴方が好きだ。変な汁を笑顔で飲み干す貴方が好きだ。もっと変な汁を飲んで倒れてる貴方も素敵だ。姉と弟がいる真ん中ッコの貴方が好きだ。弟思いの貴方が好きだ。仲間思いの貴方が好きだ。スポーツマンのくせに普通に考えたら邪魔で邪魔でしょうがないであろう長すぎる前髪が好きだ。その髪に常にグラデーションのトーンを貼られてる貴方が好きだ。←? 一人称がボクになったりたまに俺になったりしてる貴方が好きだ。「ゾク…」とかしちゃってる貴方が好きだ。ドクンドクンとかしちゃってる貴方が好きだ。リョーマを君付けで呼ぶ貴方が好きだ。手塚部長とリョーマたんがコッソリ試合したことを「なんとなく」知ってた貴方が素敵だ。ダブルスで負けてても貴方は素敵だ。ただそこに立ってるだけの貴方も素敵だ。貴方が他人の試合の解説役に務めてる姿も素敵だ。乾先輩にデータを取らせない貴方が素敵だ。ビデオを見ている姿も素敵だ。柔らかく大口を叩く貴方が素敵だ。ちょっと困った顔の貴方も魅力的だ。驚いちゃってる顔の貴方も素敵だ。ニヤリ笑いをする貴方も素敵だ。静かに怒ってる貴方も鼻血ブー級に素敵だ。目が座ってる貴方はシビレルほど素敵だ。無茶をする貴方は失神するほど素敵だ。誰も見たことないほどヒートアップしてる貴方の姿はもはや「ああん、アタシを抱いてぇ〜」だ。ポケットに手ぇ突っ込んでる姿も素敵だ。ていうかしばらく読んでるうちにハンサムというよりむしろこの作品の絵柄の中では地味な顔のうちに入るのでは?という気が実はしてきてしまったがそれでも貴方はハンサムだ。167センチとゆー微妙な身長が好きだ。でもまだ中学生だし、もしかしてこれからさらに伸びてしまうのかと思うと動悸が早まってしまう…成長期…成長期…成長期…(ウワゴト)遊んでやがる貴方も素敵だ。心眼を開いちゃってる貴方も素敵だ。青ざめる貴方も素敵だ。くどいようだが天才のあなたが好きだ。学生服姿の貴方は反則だ。

なんかどっかの少佐の演説みたいになっちゃったナ…


ああ…!不二先輩………!!(焦点の合ってない目)

いやー、なんつか、この、二次元ハンサムにフォーリンラブするこの瞬間。何度味わってもいいですねえ。いいですねえ。いいですよ。フハハハ。前もどっかで書きましたが、私は世界中の二次元ハンサムを生産してくれる人に惜しみなく感謝を捧げます。
思えば遠い昔…そう、学生時代のある時期などに、「…もうこの先、マンガやアニメに『ハマる』なんてことは、ないのかもしれない…そんな作品には出会えないのかもしれない…いや、自分がそういう気持ちを持てなくなっているのかもしれない…二次元キャラに恋することなんて、もうないのかもしれない…フ…」なあああんて考えたりしたこともあったけど、あーもー、そんなこと全然なかったなかった、ハマれる作品は世の中にゴロゴロしてたし、自分の中のヲタク魂も死せず。今回も改めてそう思った。
も、いいっす。私、生涯一ヲタクでいいっす。引退する気まるでナシ。こんな楽しいヲタク魂、捨てる必要どこにある。結婚しても還暦過ぎても「○○萌え〜〜♪」とか言いながら暮らしてえ。まじで。
HALLELUJAH!!

↑これが言いたかったんだね。
 

あー、私不二先輩不二先輩って騒いでますけど、ウン、彼の出番以外のところもちゃんとおもしろいと思って読んでますよ、ハイ…。
主人公も良いです。リョーマ、良い。良いです。愉快痛快怪物くんは怪物ランドのプリンスだい♪と作詞なされたのは藤子不二雄先生ご自身であらせられるとのことですが、いやあ、実に痛快なプリンスですわリョーマたん。怪物ランドから来たんじゃないのか本当は。
イヤなヤツとか悪いヤツとかを天才的テニスでバッタバッタと打ち倒していく様などは読んでてひじょーに愉快痛快なものです。ちょっと「イヤなヤツ」登場しすぎのような気もしますけど(笑)ああん、カッコいいじゃねえかコンチキショウ。こーゆーの好きよ私。
 

あ、メッセージを頂戴しておりました、アリガトーゴザイマースv
えーとどれどれ
>私もテレビ東京系が憎い地域に住んでいるのでアニプリは見れないのですが、BS放送で見れる人に聞くと、「同人をアニメでやっている」内容なのだそうです。
………そ、それは…いったい…どんなん…なんでショウ…???(^▽^;)「同人をアニメで」…。げ、原作にないサイドストーリーとかを挿入してて、それが同人くさい内容だとか、そういうことなのでしょーか??…むおー、き、気になります。やはり私はDVDをレンタルしに行かなければ…!!
>たまに見れる人の家で見ると、ツッコミの入れすぎでノドがカラカラになる勢いです(でもそれは原作も)
そ、そんなに凄まじいのか、「アニプリ」…!そもそも、前から気になってたのです、何故「アニプリ」などという呼称が浸透してるのかと。他のマンガはアニメになってもそんな呼ばれ方しないのにね。(あ、あるかな他に?どーだろ)それ即ち、マンガとは異なった破壊力を持つアニメ作品に仕上がってるとゆーことなのだろーか、とか考えてしまいます。
ふふ…楽しみだなあ、アニプリ…!!(俄然ワクワクしてきたもようです!)
ところで原作もツッコミどころ満載だと思われますか、そうですか…。うーん。私はおかしな少年マンガの読みすぎでなにか感覚がマヒしてるのだろーか?!
 

…などなどと書きましたら、またメッセージ頂戴いたしました〜。アリガトーゴザイマス〜v
>アニプリはオリジナルが多いし、色々とありえなさに拍車がかかって笑えること間違いなしです!でも凄い時期にハマりましたね?
そうですか…マンガがアニメ化されると、ハナシがすぐ原作に追い着いてしまうのでアニメオリジナルエピソードが挟まれたり、はたまた演出過剰になったり、とゆーのはよくあることですしネ!(今アタマに浮かんだサンプルが『ミスター味っ子』と『聖闘士星矢』…)
そっか〜、ありえなさに拍車がかかってるのか〜〜、み、み、見たい!私はその「アニプリ」がどんなありえねー笑える逸品に仕上がっているのか、とっても見たい…!!
…「凄い時期」… それは…あの…アニプリ最終回間際に、ということ、でせうか…?
なははははは(T▽T) いやー、おいちゃんもビックリビックリ。

>スペクタクルなテニプリをお望みでしたら、やはり原作よりアニメだと思います。手塚ゾーン発動で手塚が黄金に輝きだしたあたりからアニプリの暴走というか本領発揮の始まりですよ。
えッ、アニプリって、そ、そんなんなのッ!?煤i^▽^;)
「手塚ゾーン発動で手塚が黄金に輝きだし…」…そ、ソレダー!私が求めてたのはそんなんです!(笑)そーゆーのダイスキ!!わはははは(見る前からすでに笑ってるよ)ぬあー!見たい!暴走したスペクタクルなアニプリが私はとっても見たい!!もうダメだ!!辛抱できねー!!今すぐTSUTAYAへ突進してDVDレンタルしてきてえー!!(…あ…会員証の期限、切れてたんだっけ…)ていうか行きつけのTSUTAYAにあるんだろうなぁ、アニプリ。なかったら泣きますわよ。

…てゆーかさ…177話も続いてたんですね、アニプリって…。そんなに長くやってたんだ…かれこれ4年ぐらいですか??ちょっと検索してみたら、…DVDの巻数もえらいことになってますわよ…ワクワクするやら気が遠くなるやら…。
 

…そんなわけで、私はこれからヒッソリと…世間様から大幅に(あまりにも大幅に)出遅れながらも…テニプリを…追いかけてゆきたいと、思います…
テニプリ、ありがとう。みなさん、ありがとう。許斐せんせー、ありがとう。
なんかしらんが世界中にありがとう。
 
 

ブラウザバックでお戻りくだされ。



 
 
 
 

誰一人(以下略)

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