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[PINK]エロエロ星人この止まれ! (20/20)[/PINK]

【ガイエ】田中芳樹作品エロパロ【ハァハァ伝説】
1 :前スレの921とか :04/04/20 23:18 ID:eeud4R1y
ガイエ(田中芳樹)の作品でハァハァするスレ。
銀河英雄伝説、夏の魔術シリーズ、薬師寺涼子シリーズ、
アルスラーン戦記などのエロパロでマターリ萌え。
【前スレ】 銀河英雄伝説@エロパロ板
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025910653/
【bbspinkスレ&SS保管庫】
http://pinktower.com/yellow.ribbon.to/~geier/

2 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:23 ID:bipwqEmi
2get!

3 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:23 ID:HvWRQtYk
2ゲトー

4 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:24 ID:MJgpgrCa
創竜伝は?

5 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:25 ID:Ro0uFoTx
>4
出来るものならどうぞ。

6 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:52 ID:782VL6Bw
2、3の見事なケコーンに藁いつつ乙ー


7 :名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:58 ID:kkLNPJXF
まつりたんハァハァ
らいむたんハァハァ
えすてるたんハァハァ

8 :敬具 :04/04/21 00:03 ID:lIqwDMEa
>>953 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 04/04/09 01:34 ID:8BOGY7iv
それなら、その間に即死回避用SSでも練っとくか

まことに勝手ながら期待してお待ち申し上げております。

9 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:06 ID:au4UsH+G
2、3の見事なケコーンに藁いつつ乙ー


10 :6=9:04/04/21 00:10 ID:au4UsH+G
二重スマソorz
らいむタンのアポーツとファランギース様の矢とお涼のハイヒールで
逝ってくる

11 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:12 ID:legLC9s4
>>10
それは、罰じゃなくて幸福だと思われ

12 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:30 ID:QgEm8Nz+
お涼がいないうちに泉田×お由紀ハァハァ
素顔が見たいような眼鏡onのままがいいような

13 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:45 ID:FgJ5dEav
>>1
乙〜。

>>4
ノーマルに始と茉理を一度見てみたい

14 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 01:14 ID:BY6a3VXB
>>4
天使のなっうわなにをするやめr

15 : ◆KBuFjYvVDg :04/04/21 01:15 ID:z8k+d3eh
>1さん乙です。
一度スレ立て挑戦してみたのですが「このホストからはスレ立て出来ません」
なメッセージが出てきてorzでしたのでほっとしてます。

即死回避の足しに「黒蜘蛛島」後日談のSS置いていきますね∀・)つ

16 :Onenight stand:04/04/21 01:18 ID:z8k+d3eh
「勝負ありね」
 涼子が誇らしげに笑いながら手札をばらまくと、テーブルの上が赤と黒と白で派手に彩られた。
「…予想通りですけどね」
 溜息とともに、私も手持ちのカードを放り出した。
この女王陛下は勝敗が分かりきっている戦いでも手を抜くつもりはないようで、
ここまでコテンパンに負けるといっそすがすがしい気さえしてくる。
「…で、私はどうすればいいんですか?」
 負けたら私が涼子の言う事を聞く、という約束である。これではいつもと大して変わら
ないかと思いつつ問いかけると意外な答えが返ってきた。
「プールで泳ぐから付き合いなさい」
「…こんな時間からですか?」
「寝る前の運動よ。夕食遅かったから少しはカロリー消費しないとね」 
 確かに寝る時間にはまだ早く、バンクーバー最後の夜をもう少し楽しみたいという気もする。
どのみち明日には日本への帰途につくから、せいぜい一時間も付き合えば
解放して頂けるだろうと踏んで返事を返した。
「わかりました…ただ」
「なに?」
「屋上のプールはまだ寒くないですか?それに水着を持って来てないんですが」
「ここ屋内プールもあるの。マリアンヌかリュシエンヌに案内させるわ。必要なものはあの娘たちに渡しと

くから、君は手ぶらでおいで」
 私の返事を待たず、じゃあ後でねと言い残して奥の部屋に消えた。

17 :Onenight stand:04/04/21 01:19 ID:z8k+d3eh
 エレベーターから降りると、プール特有の塩素の匂いがかすかに鼻を刺した。
誰もいない廊下をマリアンヌが先に立って進み、次いで私、そしてバスローブを抱えたリュシエンヌが従う。
いつもは溌剌としたメイド達が、なぜか二人してこれまで見た事がないほど硬い表情を浮かべている。
突き当たりのガラス扉の手前で二人が歩みを止め、無言で私の方を見た。
「ムッシュ…」
 バスローブを私に手渡しながら、リュシエンヌがためらいがちに口を開き、
いつになく不安げな表情でマリアンヌが後を受ける。
「…ミレディ、オネガイシマス」
 私のフランス語能力では彼女達の表情の理由を訊けないのが気がかりだが、プールで泳ぐだけなのだから

心配するような事は何も起こらないだろう。
「ダイジョーブ」
片言の日本語に引きずられたせいか、アヤシゲになまった返事をすると、
二人ともほっとしたように微笑んで私を見送ってくれた。

18 :Onenight stand:04/04/21 01:21 ID:z8k+d3eh
 プール室に入ると視界がにわかに翳った。小さなスポットライトが観葉植物の根元を
ライトアップしているだけで薄暗く、一瞬誰もいないのではと思ってしまうほど静まり返っていた。
「…警視?」
プールのへりに立つと、涼しげな水音とともに白い影が足元に泳ぎ寄った。
縁に頬杖をつき、こちらを見上げてあでやかに笑ったが、形のよい肩がむきだしになっている事に気付いて
慌てて視線をそらせた。
「水着はどうなさったんです?」
「スキニー・ディッピングだけど?たまにやるって言ったでしょ」
「し、失礼しました」
 とびきり魅惑的で美しい眺めだが、それを帳消しにしてなお余りある危険な光景でもある事を
熟知している身としては、この場から一刻も早く立ち去りたいところである。
 踵を返しかけた次の瞬間、足首を強く引かれ足元から地面が消失した。派手な水音とともに周囲の温度が

一気に低下し、酸素を求めて体中の細胞が悲鳴を上げる。水面に顔を出し、深呼吸して目を開けるより先に

叫び声をあげた。
「何するんですか!」
 予告なしにプール引きずり込まれたのだから、これ位の抗議は許されるはずだ。
 だが目を開けて涼子の姿を見るのとほぼ同時に、勢いを削がれて思い切り顔をそらす羽目になった。
殆ど水中に隠れているとはいえ、白い胸元を至近距離で正視するのはあまり心臓に良いとはいえない。


19 :Onenight stand:04/04/21 01:22 ID:z8k+d3eh
「付き合う約束でしょ?誰が出て行っていいって言ったの?」
「裸で泳ぐとは聞いてません!」
「安心なさい。君も脱げなんて言わないわよ」
…安心などできるものか。いくら何でもこれはまずい。危険極まりない相手とはいえ、
全裸の、しかも絶世の美女を前にして平常心を保てるほど私は出来た人間ではない。
「あのですね…」
「いいじゃない貸切りなんだから。大体どんな格好で泳ごうがあたしの勝手でしょ!」
 このままでは埒があかないので涼子から背を向けようとしたが、水の抵抗と濡れた服が
邪魔をして思うように身体が動かない。その間にも柔らかく、適度な弾力のあるものが
つかず離れずまとわり付き、時折シャツの袖や襟が軽く引っ張られる。
それが何であるかについては努めて考えないようにしながら水を掻き、少しでもこの危険な上司と距離を
取れるように無様な水中ウォーキングを始めたが、詰問する涼子の声は止まない。

「こっち向きなさい!人の目見て話なさいよ!」
「仰る事は正論ですが、この状況ではお断りします!」
「だから、あたしの勝手でこの格好なんだから気にしなくてもいいじゃない」
「気にします!あなたの勝手なのはその通りですけど、その格好で私と泳ぐ気ですか?」
「あたしはそのつもりだけど?何か問題ある?」
「大ありです!!小学生同士じゃないんですから、誤解されたらどうするんですか!?」
「どういう誤解よ!」
「具体的に言わせる気ですか?それセクハラですよ?」
「仕事の時間はもう終わり!って、君セクハラになるような事考えてたの?」
「考えてませ…うわっ!」

抗議しようとした瞬間、不意に背中に固いものが触れた。プールの端に追い詰められた事に
動揺してつい目を開けると、水深が浅くなっていたため涼子のあられもない姿が
ストレートに視界に入ってきた。
すぐに顔を背けて目を閉じたが、優美な曲線を描く白い残像が瞼の裏に焼きついて
なかなか消えてくれない。

20 :Onenight stand:04/04/21 01:26 ID:z8k+d3eh
 慌てる私をよそに、ほんの少し笑いを含んだ声が室内に反響した。
「そこまで期待されてて引き下がったら女がすたるわね」
 期待してませんってば。そう言いかえそうとした時、おもむろに右手に温かくしなやかなものが絡みついた。
──涼子が私の手を握り、高らかに言い放った。
「よし泉田!今夜はあたしの事好きにしていいわよ!」
「へ?」
思わず間の抜けた声が口をついて出てしまった。
曲解もはなはだしい。私の言葉のどこをどう読みとったらそうなるのだ。
 これを言ったのが涼子じゃなかったならなあ、などと一瞬でも思ってしまった事はひとまず置いて、
慌てて右手を振りほどいた。

「何でそうなるんですか!期待なんかしてません!」
だが、抗議など全く意に介さないとでも言うかのようにネクタイがくっと引き寄せられ、
柔らかいものがしなだれかかってきた。
「いけません!」
「いけなくない!あたしが赦す!」
「気の毒な部下をからかわないで下さい!!」
ネクタイを解こうとする指を振り払い、まとわりついてくるものを闇雲に突き飛ばすとごく短い小さな悲鳴があがった。
声に気を取られ、うっかり目を開けてしまったのが運の尽きだった──身もフタも無い言い方をすると
至近距離で視界に飛び込んできた涼子の裸に、目が釘付けになってしまった。

21 :1:04/04/21 01:40 ID:HJdFNLIC
>>15さん
今晩はここまでですか?
続き楽しみにしつつ寝るでし。

22 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 01:46 ID:Ze07Cj7Y
いきなり神が降臨してる〜!!
しかも待ちに待ったカップリング

23 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 02:46 ID:jLYek0lU
神降臨保守

24 :Onenight stand:04/04/21 08:02 ID:VasLccf5
 真珠を思わせる傷一つない白く滑らかな肌は水滴を珠のように弾き、
繊細かつ優美な曲線を描く身体の線からは、触れずともその柔らかさが容易に想像できる。
かたちはまぎれもなく大人の女性の身体でありながら
無垢でみずみずしい、どこか少女めいた雰囲気があり、
男ならば惑わされずにはいられない色香を漂わせるくせに
邪な気持ちを抱く事が後ろめたく思えるような、芸術的な美しさをたたえた身体。
これほどまでに見るものを魅了する裸体を、私は他に知らない。

 その身体の主が無防備な表情を私に見せたのはほんの一瞬の事で、
すぐに眉を吊り上げ、見慣れた表情でこちらを睨み付けてきた。
「違うわ!」
噛み付くような声と同時に、このまま縊り殺されるのではないだろうかと思うほど
強い力でネクタイを引っ張られた。顔を近づけられて、一瞬心臓が跳ねる。
「からかってなんかないわよ!」
叫ばれても事態の急な変化に身体がついて行けず、ただ涼子を見ることしかできない。
凍りついた空気に耐えかねたかのように、見るものを灼くような涼子の視線が不意に鋭さを失った。

「……そんなに、嫌?」
力なく手が下ろされて絞殺は免れたが、それを喜ぶ気にはなれなかった。
大きく目を見開いて、唇をきゅっと結んだ表情───彼女らしくない緊張をはらみ、
泣き出しそうなのを必死で堪えているようにさえ見える顔から目が離せなかった。
 言葉が途切れると辺りは不意にしんと静まり返り、濡れた髪から水面に落ちる雫の音だけが
やけに大きく響く。
見たこともない表情のまま、所在なげに佇む姿は童話の人魚そのままの風情で、
ここでこの人を拒絶したら次の瞬間には泡になってしまうのでは、
などと馬鹿げた想像がふと脳裏をよぎる。

25 :15:04/04/21 08:03 ID:VasLccf5
細切れでスマソですがちょっとだけupしますた。
続きは夜以降にでもノシ

26 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 13:53 ID:AiVW/Ffc
おお、神降臨

「よし泉田〜」のとこを山純な男気を感じた

27 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 15:31 ID:jLYek0lU
神降臨戦線保守

28 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 19:25 ID:4ORp92is
>>26
をいw

29 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 20:40 ID:HwMVRApg
>28
「ウホッ!いい男…」
「よかったのか(ry
俺はドラよけだって構わないで食っちまう人間なんだぜ」

30 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 22:13 ID:jLYek0lU
即死回避は何レスなのかな?保守

31 :名無しさん@ピンキー:04/04/21 22:51 ID:FgJ5dEav
何レスというよりはサイズじゃなかったか

32 :15:04/04/21 23:58 ID:au4UsH+G
皆様こんばんは。プロバがアクセス規制食らったので、
しばらくはSS投下出来なさそうです_| ̄|〇
即死回避できている事 を祈りつつ、規制解けるまでは
携帯から保守に参加しますね。

33 :名無しさん@ピンキー:04/04/22 02:11 ID:1F3YougW
ふがー!ちくしょう、どこの荒らしのやろうだ・・・呪ってやる!
規制解除を首を長くして待ってます。

34 :ルッツの苦悩:04/04/22 23:58 ID:Bx9Em6Ih



「では、まずは患部を見せてもらいますね」
 そう告げながら作業をはじめる。ここでちょっとした問題が生じた。
 患部の隆起がチャックをおろすという行動を阻害しているのだ。ちょうど山頂のあたりでチャックの行進が止まってしまった。
 これ以上無理に進行するなら、患部にさらなる傷を負わせる結果にもつながる。クララが私に助けを求める。
 意識とは無関係に、衣服を突き破ろうとするかのように動く患部に半ばあきれながら、患部をなだめつつ外気にさらけ出した。
 よほど衣服の中が窮屈だったのか、すさまじい勢いで再び天に頭をむける。私も苦笑するしかなかった。
 自己主張激しい患部にクララが視診を始める。いろいろな方向から観察されるのだが、多大に羞恥心を刺激するものだった。視線で愛撫されている感覚におちいる。
「大きく腫れている以外は特に問題は無いようですね」
 あっては困る、とは思ったが口には出さない。患部の方は異論があるらしく、言葉の代わりに先端の傷口より透明な膿を出しはじめた。
 そのことに気づいたクララは膿の出る傷口に栓をするように指で塞ごうとした。敏感な場所に快い刺激を受けた結果更に出し続ける結果となる。
「そこばかり触らないでくれ」
「気持ちよく無かったかしら」
「いやどちらかと言えば良いんだが、そこは感じやすくて」
 それを聞いたクララは、数ミリ単位の振動を指で作り出し先端の傷口に与えはじめた。未知の刺激に思わず唸ってしまう。
「お気に召しまして?」
 その問いに無言で頷いた私に気をよくしたのか、余った一方の手で患部をマッサージし始める。曰く触診とのことだ。
 人差し指を筋に沿って軽くなでる。括れの部分は特に念入りにしているようだ。喉の奥から出かかった声をぐっと堪える。
 指先で患部を嬲っているクララに恍惚とした表情が伺える。楽しんでいるのは明らかだ。辛かったら声を出していいんですよ。と言われたが矜恃が許さない。息を荒げつつ
「いいんだ続けてくれ」
 と頼んだ。


35 :ルッツの苦悩:04/04/23 00:00 ID:uYS2El2u
 
 
 
 診断の結果膿は揉み出すことになったらしい。そう聞いたとき、私は一つの提案を切り出した。
「どうだろう、よろしければ私の上で施してもらえないだろうか」
 少し考え込んだ後、短くええ、と答えたクララは私の上に跨る。患部に向けて座ったクララは必然的に私の眼前に尻を向ける格好となった。
 クララはワセリンを自分の手につけると患部を包み込んだ。一瞬薬品の冷たさの後に柔らかな感触が全身を貫く。
 自然吐息が漏れる。
 患部を挟み込むように手を組んだクララはゆっくりと上下に揉み出す。私を慮るせいなのか、仕掛かりは触れているだけとほぼ変わらない具合だった。
 触れてもらえるのは非常に嬉しいことなのだが、それだけでは荒くれた患部を大人しくさせることは出来そうになかった。
「すまない。その程度では直ってくれないんだ」
「荒療治がお好みなのね。困ったこと」
 私の顔をちらりと見やり。小さく口元をあげたクララは手に力を込めつつ言い放った。
 しなやかな手首はまさに全てを絞り取らんばかりの動きだった。特に根本はより強めに、先端はやや弱めながらその分指の動きを激しいものとしている。望外の刺激につい声が漏れるのを許してしまった。
「よかった」
「何が良いんだ。」 
「だって、あなたったら意地をお張りになって何も仰らないのですもの。それではちゃんと治療になっているかどうか判りませんわ。でもちゃんと効果があるようね」
 嬉しそうに言い放つと指の動きは激しさを増した。
「ば、馬鹿。ううっ……」
 造形美を誇るクララの指に患部を弄ばれ、私の忍び声は徐々に多くなっていった。血も感覚も全て患部に集中するのがわかる。
「こんなに固くなって…… さあ、早くお出しになって」

36 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 00:02 ID:uYS2El2u
新スレ乙です。
即死回避のため、微力ながらご協力させて頂きます。
続き予定は未定でお願いします。

37 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 01:18 ID:FCFOq/3r
>>36さん乙津。
それと、前スレがヴァルハラ逝きになったようなんで敬礼。

38 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 01:26 ID:BqfRT+kD
敬礼。
さよならオレの思い出。

39 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 03:20 ID:65/DN5/F
敬礼


40 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 18:47 ID:UFviPFma
敬礼
>>36さんすごいイイ!続き激しくキボン(・∀・)

41 :名無しさん@ピンキー:04/04/23 19:37 ID:mX+iAZ7r
敬礼(`・ω・´)

42 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:51 ID:gkIAkgCz
帝国軍の影は見えないし通信もない。しかし戦闘は確実に迫っていた。
昨日より今日、今日より明日。ジリジリと肌を刺すような緊張感が霧となって室内に散布されていた。
「僕の部屋は広いから使っていていいよ」
「え?」
メインスクリーンを見つめながらユリアンは言った。目を丸くしてカリンは若者
の横顔を見つめた。
「使って良いって言ったって・・・・」
「僕は当分帰れそうにないから君が使っていて構わないよ。
せっかく広いのに誰も使っていないんじゃもったいないから」
戦艦ユリシーズは順調といえる航行を続けていた。航路は乱れていないしいつも
のように敵を見つけてもいない。イゼルローン共和政府革命軍司令官ユリアン・
ミンツの旗艦に配属されていたカーテローゼ・フォン・クロイツェル伍長は、戦
闘前の暇を持て余して司令室にひょっこり顔を出した。
本来なら彼女のような下っ端軍人には許されないことだったがそれが可能なとこ
ろにヤン艦隊の底無しの陽気さがあった。
カリンは当惑してしまった。なんと司令官の私室を使ってよいというのだ。確か
にユリアンたち高級士官には二部屋ほどの個室が与えられるが、カリンのような
一般兵だと一部屋に三段ベットが二台という具合だ。使って良いなら使いたいが
伍長如きが司令官の私室を使って良いとも思えない。

43 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:52 ID:gkIAkgCz
彼女が言葉に窮しているとアッテンボローが
 「遠慮しなくて良いぞカリン。せっかく広い部屋で寝れるんだから使えばいいさ」
 と勧めてきた。ユリアンもいつもの優しい瞳で促すのでだんだんと彼女の頑なさは取れてくる。
予測不能の事態に緩急自在に対応できるようにしておくため、イゼルローンとユリシーズを行ったり
来たりしているユリアンにとってはせっかくの高級待遇の個室も空き家同然だ。
そのことを充分ユリアンが説明し、最終的には彼女の直接の上司であるオリビエ・ポプランが
 「使っちまえカリン。なぁに、もしユリアンが男の正当なる下心によって
お前さんの使用中に不法侵入してきたら、
それこそお前のお得意の平手打ち6ダースで撃退してやればよかろう」
 という言葉で彼女は了承した。
 ユリアン・ミンツのことを「友達以上恋人未満」の相手だと思っているカリンには
まるっきり冗談にしてしまえない複雑さがあって赤面するのだが、適当な苦笑いをして
済ませてしまっているユリアンの真意は探れそうに無かった。
 ユリアンは部屋のカードキーとパスワードを与えてカリンを見送った。
ポプランの冗談を笑って誤魔化したユリアンだったが
このときはまだ誤魔化せる以上のことを考えていたわけではなかった。

44 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:53 ID:gkIAkgCz
 反射的に振りかえるとそこにユリアンが居たことにカリンは驚愕した。
自分が下着姿だということを思い出した彼女は咄嗟に腕で体を隠そうとする。
しかし目の前で凝固するユリアンの視線から完全に逃れることはできなかった。

 心なしかベッドが大きいような気がする。カリンは改めて高級待遇のなんたるかを
思いながら部屋を見渡した。ユリアンから預かったカードキーをナイトデスクに置き、
ベッドの上に置いてあったガウンを拝借することにする。せっかくの寝台も軍服で寝ては
寝心地が悪い。カリンは軍服のジャケットを脱ぎ捨て、スカーフ、ブラウス、スラックスと順に
脱ぎ去っていく。カリンの下着姿が部屋に現れた頃、突然ドアが開いて彼女は振りかえった。
 機械音と共に開いたドアから視界に飛びこんできたカリンの下着姿にユリアンの息は詰まった。
体が凍結したように固まってその場に立ち尽くす。息ができない。
 しばらくは部屋を空けるはずだったユリアンは急に空いたスケジュールに戸惑った。
今しがたカリンに明渡したばかりの部屋に戻るべきかどうかで悩んだのである。
結局、部屋は彼女にそのまま使ってもらって、部屋に置いてあった緊急用の直通端末機だけを
持ってくることにした。まだ彼女があまり部屋を使わず、あるいは逆に眠っていてくれることを
祈りながらユリアンは声紋照合をして自室のドアを開けた。
 ユリアンの視線を全身で受け止めながらどういうわけかカリンは動けなかった。
驚き、怯え、羞恥、それらが融合して彼女の足を痺れさせている。
 今すぐ立ち去るべきだということをユリアンはすぐに思い致せなかった。
下着しか身につけていないカリンに視線も心も釘付けだった。
しかし彼女の怯える青紫色の瞳を見るとどうしたらいいのか解らなくなり、
ユリアンは勢い良く回れ右をして彼女に背を向けた。


45 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:54 ID:gkIAkgCz
 カリンは彼の背中にユリアンの男としての断片を初めて見た気がした。
清潔感漂う優しげな外見にやや潔癖なところのあるユリアンには他の男に有るような
野卑な男っぽさは無い。だから彼の反応を見て彼が紛れもない男であることを
カリンは初めて実感した。そして自分を見てそう感じてくれたことが彼女にはどこか嬉しかった。
好きな男に魅力を感じさせることができた喜びだった。
しかし彼女は自分の置かれた立場がかなり危険な状態であることを忘れている。
 ユリアンは握りこぶしを震わせながら必死に床を見ていた。
しかし実際には見ていない。彼の目にはカリンの下着姿が焼き付いていた。
白いブラジャーに押し包まれた柔らかそうな二つの胸。
なだらかな三角州を隠す下着と、そこから伸びる二本の白い太もも。
下着に寄せられて出来た胸の谷間もくるぶしの具合も
全てがユリアンの肉眼にくっきりと刻まれていた。
彼の脳にカリンの残像がありありと再現される。
あの下着の下はどうなっているのか?
あの下着の中にはアレがあるに違いない
ユリアンの中で想像が急速に膨らんでいき、同時に男としての機能もざわつきだした。
 そんな彼に聞こえてきたカリンの頼りない声は彼を欲望の淵に突き落とした。
 「あの・・・・ごめんねユリアン・・・すぐ・・着替えるから」
 ユリアンの中で何かが弾けた。

 あるいはオリビエ・ポプランの言は冗談ではなく「予言」だったのかもしれない。

46 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:55 ID:gkIAkgCz
 慌てて振りかえり、脱ぎ捨てていたジャケットを取ろうとしたカリンは
後ろから突然ユリアンに抱きしめられて悲鳴を上げた。
 「きゃあっ!?ゆっユリアンッ!?」
 振りかえろうとしたカリンの唇をユリアンは奪った。
何度か強く吸ったあと舌を入れてカリンの口内を犯す。
 「ンッ!?ンンーーーーーっ!!」
 カリンは咄嗟にユリアンの肩を叩いたが力が入らない。
ユリアンの激しいキスに力が抜けてしまって足がガクガク震える。
彼女が抵抗できないと悟るとユリアンはそのままベッドに押し倒した。
ユリアンの体重を受けてカリンに女の恐怖が襲いかかる。
しかし彼女が悲鳴を上げるより先にユリアンの唇が彼女のそれを塞ぐ。
カリンの若い四肢を感じて我慢できなくなったユリアンは下着ごと二つの乳房を掴む。
カリンは強張って叫んだ。
 「いやあっ!駄目ッ!ユリアンやめてっ!!」
 カリンは悲鳴を上げて嫌がった。カリンはユリアンが好きだった。
前からずっと彼との新しい関係を予感していた。でもそれがこういった形で「決定」
されてしまうのは嫌だった。だがユリアンの手はさらにカリンの胸を掴みまわしてくる。
 「嫌ぁっ!やめてぇお願いっ」
 激しいキスと掴まれた胸に混乱しながらカリンは聞いた。
これからどんなことになろうとどうしても聞いておかなければならないことだった。

47 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:56 ID:gkIAkgCz
 「ユリアンはあたしのこと好きなの!?」
 ハッとなってユリアンは体を離した。下から潤んだ青紫色の瞳が見上げてきた。
 「あたしのこと好きなの?もしそうだったら黙って頷いたりしないではっきりおっしゃい」
 「好きだよ」
 ユリアンは自分でも驚くほど正直に答えていた。いつもは喉まで出かかってもついには
言い出せなかった言葉なのに。
 「・・・・・本当?」
 「本当だよ」
 「嘘!」
 「嘘じゃない!」
 「こんな状況だからそんな適当なこと言うんでしょう!?」
 「違うよ!」
 カリンの考えはもっともだった。この状況で告白されてもきっと信じられないに違いない。
 ユリアンは少し間を置いてゆっくり話した。
 「君だって・・・本当は知っていただろう?僕の気持ちなんか」
 ユリアンはカリンが好きだった。
 自分が意図しているよりもずっと深く彼女を想っていた。
自分だってまさかこんな形で彼女を求めたかったわけじゃない。
彼女に赦してもらって初めて獲得できる神聖な勲章になるはずだったのに。


48 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:56 ID:gkIAkgCz

 「そんな言い方・・・卑怯だわ」
 二人の間に共通の期待と予感があったことを双方が認める形になった。
 「ごめん・・・・でもカリン。今だけ・・・今だけ許してくれないかい?」
 ユリアンを睨みつけながらも瞳を滲ませるカリンを落ちつかせるように頬を撫でる。
 「これから戦争が起こる。僕は何としても生き残るつもりだし
もちろん君にもそうであって欲しい。でも僕も君もいつ死んでもおかしくない。
こんなこと言うの図々しいと思うし、言い方だって卑怯だと思うけど・・
今だけ・・・・今だけでいいから・・・お願いだ・・」
 なんて傲慢な言い方だろう?そう思いながらもユリアンは何としてもカリンを抱きたかった。
好きな女の子の下着姿を目にして既に自分を制御できなくなっている。
どんな罵倒を受けても構わないから彼女の中に身を埋めて思いを遂げずにいられない。
 カリンはしばらくユリアンの瞳を見つめていたが、ふいに目を背けて呟いた。
 「私・・・・初めてだし・・・いつ出動するか解らないから・・・優しくして・・」
 頬を染めて恥じ入るように目を瞑るカリンを見てユリアンは恋が成就した悦びを感じた。
ユリアンは再びゆっくりとカリンの上に覆い被さった。
 「カリン・・・・その、好きだよ」
 彼は師父より遥かに上手い接吻をした。

49 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:57 ID:gkIAkgCz
 欲望を抑えられない自分を赦してもらうように、ユリアンはカリンに優しくキスした。
頬に、額に、睫毛に、耳朶に接吻をしながら彼は手際良くカリンのブラジャーを外す。
唇を離して露になったカリンの乳房を見る。白くて独特の丸みを持ったそれが
中央に薄紅色の蕾を乗せている。ユリアンの喉はカラカラに渇いた。
 「・・・みっ・・見ないで・・・・」
 「・・・・・・・・・・・ごめん・・」
 ユリアンの視線で乳房を覆われたような気がしてカリンは恥ずかしさに消えてしまいたくなった。
いつもは気が強くてやや乱暴なところのある彼女の弱々しく恥らう姿を見て
ユリアンの中の彼女を激しく求める欲と深く恋うる想いが相克した。
 ユリアンはゆっくりと手を伸ばしてカリンの胸に触れた。

 ふにゅっ・・

 「ぁっ・・・」
 カリンの唇から僅かな溜息が漏れた。ユリアンは少しずつカリンの胸を揉んでいく。

 ムニュッ ムニュムニュ・・・
 
 「ン・・・ァ・・・ぁ・・・ァァ・・」
 カリンの胸がユリアンの手に揉まれて色んな角度に形を変える。
ユリアンはカリンの表情を観察した。顔を赤くして困ったように眉間に皺を寄せる
姿が可愛くて一秒も見逃せない。そう思いながらもやはり欲は抑えられず、
鎖骨や胸の谷間にキスを繰り返し、ユリアンは自分の好きな女の子の乳首を口に含んだ。
 「あんっ」

50 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:58 ID:gkIAkgCz
 吐息というよりはっきりとカリンは喘いだ。口に広がる感触に感動して吸いこむと
カリンの声はさらに高くなる。
 「いやんっ・・ぁ・・・・ダメ・・」
 もう抑えられなくなったユリアンはカリンの乳首を丹念に舐めて何度も吸った。
くすぐったくてもどかしい快感に身を捩るカリンを抑えつけて彼女の左右の乳房を
交互に攻めた。カリンは初めて味わう正体不明の感覚にわなないた。
 「ぁっ・・ぁっ・・ああん・・やめて・・ァァ・・・」
 ユリアンの指が乳首を捻るとカリンの体に甘い痺れが走った。
 「やぁんっ・・・ああん・・やめてぇっ・・」
 自分が思ったより素直に快感を受け入れていることにカリンは驚いていた。
本当はSEXなんて気持ち悪くて嫌なものだと思っていた。
ユリアンを好きになってからはそうでもないかもしれないと淡い期待をもったりもしたが
どうしても破瓜の凄まじい恐ろしさや体を弄られる不快感のほうが想像しやすかった。
それでもユリアンに赦したのはこれ以降はこんな機会が訪れないような気がしたからだ。
ここで断ってしまったら傷ついた真面目なユリアンがもう一度換気するのは
相当先のことになりそうだし、もしかしたら本当にどちらかが死んでしまうかもしれない。
せっかく自分とユリアンを繋いでくれる糸がここで遮断されてしまうように思えたのだ。
なにより自分を欲するユリアンの熱い瞳を拒絶できなかった。
 「いやぁ・・・あんっ・・・アンッ・・・ユリアン・・・」
 ユリアンが硬くしこってきた乳首に少し歯を立てて吸うと
カリンの体に甘くてもどかしい痺れがほとばしった。
 「ああんっ!やめてぇっ・・アッ・・アアッ!」

51 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:59 ID:gkIAkgCz
 ユリアンはカリンの乳首を赤ん坊のように吸いつづけながら
手を彼女の股の間に滑りこませた。
下着の上から彼女の最も大事な部分を触れると湿気と温度が溜まっていた。
 「ユッユリアン!?やめてっ!そんなところっ嫌ッ!」
 未知の場所を触られて混乱するカリンの乳房を揉みながらユリアンは
指を下着の脇から中に入れた。カリンの割れ目は愛液で溢れている。
 「いやああっ!やめてぇっ!なにをするのよ!」
 カリンの怯えて嫌がる姿を可愛いと思いながらユリアンは割れ目の上部にある
蕾を探した。蜜に埋もれたそれを見つけると指の腹で優しく撫でる。
カリンの体が痙攣した。
 「いやっ!アッアッやめてっ・・あっああん!っだめぇっ!」
 ユリアンの指が擦るたびに抗えない疼きが鋭く駆け巡る。カリンは顔を振って悶えた。
今まで以上に激しくよがるカリンを見てユリアンは彼女の耳元に囁いた。
 「気持ちいい?カリン」
 「いやあ〜〜んっ!」
 カリンの幼い体は初めて味わう甘い快感で満たされていた。

 ハタから見たらレイプしているように見えたかもしれない。
ユリアンは未だに軍服を脱いでおらず、彼に組み敷かれたカリンはあられもない姿だ。
 「あんっあんっやめて・・お願い・・ああんっ」
 クリトリスをしごかれたカリンは口では「やめて」と言いながらももはや
ユリアンの指から逃れられなかった。ユリアンはカリンの含羞の表情が堪らない。
自分自身が固くなるのを感じながらカリンの女の弱点を愛撫した。
皮を向くようにこすり、爪でひっかくとカリンの白い足がわななく。
 「ひぃんっ!ああんっアッアッ・・はぁ・・ンッやぁんっ」

52 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 04:06 ID:gkIAkgCz
 ユリアンの指がカリンのクリトリスを摘んで捻りあげると
カリンの体はどこかへ激しく流されていった。
 「ああんっいやああああっ!」
 下着の中にどっと液が溢れる。カリンは早くも軽く達してしまった。
初めての体験にカリンが混乱している隙にユリアンは満を持して
カリンのパンティーを脱がした。
 「あっ!」
 呆然としている瞬間だったのでカリンは全く抵抗できなかった。
脱ぎ去った下着をベッドの下に落とし、いくらか迷ってから靴下も脱がせた。
ユリアンの目の前に十七歳の瑞々しい処女の生まれたままの姿が晒された。
カリンはついに裸に剥かれ、ユリアンの熱くて執拗な視線を全身に受けて
あまりの恥ずかしさに泣き出しそうになった。涙目になって懇願する。
 「ゆっユリアン・・部屋の電気・・消して」
 「嫌だ」
 「ユリアン!」
 「君をちゃんと見たい。全部・・」
 ユリアンはカリンの足をM字型に開かせると両足首を掴んで固定させた。
彼の眼前に彼にとって神聖な秘境が広がった。カリンはイヤイヤして泣いた。
 「やだあっ!見ないでぇっ!」
 ユリアンはやめない。紅茶を薄くいれた色より弱冠濃い色の樹海が
透明の川の両側に生い茂っている。ユリアンは生唾を飲み込んだ。
夢にまで見た恋しい女の子の秘密の場所を彼はついに見ることができたのだ。
ユリアンの視線を痛いほど感じてカリンは泣いた。
カリンがすすり泣くごとにヒクヒクと動く秘口にユリアンは誘われるようにキスした。
 「いやあっ!」
 信じられないところに感じた感触にカリンは叫んだ。
しかしユリアンはそのままカリンの濡れた谷間に深く口付けて
彼女のもっとも大事な入り口を舌でゆっくり舐めた。
 「やだっやめて、そんなとこ・・アッああっ!」 

53 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 04:07 ID:gkIAkgCz
即死防止のために軽いものをやろうとしたのですが終わりませんでした。
すごく嫌なところですがとりあえずここまでです。
続きは未定です。

敬礼

54 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 09:35 ID:6m8XS/a+
三人目の神がきてたとは。乙です。続きも期待。

55 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 10:49 ID:KosKQ97p
つつつつ続きは未定ですとっ?!!

⊂⌒~⊃。Д。)⊃

56 :名無しさん@ピンキー:04/04/24 17:02 ID:nR/G6Mky
「巴里・妖都変」の文庫版、メイドさんのカラーイラストに目がくらんで買っちゃいますた
次はお由紀の水着イラストキボン!
……難しいかな

57 :42:04/04/25 04:43 ID:yN4a96pa
 ユリアンはそのまま入り口を犬のように舐めた。
舐めても舐めてもカリンの口は次から次へと濡れてくる。
 「やめて・・やぁ!そんなトコロ・・ァッ・・汚っい・・あんっ」
 カリンはユリアンの頭を引き剥がそうとして掴んで顔を振る。
しかし彼の頭は離れない。それどころかさらにしゃぶりつくように舐めてくる。
今まで誰にも弄られたことの無い手付かずの場所をユリアンの舌が這いずった。
 「いやぁんっ・・やめてぇ・・アッ・・ああっ・・駄目ぇっ・・」
 粘液と愛液にを舌で擦り付けられてカリンは不思議な気持ち良さに怯えた。
ユリアンは彼女の一番大事なところを舐めているという状況に堪らなくなり、
舌をすぼめて穴の中に差し入れた。圧迫感に媚肉をめくられてカリンの体に
鋭い痺れが駆け巡った。
 「いやああっ!ああんっ」
 未だ閉じられている侵入口を押し広げるように少しずつ舐める。
じわじわと入り口を掘られる感覚にカリンは震えた。
 「やめっ・・ああ・・なにするの・・やだぁ・・」
 ある程度入り口を広げるとユリアンはところ構わずカリンの谷間を舐めた。
愛しい女の子のまだ誰にも荒らされていない聖なる原生林をなめずにいられなかった。
おかげで敏感な肉をベロベロと舐められたカリンは熱い痺れを煽られて
彼の頭を掴んで顔を左右に振って身悶えた。
 「やっ・・ああ・・んっ・・だめぇっアッアッああんっ!」

58 :42:04/04/25 04:44 ID:yN4a96pa
 いったん口を離したユリアンの顔はカリンの愛液にまみれていた。
さっきよりもさらに赤く充血し耐えず女の液を吐き出すカリンの女陰をじっと見つめる。
服を脱ぎ捨て、はやる気持ちを抑えながらユリアンはゆっくり手を伸ばす。
茂みを掻き分けて彼女の入り口の輪郭をなぞる。
 「あっ!」
 今度はユリアンの指が触れていると解ってカリンは思わずあとずさった。
腰を引こうとするのをユリアンは許さず少しずつ彼女の中に指を進めていく。
愛液と混ぜて慣らしながらカリンの穴を掘り進めていく。
 「あ・・・あ・・・あ・・」
 カリンの頭は激しく混乱した。
自分でさえ今まで知らなかった場所に指が粘液を伴なって入ってくる。
痛いような気持ちいいような圧迫感が徐々に水深を深めてくる。
ユリアンはカリンの性器から目が離せなかった。
カリンの穴に自分の指が飲みこまれていく。
容積が増えてしだいに広がっていく入り口。とめどなく溢れ出る愛液。
ヒクツク肉。その一部始終を息を詰めて凝視した。
やがてユリアンの指が根元まで入ってしまうとカリンの息は荒くなった。
 「痛い?カリン」
 「・・・・・・そう・・でもない・・・ぁ・・」

59 :42:04/04/25 04:45 ID:yN4a96pa
 ユリアンは顔を真っ赤にして虚ろな瞳をするカリンを見てイキそうになるのを我慢した。
一度息を吐き出すとユリアンは意を決して少しだけ指を動かしてみた。
すると彼の指を包む肉がざわっと動き、カリンは身を捩る。
 「んっ・・・ンンッ」
 彼女の開かれた股の中心を見つめながらユリアンはゆっくりと指を動かし始めた。
徐々に彼女がなるべく痛がらないように気を使いながら振幅幅を大きくする。
それに比例してカリンの悶えも徐々に顕著になる。
 「ん・・あ・・あ・・はぁ・・ユリアン・・ウウ〜ンッ」
 カリンの甘い声を聞いてユリアンは我慢できなくなってきた。
ユリアンは指を吸いこむ入り口を舐めた。
 「やぁん・・」
 彼の舌は割れ目に沿って上昇し、蜜に埋もれたクリトリスを舐めとった。
 「あっやあああんっだめぇぇっ!」
 急に指を包む肉がびっちりと圧迫してきた。思わずユリアンは指を引きぬいた。
すると内壁を擦られたカリンの体に鋭い痺れが走る。
 「ひゃああんっ!!」
 空になった穴からどっぷり蜜が溢れるのを見て、今なら大丈夫かもしれない
と思ったユリアンは再び指を突き入れた。今度は遠慮せずに中で折り曲げる。
 「ひぃんっ!いやっあっあっああっ!」

60 :42:04/04/25 04:45 ID:yN4a96pa
 白い喉を晒してカリンは喘いだ。愛液を押し込む指が中を撹拌する。
眉間の辺りに熱が集中してカリンの体が熱くなる。
 ユリアンは再びクリトリスを口に含むと皮を剥いて舐めた。
カリンの全身に快感が戦慄となって巡る。
 「ひゃぁっアアッ!やめてっやめてぇ〜ンッあっアア〜ンッ!」
 カリンはユリアンに弄られるたび甘い痺れが響いてきておかしくなりそうだった。
ユリアンはカリンが一番感じるだろうクリトリスの繊細な肉を口に含んでペロペロ舐める。
そのたびカリンは悦楽に震え、彼が指を抜いたり入れたりすると初めての快感に悲鳴を上げた。
 「いやんっ!やっやっやめてぇっアアッ!はぁぅ・・ああんっだめぇ・・はぁんっ気持ちぃ・・」
 カリンの口から「気持ち良い」と言ってもらえて感激したユリアンは
もっと言って欲しくて指を二本差し入れた。カリンの体がビクン、と震える。
 「やぅっ!」
 二本の指を交互に振ったり曲げたりして中を掻き乱す。
彼女の中からどんどん蜜が溢れてくる。ユリアンはそれを手で感じながら
口では相変わらず彼女の花の蕾を口の中で転がした。
カリンは生まれて初めて味わう鋭くも抗えない快感に戸惑い、混乱し鳴いた。
ユリアンに性器を弄られ嬲られて、すっかり濡れ、火照ってしまう。
 「ふぁあっ・・はぁん・・やめてぇ・あっあっ、だめっああんっユリアン!」
 ユリアンはカリンのクリトリスを強く吸った。するとカリンの体が激しく痙攣した。
 「ひゃああっ!」

61 :42:04/04/25 04:46 ID:yN4a96pa
 カリンが強く感じたと悟ったユリアンは何度もそれを吸う。
強烈な快感の電流にカリンは激しくよがった。
 「はぅっ!ひあっ!はぁんっだめぇっアッ!あっああっ!ひゃあんっあんっああ〜んっ!
もっ・・だめっ・・いやあっ!アア〜ンッ!ふわぁ〜んんっ!」
 ユリアンが歯を立てて強く吸いこむと、カリンの足はビッと伸び体が弓なりに仰け反った。
 「いやあっアーーーーーッ!」
 カリンは生まれてから二度目の軽い頂点を迎えた。
それを解っているユリアンはしかし愛撫をやめなかった。
もう愛する女の子の媚肉に夢中になってしまい舌の動きも指の動きも止めるに止められなかった。
困ったのはカリンである。せっかく区切りがついたのに愛撫をやめてくれないので
さらに追い討ちをかけられる。
 「ア・・・ア・・・やめて・・・ああ・・ユリアン!だめ・・もう、やめて・・
ああん・・あっあっ駄目ッ!やぁんっ!お願いっ・もう・・あっ!だめぇ!もう許してぇ!」
 ユリアンはやっとカリンを解放した。カリンは激しい呼吸を繰り返す。
まだ熱が終わってなくてもどかしい。でも弛緩した筋肉にシーツの感触が心地よかった。
ユリアンはカリンのすっかり乱れた姿に生唾を飲み込んだ。
今まで想像してきたどの姿よりも淫らで愛らしくてエッチな姿にもう我慢などできなかった。
彼は腕を伸ばすと呼吸するたび上下するふくよかな胸を掴んだ。
 「やあんっやめてぇっ」

62 :42:04/04/25 04:46 ID:yN4a96pa
 ちょっと触っただけでもカリンは強く反応した。
カリンの悶える顔が見たくてユリアンは何度も胸を揉んだ。
 「いやぁんっ・・もう・・やだ・・やめてぇ・・アアンッ!」
 我慢できない。
ユリアンは手を離すとカリンの頬を撫でた。
快楽にぼぅっとして熱く潤んだ瞳で見つめてくる彼女にユリアンはキスした。
 「カリン・・いい?」
 「・・・・・・うん・・」
 ユリアンの意図することを悟ったカリンの体が強張る。
顔を真っ赤にして俯きながら答えたカリンの頬にユリアンはキスした。
ユリアンが「ついにこの瞬間がくるのだ」と思い緊張すると
カリンの腕が首に巻きついてきた。
 「好き・・・好きよ・・ユリアン・・・」
 カリンの中で快感や恐怖に追いたてられた激情が恋の情熱に転化した。
カリンに熱い瞳で見つめられ、「好き」と言ってもらえたユリアンは
彼女への愛しさで胸がいっぱいになった。
 「僕も・・・・好きだよ・・カリン・・」
 二人は互いに舌を絡ませ合いうねるような接吻をした。

63 :42:04/04/25 04:47 ID:yN4a96pa
 カリンの入り口にたぎりにたぎった己の固形物をあてがうとカリンの体が強張った。
 「爪立てていいからね」
 「でも・・・」
 「大丈夫だよ」
 爪に傷つけられる自分の背中のことを言ったのか、あるいは破られる彼女の尊いもの
を言ったのか、自分でもよく解らなかった。ユリアンにしがみ付くカリンの爪がしだいに肉に
すいついてくる。ユリアンは彼女の最も美しく大切なものを貰い、奪うべく体重を
前に前進させた。カリンは全身で震え腰が逃げるがユリアンはさらに自分を押し進めた。
 「いっ・・あ・・やめっ・・」
 カリンの眉間に皺が寄る。思わず逃げようとし、ユリアンを引き剥がそうとするが
そんな彼女の抵抗をユリアンは許さずどんどん進出していく。
突き進む先々で肉が押しのけられて剥がれていく段階になるとカリンは目に見えて
苦痛を訴えた。爪が食いこむ。
 「いや・・やめ・・ユリアンッ・・やっぱり・・ヤッ・・いっ痛いっ」
 初めて味わうカリンの中の感触にユリアンは震えながら感激したが、
カリンの痛がる顔を見ると罪悪感が胸を刺した。
己の欲望のために少女を苦しめる自分は何万の人間を殺している戦争中の自分よりも
大罪を犯しているように思えた。それでも苦痛に喘ぐカリンの姿は
今まで見てきたどんな人間よりも美しく愛しかった。


64 :42:04/04/25 04:48 ID:yN4a96pa
 ついにその瞬間は訪れ、カリンのたった一つのものをユリアンは破った。
カリンの目に涙が滲んだ。
 「カリン・・・大丈夫?」
 腕の中に篭められたカリンは返事もできないようだった。
必死にユリアンの背中にしがみ付き、涙を流して嗚咽を噛み殺している。
ユリアンはカリンを死ぬほど美しいと思い、死ぬほど愛しいと思った。
 ユリアンはカリンの腰を少し浮かせてから深く身を沈めた。
カリンの手がさらに強くしがみついてくる。
 「ヒッ・・・ック・・」
 ぎゅっと目を閉じて涙を零すカリンの口から消え入るような嗚咽が聞こえてきた。
彼女を狂おしいほど愛しく思いながらもユリアンは少しずつ腰を動かし始めた。
彼女に迎え入れられた、あるいは無理矢理侵入してから彼の肉棒は灼熱の壷に
鋭い刺激を与えられていた。入れただけでもイキそうになるのをぐっと堪えて
カリンの処女地を堪能する。動かすたびに彼女のヒダが絡みつく。
異物を排除するかのように壁が四方八方からユリアンを攻撃してくる。
熱に頭を冒されながらユリアンは律動し、カリンの処女を踏み荒らした。

65 :42:04/04/25 04:49 ID:yN4a96pa
初めての試練をカリンは泣きながら耐えた。
傷口を灼熱に焼けた槍で掻き回される。鋭くて激しい痛みだ。
気絶できたらどんなにか楽だろうと思う。でもユリアンが激しく自分を求めるので
カリンは耐えようと思った。こんなこと本当に彼を好きでなければ耐えられない。
まるで瀕死の魚みたいに必死に酸素を求めて泣くカリンがユリアンにはつらかった。
彼女が痛がれば痛がるほど逆に快感の極地にいる自分が申し訳無い。
ユリアンはなんとか彼女の痛みをとってあげたかった。
彼は手をそっと彼女の股間にすべらせた。彼女が最も感じる蕾を見つけると
そこに指を這わせて少しずつしごいた。
 「んっ・・・あ・・・・あ・・・」
 僅かに吐息をするようになったカリンを見てユリアンはさらに指を動かす。
するとカリンの表情はだんだんと和らいでいき、しだいに吐息は深くなっていった。
蕾を優しくひっかいたり撫でたりしていくうちにカリンの中で鋭い痛みと
淡い快感が勢力図を変えていき、ユリアンの指が果肉を挟むとそれは一気に逆転した。

66 :42:04/04/25 04:50 ID:yN4a96pa
 「ウアッ!?」
 カリンの全身がビクンッと震えた。
彼女は明らかに今までと違うものを感じ、驚愕して目を見開いた。
 「あ・・なに・・?」
 ユリアンは指を離し、今度は腰の動きを早めた。カリンの体に急激に
悦楽が這い上がって全身を埋め尽くす。
 「あ・・や・・待って!あっちょっ・・だめっあっああんっ!」
 カリンの声が嬌声に変わったのを聞いてユリアンは腰の動きを本格化した。
彼女の尻を掴み叩きつけるように突き進む。
 「待って!待ってユリアン!あっだめっ!あああっ!」
 今までとは比べ物にならない快楽にカリンは混乱したがもう抗えない。
ユリアンの腕の中ですっかり体の主導権を彼に渡してしまっていた。
 「ウアッはぁっ!やめてっあっヒアッ!はあんっふああああんっ!」
 ユリアンはもう遠慮せずにカリンの中に己を叩きつけた。
カリンの胎内がねっとりとユリアンに絡みつき、脈動して彼を追い詰める。
逆にユリアンは己の昂ぶりをカリンに突き上げて彼女を愉悦に翻弄した。
 「ひぃんっ!ああんやめてぇっ!はぁっアーーンッ!」
 悶えるカリンを腕に込めながらユリアンは一生この瞬間が続けばいいと思った。
彼女の処女がたった一度で終わってしまうのがあまりにも勿体無かった。
しかし彼も限界が近い。むしろよくこれまで耐えてきたと思う。
歯を食いしばって耐えながらユリアンは思いの丈をカリンの奥にぶつけた。
 「ああっ!ユリアンッ!ああっいやんっ!ふああっ!ユリアンッ!」
 「カリン・・カリンッ!」
 「ユリアンッ・・ああっ・・ユリア〜ン!」
 ユリアンは最後の楔をカリンの中に打ち込み、彼女がイクのを見届けてから果てた。


67 :42:04/04/25 04:52 ID:yN4a96pa
 「はい?」
 『どうもうまくいかないらしいな。ユリアン、逃げてきた同盟市民を乗せた
「新世紀号」という名前の老朽艦がこっちへ向かっているそうだ。しかも帝国軍に
発見されているらしい。動力部に故障があるみたいだ。』
 「わかりました。すぐに戻ります」
 アッテンボローからの通信を切ると、ユリアンは腕の中で眠るカリンを再び抱きしめた。
終わったあとカリンは再び泣いていたがそれは拒絶の態度ではなかった。
そんなカリンをユリアンは可愛く思い、強く抱きしめたまま一緒に眠っていた。
このときばかりはユリアンの中にヤンや戦争、民主主義といったものはなく
ただただ純粋に少女への確かな恋心だけがあった。
 それ以来、彼の見る景色はずいぶん変わった。恋しい少女を手にい入れたことが
自信を沸き立たせているらしい。
 「恋愛は大いにやるべきだが、子供を産むのは、二十歳をすぎてからにしてくれ。
おれは30代でじいさんになる気はないからな」
 しかしさすがにワルター・フォン・シェーンコップからこの言葉を聞いたとき
ユリアンは心臓を掴まれたような気がした。この不遜な男に情事を知られたような
気がしたのだ。それに中には出さなかったがかなりギリギリの所だったのも思い出した。
ユリアンにはそれこそ心臓に悪い冗談だった。カリンはというと顔も上げられないでいるらしい。
しかし彼女はユリアンとの別れ際、彼にだけ聞こえるように耳打ちした。
 「あんたには生きて帰る義務があるわ。
あんたはあたしの処女を奪った罪を一生償わなければならないのよ。」
 本当は心配で仕方が無いカリンの本心を読み取ったユリアンは黙って頷いた。

68 :42:04/04/25 04:54 ID:yN4a96pa
>55 あんまりお待たせすると悪いので急いで書きました
こっこんなものでよろしいでしょうか?

実はあとちょっとだけ続きがあるのですがとりあえずここで切ります

>>36 続き待ってます

69 :名無しさん@ピンキー:04/04/25 08:38 ID:Q6UOc/8h
寝てる間に続きキタ──(゚∀゚)──!!
若くていいなぁユリ&カリ。
乙津です。

70 :名無しさん@ピンキー:04/04/25 19:47 ID:8Y4c02NM
>>42 さま
乙です。スバラシ過ぎ!
エロいし、キャラも掴んでらっしゃるし。感動〜

71 :名無しさん@ピンキー:04/04/25 23:34 ID:K0aoh3lu
ぼっ勃華麗さまです!たちますた! _r ̄|○ ハァハァ



72 :名無しさん@ピンキー:04/04/26 01:16 ID:uC21xVTv
乙でした!

73 :名無しさん@ピンキー:04/04/26 14:03 ID:yE8pdtFq
第一回チキチキファランギース争奪戦
本命:ギーヴ
対抗:ダリューン
大穴:アルスラーン
何かダリューンとファランギースって微妙にあやしいんですが。

74 :42:04/04/26 19:58 ID:9F5nyWVm
 ユリアン・ミンツがカーテローゼ・フォン・クロイツェルの処女膜を轢殺してから
2週間弱が過ぎていた。その間、彼らは一度も顔を合わせていない。ようやく再会したのは
ユリアンがブリュンヒルトに突入する直前だったが2週間に対して一瞬と言って良い。
二人がかねてから抱いていた稚拙ではあるが純粋な恋心を重ね合った直後
帝国軍との本格的な戦争、後に『シヴァ星域会戦』と呼ばれる戦いが始まった。
ユリアンは青春に身を焦がす若者の姿は忘れ司令官として24時間を重ねていった。
しかしそういったときも彼の中には少女と交した契りの記憶が心の根底に鎮座しており、
その許容の熱感を知っているから少女と会えない自分を悲観することはなかった。
実際そんなことを考えていられる余裕もない。
 せわしなく歩き回り視線を四方にばら撒いたが見えてくるのは患者とそのあいだに
見える床と壁だった。生き残った強運艦ユリシーズの艦内をユリアンは隈なく歩き回った。
しかし目的の少女は見つからない。彼が彼女を探す目的は手に手を取って生還と再会を
喜び合うことではない。彼がシェーンコップの死を知ったのは六月二日、
ブリュンヒルトの医務室でである。疲労に倒れたユリアンは丸一日睡魔に捕らわれ、起きたところに
艦内での死傷者リストを見せられた。彼の中でかけがえのない存在が吸い取られていく
のと同時に浮かんできた顔があった。しばらくは故人の思い出が心を埋めていたが
彼の中で故人の「忘れ形見」がクローズアップされてくるといてもたってもいられなくなった。
このリストはとっくに全艦及びイゼルローンに伝達されている。ユリアンは急いで
身支度を整えた。あの少女を既に一日も放っている。事実を知っているに違いない少女の
涙がユリアンには見えるような気がした。彼は破瓜に苦しんで涙を流す彼女を思い出す。
あのときのような物理的な痛みではなく心の痛みで泣いているに違いない。
ユリアンは今すぐにカリンの元へ行ってあげなければいけないと思った。
しかし彼が実際にユリシーズに戻れるのは帝国軍との折衝を挟んで翌日の六月三日であった。

75 :42:04/04/26 19:59 ID:9F5nyWVm
 途方に暮れてユリアンは自室に戻った。見つからない。人に聞いて回ったが
「赤い髪の綺麗な女の子」と言うだけでニヤニヤされるのである。直接の上司であるポプランに
聞いてみたいところだが明らかにわざと知らん振りである。ポプランはユリアンを目に懸けている
ぶん厳しいのだ。結局、居場所がなくて私室に帰る。他は負傷者が床を埋めていて居られない。
 
 それでも春になれば鳥たちは帰ってくる

 「母が好きだったのよこの歌。昔ワルター・フォン・シェーンコップに聞かせてやったんだって。
別れてからもよく一人で歌ったんだって」
 戻ってきた彼を迎えたのは人気のない静謐ではなく消え入りそうな旋律だった。ユリアンは
ベッドに腰掛ける少女がいつになく小さく見えてそれゆえに声をかけるのをためらった。
 「カリン、シェーンコップ中将は・・」
 「知ってるわよ!なによ、五回や六回殺されたってすぐに復活するような表情してたくせに。
何で死んじゃうのよ。あいつに復讐してやるつもりだったのに」
 しばらくドアから動けなかったユリアンは震える少女にゆっくり近づいた。
少女の前で膝を突いて俯いた青紫色の瞳を覗きこんだ。
 「復讐?」
 「そうよ。私の生んだ赤ん坊を目の前に突きつけて、あんたの孫よ、おじいちゃん、
と言ってやるつもりだったのに。それがあの不良中年には、一番効果的な復讐だったのにっ!」
ユリアンは少女を抱きしめた。彼女のベレー帽がずり落ちたが構わない。腕の中でついには呼ぶことの
叶わなかった言葉を繰り返す少女を抱いて、ユリアンは天を仰いだ。
ユリアンの脳にシェーンコップとの記憶がばら撒かれた。

76 :42:04/04/26 19:59 ID:9F5nyWVm
 ユリアンの胸にすがってカリンは泣きじゃくった。親子としての会話もなにもなかったが
生きているというだけで父親だったのだと今になって思い知ったのだ。放送された死亡者リスト
の中に父親の名前を見たカリンは無意識のうちにユリアン・ミンツの私室を目指していた。
与えられたままだったカードキーを入れパスワードを入力し、無断で入ってベッドに腰掛けた。
それから彼女はじっと動かなかった。二日間そうしていた。そうしてただユリアンを待っていた。
彼が来て凍り付いてしまった心を解放してくれるのを待っていた。
自分を抱きしめていた腕が離れ、若者の顔が近づいてきてカリンは目を閉じる。ユリアンの接吻を
黙って受け、舌の侵入を許容すると凍結していた体が急激に溶けてきた。
 やがて二人の重心が傾き、カリンの背中がベッドに押し付けられる。カリンは怯えたが驚かなかった。
 「やっ・・・やめて・・・」
 まだ一度しか許したことのないことへの潜在的な恐さに震え、彼に塞がれている唇の隙間から
拒絶を訴えるが、かといってそれ以上の抵抗をカリンはしなかった。これを望んでいたわけでは
なかったが、彼の私室に無断で入ってベッドに腰掛けていた自分にそれへの覚悟がなかったとは言えない。
それでも若者の胸板がのしかかってくると自然と体が強張った。
 「まっ・・待って・・ぁ・・・ンッ」
 ユリアンの中で大切な人を失ったショックと戦争を終えた解放感が性衝動へと衣替えしていた。
彼は少女の悲しみを自分の腕の中で吐き出させようとした。それを理由に彼女を抱く口実を作っている
ようにも思えたが既に一度許されているのだからきっと大丈夫だろう。ユリアンの中に既に許された
僅かな傲慢があった。

77 :42:04/04/26 20:01 ID:9F5nyWVm
 震える彼女をキスで落ちつかせながらユリアンは少女の衣服を剥いでいく。
もともと器用な彼は速やかに少女の軍服を脱がせていった。床の上に次々と衣服が落ち、
あっという間にベッドの上に裸で抱き合う男女が現れていた。
 「アッアッあんっやめて・・ふっぁっあん・・ユリアンッ」
 若者に絶え間なく乳首を食まれた少女は早くも身もだえを始めていた。
ユリアンの口が桃色の実をチュクチュクッと吸う度、カリンの中心に熱い疼きが蠢く。
彼の舌が硬くなった乳首を舐め、歯で噛むとカリンの肢体が妖しくしなった。
 「ああんっ!ぁ・・やっ・・ユリアン・・噛んじゃ・・やっ・・」
 軍服の上からでは解らなかったカリンの形の良い胸を揉むと少女は体を捩る。
どんどん隆起して硬くなっていく乳首を摘んでクニュクニュ捻るとカリンの口から鼻にかかった
愛らしい嬌声が漏れた。
 「はぁんっ・・ああ・・いやん・・やめて、ああんっだめぇっユリアンったら!」
 恐がっていたわりにカリンの反応は早くから訪れた。溢れる悲しみを快感に昇華してしまうことに
慣れてきたらしい。ユリアンはまだ一度しか手垢の付いていないカリンの肌をじっくりと
攻略したい気持ちもあったが、今は早いうちに彼女の心を流してしまいたい。だから
今の彼は普通よりも性急に段取りを進めた。彼女の股間に手を忍ばせてついこのあいだ開墾した
ばかりの谷間に指を入れた。
 「やめてっ!」

78 :42:04/04/26 20:01 ID:9F5nyWVm
 快感に従順だったカリンも下半身に手を出されてさすがに拒絶を示した。股間を弄られるという
観念がまだ働かないらしい。ユリアンは構わず指を谷間の中で上下させるとすでに潤んでいた
そこが液体の淫らな音を吐き出した。
 「いやんっやめてっユリアンっ!」
 体を振って抵抗するがユリアンにクリトリスを攻められるとカリンは快感に身を投げた。
 「イヤッ!やめてっ・・ソコッ・いやぁっアッアッはぁんっ駄目ぇっそこはダメェッ!」
 ユリアンはカリンの乳首を吸いながらクリトリスをしごいた。自分でもそこが弱いと解るのか
カリンは「ソコは嫌だ」と訴えながら悦んだ。ユリアンも先日のカリンとの初体験でソコが弱いのを
知っている。ユリアンはそれの皮を剥き根元を擦って頂点をひっ掻いた。カリンの体がビクビク震えた。
 「ヒャァッ!だめっああんそんなトコっ・・はぁんだめぇきゃっ!あっ!ふぅぅ〜んっ!」
 ユリアンは指を離して体を下に持っていきカリンの足を開脚させた。ユリアンは再び
誰にも見せない彼女の聖域をじっくり拝んだ。十七歳の女の子の淫靡で聖なる湿地帯を舐めるように
見つめるとユリアンの分身がさらに硬度を増す。最初の時は嫌がったカリンも今は愉悦に朦朧と
していて意に介せない。それをいいことにユリアンは難なく少女のクリトリスにしゃぶりついた。
 「ひゃああっ!」
 あまりの気持ち良さに驚愕するカリンを尻目にユリアンはクリトリスを何度も舐めた。
同時に指で彼女の秘口を侵略する。いきなり突き入れるような事はせずじわじわと侵入させる。
 「やだっやめてっアッアッああ〜っ!ユリアンッ!いやあっ!」
 ユリアンは舌と指でカリンの濡れきった谷間を蹂躙した。やがて舌だけではなく歯も使い、
入れる指も二本、三本と増やしていき少女を快感に狂わせた。
 「ひゃうっ!やだっあっあっはぁっだめっソコっイヤッ!そんなっ・・ああ、ソンナコトしちゃ・・
やぁっはぁ、やめてぇ・・やめてったらぁ、ああんもうっユリアンのえっちぃっ、いやぁんっ!」

79 :42:04/04/26 20:02 ID:9F5nyWVm
 早くも快楽に堕ちたカリンの痴態をユリアンは眺めた。全身の肌を紅潮させ荒い息を繰り返し、
股を広げて濡れた陰部を電灯に反射させ輝かせている。ユリアンは溜息を漏らして自身の膨張を握った。
それを少女の大事なところにあてがうと彼女の腰を抱えた。
 「ゆっユリアンッ!!」
 焼けるようなユリアンの男の怒張を感じてカリンは目の覚める思いがした。
手を伸ばして諌めるようにユリアンの胸板を押し返す。 
 「まっ待って!またこのあいだみたいに痛いんじゃない?そうじゃない?」
 ユリアンは自分の冷酷さに気付く思いだった。カリンの怯える様子が痛ましい。
初めてのときの凄まじい痛みの記憶が生々しく残っているのだろう。改めて「このあいだは悪いこと
をしてしまった」というすまない気持ちでいっぱいになり、それを今の今まで忘れていた自分の冷淡さ
をユリアンは許せなかった。
 「痛くは・・ないはずだよ。少なくとも前みたいには。大丈夫だよカリン」
 正直、自信はなかったがとにかく安心させる為にそう言った。初めてのときでもあれだけ感じていた
のだからおそらく大丈夫だろう。そう自分に言い聞かせ、ユリアンは彼女の股に腰を沈めていった。
 「ンッ・・くっ・・・ぁぁあああっ!」
 圧倒的な容積が無遠慮に押し進んでくる。初めてのときのような破壊的な痛みはないが
それでもまだまだ結合に慣れない体が拒絶反応を示した。
 「カリン・・・力を・・抜いて・・・っ!」
 彼の硬い象徴を圧死させるように締め付けるカリンの穴にユリアンは声を押し殺して堪えた。


80 :42:04/04/26 20:04 ID:9F5nyWVm
 「あ・・・・あ・・・ああ・・・」
 カリンは瀕死のようになって頼りない声を出した。痛みはあまりない。でも強烈な異物感がジリジリと
侵入してくる。普段はない体積が埋めこまれて居座っている違和感があった。
 ようやくユリアンはカリンの中に入り終えて再び彼女の中を占領した。
愛する女の子と結合できた嬉しさとその女の子を再び獲得できた悦びが頭一杯に広がった。
じわじわと彼の逸物に絡みつくカリンの肉にユリアンはうっとりとして溜息を吐いた。
 「ん〜っ・・・くぅっ」
 しばらくカリンの熱い肉の抱擁に心を溶かしていたユリアンは少女の様子に我に返った。
初めてのときのように見るも無残なほどの痛みを感じているようではないが、かといってまだ気持ち
良いという段階にも来ていないらしい。以前のような悲惨さはないものの困ったようように
形の良い眉根を寄せている。
 「痛い?カリン」
 「ううん・・・でも・・・なんか・・・」
 カリンの目尻に滲んだ涙をユリアンは舐め取った。果たしてシェーンコップのために流したもの
なのか、それとも先ほどまでの快感で零したものなのか、それとも今の異物感か。
ユリアンには解らなかったがとにかく早く彼女をよがらせてやりたい。
自分ばかりの一方的な快楽では「愛し合った」とは言えないし、なにより彼女の悲しみを
流せない。ユリアンは前回と同じ手を使うことにした。指をカリンの股間に埋め、
クリトリスをしごきながらゆっくりと腰を動かした。
 「んっ・・クゥッ・・うっ・・ぁっ・・ああ・・・ふっ・・ああっ」

81 :42:04/04/26 20:05 ID:9F5nyWVm
 カリンは違和感とクリトリスからじんわりと染みてくる快感が腰の中で化合するのを
感じて喘ぎとも呻きともとれる声を漏らした。痛みに全ての感覚を滅殺された前回とは違い
今は痛みがないぶんユリアンの男根の圧倒的な大きさと質量が如実に解る。今でもびっしりと
胎内を占拠しているのにそれはさらに奥の領土をせがんで進出してくる。カリンは大きなモノを
押し込められる圧迫感と、同時に蕾を弄られるもどかしさが腰のあたりで融合と分離を
繰り返すのを感じてわなないた。快感なのか不快なのかわからない。
 「アウッ・・ウンッ・・はぁ・・ふっああ〜」
 相変わらずじっとりと絡みついてざわつくカリンの肉壁にユリアンは歯を食いしばって耐えた。
カリンはまだ完全には感じていない。自分だけ先にイクなんて絶対に嫌だ。ユリアンはカリンの
蕾を摘んで押し潰した。すると先ほどまでの疼きを体が思い出したのかカリンの肢体が痙攣した。
 「あっああっ!」
 カリンの反応を見逃さなかったユリアンは指を離して腰の動きのほうに集中した。
ベッドに手をついてグイグイと最深部を目指して押し込んだ。蕾の快感とユリアンの凝固物からの
刺激が核融合反応を起こし、ついに快楽が始まったカリンはシーツにしがみ付いて喘いだ。
 「あっはぁっやあっ!ああ待って、待ってユリアンっああっんっ!」
 ユリアンは遠慮せずに腰を進めた。ユリアンの焼けつくような熱さと若い弾力を感じた
カリンは雷のような快感に悲鳴を上げて悶えた。
 「ひあっ!ああっやぁんやめてっアッアッああっふぅ〜んっふああっアアンッユリアンッ!」

82 :42:04/04/26 20:06 ID:9F5nyWVm
 ベッドの軋る音と少女のあられもない声、そして液体の混ざる音が絶え間なく室内に木霊する。
ユリアンはカリンの胎内を荒らすことに熱中し無心で腰を振った。カリンの肉の収縮が
ユリアンの硬い情欲をさらに掻き立てる。ついこのあいだまで唇の味さえ知らなかった少女の
身悶える痴態は彼にとって尽きることのない精力剤だった。
 「ウアア〜っああっくぅっ!ふぅんんっあはぁんっユリア〜〜ンッ!」
 愉悦に激しく揺さぶられながらカリンは目の前が真っ白になるような気がした。眉間の辺りが
まるで熱病に冒されたように朦朧とする。しかし彼女は思い出してしまった。無機質な天井を
見上げたことが意識の侵入を許したのかもしれない。
 「やっやめて・・」
 カリンの中を攻めあげることに集中していたユリアンは久しぶりの拒絶の言葉に少女を見つめる。
何かに怯えているような青紫色の瞳が焦点の定まらない視線を投げていた。
 「だめ・・駄目よ・・やめて・・お願いやめてっ!」
 「カリン?」
 「だめよこんなの!」
 断腸の思いでユリアンは動きを止めた。しばらく二人の息だけが部屋に響いた。
 「どうしたの?」
 さっきまでよがっていた少女が急に青ざめているのにユリアンは訝んだ。カリンは震えて
消え入るような声で言った。
 「だっだって・・こんなの・・・お父さんが死んじゃったばっかりなのにこんなこと・・・
してちゃだめよ・・・ふっ不謹慎だわっ」

83 :42:04/04/26 20:07 ID:9F5nyWVm
 ユリアンは頭を殴られる思いだった。カリンは何かの拍子に父親の顔を思い出してしまったのだ。
カリンの中で「淫乱な不肖の娘」という罪悪感が急速に膨らみ、モラルを苛んでいる。
ユリアンが困惑したのは言うまでもない。カリンの言い分は実にもっともだ。父親の死体の冷たく
ならないうちに若い男に身を投げ与えるのは普通に考えたら不道徳だし、なによりユリアンに
とっても大事な人であった上に二日前はヤンの一周忌である。本来なら二人の父親の死を
一緒に悼み、一緒に悲しんで涙を流し合うべき二人が早々に情欲に耽るなど親不孝もいいところだ。
シェーンコップには相応しい手向けになるのかもしれないがヤンには申し開きができない。
それを思うとどうして自分がそこまでの不道徳に及んでいるのか解らないが、しかしどれほど
不謹慎だろうと無節操だろうとここにきてそれを止めるのは無茶な話だった。もうひけないところ
まで来ているのである。二人とも限界へ向けて加速している途上なのだ。
 「ものわかりの悪い父親になって、娘の結婚を邪魔するという楽しみが出来たからな」
 ユリアンにとって最後の言葉となったシェーンコップの言をふと思い出す。あるいは『邪魔』
というのはこのことだったのか?そう思うと背後からシェーンコップの幽霊にでも見られている
ような気がしてユリアンはぞっとした。
 「カリン・・・もうやめられないよ」
 「でも・・・」
 「もっと・・早く言ってくれれば・・・」
 早く訴えてくれたところで本当に止めただろうか?一瞬自問して答えの出ないままユリアンは
腰の動きを再開した。
 「あっ・・やめ・・だめよっやめてっいやああっ!!」

84 :42:04/04/26 20:08 ID:9F5nyWVm
 カリンの四肢に再び凄まじい快感が訪れた。ユリアンの動きがさっきよりも勢いを増していて
そのまま腰が粉砕されるかのようだ。粘液と共に中を掻き荒らされ鋭く突かれて激しい
快楽によがりながらも自分の不謹慎さやはしたなさを責める気持ちが忘れられず咽び泣く。
 「ダメッダメッ!ああっやめてっ・・やめて、いやああっああ〜ん、おとうさぁんっ!」
 ユリアンは一瞬やめたくなった。彼女が父親を呼ぶのは仕方がないがなにもこんなときに
呼ばなくても良いではないか。なんだかせっかく手に入れたはずの少女を今になって不適な
父親に持って行かれたようでユリアンはいささか情けない気分を味わった。 
 (頼むから今は言わないでくれっ!)
 葛藤を振り払うようにユリアンは激しく動いた。灼熱に燃えあがる少女の媚肉に
硬い棒を擦りつけて押し込む。するとカリンはたまらなくなって宙を蹴る。
 「ヒィッ!ふあああっ!ああっやめてっだめぇっおかしくなっちゃうっ!」
 「・・おかしくなっていいんだよカリンッ!」
 「ああっああダメぇ!こんなときにぃっふあっああ〜〜んっ気持ちいいっ」
 「カリンッ!」
 カリンのためらいを消し飛ばすように、ユリアンはたぎりにたぎった己の肉棒を
めいっぱい突き上げた。硬い熱槍に最奥を抉られてカリンは最高地点を超えた。
 「はぁっひぃっだめぇ、あっアアアアーーーッ!!」
 「くっ・・・ぁっ!」
 急激に収縮したカリンの中から急いで自身を引き抜き、ユリアンはカリンの入り口に精を
撒き散らした。飛翔した白いしぶきが少女の火照った体に舞うのを彼は見た。

85 :42:04/04/26 20:08 ID:9F5nyWVm
 「きゃっ!あっ?ちょっちょっとやめて、ユリアンッ!ああっ嫌ッ!」
 間を置かずにカリンの股間に指を埋めてグチュグチュと弄り始めたユリアンにカリンは
抵抗した。押し返そうと胸を押すがびくともしない。
 「ダメっ!もうこんなことしちゃっお父さんが見てるっ!」
 「・・・・・見てないよ」
 「いやあっ!あっアウッ!」 
 ユリアンはさっさとカリンの秘口に二本の指を入れて折り曲げたり揺らしたりしながら
掻き回した。カリンの体に終わったはずの熱が再び点火して舞い上がる。
 「ひぃっ!ひゃあんっ!いやっいやっやめてぇっアンッアア〜ンッ!」
 カリンを父親から奪い返す気分でいっぱいになったユリアンは構わず愛撫を続けた。
終わった直後で硬く尖っているカリンの乳首に噛みつき、もう片方の手で十七歳にしては
大きいほうの乳房を揉んでこね回した。
 「いやんっ!やめてっやめてったらぁっ!ああんっ気持ちイイ、だめぇっやんっ!」
 両方の乳房と陰部を同時に攻められてカリンの体は早速熱いうねりを取り戻した。
色んな所をいじくりまわされて快感に混乱した頭がガンガン響く。
 「やああんっやめてっはんっきゃあんっああんっソンナコトっしないでっアッアッいやぁ〜んっ!」
 カリンの味と愛らしくも淫らな声音に早々に硬度を取り戻したユリアンはためらうことなく
彼女の中に突き入れた。
 「いやああああっ!!」

86 :42:04/04/26 20:09 ID:9F5nyWVm
 先程の情交から時間が経っていないうちにカリンの奥へ再入場を果たしたユリアンは
間を置かずに腰を振った。カリンの体は食われる動物のようにせわしなく痙攣した。
 「ああっもうっだめっいやああっはぁんっふぅっ熱いっああっアンッ!」
 「カリン・・・」
 「ああっ!あくぅっふぅっあああんっ!」
 ユリアンの肉の凶器は容赦なくカリンを責め立てる。熱に浮かされながらカリンはユリアンに
しがみ付く。するとユリアンの背中に新しい傷跡を見つけた。
白兵戦の傷ではない。ああいった戦いでは中途半端なかすり傷なんかつかない。つくとしたら
致命傷。無傷か死ぬかが白兵戦だ。カリンは傷の形状を無意識のうちに探った。これは
自分がつけた傷だ。初めての痛みに耐える為につけた証しだった。
 「ああっふああっユリアンっユリアンッ!」
 カリンはユリアンの首を引き寄せた。キスをせがんでくるカリンに応えてユリアンは
少女の口を貪った。
 「ンッンムゥっフゥ・・ンンーーッ!」
 いったん口を離した拍子にカリンが怒鳴りつけてきた。
 「バカッ!どうして行ったのよ!!」
 「カリン?」
 「どうしてブリュンヒルトになんか行ったのよバカッ!」
 ユリアンは思わず腰の動きを止めた。荒い息が二人のあいだにコダマした。カリンは
青紫色の印象的な瞳でユリアンをまっすぐ睨んだ。
 「あんたなんか偉いんだから後ろに控えてふんぞり返っていれば良かったのよ!自分から
あんな危険な所に行くことはなかったじゃない!帰って来れなかったらどうするつもりだったの!?
あんたって本当に要領が悪いんだからっ!!」

87 :42:04/04/26 20:10 ID:9F5nyWVm
 堪らずユリアンはカリンの口を吸った。カリンはユリアンに抱きついて自ら舌を絡ませる。
「それくらいの度胸のない男は嫌だけど死んでしまうのはもっと嫌っ!」カリンの心の叫びが
ユリアンに迫ってきた。ユリアンはようやく彼女が自分の元に帰ってきたような気がした。
咥内で膵液を交換しあいながらユリアンは再び腰を打ちつけた。カリンの腰を砕かんばかりに
叩きつける。
 「んふぅっ!ふあっふっウンーーッ!んああっああっアアッユリアン!ふあっああんっ!」
 何度も男の昂ぶりを刺し込みカリンの媚肉を苛めぬいた。カリンはもう恥じらいもためらいもなく
ユリアンの熱い肉棒に翻弄されてよがり狂った。
 「はぁっふぅっああっユリアンッ、凄い、ああっ大きい、ああんユリアンッあっ熱いッ!」
 「カリン・・・カリン・・」
 「はぁん!もう、変になっちゃう、ああっ!ああっふぅぅ〜んっ!だめぇっアッアッアッ!!」
 ユリアンの一突きでカリンは恍惚の瞬間を迎え、ほどなくユリアンも達した。
しかしそれでもやめられなくなったユリアンはそれから何度も彼女に挑んだ。
体位を変え、角度を変え、愛しい少女を散々よがらせ悶えさせ互いの若さを貪り尽くして
十七歳の少女の体を貪欲に求め弄んだ。


88 :42:04/04/26 20:15 ID:9F5nyWVm
「そうかちゃんと儀式をすませたか。けっこうけっこう」
 数時間後、高級士官クラブに顔を出したユリアンはアッテンボローのこの言葉にギクリ、とした。
あれを儀式というならまさしくそうだと思ったのだ。ユリアンにとって熱くて甘く、
濃厚でありながら神聖な儀式といえた。若い情熱と鬱積をカリンの中に吐き出してきたユリアンは
程よく弛緩した筋肉と快い満足感を携えて高級士官サロンにやってきていた。
体を酷使した後だったが、鍛えた体と若さで早くも回復し、
ぐったりと眠るカリンを部屋に残して雑務に戻るつもりだった。
 「しかしお前、恋人が口紅をつけていないことも知らなかったのか?」
 アッテンボローがニヤニヤしながら聞いてくる。こういう顔はポプランと良い勝
負だ。ユリアンは憮然とした。ついさっき「口紅がついてる」とカマをかけられ
たのだ。彼は見事に事実を露呈させてしまったのだが、実は「どこにキスの痕が
あったのか?」とあらぬことを考えていたことまではばらさなかった。アッテン
ボローがひやかす表情を変えないのでユリアンはかえって済まして答えてやった。
「これから知るようにします」
 そう、これからいくらでも知ることはできるのだ。趣味や苦手なもの、それこそ
化粧の種類シャンプーの種類、そして体の隅々までも・・・・
カリンの若くて初々しい体を思い出してユリアンは我知らず熱いため息をついた。
それを「若者の健全たる兆候」とだけ捉えたアッテンボローが二人の本当の関
係を知るのはもっと先の話であった。

89 :42:04/04/26 20:18 ID:9F5nyWVm
感想ありがとうございました
ちょっとした続きのつもりだったんですが立派に一つのSSになってしまいました
他カップリングの話しを中断させてすいません

>>15さん まだ規制ですか?お待ちしてます

90 :1:04/04/26 21:07 ID:KCPlwbd/
続きキタ──(゚∀゚)──!!

ところでダスティ君って節穴でつねw

91 :名無しさん@ピンキー:04/04/26 22:31 ID:01sUHiTi
>>42
なぜか泣けた。

92 :8:04/04/27 20:31 ID:/UEJxqeu
スレ読み直してて気付いた
敬具は文末だな、文頭じゃないな
ゴメンナサイ
芝のお笑い毒まむしとアホウドリでパトロールに逝ってきます

93 :名無しさん@ピンキー:04/04/27 21:18 ID:g5EDiN4G
>>92
むしろ南鳥島署に行ってくだされ(嘘です

94 :15:04/04/27 21:19 ID:mEaTHxEw
>42さん乙です。
初々しくも激しく、エロいユリ&カリにハァハァしっ放しでした。
「ちょっとだけの続き」も読み応え充分でグッジョブ!(AA略

そしてこちらの規制はまだ解けてないようです。
コノママGWニトツニュウディスカー?_| ̄|〇ノシ

95 :93:04/04/27 21:30 ID:g5EDiN4G
って芝のまむし+アホードリ=南鳥島だからもう行ってるのかorz
お由紀に叱られてきます

96 :42:04/04/27 22:27 ID:9u3wbHKV
感想ありがとうございます。
>90 アッテンボローって鈍そうですしもしかしたら童貞か?
>91 (悲□゚;)どっどこで泣けたのでしょうか?
>15 ありがとうございます。規制とけるまでお待ちしてます

97 ::04/04/27 23:02 ID:u1Lz+6Hi
謝罪してて忘れてた _| ̄|○
42サン江、そして全ての神様江

遅まきながら乙、っていうか感謝、って言うより多謝!

93サン、レスサンクス
馬鹿っぽい文体でスマ祖

98 :91:04/04/28 14:41 ID:yJ2m/hGO
>>42
うん、カリンの心情とか考えたらね。なんか泣けました。
原作でもここらへん、好きな流れなんだ。

>>15
お待ちしてます。お涼がかわいい。

99 :42:04/04/28 17:42 ID:i+RD+fv6
流してしまった方へ
>69 これが、若さかっ!ってのどうでしょう?
>70 こんな情けないユリアンでもいいでつか?某スレのユリアンのほうが情けないけど
>71 それは良かった!
>72 どうもです!

>91 どうも。シェーンコップへの心情でしょうかね


ところでこのスレでヤン×フレデリカをやる人いないっすね

100 :1とか :04/04/28 22:46 ID:FB3CugXx
>>99
あのふたり、うまくやれたのだろうか?

101 :名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:38 ID:BmK8aVeQ
イメージが沸かないがヤンも童貞じゃないだろうし…


…駄目だ…フレデリカが恥ずかしがりながらも頑張る姿しか思い浮かばん

102 :名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:47 ID:0CnZT5zW
昔の同人誌(漫画)でがんばって誘い受けしてるフレデリカならあったが

103 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:19 ID:YAlcLrAl
このスレ最初どうなるかと思ったけど
一気に100いったな
みなさん乙

>102 すごいがんばったんだろな
ヤンって童貞じゃないの?

104 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:07 ID:+ss6YrZ/
筆おろしはフレデリカかね?

105 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:14 ID:D7mFRaj7
>101
>…駄目だ…フレデリカが恥ずかしがりながらも頑張る姿しか思い浮かばん

原作でのベッドシーン描写がただでさえ数少ないうえに
ことごとく朝チュンなのであくまでも想像に過ぎないけど、
フレデリカに限らず、ガイエ作品の女子キャラって殆どが
エチーでは「恥ずかしがりつつもがんがる」がデフォのようなイメージ。
とりあえず人並みかそれ以上に男性経験ありそうなのは
天使のなっch(ryとアンネローゼ、ファランギースと
タイタニアの女性陣(除リディアタン)、ドミニクあたりしかいなさそうな悪寒。

そして野郎はやたら経験豊富か、そうでなくても知識と冷静さで最初の山場を乗り切りそうな感じ。
とりあえずヤンは明らかに後者に入りそうだがw>103

106 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:16 ID:u7P49OcX
あの歳になるまで童貞なの? 提督……_| ̄|○||| ショック

いやいや、ああ見えても夜の指揮も魔術師なんだ、そうだと行ってくれ、提督

107 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:49 ID:eb04HS73
童貞とは思わないが、片手で足りるぐらいしか経験なさそう。>ヤン

鉄板で童貞なのはラインハルト、キルヒアイス、ユリアン、ブルームハルトぐらいか。
ルッツはどうなんだろうなあ。
キルヒアイスとブルームハルトは童貞のまま死んだのだなあ。気の毒に。

108 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 02:18 ID:YAlcLrAl
>107 ラインハルトとブルームハルトはともかく
キルヒアイスとユリアンはあってもいいんじゃない?
キルヒアイスなんか「アンネローゼさまああっ!」とか叫びながら
ヴェストパーレ男爵夫人とセクースしちゃったりしても・・だめでつか?

>105 フレデリカ、ヒルダ、マリーカ、エヴァとかはそうだろうけど
カリンとかはがんばるのか?

109 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 18:10 ID:YAlcLrAl
>夜も魔術師ヤン?でもフレデリカのほうが勝手に感じてそう

110 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 18:36 ID:FkfyR550
娘が寝てからフィーバーするキャゼルヌ夫妻
デュアル文庫の螺旋迷宮に載ってたオルタンスさん(・∀・)イイ!

111 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 22:21 ID:M5QyAga9
「ね、ママ。パパとママもあんなことしたことある?」
「むろんありますとも」
「いまはしないのね?」
「いい、シャルロット・フィリス。あなたは一年生の時に教わったことを、
 四年生になっても習おうとは思わないでしょ。それと同じことよ」
「じゃあ、時々パパとママが、ベッドの上で裸になって体操してるのが、四年生で習うこと?」
「シャ、シャルロット!?」

112 :名無しさん@ピンキー:04/04/29 23:59 ID:yqTzSWpO
そこで赤面するオルタンスタン(;´Д`)ハァハァ

113 :名無しさん@ピンキー:04/04/30 00:08 ID:ZyZkYE+T
来夢〜ラブ

114 :名無しさん@ピンキー:04/04/30 17:23 ID:bDF1Gqkh
>105
レディLを忘れてはいかんよ

115 :42:04/04/30 22:02 ID:zbnanc7G
今度こそおまけいきます!


116 :42:04/04/30 22:12 ID:zbnanc7G
紅茶色「あたし今になって母さんの気持ちがわかる気がするわ」
亜麻色「え?」
紅茶色「もしあんたがブリュンヒルトに行ったまま帰ってこなくて、
もしあのときに子供ができてたらきっとあんたの子供を産んでたと思うの」
亜麻色「カリン・・・」
紅茶色「いやだわ、母さんのことバカな女だと思ってたのにあたしまでこうなっちゃうなんて。
女って恋をすると皆こうなっちゃうのかしら?あんたのせいだからね。あたしがこんな・・」
亜麻色「カリン!」
紅茶色「え?あ!ちょっちょっと!待って!〜〜もうっ!さっきまで散々したくせにっ
あっ!アッ!ああんっ!待ってぇ!はぁん・・・・っ!」


シェーンコップ「おやおやまた始めましたな。
いやはやなんといいますか・・・冥土の土産にいいものを見せてもらったということですかな」
ヤン「あの・・・そろそろ行かないか?私は君をヴァルハラへ連れていくことが
仕事なんだけど・・・うわっ・・ユリアン・・そんなことまで・・・」
シェーンコップ「ご冗談でしょう、こんな途中で若い連中を放っていくわけにはいきませんな。
ここは我々が最後まで見届けてやる義務があるでしょうよ」
ヤン「あのね・・・もう充分見たじゃないか。いい加減に二人きりにしてあげようよ。
さっきだってユリアンがちょっと寒気を感じてたじゃないか。あの子は敏感だからきっと
君の気配に気付いたんだよ」
シェーンコップ「しかしユリアンの奴まだまだ甘いな。
やはりポプランが教師では中途半端な中級編がせいぜいといったところかな」
ヤン「!!・・・ゆっユリアン・・・相手の子はまだ初心者なんだから
もうちょっと・・・その・・・あの優しく・・ゆっくりだね・・焦らず・・・なんというか・・・」

117 :42:04/04/30 22:21 ID:zbnanc7G
シェーンコップ「ほう・・・閣下もユリアンに教えておくべき性技のなんたるかがあるわけですか。
是非ともそれはご生前に伝授しておくべきでしたな」
ヤン「わっわたしはそんなこととてもあの子には・・・。いやそもそも私程度ではなんとも・・
あっ!ゆっユリアン・・・そんなことまで・・・・」
女「まぁすごい!優秀な男の子だと思ってましたけどこんなことまでできるんですのね!」
ヤン「??あの。。。あなたは?」
シェーンコップ「ローズか・・・」
ローザライン「嬉しいわあなた。覚えていてくださったのね」
ヤン「え?!あの・・・あの子のお母様??」
ローザライン「ヤンさんあなたには大変感謝していますわ。あなたの息子さんのおかげでうちのカリンもようやく
恋の素晴らしさを実感できるようになったんですもの。おまけにあんなに可愛がっていただいて」
ヤン「え?あ、はぁ・・・いや可愛がってるって問題ですかね・・」
ローザライン「カリンッたらあんなに喜んで・・・懐かしいわねワルター。
私たちもああやって愛し合ったのよ覚えてらして?」
シェーンコップ「誤解されては困るな。俺はあの坊やよりも上級者だから
俺たちはあの二人よりもっと激しく愛し合ったのさ」
ローザライン「ああ!ワルター!」
ヤン「はは・・・・いいから帰ろうよ・・・
フレデリカにでも会いにいこうかな・・・・・・」


紅茶色「ねぇ」
亜麻色「ん?」
紅茶色「さっきから寒気がしない?」
亜麻色「うん・・・・ぼくも・・・・」

118 :42:04/04/30 22:23 ID:zbnanc7G
このスレ恒例(?)のヴァルハラネタです

キャゼルヌ夫妻はもう終わりですか?

119 :あれっくす :04/05/01 01:18 ID:ksyMj1xe
>>118
おい、誰が撃ち止めだ

120 :おるたんす :04/05/01 01:19 ID:ZW0nBwrX
あら、違うとでも?

121 :名無しさん@ピンキー:04/05/01 09:06 ID:sfvTypx8
シャルロット「とか言いながらママが何だか期待してます」
妹「パパのまたぐらがすごいことになってます!」
シャルロット「あっ、パパがママにおそいかかりました!」
妹「ママうれしそうです!」
シャルロット「え〜と、『ぜんぎ』とかいうことの必要がなさそうです」
妹「パパがんばれママしっかり」

……朝から何書いとんだ俺orz

122 :名無しさん@ピンキー:04/05/01 11:36 ID:sdA+veRz
クローゼットの中ですか

123 :名無しさん@ピンキー:04/05/01 14:32 ID:no1uXrab
田中芳樹の顔はなんか卑猥

124 :名無しさん@ピンキー:04/05/01 18:58 ID:muMHgv2d
>123 ほんとでつか?

125 :名無しさん@ピンキー:04/05/02 03:40 ID:EtDU6+oi
始×まつりキボン。

126 :名無しさん@ピンキー:04/05/02 10:49 ID:mTbC7aDg
>121
正直またぐらとかいう幼女には関心せんがワラタ

127 :名無しさん@ピンキー:04/05/02 22:03 ID:uRYk+AUE
>>124
ホント、ホント
嫌らしい狒狒じじいを具現化したような顔している
あの顔が宮沢りえを襲ってる光景を想像するだけで抜けるぐらい
卑猥な顔している

128 :名無しさん@ピンキー:04/05/02 22:05 ID:nkQlQkJk
>>124
卑猥そうな髭のない中国人を想像したら、だいたい正解だと思う。

129 :名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:20 ID:QBW9D6nK
作者にハァハァとか萎え〜とかするスレじゃなくて
ハァハァの対象はあくまでもキャラだから、中の人の顔談義はホドホドにな>124&127-128


130 :121:04/05/03 09:27 ID:d9qbBlAW
>>126
妥当な表現を思いつかんで正直スマンカッタ

131 :名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:38 ID:SCqXFavh



 先端をいじめ抜かれようやく患部も観念したようだ。
 艶かしい声に導かれるように射精する。先端から吹き出すようにあふれる膿は患部を扱きつつけている手を汚してしまった。
「すごく濃い……」
 射精の余韻に浸っているとベトリと余す所無く付着した膿にクララは驚嘆の声を漏らした。指同士をこすりあわせ離すと細い糸ができるほどだった。
 細かい刺繍入りのハンカチを取り出すと付着したものを拭い去る。これで終り、とばかりに私の上から降りようとしたので、慌てて押し止める。
「ま、待ってくれ今度は私の番だ」
 言いながらスカートの中に手を差し入れまくり上げる。眼前には白衣にはアンバランスなほど真赤に染め抜かれた下着に包まれた肉付きのよい臀部が広がる。
「どうするつもりですの」
「診察さ。決まってるじゃないか」
「どこも悪くないですわ」
「それは診察してから私が決めるさ。……まずは」
 両手で臀部を鷲掴みにして感触を確かめる。適度な筋肉がついているため非常に弾力がある。しっとりとした肌は指に吸い付くようだった。
「なかなかのものだ……よし次は」
 下着上からクララの恥丘や秘所を指で撫でる。光沢のある絹の布地だが、中心部は湿り気を帯び光を失っていた。湿り気まじりの部分の上を強くなぞるとクララから甘い声をさえずる。
「なんだもう感じてるじゃないか」
「……」
 口元が動いたのだが、あまりの小声で聞こえなかった。聞こえないといって催促すると
「その……あまりにもあなたが気持ちよさそうにしてくれるんですもの……表情なんて特に、瞳までお変えになって……声まであんなに……つい私もその気になってしまって……」 
 顔面に血が上る。
「っ!? そこまで顔に……」
 返事の代わりに彼女はこくりと頷いた

132 :ルッツの苦悩:04/05/04 01:41 ID:SCqXFavh


 常々表情を読まれやすいとは思っていたが、まさかこんな時に関わってくるなんて予想外だ。今は別に問題はない。それどころかクララは喜んでいる。ここは恥ずかしさを堪え利用することにしよう。
「まあ、クララが喜ぶならいいさ。では気を取り直し診断の結果は今すぐ治療の余地ありに決定」
「ご、強引な……ぁん」
 下着生地を強引に横へずらし初期治療として花芯を摘み上げる。ある程度固くなっていたそれを軽く爪を押し当てると一際高い声をあげる。
「ひぃっ……んんぅ……ぁ……ぁああっ」
「あまり大きな声をだすと外に聞こえるぞ。いいのか?」
 病室の壁は病人の不意の時のため通常より声が通りやすくなっている。そのことを告げた上で更に花芯をいじると彼女は口に手を当て声を少しでも漏らさないようにする。
 それにより彼女は大きく声をあげることは無くなったが、ここで少し意地悪をしてみたくなった。
 両手の親指で花芯を引き続きいじりながら残りの指で花弁を押し広げた。そして今にもこぼれんばかりの蜜を舐め取り始める。
 これにはかなり驚いたようで彼女の口から悲鳴に近い嬌声を生み出すことに成功した。
「やあっ! そんなところに口をつけるなんてっ……」
「また声が大きい……」
「それはあなたがっ……んんっ、ひゃぁ……」
 更に奥に舌を差し入れかき回した。それで力が抜けたのか私の上で寝そべるようになった。

133 :ルッツの苦悩:04/05/04 01:41 ID:SCqXFavh



 その後も制止の声を含めつつ喘いでいたが、同じ人間の口でも上下では主張が違うらしい。ひと舐めするたびに歓喜の蜜をあふれ出す。
 しかも徐々に量が多くなっているため次第にじゅるじゅると音をたてねば舐め取れなくなってきていた。
 彼女にも聞こえるようになると恥ずかしさのためか腰をくねらせる。その動きがより一層の興奮を私に与えた。先ほど出したばかりだというのに患部がもたげ始める。
 力を取り戻しつつある患部を目にしたクララは
「ぁん……うぅん……また……こんなに……」
 そういって患部を再度治療すべく今度は口に含んだ。
 患部の先端が熱い唇に包まれる。先ほどさんざん弄ばれたため、少々鈍くなってはいたが身を走る感覚はすさまじいものがあった。一瞬私の動きが止まる。
「意地の悪いあなたお返しです」 
 くっ、とうめき声を出してしまった私に喘ぎすぎで息を荒くさせながら話す。
「な、なかなかいい返し方だな」
「喜んで頂けたなら嬉しいですわ」
「では私ももっと報いなければな」
 そして私は再開した。今度は舌だけでなく指を使って持てる技全てを使うべく没頭しようとした。呼応するようにクララも舌を使い始める。
 クララが口内でほどこす治療はかなり上手かった。先ほどの治療のためか非常に的確に舌を使い刺激する。唇をすぼめ患部を喉元まで含めたクララは全てを飲み込むかのように吸い続ける。
 すばらしい感覚のため下半身に意識が向かってしまい目の前の事に集中できない。
「クララ……いいかい?」
 クララは口から患部を離し、無言で頷いた。
 私はクララを体の上からおろし、体制を整えるとあらん限りの勢いで押し倒した。自らの下半身を持ちクララのそれに向け挿入しようとする。

134 :ルッツの苦悩:04/05/04 01:42 ID:SCqXFavh



 今まさに結合たらんと胸躍らせたときその胸に入れていた携帯通信TVから緊急呼び出しコール音がした。
「何っ!?」
 邪魔をされたことで通信TVに向かって怒りを表す。乱れた服装で出るわけにはいかないので、音声だけで通信を始める。
「失礼します」
 副官のグーテンゾーンからの通信だった。
「何だ」
 公人としてはあるまじき行為だが、この時不機嫌さを隠そうとしなかった。
「お忙しいところ大変申し訳ございません。カイザーより緊急の招集がかかりましたので至急大本営にお戻りください」
 口調で時機の悪さを悟ったようで、かなりばつの悪そうに告げるグーテンゾーンではあるがそれで私の気が晴れるわけではない。
 わかったと短く告げ通信を切る。それ以上何も言う気力は湧かなかった。
 そばで聞いていたクララも同じ思いだったに違いない。それでも私の身支度の手伝いをし始め
「これからいくらでも一緒に過ごす時間は作れましょう。ですから今日はあなたがいるべきところにお帰りください。」
 と、優しく言った。
「ああ……そうだな。来年になれば少しは暇になるだろうから、喪が明け次第にでも休暇を取ってどこか旅行に行こう。」
「ええ、喜んで。それにしても気が早いこと。ずいぶんと先の事じゃないですか。そんなに急がなくても私は二人でいけるならどこでも良いですわ」
「嬉しいことを言ってくれるじゃないか」
 華奢なクララの体を抱きしめる。少しでもクララの暖かさを覚えておきたかった。時間の無いことなのでほんの数秒にすぎなかったが、しばらくはこの掌にかかる温もりは消えることは無いだろう。
 入室時に取り付けた簡易キーを外し出口に向かう私に、クララは微笑をもって送ってくれた。
 その微笑を背に病院を後にする。
 先ほどまでの甘い感情は胸の奥底に秘め、今はただ一軍人として大本営に向かう。車に乗り込む時、不意に今日の暦の上では秋に差し掛かるのに日差しが強い事を感じた。
「今日は暑いな……九月になったというのに……」
 一瞬背中に不快な悪寒が走ったが、屋内から屋外に出たときの急な温度変化によるためと気にもとめず歩みを続ける。九月十日のことだった。

135 :名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:49 ID:SCqXFavh
131名無しになってしまいました。申し訳ございません。
続き希望された方ありがとうございます。励みになりました。

>前スレ977さん
婚約者(当時上級大将)がその言葉を聞いたら目の色を変えて
「アレは私専用の治療法だ」
などと言いつつ銃口突きつけてくると思います。

136 :ルッツの真の苦悩:04/05/04 01:55 ID:SCqXFavh
金髪 「ルッツ。予は卿が医師の免許を持っているとは知らなかった。しかもずいぶんと腕利きのようだな
ルッツ「陛下。一体なんの……
    ……
    …………
    ………………



    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ う
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ  
    まさか! 上のことか!!(※ルッツ)

137 :名無しさん@ピンキー:04/05/06 09:52 ID:lHJhKps8
tp://yotsuba.saiin.net/~h-sora/book/etc/gin_f1.html
ほのぼのも好きだが、こういうのも好き。

138 :名無しさん@ピンキー:04/05/06 21:54 ID:jCh8kmmM
>137 上記のユリアンと某なりきりスレのユリアンが元は同一人物から派生したとはとても思えん

139 :名無しさん@ピンキー:04/05/07 13:40 ID:Uqno93A+
遅くなったけど職人さんたち乙 やっぱりほのぼのいいなあ

140 :名無しさん@ピンキー:04/05/07 19:14 ID:YYrm+mNs
131さん乙 

141 :名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:08 ID:hPbv8fIi
即死した銀英伝スレって何書いてあったんだろう…

142 :名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:00 ID:5mwP5WjT
>141
おぼろげな記憶だけど
1.「エロの歴史がまた1ページ…」とかなんとか
2.「2get」
3.「重複スレです」でこのスレのURL貼り付けて誘導

の3レスで完結してた筈。

143 :名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:09 ID:Du1Qtyvh
>142dくす
えらい殺伐とした重複スレだったんだなぁ。
立て逃げのテンプラのようだ

144 :名無しさん@ピンキー:04/05/08 20:55 ID:sur5m8Fp
>138
それホントの話?
某なりきりスレと言ったら、2のなりきりしか思い浮かばないんだが・・・。
だとしたらショックだなあ。

145 :名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:17 ID:haZKdFMw
>144
深読みのしすぎと思われ。

「なりきりの中の人と137SSの作者が同一人物」じゃなくて、
単にどっちも同じ原作(=銀英伝)の登場人物(ユリアン)から
派生したヤシだって意味では。

146 :名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:35 ID:sur5m8Fp
あ、なるほど。
どうも深読み癖がついてしまったようで。(苦笑
ありがとうございます。

147 :138:04/05/08 23:46 ID:gau4UStP
>144
すいません「某なりきりスレ」じゃなくて「某こんな●●嫌だ!スレ」でした
スマソ

148 :名無しさん@ピンキー:04/05/09 02:16 ID:i9LZcskl
始×まつりが読みたいよぅ

149 :名無しさん@ピンキー:04/05/11 20:45 ID:RRsXlOgr
15さんはまだかな?おのれアク禁!
前スレからの途中で止まってる人もまた来てくれないかな?

150 :名無しさん@ピンキー:04/05/13 17:46 ID:RxH+hlJ9
珍しく酔っ払ったお由紀を介抱するつもりで
あれやこれなことになってしまう泉田

……駄目だ、お涼が見逃すはずがないw

151 :名無しさん@ピンキー:04/05/13 18:07 ID:98kBWHRu
>>150
で、発見された所を今度はお涼にあれやこれやとされてしまう泉田…
のつもりが、あれやこれとしてしまう泉田

でもイイ?

152 :150≒1:04/05/13 18:55 ID:m7CsGqAG
>>151
いい。むしろそうしろw

153 :名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:38 ID:m+QLhoBn
>151-152
泉田がお涼をあれやこれやしてるうちに
お由紀が「漏れ放置かよヽ(`Д´)ノウワァァン」と逆ギレして
泉田をあれやこれやしてしまう三すくみとか。

泉田にとってはどっちにころんでも後が怖そうだけどw

154 :名無しさん@ピンキー:04/05/14 09:41 ID:Cj7Kku9q
憲兵総監と侍女が出会った日だから、何か書きたかったんだけど
……間に合わなかった_| ̄|○ フガイナイ



155 :名無しさん@ピンキー:04/05/14 19:27 ID:78kd/nNm
その意気や良し
ただ、遅れてもいいから書いてほしいのが人情なので
書いたらだしてね

156 :_:04/05/15 17:16 ID:EvdoyNag
>>151

.... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄

警備部の某軽視が落ち込んでおられるようです

157 :名無しさん@ピンキー:04/05/15 19:17 ID:6zoSU2wF
>>156
ワロタ。GJ

151です。

設定としては、酔ったお由紀が勢いに乗じてコクる。
動揺する泉田で、なんとなくそんな雰囲気のまま流れるけど、やっぱりお涼のことが脳裏をかすめて寸止め。
その場を離れるもなんだかんだでお涼と鉢合わせ、泉田のワイシャツについた(首筋についたでも可)口紅に激昂するお涼。
押し倒される泉田だけど、お涼のことを再確認しては自分から…つー簡単なというかベタな展開は思いついたんですが、
誰かかいてくれないかなと言ってみたりする。


158 :アドリア〜ナ・ルビンスカヤ :04/05/15 19:44 ID:FJp8mpcq
御前ら聞いてください
ブクオフ逝ったらサ 銀英伝の漫画版が遭って立ち読みしたんだよ


ルビンスキーが女でした って言うかチャイナでした


チャイナドレスですよ、チャイナドレス 
もうね、なんていったらいいのか ドウよ?道原センセ?

そんな萌えはいらねえよ!! ヽ(`Д´)ノウワァァン




159 :アドリア〜ナ・ルビンスカヤ :04/05/15 20:07 ID:pEnwWrXD
スマン チャイナじゃなかったかも知れん
イブニングドレスだったかも知れん・・・

_| ̄|○ <あんまり違わないか・・・

買った3巻の後ろに載ってた豆知識 
 少年キャプテンコミックススペシャル(徳間)
アドリア〜ナ・ルビンスカヤ
帝國暦446年(宇宙暦775年)8月7日生まれ O型
フェザーン自治領主。富と術策によって、銀河宇宙の
制御をもくろむ。(原作では、男性の人物です) ←原文ママ

なにゆえ変えたんですかね・゚・(ノД`)・゚・ <原作では、男性の人物デス

すれ違いスマソ

160 :名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:46 ID:0OTq4bRJ
>>157
そういうのもありですな

と言いつつ、できれば泉田も酔っててお由紀と行きつくとこまで行ってみて欲しい気もする
(なんか責任取ってケコーンに至りそうだがw)

161 :名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:52 ID:woJBx/id
>>160
で、ケコーン式に乗り込むお涼って卒業パロですねw
個人的にはお由紀も好きなキャラなんですよー。

15さんはまだ規制中なのか、執筆中なのか判らないけど期待待ち。


162 :名無しさん@ピンキー:04/05/16 00:55 ID:Bps+uqWA
>>159

確か女性キャラが少ないから
ってどこかで読んだような。

163 :名無しさん@ピンキー:04/05/16 01:12 ID:C+AjyS2j
>>159
何かで読んだんだけど、絵を描いてる人が「男ばっかり書くと飽きる」みたいなことを言ってた気がする。
他の性転換キャラだと……確か同盟の政治家に誰か一人居たような?
スレ違い&うろ覚えスマソ

164 :名無しさん@ピンキー:04/05/16 01:21 ID:mxEa9vTA
>163 同盟のホアン・ルイがいきなり美人な女になってます
ルビンスカヤの場合ルパートとドミニクどうなるの?ってかんじですけど

つーかエロの話題は?

165 :名無しさん@ピンキー:04/05/16 04:21 ID:e8FRAm7B
>>158
つまりスキンヘッド女性ルビンスキーを使ってエロを書いて欲しいと言うことでしょうか?

166 :有名だったんだ、これ :04/05/16 20:05 ID:p7u1gynZ
>>165 及びご迷惑をかけた皆様江
そんなつもりじゃなかったんです 
悪気もなくて・・・その・・・なんかショックで・・・ルパートとか

スレ違いすんませんでした _| ̄|○


167 :名無しさん@ピンキー:04/05/16 21:15 ID:wy81gHS/
>166
スレ違い気味なのは確かだが
ライトノベル板あたりならありそうな話題だし
悪気があったとはこれっぽっちも思ってないからイ`


つか「スキンヘッドチャイナ悪女エロ」なんて
どんなジャンルのどんな種族へのサービスになるんだw

168 :我等が辞表提督 :04/05/16 23:32 ID:lGbeqN5/

      ,,、-''"´ ̄ ̄```ヽ、
    ,/           `-、,,_
   ,/       i, ;      ゙ミ三ー''"
   /       ハハ        ヽ,
  i" ,/ / ,〃i/  い、 \   いN
  / ,/ ,/ノ / ,ノノハ ト,、 ミ`'ー Vリ
  | レ'   _,,、ァチ-ーヒヽ| ゞヒs、ミヽ i <エロスが足りないって?
 ハ  rヘ ア'  <モテ;;   i' zッ、`i  ソ   へえ、そいつは一大事。
  ゙Yf i゙ |ト        :i `` イ, ノ
  いヽ ゙!,      ,_ ;、   ,タ"
   `i, `r、    ..__`_  ,リ
    ク',ヘ ゙:、    `''ー‐'´  /゙
   イ,ヘ ゝ\.     ̄  /
  f ̄`''ー─--ミ''-、,,_,,イ!‐-、、,,_
,/         ゙i,⌒ヽz¬"゙ヽ   i
             ト  ヾぃ  )  L,,_


169 :名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:18 ID:iIiOp60U
提督は右目がモテるんだねw

170 :名無しさん@ピンキー:04/05/17 11:52 ID:+HSnyBDd
始×まつりを誰か書いてくれないものか…………

171 :名無しさん@ピンキー:04/05/17 20:19 ID:04uViCEF
>170
ハゲドウ

172 :しょうがねえなあ。:04/05/17 20:52 ID:7lam4yLj
/|         |  |_____ΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦ||ΦΦΦ
  |         |  | ̄ ̄ ̄ /|                    ||
  |         |  |   / /|TTTTTT   TTTTTTTTTT||TTTTT
  |        /\ |  /|/|/|^^^^^^ |三三| ^^^^^^^^^^^||^^^^^^^
  |      /  / |// / /|
  |   /  / |_|/|/|/|/|
  |  /  /  |文|/ // /
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/         Λ_Λ
/|\/  / /  |/ /           (___) よーし、始×まつりだー!!
/|    / /  /ヽ            /〔 祭 〕〕つ
  |   | ̄|  | |ヽ/l            `/二二ヽ
  |   |  |/| |__|/   Λ_Λ     / /(_)
  |   |/|  |/      ( ´∀`)   (_)    Λ_Λ
  |   |  |/      // /  ^ ̄]゚        (`   )
  |   |/        ゚/ ̄ ̄_ヽ         ⊂〔〔 祭 〕
  |  /         /_ノ(_)          ┌|___|
  |/          (__)             (_ノ ヽ ヽ
/                                (_)

173 :名無しさん@ピンキー:04/05/17 21:10 ID:5yEGq+9D
>>172
ほんとうにしょうがねぇなぁー。
藻前 SSの方も書いてくれよ。

174 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 01:52 ID:Mx4QE61f
誰かファランギースも書いてくれよ〜

175 :_:04/05/19 07:21 ID:TkQ7jRP9
SS自体が品薄だね

あたしゃー泉田×幕府がいいな 

などといってみたりするテスト

176 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 12:35 ID:qPrnU8kU
けっこう人気あるんだね室町さん

泉田に見つめられてたいそう恥ずかしがるが
快感を覚えるにつれ大きな声を……

駄文にすらできないのが哀しいよ(⊃д`)

177 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 21:20 ID:XQupJdXU
>>174
アルスラーンに手ほどきするファランギースきぼん

178 :_:04/05/19 21:24 ID:qEmcbuzQ
このスレの最終エロ

>>04/05/04 01:42


・゚・(つД`)・゚・

179 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 21:30 ID:2RwLxvAr
泉田×お由紀っていうと
 雪山遭難で泉田お由紀をかばって負傷・小屋にふたりっきり・>
 発熱により泉田意識不明>人肌あたため>半覚醒で微妙な言動>
 お由紀主導でいたす>翌朝救助参上>
 泉田記憶なし・お涼何かを感づくも追求できず
とか考えたな。昔。泉田がかっこ悪いので放棄したが。




180 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 21:39 ID:r/Bh2LCP
>>179
いつもフォローする側だからたまにゃされる側でもいいと思うけどナー
気がむいたら書いてくださいyo

181 :名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:29 ID:mscx/bji
>>179
もの凄く興味あるので書いて欲しいです・・・

182 :名無しさん@ピンキー:04/05/22 16:56 ID:WvxlhM3e
薬師寺絹子……は難しいなw

183 :名無しさん@ピンキー:04/05/23 03:54 ID:G7zJ23J/
>>178
約一年も投下なしのスレもあるのだよ
よく生きてるなあのスレ・・・
原作の世界がしっかりしてると中々ネタが出来ない
ガイエ作品も作り辛い

184 :名無しさん@ピンキー:04/05/23 14:43 ID:+owDinZt
>>183

そこは荒行か何かをしてるんだろうか?

185 :名無しさん@ピンキー:04/05/24 06:18 ID:pf46HUhr
>>183
放置プレイで(*´Д`)ハァハァしてます。


186 :名無しさん@ピンキー:04/05/24 14:37 ID:mOHvoXET
作品投下一回も無いのに半年もってるスレもあるぞ…

187 :名無しさん@ピンキー:04/05/25 04:32 ID:HC1EVU8k
そういえば1stスレではまともに終了まで投下されたSSがひとつっきり
なんて所もあったか
今じゃパート5くまで伸びてるし、このスレも今後爆発的に投下されるかも

188 :名無しさん@ピンキー:04/05/25 08:54 ID:C4FvpnLq
泉田×お由紀のSSが投下される事を心から待ち望んでから結構な月日が・・・

189 :名無しさん@ピンキー:04/05/28 08:02 ID:5Gr84bW9
お久しぶりです。
移管問題で書き込みや閲覧に響くかもとの事で、
まだ途中ですがとりあえず出来てるとこまで投下。

ちなみに規制と執筆の両方で遅くなってました>161さん

190 :One night stand:04/05/28 08:03 ID:5Gr84bW9
 こんな理不尽かつ危険な要求などきっぱり断ればいいはずだ。既に意思を訊かれているのだから
「嫌です」の一言だけで簡単に決着がつく。余計な波風を立てたくないのなら、たちの悪い冗談と
片付けて笑って流す事も出来るはず。
 だが、私にはどちらの途も選べなかった。
 ストレートか遠まわしかの違いこそあれ結果的には涼子を拒む事に変わりない以上、どちらを選んでも
何か大切なものが壊れてしまうような気がしたのだ。

 これからどうするべきなのだろうか。混乱した思考をまとめるべく、目を閉じて深呼吸すると
湿った空気が肺を満たした。
 ──なぜ私が、とはこの際考えても仕方ないだろう。愛だの恋だのといった感情を涼子が私に
抱いているわけではなく、この人にも人肌が恋しくなる夜があって、手近にいた男がたまたま私だった。
多分それだけの事だ。
 この人は誰のものでもないし誰のものにもならない。今回の戦いにおいて涼子自身がそう明言している。
例えるなら、高嶺どころか地獄に咲き誇る妖しくも美しい毒花。たかだか一晩ベッドを共にしただけで
ものに出来ると勘違いする奴など、一笑のもと瞬殺されるのが落ちだ。
 私は涼子をものにできる器などではないから、そもそも勘違いなどしようがない。
大体一度かそこら寝た位で涼子の彼氏面をするなんて、命は要りませんと言っているに等しい行動だ。
 それ以前に、この人の事だから一度私を今夜の相手と思い定めたなら、
私の意志などおかまいなしに縛ってでも事に及ぼうとする可能性も否定できない。

191 :One night stand:04/05/28 08:04 ID:5Gr84bW9
──どちらにせよ逃れられそうにないのなら、受け入れるしかないのではないか。
 生命の危険があるような状況であっても、涼子が行きたい所に従い、やりたい事に付き合うのが
当然であり自然な事に思えたのだから、これからしようとしている事についても、きっと同じ。
 それに、絶世の美女と一夜を共にできると考えれば滅多に無いチャンスと言えなくもない。
容姿以外の部分に問題があり過ぎるのには目を瞑って、今夜ただ一度きりの事と割り切れば
決して悪い話ではないのではないか。
 あくまでも涼子からの誘いに乗るだけであって、こちらが押し倒したワケではないから
少なくとも命まで取られる事は無いはず。
 それでもなお躊躇する気持ちを無理やりねじ伏せ、覚悟を固めて目を開けた。


 返事をすべき相手は硬い表情のまま、石づくりの彫像のように私の前に立ち尽くしていた。
恐る恐る手を伸ばし、指先で頬の輪郭をそっとなぞると微かに身じろぎしたが、私の手が
跳ねつけられる事はなかった。かたちの良い顎に指をかけ、少し上を向かせて
光が揺らぐ瞳を覗き込み、噛んで含めるようにゆっくりと語りかけた。
「私なんかが相手で、よろしいんですか?…後悔、しませんか?」

192 :名無しさん@ピンキー:04/05/28 08:06 ID:5Gr84bW9
 その瞬間、彫像が生命を吹き込まれたかのように涼子の肩からふっと力が抜けた。
こわばった表情は一変して、正体を知り尽くしていてもなお魅了されずにはいられない
咲き誇る薔薇を思わせる笑顔が向けられた。
「後悔は先にするものじゃないでしょ。それに…」
「それに?」
 涼子は即答せず、私の首にしなやかな腕を廻して抱きついてきた。
柔らかく、それでいて弾力に富んだ素晴らしい感触が押し付けられているものの危険さを一瞬忘れさせる。
次いで耳元に温かいものが触れ、熱い吐息がそっと耳を撫でた。
「…泉田クンにしか、預けるつもりはないの」

193 :One night stand:04/05/28 08:06 ID:5Gr84bW9
 何を、と訊こうとした瞬間唇を柔らかなものに塞がれた。それが涼子の唇であると気付くには、
時間がかからなかった。
 素肌と唇から与えられる熱が頭の奥にまで染み渡るようで、一瞬眩暈を覚えたが
唇が離れる頃には魅惑的な感触が消えてしまうのを名残惜しいとさえ思ってしまったあたり
すっかりこの人の術中に嵌っているのかも知れない。
 涼子が抱擁を解き、しなやかな手がそっと私の頬に触れそのままゆっくりと撫で下ろされた。
微笑みと穏やかな眼差しは慈愛溢れる女神の表情そのもので、一皮剥いたら魔女なのだと
判っていてもつい魅入られてしまう。
「…泉田クン」
「何でしょう?」
 返答の代わりに再び抱きしめられ、次いで口内に遠慮がちに侵入してきた柔らかいものに
舌で触れると私を抱く腕の力がひときわ強まる。飽きるほど舌を絡めあい、さすがに息苦しさを
感じて唇を解放すると、互いの舌の間で唾液が細く糸を引いた。
「んっ…」
 涼子を抱きしめて背中に手を廻すと身体が小さく震え、うっすらと開いた唇からかすかな声が漏れた。
私の腕の中にいるのは男どもを蹴散らし、ドラキュラさえ避けて通る美しくも恐ろしい最終兵器。
その筈なのに、触れた掌にはその危険さからは程遠い柔らかさとぬくもりが伝わってくる。
 つややかな朱唇を軽くついばむだけのキスから舌を深く絡めあうものまで、一体何度くちづけを
交わしたのか数えるのも億劫になってきた頃には、この人と本当に一線を越えてもいいのだろうか、
という躊躇はまるで日向の雪のようにどこかへ消えていた。

194 :15:04/05/28 08:09 ID:5Gr84bW9
とりあえず今日はここまでです
ノシ

195 :名無しさん@ピンキー:04/05/28 09:46 ID:vD9+mA4e
>>194=15タソ
お疲れですー。
待ってたかいアリです。泉田苦悩してますが、イイ。

執筆の方はいろいろあると思いますので、ごゆっくりとノシ。

ちなみに>161です。

196 :名無しさん@ピンキー:04/05/28 15:51 ID:HLokeFSj
15さん、あなたをずっと待っていましたー!

197 :名無しさん@ピンキー:04/05/28 18:40 ID:KXNgNh9W
15さん
(・∀・)イイ!

198 :名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:20 ID:RI687w7f
ぬおおぉ!(・∀・)イイ!!

199 :名無しさん@ピンキー:04/06/02 23:10 ID:aOFB0tKg
保守代わりに

皇后となったヒルダに臆することなくいつものように気軽に皇室に遊びに行くヴェスパトーレ男爵夫人。
そこで見たのはやや物憂げにほほえむヒルダ。
女性としては最高の物を手中にしているはずがなぜ?
「どうしたの」
そう優しくささやく訪ねるが、答えようとはしない。
いつからそんな悪い子になったの?
マグダレーナは強引に抱きしめ唇を奪う。
ほんの数年前。ヒルダが学生だった頃より重ねられた行為が、かたくなだったヒルダの唇を溶かし始めた。
最高位の男は最高の夫とは限らない・・・
人間として大切にされることはあっても女としては・・・
夫婦としては・・・あまりにも淡泊な交わりだと。

涙を見せぬよう努めるヒルダの姿はかえってマグダレーナの心を打った。
「顔を上げてヒルダ。どうして今まで相談してくれなかったの。まあいいわ。これから私がいるのだから」
そうつぶやくと、ヒルダの首筋に顔を埋めた・・・

200 :名無しさん@ピンキー:04/06/03 00:54 ID:1eizllJP
イイ!
続きキボンヌ

201 :名無しさん@ピンキー:04/06/06 01:08 ID:yhPSVFgJ
SF板でIFSSやってるね。
エロじゃないけど。

202 :名無しさん@ピンキー:04/06/06 17:17 ID:iubhE6vb
立花らいむたんの話もキボン。

203 :補修:04/06/09 06:52 ID:Brzvw9F6
   _____      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 /:\.____\  / 対ガッ用超高性能ぬるボックスのテスト開始!
 |: ̄\(∩( ;゚∀゚) <   重いので持ち上げたり投げ飛ばしたりするのは不可能
 |:   |: ̄ ̄ ̄∪:|  \  耐熱耐寒耐水仕様、太陽に突っ込んでも大丈夫
 |:   |:      :|    | 防音なので外からの誘惑に負けない
 |:   |:      :|    | 反中間子ビーム信者にも圧力にも屈しない。外部からの衝撃で中の人間が死ぬ事もない。
 |:   |:      :|    | 宇宙空間でも大丈夫。酸素も食料も一生分ある。排泄物も秘密システムで処理できる。
 |:   |:      :|    | マイナスイオン型空気清浄機式で完全循環型だから毒ガスアタックなんか効かない。
 |:   |:      :|    | 日産のタイヤだから外れない。
 |:   |:      :|    | 箱は内側から鍵をかけられるし中からしか開かない。tanasinnだってへっちゃら。
 |:   |:      :|    | 物理的に無理と言われようが、製作者はドラえもんなので22世紀の力で全て解決。
 |:   |:      :|    | 通り抜けフープや毒針など全然効かない。
 |:   |:      :|    | ボックスのみ透明化することが可能で、会話ぐらいしか方法がないが
 |:   |:      :|    | 外部のものとも接触がとれるためメンタル面も大丈夫。
 |:   |:      :|    | もちろん自由自在に動き回ることが可能!ふはははは、完璧すぎる。ぬるぽぬるぽぬるぽ!
 |:   |:      :|    | ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽーーーーーーーー!
 |:   |:      :|    | ぬるぽっぽぬるぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
 |:   |:      :|    | ヌルポヌルポー!!さぁどっからでもかかって来い!
 |:   |:      :|    | ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ!!!
 |:   |:      :|    \____________________________________

204 :名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:07 ID:TimSBqIA
お約束なので…

   ∧_∧
   ( ・∀・)   | | ガッ
  と    )    | |
    Y /ノ    人
     / )    <  >__Λ∩
   _/し' //. V`Д´)/
  (_フ彡        /  ←>>203


マサカコノイタデガッスルトハ・・・・




205 :名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:56 ID:Uzo0648f
BOX無視かw

206 :名無しさん@どーでもいいことだが :04/06/10 02:42 ID:HX6rr8HR
>203
>防音なので外からの誘惑に負けない
と書いてあるのに、
>会話ぐらいしか方法がないが外部のものとも接触がとれる
とはこれいかに。

207 :名無しさん@ピンキー:04/06/10 04:42 ID:RRpcSLXM
>206
手話だよ、手話。

208 :名無しさん@ピンキー:04/06/10 13:48 ID:AuzL5bGP
>>203がJACES製でないことは確かだな
それはそれとして準×由紀(*´Д`)ハァハァ

209 :名無しさん@ピンキー:04/06/10 22:09 ID:bgzCVQjm
幕府はシチュだけは出てるんだよな

@出張先ホテルの部屋ヒトツで
A遭難して
B慣れないお酒で
こんなとこか

前スレ見ようと思ったら手違いで消しちゃった  
・゚・(つД`)・゚・  マジデ泣キソウ



210 :名無しさん@ピンキー:04/06/12 00:43 ID:p0Em7Ajc
由紀子メインの番外編とか書く気ないのかなガイエは

211 :名無しさん@ピンキー:04/06/12 21:31 ID:KgGsEmZ/
>>210
「由紀ちゃんの桜田門日記」でつか?

212 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:41 ID:MaIXem9e
なんか岸本のヲタ日記になりそうで嫌だ。

213 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 04:31 ID:E7oQmtMg
泉田とお由紀が居酒屋に行ってお涼の愚痴を肴に酒を酌み交わしたりして欲しい。

互いの傷を舐めあう感じの番外編を希望って事かな?

214 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 07:15 ID:vC7iDiiR
>>213
酔った勢いでレッツラゴーゴー

215 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 13:53 ID:gbCF/OA7
>>214
入ったホテルが涼子の系列会社
あの手この手で妨害をたくらむ涼子
全く気づかないで妄想全開なお由紀と
ガクガクブルブルの泉田

216 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 22:13 ID:uxxfB9Rp
保守〜


 マグダレーナの唇に陶器のようになめらかな肌の感触が伝わる。ヒルダからはあっという小さなため息がこぼれる。
「あのころと変わりないわね」
 婚前と変わらぬ。普段なら褒め言葉であろうが、この場合それだけ夫との交流がないことを示している。ヒルダの満たされぬ日々を思うと胸に痛みを覚えた。
 首筋の愛撫を続けながらワンピースのボタンに手をかける。丹念に手入れをした指先がゆっくりとボタンをはずし、ヒルダの白い肌が露わになっていった。
 最後のボタンをはずしたと同時にヒルダの体を包んでいた衣が床へと流れ落ちた。
 恥ずかしげにうつむくヒルダをマグダレーナはまじまじと見つめる。
 皇后のか細い肉体には高潔さを表すかのような純白の下着に包まれていた。
 すでに一子をもうけているにもかかわらず少年のような肉付きのヒルダにマグダレーナの言が飛ぶ。
「相変わらず細いわね。うらやむ女性は多いでしょうけど、これだけ細いと殿方には物足りないかもしれないわ」
「そんなっ」
「安心なさい。細ければ細いなりの愛情の示し方はあるわよ」
 眉をしかめるヒルダに微笑みを向けながら諭すようにいった。
「でもそのためには自分のことをよく知らなきゃいけないわ。こっちへいらっしゃい」 
 ヒルダのヒルダの手を握り、近くにあった姿見の前に移動する。とっさに腕で胸と下半身を隠したヒルダは古の芸術家が描いた女神が具体化したようだった。
「恥ずかしがらないの」
 背後に回ったマグダレーナは耳元で囁きながらヒルダの胸先を軽くつまみ上げる。
 びくりと震え、久方振りの官能に喜びを表すヒルダに気をよくしたマグダレーナは大胆に乳房全体を下から鷲掴みにすると、大きくもみ上げる。
「そんなに揉んでは……はぁ……あっ」
「どうして? こんなに喜んでいるじゃない。先端だってこんなに堅くなって……あら」
 両手で揉んでいると今や固く尖った桃色の乳房より乳白色の液体がにじみ出てきた。子をもうけた体はごく当たり前のように母乳を生み出すようになっていた。 

217 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 19:08 ID:qZOSmZqx
保守またきたー!
実はいつも楽しみにしているのであった

218 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:08 ID:9sK4W3PU
GJ

219 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 01:05 ID:pW4mMJsd
続きキボン!

15さんも待ってます

220 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 21:58 ID:Tu5HB2bf
保守


221 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:49 ID:t71WVHKE
…保守

222 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 01:50 ID:k2Ekwi1L
ホシュ

223 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 22:19 ID:f19nxmsT
保守

保守小話かいたものですがここにいる人に質問です。
現在なんとなく百合風味になっているのですがこのまま続けていいのかお伺いしたいのです。

1 もっとやれ。
2 うん・・・まあ私はスルーするから勝手にやっておくれ
3 やっぱり同性愛は別板(?)にカエレ

やっぱり白眼視されながら投下するのはなけなしの良心にくるものがありますのでご回答あれば幸いです

224 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 22:55 ID:wnZiOpw3
111111111111111
いつも楽しみにしています

225 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:08 ID:mQHGY9Qt
基本的に俺は2だけどそれは個人的な嗜好だから気にしないでたもれ

226 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:12 ID:zS7zi6FH
801はごめんだが、百合はOK。щ(゚Д゚щ)カモォォォン

227 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:24 ID:C+4D5xrp
1ーノシ
百合は平気。むしろどんと来い。
楽しみにしてるよー

228 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:31 ID:8VYz5VWc
どっちかてと2だが、腐女子なんで無視でよろしく。

229 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:16 ID:gRrFGk2+
では、私は腐女子だからこそ1で。

230 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:20 ID:SKewGExo


確かエロパロは百合はOKのはずだよ。

231 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:51 ID:h4qjIx7d
>230
百合・女体化・801等、人を選ぶシチュ投下について、書き手・読み手系スレの過去ログを漁ってみた。
スレの傾向にもよるので一概には言えないけど

百合→事前申告して「嫌いな人はスルーヨロ」と断りを入れておけばOKという意見が多かった
平気な人と苦手な人が共存してる場合は、SS自体は百合シチュ総合系スレ(↓みたいなの)に投下して、
本スレにURL貼って平気な人にのみ見てもらうという手もある。

百合カプスレ@エロパロ板 三度目の正直
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087027859/l50

ちなみに801は801板でというのは言うまでもないとして、
「エロパロ板(女体化スレ以外)での女体化ネタは是か非か」に関しては、
「体は男女だからエロパロ板でOK」「(原作では)どっちも野郎なんだから801板でやれ」
と、見解が真っ二つに分かれて、この手の話題が出る度にひと論争になって
結局「OKかどうかはそのスレの住人次第」というとこに落ち着く。

あと、>223タンのアンケは既に「1」にイピョーウ入れてるので今回はノーカウントでよろしくノシ

232 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 11:01 ID:h/VI4WDW
ほしゅ

233 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 21:34 ID:fBkU25PZ
というか投下してくれる事自体がありがたい事なんで
職人さんは気にせずどんどん投下してくださいと思ったり。

234 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:47 ID:DFAWU4xZ
保守〜


 指に付着した乳白色の液体をマグダレーナは一舐めする。
「うふふ……濃いわね。これならアレク皇子も健やかにお育ちになるでしょう」
 マグダレーナの言葉はヒルダの耳にねっとりと絡みつくように入り込む。普通の言葉も聞こえているはずなのに、すべてが淫猥な言葉に聞こえヒルダを弄んだ。
「はぁ、ぁ、ひ……ぃ……くぅ、そ、そんなに強く……揉んでは……」
「駄目だというの? 嘘おっしゃい。こんなに悦んでいるじゃない」
お仕置きとばかりに親指に力を込め乳房を揉む。形のよい乳房はマグダレーナの指を食い込ませながら少しずつ母乳を吐き出していく。
 真珠色の光沢を持った雫は揉まれるたび大きくなり体のあちこちにこぼれ落ち至高の体に彩りを加えていった。
「あぅ……ぁああっ」
 息も絶え絶えになりながらマグダレーナの容赦ない責めに耐えていたヒルダは小さく震えると、全身から力が抜けたのか地面に座り込んでしまった。
「軽く達してしまったのね」
 マグダレーナの問いにヒルダは恥ずかしげに小さく頷いた。
「恥ずかしがらなくてもいいのよ。さっきの表情とてもよかったわ」
 そう、陛下も御覧になればヒルダが放っておかれるようなことにならなかっただろう。それほどまでにヒルダの恍惚とした表情は何事にも勝るものなのだから。
 ヒルダの朱に染まった顔を見入りながらマグダレーナは歓喜していた。
 マグダレーナがパトローネとして活動する最たる理由は人という芸術品を輝かせることにある。自らの見定めた人間が己が手で輝き出すことに価値を見いだしていた。
 ヒルダもその点では非常に素質ある人間である。実際にはヒルダ自身がこうして皇后にまで上り詰めた点は寂しくもあり、またそんな人間と時代をともにすることに喜びを感じていた。
 そんなヒルダの輝きに翳りがあることなど許されることではない。取り除けるものなら私が払ってしまえばいい。そしてもっと輝かせることができれば……

235 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:50 ID:DFAWU4xZ
うはぁ。 リロードしてなかったから保守しなくてよかったかも。

みなさまアンケありがとうございました。
皆様のご期待に添えるようなエロにはできないかもしれませんが
微力ですが力を尽くします。
続きは脳内にしかないので書き出すのにまたお時間いただきます。


でも正直やっぱり百合風味であって百合じゃないかもしれません。

236 :名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:01 ID:JHmycMc0
>>235
久々の神降臨。
頑張ってください。応援しています。

237 :名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:44 ID:K8xk5dyH
保守の神キター!
嬉〜。

238 :名無しさん@ピンキー:04/07/10 09:28 ID:lYp8i9UZ
保守

239 ::04/07/12 21:54 ID:z/wG9hkW
保守っていいですか?

240 :名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:37 ID:csFBVDyG
>239 ヨシ!

241 :名無しさん@ピンキー:04/07/15 16:36 ID:Oda2ha6A
ヤン×フレデリカが読みたいな。

242 :名無しさん@ピンキー:04/07/18 01:46 ID:PwPJlue9
フレデリカは入れた、ャンは逝った

243 :名無しさん@ピンキー:04/07/22 19:18 ID:s6OchN8t
>>242
は、はやっ

244 :名無しさん@ピンキー:04/07/27 13:34 ID:S9eqQ44u
>>243
いや、突っ込むべきはヤン「が」入れられたとこじゃね

245 :名無しさん@ピンキー:04/07/28 01:13 ID:Z4bJ28XL
>>244
え?フレデリカが騎乗位でいれたんでは?!
まさか・・・ペ●バンで後ろ開発??


246 :名無しさん@ピンキー:04/07/31 08:14 ID:s7J3CuB7
ほしゅ。

247 :名無しさん@ピンキー:04/08/01 10:54 ID:UEcyQcFl
ほしゅ。。

248 :名無しさん@ピンキー:04/08/01 23:59 ID:UEcyQcFl
保守

249 :名無しさん@ピンキー:04/08/03 23:46 ID:QGApPuf9
保守。


250 :保守01:04/08/05 16:03 ID:1u3CtWSs
「大尉、あ、いや、少佐。その……寝室に、行こうか」

ヨシキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
よく言ったわヤン・ウェンリー!
あたしがんばる!

なんだかやる気まんまんのようで恥ずかしかったが…
なんとかプロポーズさせるところまでは良かったが、なにしろ二つ返事で了承するという醜態を見せてしまったのだ。
本当は古式ゆかしく「しばらく考えさせてください」ぐらい言ってみたかったのだけれど。
今さらこのぐらい構わないでしょう。
なにしろ 婚 約 したのだもの。


251 :保守02:04/08/05 16:04 ID:1u3CtWSs
政府による停戦命令に従って、帝国軍との戦いは終わった。
戦死扱いにするメンバーについての事務処理もキャゼルヌ中将とわたしで猛スピードで片付け、
その他もろもろの緊急処理を終えてやっとゆっくり眠って、翌日ユリアンから夕食の誘いを受けた。
「提督とフレデリカさんのご婚約を祝って。ヒューベリオンの中ですし、ハイネセンやイゼルローンと違って
 特別な材料を用意できるわけでもないのでごく簡単なものしかできませんし、お二人と、料理頭のぼくだけですけど、
 何かお祝いができたらなと思って…」
わたしは喜んで承知した。
ユリアンの料理の腕は確かだし、食堂や艦橋以外での手料理というのも久しぶり。それに何より、
初めて 婚 約 者 としてヤン家に招待されたのですもの、嬉しくならないほうがおかしい。
ああどうしよう、何を着ていったらいいかしら…と考えて愕然とする。ここは戦艦の中。
戦闘と業務だけの生活だから、軍服とパジャマと、せいぜい部屋で休息するときの部屋着程度しか持ってきていない!
ああ、わたしのバカバカ。まさかこんなことになるとは。どうしよう。せめてちょっとマシなワンピースぐらいあれば…
だいたいイゼルローンにいるときにプロポーズしてくれればこんなことにはならなかったのに。
あ、いけない。別にヤン提督が悪いわけじゃないわよね。
野望を抱いていながら、いざというときのための準備を怠ったわたしがいけないんだわ。
仕方がない、提督のために装うのはまた別の機会にして、今日は変わりばえのしない軍服だ。
せめてシャワーを浴びて、下着もとっておきのを身につけて(下着は荷物にならないから、気分転換も兼ねていろいろ持っ

てきている)、
いつもの爽やか系よりちょっとオトナ系のコロンをつける。
食事に呼ばれたのに匂いをプンプンさせていくわけにいかないから、近くに寄ったときに香る程度。
そう、たとえば抱きしめられたときとか…きゃ、やだ。

252 :保守03:04/08/05 16:05 ID:1u3CtWSs
定刻から5分遅れでヤン家を訪問。提督もユリアンもくつろいだ私服だ。
「フレデリカさん、今日はプライベートなんですから、お気遣いなく普段着で来ていただいてよかったのに」
ユリアンは軍服のわたしに驚いて気遣ってくれたが、男性と違って女性はそうはいかない。
特に 婚 約 したてのうら若き女性はね。ユリアンは聡くて賢い子だけれど、こういう女性心理に関しては
提督と似たようなものなのかもしれない。十六歳かそこらで女性心理に通じていても困るけれど。

ユリアンの作ってくれた食事は美味しかった。材料も限られた艦内で、よくこんなにいろんなメニューを揃えられると
感心してしまう。結婚してもユリアンがいてくれれば食事の不安はないのだけれど、頼っているばかりではいけない。
わたしも頑張って、得意料理のひとつふたつは出来るようにならなくちゃ。
…などとお気楽に考えていたら、衝撃の情報が出た。ユリアンは地球に行ってしまうという。
なんてこと。どうしよう。と、とりあえずわたしが作れるものって…と、表情に出さないよう必死に考える。
懸命に思い出しても片手で余るくらいなのが悲しい。でも、今ここで考えてもしょうがないわよね。
イゼルローンに帰ったらキャゼルヌ夫人もいることだし、わたしでも簡単に作れて美味しいものを教わろう。
退役するんだから、料理教室にだって通えるし。
気分を前向きに浮上させたところで、わたしにも唯一手伝える片づけが終わった。
濡れた手を拭くなり、ユリアンはアッテンボロー提督と約束がとかなんとかごにょごにょ言って、
出ていってしまった。
気を利かせてくれたに違いない。やっぱりいい子ね、ユリアン! イゼルローンに戻ったら、何かお礼を考えよう。

リビングに移動して、提督がブランデーを出している。わたしにはジンジャーエールで割ったもの。
気を遣ってくれたのだろう。食事中にもワインを飲んでいたから、そのままではキツイ。その心遣いが嬉しかった。
しかもアルコール入りだから、酔ったフリだってできる。
ユリアンもいないし…これは、チャンス?

253 :250-252:04/08/05 16:11 ID:1u3CtWSs
こんな頭悪そうなウキウキフレデリカさんでよければ続き考えます。

254 :名無しさん@ピンキー:04/08/05 21:58 ID:6353ZU1V
>>253
щ(゚Д゚щ)カモォォォォォォォォン!!

255 :名無しさん@ピンキー:04/08/05 23:24 ID:4uPOo20l
(・∀・)イイ!!
続きをキボン

256 :名無しさん@ピンキー:04/08/05 23:56 ID:mQMmZsB8
か、かわいいよウキウキフレデリカ!

257 :名無しさん@ピンキー:04/08/06 01:57 ID:kFMz2/pq
アホ可愛いよ(・∀・)イイ!

258 :名無しさん@ピンキー:04/08/06 05:26 ID:1T7lz5b9
フレデリカタンは脳内では随分せわしない人なんだなw

259 :では続き04:04/08/07 19:18 ID:E59y+aAN
他愛ない世間話や仕事の話。今までの上官−部下の立場でも交わしていたような話ばかりだけれど、
私室でお酒を飲みながら、しかも 婚 約 者 、それだけで何もかもが違うように感じる。
今回の帝国軍の行動や、それを受け入れた同盟政府のこと、ローエングラム元帥が会いたいと言ってきたこと、
現実的で硬い話ばかりなのに、なぜこんなに甘く聞こえるのだろう。
とはいえ、いつものわたしなら喜んで真面目に聞く話だけれど、ごめんなさいヤン提督。
今日はそれどころじゃないの。
話が途切れたところで、揃えていた膝をちょっとだけ崩して(スカートだったら効果的だったのに)、
ちょっとだけ提督にしなだれかかって、ちょっとだけ苦しそうに息を吐いてみせて、
ちょっとだけ目をうるませて提督の目を覗いてみる。明らかに狼狽したような顔。
提督の名を呼ぼうとして、はたと詰まる。なんて呼んだらいい?
婚 約 者 どうしなんだから、やっぱりファーストネームで呼びたい。
現に提督は「フレデリカ」って呼んでくれたし。ああ、あの不景気な補給基地でのことを思い出すと今でも…
…今は浸ってる場合じゃないわ。
E式だから、ウェンリーがファーストネームよね。でも、いきなり『ウェンリー』なんて…第一誰だかわかんないし。
『ヤンさん』? ビュコック夫人じゃないんだから。
『あなた』きゃあああ。…ちょっと早いような気がする。ええいしょうがない。

「提督…」
「…あ、ああ、ごめん、ちょっと濃かったかな。今、ミネラルウォーターでも…ええと、どこだったかな…」
「(ミネラルウォーターは普通、冷蔵庫にあるんじゃないかしら。まあいいけど)酔ってませんわ、提督」
「あ、いや、その…」
「気分が悪いんじゃありません。気分が…すごく、いいんです、とても……ずっとこうしていたいぐらい」
ゆっくりまばたき。
さあどうする、ヤン・ウェンリー?

「……大尉、あ、いや、少佐。その……寝室に、行こうか」

ヨシキタ━━━━━━━━(ry

260 :続き05:04/08/07 19:20 ID:E59y+aAN
お姫様だっこでもされたらどうしよう、やっぱり軍服じゃ絵にならない…と心配したが杞憂だった。
肩を抱いて寝室へ促され、ちゃんと自分で歩いていった。
扉を閉めて鍵をかけて。さあ、これでもう二人っきり。
嬉しくなって、提督に抱きついてしまった。恥ずかしいが、提督に任せていたら、
ここで戦史の講義が再開しかねない。そこがまたいいところなんだけど。
提督は一瞬戸惑ったようにおそるおそる、それでも力強く抱きしめ返してくれる。幸せ。コロンをつけてきてよかった。
顎を掴まれて、深いキス。ちょっと歯が当たって痛かったけど、そんなことは気にしない。
舌を絡めて唾液をわけあって、息が止まりそうだ。唾液が甘いものだとは知らなかった。ブランデーのせいだろうか。
キスしただけ、しかもまだ寝室の扉の前に立っている。それなのにもう、わたしの身体は痺れていた。
やっと離れた提督の唇は濡れていた。男性だけど、妙な淫靡さにぞくっとする。
わたしの唇も濡れて、魅力的に見えているといいのだけれど…
密着していてわかったが、わたしのお腹のあたりに提督のものが硬くなって当たっている。
さっきまでは全然そんなふうに見えなかったのに、今では視線が少し凶悪になっているようにも思う。
驚いた。でも今日わたしは蹂躙されたいのだ。これを、わたしの中に。



261 :続き06:04/08/07 19:23 ID:E59y+aAN
ベッドに座らされてスカーフを外し、ジャケットの前を開けられた。
女らしい私服で、 婚 約 して初めての夜を演出できなかったのは残念だけど、別の考え方もある。
普段と変わらない服装なのになにか違う感じって、逆に燃えるかも…やだ、わたしったら。
そうよね、最初なんだし、これからいくらでもチャンスはある。
また抱きしめられてキスをして、陶然としていたら胸に手が触れてきた。強く揉まれる。
「んっ…ん…」
口の端に少しこぼれた唾液を軽いキスで吸い取って、提督がわたしのネクタイを外しにかかった。
なんだかえらく苦労している。毎日自分のを締めたり外したりしているはずなのに。
わたしは提督の手を止め、自分でネクタイを取り、シャツの第一ボタンを外した。
ゆっくりと、しかももたつかず。指先まで気を遣って、開かれた喉元ができるだけきれいに見えるように。
提督の喉が鳴るのが聞こえた。
「ふ、フレデリカ、その…」
まだ言うか。んもう。こうしてやる。
「っ……」
内股をざわりと撫で上げてやった。処女がここまでしてるんだから、覚悟をきめなさい。
提督の表情から、落ち着かなさが消えた。



262 :続き07:04/08/07 19:28 ID:E59y+aAN
わたしの頭をかき抱くようにして、またキス。さっきよりも深く、ねっとりしてやわらかい。
耳からうなじへ、提督の唇が下りていく。
「あはっっ……んぅ…」
シャツを脱がされ、鎖骨や肩に噛みつくように口づけながら下着越しに胸を弄られて声が出た。
胸、脇、背中と撫でまわすように確かめながら、下着を外された。
誰にも見せたことがない場所。初めての感触と、それを与えてくれるのがこの人だという二つの歓びに震えた。
ぼうっと霞んだような頭の片隅に、なかなかホックが外せないとかいうことになったら
やっぱり自分で外すべきかなんて悩んでたけどわりと器用なのね、まあ年の功かしら、三十過ぎだし、
なんて、とりとめのないことが浮かんでくる。
余計なこと考えたりして、やっぱりちょっと怖いのかもしれない。
でも大丈夫。提督と一緒なら、どんなことだって。


263 :続き08:04/08/07 19:31 ID:E59y+aAN
提督がわたしの胸を握っている。ちょっと痛いけど、快感のほうが大きい。痛みすら快感の一部みたいだ。
もう片方の胸が口に含まれた。あっ、やだぁ、なにこれ…
思わず提督の頭を抱きしめてしまう。余計刺激が強くなった。
「んはっ、ああん…」
ちゅっと乳首を強く吸われて提督が離れる。いや、もっと…なんて思っている自分に驚いた。
スラックスのボタンとファスナーが外されて、ゆるんだウェストから手が入ってきた。
「…っ……!」
提督の指がわたしの脚の付け根を撫で、全身に強烈な痺れのような感覚が走った。
鼻から、声にならない短い溜息が出た。提督がわたしを見つめている。
自分でどんな顔をしているのかわからない。
ざわざわと這っていた指が、下着越しに中心を探って、あっと思う間もなく下着を割って滑り込んできた。
「あぁん、やっ…」
「びしょぬれだ、フレデリカ」
やだ、なんてこと言うんだろう。恥ずかしい。言われてまた熱さが増したような気がする。
提督が指を抜いて、わたしを見つめながら濡れた指をぱくりと口に入れた。
うそ。全身の火照りが温度を上げる。
スラックスが下着ごと引き抜かれ、全身が晒された。
自分から望んだくせに、恥ずかしくて胸を抱え、提督に背中を向けて脚をぴっちり閉じてしまった。
でもお尻は提督からまる見え。頭隠してなんとやらのダチョウを連想して情けなくなる。
理論と実践の差はこんなところでもあるのか。もっと大胆にできるはずだったのに。しっかりなさい、フレデリカ!
…わたしの内心の葛藤などにかかわらず、提督は大きな手で背中から腰を愛撫し、ときどきキスしてくれた。
脇腹や腰骨の裏側あたりはダメ。思わず声が漏れてしまう。
撫でられてキスされて気が遠くなっているうち、気づけば両脚を割られて間に提督が入っていた。
内股に口づけられて、思わず浮かせてしまった腰をしっかり捉えられ、中心に…あっ…
「ん、んあああああああぁっ、いやあっ!」
(以下描写不能)


264 :続き09:04/08/07 19:35 ID:E59y+aAN
提督が腕で顎を拭いながらわたしを見ている。
全身の力が抜け、呼吸するだけで精一杯のわたしはぼんやり見つめ返すことしかできない。
痺れたその場所に、また指が入ってきた。くちゅくちゅと音をさせながら、中をくまなく探っている。
一度昇りつめたと思った感覚がまたざわりと蠢き始めた。
胸を掴まれ、大きく揉みながら頂上を指でいたぶられて、上下2つの刺激に頭の芯がどろどろに溶けそうだ。
こんなに我を忘れたわたしを、提督には見せたくない。どうか、見ないで。でも、見て。止めないで。

「ああっ…はぁ…んん…」
提督が少しずつ入ってくる。痛かったり血が出たりはしなかった。
奥の方で少し違和感があったが、痛いというほどでもない。快感らしいものもまだ見あたらない。
肉体的なことよりも、提督がわたしを貫いている事実それ自体への歓びで、どうにかなってしまいそうだった。
「動いて大丈夫かい、フレデリカ」
わたしを気遣って、意図的に名前を呼んでくれているのがわかった。しっかりうなずく。
しっかりといっても、こう力が抜けて神経が異常事態になってしまっては、どこまでできたものか自分では疑わしい。
提督は目だけで「了解」を告げ(長いこと副官をやっているので、こういうのはすぐわかる)、
ゆっくりと動き出した。
突き上げられる息苦しさに戸惑ったが、意識して力を抜き、身を任せてみた。
奥に当たるたびに、身体の中心をつつかれているような鈍い違和感がある。
だんだん慣れてくると、提督自身が徐々に体積を増しているようなのがわかった。嬉しい。
少しずつ、身体の奥で熾火が再び燃えだしたような感覚が起こってきた。

「あ、ふぅっ…んっ…」
ああ、何なの。快感というほどかたちがはっきりしたものではないけれど、なんだか…
もっと、もっと欲しい。それが何か知りたい。わたしは思わず提督にぐっと腰を押しつけてしまった。
「んんっ…あはぁっ…」
そう。そうして、もっと、奥まで……ああっ…
「愛してる、フレデリカ」
「ああん…あっ、あああああああっ」
提督の腰とわたしのそれがひときわ強く当った部分が、本当にひとつに溶け合ってしまったような気がした。


265 :続き10(最後):04/08/07 19:44 ID:E59y+aAN
本当のところ、わたしはキスだけは初めてではなかった。
士官学校にいた頃、パーティで出会った2学年上の卒業生。黒い髪で、なんだか一見優しそうな感じで、
要するに雰囲気に流されたようなものだったが、キスをして、胸に手が伸びてきたときにふと我に返って逃げたのだ。
同期の女友達は「けっこういい男だったのに勿体ない」と口を揃え、恋人自慢大会のような場で
かなり露骨な話題になったときにも「あんたも早く恋人作りなさいよ」などと揶揄されて赤面したりしていたが、
それもこれも、全てこの夜のためにあったのだと思う。
「捧げる」などという意識があったわけではないが、わたしの「初めて」は宇宙で一番素敵な人だと確信できる。
わたしを優しく抱きしめ、髪を撫でてくれている宇宙で一番素敵なこの人と、これからずっと一緒にいるのだ。

何年も、何十年も。 ずっと、一緒に。


◇◇◇ fin ◇◇◇


ヨシと言って下さった方々のお言葉(ありがとうございます)に甘えました。
あまりエロくならなくて申し訳ない。力量不足ながら勇み足で投下してしまい反省してます。
長々とお目汚し失礼いたしました。

ご気分を害されたフレデリカファンの方がいらしたらお詫びいたします。

266 :名無しさん@ピンキー:04/08/07 22:15 ID:nU9fWbme
めちゃめちゃ初々しくて可愛いらしいフレデリカ、ごちそうさまです。
美味しくいただきました。提督大好きなのがよくわかるw
名前のとこで結局「提督」を選んじゃうあたり可愛いなー。

267 :名無しさん@ピンキー:04/08/07 22:55 ID:JAQhRLpH
神よ!
すばらしかったです。ちゃんとエロいですよ。
フレデリカも可愛いし提督もちゃんとエロかったし。
ヨシッ!

268 :名無しさん@ピンキー:04/08/07 23:04 ID:CNbvkKrC
職人サマGJですたw
何よりカワイイフレデリカ(・∀・)イイ!!

269 :名無しさん@ピンキー:04/08/07 23:29 ID:CtUhR7nj
フレデリカかわええ(・∀・)イイヨーイイヨー
GJ!!

そして最後の一行が切ねえ(⊃д`)

270 :名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:19 ID:oDd+k0me
全く同意。
最後の一行で泣けてきた(⊃д`)

考えてみたら、地上に戻っての新婚生活もスパイ付きで、
すごく短い期間だけだったんだよなあ……。
幸薄い夫婦だ……。


271 :名無しさん@ピンキー:04/08/08 21:47 ID:NR8Netwn
神!GJ!
フレデリカ可愛いよフレデリカ!

>>269、270
禿同。
幸せになってほしかったなあ、この二人。

272 :名無しさん@ピンキー:04/08/09 01:11 ID:beHLkxQq
この板でこのCPを拝めると思ってなかっただけに、萌えもひとしおです。
ありがとうありがとう!

273 :名無しさん@ピンキー:04/08/09 07:57 ID:Xpfu/h7z
これってリドワーン&アンジェリナでも全く違和感ないな

274 :名無しさん@ピンキー:04/08/09 23:52 ID:i249pIYH
移転記念保守 

 自分の考えに沈みかけたマグダレーナは近くに置いてあったペンに気づき手に取った。
 両端が細くなったぺんは黒を基調としており、ラインハルトの髪を彷彿とさせる黄金で縁取りをしていた。
「ちょうどいいところに。これは確かヒルダのが大切にしていたものだったわね」
 身近なものに興味を示さないラインハルトが実用性の高さからめずらしく気に入ったということで、ヒルダにも同一のものをと贈られたものだった。
 贈り物を厭う人間などいないし、ましてはめったにない夫からのものだ。ヒルダが大切に使用しているのは問わずともだった。
「陛下から戴いたこれが陛下の代りになってくださるそうよ」
 流線型のキャップをつけた先端でマグダレーナは大量の母乳を吹き出したヒルダの乳首を苛め始めた。
 充血し紅に染まった突起に漆黒のペンが小さな振動をまといながら埋まっていく。ペンは乳首より大量に吹き出す母乳により白く染められていった。
「そんなのっ、ひぃああっ!」
 先程十二分に苛めたためか振動が快楽を通り越して痛みにかわったらしい。
 苦痛を与えるなぞ本意ではないマグダレーナは
「ここはもう飽きたのかしら。ならもっと悦んでもらえるところに・・・」
 そう言って先端で身体をなぞりはじめたマグダレーナは臍を通り抜け、金色に彩られ盛り上がった丘にたどり着いた。
 柔らかな癖毛をかき分けると小さく覗かせた花の蕾に触れる。
 固く膨れ上がった蕾に振動を加えると同時に明らかに先程とは違う歓喜に満ちた声をさえずった。
 片方の手で蕾の奥の泉に触れるとすでにあふれ出した蜜が足を伝って絨毯にシミを作っている。

275 :名無しさん@ピンキー:04/08/16 23:27 ID:DQfA2cgC
保守キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

さすが芸術家のパトローネやってるだけあって
マグダレーナたんてばテクニシャンでつね。

276 :名無しさん@ピンキー:04/08/23 14:07 ID:5Q1Y6kzk
baka


277 :名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:07 ID:HF5Uc4WJ
漫画に出てきた眼鏡なしお由紀かわええ(*´Д`)
泉田、もっと反応しる!

278 :名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:03 ID:V4Ne8h9x
泉田はメガネっ子フェチじゃないんだよ。たぶん。


279 :名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:44 ID:glfnL/s/
今回は貝塚巡査がツボだった。
もっと活躍してほしい。

280 :名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:15 ID:3c5v6eLM
ほしゅ

281 :名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:32 ID:RBtV4URn
ほしゅ

282 :銀河鬼畜伝説外伝1:04/09/09 17:10 ID:yastaoqm
 銀河帝国の筆頭宮廷医師であるグレーザーは部屋の換気が充分に行われるのを待って、口を覆っていた酸素吸入マスクを外した。
「やってしまった・・・。もう後へは引き返せぬ」
 ここ、新無憂宮の特別診察室にあって意識を保っているのはグレーザー只1人で、他の者〜誤診を避けるために臨席していた3人の医師や1ダースにも及ぶ看護婦達〜は皆、グレーザーが放った全身麻酔用の笑気ガスを吸って昏睡状態にあった。
 グレーザーは思い思いの姿態で冷たいタイル張りの床に倒れ伏した男女を見回す。
「皆が意識を回復させるのに、あと10分しかない。それまでに作業を終えて儂もガスを吸わねば・・・」
 グレーザーは誤ってバルブを開いてしまった事にして、笑気ガスの流出を事故として包み隠さず報告しようと考えていた。
 その事により彼は医師の資格を永遠に剥奪された上、宮廷から追放されることになるであろうが、過失で無毒のガスを流出させたぐらいでは命までは取られないであろう。
 名誉を喪失するのは辛いが、彼がこれから行おうとしていることが成功したあかつきには、医師の資格など取るに足らぬ巨万の富が転がり込むのである。
そう、今この部屋の診察台の上において、麻酔に弛緩させきった体を横たえているグリューネワルト伯爵夫人アンネローゼの子宮に特殊なカプセルを挿入できさえすれば・・・。
 グレーザーはカバンの中から滅菌ケースを取り出すと一個のカプセルを取り出した。
 このカプセルの外殻は医療用として広く用いられている物で、適度な湿り気と36度以上の熱が加わると途端に溶解を始め、内容物を露出させる特性があった。
そしてその内容物は、およそ医師としてのグレーザーが考えつく最低の男達10名の精子を混合、濃縮した白濁色であった。
「さて、どいつの精子が卵子に辿り着くか楽しみじゃ。賭が出来んのが残念じゃわい」
 グレーザーはアンネローゼに近付くと足元の方に回り、絹で作られた緩い意匠の診察衣の裾を捲っていった。
 引き締まった足首からほっそりしたふくらはぎが露わになり、やがて綺麗にそろった膝頭が姿を現す。
 そしてロングスカートの上からでは想像も出来なかった、意外にむっちりした肉好きの良いふとももが剥き出しになる頃にはグレーザーのズボンの前はパンパンに膨らんでいた。

283 :銀河鬼畜伝説外伝1:04/09/09 17:10 ID:yastaoqm
「んぐっ・・・」
 ここで一息ついたグレーザーは生唾を飲み込んで、アンネローゼの染み一つ無い真っ白な足をまざまざと凝視する。
アンネローゼの足を嘗め回したいという欲望を勇者的自制心で抑え込むのに成功したグレーザーは診療衣を一気に彼女の腰の辺りまでまくり上げた。
 肌の色とはまた別の白い輝きに目を奪われたグレーザーは、それがパンティであることに気付くのに数秒を要した。
 厳選された絹糸で織り上げられたシルクを芸術的手腕で大胆にカットして作られたそのパンティは、散りばめられたダイヤモンドと凝ったレースに彩られており、その値段は平民が一生掛かって手に入れる収入に匹敵するのではないかと思われた。
 しかしながらそれだけのパンティを身に付けても、アンネローゼの半神的なまでに美しい容姿は全く見劣りせず、見る者に着負けした感じを与えない。
「さっ・・・流石は皇帝陛下の寵愛を一身に受けているだけのことは・・・」
 いつまでも見入っていたいグレーザーだったが、残念ながら時間が無くなってきたのでその至尊のパンティを下ろしに掛かる。
 乱暴に扱えばたちどころに破れかねないデリケートなパンティを一寸刻みに下ろしていくとやがて金糸のようなヘアが見えてきた。
 髪よりやや濃い色をしたそれは、やはり髪よりやや堅めで縮れが入っている。
 そしてその飾毛の下にはぷっくらと盛り上がった丘が芸術的なラインを描き、崖部分にある秘裂へと続いていた。
 時間は無いがこのままではカプセルを挿入することが出来ないと判断したグレーザーはアンネローゼの両足を開脚台に乗せると足首を革製のベルトで固定した。
 そしてアンネローゼが目を覚まさぬように、ゆっくりゆっくりと足を左右に開いていった。
 充分な角度にアンネローゼの両足を開かせたグレーザーは無意識に閉じられることの無いよう歯車にストッパーを掛けて固定した。
 絶世の美女、しかも至尊の冠を頂く銀河皇帝の寵愛を一身に受ける我が国最高の貴婦人が下半身を露出させ、ひっくり返ったカエルのような無様な姿を晒している。
 その現実にグレーザーの頭の中身は真っ白になり、思考が途切れ途切れになる。
「そっ、そうじゃ早いことカプセルを・・・」
 グレーザーは左手を伸ばしアンネローゼの秘裂を拡げに掛かる。

284 :銀河鬼畜伝説外伝1:04/09/09 17:11 ID:yastaoqm
 銀河皇帝がアンネローゼの妊娠を臨んでいないという噂は事実らしく、彼女の秘密の部分は精子灼けをほとんど見せておらず、色素の沈着による黒ずみは見当たらなかった。
 避妊が徹底されているのか、衰えた皇帝陛下が専ら器具に頼っているからなのかは分からないがアンネローゼの中は充分美しいと言えた。
 しかしその反面、医師の目から見ればアンネローゼの菊の形をした肉の窄まりにはいびつな変形が顕著に見られ、排泄器官をも用いた愛の営みが日常的に行われていることは確実であった。
 後宮での2人の睦み合いに思いを馳せつつグレーザーはカプセルを持ち、左手の親指と人差し指で拡げられた膣口に押し入れようとする。
「ちと・・・きついか?」
 膣を傷つけるようなことになれば証跡を残し、命取りになりかねない。
 唾液を用いて潤滑液にしようかとも考えたが、万が一の時の事を思えば唾液のDNAを彼女の体内に残すことは危険である。
「ここはご本人の潤滑液に頼るしかない・・・」
 意を決したグレーザーは左手の指でアンネローゼの包皮をつまみ上げると、露出させた肉芽を右手の親指と人差し指の先で優しく刺激を加え始めた。
「あぅぅぅ〜ん・・・」
 無意識に感じ始めたアンネローゼが鼻声を漏らし、グレーザーの心臓が止まりそうになる。
 意識が無くともグレーザーの医師としての知識をフルに活用した技術は確実に快感を脳髄に伝え、アンネローゼは微妙に腰を使って円を描くように動かせる。
 やがて染み出てきたアンネローゼのバルトリン腺液をカプセルにタップリと付けると膣口から奥深くへと挿入させた。
「やれやれ、これで妊娠は確実だな」
 溜息をついたグレーザーは手早くアンネローゼの股間をガーゼで拭うと、手順を逆にしてアンネローゼを元の状態へと戻す。
「妊娠を知ったこの女がどの様な挙に出るか。知らぬ存ぜぬを通して陛下に捨てられるのもよし、しばらくどこかの辺境の山荘にでも引きこもって密かに堕胎するもよし」
 満足げにほくそ笑んだグレーザーは笑気ガスのタンクの前に立ちバルブを開いた。
 さる貴婦人の依頼を受けてグレーザーが働いたこの秘密の工作が、銀河帝国また自由惑星同盟にとってどの様な意味を持つかは、後世の歴史家の判断に委ねるしかない。

285 :名無しさん@ピンキー:04/09/09 18:20 ID:0tL3EyES
外伝2待ち。

286 :名無しさん@ピンキー:04/09/09 19:46 ID:1fIgRtT7
今明かされるアンネローゼ隠棲の真実

287 :名無しさん@ピンキー:04/09/10 14:28:36 ID:dORlEeRs
>282-284
ひぇーっ。
やるばかりがエロじゃありませんな。イイ(・∀・)!!

そしてガーゼで拭うあたりが医師っぽい。

288 :銀河鬼畜伝説外伝2:04/09/11 22:31:51 ID:Z/8mHKlg
 新帝国暦003年、宇宙暦801年5月15日、憲兵総監ウルリッヒ・ケスラー上級大将は、憲兵総本部の特別取調室にあって自ら1人の国事犯を自ら取り調べている真っ最中であった。
 冷たいコンクリートが剥き出しになった特別取調室は必要最小限の照明に落とされ、暗闇が重量感を持ってのし掛かってくるように感じられる。
「いい加減に吐いたらどうだ」
 重々しい口調で尋問者たるケスラーが問い掛けた。
「そんなこと・・・身に覚えのないことは話せません」
 涙混じりの声で抗議するのはマリーカ・フォン・フォイエルバッハという皇妃ヒルデガルド・フォン・ローエングラムの近侍の者であった。
「お前があの時チョコレートアイスクリームなど買いに行かなければ、あんな事にはならなかったのだ」
 あんな事とは昨日、新帝国の仮皇宮である柊館において発生した皇妃ヒルダ暗殺未遂事件である。
 幸いにして皇妃も未来の皇太子も無事であったが、もし憲兵隊の駆け付けるのが後数分遅れていたら銀河の歴史が大きな狂いを発生させるところであった。
 皇帝陛下の健康状態が優れない今、聡明な皇妃や皇帝陛下のお世継ぎの体に取り返しのつかない結果を発生させていたらと思うと慄然とするケスラーであった。
「強情を張るなら私とて、いつでもゴールデンバウム王朝時代の内務省役人の真似事ぐらいは出来る積もりだ」
 ケスラーの問いにつぶらな瞳一杯に涙を浮かべたマリーカは、ただ黙って首を左右に振るだけであった。
                               ※
 冷たい音を立てて鎖が滑車で巻き上げられていき、全裸にむかれたマリーカの体が天井へ向かって引き上げられていく。
「私とて名誉あるローエングラム王朝の上級大将。出来れば女性相手にこの様な愚劣な真似はしたくないのだが。地球教が背後に絡んでいるとあれば、鬼にも悪魔にでもなれる」
 ケスラーは手にしたムチの柄をもってマリーカの顎を上げさせる。
「ホクスポクス・フィジブス。ホクスポクス・フィジブス・・・」
 マリーカは目を瞑り口の中で呪文のような言葉を繰り返す。

289 :銀河鬼畜伝説外伝2:04/09/11 22:32:24 ID:Z/8mHKlg
「ホクスポクス・フィジブス。ホクスポクス・・・キャアァァァーッ」
 ケスラーのムチを背中に受けたマリーカは、背筋を折れんばかりに逸らして絶叫を上げる。
 続いて容赦のないムチが唸りを上げて襲い掛かり、マリーカの乳の下辺りに食い込んだ。
 肺中の空気を吐き出すかのような絶叫が響き渡り、天井から垂れ下がった鎖がジャラジャラと音を立てる。
「どうだ。お前がわざと間隙を作り、地球教の信者共を柊館へ導き入れたことはもう分かっているんだ。信者だと認めるか」
 あくまで冷静な口調を崩さず憲兵総監が問いただす。
「・・・くはっ・・・くはぁぁぁ・・・」
 およそこれまで味わった覚えもない程の焼け付くような痛みの為に、返事をすることもままならないマリーカに更なるムチの連打が襲い掛かった。
「アヒィッ。あぐぅぅぅっ。アヒャァァァーァァッ」
 大気を切り裂きながら飛んできたムチが食い込むたび、マリーカは絶叫を迸らせてのたうち回る。
 一息入れたケスラーは拷問の効果を見極めるように対象の体を検分する。
「何だお前・・・」
 息も絶え絶えとなったマリーカの太股に垂れ落ちる一筋の液体を見つけたケスラーは唖然となる。
 下腹部と2つの太股の付け根が描き出す逆三角形の空間にムチの柄を突っ込んだケスラーは液体の発生源を突き止めた。
「これでは拷問が意味をなさないではないか」
 ケスラーはマリーカの右膝を抱えるようにして外側に開かせると、彼女を片足立ちに立たせた。
 こんもりとした黒い茂みの下をムチの柄で掻き分けると、マリーカのその部分は洪水のように溢れていた。
「淫乱な女だ。この分では皇帝陛下の寝所の外に控えて、何をやっていたのか分からんな」
 ケスラーの残酷な物言いにマリーカは固く閉じた目尻から涙の筋を流す。
「貴様も皇帝陛下にこの様にして貰いたかったのか」
 ケスラーはムチの柄をマリーカの敏感な部分に押し当てると、グリグリと入り口周辺を掻き回す。

290 :銀河鬼畜伝説外伝2:04/09/11 22:32:54 ID:Z/8mHKlg
「はむぅっ・・・」
 漏れそうになった喘ぎ声を必死で噛み殺したマリーカは、首を激しく振って快感に溺れまいと耐える。
 しかし別の入り口は彼女の意思とは関係なく、独立した別の生き物のように革製の柄を貪り、奥へ飲み込もうと収縮を繰り返す。
 その様子を生唾を飲んで見守っていたケスラーの制服ズボンの前は、はち切れそうになってくる。
「たまらん」
 ムチを捨てた憲兵総監はズボンのチャックを下ろすと怒張した分身を取り出す。
 そしてマリーカの両足の間に入り込むと、彼が忌み嫌ったゴールデンバウム王朝の悪徳憲兵がやったように彼女を犯した。
 既に受け入れ態勢を万全に整えていたマリーカのそれはケスラーの分身を易々と受け入れ襞を絡み付かせてくる。
 激務のため禁欲生活の続いていたケスラーはあっという間に限界に達し、マリーカの中に夥しい量の精を放った。
                               ※
「こんな事、小官の趣味ではないのだが・・・」
 清潔なハンカチで額に滲んだ汗を拭いつつケスラーは遠回しの抗議をする。
「ダメダメ、大佐さん・・・じゃなかった憲兵総監さん。あたし、こういうのじゃなけりゃいけないんだもん」
 すっきりしたような顔をしたマリーカが、パンティに足を突っ込みながら答える。
「しかしな、小官にも銀河帝国軍の上級大将としての立場がな・・・」
 憮然とした表情で困惑するケスラー。
「固いこと言いっこ無しよ。別にぃ、ヒルダ様にあること無いこと言い付けてもいいんだけどぉ。今度はあたしがゴールデンバウム王朝の復活を企むフリードリヒ4世の隠し子ってシナリオ考えておくから。これからもよろしくね」
 あっけらかんとした表情で快活に笑うマリーカを見て、流石の有能な憲兵総監も途方に暮れた。
 とんでもない女に引っ掛かってしまったケスラー上級大将の立場が、羨望に値するか、はたまた忌避されるべき物であったかは後世の歴史家の判断を待たねばならない。

291 :名無しさん@ピンキー:04/09/12 03:00:54 ID:gEOZUWwP
外伝2キターーーー!
外伝3を待つ。ワクワクドキドキ。

292 :名無しさん@ピンキー:04/09/12 03:41:39 ID:9gC2EH/v
age

293 :名無しさん@ピンキー:04/09/12 13:03:07 ID:r/IatYmW
外伝2イイ!!
ケスラー気の毒w
第3弾も期待してるよ!

294 :名無しさん@ピンキー:04/09/12 20:59:48 ID:/e3annsT
重箱の隅をつついたような人選
次の鬼畜は誰だ

295 :名無しさん@ピンキー:04/09/14 00:54:18 ID:YiiKpLwM
鬼畜かと思いきやイメクラプレイだったのにワロタ。
何だかんだ言ってふたりとも仲いいのなw

296 :名無しさん@ピンキー:04/09/14 14:23:17 ID:VJb+Hbd2
2の鬼畜はむしろマリーカ

297 :銀河鬼畜伝説外伝3:04/09/15 17:06:18 ID:2s/Nd5r0
「あぁっ・・・あなた、ウォルフ・・・あぁんっ」
 久し振りにフェザーンに帰還した宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥は、机上に溜まった決裁書類の山にも目をくれず、まっしぐらに帰宅した。
 ブイヨン・フォンデュを中心とした食事もそこそこに、エヴァンゼリンを連れてベッドに入ったミッターマイヤーは猛然と彼女の体に襲い掛かった。
 いつも妻を扱う時には紳士的に振る舞うミッターマイヤーも、1年もの間お預けを食らった身では人狼にもなろうというものであった。
「あなた・・・こんな、激し過ぎっ・・・あぁっ・・・ウォルフ・・・」
 互いにこの1年、肉体的にも精神的にも不貞を働くこともなかった2人は激しく燃え上がる。
 これまでのが見せたことのない荒々しさに最初戸惑いを感じたエヴァだったが、自分に対する愛情の深さの裏返しと考えると涙が出るほど嬉しかった。
 ミッターマイヤーの小柄な体躯からは想像もつかない程の巨大な砲身が、エヴァンゼリンの内部に激しく出入りする。
 最初のうちは何度も裂傷を負って出血した事もあるエヴァンゼリンのその部分も、今ではしっかりと夫の責めに耐えることが充分叶うほど開発されていた。
「あなたっ・・・そうっ、そこっ・・・そこよぉっ」
 覚え立ての頃は痛いだけであった夫婦の営みも、味を覚えてからはエヴァンゼリンも積極的に腰を使い夫の快感の追求に協力するようになってきている。
「あなたっ、ウォルフッ・・・イクッ、イクゥゥゥ〜ッ。あなたも・・・一緒にぃ」
 登り詰めたエヴァンゼリンは両太ももでミッターマイヤーの胴を締め付けながら、1人で先に達してしまうのを我慢する。
「うぅっ、エヴァッ・・・エヴァァァーッ」
 目の奥に火花が散るような快感を覚えながら、ミッターマイヤーは主砲の引き金を引いて大量のエネルギーを愛する妻の体内に放った。

298 :銀河鬼畜伝説外伝3:04/09/15 17:07:03 ID:2s/Nd5r0
「ごめん、ちょっと乱暴すぎた」
 一息ついた後、ミッターマイヤーは傍らに寝たエヴァの体を気遣って素直に謝った。
「ううん、嬉しかったですわ。あなたがこんなに私のこと思って我慢なさってらしたって・・・」
 エヴァンゼリンが幸せに満足しきったような笑顔を見せながら、恥ずかしそうに頬を染める。
 互いの浮気などこの2人の頭には夢想の範疇に属する類のものすら存在していなかったのだ。
 ミッターマイヤーはエヴァンゼリンと新婚初夜に結ばれるまで正真正銘の童貞であったし、エヴァンゼリンもまたしかり、彼女の秘密の花弁はミッターマイヤーの手で摘み取られたのである。
 ミッターマイヤーの当時ほとんど無かった性知識は、悪友ロイエンタールの貸してくれた1本のビデオカセットにより拙く補われていたものであったのであるが。
「君だってあんなに激しく・・・1年も放って置いてごめんよ」
 ミッターマイヤーはエヴァンゼリンを引き寄せると愛おしそうに唇にキスをした。
 そうしているうちにミッターマイヤーの砲身が勢いを取り戻し、再戦の準備が整ってくる。
「また君が欲しくなったよ」
 すみれ色の瞳を恥ずかしげに伏せながらも嬉しそうに微笑むエヴァンゼリン。
「今度は・・・その・・・後ろからしても・・・いいかな」
 ミッターマイヤーの言った言葉を理解出来ずにエヴァンゼリンがキョトンとした顔になる。
「その、なんだ・・・ビッテンフェルトの奴に聞いたんだが。後ろからだと、やりやすいし、激しくしても君の体に負担を掛けずに済むと思うんだ」

299 :銀河鬼畜伝説外伝3:04/09/15 17:07:43 ID:2s/Nd5r0
 突然のことに戸惑いの色を隠せないエヴァンゼリンが黙っているのを無言の拒絶ととったミッターマイヤーは慌てて前言を撤回に掛かる。
「いやっ・・・君が嫌ならいいんだ。俺もそんな動物の真似なんか無理にしたいとも思わないから。ビッテンフェルトの奴が酔った勢いで口走ったのを聞いただけだし」
 酔いにまかせた軽口で『何なら奥さんを使って実演して見せようか』などと口を滑らせたビッテンフェルトが、ミッターマイヤーのパンチで前歯を3本折られて入院したことまでは流石に口にしない。
「いいですわ。あなたが興味ある事でしたら私も無条件で興味を持つことが出来ます」
 エヴァンゼリンは少女のようなしなやかな体をくねらせてうつ伏せになると、真っ白なお尻を高々と上げて見せた。
「どうぞいらして、ウォルフ」
 若妻が初めて見せた扇情的なポーズにミッターマイヤーの主砲は最大仰角を示す。
「ごめんよエヴァ。でも動物学的に見るとこれが本当の形かも知れない」
 何故か今度こそは愛する妻に子を宿してあげることが出来ると予感がするミッターマイヤー。
「それじゃいくよ」
 ミッターマイヤーは主砲の仰角を手動で制御すると、彼の愛の証、白濁色の液体が吹き返し、適度に潤いを保っているエヴァンゼリンの肛門に狙いを定めた。
                               ※
 新婚初夜の参考にするためと知らなかったとはいえ、全くの童貞に『アナル専科』などというマニアックなビデオを貸し付けたロイエンタールの軽はずみな行為は、後世の歴史家の判断を待つまでもなく、彼の親友自身の手によって捌かれることになる。

300 :名無しさん@ピンキー:04/09/15 17:52:14 ID:aJpYlw12
ウォルフが摘んだ秘密の花弁は菊の花

301 :名無しさん@ピンキー:04/09/15 19:47:26 ID:L/Czo6Oc
エヴァに子供が出来なかった理由がはっきりしましたねw
楽しませていただきました

302 :名無しさん@ピンキー:04/09/15 22:04:16 ID:Cj9LDbdY
ワロタw
オチが本当に上手いなあ
神の外伝4を期待申し上げる

303 :名無しさん@ピンキー:04/09/16 02:37:45 ID:44U0TKOe
エヴァたんのお尻ハァハァ(;´Д`)


304 :名無しさん@ピンキー:04/09/16 17:31:42 ID:FyxuhhLj
巧い!おもろすぎw
オチもいいけど夫妻のラブラブっぷりが微笑ましい

>彼の親友自身の手によって捌かれることになる。
ここちょっとせつなくなった

305 :名無しさん@ピンキー:04/09/17 00:29:35 ID:xTtr5uYk
ウォルフキョコンなのかと思ってたら、そういうオチか。
ワロタよ〜

306 :名無しさん@ピンキー:04/09/18 04:18:44 ID:ScS3QHcs
つーかこの後に叛乱だろ?
これの後に連中が会話するのは、例の通信で、それっきりになるんだろ?

そら「ロイエンタールの大ばか野郎!」と叫びたくもなるわなw

いや、そう思うと切なくなるんだが。

307 :名無しさん@ピンキー:04/09/21 17:35:53 ID:0Bl0MhP3
漏れもエヴァみたいな奥さんが欲しい
その前にまず漏れがウォルフみたいにならなくっちゃね

308 :名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:12:38 ID:bY16r78P
エヴァみたいな奥さんいいね
ウォルフみたいって性格だけでも難しそうだけど

309 :名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:46:45 ID:o2lZvVNa
>>277
亀だけど
今月の漫画版巻頭カラーのお由紀も(・∀・)イイ!
ttp://www.kodansha.co.jp/zhp/hymanga/yakusiji.htm

310 :名無しさん@ピンキー:04/09/25 02:21:42 ID:O9azU8MW
垣野内女史はイラストだけならほんと綺麗な絵を描いてくれるんだけどな…

311 :名無しさん@ピンキー:04/09/25 19:58:16 ID:trR75CtA
漫画版は読んだことないな…
「女王陛下のえんま帳」の漫画読んで、あんまり原作に忠実じゃなかったから読む気になれなくて
絵は好きなんだけどさ(布の質感を除き)

312 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 01:07:16 ID:2SwTKLnd
「えんま帳」は口絵カラーの一枚目に萌えたなあ・・・。

313 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 03:42:37 ID:k+y6AiFI
ミュラーは弔問にイゼルローンを訪問しておいて
ヤン未亡人を喰わずに帰ったのでしょうか?

勿体無い・・・。



314 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 16:27:48 ID:B7XD8mTZ
>>312
ベンチに座る二人のやつ?

>>313
確かにもったいない
密かに漏れはアッテンボローがカリンに何もしなかったことももったいないと思ってるが…

315 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 17:05:12 ID:WE6kcHjs
アッテンボローとカリン!
読みたい!
私はてっきりこのふたりがくっつくのだとばかり思っていたので

316 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 17:55:38 ID:o4i8WhpV
ほんとかよ
ロリコンもここまでくると悪辣じゃねぇ?

317 :名無しさん@ピンキー:04/09/26 19:35:23 ID:guXzmCB2
>314
えんま帳カラー口絵の一枚目だったら
お涼のコートを捧げ持つ泉田と、
泉田のマフラーを引っ張ってるお涼の絵の方だと思われ。

脱がせにかかってるんだと脳内変換して(*´Д`)ハァハァ
実際には逆に着せようとしてるんだろうけどな(´・ω・`)


318 :名無しさん@ピンキー:04/09/27 02:16:58 ID:okTl/91x
>>317
w。

着せようとしてる泉田と脱がせたいお涼で、
お互いすました笑顔の下での奇妙な攻防、とか考えたよ・・・。

319 :名無しさん@ピンキー:04/09/27 15:12:16 ID:Ara5TYXH
お涼が余裕ぶって脱がせようとしてるんだが
所詮中身はネンネなのでマフラー止まりで終わってる絵と見てた。

320 :314:04/09/27 18:22:58 ID:QPGBlHIe
>>315-316
確か7巻に「もしかして」と思わせるシーンがあった気が…
アッテンボローがヤン夫妻に「シェーンコップの娘が艦隊にいる」って伝えたシーン

>>317-319
そんな絵載ってない…
もしかして落丁!?

321 :名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:06:10 ID:8BKOxBZg
>>320
ベンチの絵の前にあるはずだが・・・・・・
カバーで挟み込んじゃってるんじゃない?
それでも見つからなかったら落丁だな。

322 :名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:14:39 ID:RDGQQHHM
>320
自分もカバーの見返し部分で挟み込んでたクチ<コート脱がし?絵

灰色の遊び紙めくってすぐのところにある絵なので
遊び紙なんてないじゃんと言うなら、カバーで挟み込んでる可能性大


323 :名無しさん@ピンキー:04/09/27 22:20:37 ID:0xG7lGQ5
>320
それ以前に、ダヤン・ハーン基地で、ポプランがユリアンに紹介してるからね。
自分は素直に「ユリアンの相手役か」と思った。

まあ、カリンとアッテンボローってのも見てみたかったような気はするが。
(しかし年齢差15歳だぞ。
 それにアッテンボローはシェーンコップをお義父さんとは絶対呼びたがらんだろうし)

324 :320:04/09/27 23:44:55 ID:vxclgpTy
>>321-322
遊び紙はあるのにその絵がない…?
で、おかしいなってよく見ると、破った跡が?
中古で買ったせいだろうか……_| ̄|○

>>322
ダヤン・ハーン基地で紹介…そういえばそんなシーンあったな…
漏れは↑でも書いた7巻のシーン見てつい、「またガイエがキャラをロリコンに走らせたか」とか思ったw

325 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:13:53 ID:sNAQqWQc
>320
       ○
       ノ|)
  _| ̄|○ <し

自分も口絵買いしたので
そこだけ切り取った前の持ち主の気持ちも分らなくは無い

とりあえずうぷしてみたんでイ`
ttp://ranobe.com/up/updata/up7502.jpg

326 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:51:35 ID:o5WVDJtx
ポプランとカリン
ユリアンとキャゼルヌの娘だったら良かったのになー

327 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:26:50 ID:h58nRKBX
ユリアンとフレデリカってのはダメかな。
ヤンの死後、二人ともヤンの跡継ぎにさせられたし、戦後になっても
「あのヤン提督の養子(未亡人)」ということで特別視されただろう。

その孤立感やヤンとの思い出を語り合っているうちに、つい、とか。

>326
その組み合わせ、イイ!

328 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 11:32:08 ID:lF0Jmmfx
>>325
自分は新品で買ったけど気づかなかった・・
ありがとうございます。
私としてはお涼はマンガより画集を出して欲しいです。
書き下ろしモリダクで。

329 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 17:32:19 ID:ewPCpdD2
カリンはポプランのことをどう思ってたんだろう。
エースでかっこよくて独身。
あこがれたりしてたんではないだろうか。
でも年下だから相手にしてもらえない。
思いきって告白してもスルーされてしまい、
あまつさえユリアンに紹介なんかされちゃう。
カリンが初めの頃ユリアンを敵視してたのは
父親の件以外にそんな事もあったんじゃないかと。

330 :320:04/09/28 18:40:32 ID:LIFBmXBf
>>325
ありがd(`・ω・´)

脱がせようとしているお涼と着せようとしてる泉田、かな?
いろいろ想像の余地のある絵だw


331 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:15:26 ID:AMnag0QM
>329
かっこいいからって全員が惚れるわけじゃないし、
母親が女たらしの男に惚れて苦労したうえに幸薄い中死んでいったのを
見て育っているから同じ種類の男(女好き)にはカリンは惚れない
んじゃないかな?自発的にユリアンみたいな浮気なんざ
しそうにない男を選んでるくらいだし
ユリアンへの敵視は自分の師匠の一番弟子が彼だと思うから
ライバル視してたんじゃないかな
例えばヤンにユリアン以外の一番弟子がいたらユリアンも嫉妬
したと思うしそれと同じだと漏れは思っていたが

ところでお涼と泉田のSS投下ってどうして途中で止まっちゃうんだろう
ねじれた作者さんも結局帰ってこないし

332 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:56:13 ID:Rh0UbR4h
そりゃ、作者が作者だからな。

333 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:56:41 ID:Rh0UbR4h
×作者
○原作者

334 :名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:03:51 ID:h58nRKBX
>331
うーん、どうかな。
ダヤン・ハーン基地で(ユリアン地球行前)、ポプランはカリンの出生について
「事情があるらしいが俺は知らない(知りたければ自分で聞け)」と
ユリアンに言っているが、ユリアンが地球から戻ってきた後のイゼルローン再奪取作戦中には
「(カリンの出生の事情を)カリン本人から相談されて知っている」と答えている。

最初は、軽くて女好きなイヤなボスと思っていたのが、後からは頼りになる男として相談を
もちかけていることから、このあたりで、カリン→ポプランがあってもいいかも。

その後、「少女」は相手にされないと知ったカリンがユリアンに反発しながら惹かれて
いったっていうことだったりして。

335 :名無しさん@ピンキー:04/09/29 17:47:28 ID:sBkbbm08
アッテンボローが見とれてた
「さっそうと歩くブルネットの美人」
彼は女性の好みの幅がけっこう広い??

336 :名無しさん@ピンキー:04/09/30 00:45:23 ID:Cg/ucKPG
ポプラン×女とかアッテンボロー×女ならわかるが
なんでわざわざカリンなのだ?このスレの住人は
やはり作者にちなんでロリコンが多いのか?
でももっとロリコンになるが
アッテンボロー×シャルロットなら見たことあるな
>335アッテンボローは普通に女が好きなんじゃないか?
アッテンボロー→フレデリカとかはどうなんだろう?

337 :名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:00:05 ID:x977X3Pc
カリンが12歳でロリコンといわれるなら分かるけど
カリンって17歳くらいでしょ? 
そういうのはロリコンじゃなくて年の差好きってだけ

アッテンボロー×シャル、ポプラン×シャルが読みたい私は十分ロリだけどねw

338 :名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:28:13 ID:i2xQKJO2
アッテン×シャルは厳しいな。
キャゼルヌの結婚式がアッテン士官学校卒業寸前だから、少なく見積もっても21歳は違うだろ。
……まあ、年上のお兄さんを慕うシャルってのも可愛いけど。

アッテン×カリンよりポプラン×カリンのが自然かな。
仕事の接点もあるし二人きりでプライベートな会話もあるし。

339 :名無しさん@ピンキー:04/09/30 01:30:46 ID:i2xQKJO2
そういえば、ブルームハルト×シャルロットってのも読んだことあるな。
それはそれで可愛かったけどな(もちろんキスすらなしだった)。

340 :名無しさん@ピンキー:04/09/30 15:49:25 ID:XDE5gs2I
>>339
それって保父さんと園児or先生と生徒みたいだなw

341 :名無しさん@ピンキー:04/10/02 20:48:32 ID:0zCcRHZ9
ほしゅ

342 :名無しさん@ピンキー:04/10/04 17:27:26 ID:qhoo8UTp
これは保守しておいたほうがいいな

343 :名無しさん@ピンキー:04/10/08 17:08:27 ID:hG2plH9b
アルスラーン戦記はムリなのかなー・・・

344 :名無しさん@ピンキー:04/10/08 20:21:26 ID:PSbZ6t8V
>>343
どんなシチュだと萌えなんだ?
いまいちピンと来ない…

345 :名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:48:54 ID:CP2C7ZAv
ダリューンと公主キボン

346 :名無しさん@ピンキー:04/10/10 03:08:26 ID:vZw1gQzU
現在のなつかしアニメ板スレの流れを読んでてふと
「10年来の友誼がいつからか欲情に変わってしまっていた元帥ロイが
思い余った挙句に元帥ミッタ(設定女)をレイープ」なんぞというネタを考え、
しかもそれに萌えてしまった。度し難いな全く。

347 :名無しさん@ピンキー:04/10/10 15:06:41 ID:WUrD1iiv
読みたい!

348 :名無しさん@ピンキー:04/10/11 00:21:15 ID:z2O+qqdh
>>347
マジかよw

エヴァたんは別の男とケコーンしても
やっぱり「ウォルフ様」と慕って来てたり(百合っても宜しい)
設定女でもやっぱり原作通り少年っぽい童顔で胸あんまりないから
特に女である事隠しもしなきゃ言い触らしもしないので知らない奴は知らなかったりとか
ちょっと待てこれでは31歳にもなって処女のままではないか辛いぞそれはとか

 ど こ の オ リ キ ャ ラ だ 卿 は 

みたいな妄想に発展してしまった。休日だってのに萌えた挙句に。
そして相変わらずなつかしアニメ板スレは双璧話続いてて萌えネタばかりだった。
# 双璧ホモサイトはやたらあるがミッタ女体化ってないもんだな

349 :名無しさん@ピンキー:04/10/13 09:50:47 ID:GVIGF/rU
hoshu

350 :名無しさん@ピンキー:04/10/14 14:33:05 ID:E0VF3vpV
エヴァ陵辱はあり?

351 :名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:21:24 ID:C5gKZodW
とらのあなにお涼泉田のエロ同人誌キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

既に品切れだったけどな_| ̄|○

352 :名無しさん@ピンキー:04/10/17 23:54:17 ID:u1RC35uO
クラン読んでいる人いる?
狼娘で書きたいんだけど

353 :名無しさん@ピンキー:04/10/18 00:18:22 ID:nqvMY2lF
狼娘ってーとルネタン?
読みたいーノシ

354 :名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:11:13 ID:5p2VxH+8
ものっそい亀だが>350
自 分 的 に は ア リ で す
その場合の相手ってやっぱり金銀妖瞳?

>352
4巻位までなら読んでる<KLAN
エロ無し二次自体殆ど見ないので投下キボン


355 :名無しさん@ピンキー:04/10/24 15:05:48 ID:A0tslctD
ウォルフが馬鹿貴族を処断したため収監されたと聞き、エヴァは驚き心配していた。
そんなときである、軍務省からの面会を告知された。
男「では当日にお迎えにあがります」
エヴァ「はい、夫は大丈夫でしょうか、それにわざわざお迎えしなくても」
男「ミッターマイヤー少将はご壮健です。それに貴女は将官の奥方なのですからお迎え
するのは当然です」
そういって男は辞去した。不気味な笑みを浮かべながら・・・
当日、男は時間通りにやってきた。エヴァを車に乗せ、隣の後部座席に乗り込む、前には
護衛のような大男が腕を組んで座っている。心配そうに俯くエヴァを乗せ走り出した。
20分たつがまだ軍務省に到着しない、不安な思いがエヴァの心をよぎった。  
エヴァ「あ、あの軍務省に行くのでは・・」
男「ご心配なくもう少しで到着しますよ、うふふふふ、ほら、みえてきました」
エヴァ「え、でもあそこはたしか・・」
不安なエヴァをよそに車は森の奥の屋敷へと向かっていった。
男「さあ、到着しましたよ、どうぞ屋敷の中へ」
エヴァが中に入ると思いもよらない人物がそこにいた。
エヴァ「あ、あなたはたしかフレーゲル男爵、ど、どうして」
フレ「ほう、これはこれは、勇猛果敢なミッターマイヤー少将閣下の奥方殿」
嘲るようにフレーゲルは言い放ち、エヴァを舐めまわすように見ていた。
エヴァ「お、夫は、ウォルフはどこにいるのですか」
フレ「心配ない、あとでちゃんと逢わせよう。しかし、ご主人が自由の身に
なるのはたいそう骨が折れる・・・だが、我等の口添えがあればそれも容易かろう」
エヴァ「帰れるのですか、ウォルフは釈放されるのですか」
フレ「もちろん、だがそれにはある代価が必要になる」
エヴァ「ある代価?それはいったい・・」
フレ「クククッ、それは貴女のお心遣いによるものよ」
エヴァは動揺し、顔を蒼ざめさせたが夫を救うために涙を溜めながら決意を固めた
エヴァ「・・わかりました・・」




356 :名無しさん@ピンキー:04/10/24 16:09:10 ID:A0tslctD
豪奢な寝台が目の前にある。
夫以外の男に肉体を許してしまう後ろめたさが急激に襲ってきた。
強制的にシャワーを浴びせられバスタオルにくるまれたままの姿だ、その前には
これからエヴァの貞操を奪おうとしている男がブランデーを傾けニヤついている。
フレ「タオルをとって、よく見せてみろ」
エヴァがタオルを取り去り、震える手で胸と秘所を隠す。
フレ「ほう、これがあの少将閣下の奥方の肉体か」
酒に濡れた声とともに、フレーゲルはエヴァの手をどかし胸と秘所に触れていく
フレ「ふん、平民らしく貧しい胸だな、それにこっちの蜜は貧しいから出ないのか
それとも怖くて出ないのか、どちらにしても蜜を溢れさせんと辛いのはお前の方だぞ
それに愛する夫を助けたいのだろう」
エヴァ「・・・う、う、・・・う・」
すすり泣くエヴァ、だがフレーゲルが濡れないことに業を煮やし言い放った。
フレ「お前のが濡れないのでは仕方ない、なら俺のをぬらしてもらおうか、その口でな」
フレーゲルがエヴァのクリーム色の髪を掴み、床に跪かせ肉棒を小さな口にねじり込む。
フレ「さあ、もっと舌を使え、いつも奴にしているように俺の奉仕するのだ」
エヴァ「・ふぅ・うぅ・んぅ・ん・」
フレ「やればできるではないか、くッ、出すぞ、飲めよ、愛する夫を助けるためにな」
エヴァ「んんー・んー・くぅ・んく・んく・んく・・・はぁ・あぁ・・に・がい・・」
フレ「クックッ、下賎の者には味わえんものだぞ、ありがたい顔をしろ」
エヴァ「・・こ・こん・なこと・ウォルフにも・してない・・のに・・」
フレ「ふん、はじめてだったか、所詮は平民、淡白なことよ、奴のことなどこれから
の快楽の前では忘れてしまうぞ、クックックッ」
エヴァの夜はまだ終わらない



357 :名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:01:03 ID:A0tslctD
フレーゲルは弱弱しく倒れているエヴァの髪を掴み、寝台に乱暴に押し倒した。
フレ「さあ続きをはじめようか」
エヴァ「そんな、もう・・・」
見ればフレーゲルのモノはまだしっかり屹立していた、しかもはちきれんばかりにである。
フレ「クククッ、なぜという顔をしているな、この淫乱女が、教えてやろう、この薬の効き目だ」
フレーゲルの手にはカプセル状の薬の瓶が握られていた。
フレ「この薬はな、お前達のような下賎の者には手に入らない貴重なモノだ。これで性欲はまさに
極限まで昴められるのだ」
そう言うと、フレーゲルはエヴァの秘所に肉棒をあてがい、一気に刺し貫いた。
エヴァ「あああぁ・痛い・あぁ・いやぁ・い・たいぃぃぃ・・・」
フレ「奴と犯りまくっているはずだが、キツキツだな、ククク、奴のと俺のモノどっちが大きい」
エヴァ「・ああぁ・んん・あ・・・」
あまりの大きさに耐え切れず、裂けたエヴァの秘所から血が流れた。
エヴァ「く、痛い、抜いて、抜いてください、痛いー」
フレ「黙れ!平民が、お前達はおとなしく奉仕していればいいのだ!!」
フレーゲルの絶頂が近づき、さらに激しさを増す。
フレ「ぬう!イクぞ!イクぞ!出すぞォォォ!!」
エヴァ「あ、やめて、やめて、いや、あ・あかちゃんができちゃうー」
エヴァの叫びも虚しくフレーゲルの子種がエヴァの蜜壺を溢れさせた。
フレ「ふう、下賎の者にしては、まあまあの味だな、どうだ操を奪われた気分というのは」
気に食わぬ男の妻を奪ったことでフレーゲルは大いに溜飲を下げていた。そしてこのことを
ミッターマイヤーに詳しく教えてやることへの暗い優越感に満足した。
フレ「ククク、このことは奴をいたぶるよい材料だ、じっくり映像をみせてやる」
暗い情念が渦巻く中、エヴァのすすり泣く声のみが屋敷の中に響いていた。
                              銀河の歴史がまた1ページ
                                          了







358 :名無しさん@ピンキー:04/10/25 00:06:36 ID:d11SdTRi
乙。その形式は賛否両論だろうけど陵辱は良かったよ
そのノリでお涼書いてみてよ

359 :名無しさん@ピンキー:04/10/25 12:44:27 ID:LPx870wz
泉田凌辱?

360 :牛男:04/10/26 09:00:05 ID:Em3UPqll

 銀河帝国暦四九一年――初夏。
 太陽が昇りきらない午前中、アンネローゼはフロイデンの山荘の近郊にある小さな森を散歩することが習慣となっていた。
 大公妃という称号を持つ身分でありながら、お供をひとりも連れずに歩き回るので、従者の少年コンラートとしては気が気ではないのが、ここ最近はさらに不安を募らせている。
 散歩を終えて戻ってくる時間が、少しずつ遅くなってきているのだ。
 アンネローゼは屋敷の中でお菓子を焼いたり編み物をしたりといった、ごく家庭的な行為を好む女性だった。
 それでいて、けぶるような黄金の髪と、木漏れ日の慈愛を湛えた青の瞳、そして瑞々しい白百合の肌という、まるで美の女神が現世に降臨したかような存在なのだ。
 彼女の傍に仕えることに対して、無常の喜びを感じているコンラートは、力不足は重々認識しながらも、騎士としての役割を全力で担っていた。
 アンネローゼが気分転換に選んだ森は、野生の動物もおらず、一般人は立ち入り禁止になっていたが、決して安心することはできない。
 最近は手作りのお菓子や紅茶を持参して出かけることが多く、誰かに会うことを目的としていることは、一目瞭然であった。

361 :牛男:04/10/26 09:01:09 ID:Em3UPqll

「……アンネローゼさま。こうような森の中で、いったい誰に……」
 こうなったらやむを得ない。追跡開始である。
 コンラートの不安は、最悪の形で適中した。
 森の奥深く。やや開けた場所に根を下ろす樫の大樹。その前に、二十代の後半とおぼしき男が胡座をかいて座っていたのだ。
 おさまりのわるい黒髪と、穏やかそうな黒い瞳。中肉中背の青年で、すぐ傍には分厚い本が山のように積まれている。
 アンネローゼは青年の隣に腰を下ろし、水筒から紅茶を注いでいるところだった。
「はいどうぞ、ヤンさん。熱いですので、気をつけて下さいね」
「やあ、いつもありがとう」
 ヤンと呼ばれた男は、片手で紅茶を受け取りながら、もう片方の手で、彼宛に送られてきたらしい手紙を弄んでいた。
(ヤン……ヤン元帥!?)
 驚いた。銀河帝国最大の敵。反乱軍最高の知将――ヤン・ウェンリー。

362 :???j:04/10/26 09:03:28 ID:Em3UPqll

 昨年勃発した「バーミリオン会戦」において、帝国の英雄ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥を絶対絶命の窮地に追い込んだ男が、ここにいる。
 戦いは自由惑星同盟側の無条件降伏という形で集結したが、ラインハルトは自分の敗北を非公式ながらも口にしているという。
 勝者の余裕が敵将の評価を上げることになったのだろう。国営放送や神聖銀河帝国新聞以外のメディアでは、魔術師ヤンの戦術、艦隊運用の妙技を大々的に取り上げていた。
 ほどよいハンサムが親近感を与えたのか、三十代の女性を中心に「ヤン様」旋風なるものまで巻き起こっている。
(確か、ヤン・ウェンリーは、バーミリオン会戦のあと、ラインハルト様の恩情を賜り、戦犯者としての待遇を免れたはず)
 そして……自由惑星同盟の存続を条件に、帝国軍に招かれた。
 ヤンの噂は芳しいものではなかった。
 戦争以外では怠惰で無能。有能な部下がいなければ、よく言ってて給料泥棒。数百万という帝国軍の軍人の命を奪ったこの男に、部下たちがついていくはずもなく、オーベルシュタイン元帥などは、ラインハルトにヤンの粛正を本気で進言したらしい。
 そして、半年前くらいにヤン元帥暗殺未遂という衝撃な事件が起こり、ばったりと情報が途絶えてしまった。

363 :牛男:04/10/26 09:04:17 ID:Em3UPqll

 ――ヤン元帥は自由惑星同盟に逃げ帰った。
 ――いや、オーベルシュタイン元帥の謀略にかかって、もうこの世にはいない。
 ――ヤン元帥はすでに退役して、今では酒浸りの毎日を送っている。オーディンの居酒屋で、愚痴をこぼしていた元帥の姿を見かけた者がいる。
 様々な憶測が生み出されたわけだが、実際はこんなところにいたわけだ。
 確かにこの地域は帝国軍が厳重に管理しており、要人が身を隠すには、絶好の場所といえるだろう。
 ラインハルトは姉であるアンネローゼの警護に、最大限の注意を払っているからだ。
(それにしても、アンネローゼ様。なぜ、この男の元に……)
 低い灌木に身を隠しながら、コンラートは我知らず拳を握りしめていた。
 手紙を読んでいるヤンの横顔に、アンネローゼは真摯な眼差しを注いでいる。普段の落ち着き払った表情ではない。絶対に認めることはできなかったが、それはまるで人間との恋に落ちた女神のような、どこか浮ついた姿だった。

364 :牛男:04/10/26 09:05:03 ID:Em3UPqll

 ヤンはやや伸びすぎた黒髪をかきあげ、深いため息をついた。
「……やれやれ、まいったな」
「どうされたのですか?」
「ハイネセンからの手紙です。その……昔の友人から」
 アンネローゼは悲しそうに眼を伏せた。
「……ヤンさんの、婚約者の方から?」
「ええ」
 森の中の気温は少しずつ上がってきている。ヤンは手紙をうちわのように使って顔をあおいだ。内容を話すべきかどうか迷っている様子だったが、心の葛藤は長くは続かず、ヤンはごくさり気ない口調でこう説明した。
「先月、結婚したそうです」
「……!」
「一年近くも会えず、こちらからの返信は一切禁じられていた。当然の結果というやつですよ」
 自重気味に笑うヤン。
 アンネローゼはしなやかな手をヤンの腕に添えた。
「こんなことは何の慰めにもならないかもしれませんが……わたくしが、います」
(ア、アンネローゼ様!)
 コンラートは思わず飛び上がりそうになった。
(何てこと! これではまるで――愛の告白じゃないか!)

365 :牛男:04/10/26 09:05:50 ID:Em3UPqll

 ヤンは意表を突かれたように眼を丸くした。
「それは……だめです」
「どうしてですか?」
 憂いを帯びた青色の瞳を真っ直ぐに向けられ、ヤンは少なからず動揺したようだ。
「アンネローゼ。君は、その……大公妃だよ」
「ヤンさんは、元帥です」
 今の銀河帝国は、軍事面はもちろんのこと、政治的な面においても、軍部の発言力が大きなものとなっている。その最高峰まで昇り詰めた男ならば、形式的にはあるいは、大公妃と釣り合うのかもしれない。
 ヤンは気を落ち着かせるように、紅茶を一気に飲んだ。
「君は、優しいし、料理も上手だし、それに……何よりも、美しすぎる。平凡な私なんかには、もったいないよ」
「……」
 アンネローゼは立ち上がり、ヤンの正面に位置した。
「美しくなんか、ありません」
「え?」
 アンネローゼは胸の前で手を組み、神に懺悔するかのような悲壮な仕草で、重々しく言葉を続けた。

366 :牛男:04/10/26 09:06:28 ID:Em3UPqll

「わたくしは、初恋も知らないままに、一五歳でフリードリヒ四世の後宮に入りました。お金のために――身を売ったのです」
「……」
「わたしの身体は、老人の手で汚されました。そして、自分自身に絶望した私は、生きる力を失すら失いかけました。弟の支えになることでしか、命を繋ぎ止めることすらできなかったのです。わたくしは、弟を利用した」
 どこまでも澄み切った瞳が揺れ、白磁の頬にすっと涙が伝う。
「優しくなんかない。美しくなんかない。今――そのことを証明します」
 アンネローゼは両手をスカートの中に入れ、腰の高さまで持ち上げた。
 衣擦れの音とともに、小さな布地が下ろされる。
 それは純白の絹のショーツだった。
「アンネローゼ! 何を!?」
「……わ、わたくしは、穢れた女です。だから……」
 アンネローゼは秀麗な顔を羞恥心に歪めながら、スカートの裾を少しずつ持ち上げていく。
 ほっそりとした足首から膝、そして艶かしい太ももが露になる。
 茂みの中のコンラートは、目の前の現実を受け入れることができなかった。
 いったい、何が起きている? アンネローゼ様は何をしていらっしゃる?
 やめろ! やめろ! やめろ――っ!
「あなたに、こんなはしたない姿を……さ、晒しても……」
 アンネローゼは涙を流し、声を震わせながら、男の目の前で完全にスカートをめくり上げた。
「恥ずかしくなんか――ありません」

367 :牛男:04/10/26 09:07:10 ID:Em3UPqll

エロが少なくてすまんな。

368 :名無しさん@ピンキー:04/10/26 13:20:21 ID:Ja2bQres
こ、これは……すげー組合せだ。
気になる。
続きプリーズ

369 :名無しさん@ピンキー:04/10/26 16:30:54 ID:4ZaAGe8L
組み合わせが凄いね。
あと「ヤン様」にワロタ。

370 :名無しさん@ピンキー:04/10/27 02:45:28 ID:6KjAZijU
フレデリカの結婚相手って誰?
?×フレデリカも読みたい!

しかし、自分も「ヤン様現象」ワラタ。

371 :名無しさん@ピンキー:04/10/27 02:49:22 ID:FBujh09s
もしかしてユリアンとくっついたか?
と言うかヤンが帝国元帥になると言う前提だと、ユリアンどこいったんだろう。

372 :名無しさん@ピンキー:04/10/27 09:57:27 ID:okJvD/7u
個人的にアッテンボロー×フレデリカがいいなぁと思う

373 :牛男:04/10/28 06:13:37 ID:aRb8BVRL

 ……薄暗い部屋に、くぐもった声が響いている。
 女は膝と肘をついて身体を支え、尻を突き出すような格好。顔をベッドに埋め、漏れ出す声を少しでも押さえようとしている。
 男は女のくびれた腰をつかみ、背後から存分に男根を打ち付けていた。
「んっ、ううっ……ん……」
 金褐色の髪が額に張り付き,ヘイゼルの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。明らかに快楽を感じてはいるが、それを表に出すことを恐れている表情だ。
「……ふん」
 男は逞しい体つきながらも、端正な要望の持ち主で、口元には皮肉めいた微笑を浮かべていた。激しく女を責めながら、右手で女の敏感な部分をまさぐる。「んんっ!? あっ――そこはっ!」
 女はシーツをつかみ、背中をのけぞらせる。
「ここは? なんだ?」
「……い、いえ」
「たまらないんだろう? フレデリカ。ほらっ」
「ああっ! い――いやぁあああ!」
 女は甲高い大声を上げ、ぶるぶると身体を振わせる。
「……またイっちまったか。感じやすい奥さまだ」
「そ、そんな……あなた」
 男――シェーンコップは新妻の身体を満足げに見下ろしてから、なめらかな動きで正上位に変化する。
「ヤン提督もお可哀想に。こんないい女に裏切られたんだからな」
「……」
 女――フレデリカの顔が歪む。

374 :牛男:04/10/28 06:14:47 ID:aRb8BVRL

 彼女は一年前にヤン・ウェンリーからプロポーズを受けた身である。その後、ヤンは自由惑星同盟と民主主義の存続のために、銀河帝国へ帰属した。
 以来音信不通となっている。
 フレデリカはヤンを待ち続けた。しかし、募る寂しさには勝てず、あまり足を向けない酒場で限界近くの酒量を飲み、そこにシェーンコップが現れて……気付いた時には身体を奪われていたのである。
 根がまじめ過ぎるだけに、ヤンを裏切った彼女は自分を許すことができず、その罪の意識から、シェーンコップの要求を無条件で受け入れることになった。
 オフィスでも自宅でも、毎日のように犯され、愛もないくせに結婚した。
「それで? はぁ、はぁ……手紙は書いたんだろうな」
「あっ、あっ……は、はい。け、結婚しました、と……んあ!」
 シェーンコップは腰の動きを止め、冷淡ともいえる視線をフレデリカに叩き付ける。
「それは、かなりショックだろうな。ヤン提督は今、微妙な立場におられる。遠い異国の地でただひとり、婚約者のことを思い出しながら、耐えてきたのだろうに。それを、お前さんは裏切った」
「そ、それは、あなたが……無理やり」
 シェーンコップはフレデリカの胸をもみ、その先端を指ではじいた。
「……あっ」
「さそってきたのは、お前さんのほうだぜ。自ら唇を重ね、服を脱ぎ、腰を振ってきた。寂しくてたまらないメス犬のようにな」
「……」
 フレデリカの顔に、暗い後悔の念が浮かぶ。
(――これだ!)
 その表情が、シェーンコップをさらに燃えさせるのだ。

375 :牛男:04/10/28 06:15:30 ID:aRb8BVRL
 他人の女を奪う楽しみ。罪の意識に苛まれる女を、快楽の縁に突き落とす歓び。愛などという妄想を、シェーンコップは信じない。あるのは、精神に対する刺激のみ。
 シェーンコップはフレデリカの唇を奪い、再び腰を打ち付けていく。
「……あっ、あ、あ、あっ」
「ほら、ヤン提督に謝れよ! 俺は、あの男のことを気に入ってたんだぜ。少々野心が足りなかったのが、玉の傷だがな」
「……あ、ああっ! ご、ごめんなさい――提督!」
 フレデリカは涙を流しながらも、どうしようもなく感じてしまっている。シェーンコップの腰を両足で挟んで、腰を微妙にスライドさせていた。
(ふん、男を歓ばせるツボをつかんでやがる)
 シェーンコップは自分の心の奥底に、暗い炎を感じ取った。
 それは、嫉妬と呼ぶべき感情だろうか、どちらにしろ、その炎は自分に新たなる性の力を与えてくれる。そして、この炎を感じられなくなったとき、自分は可愛らしいこの新妻を、ためらうことなく捨てることになるだろう。
(あと、数カ月か、それとも数年か……)
 シェーンコップはこれまでに積み重ねてきた経験のすべてを駆使して、フレデリカを高めていく。
「あっ、ああ! だ、だめっ! ……イ、イキ……ます!」
「淫乱だな、お前は! 他の女より、ずっと!」
「っああ! あ、あ、ああっ……!」
 フレデリカは四肢を硬直させて、呼吸を止める。
「……ッ!」
 襲いかかる波のうねりに、さすがのシェーンコップも自分を解放せざるをえなかった。
 互いに果てたあとも、甘い抱擁などない。
 事後処理を妻に任せて、シェーンコップは煙草を加え、天井を見つめている。
 今日は珍しく感傷的な気分になっていた。
「ヤン提督も、きっと上手くやってる」
 フレデリカはティッシュで夫の性器を丁寧に拭き取っている。
「……お前さんのような、気だてのいい美人の物好きが、銀河帝国にだって、ひとりくらいはいるだろうさ」

376 :名無しさん@ピンキー:04/10/28 10:48:53 ID:YrJM5mH8
鬼畜シェーンコップキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━

フロイデンの静かな緊迫感と対照的なぐちゃぐちゃエロ感、イイ!!

377 :名無しさん@ピンキー:04/10/29 03:37:30 ID:HC/eqyYJ
その日、2人は久しぶりの再会ということもあって、
いささか酒の量が過ぎていた。

漆黒の短髪である方の男はもともと酒に強い体質らしくまだまだ飲める様子で、
手酌でワインを注ぎながら相手の男に話しかける。
一方の金髪でやや長髪である方の男はすっかり出来上がっていて、
注がれたワイングラスには手を延ばさず、テーブルに置かれたままだ。
相手の言葉にうなづきながらも言葉は右から左へ聞き流してしまっているようで、
瞬きの間隔が長くなり、頭がゆっくりと前に傾きがちである。
「……というわけなんだが、卿はどう思う?」
「…………」
「ミッターマイヤー?」
返事が無い。どうやら本格的に眠ってしまったらしい。
「家で奥方が待っているだろうに。仕方のない奴だ」
男は一旦席を離れ、ミッターマイヤーの自宅に電話する。
「はい。あら、ロイエンタール元帥。いつも主人がお世話になってますわ」
電話に出た彼の愛妻に、
「ああ、こんな夜分に申し訳ない。実は…」
と事情を話し、今夜一晩彼を自分の屋敷に泊まらせると伝えた。

電話を切り、続いてインターフォンで屋敷の使用人を呼び出すが、
「しまった、さっき帰してしまったところだった」
飲み始めた際にはそれほど談義が長引くとは思っていなかったので、
食器を片付けるだけなら使用人の手を煩わせることもないと思ったからだ。
仕方なくロイエンタールは椅子に座ったまま眠りこけているミッターマイヤーの所へ戻る。
「さて…」
ミッターマイヤーの片腕を自分の肩越しに回し、そのまま立ち上がって彼の身体を支える。
「おい。しっかり歩けよ、ミッターマイヤー」
と声を掛けつつも、
半ば引きずるようにロイエンタールはミッターマイヤーを居間から廊下へ連れ出した。

378 :名無しさん@ピンキー:04/10/29 03:38:44 ID:HC/eqyYJ
やっとのことでいくつかある居室の中のゲストルームへ入り、
ミッターマイヤーを部屋の隅のベッドへ腰掛けさせる。
そのまま後ろにひっくり返りそうになるミッターマイヤーの腰を支え、
「このままだと軍服が皺になる。今脱がせてやるからつかまってろ」
と彼の両腕を自分の首に絡めた。
前開きの合わせ目を解き、その下に着ているワイシャツのボタンを外す。
「ん? これは……!」
太幅、それも尋常ではない厚さで巻かれた白い包帯がワイシャツの中に見えた。
「どこでこんな怪我を? 何故言わずに平然と酒を飲んでいられる?!」
きつめに、かつ厚く巻かれたその形状から、かなりひどい怪我をしていると判断し、
あわててロイエンタールは首に絡ませた両腕を解き、部屋を飛び出して救急箱を取りに行った。

「待ってろ、今包帯を換えてやる」
と再びミッターマイヤーの両腕を自分の首に絡ませ、
ロイエンタールは包帯の端の結び目を解き、
手早く、しかし傷口に障らないよう慎重に外し始めた。
しかし、包帯を全部外したそこにあったのは深い傷口ではなく。
「!」
男性であるミッターマイヤーにはないはずの代物。
しかし、それは間違いなくロイエンタールの目の前にあり、
それまで包帯に押しつぶされていた苦しさを吐き出すかの如く、
息遣いと共にゆっくりと揺れ動いている。
(どういうことだ、これは?)
冷静であるはずのロイエンタールも、
頭の中の情報と、現実にあるそのものとの不一致に混乱していた。
(整形したものか? それにしてはやけに自然な形だ。
 …いやそうではなくて、だからなぜミッターマイヤーにこんなものが…)
「相当酔っているな、俺も」
と何度も頭を振り、目の前の事実を否定しようとするが、
包帯の下に隠されていたミッターマイヤーの2つの胸の膨らみは消えることが無かった。

379 :名無しさん@ピンキー:04/10/29 03:46:44 ID:HC/eqyYJ
「起きろ、ミッターマイヤー。卿に聞きたいことがある」
ロイエンタールはミッターマイヤーの両肩を揺すぶるが、
「ん……うーん……」
当の本人はすっかり夢の中に入り込んでいるらしい。
「おいっ、起きろ」
「…寝かせてくれ、エヴァ…」
夢見心地ののままのミッターマイヤーに、不意に胸元を強く押される。
勢いで双方の上半身は互いにベッドに叩きつけられた。
「すぅ………すぅ……」
邪魔するものがいなくなったのを知り、
ミッターマイヤーは安心した表情を浮かべたまま再び寝息を立て始めた。
「ミッターマイヤー! 卿は…」
続きを言おうとして起き上がるが、ロイエンタールの視界に飛び込んできたのは、
無防備に曝け出しているミッターマイヤーの胸元。
言葉が続かない。どくん、と胸の奥で黒い感覚が湧き上がってくる。
恐る恐る手を延ばし、それが本物でないことを祈りつつ触れてみた。

大きいどころか、手のひらにすっぽり収まるほど小さな膨らみ。
だが、それは手の中に吸い付くような質感を持っていて、
これまで触れたどの女よりもキメが細かく、驚くほどロイエンタールの手に馴染む。
軍人という職業柄からか、日に焼けていない肌は新雪のように白い。
中央の突起もそれほど大きくなく、色もごく淡い桃色で、
まるで穢れを知らぬ少女のような美しさだった。
仮に整形しているのであれば、その感触に通常では気が付かないほどの若干の硬さを伝えてくる。
幾人もの女を相手しているロイエンタールであるからこそ判る直感であったが、
しかしミッターマイヤーのそれは、いくらゆっくりと撫で、さすり、揺すってみても、
そんな硬さを脳に伝えてこない。
何度も触っているうちに突起を指先で弾いてしまったらしい、
「………んっ……」
鼻に掛かったような吐息がこぼれ、ミッターマイヤーが軽く身じろぎをした。

380 :>>377-379の人:04/10/29 03:50:10 ID:HC/eqyYJ
>>346-348の流れを見てて勢いで書いたものの、
下半身どうするかで悩んでしまい、続けられない…_| ̄|○

381 :346:04/10/29 04:38:12 ID:v98XbQR2
>>380
ミッタ女体化キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
がんがって書いてください。

382 :>>377-379の人 :04/10/29 06:39:24 ID:HC/eqyYJ
>>380
ミッタの下半身どうします? それ次第で文章変わってくるんだけど。
1.おにゃのこ
 1-a.初めっからおにゃのこ
 1-b.途中からおにゃのこになった
2.おとこのこ
3.思い切ってふたなりにしちゃえ

OVA版しか見てないのでどれの場合でも続きを書くのは苦心するのだが。
しかも最初の頃のストーリーを既に忘れてるし…orz

383 :名無しさん@ピンキー:04/10/29 12:02:13 ID:XokpThDi
1-aでひとつ。

384 :346:04/10/29 12:58:27 ID:v98XbQR2
>>382
自分の妄想は>346-348のように1-a.なのでそれでひとつ。

385 :>>377-379の人 :04/10/29 19:58:16 ID:HC/eqyYJ
>>383-384
まじかよ(TД⊂)
よりによって最も書き難いやつを指定されるとは…。
エヴァとのこともあるので、
女性仮性半陰陽(陰核肥大あり)だが男として育てられた…としてよろしいか?
じゃないと基本設定からグダグタになってしまい、続きが書けん。

ところで、エヴァとミッタが結婚に到るまでのエピソードと、
ミッタとオスカーにまつわる話(エルフリーデの件でラインハルトに叱責されるより前)、
思いっきり忘れてるんで誰か要約してくれぃ。
もう1回ビデオ借りてきて見てもいいが、どの巻だったかも忘れた…orz

386 :名無しさん@ピンキー:04/10/29 23:23:15 ID:6lmPxn9U
エヴァは親戚かなんかである日ヲルフの実家に預けられてきた、のが馴れ初め?
それからまめに帰省する様になって7年だか8年だかかけて結婚。
双璧の馴れ初めはどっかの戦場で白兵戦中二人っきりになったとかじゃなかったっけか。

387 :名無しさん@ピンキー:04/10/30 00:29:28 ID:TzeudxQv
>>386
違います。

イゼルローンに二人が中尉として赴任してきた時に、何らかの事件が発生。
事件が解決した時には、二人は親友となっていた。
と、外伝1にあります。

いつかこの事件が短編の外伝で書かれると思っていました。
双璧がどうのように親友となって行ったか楽しみにしてたんだが・・・

388 :346:04/10/30 02:22:57 ID:fIj3WUIS
>>385
わーいふたなりーそれはそれで萌えっす。

双璧関係の話は要約するとこんな感じか?他の人からの突っ込み松。

・ミッタが1歳年下。
・ロイは漁色家と呼ばれるまでに女をとっかえひっかえする。でも何故か二股かけない。
・ロイは大尉だったが一旦降格して中尉になり、その時点でイゼルローン赴任して中尉ミッタと出会う。
ちなみに降格理由は女性問題(女喰って捨てて、その婚約者候補3名と決闘やらかした)
・それ以降ふたりで組んで任務に就く事が多くなる。
(上からも「二人組ませると作戦成功率が上がる」と認められた様子)

・中佐時代、極寒の惑星カプチェランカで白兵戦に参加、死に掛けるもふたりは生還。
・その晩、酔っ払ったロイはミッタに自分のトラウマを告る。このトラウマはミッタしか知らない。
・トラウマってのは、自分の片目が黒い事で母親に赤ん坊の時に目を抉られそうになった事。
母親は実は黒い瞳の愛人を囲っていて、ロイの黒い瞳がその不義を暗示していると思い込んだらしい。
その後母親は正気を失い、どうも自殺したらしい。
父親は母の自殺をロイのせいだと思い、延々「お前など生まれてこなければ良かった」と愚痴り続けた。
・どうもこのトラウマのせいで、ロイは漁色家になってしまったようだ。

・少将時代、ミッタが部下を射殺。理由は地上戦の際の略奪暴行虐殺。「軍規を正す」として法的には正当な行為。
・が、その部下が門閥貴族の血筋だったため、怒りを買い拘禁。ミッタの命が危なくなる。
・ロイはミッタを救うために、門閥貴族と対立関係になりつつあったラインハルト・フォン・ミューゼル大将を訪問。
自分とミッタが彼の部下になる事を条件に、ハルトにミッタの弁護人になってもらう。
この時点からハルト、キルヒアイス、ミッタ、ロイの4人が組む事になる。

後はまあ、本伝の時間軸だから本伝嫁w しかし本伝に入るまでに既に長いな。

389 :>>377-379の人 :04/10/30 03:37:47 ID:ltWnN+lp
>>386-388
要約thx。おかげで草稿はエロシーンまでは書き終わった。
さてそっから先であと1つ、確認しておきたい。
ロイが元帥号を剥奪されたのは、ミッタと最後に飲んだ日の前? 後?

>>388
本伝嫁…って、家の近所の本屋じゃ文庫本第2巻までしか売ってない。
中古で探したくてもそもそも本屋が少ないっす…orz

390 :346:04/10/30 05:23:27 ID:fIj3WUIS
>>389
後。時間軸としては

エルフリーデネタで「叛意あり」告発。ハルトに釈明してその時点では許される
同時に「ノイエラント総督」任命、但しその発効はヤンと決着つけてから

ヤン一党と新帝国軍による「回廊の戦い」
途中で皇帝不予につき帝国側より停戦申し入れ。ヤン、会談に向かうも途中で地球教徒により暗殺される

帝国軍そのまま引き上げ。結局これで戦い終わった事になるのでロイはノイエラント総督、そのままハイネセンへ
この時点でミッタと最後の酒盛りして別れる

2ヶ月程度ノイエラントで普通に総督やるロイだが、やはり旧同盟領のためにデモなどに手こずる
そうこうしているうちに再び「叛意あり」と言う噂流れ始める

それは誤解だろうとハルトは少数の護衛のみを連れてノイエラント行幸へ
その途中の惑星で皇帝暗殺未遂事件勃発、これが「ウルヴァシー事件」
(実は地球教徒が仕組んだ事であり、地球教はロイを叛乱するしかない状況に追い込みたかった)

ロイは「叛逆は一向に構わんが、叛逆者に仕立て上げられるのはたまらんな」と、簒奪を決意
一方、ウルヴァシー事件で自身の暗殺未遂された挙句に逃亡する羽目に陥った上、ハルトを逃がすために居残ったルッツ提督を殺されたハルトは態度硬化せざるを得ない
帝国軍に保護されたハルト、ミッタに「彼に勝てるのは余と卿だけだ。叛乱軍を討て」
(ハルトは双璧の友誼を考慮してミッタに拒否権は与えたが、ミッタは叛乱自体に寛恕を求めた。それが聞き入れられないとなると「勅命、謹んでお受けします」と答える)

「ロイエンタール叛乱」確定。ハルト、ロイの元帥号とノイエラント総督を剥奪

で、後は双璧相打って、グリルがいらん事やってロイが致命傷負って、ハイネセンで敗死。
彼の死後に元帥号は返還。ハルト談「総督にした事は間違っていたかもしれないが、元帥号を与えた事は間違ってはいない」

これでどうだ? 本屋で見つからんなら図書館池w

391 :名無しさん@ピンキー:04/10/30 12:12:17 ID:aa1I6eYB
>346たん乙!
自分383ですが、>>377-379の人が書きやすいのでいいですよ。
待ってるよーん

392 :>>377-379の人 :04/10/30 18:16:08 ID:ltWnN+lp
>>390
おお。これだけ詳しくまとめてくれるとは。
ラストまでの頭の中でのプロットはほぼ完成した。thx。
あとはもう一度最後に飲んだ日のビデオ借りてきて、
台詞確認し、プロットを文章化するだけ…かな。
ちょっと時間掛かるががんがるっす。

393 :名無しさん@ピンキー:04/10/30 19:22:46 ID:lAQgg1Ej
おーーほほほほほほほほほほほっっっっっっ!!!!!!!!!!!

394 :名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:01:42 ID:8NEJHQtD
ええと…ガイエスブルグ要塞にハァハァするという
特殊な趣味の集まりは、こちらでよろしいのでしょうか?

395 :名無しさん@ピンキー:04/10/30 22:16:34 ID:2uMiVRLE
>394
その通り。
ガイエスブルグ要塞のあの曲線とか色艶たまんねぇハァハァ

396 :名無しさん@ピンキー:04/10/31 00:01:32 ID:75NTHn6t
ガイエスブルク×イゼルローン
すごい代物の応酬ですぞハァハァ

397 :名無しさん@ピンキー:04/10/31 01:11:13 ID:bWIdj7iq
俺はガルミッシュ派だね

398 :名無しさん@ピンキー:04/11/05 09:24:37 ID:cyqn6nHx
皆さんツウですねw
アルテミスの首飾り派の俺はまだまだ若輩者ですな。

399 :ラインハルト・フォン・ローエングラム:04/11/05 20:32:52 ID:PVS+jOCU
余のガイエスブルグが火を噴くぞ?

400 :名無しさん@ピンキー:04/11/06 03:39:37 ID:fM71mP8Q
ミュラ女体化が読みたいと呟いてみる。

401 :名無しさん@ピンキー:04/11/06 14:53:52 ID:9rgB0Hcp
女体化は正直勘弁。ホモにしか見えん。
確か最初のスレで女体化はなしってことに決まったと
思うんだが…

402 :名無しさん@ピンキー:04/11/06 21:05:39 ID:JNtZWT7B
ケーニヒスティーゲル×パーツィバル

403 :名無しさん@ピンキー:04/11/06 23:21:15 ID:NHOD2aEo
ユリアン×カリン×フレデリカ×シャルロット

404 :名無したちの午後 :04/11/06 23:54:47 ID:eZi/vGVc
>403
試しに。悪文だが失礼。

「だめ…だめよユリアン、ああ……」
フレデリカは切なげな吐息を漏らしながら、ベッドの上で全てをさらけだす。
形良くととのった胸も、刈り揃えられた恥毛も、夫以外のものを知らない秘所も…。
かつて同盟軍の才女とうたわれた彼女は、言葉とは裏腹に淫らなポーズをとっていた。
両足ははしたない角度に広げられ、ほっそりとした両手はそれを隠すどころか、奥の襞まで
見せつけるように太股を固定している。
ユリアンはごくりと唾を呑みこんで、憧れの女性の裸を…特に、自己主張して止まない
濡れそぼったピンク色の秘唇を見つめた。
(ここに…こんな綺麗な所に、ヤン提督のヒューベリオンが…)
夢のような状況に舞いあがっているためだろうか、ユリアンはそんな埒もない呟きを
胸中で漏らす。

405 :名無しさん@ピンキー:04/11/07 00:39:28 ID:yCdqoS9j
ヤン提督のヒューベリオンw

406 :名無しさん@ピンキー:04/11/07 04:22:01 ID:H0nMVOk5
ワロタw

407 :名無しさん@ピンキー:04/11/10 00:10:22 ID:dFd5ykJK
ヤン様マダー?(・∀・)

408 :名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:10:40 ID:hXK1nrEp
昼寝中

409 :名無しさん@ピンキー:04/11/11 17:29:56 ID:uSMWEJKh
同人でならヤン×アンネローゼ読んだ事あるけど、あれも結構面白かったな。
アンネローゼが実は処女で〜とか。

410 :名無しさん@ピンキー:04/11/14 04:49:33 ID:1wzLvxBp
>>409
フレデリカが死んでヤンが生き延びる話でそ。
あそこはかなり有名なサークルだから知っている人は多いんじゃないかな。

自分がかつてネット上で見た変わった組み合わせでは、ロイエンタール×女性化ヤンかな。

411 :名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:37:24 ID:B9+rrQgy
>403  誰に「×」がかかるのかよくわからないが激しく見たい

412 :名無しさん@ピンキー:04/11/20 00:01:52 ID:4xGWMv1t
ほすります

413 :>>377-379の人改め ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 04:46:53 ID:HWp9AtIM
お待たせしました。ミッタ女体化話です〜。
背後のストーリー設定としては
OVA版第55話「儀式から再び幕は上がり」から第58話「訪問者」、
第76話「祭りの前」、第84話「失意の凱旋」ぐらいに当たるかと。

再三にわたって>>346氏から本編を読むことを薦められていたんですが、
「本屋と古本屋が近所に少ない上に、図書館が自転車で40分」(w
という状況ではちょっと難しかったので、
ぐぐった資料と>>346氏の要約を参照させてもらいますた。
細かい部分であちこち間違ってる
(特に女性仮性半陰陽のミッタにマソコがあるのかという点。
 こればっかりは実物見れないんでなんとも…)と思うが、
そこは各自脳内補正、脳内補完でよろしうに。

ネーム欄にトリップと題名入れときますが、
「ミッタの女体化は認めない」「長すぎて読んでられねぇ」
「下手すぎてエロさに欠ける」などという御仁はぜひスルーの方向で。
全編で約56kb、何度も書き込み規制が掛かるのは確実なので、
書き込み間隔が開いたら支援をしてくださると助かります。
若干の補正をしたので既出投下分も改めて再投下します。

414 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 04:51:04 ID:HWp9AtIM
1.
その日、2人は久しぶりの再会ということもあって、
いささか酒の量が過ぎていた。

漆黒の短髪である方の男はもともと酒に強い体質らしくまだまだ飲める様子で、
手酌でワインを注ぎながら相手の男に話しかける。
一方の蜂蜜色のやや長い髪を揺らしている男はすっかり出来上がっていて、
注がれたワイングラスには手を延ばさず、テーブルに置かれたままになっている。
相手の言葉に頷きながらも言葉は右から左へ聞き流してしまっているようで、
瞬きの間隔が長くなり、頭がゆっくりと前に傾きがちである。
「……というわけなんだが、卿はどう思う?」
「…………」
「ミッターマイヤー?」
返事が無い。どうやら本格的に眠ってしまったらしい。
「家で奥方が待っているだろうに。仕方のない奴だ」
男は一旦席を離れ、ミッターマイヤーの自宅に電話する。
「はい。あら、ロイエンタール元帥。いつも主人がお世話になってますわ」
電話に出た彼の愛妻に、
「ああ、こんな夜分に申し訳ない。実は…」
と事情を話し、今夜一晩彼を自分の屋敷に泊まらせると伝えた。

電話を切り、続いてインターフォンで屋敷の使用人を呼び出すが、
「…しまった、さっき帰してしまったところだった」
飲み始めた際にはそれほど談義が長引くとは思っていなかったので、
食器を片付けるだけなら使用人の手を煩わせることもないと思ったからだ。
仕方なくロイエンタールは
椅子に座ったまま眠りこけているミッターマイヤーの所へ戻る。
「さて…」
ミッターマイヤーの片腕を自分の肩越しに回し、そのまま立ち上がって彼の身体を支える。
「おい。しっかり歩けよ、ミッターマイヤー」
と声を掛けつつも、
半ば引きずるようにロイエンタールはミッターマイヤーを居間から廊下へ連れ出した。

415 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 04:54:58 ID:HWp9AtIM
2.
やっとのことでいくつかある居室の中のゲストルームへ入り、
ミッターマイヤーを部屋の隅のベッドへ腰掛けさせる。
そのまま後ろにひっくり返りそうになるミッターマイヤーの腰を支え、
「このままだと軍服が皺になる。今脱がせてやるからつかまってろ」
と彼の両腕を自分の首に絡めた。
前開きの合わせ目を解き、その下に着ているワイシャツのボタンを外す。
「ん? これは……!」
太幅、それも尋常ではない厚さで巻かれた白い包帯がワイシャツの中に見えた。
「どこでこんな怪我を? 何故言わずに平然と酒を飲んでいられる?!」
きつめに、かつ厚く巻かれたその形状から、
かなりひどい怪我をしていると判断し、
あわててロイエンタールは首に絡ませた両腕を解き、
部屋を飛び出して救急箱を取りに行った。

416 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 04:56:35 ID:HWp9AtIM
「待ってろ、今包帯を換えてやる」
と再びミッターマイヤーの両腕を自分の首に絡ませ、
血で汚すことの無いようにと上着とワイシャツを脱がせ、ベッド脇の小机にたたみ置いた。
それからロイエンタールは包帯の端の結び目を解き、
手早く、しかし傷口に障らないよう慎重に外し始めた。
しかし、包帯を全部外したそこにあったのは深い傷口ではなく。
「!」
男性であるミッターマイヤーにはないはずの代物。
しかし、それは間違いなくロイエンタールの目の前にあり、
それまで包帯に押しつぶされていた苦しさを吐き出すかの如く、
息遣いと共にゆっくりと揺れ動いている。
(どういうことだ、これは?)
冷静であるはずのロイエンタールも、
頭の中の情報と、現実にあるそのものとの不一致に混乱していた。
(整形したものか? それにしてはやけに自然な形だ。
 …いやそうではなくて、だからなぜミッターマイヤーにこんなものが…)
「相当酔っているな、俺も」
と何度も頭を振り、目の前の事実を否定しようとするが、
包帯の下に隠されていたミッターマイヤーの2つの胸の膨らみは消えることが無かった。

417 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 04:58:20 ID:HWp9AtIM
「起きろ、ミッターマイヤー。卿に聞きたいことがある」
ロイエンタールはミッターマイヤーの両肩を揺すぶるが、
「ん……うーん……」
当の本人はすっかり夢の中に入り込んでいるらしい。
「おいっ、起きろ」
「…寝かせてくれ、エヴァ…」
夢見心地ののままのミッターマイヤーに、不意に胸元を強く押される。
勢いで双方の上半身は扇の両端のように間隔を開けてベッドに叩きつけられた。
「……すぅ………すぅ……」
邪魔するものがいなくなったのを知り、
ミッターマイヤーは安心した表情を浮かべたまま再び寝息を立て始めた。
「ミッターマイヤー! 卿は…」
続きを言おうとして起き上がるが、ロイエンタールの視界に飛び込んできたのは、
無防備に曝け出しているミッターマイヤーの胸元。
言葉が、続かない。
どくん、と胸の奥で黒い感覚が湧き上がってくる。
恐る恐る手を延ばし、それが本物でないことを祈りつつ触れてみた。

418 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:00:11 ID:HWp9AtIM
大きいどころか、手のひらにすっぽり収まるほど小さな膨らみ。
だが、それは手の中に吸い付くような質感を持っていて、
これまで触れたどの女よりもキメが細かく、驚くほどロイエンタールの手に馴染む。
軍人という職業柄からか、日に焼けていない肌は新雪のように白い。
中央の突起もそれほど大きくなく、色もごく淡い桃色で、
まるで穢れを知らぬ少女のような美しさだった。
仮に整形しているのであれば、その感触に通常では気が付かないほどの若干の硬さを伝えてくる。
幾人もの女を相手しているロイエンタールであるからこそ判る直感であったが、
しかしミッターマイヤーのそれは、いくらゆっくりと撫で、さすり、揺すってみても、
そんな硬さを脳に伝えてこない。
何度も触っているうちに突起を指先で弾いてしまったらしい、
「………んっ……」
鼻に掛かったような吐息がこぼれ、ミッターマイヤーが軽く身じろぎをした。

その仕草にロイエンタールは我に返り、
「いかん、俺はとんでもないことを…」
とミッターマイヤーの胸元から手を離した。
(まさか…。いや幼い頃に太っていた名残で、俺が知らないだけかもしれないし…)
と否定できないはずのそれに対して勝手な解釈をつけ、
当初の目的を果たすべく、スラックスに通されたベルトに手を掛けた。
留め金を外し、ファスナーを下ろす。
ベッド脇に沿うようにだらしなく投げ出された両脚をつかみ、
開いた片手で下肢にまとわり付くスラックスを腰から脱がせ、
残りは両手で引き抜いた。
きちんとたたんで小机の上着の上に重ねる。
一仕事終えた達成感から、ふう、とため息をついて。
それから、せめてベッドの中央で彼を寝かせようと思い、
ロイエンタールは改めてミッターマイヤーの方に振り返った。

419 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:01:58 ID:HWp9AtIM
至高の宝玉。
そう形容するのがもっとも相応しいであろう。
そこに横たわっていたのは、
軍服姿なら誰もがその内側を容易く想像できる「筋骨隆々」の男の体格ではなく、
これまで見たことがないくらい美しい人間の肢体であった。
胸元で感じた白くてキメの細かい肌は全身に及び、
眩しいほどの艶と輝きを放っている。
かなり小振りではあるがツンと上向きに尖った胸と、
それが男であればいくらか細すぎる胴。
そして、その胴からゆるいカーブを描いている腰まわり。
引っかかっている被い布の上からは自分と同じ膨らみを持っているとは思えず、
あくまでもなだらかな「丘」の曲線を描いていた。
その腰まわりから伸びた両足はすらりと長く、目立つような体毛も無い。
「卿は……、卿は……おん…な…だった……のか……」
にわかには信じ難いその事実に、ロイエンタールは目を背けるように深くうなだれ、
自らの拳を何度も太腿に叩きつけた。

裏切られた、と思った。
それまで同胞だと、親友だと思っていた人物が、
自分が最も忌み嫌っていたはずの「女」で。
にも関わらず、自分に親身な態度で接してきた、
時に励ましあい、苦労を慰めあい、戦果を競い合った「女」に、
自分は自分自身の出生の秘密を打ち明けた。
(解らない。卿が…、卿という人物が解らない…)
自分のことのように「知っていた」はずのミッターマイヤーが、
その瞬間から最も知らない人物にすり代わっていた。
しかし、それを認めたくない、信じたくないと
ロイエンタールはこれまでの記憶を辿り、
(ミッターマイヤーと俺の最初の出会いは、イゼルローン要塞で…)
ミッターマイヤーは「男」であると証明するに足る事実を探し始める。

420 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:07:54 ID:HWp9AtIM
ロイエンタールの記憶の中にある過去のミッターマイヤーは、
間違いなく「男」であり、「女」である証拠の片鱗は見当たらない。
それに。
(奥方のエヴァンゼリンのこともある。
 そもそも女であるなら結婚できないはずだ。
 いや、だったら何故…?)
それまできつく瞼を閉じ、考え込んでいたロイエンタールは、
(そうだ、あれを…)
ふと思い出して目を開け、たたみ置いたミッターマイヤーの上着を
自分の膝の上に広げポケットを探りはじめた。
(あれを見ればきっと俺の見間違いと証明できるはず……あった、これだ)
軍人であるなら必ず携帯している、
赤地に金の箔押し模様のある革の手帳。
その手帳の表紙の裏側は帝国軍の身分証明になっている。
小刻みに震える手で表紙をめくり、細かい文字列の中からそれを探した。

421 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:10:18 ID:HWp9AtIM
見慣れたミッターマイヤーの顔写真。
本名、出生地、住所、軍籍などと一緒に、性別の項目がある。
そこには「性別:男」とあった。
(よかった。やはりミッターマイヤーは「男」だ)
ほっとしたのもつかの間、ロイエンタールの頭の中には
幾つかの疑問が頭をもたげてくる。
(待てよ。あの胸の膨らみは? 下半身は?
 どう理由付ければ片付くというのだ?
 それに…特別の許可が無くても
 女が入隊資格を有するようになったのは
 俺が士官学校を卒業した2年後だったはず。
 ならばどうやって性別を偽った…?)
改めて隣に横たわる「至高の宝玉」を見つめる。
何度目を擦っても、何度頭を振っても、
そこに眠っているのは外見上は間違いなく「女」であり。
(確かめる必要がある)
ロイエンタールは立ち上がり、一旦部屋を出た。


422 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:13:16 ID:HWp9AtIM
3.
「…くしゃん」
いくらか寒気を感じ、ミッターマイヤーはくしゃみをした。
と同時に、急速に意識が覚醒する。
「……ん……? ここは…」
「お目覚めかな、『フロイライン』?」
聞きなれた低音の声とともに、足音が近づいてくる。
「…ああ、すまないロイエンタール。
 また眠ってしまったようだな、俺は」
とミッターマイヤーは近づいてくる親友と話をするために、
その場から起き上がろうとした。
身体が思うように動かない。
特に両手が自分の意志から切り離されたような感覚を覚える。
「ん?」
改めて自分の状況を把握しようとしっかりと瞼を開き、目線を手元へ下げた。
最初に目に入ったのはがっちりと太紐で縛られた、自分の両手首。
次いで、自分では包帯を外した覚えが無いのにその姿を晒している両胸。
下着以外のすべての着衣を外されている、自分の姿だった。


423 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:16:36 ID:HWp9AtIM
「これは……どういうことだ、ロイエンタール?」
「ああ、軍服が皺になるから脱がせた」
「そうではない! 何故俺は手首を縛られている?!」
「確かめたいことがあるからだ。
 だが、確かめるのに際して間違いなく抵抗されると思うから縛った」
「確かめたい…こと?」
「ああ」
ベッド縁に腰を下ろし、ロイエンタールはその顔を覗き込むように
ミッターマイヤーを見下ろした。
軍服の上着は脱いだらしく、仕立ての良いワイシャツの白が目に眩しい。
見上げたロイエンタールの、蒼と、茶の、瞳の輝きの中に、小さく写る自分の姿が見える。
ミッターマイヤーはなにやらおぞましいものをその奥に感じ取り、視線を横に逸らした。
「ちゃんと俺を見ろ」
不敵な笑いを浮かべつつ、ロイエンタールはミッターマイヤーの顎を捕らえ、
再び視線を合わせさせる。
「ミッターマイヤー」
「何だ?」
微かに震えていると自分でも判る声が室内を響かせる。
しかしそれには気づいていないのか、至極普通に返答するミッターマイヤー。


424 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:19:06 ID:HWp9AtIM
「卿は……卿は…男……か?」
「何をいまさら」
答えるのが馬鹿馬鹿しいぐらい簡単な質問に、
ミッターマイヤーの眉は釣り上がる。
が、それくらいで許してくれるロイエンタールではなかった。
「もう一度聞く。卿は男か、女か? どちらだ?」
「男だ。卿とは長い付き合いになるが、
 こんな馬鹿げた質問をされるのは初めてだぞ。
 イゼルローンで知り合ってからというもの、
 共に戦果を上げ、帝国の理想を現実とするために身を尽くし、ここまで昇進した。
 にもかかわらず、いまさら俺を女だと疑うのか、卿は?」
「ならば…」
不意にロイエンタールの手がミッターマイヤーの胸の突起を摘まみあげる。
「ひぁっ!」
ずきん。
ミッターマイヤーは胸の奥に、疼くものを感じた。
「これはどうやって説明する?」
馴れた手腕で膨らみを撫で、指の間に突起を挟み、揉みしだく。
「ぁ……んっ、や……ゃめ…ろ……、ロイ……んぅ……!」
制止するべくロイエンタールに声を掛けるが、
刺激されたことで身体の内側からひたひたと迫ってくるものに言葉が続かない。


425 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:22:38 ID:HWp9AtIM
ロイエンタールは縛った両手を上に上げ、背中とベッドの隙間に腕をねじ込む。
(この感触、この質感…。これまで抱いた女の、どれとも違う)
そのまま、顔を近づけ薄桃色の小さな豆粒に唇を寄せた。
ちゅ、と小さな音とともに、
「い、ゃあ……っ!」
頭の上からミッターマイヤーの、悲鳴とも甘息とも取れる声が聞こえた。
(……堪らないっ)
むしゃぶりつくように何度もその胸に口付けを落とし、もう片方の手で何度も撫で回す。
親友の狂った姿に抵抗しようと、
何度もミッターマイヤーは上げられた両手を下に下ろし、
肘打ちをその褐色の頭に叩きつけた。
しかし、力強くてねじ伏せられるような愛撫に力が抜け、
実際に効果があったのはほんの数回しかなかった。


426 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:24:53 ID:HWp9AtIM
しばらく胸の感触を楽しんだ後。
続いて、唯一脱がせなかったミッターマイヤーの下着の縁に、
ロイエンタールは手を掛けた。
「…その胸の膨らみは女でないというのなら、
 当然こっちは男のものであろう?」
「判り切ったことを聞くなぁ!」
とミッターマイヤーは両足をバタバタと揺らし、
ロイエンタールの動きを封じようとした。
だがミッターマイヤーは両手を塞がれている上、
2人を比べた場合体術に長けているのはロイエンタールであり、
その動きは簡単に封じ込められてしまう。
秘所を隠していた被い布はあっという間に引きずり下ろされた。
嫌がって閉じようとする太腿の内側を捉え、強引にその間に自らの身体を割り入れる。

427 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:26:56 ID:HWp9AtIM
「こ、これは……!」
ロイエンタールのその目前にあるミッターマイヤーのもの。
外見上はこれまで見てきた女達となんら変わらなかったが、一ヶ所だけ異なる部分があった。
異様なまでに膨らんだ陰核。
それはまるで自分の股間にある亀頭のように膨らみ、
いくらか「使って」いるからなのか周辺には色素沈着が見られ、
乳首よりは濃い桃色をしていた。
それでも陰核周辺以外は他の部位と同じように色が淡く、
神々しいまでの輝きを感じさせる。
(噂には聞いていたが、ミッターマイヤーが…こんな…)
熱い吐息をその部分に吹きかけられ、否応なしにミッターマイヤーの身体が熱くなる。
意識せずとも内側から溢れそうになる蜜の存在を、その部分に感じる。
その蜜に吸い寄せられる蝶の如く、ロイエンタールの唇が近づいた。
ちゅっ。
「あああああっ!」
遠くの方から、ミッターマイヤーの甘い悲鳴が聞こえた。

428 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:30:18 ID:HWp9AtIM
舐め上げたり、吸い上げたり、軽く歯を立ててみたり。
それはミッターマイヤーとエヴァンゼリンが交接の前に行っている愛撫そのものだった。
ただし、夫妻の場合は互いに互いのものを愛し合うという点で異なっていたが。
ゆえに今、手枷をつけられている自分に起こっていることは、
「いつになく怒って」いるエヴァとの間で行われているものと思いたかった。
ミッターマイヤーは掠れがちな声で何度も愛妻の名前を呼ぶ。
「え……エヴァ……んっ、……エヴ……ぁ…」
それを聞いたロイエンタールは、胸の内にどす黒い感情を募らせる。
その声が聞こえないように、自分の耳に届かないように、
目の前にある亀裂と、大きな突起を嬲り続けた。
次第に亀裂の奥からミッターマイヤー自身の蜜が溢れてくる。
普段のロイエンタールなら、塩気を相当含んだ濃厚なその体液は、
顔をしかめてすぐ口を離してしまうような味をしていた。
だがミッターマイヤーのものと思えばこそ、それは極上の甘露に思えてくる。
わずかばかり滲み出してくるその蜜を、ロイエンタールは何度も啜り上げた。
「あっ、あっ、も……もう……、い……ぅぅうッ!」
ロイエンタールの力に逆らうように、
ミッターマイヤーの腰が大きく2,3度揺れ動いたかと思うと、
くてん、と急に力が抜けた。

429 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:32:21 ID:HWp9AtIM
「………も、…もう…いいだろう?
 男であると……判ったなら……早く…この縄を…」
ゼイゼイと喘ぎながら、ミッターマイヤーは
自分の足の間にいるロイエンタールに声を掛ける。
「……駄目だ」
無常な返答にすぐさま質問をぶつける。
「なぜだ?!」
が、返ってきたロイエンタールの声は意外なものだった。
「卿は本当の男を知らんのか?」
上半身を起こし、自分のワイシャツのボタンを外し始める。
「え? 俺のものは男の、それそのものだと理解しているが」
「違うな」
言いながら、ロイエンタールは自分のスラックスの前開きを開け、
いきり立った自分のものをミッターマイヤーの前に曝した。

430 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:34:32 ID:HWp9AtIM
「………!」
ロイエンタールのそこにある禍々しい肉塊は、
自分の股間にあるものとまるっきり形状が異なり、
あまりの違いにミッターマイヤーは声を失い、思わず目を伏せた。
ロイエンタールは立ち上がりスラックスと下穿きを脱ぎながら、
ミッターマイヤーの顔の方に近づき、上体を起こしてやった。
「よく見るがいい、俺を」
と顎をつかみ、強制的にそれを見せ付けた。
「卿のものと、俺のものは明らかに違う。
 何が原因で男と偽るのかはよく解らぬが、卿は男ではない」
「違う…、俺は男だ……!」
「強情を張るのか…」
ロイエンタールはミッターマイヤーの両手首の間の太紐をつかみ、
握られた2つの拳を開かせ、その間に自らの屹立を挟んだ。
「触ってみろ。よく見てみろ。
 それが男の性器というものだ、『フロイライン』」
「違う! 俺はフロイラインではないっ」
唐突に自分には不釣合いの呼称で呼ばれ、
ミッターマイヤーは怒りで顔を真っ赤に染めた。
自分の手の中に蠢く肉塊からなんとか手を離そうとした。

431 : ◆VhV67Q0yHo :04/11/20 05:43:07 ID:HWp9AtIM
おや?
IEから投下すると5回目ぐらいで規制掛かるのに、
ギコナビ使うとこれだけ投下してもまだ規制掛からないな。
しかし、ちょっと眼が疲れてきたので今日はここまでということで。
続きはまた改めて投下します。
ちなみにこれで全体の1/3弱。
次投下分でロイエン、ミッタをレイープします。


432 :名無しさん@ピンキー:04/11/20 14:15:49 ID:+6qiPB1f
('A`)

433 :名無しさん@ピンキー:04/11/20 15:01:16 ID:+LYrQczn
女体化にはまるなんて思ってもみなかったのに、
運び方がうまくて最後まで読んでしまった。
エヴァたんの心理なぞも気になるところだが…
続き楽しみにしてます。

434 :346:04/11/20 17:17:12 ID:aPZBLrhg
このままやっちゃってください。萌える。

435 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 01:54:17 ID:YJqY1elN
>>414-430の続き。
「ロイエン、ミッタをレイープ」にはなってると思うが、鬼畜攻めには程遠いかも…。

その行動は見抜かれていた。
一瞬早くロイエンタールの両手が、自分の手の甲を包み込む。
「ん……ぅ、ふ……フロイラインの手は…柔らかくて…」
そしてそのまま肉塊に沿って上下に揺すった。
「な…何をしているっ、手を離せ!」
「……すぐに……達してしまい……そうだ…っ」
確かにミッターマイヤーの手はロイエンタールの大きく骨ばったものとは違い、
肉厚でやや小さく、全体に細長い形をしている。
事態に対処しきれない緊張感からかじっとりと汗が滲み、
それがいくらかでも滑りを良くさせているらしい。
「あっ……で、出るッ…!」
それまでにミッターマイヤーの肌と、胸と、陰部とで。
すっかり欲情していたロイエンタールが、
その顔に迸りを飛び散らせるのにはそれほど時間が掛からなかった。

436 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 01:57:27 ID:YJqY1elN
4.
「……すまなかった」
荒い息をつきながら、膝をつき、ミッターマイヤーの身体を抱きしめる。
「俺一人だけ……先走ってしまった」
ロイエンタールは蜂蜜色の髪に指を梳き入れながら、
自分が飛び散らせた残滓を唇で拭い始めた。
「ロイエンタール…」
声を掛けられ、また2人の視線が合わさる。
その金銀妖瞳に、先ほどまでのおぞましいものは感じられない。
それにホッとしたミッターマイヤーは安心して、
「忘れるよ、今日のことは」
目尻を下げてにこりと微笑み、ロイエンタールに告げた。
「気が済んだのなら両手を解いてくれ。家に帰りたい」
瞬間、また瞳の奥に宿るものが見えた。ような気がした。

437 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 01:59:12 ID:YJqY1elN
「嫌だ」
「もういいだろう!
 俺も強引にされたとはいえ、気を遣った。
 俺と卿との違いも判った。卿も今ので満足したのだろう、ええ?
 なのにどうして……ぅんっ!」
ミッターマイヤーの言葉を遮るが如く、
ロイエンタールはミッターマイヤーの口腔に舌をねじ込んだ。
「ふ………ぅ……」
ピリピリとした苦味と青臭さが口の中いっぱいに広がり、
ミッターマイヤーは吐き気を感じて眉をしかめる。
「………ん、……く……っ」
が、ロイエンタールのざらついた舌が口内を荒らしまわっていて。
「………ぷはっ!」
やっとのことで開放されたときには自然に呼吸ができなくなっていた。
自分の荒い呼吸音が耳管の中いっぱいに響き渡る。
と同時に、同じように荒れた息遣いをしながらつぶやいた、
ロイエンタールの声が響いてきた。
「俺は…お前が…欲しいんだ、ミッター…マイヤー」

438 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:01:36 ID:YJqY1elN
「な…何を言っている、ロイエンタール?
 俺は男で、卿も男だ。しかも俺にはエヴァという……んっ」
また口を塞がれる。
噛み付くほどの勢いで何度もキスされ、胸をまさぐられ、
ミッターマイヤーの思考と言葉は何度も途切れた。
「やめ……あぅ!……ロイエ……ん、……ゃあっ…!」
じりじりと胸から臍、太腿を通り、秘所に指を這わす。
「ミッターマイヤー、お前に本物の男というものを教えてやろう」
そう言って両足をこれ以上はできないというくらいに開き、
自らの屹立をミッターマイヤーの亀裂にあてがった。
そのまま軽く上下に擦り、
「ひ……あ…ぁんっ」
腫れた陰核を刺激して蜜を滴らせた後、その奥に隠された小さな穴に。
ロイエンタールはその怒張を突き入れた。

439 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:03:20 ID:YJqY1elN
「!」
その瞬間、ミッターマイヤーの口が開き、大きく息を吸い込んだ。
目が見開かれ、端から雫が零れ落ちる。
ず、ず、ず、ず、ず。
実際には聞こえないはずの音が聞こえる。
ロイエンタールのそれが自分の内側を突き破り、引き裂いているのを感じた。
「う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛…っ!!」
自分の声とは思えない醜い悲鳴が、喉元から零れていった。
「……きついな、フロイライン。締め上げられる…」
「……俺は……おと……こ…だ…」
幾粒も涙を零しながらも、ミッターマイヤーは自分が「女」であるとは認めない。
しかし、うっかりするとすぐに達してしまいそうなほど、
ミッターマイヤーの内側は熱くたぎり、肉襞が絡みつきながら自分の分身を締め付けてくる。
(こんなに『相性』が合うものは、初めてだ…)
ロイエンタールは欲望で先走ろうとする腰を、
なんとか理性で押しとどめ、ゆっくりと動かし始めた。
「あ゛あ゛あ゛っ…!」
しかし、濁りを含んだミッターマイヤーの悲鳴はなおしばらく続いた。

440 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:04:15 ID:YJqY1elN
濁った声がだんだんと消えていく。
「ん、んんっ、ん…っ」
と控えめな吐息がロイエンタールの動きに連動してこぼれていく。
しかし、ミッターマイヤーの両目から落ちていくものは止まらなかった。
ロイエンタールは腰から腕を入れ、横たわっている「彼女」の上半身を起こした。
「俺につかまれ」
縛られた両腕の間に自分の首を通し、頬を伝う涙を指先で拭う。
それからしっかりと抱き寄せ、癖の強い髪を撫でながら、
腰を揺らし上げた。
「あああっ、あっ、ん…ぁあ!」
それまでよりも強い衝撃に耐えかねて、
半音高くなったミッターマイヤーの声が部屋を満たす。
実際のところ、ロイエンタールの屹立は半分も入らなかった。
だがロイエンタールはそれでも満足だった。

「ヴェルフィン…フロイ…ライン、…ヴェルフィン…」
ロイエンタールはミッターマイヤーのファーストネームを、女性称で何度も呼んだ。
そう呼ぶことでロイエンタールは自分の中で「彼」を「彼女」と置き換えた。
「違っ……あっ、ああっ!
 ウォル、ぅぉ…ルフ………ング…だ……!」
その度にミッターマイヤーは首を横に振り、刺し貫かれる痛みと、
微かにではあるが内側から痺れるように上ってくる快感とに
嬌声を上げながら、自分の名前を自分で確かめるように叫ぶ。
「呼べ。俺の名前を……、
 オスカー……と……ぅ、ふぅ…っ…、
 …オスカーと俺の名前を…呼んで…みろ、ヴェル…フィン!」
何度も口付け、ロイエンタールは耳元で囁いた。
「いや…だっ、俺は……あぅ! ウォルフ…ガングだ、ロイ…ぃ、ゃあ!」
ボロボロと涙を零し、鼻をすすりながらかぶりを振るミッターマイヤー。

441 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:05:51 ID:YJqY1elN
「そろそろ……限…界…だ、ヴェルフィン…」
そう言ってロイエンタールは互いの繋ぎ目に片手を下ろし、
ミッターマイヤーの身体で最も敏感な、膨れきった陰核を撫で上げた。
「いやああああっ!!」
勝手に身体が仰け反り、後ろに倒れそうになる。
「いや、いやだっ! 許して…!
 お願いだ、もう許して………ロイエン…タールぅっ!!」
不意にミッターマイヤーの声にそれまでとは違う、艶めいたものが混じった。
(やっと「女」になったな、ミッターマイヤー)
その声に満足げな笑みを浮かべると、ロイエンタールはそのまま陰核を擦ってやった。
身体ががくがくと揺れ、ロイエンタールのものを包む肉壁がさらに締まる。
「ヴェルフィン……ッ!!」
「ああああああッ!!」
ミッターマイヤーは自分の内側で、ロイエンタールのものが爆ぜるのを感じた。
が、次の瞬間すぐに。
これまでに感じたことがないほどの刺激と強い快感が
自分を飲み込んでしまったことに気を取られ、数刻の間意識が途切れた。

442 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:07:49 ID:YJqY1elN
結局、ロイエンタールが何度強要しても自分を「女」と認めない
ミッターマイヤーの手枷を解いたのは、朝日が昇り始めた頃のことで。
それまでに繰り返した陵辱行為で足腰が立たなくなってしまった
ミッターマイヤーを抱きかかえて浴室に行き、
ロイエンタールは「彼女」の身体を丁寧に洗い清めた。
清潔なタオルで拭き清め、散り散りに波打った髪を乾かし、
胸元の包帯を巻き直した。脱がせた軍服を丁寧に着せてやる。
しかし、その間意識があるはずのミッターマイヤーの口からは
ロイエンタールが話しかけたとき以外に何か言葉が発せられることは無く、
複雑な表情を浮かべたまま、夕べまで親友であったはずの男の姿を見つめている。
朝食の刻限の2時間前には帰宅させた使用人たちが準備のためにやってきた。
ミッターマイヤーがまだ帰宅していなかったことに少し驚きながらも、
当主であるロイエンタールの命令で使用人たちは彼ら2人分の朝食を作る。
それを「食欲が無い」とは言いながら軍人の癖で黙々と全部口に運ぶと、
ミッターマイヤーは「じゃあ、俺は帰る」と席を立った。
「待て、ミッターマイヤー」とその姿を慌てて追いかけるロイエンタール。

443 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:09:00 ID:YJqY1elN
屋敷の長い廊下を若干ふらつきながら急ぎ足で歩くミッターマイヤー。
その後ろを走ってきて、
「ミッターマイヤー」
といいながらロイエンタールは抱きすくめるように
ミッターマイヤーを捕まえた。
咄嗟のことに、それまでなんとか気力で歩いていた
ミッターマイヤーの身体は少しよろめいた。
それを支えるように腕を絡ませるロイエンタールの身体が、小刻みに震えている。
それはまるで一度手に入れたものを、
自分の力が及ばずに仕方なく手放すときの、哀しさを体現しているようで。
「…………気にするな、忘れるから」
ロイエンタールの顔を見ずにそう言って、ミッターマイヤーは一歩踏み出そうとした。
が、ロイエンタールの腕力によってそれは遮られる。
「どうした、ロイエンタール?」
と問いかけるが、返事が無い。
しばらくの沈黙の後、やっと聞こえるくらいのちいさな呟きが聞こえ、
それに対してミッターマイヤーは何も言わず、その手を解き、歩き出した。

444 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:11:19 ID:YJqY1elN
5.
帰宅したミッターマイヤーは、
自分の愛するエヴァンゼリンに迎えられたが、
「すまない、なんだかひどく疲れているんだ」
とそのまま寝室へと直行し、
寝巻きに着替えてベッドに倒れこむといつになく深い惰眠を貪った。
「あらあら、ウォルフったら。ずいぶんたくさん飲んだのね」
と彼にとっては都合の良い解釈を妻がしてくれたため、
その日ロイエンタールの邸宅で何があったのかを話す必要は無くなった。
だが、自分が「忘れるから気にするな」と言ったはずの出来事。
それは夢の中にまで侵食し、ミッターマイヤーの心を脅かす。
「う、わああぁっ!」
自分の叫び声に目を覚まし、隣で寝ていたエヴァンゼリンの目も覚まさせてしまう。
「あなた、大丈夫?」
「……あ、ああ。すまない、息が詰まるほどの悪い夢を…」
夜の帳は下りており、ベッド脇の小机に置かれた目覚まし時計から、
既に深夜になっていることをミッターマイヤーは知った。

445 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:12:24 ID:YJqY1elN
「エヴァ」
(君は俺以外の男の裸体を見たことが……)
一瞬、聞いてはいけない質問が頭をよぎったが、
「なあに、ウォルフ?」
(いや、止めよう。聞いて無用な心配をさせてはいけない)
それを口に出すことは無く、
せっかくの短い休暇を、自分が自分1人のために、
そのほとんどを使ってしまったことを、ミッターマイヤーは詫びた。
「いいのよ、あなた。休暇はこれが最後ではないんだし」
とエヴァンゼリンは身体をすり寄せ、
ミッターマイヤーの「逞しい鳩胸」へ顔を押し付ける。
自分より小さいエヴァンゼリンの身体をすっぽりと包むように、
ミッターマイヤーは彼女の背中へ腕を回した。
と、同じように回された彼女の腕の感触が心地よかった。
抱き合ったまま2人は眼をつぶり、再びの眠りに落ちていく。はずだった。
眠れなかった。
実際に眠ったのはエヴァンゼリンだけで、
ミッターマイヤーは愛妻の身体を抱き寄せながら、昨日のことを反芻していた。

446 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:14:02 ID:YJqY1elN
『……なぜこんなものを?』
包帯を巻き直してもらったとき、ロイエンタールにそう訊ねられた。
『そのままでは仕事の邪魔になる。それに…』
『それに?』
『…疼くんだ、時々』
ミッターマイヤーはロイエンタールに話した。
自分の身体は生まれつきのもので、
成長するに従い股間の性器もそれなりの発達をしたが、
(その際特に発達したのはそれまで以上に巨大化した陰核で、
ミッターマイヤーはそれを男性器の陰茎だと思っていたらしい)
同時に女性の如く胸が膨らんでくるとは思っていなかった。
以来、月に一度数日の間と、何かのきっかけで興奮しているときに
その胸の部分だけが内側から突き上がってくるような、
ズキズキとする疼きを感じ、
その疼きをいかなる状況でもすぐ鎮めることができるように、
太幅の包帯を巻き始めた…と。
『ではその…月に一度数日の間に、
 奥方の月経のような症状はあるか、卿には?』
『いや、ない』
『そうか…』

447 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:16:51 ID:YJqY1elN
(なぜそんなことを…)
ミッターマイヤーはエヴァンゼリンのクリーム色の髪に顔をうずめながら考える。
(ロイエンタールの股間についていたものは、
 俺のものとは全く違っていた…)
これまでの過去の記憶をミッターマイヤーは辿ってみる。
生まれたときから今日までの記憶。
(俺はこれまで自分以外の男の身体をちゃんと見たことがあったか…?)
幼少の頃、幼年学校、士官学校、そして。
よくよく考えてみれば、ミッターマイヤーは自分以外の男の身体を見たことが無かった。
帝国の一般的な習慣では、浴槽で溺れる心配の無くなる年齢からは
よほどのことが無い限り入浴は1人で行うものであり、
そこに他人が介在することはなかったからである。
(だが、俺はこうしてエヴァと一緒にいる。
 その点からは「男」であるはず、なんだが…)
何かが引っかかる。何かがしっくりこない。
(解らない。ロイエンタールの言葉が、解らない…)

448 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:19:37 ID:YJqY1elN
(……だめだ。考えがまとまらない)
ミッターマイヤーは諦めて目を閉じた。
(眠ろう。明日のこともあるし)
そう思いながら、なんとか眠るべく意識を解放しようとした。
しかし、眠りに落ちる瞬間、身体のどこかしらに痛みが走り、
(ロイエンタールの奴、なんてことを…)
その度にロイエンタールを思い出してしまう。
このときミッターマイヤーは気づいていなかった。
ロイエンタールに抱かれたことが、
実は予想以上にミッターマイヤーの心と身体に揺さぶりをかけていたことを。
それに気がつくのはずっと後のことになるのだが、
ミッターマイヤーはこのときは「痛みのせい」で
ロイエンタールを、昨日のことを思い出してしまうのだ、と判断した。
(痛みが治まれば、忘れられるはず)
そう思って、痛みに耐えながらもミッターマイヤーは
わずかかばかりの睡眠を取った。

449 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:21:25 ID:YJqY1elN
6.
翌日から任務に戻り、
以降何度もミッターマイヤーとロイエンタールは
職場で顔を合わせる事になる。
しかし互いの職務に忙殺されてしまい、
あの日のようにゆっくりと酒を酌み交わす機会は失われた。
そのおかげもあって表面上はこれまでどおり、
2人は「親友」のままでいられた。
が、その度に顔には出さないもののミッターマイヤーの胸中は
ロイエンタールと会う度に、
ざわざわと波音を立てて揺れ動いていた。
ロイエンタールの顔を見るとあの晩の陵辱行為と、
それに伴って自分を一晩中苦しめた身体中のあの痛みとを、
どうしても思い出してしまうのだ。
それを出来るだけ悟られないように。
ミッターマイヤーはワインを1本空ける程度の軽い酒宴であっても
自分から誘うことは極力避け、
ロイエンタールと2人だけで飲むようなことがないように、
常に誰かを巻き込んだ。

450 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:34:25 ID:YJqY1elN
だが、時に事態は本人の思惑通りに進まないことがある。
その日もロイエンタールから
「うまいワインを手に入れたから飲まないか」
と誘われ、
断る理由を見つけられなかったミッターマイヤーは
「分かった。後で部屋に行く」とだけ答え、
慌てて誰か伴うべき人物を探した。
しかし、その日に限ってほとんどが仕事が残っているか、
休暇中でいないかの者ばかりで、
指定された時間に予定が空いていたのはミッターマイヤーだけだった。
仕方なく、ミッターマイヤーは何か嫌な予感を感じつつも、
一人でロイエンタールの執務室を訪ねた。
この時期、エルフリーデ・フォン・コールラウシュの件もあり、
ロイエンタールは職務こそ解かれなかったものの、
事実上の謹慎処分になっていた。
ゆえにミッターマイヤーも長居をするつもりはなかったし、
ロイエンタールもそのつもりだった。

451 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:35:50 ID:YJqY1elN
表面上はごく穏やかに、
かつそれまでとなんら変わらぬ親友同士の会話をしていた。
話し始めれば意外にその会話は長引き、
「そういえば…」といろんな話が飛び出してくる。
1本だけ飲んで帰るつもりが、いつの間にか2本目の瓶も空にしていた。
が、エルフリーデの件に話が及んだとき。
「あれほど俺は忠告したのに」
「ああ、分かってる」
「ならば、なぜ…」
「わからぬか?」
ロイエンタールの身体が、すっと動いた。
咄嗟のことではあったが、本能的な危うさを感じたミッターマイヤーは 
腰掛けていた椅子から立ち上がり、ロイエンタールから一歩離れようとした。
しかし、酔って動きが鈍くなっている上に、ロイエンタールの動きの方が早い。
ミッターマイヤーの腕をつかみ、勢いをつけて自分の腕の中へ誘い込む。

「何をする!」
ミッターマイヤーは慌ててその身体を突き飛ばそうとするが、
「暴れるなよ…マイネ・ヴェルフィン」
と優しい声で頭の上から囁かれた。
ずきん。
ミッターマイヤーの胸が疼き始め、
身体は自分の意思に反して勝手に硬直してしまう。
「似ていたんだ」
「なにが…だ、ロイエンタール?」
「お前の髪質と、その肌に。だが、こうしているとよく分かる。
 似ていると勘違いしただけで、実物を触るとこんなにも違うことが」
「やめろ、聞きたくない」
ロイエンタールの骨ばった手がミッターマイヤーの顎をとらえる。

452 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:37:34 ID:YJqY1elN
「俺が一度手に入れたものを、理由も無くそう簡単に手放すと思うか?」
いとおしそうに自分を見つめるロイエンタール。
しばしの間、その金銀妖瞳が自分に迫ってきて。
「んっ………」
わずかに開いた歯の合わせ目から、ロイエンタールの舌が滑り込んでくる。
それまで飲んでいたワインの味が、2重に広がる。
「………う……ふぅ…」
緩急をつけて舌を弄られ、ミッターマイヤーは膝の力が抜けそうになった。
身体ががくがくと揺れてくる。
「…く……っ、……ぅん」
淫靡なまでに深い口付けを交わされ、やっと開放されたときには
ミッターマイヤーは肩を揺らせて大きく息をついていた。
「……帰る」
一方的にそう告げ、ミッターマイヤーは
力強くロイエンタールの身体を押し戻し、後ろを向いた。途端。
「フロイライン」
そう言ってロイエンタールはその背後を捕捉した。
首を傾け、睦言を一つ吹き込んでから、耳たぶを甘噛みして。
それからやっとミッターマイヤーの身体を離した。
振り返らず、ミッターマイヤーは部屋を出て行った。

453 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:39:28 ID:YJqY1elN
その晩。帰宅した自宅で風呂に入っていたミッターマイヤーは、
湯船に浸かりながらぼんやりと考えごとをしていた。
(どうして…)
1度ならともかく2度も抱きしめられ、キスされ、抵抗できなかった。
(どうして俺なんだ…!)
ちゃぽん、と湯面が揺れ、ミッターマイヤーの右手が唇に触れる。
(リヒテンラーデ公のあの女のことはともかく、
 他に女ならいくらでもいるだろう!
 ましてやロイエンタールほどの美貌と才能の持ち主なら、
 言い寄ってくる女から選んでも変わらないじゃないか!
 それなのに、どうして…!)
「どうして俺なんだよ…ロイエンタール…」
ずきん。
また胸が疼いている。その指先が自然と口の中に入っていく。
「んぅ……」
(…これじゃない)
再び湯面が揺れ、左手が右胸をきつくつかんでいた。
「……う……く、…っ」
(こんなのじゃない。ロイエンタールの舌先はもっと柔らかかったし、
 手はもっと大きくてごつごつしてて………はっ!)
慌てて指を引き抜き、胸に置いた手を肩に持っていった。
(俺は今、なんということを…)
「う、うぅ…っ、うう……」
ミッターマイヤーは自らの手で自分を抱きしめながら、
湯船に浸かったまま泣いていた。

454 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:45:29 ID:YJqY1elN
7.
互いにとって幸いというべきか、それとも不幸というべきだろうか。
その後、また彼らは互いの職務が忙しくなり、
しばらくの間酒を飲む機会を失うことになる。
今度は発令された任地が宙域での前線任務であり、
それが終わるまでは顔を合わさずに済んだ。
しかし、ミッターマイヤーの胸中はそれまで以上に荒波を立てていた。
宙域に浮かぶ戦艦の中で独りきりになると、
幾度と無くロイエンタールのことを思い、涙を流していた。
それぐらいミッターマイヤーは混乱していたのだ。
包帯の理由を聞かれたこと。自分の性別を否定されたこと。
妻帯者の「男」であるにもかかわらず自分を抱き、2度も唇を奪ったこと。
そしてそれら自分に対して行われた、
矛盾しているロイエンタールの行動を非難できない自分に対しても。
そんな混乱を胸に秘めたまま戦地に赴き、
自らの職責を果たしたミッターマイヤーの精神力は、
ある意味強靭であるとしか言いようが無い。
そんな2人にやっとゆっくり酒を飲む機会が巡ってきたのは、
新帝国暦2年6月8日、「回廊の戦い」が終わった後のことだった。

455 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 02:46:15 ID:YJqY1elN
総旗艦ブリュンヒルトに同乗してきたため落ち着かなかったのか、
その日旗艦ベイオウルフ(人狼)の提督執務室での
ささやかな酒宴を申し込んできたのは、やはりロイエンタールの方であった。
今日1日が過ぎればロイエンタールは
ノイエラント総督としての転属が決まっており、
一方のミッターマイヤーは
新首都建設のための準備へ取り掛かることになる。
これまでとは違って最低でも半年単位で会えなくなることは必至であり、
ミッターマイヤーとしてもロイエンタールの行動を問いただすためには
この機会を逃すわけにはいかなかった。
したがってミッターマイヤーは、他に誰かを誘うことなく
2人だけで酒を酌み交わしていたのだが、肝心な話をなかなか切り出せずにいた。

結局話を切り出せないままに、
「さて、俺は戻るとするか。
 戦うにせよ、戦わぬにせよ、やるべきことは多いからな」
と言ってソファから立ち上がるロイエンタールに対し、
「戦いが終わるとなれば、いよいよノイエラント総督か…。
 任地が遠く離れてしまうと、こうして飲む機会も少なくなってしまうな」
とミッターマイヤーは同じように立ち上がって右手を差し出す。
「うむ」と小さく返事をしたロイエンタールと握手をして。
青いマントが揺れてたなびき、その後ろ姿が出入口に向かって歩き始めた途端、
何故だか分からないが、一瞬だけ。
一瞬だけ、ミッターマイヤーの心に一抹の不安がよぎった。
「ロイエンタール」
思わず一度閉じられたドアを開け、その背中に声を掛けていた。
「なんだ?」
ロイエンタールは廊下の数歩先まで足を進めていたが、振り返って親友の顔を見た。
見れば何か言いたそうな、
しかしそれを言いづらそうな表情を浮かべたまま立ち尽くしている。

456 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 02:56:54 ID:pharF3Mj
萌!支援はいるかな?

457 : ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:16:09 ID:YJqY1elN
うわ、リアルタイムで読んでくれる人がいるとは思わなかった。
続きは明日にしようかと思ったけど、できるところまで上げてみます。

とその前に、>>433氏。 
>エヴァたんの心理なぞも気になるところだが…

すまないがエヴァたんは>>444-445にしか出てこないです。
ミッタの小っさいオパーイを「逞しい鳩胸」と言わせてるぐらいなんで、
ミッタのことを疑いもせずに男だと思ってる…ことにしてください。

では、>>414-430と、>>435-455の続きです。 

458 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 03:16:37 ID:iqhN/3X3
女体化なんて今まで読んだことなかったけど・・・・
ものすごく萌えている自分がここにいます。

459 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:18:25 ID:YJqY1elN
「どうした、ミッターマイヤー?」
もう一度声を掛けるとはっとした表情に変わり、
「どうかしているな、俺は。
 これで二度と会えなくなるわけじゃないのに、
 卿の背中を見たら何だか声を掛けたくなってしまった」
笑顔を見せる。
取り繕ったような感じのそれが、どうにもひどく痛々しい。
「……俺に何か聞きたいことがあるのだろう?
 おそらく卿が聞きたいと思っているその内容について、
 卿に見せたいものがある。コンソールを借りるぞ」
そう言いながらロイエンタールは上着の合わせ目に手を突っ込み、
何やらごそごそとポケットの中を探りながら、
それまで酒を酌み交わしていた部屋に戻り、執務机のコンソールに近づいた。

やがて1枚のデータディスクを取り出すと、
それを挿入口に差し込み、記録されたデータを画面に呼び出す。
「これを見てくれ」
そこに書かれていたのは、ある分析結果報告書だったが、
「こ、これは……!」
その内容を見てミッターマイヤーは、腰が抜けそうになった。
そこに書かれていたのは科学的な学術用語満載の、
非常に難解な文章であったが、
それが特定の人物の血液サンプル、毛髪サンプルを分析した、
「性染色体異常」を示すものであるのは理解できた。
「卿のことだ」
冷静な口調でロイエンタールは
それがミッターマイヤーについて書かれてあるものであることを告げる。

460 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:20:35 ID:YJqY1elN
「勝手なことをしてすまぬが、
 あの日シーツに落ちていた髪の毛と、
 交わった時に滴り落ちた血を使わせてもらった」
「何がしたいんだ、ロイエンタール?」
「安心しろ。それは極秘に調べさせたものだが、
 その報告書に使われたサンプルが卿のものであることは俺しか知らない」
「何がしたいんだ、ロイエンタール!!」
思わずミッターマイヤーはロイエンタールの襟首をつかみ、絞め上げていた。
声帯までをもいくらか絞めているからか、
ロイエンタールの声が小さくなり、途切れながら聞こえてくる。
「あの日も言ったが…卿のその…
 股間にあるものは…男のものではない。
 性染色体の異常から判断して、…卿の身体は女性でありながら…
 その外性器の一部…が異常発達…して生まれ…、
 それで…男…性と間違えられ、男として…戸籍を…登録されたんだ…」

それでミッターマイヤーは全てを悟った。
それまで自分の中で何かがひっかかり、しっくりこなかったもの。
ロイエンタールと自分の、決定的な違い。
自分とエヴァンゼリンとの間に子供が出来ない理由。
胸の疼き。
自分に対して行ったロイエンタールの行為を非難できなかったこと。
漁色家と言われようとも何度も女を換え、
しかし自分を手篭めにかけてからはエルフリーデ以外は手を出さなかった、
ロイエンタールの一見矛盾しているその行動。
そして。
ロイエンタールが自分を抱きしめ、2度も耳元に囁いた、
『愛してる』という言葉。
ミッターマイヤーの頭の中で何かが壊れた。

461 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:23:24 ID:YJqY1elN
ロイエンタールは、生まれ育った環境に恵まれたミッターマイヤーなら
両親によって傷つき歪められたその心を癒すことができる…と自分に恋をしたのだ。
だが、互いに置かれた環境からいえば
ロイエンタールが最も近しい場所にいるはずなのに、
その心は遠く離れた地にあるエヴァンゼリンのもとにあって。
それがますますロイエンタールの嫉妬を誘う。
もし女であったなら、ロイエンタールは間違いなく求婚していたのだろう、
しかし自分は「男」だった、あの日、自分を強姦する前までは。
その自分が実は女でありながら、やはりその心は男であり、
どんなに強要してもロイエンタールのものにならない。
ならば身体だけでも。
自分が認めない女の身体だけでも、ロイエンタールは自分のものにしたかった。
ロイエンタールは「女」である部分の自分を愛し、睦言を吹き込んだ。
結果的に自分はロイエンタールに抱かれたことで、
いつの間にか自分の中に「女」の心を作ってしまっていた。
だから自分は、ロイエンタールの行動を非難できなかったのだ。

462 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:25:40 ID:YJqY1elN
ロイエンタールが思っているはずのそれらを含め、
ミッターマイヤーは自分の抱えていた疑問の全てが、
ロイエンタールのその言葉で1つの整合性を持って解き明かされたことを知った。
襟首を締め上げる手が緩み、力なく落ちていく。
「ぐ…、げほっ、けほけほっ……」
やっと戒めを解かれたロイエンタールが咳き込んでいる。
「……俺が…、俺は………おん…な…」
ミッターマイヤーはその場に茫然自失の表情で立ち尽くしていた。
そんな姿を横目にロイエンタールは、
挿入口からデータディスクを抜き出して、
ミッターマイヤーの上着の内ポケットにそれをねじ込む。
コンソールを閉じてから、人懐っこい顔を両手で挟み、
グレーの双眸をしばらく見つめてから、
「愛してる」
ふっくらとしたその唇に自分の唇を重ねた。
今度は拒まれなかった。

ロイエンタールは頬に触れていた両手を離し、
そのまま部屋を出て行こうとしたが、
ミッターマイヤーの両手が自分の上着をしっかり握っていた。
「またな、ミッターマイヤー」
そう声を掛けて握り締められた両手を開いてやり、出入口に向かって歩き出す。
と、後ろから抱きつかれ、その動きを制止させられた。
珍しい、と思った刹那。
「………1時間、いや30分でいい。時間をくれ」
背中から響いてくるミッターマイヤーの声が震えている。
「従卒と、見張りの者には言っておくが、
 誰にも見つからないように、後でもう一度俺の部屋に来い」
そういってミッターマイヤーは腕を解き、
靴音を立てて私室に向かっていった。

463 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:28:32 ID:YJqY1elN
8.
念のためミッターマイヤーを気遣って1時間後、
ロイエンタールは言われたとおり誰にも見られないように
ミッターマイヤーの居室にやってきた。
さすがにドア前の歩哨を外すわけにはいかなかったらしく、
ロイエンタールはどんな言い訳をして部屋に入ろうか考えたが、
その前に
「お話は伺っております。
 やっぱり朝まで飲み明かすことになったそうですね」
と言われ、自分の心配が無用であったことに気づく。
「ああ」
とだけ答え、中に入っていった。
実際には先ほどまでの自分の言動について、叱責され、殴られ、蹴られ続けるのであろう。
そう思ったロイエンタールは覚悟を決め、
これから行われるはずのミッターマイヤーの狼藉を黙って受けるべく、
ごくり、と唾を飲んだ。

464 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:30:23 ID:YJqY1elN
「ミッターマイヤー、ロイエンタールだ」と
中にいるはずの部屋の主人に声を掛けた途端、独特の機械音が耳に響いた。
パネル操作でドアロックと、室内に遮音シールドを張った合図だ。
ソファセットの前のテーブルには、自分らのために従卒が用意したのだろう、
何本もの酒瓶と酒肴が乗っかっている。
しかし、そこにはミッターマイヤーの姿は無く、また従卒がいる気配も無かった。
「寝室に来てくれ」
かなり奥の方からくぐもった声が聞こえる。
言われたとおり執務室の隣にある、私室に足を向けるロイエンタール。
寝室のドアの前で立ち止まり、控えめにノックをした。
「入るぞ」
そっとドアを開け、中に入る。
と、ロイエンタールの視界を闇が覆う。
明かりが点けられておらず、慌てて照明スイッチに手を延ばすが、
「点けなくていい。今こっちの明かりを点ける」
と灯った照明はベッド脇の小机の上のもので、ぼんやりとした薄明かりが部屋を包んだ。

465 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:32:07 ID:YJqY1elN
「ロイエンタール」
足音が近づいてくる。
「俺はこれまで男として生まれ、男として育った」
白いローブが部屋の奥から見えた。
「エヴァンゼリンを守るため。
 カイザーと、カイザーの手中にある全てのものをお護りするため。
 これからも俺は男でなければならない。
 それは俺が死ぬまで変えることはできない」
それがゆらゆらと自分に向かって歩いてくる。
「しかし俺は…、俺は本当は女だと…
 性的能力が欠如した女であると、卿によって知らしめられた」
自分の前で足音が止まった。
蜂蜜色の、触り心地の良いくせっ毛が、ロイエンタールの胸の前に見える。
「卿はそれをもっと早くに知っていたのだろう?
 それでもなおそんな俺に『愛してる』と言った」
ふっとそのブロンドが揺れ、淡く頬を染めた童顔が眼に入った。
「その言葉に報い、今宵一晩だけ…俺は卿の『女』になる」
引き絞っていた同布の紐が解かれ、
ばさり、と音を立てて肩からローブが滑り落ちた。
余計なものを全て取り払った「至高の宝玉」がロイエンタールの前にその姿を曝け出す。
グレーの瞳が、不安そうに揺れている。
「わ……私を……、私を抱いて欲しい、オスカー」
視線を逸らして俯いた美しい肢体が、何かに怯えるように震えていた。

466 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:35:47 ID:YJqY1elN
ミッターマイヤーの気が済むまで暴行を加えられることを
覚悟していたロイエンタールだったが、
自分によって絶望の淵に立たされてもなおそれ以上の決意を以って、
目の前に立ってきつく唇を噛みしめ、
これから行われるであろう恥辱に耐えながら震えている人物を想う。
そうまでして乞われては断る方が野暮というものであろう。
もとより、きっかけさえあればロイエンタールは
いつでもミッターマイヤーを一晩中拘束することが出来た。
が、敢えてそうしなかった、そうできなかったのは互いの職責ゆえの多忙と、
ミッターマイヤーの真の姿を
自分自身が受け入れるまでにいくらか時間が必要だったこと、
自分の偽り無き本心からの「告白」を、
ミッターマイヤーが頑なに受け入れようとせず、
あくまでも自分を「男」だと言い張ったからだった。
その「彼女」が今自分の前で裸体を晒して立っているのは、
「力ずくでしか自分が本当に欲しいものを手に入れることができない」という、
自分への憐憫心からくるものであろう。
ここへきてミッターマイヤーにこのような態度を取られることを、
ロイエンタールは想定していなかった。
憐憫から与えられる同衾にはかなり抵抗があったが、
これまでのことを考えればそれはそれで好都合、と大きな手を
やや小さめの顎にかけ、上向かせた。

467 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:37:39 ID:YJqY1elN
前回のような陵辱行為をここで再び繰り返すようなことはせず、
蜂蜜色の下にのぞく雪のように白い額の、髪の生え際に。
髪と同じ色の、意志の強さを物語るような太い眉に。
「きれいだ…ミッターマイヤー」
薄く染まる桜色の頬に。
前に立ち上がった、小さめの耳に。
噛みながら小刻みに震えている、厚めの唇に。
「お前は本当に美しい…」
努めて普通に。そこらにいる女を抱くのと同じように。
しかし扱いは女よりも慎重に、心から愛してやるつもりで。
ロイエンタールは何度も何度も唇を落とした。
互いの両腕が背中に廻る。
(女を褒めたことはこれまで一度もなかったのに、
 こいつの前ではそれが素直に口に出せるなんて。
 我ながらおかしなものだ…)
心の中で苦笑しながらロイエンタールはキスを続け、
ミッターマイヤーの腕を取り、自分の首に回した。
そのまま膝を折って小柄な身体を抱き上げ、ベッドに運ぶ。

468 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:39:04 ID:YJqY1elN
首筋を通り、肩口を抜け、
ロイエンタールの唇は胸の頂に降り立った。
「……疼くか?」
と聞かれ、ミッターマイヤーは首を大きく縦に振る。
「そうか…」
とだけ言って、ロイエンタールは乳首に軽く歯を立てた。
「あ、ぁん…っ!」
ミッターマイヤーの胸が大きく突き出される。
それを見逃すはずはなく、ロイエンタールはその小さな突起を責めてやる。
「ぁ……うぅっ! そんなに…されたら…!」
「されたら…どうなる、ヴェルフィン?」
もう片方の膨らみはやわやわと捏ねてやった。
「息が、息が……続かないっ」
女性称を呼んでも否定されなかったことに少し驚く。
(本気で「女」になろうとしてるのか…ミッターマイヤー?)
楽に呼吸ができるように責めを少し緩めた。
「…ん、…う……ふ………っ…」
しかし、既にミッターマイヤーの呼吸のペースが少し上がっている。

469 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:42:10 ID:YJqY1elN
胸元から臍下の辺りまで、
ロイエンタールは「至高の宝玉」が自分のものである証として、まんべんなく印をつけた。
ミッターマイヤーの白い肌に、赤い痣の花が咲き乱れている。
既にロイエンタールの顔は太腿の内側にまで下りてきていた。
「ん……はっ、恥ずかしいから…」
そこにも1つずつ朱が散っていく。
「恥ずかしいから…何だ?」
「そんなに足を…開かな……ゃあああっ!」
わざと避けていた足の付け根の中心部分を舌先で突付く。
自分が忌み嫌っているような、普通の「女」を抱いているのであれば、
ロイエンタールは自分のものを口に含ませることはあっても
「女」のその場所に口付けるようなことは絶対にしない。
「可愛いな、フロイラインは」
しかし、ミッターマイヤーのそこは、「真の能力」を発揮できないと知りながらも
ロイエンタールを夢中にさせる形をしていた。
「可愛いだなんて…言わないでく……ううっ…、
 あぁっ……、そ……そこは!」
熟れきった桃色の実を口に含む。
「い、ゃぁああんっ……!」
ミッターマイヤーの両手が、ダークグレーの髪を握る。

470 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:43:27 ID:YJqY1elN
しばらくその実を味わっていると、
亀裂の中からほんの少しずつ滴りが零れてくる。
「あっ、あっ……お、オスカー…」
「どうした、ヴェルフィン?」
「…も……、いい…から……きて…」
「……いいのか?」
はるか上方にある顔を見上げれば、
ミッターマイヤーはこくん、と首を前に傾けている。
早く「行為」を済まして欲しいのだろう、そう解釈して、
「わかった」
立ち上がって上着を脱ぎ、
ワイシャツを着たまま前をくつろげ、自分の胸を外気に晒す。
スラックスのファスナーを下げ、
先ほどからびくついている分身を割れ目から性急に取り出して、
ロイエンタールは滴りが薄く零れる蜜壺に先端を近づけた。
「あ……駄目…」
ミッターマイヤーが急に自分の行動を制した。
「ん?」
「服が血で汚れる」
「大丈夫だ。それにもう待てない」
ゆっくりと体重をかけ、ミッターマイヤーの身体に楔を打ち込む。

471 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:45:21 ID:YJqY1elN
「あ、あ…っ、ん…ん゛ん゛ん゛ん゛っ!」
絶叫しそうになるのを必死でこらえ、
ミッターマイヤーは自分の指を噛んで痛みに耐えようとしていた。
見開かれた両眼から涙が滑り落ちていく。
ひどく浅くて径の狭い肉壺が、ロイエンタールのものを吐き出そうと蠢いている。
「すまない、マイネ・ヴェルフィン」
無理も無い、最初の交接時からかなり時間が経っている上に、
もともと染み出してくる体液がそんなに多くない。
きつく歯形のついた指を口元から外してやり、自分の指先を絡めて握る。
「いいから……続けて…」
もう片方の手にブロンドの髪を梳き入れ、心地良い手触りを確かめる。
と、こめかみから流れていった水滴が髪を濡らしていた。
濡れ具合がいくらか広範囲なことから
身体を繋げるよりずっと前から泣いていたことが窺い知れる。

「ぅ、うんっ…ふ、……ふ………う…!」
舌を絡ませ、ミッターマイヤーの悲鳴を吸い取る。
緩慢な動作で自分のものを馴染ませ、腰を使う。
次第にミッターマイヤーの舌が、
ロイエンタールの舌を押し戻そうと動き回り始めた。
口付けを解いて息を注がせる。
「オスカー、……う、くぅ……っ」
「……つらい……か…?」
ロイエンタールは前回の経験で知っていた。
ミッターマイヤーが強い快感を得ているのは自分が陰核に触れているときだけであり、
そうでないときは苦痛に眉を歪めていることを。
だから3倍以上の時間を掛けて孔を広げ、
必要以上に刺激を与えないように気遣ったつもりだったが、
ミッターマイヤーのただならぬ様子にそう聞かずにはいられなかった。
「ん、んっ、……うう…ん」
しかしなぜかミッターマイヤーの頭が横に揺れる。

472 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 03:48:55 ID:pharF3Mj
丁寧な文がいいですね〜。
しおらしいミッタに萌え氏にそうです。ロイを誘うミッタも禿萌え。
リアルタイムで読ませていただいてましたが、そろそろ眠気が限界なのでまた明日見にきます…。
続きが楽しみです。ハァハァ

473 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:49:11 ID:YJqY1elN
「う、……うれしい…」
「え?」
予想外な言葉が聞こえた。
「独りになったときに…このことを、
前にこうされたことを…何度も…思い出した」
思わずロイエンタールの動きが止まる。
「しかし『女』であることを認めたくなくて、
 自分で自分の身を慰めることも出来ず、だから何度も独りで泣いたのだ。
 だが本来の自分を偽ることなく、
 今はこうして自分が心から愛している男に抱かれている」
グレーの瞳が濡れた輝きを放ちながら、それでも優しく揺れていて。
「明日の朝いつもの自分に戻っても、もちろん卿のことは愛している。
 自分が死ぬまでその気持ちは変わらないが、
 所詮それは卿にとっても自分にとっても偽りの姿。
 だから今宵こうして抱かれている間だけは、本当の自分でいられることがとてもうれしい」
緩やかに口角を上げ微笑む姿が、草むらで咲く可憐な花を思わせた。

474 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:51:30 ID:YJqY1elN

「……あ…、愛してる…だから…」
「駄目…………ぁ、あっ!」
「このまま……う……くぅっ!
 このままのお前で……いてくれ…」
「……ぇ、……できな……っい…」
熟れきった果実に触れながら身体を繋いでいるから限界が近いのだろう、
ミッターマイヤーの身体が何度も揺れる。
「ヴェルフィン……ヴェルフィン…っ、
 戻らないで……くれっ…」
「…オ……カ…ぁ…、…朝がきたら………っぅ!」
昂ぶりを逃そうとして、きついミッターマイヤーの体内で
ロイエンタールのものが一層膨れる。
「フロイラインッ………ッ!!」
「オスカーぁぁぁぁッ!!」
屹立の先端から、子を作るための種が溢れ出ていく。
結実するための部屋の入り口を閉ざした通路が、
種を部屋へ送ろうとしてうねっている。
達してからも身体を離そうとはせず、涙にむせびながら2人は互いの唇を貪った。

475 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:53:21 ID:YJqY1elN
9.
限られた短い時間の中で、
ロイエンタールとミッターマイヤーは
何度も愛し合い、身体を繋ぎ、互いの涙を拭った。
しかし、決められた時間になれば
それが昼夜の無い宙域であっても、朝は無常にもやってくる。
着衣を直し、今となっては多すぎる酒と、乾いた酒肴をいくらか口に運びながら、
何度も口付けを交わした。
残ったものは従卒に見つからないようにミッターマイヤーが処分することになったが、
「ロイエンタール、そろそろ部屋を出ないと
 皆に怪しまれる…う………ふぅ、……っん…」
それらを口にする時間より、少しでも長く睦み合う時間が2人には欲しかった。
「……んっ、ぅ……わかっている…、だが…」
しかし互いに残された時間がいくらも無いことを知ったミッターマイヤーは、
軋む身体を引きずるように歩きながら
ロイエンタールの手を取り、出入口のドア前に立たせた。
執務机のコンソールを開き、遮音シールドとドアロックを解除する。
ドア付近に取り付けられたパネルでも操作できるのだが、
それがわずかばかりの時間稼ぎであることを2人とも知っている。

476 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:54:23 ID:YJqY1elN
「Sous aucun pr[e']texte,je ne veux…」
(どんな事情があっても)
ミッターマイヤーはいつの間にか歌を口ずさんでいた。
「Avoir de r[e']flexes malheureux…」 
(私は不幸になりたくないわ)
それはロイエンタールが教えた歌で、
もともとは付き合った女の1人がよく歌っていたものだった。
遠い昔、人類がまだ地球に住んでいた頃に流行ったものだと言っていた。
「Il faut que tu m'expliques un peu mieux…」
(もっとよく教えてくれなくてはいけないわ)
口ずさむ声が止まり、ロイエンタールの前に軍服姿の小柄な身体が立ち止まる。
広い肩幅の両端をそっとつかんで、少し背伸びをして。
「許してくれ、ロイエンタール」
それまで一度も自分からはすることの無かったミッターマイヤーの唇が、
自分から請うようにロイエンタールの薄い唇に触れた。
「許してくれ、ロイエンタール…」
もう一度言うと、ミッターマイヤーはパネルを操作してドアを開け、
その向こうにそっとロイエンタールの身体を押しやった。
背中でドアの閉まる音が聞こえる。
「Comment te dire adieu…」
(あなたにどうやってさよならを言えばいいか)
ロイエンタールは歌の続きを口ずさみながら、
一見何事も無かったような顔をして自分の部屋に戻っていった。

477 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:55:47 ID:YJqY1elN
それから数十年後。
ウォルフガング・ミッターマイヤーはその死に際して、
奇妙な遺言状を残していた。
墓は2つ作り、1つは先に逝ったエヴァンゼリン・ミッターマイヤーの隣に。
しかしその墓には遺体を入れず、太幅の白い包帯と、指定した場所に保管してある
壊れた1枚のデータディスクを入れること。
もう1つはオスカー・フォン・ロイエンタールの隣に作って遺体を入れ、
墓名碑には「ヴェルフィン・ミッターマイヤー」とその名を刻むこと。
指定されたとおりに遺族はミッターマイヤーを弔ったが、
その理由については何も記されておらず、
当時の僚友たちも全員死亡していたため、それを知ることはできなかったという。
これについては後世の歴史家もさまざまな説を立てたが、真実は闇に包まれたままである。

<Ende>

478 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:57:24 ID:YJqY1elN
終わりました。本編で2人の最後が悲劇に終わることが分かっていたので、
そこへ繋げていくためのストーリーにしようとしたら、
当初考えていたプロットと比べた場合、約3倍の長文になっちまいました。
しかも本編と比べたらとんでもなく泣き虫ミッタになってるし(w

えーと、ミッタの心情表現が分かりにくかったですよね。
書いてて自分でもうまく表現できなくて混乱したのでなおさらかと。解説します。

いつものミッタ:心も身体も男。だから男の心でロイエンが好き。
ロイエンの気持ち:ミッタの女の身体が好きだが、心が男のままのミッタは嫌い。
混乱している時のミッタ:心は男、身体は女。だから心ではロイエンが好きだけど、
自分が認めていない女の身体ではロイエンが嫌い。
なのにロイエンの「愛してる」のせいで、心に女の部分ができつつあるから自分の中で大混乱。
最後に抱かれているときのミッタ:心も身体も女の部分があることを認めたから、
心と身体に両方の性を持っている。だからどっちの心と身体でもロイエンが好き。

しかしミッタは朝になったら、実際は「心も身体も両性」であっても、
「心も身体も男」であるいつものミッタに戻らなきゃならなかったわけです。
だからミッタは泣いたし、ロイエンも泣いた…ということで。

479 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 03:58:26 ID:5be8kT6T
今、このスレにヴァルハラから神が降臨された・・・。


乙。最後まで寝ずに読んでしまった。
綺麗なエロ且つ切ない。

480 : ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 03:58:32 ID:YJqY1elN
ミッタのものに「使った」形跡があるのは、「それ」でエヴァを悦ばせていると思ってください。
(書かなかったけど、ミッタはそれをエヴァのマソコの浅いところに入れている、
 あるいはエヴァのに押し付けてスリスリしてる…のがこの設定上での2人のエチー)
そうじゃなかったら「陰核肥大がある女性仮性半陰陽」なんて無茶な設定は始めっからしてません。
ミッタが結婚してなければ普通におにゃのこ設定でいけたものを、
「最後の宴会」にまでエヴァの話が出てくるからどうしても無視できなくて…(つДT)

あ、最後に出てくる歌はフランス語なんですが、
スラッシュ付きのeが出せなかったので括弧で括ってます。

某サイトにビッテン×オーベル801の後日談話があったんだが、
ミッタが死ぬ前の辺りでそこにうまく繋がればいいな、とも思うっす。
ではこれにて。

481 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 04:03:54 ID:prIcXKkP
心底から良かった。
はじめてオスカーと呼ぶところとか、後朝の二人がわかれるところとか、ぐっときた。

482 :さよならを教えて ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 04:12:06 ID:YJqY1elN
ぐわぁ! 改行規制にかかったせいで、
>>473-474の間にに一段落入れるの忘れた!
最後にこんな凡ミスを犯すとは…orz
ということで、すいませんが以下の段落を追加してください。

==========
その言葉がロイエンタールの胸を打つ。
自分の中に、2つの「心」と2つの「身体」を持つミッターマイヤー。
ロイエンタールの腕の中にいるそんな人物が、
2つの「心」と2つの「身体」の全てを以って、自分を「愛している」と言った。
(そんなにも俺のことを想ってくれていたのか…!)
「……離したくない」
思わずそんな言葉がロイエンタールの口をついていた。
「駄目だよ、オスカー」
「離したくない。お前を…『男』に戻したくない」
瞬きをした瞬間、信じられないものがミッターマイヤーの顔に落ちた。
「それはできない。どんなに卿を愛していても朝になったら…、
 わ、私は……ああっっ!」
続きが聞きたくなくて、抽送を再開させる。
肌を合わせ、体温を相互交換する。
「女」に対しては執着心を持たないはずのロイエンタールが、
青い眼と、黒い眼の両方に涙を溜めていた。
==========


483 : ◆VhV67Q0yHo :04/11/21 05:33:33 ID:YJqY1elN
最後の補足情報。
ミッタとロイエンが歌っていた歌はフランソワーズ・アルディのものでして、
タイトルと一緒にぐぐれば出てきます。

んでもって、このssで
面と向かってさよならを言えなかったからこそ、
「ロイエンタールの…大馬鹿野郎〜っ!!」(ガッシャーン!)
に繋がるように、ロイエンが死んでからは
ビッテン×オーベル801の後日談話に繋がるようにしたかったんです…(w。

801ならいくつか書けそうな気がした銀英伝の中で、
こういうエロパロが作れたのは自分としてはかなり奇跡に近いことでした。
これもひとえに>>346氏、>>386氏、>>387氏のご協力あってのことだと思います。
心より感謝いたします。どうもありがとうございました。

では今度こそこれにて失礼。


484 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 14:48:13 ID:XIlXFoyy
801イラネ

485 :名無しさん@ピンキー:04/11/21 16:58:25 ID:uUWFhPhA
ラストで泣けますた!
女体化でこんなに楽しめるとは…
神よ降臨ありがとうございました!!

486 :346:04/11/21 21:30:29 ID:YtWNV8EB
 蝶 最 高 。

つーかマジで泣ける代物出されるとは思ってもみなかったよ。純愛だなあ。
ちょっとエヴァたん可哀相だけど。

487 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 05:36:28 ID:ySz2wLFf
キモイ

801女はどうしてこうスレのルールも雰囲気も読まないんだろうか

488 : ◆VhV67Q0yHo :04/11/22 06:59:55 ID:V0NIp4B2
うーむ、いらぬ誤解をさせてしまったようなので釈明というか、言い訳を。

>>484、>487
はい、確かに自分は女です。
801板でss投稿したことがありますが、
それ以前に♂×♀のssを別スレで投稿したことがあり、
これから投稿しようとしている虹板向けのssは百合ものだったりします。
そしてここに投下したのは女体化ものss。
この場合、自分はエロss難民と言った方がふさわしいのかな…と思ったりします。

>>401で女体化ものは賛否が分かれることを知り、
しかし前スレを読んだら牽制する動きはあったものの
実際に>>1のルールとして明文化する議論がなかったことから、
投下前に>>413で警告しておいたのですが、裏目に出てしまったようですね…。

♂×♀、百合、801、女体化など、どのパターンのssを書くにしても、
何らかの萌え要素とともにssに発展させるためのイメージが沸かないと全く書けない、
しかも銀英伝ネタでは現時点ではミッタ女体化のこれしか思いつかない。
そういう点から言えば、今後は銀英伝ネタでの
新しい女体化ss及び板違いな801作をここへ投下することはありません。
またここに最適であるはずの♂×♀のssも、今の段階では全くイメージが沸きません。
仮にまた銀英伝ネタで女体化ものが出来たときには、
次は別スレに誘導しますのでご安心を。2度と書けないと思うが。

では、ROMに戻ります。

489 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 08:06:44 ID:BEtQp1a+
>>488
エロパロ板ではSS以外の自分語りとかが多いと嫌われやすいぞ。
空気嫁とかのレスは、どっちかってーと作品の内容に対するものではなくて
あとがき部分に対する不満がレスになったと思われ。
801話につなげたい云々言われても困るしな。

801の話題も出すこと自体忌避されてる感があるから、
もし今後エロパロで投下してくれるつもりがあるなら気をつけたほうがいい。

このレスに対するレスはいらんよ。SSは良かった。ありがとな。

490 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 11:04:05 ID:CXjFI5Tt
室町由紀子×岸本明や薬師寺涼子×泉田準一郎の活躍するレス希望

491 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 12:19:23 ID:emff6dFB
普段は801書いてようが今回は読者の希望のもとに
女体化SSが投下されてまたその内容が良かった。
ただ続編の801云々とSS内のキャラの心理の細かい
説明はいらんと思う。
もし書いてくれる気がおきたら、次回からは
作品投下だけでいいよ。

492 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 13:11:05 ID:im/1Euid
>◆VhV67Q0yHo
う〜ん女体化は…と思いながら読み始めたけど
読み応えあったよ。
465あたりからもう萌え萌え。
ミッタ自身が自分は男と信じていたのに…という微妙に揺れる心理もイイ(・∀・)。
エヴァとの間に子供ができない理由も絡めてあったりして感心しました。
大作乙でした。ありがとう。

493 :名無しさん@ピンキー:04/11/22 21:04:31 ID:lQcf2ghn
久々に準×由紀キボンとか言ってみる

494 :名無しさん@ピンキー:04/11/23 01:07:15 ID:R/NISski
普通の男女が読みたいでつ
ライ×ヒルとかヤン×フレとかキルヒ×アンネとかユリ×カリとかケス×マリとか・・
(フレデリカ+カリン+シャルロット+キャゼルヌ夫人)×ユリアンとか・・

495 :名無しさん@ピンキー:04/11/23 11:33:13 ID:Nh3bI3X/
最後のそれも「普通」にくくってしまう494が好きだ。

496 :名無しさん@ピンキー:04/11/23 21:59:38 ID:L8qeAwPx
私も普通の男女が読みたいな。


497 :あまり普通でないかも。スマソ 1/2:04/11/25 12:55:15 ID:J30MLnwZ

両胸をまさぐる手と、首筋を強く吸う唇と2つの感触に、ジェシカは思わず声をあげた。
「あぁっ…ふっ……ん…」
声が漏れたことに気をよくしたのか、ラップの両手はジェシカの上半身を包むように背にまわり、
唇は鎖骨の感触を確かめながら柔らかなふくらみへと下りてくる。
ジェシカも男の背中に回した手で、彼の首筋から背中への筋肉の感触を楽しんだ。
ラップの手がジェシカのなめらかな腰を這い回り、瑞々しく色あざやかな胸の果実を口に含まれて、
自分の中心がしとどに濡れるのを感じたと同時に、今ここで思い出されるべきでない男の顔が一瞬、
ジェシカの脳裏をよぎった。

婚約を交わして後、ジェシカとラップは何度かベッドをともにしていた。
少女の頃から美貌ではあっても、細身のせいかどこか無機質な印象を与えることが多いジェシカだったが、
最近女性らしい柔らかさが加わったと周囲に評されるのが、婚約者と身体も心も愛し合うように
なった頃からだと自分で知っていた。
ラップが自分を深く愛しているのはジェシカにはわかっていたし、ふたりともそれなりの年齢で、
ごく自然にお互いの身体を求め合い、結婚前ではあったが誰にも何の問題もなかった。
当事者であるジェシカの心の中の、取るに足りないほど小さなほんの一部を除いては。
彼に恋していたわけではない。おそらく彼も、自分を愛してなどいないとジェシカは思う。
ならば気にすることはない。彼はラップの親友。3人でよくつるんでいた。それだけだ。



498 :あまり普通でないかも。スマソ 2/2:04/11/25 12:58:47 ID:J30MLnwZ
ラップの愛撫が腰から太股へと動き、下腹の弱いところに唇を感じて、ジェシカはまた声をあげた。
「はぁん…あっ…ジャン・ロベールっ……」
最も敏感な突起を舌で弄られ、指で身体の内側を蹂躙されて、たがが外れたように乱れる。
すらりと長く伸びた脚は大きく開き、ジェシカは知らぬ間に腰をゆらゆらと動かしていた。
ジェシカの泉は既に満ち、紅に染まってさらなる刺激を求めている。
大きく猛ったラップのものが、ずずずと音がしそうな量感を以てジェシカの内部に侵入した。
「あ…うぅん…」
何度か角度を変え、さまざまな刺激を味わい、お互いの身体が深く繋がっていることを歓び合う。
明日をも知れぬというほどではないが、出動がかかったが最後、ラップが生きて帰る保証など
どこにもないのだ。生気に溢れる今を存分に味わうように、二人は汗にまみれた身体で固く抱き合い、
全てを求め合った。
果てる瞬間、ラップの力強い腕に激しくかき抱かれたジェシカの脳裏に再びあの男の顔が現れ、
不意を突かれたジェシカは思わず声に出さずに彼の名を呼んだ。

――ヤン…――――


fin


(普通でないかもしれないうえに後味悪いかも。重ねてすまん。)

499 :名無しさん@ピンキー:04/11/26 15:32:26 ID:urLDSt2U
SD文庫のクランの小説誰か書いてくれんかなぁ・・・・・・・狼娘のルネも良いけど
最新刊で逝った中華娘の解体にエロを加えてもっと詳しく書いてホスィ

500 :名無しさん@ピンキー:04/11/26 23:37:41 ID:HNpI4dd2
どうでもいいが
ミッターマイヤーのあの男っぽい容姿で女性化されても萌えようがないのだが
801女の考えてることは良くわからんな

501 :名無しさん@ピンキー:04/11/27 01:17:43 ID:1jNFdilt
>500
実は、「銀英キャラの女性化ネタ」自体は公式にガイシュツだったりする。

らいとすたっふ公認のアンソロジー「全艦出撃!」で、
漫画版作者(=道原かつみ)が男性キャラを女性化した
一枚絵を描いた事がある。
アニメ版の容姿で女性化されたら萌えるのはムリだけど
道原バージョンは結構萌えた。

詳細はあんまり覚えてないけど
ヤンは天然っぽい感じで、
グラマラスなおねーさんのシェーンコップと
黒いロングへアでクールビューティーな感じのロイエンタールが戦斧持って
にらみ合ってるカットがあったの覚えてる。

502 :名無しさん@ピンキー:04/11/27 01:47:50 ID:/n4VVSIK
>497-498
あの3人の微妙な関係を表していて良かった。
最後にヤンの名前口にするかと思ってドキドキしたw

503 :名無しさん@ピンキー:04/11/27 02:04:01 ID:gqKA+MEf
むしろ道原自体が痛杉なんだが

504 :名無しさん@ピンキー:04/11/27 04:16:57 ID:S3MPbN9i
>>501
持ってたよ。帝国の軍服がレオタードのようだった…マタノキレコミガ_| ̄|○
同盟はミニスカ。

505 :名無しさん@ピンキー:04/11/27 14:29:57 ID:0PsbI79l
薬師寺涼子×岸本明×マリアンヌ×薬師寺涼子の父4P希望

506 :名無しさん@ピンキー:04/11/28 13:33:23 ID:3rA6ptg7
>>503
禿げオヤジのルビンスキーを意味も無く女体化するような奴だしな

507 :名無しさん@ピンキー:04/11/28 14:13:32 ID:4lcjfyWs
ちょっと前の、シェーンコップ×フレデリカ話の続き読みたいんだが。

鬼畜コップと、淋しさに負けて男漁りしたフレデリカ。
清楚な仮面の下の女の情念アンネローゼ。
相変わらずぼけっとしたヤン。

よかったな、アレ。

508 :名無しさん@ピンキー:04/11/28 15:35:20 ID:R/b2UEDY
>>501
同人レベルの独善的な801臭プンプンのヘタレ漫画に
公式も糞もあったもんじゃない

禿も何考えてんだか

509 :名無しさん@ピンキー:04/11/29 00:49:08 ID:okH+EfQq
>507
自分もそれ待ってる


510 :名無しさん@ピンキー:04/11/29 03:56:05 ID:ogsuE0AU
全艦出撃の道原漫画で(たしかキルヒアイスがゾンビになったの話かな)
ロイエンタールが敬礼のまま頭を下げたという有り得ん行動を取らせたコマが目につく
女性だから軍の知識は全然ないのは分かるけど、
せめて敬礼くらいはちゃんと描けてほしい

511 :名無しさん@ピンキー:04/11/29 15:15:21 ID:qyHILZUO
>>508
つーか禿自身も痛い香具師だし。
所詮は類友だろうよ。

おれらもだけどな。

512 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:26:18 ID:KOh/5C80
未知腹版の女ホアン・ルイを結構気に入ってた私はダメですかそうですか…

513 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:35:54 ID:nUxD1k4X
既存のキャラを自分の都合のいいように改悪し、
そのうえ商業誌で稼ごうって魂胆の腹黒女はみっともない
それを黙認するどころか、推奨して自分の作品のファン層を
拡大しようという禿は更に醜悪

514 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:36:11 ID:MAB0eGmv
ふつーに道原漫画好きだが。

515 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 01:58:20 ID:ao11bvbU
同人誌でやってくれていたら手に取って見ることも無かったのにな

516 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 02:16:26 ID:20940TSz
>513
それって
「既存のキャラを自分の(欲望に)都合のいいように改悪し」
その上webで晒している書き手は(ry」とか、
「他人の作品のキャラを汚すような行為を黙認するどころか
推奨してオカズにしてう読み手は(ry」

って、スレ住人に置き換える事も出来るんだけどね…

>511の言うように、ここでハァハァさせたりしたりしてる時点で
オレモナーオマエモナーですよ。

517 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 02:45:56 ID:JtObJidF
普通の男女が読みたいでつ
ライ×ヒルとかヤン×フレとかキルヒ×アンネとかユリ×カリとかケス×マリとか・・
(フレデリカ+カリン+シャルロット+キャゼルヌ夫人)×ユリアンとか・・


518 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 02:49:59 ID:JtObJidF
>516 全ての銀英サイトにも当てはまってしまう罠
漏れは銀英サイトでも男女のエロパロ置いてあるのを見た事あるので
そういった「改変」はカモーン(゚∀゚)だな

未知腹は好きじゃないけど

519 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 15:35:38 ID:RZ3S1Zo0

うわっ、クラクラする。気持ち悪い…あー…そっか、昨日、泉田クンと飲んでて…あれ?ってココどこ?
あたしの部屋じゃないわよね。
こんな安っぽい家具なんて知らないし、どこよ、ここ。ホテル?
白い壁にやたら糊の利いたシーツ、ふかふかの枕、大きな窓は部厚いカーテンで閉じられたまま。
なんだ、ホテルなんだ…えっ?
「どうして、ココにあたしが居るの」
思わず大声で飛び起きてしまった。ベッドには一人、あたし一人だ。
多分、あたしの声に反応したように聞きなれた声っていうか、唸り声みたいなのが聞こえてきた。
泉田クンだ。
ねぇ、ひょっとして昨日、出来あがちゃったあたしと…残念。そんな訳ないか。
きっちり昨日着込んでたブラウスと超ミニのタイトスカートのまま。
さすがにあたしには手出しが出来ないか。って、ね。あたし何考えてるのよ。
「……おはようございます。起きられましたか?」
泉田クン、ひどい顔してる。
腫れぼったそうな眼にぼさぼさの髪。
ネクタイはしていないけど、少しはだけたシャツから見える胸元が…やだやだ、なに考えてるの。
「あ、おはよ…」
そう言い掛けて、なんだか急に恥かしくなってくるじゃない。
そりゃあね。あたしだって一応女だし、その、ね。好きな男の目の前でこんなカッコって…。
「…大丈夫ですか?」
多分、俯いたまま何も言わないあたしが気分でも悪いと思ったんだろう。
ギシッと音をさせて泉田クンが近付いてきた。
バ、バカッ。酒臭い女なんて最悪じゃない。近寄るな。コラ。
「…だ、大丈夫。えーと、その昨日はゴメン。調子に乗ってたみたいよね?」
ほら、そんな眼に見るから、素直に謝ってしまったじゃない。
捨てられた子犬みたいにつぶらな眼っていうの?見つめないでよ。
「いいえ。これも部下の務めですから」
冗談めいて明るく言う泉田クンだけど、なんだかその言葉にあたしは急に胸が締め付けられる。

──部下の務め。

520 :お涼×泉田:04/11/30 15:38:07 ID:RZ3S1Zo0
──部下の務め。

そうなんだ。彼にとってはあたしは上司であって女じゃないんだ。そりゃそうよね。
散々あたしにつき合わせてロクな目にあってない彼だけど、仕事に対しては真面目一筋の堅物だもの。
これも仕事のうち。
そう思えば、どうしようもなく哀しくてこんな状況が滑稽に思えてきた。
「警視?」
ほらね。役職で呼ぶの。これだって…
ぎゅっと握り締めたシーツに俯いたままのあたし。心配そうに泉田クンが覗き込もうとしてきた。
「…警視」
彼が言葉に詰まってる。動揺してる。どうして?
「…あっ、あの変なことしてませんからねっ。本当です。信じてください」
…ホントにこの男って…鈍感。なんだかムカツクぐらい鈍すぎ。
「本当に?」
「本当です」
彼が必死になるほど、なんだかムカツクのよね。
「じゃあ、証拠見せて」
「へっ?」
なんだかあたし今凄く大胆な事言った?泉田クン、硬直してる。
「あのう…証拠って…」
「いいの、忘れて。今のは言葉のあや」
あたしも照れるじゃない。うーもう、泉田クンのバカ。何を言わすのよ。
「…そんなに挑発して楽しいですか?」
あれ?声のトーンが何時もと違う。ね?ひょっとして怒ってる。
「…挑発って、そんな」
どうしよう。何時ものあたしじゃない。泉田クンもだけど、それより何?この体勢。
どうみても、泉田クンにのしかかられてるのよね。
ここはさぁ、やっぱり女らしく逃げた方がいいのかしら?なんてバカなこと考えてる場合じゃない。
「凄く、我慢したんですよ」

521 :お涼×泉田:04/11/30 15:40:43 ID:RZ3S1Zo0
えっ?一瞬だけ頭が真っ白。そ、その、そういう風に見てるの?あたしのこと。
ぐいと彼の顔が近付いてきた。吐息まで感じるぐらいの距離だ。
「我慢したのなら、ご褒美をあげないとね」
売り言葉に買い言葉じゃないけど、嫣然と微笑むあたし。ってね、もう心臓バクバクなのよ。優雅に彼を挑発してるつもりじゃないのに。ああ、もう。あたしのバカ。だってね…あたしって…。
「ご褒美ですか?」
「ええ、そうね。何もなかったというのならね」
「…いいんですか?」
「泉田クンにそんな度胸が…」
そう言い掛けた、あたしの唇を泉田クンが塞いだ。






続けてもいいですかね?

522 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 15:59:16 ID:C6+e0mVM
画面にかぶりつきで読みました。
転がりながら続きをお待ちもうしております。
動揺してるくせに強がるお涼最高!

523 :お涼×泉田:04/11/30 18:56:38 ID:RZ3S1Zo0
ね。まだ酔ってるの?どうして、こんなことするの?少しは期待していいの?

キスをされている間、あたしはぼんやりとそんな事を考えてしまう。
泉田クンの唇は想像していたよりも柔らかくて、でも、髭を剃ってないからザラザラして男なんだって思わせる。
啄むようにチュッチュッと繰り返すキスだけど、そのうち彼の舌が恐る恐る入ってきた。
ざらついた舌にあたしはどうしていいのか解らなくて、ただ彼の大きな背中に腕を回した。
ぼんやりと頭が霞んできたのは気のせい?息が上がるほど苦しい。
「…警視」
漸く泉田クンがあたしの唇を開放する。唾液が糸を引いて滑るように二人を繋ぐ。
拳で唾液を拭う泉田クンがやけに男らしくて、あたしはただ霞んだ頭を必死で現実に戻そうとしてるんだけど、混乱した頭は早々落ち着かない。
「…女に恥、掻かせないでよね」
きっ、と睨んで見るも、何時ものあたしじゃない。声が震えてるんだもの。彼にも解ったかな?
「…すいません。ついかっとなって」
やだ、謝らないでよ。悪いのはあたしじゃないの?どうして、そんな優しい眼であたしを見るの?
「…バカ」
そんなつもりじゃないのなら、初めからこんなことしないでよ。余計情けなるじゃない。
「…泣かないで下さい。その、こんなつもりで…」
えっ?あたし泣いてる?本当だ。慌てて指先で頬を伝う物に触れる。
あたし、どうして、こんな真面目一本やりで鈍感で融通が利かない男、好きになったんだろう。
バカな期待してる自分が悔しくて情けなくて涙がこぼれてくる。でも、泣いたら余計に泉田クンが動揺するじゃない。彼、そんなとこは敏感なんだから。
「…泣かないで下さい。どうしていいのか…」
流れる涙を泉田クンはそっと拭うように口づけてくる。
優しいキスが降り注ぐ。あたしは、もう何も考えられない。
「…男なら責任取りなさいよ」
あたしの精一杯の強がりだった。困ったような彼の顔が瞼に焼きついた。


524 :お涼×泉田:04/11/30 18:57:26 ID:RZ3S1Zo0
「ああん、いっやあっ」
自分でもこんな声が出るって思ってもいないほど甘い声が部屋に響く。
恥かしくてどうしようもない。
泉田クンが不器用そうにブラウスのボタンを一つ一つ丁寧に解いてゆく。そして、それと同時に彼の唇が胸元を滑るように降りてくる。
あのね。あたし今凄くどきどきしてる。解る?もう恥かしくて死んでしまいたいほどに。
「綺麗ですよ」
はだけたブラウスの下は、露になった下着姿。お気に入りのブラなんだけど、色は純白のレースで縁取られた物。あたしのイメージじゃないわよね。彼、笑うかな?そう思って見上げた視線、彼と視線が合う。
見たことの無いような顔。
飢えた狼みたいに思えて急に怖くなる。
何もいえなくて、両手で胸元を隠そうとしたら、腕を片手でひょいと、さも簡単に捕まえられた。
「…泉田クン?」
「ずっとこうしたかった」
それって?ええっ?その…そう思った瞬間、甘い刺激が体中を駆け抜けた。
「やっ、いっ、泉田クン、ああんっ」
声が止められない。泉田クンがあたしの胸元をしゃぶりつくように舐めまわしている。
ブラの隙間に彼の指先が忍び込んできた。
あたしはもうどうしていいの解らず、ただ彼の動きに耐えるだけしか術がない。
「いやぁ…泉田クン、お願いじらさ…」
自分でもびっくりするぐらいの甘い声。やだ、こんな声あたしじゃない。
泉田クンの指が乳房の頂点に触れるけど、軽く触れるだけ。お願い焦らさないで、もう触れられたくてどうしようもないの。
「もっとその声が聞きたいんです」
耳元で囁かれて、あたしはぎゅっと目をつぶる。声にまで反応してしまう体が恥かしい。
「…全部、脱がせて」
喘ぐようにそう言えば、泉田クンはただ静かに頷いた。


525 :お涼×泉田:04/11/30 19:05:24 ID:RZ3S1Zo0
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいる。

あたしは彼の前で生まれたままの姿になっている。
ブラを取り払って、超ミニのタイトスカートを脱がせる時は、慣れてないのかちょっと苦労してみてたけど、
そういう所も彼らしくてつい吹き出してしまった。
でもね、段々と脱がされてゆく瞬間、凄く心細かったの?わかる?裸を見られるのが恥かしいのもあるわよ。
そりゃね、何時も鍛えてあるから、そこら辺の女よりも体には自信があるわよ。
でも、でもね…
「怖いんですか?」
自分のワイシャツを脱ぎながら泉田クンが少しだけ笑っているように聞いてくる。
全くデリカシーのない男よね。
「こッ、怖い訳なんかないわよっ」
強がってるけど、彼にはお見通しかな。でも、本当に怖いのは知られたくない。優しい彼だから、こんなに怖がってるあたしに戸惑うだろう。
「それでこそ」
泉田クン、見かけよりか、その体、引き締まってるわよね。
「な、何がそれでこそよ」
相変わらず、あたしもバカよね。もう少し色っぽい雰囲気出せないのかしら。自分の気の強さに今だけは何ともいえなくなる。
そうこうしてるうちに泉田クンがあたしを抱き締めてきた。
さっきまでの心細さがどこかに消え去ったみたいで、あたしはその広くて意外に厚い胸板に顔を埋める。
少年みたいだと思っていた泉田クンの顔は、男そのもの。
体付だって、あたしとは全く違う硬い線を描いている。
「柔らかいんですね」
つつっと指先がウエストラインをなぞってあたしは身震いする。
「何が、柔らかいのよ」
こんな時なのに何時もの口調で言ってしまう。泉田クンはただ何も言わず、曖昧な笑みであたしの体を舐め回し始めた。

526 :お涼×泉田:04/11/30 19:06:09 ID:RZ3S1Zo0
「やんっ」
腰から太腿にかけて彼の唇が滑るとあたしは、はしたないと思うほど乱れきってしまう。
彼の唇が熱くて、彼を待ち受けている場所がもう十分に濡れきってると自分でも解る。
初めての感覚は怖いけど、それ以上に優しくて嬉しくてただ素直に声がこぼれ落ちる。
自分でも止められないほど、さっきより声が高くて…ね、こんなあたし嫌いにならない?
「嫌う訳ないですよ」
声に出ていたの?泉田クンがあたしの方を向いて笑ってる。泣きたくなるほど優しい笑顔だ。
あたしはもうどうしていいのか、解らなくて彼の方に手を伸ばした。
しっかりと大きな手のひらがあたしの指を掴んだ。
絡み合った指先のぬくもりにあたしは何だか凄く安心してる。
泉田クンの眼差しが優しすぎる。本当に、あたしでいいの?
「…準一郎…」
泉田クンじゃなくて、名前で呟いた。自分でも驚くほど切ない声だった。
「怖くないですよ」
優しく抱きとめるように彼があたしの両足の間に入ってくる。
絡み合った視線が恥かしい。でも、あたしは彼をじっと見詰め返した。
これからの行為が、あたしを臆病にさせないようにと最後の意地なのかも。
泉田クンは、そんなあたしを安心させるようにキスをした。柔らかいキスで全身がとろけそうになる。
「すっごく濡れてる」
もう片方が何時の間にか、濡れきっている秘所をまさぐり始めていたらしい。
恥かしさであたしは思わず睨んでしまう。自分でも解っていた事なのに、
生まれて初めて他人に触れられる場所を軽々と口にされればあたしだって羞恥心を感じてしまう。

527 :お涼×泉田:04/11/30 19:08:59 ID:RZ3S1Zo0
「言わないで…あっ、ああん、やだ…」
もうどうしようもないぐらい、あたしは感じ始めている。
柔らかな襞を押しのけるように泉田クンの指が絡められ、いやらしい程に水音が室内に響き渡る。
「…色っぽい顔してますね」
「…いやよ、見ないで」
「こんなに綺麗なのに」
泉田クンは、あたしをからかうように言えば、濡れた指先をわざとあたしに見せ付ける。
「…意地悪」
もう初めて味わう快楽にあたしはどうしていいのか解らなくて、ただ彼の指先に全神経を集中させている。
「あああっ」
甲高い声と共にあたしの中に彼の指が侵入して淫らに蠢く。もう、何も考えられない程あたしは彼の下で乱れてしまう。
「…凄くキツイ」
やだ、あんまり動かさないで。初めての侵入者にあたしはどうしていいのか解らなくて、ただ、彼の名前を呼び続けるしかない。
「…準一郎…準…」
うわ言のように繰り返す彼の名前。凄く愛しくて恥かしくてどうしようもない。
こんなに気持ちが良くて、あたしはただ素直に声を上げ続ける。我慢しようとして無理だった。
じわじわと体を犯す泉田クンの指と快楽が混ざり合って、止められなくなる。
「…準一郎」
もう限界よ。と眼で訴えかける。多分、彼もだろう。薄っすらと額に汗で前髪が張り付いているぐらいだもの。
あたしは、そっと笑って前髪を撫でてやった。
ぐいと両足を抱えられ、泉田クンに見下ろされるカッコウが否が応でも緊張してしまう。
「…これ以上、誘惑しないで下さい。もう後戻り出来ませんよ」
「そんなつもり無いくせに」
あたしの最後の強がり。あたしはただそれだけを言って目を閉じた。
ふうと深呼吸した時、あたしは痛烈な痛みを覚えた。
「…痛いっ。いやっ、じゅ、準一郎ッ」
彼があたしの中に入って来た。嬉しいけれど与えられるのは痛みだけ。
体を切り裂くような痛みにあたしははらはらと涙をこぼした。
怖がる子供のようにあたしは頭を振る。そうでもしないとこの痛みが永遠に続くようで怖かった。
「…涼子」
少しずつあたしを犯す動きがじりじりと迫っていたが、余りにも痛がっていたのか泉田クンの動きが止まる。

528 :お涼×泉田:04/11/30 19:11:34 ID:RZ3S1Zo0
驚いてるわよね。そりゃ、あたしがその初めてだったって…意外かもよね。
そう思って、見上げた泉田クンはなんだか必死そうに苦しそうな顔だった。
「…大丈夫なの?」
「それは、こっちのセリフですよ」
思わず出た言葉に泉田クンは少しだけ照れたように笑った。
あ、何時もの顔だ。あたしもそれで少しだけ緊張が弛んだように思えた。
怖いけど最後まで一緒になりたい。
「体の力、抜いてください」
「えっ?でも、どうやって」
動きが止まったままで、どうしていいの解らないあたしを見下ろした泉田クンが、おもむろに乳房に噛み付く勢いで再び貪り始める。
「あんっ、ああんっ。やん、お願い、やっぁ、止めて」
固くなった頂点を口先でいたぶるように含んでは、ざらついた舌が舐めまわしてあたしはその快楽に痛みを忘れかける。
そして、あたしは更に甲高い声を出してしまう。一番敏感な部分を彼はまさぐり始めている。
強いショックで彼に貫かれたまま、あたしは体をくねらせる。
同時に与えられる刺激にあたしはどうしていいのか解らなくて、ただこぼれる声すらにも反応してしまう。
迫る快楽が怖くて思わず彼を引き離そうとして頭に手をやるけど、駄目。簡単に手を退けられてしまう。
そのうち、彼があたしの中にずぶりと完全に進入してきた。
一つになった一体感であたしは痛みが麻痺したように思えて、彼を抱き寄せる。
苦しそうに荒い息をしている泉田クンが愛しい。
「…初めてなんですよね」
肩で息をする泉田クンがぽつりと呟いた。恥かしいからあたしはただ頷くだけ。
彼の物で体を貫かれ、彼の重みを感じてあたしはただその充足感に浸る。
あんなに怖いと思っていた行為が、今は何も考えられない程幸せに思えて涙かこぼれる。
泉田クンはただ優しいキスをあたしに繰り返す。
やがて、ゆっくりと彼が動き出した。
鈍い痛みはあるけど、今はそれも全部彼の為とあたしは我慢する。
よせては返すような動きにあたしは何時の間にか、また新たな快感に襲われ始めた事を知った。
「…準一郎、準…一郎」


529 :お涼×泉田:04/11/30 19:12:51 ID:RZ3S1Zo0
泉田クンの名前を呼んで必死に彼の背に縋る。
やだ、怖い。
今までとは違う大きな快楽の渦がとてつもなく怖かった。
あたしの耳元で泉田クンの荒い息だけが聞こえる。
何時もの彼じゃない。ただ男としての泉田クンを見ているようで、その逞しい背にあたしは縋りつくしか出来ない。
肉と肉がせめぎ合う行為。
ただそう言うだけの物と漠然と考えていたけれど、今はもう何も考えられず、あたしは無我夢中だった。
「…涼子…涼子…」
繰り返しあたしの名前を呼ぶ泉田クンが必死な顔で、キスをせがんでくる。
さっきは怖くてどう返してわからなかったキスだけど、彼の唾液まで貪るようにあたしは舌を絡めあう。
子供のようにあたしに縋りつく泉田クンが凄く可愛く見えたのは気のせい?
何時も一緒にいて知らない顔なんてなかった様に思えたのに、今日、この一瞬だけでも色んな泉田クンがあたしの中にいる。
溢れる蜜が、いやらしい音を立てて更にあたしを煽る。
泉田クンもそれに合わせるように段々と動きが激しくなる。
そしてあたしも更に一つになりたくて動きを合わせた。

あたしの中で泉田クンが全てを解き放ち、記憶が途切れる寸前、泉田クンの優しい顔があたしを見ていた。



530 :お涼×泉田:04/11/30 19:13:12 ID:RZ3S1Zo0
体中が痛くて、あたしは生まれて初めての倦怠感で目覚める。
「あっ…」
ベッドの下に散らばった衣類、そして、あたしの横で寝息を立てる人にさっきの行為が思い出される。
「こんなあたしでもいいの?」
そう問いたかった言葉を眠る彼に問いかける。
彼がどういうつもりであたしを抱いたのか解らない。その場の勢いなんだろうか。
行為が終わってしまえば、急に襲う不安。
泣くのは好きじゃない。負け犬じゃないんだもの。そう思っても、彼の寝顔を見ているとさっきまでのことが夢みたいで…
「…こっちこそ、いいんですかね」
彼の腕があたしを包むように抱き寄せてきた。
「起きてたの?」
「今、目が覚めました」
薄く笑う泉田クンはあたしの額にキスをしながら、戸惑った表情を浮かべた。
「その…警視が…だったのも驚きなんですけど、私が…」
「好きな男にしか、こんな姿見せないわよ」
それは真実。あたしはそれだけは伝えたかった。例え彼が…でも…。
「…好きだよ。涼子」
彼がさっきまでの男の顔をして、あたしに言った。
信じてもいい?あたしを裏切ればどうなるか解ってる?
乱れた髪を泉田クンが梳いてくれる。優しい指先にあたしはただ目を閉じるだけ。
「二度も言わさないで下さい。もう覚悟は出来てますから」
その言葉にあたしはただ嬉しくて彼の背に腕を回した。

(終)

531 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 19:45:38 ID:8AR3mI7o
GJ!!
イイヨイイヨ〜〜!

532 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:02:57 ID:C6+e0mVM
心の底からgj!

533 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:10:15 ID:mLGyXnWh
乙、GJ   
         ・・・・ところで幕府について話が(ry

534 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:50:09 ID:z0o8Sui+
………⊂⌒~⊃。Д。)⊃

内心ガクブルで必死なのに余裕ぶるお涼が可愛いし
決めるときは男らしく決める泉田もタマンネェ

萌 え 死 ぬ か と 思 い ま し た 
禿げ上がるほどGJ!!

535 :名無しさん@ピンキー:04/11/30 20:51:44 ID:JtObJidF
ありがとう!待ってましたこういうの!

536 :名無しさん@ピンキー:04/12/01 14:46:49 ID:9K3kLOWM
お涼ってこっち方面だけは無恥でウブそうですもんね。
(もっと進展したらまた彼女が優位に立っちゃうか?)
いずれにしてもイメージ通りでした。お疲れ様。

537 :名無しさん@ピンキー:04/12/01 14:47:47 ID:9K3kLOWM
無恥→無知。
ごめんなさい、女王様。

538 :名無しさん@ピンキー:04/12/03 00:15:04 ID:MN/HOab0
良かー!

539 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 00:47:52 ID:RpPNJuFE
gjgjgjgj−!

>537
ワラタ

540 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 01:35:11 ID:1xQEuCg+
うおぉーGJGJGJ-!
この2人は激萌(*´Д`*)

541 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 01:35:41 ID:1xQEuCg+
ageてゴメンナサイ…

542 :今夜の食事 :04/12/04 09:39:03 ID:Chsm7mjt
イゼルローン要塞を陥落させた同盟軍による帝国への侵攻作戦が始まった。今回もヤンは出征となり、ユリアンはいつも通り一人で留守番はしていた。
部屋の掃除をしていた時、TV電話が鳴り出てみるとキャゼルヌ夫人からだった。
「今日は、ユリアン、今夜うちで一緒に夕食を食べない」と誘う。
「よろしいんですか、有難うございます、7時頃に伺います」とユリアンは夫人の誘いを受けた。

7時ちょうどにユリアンはキャゼルヌ邸に着いた。二人の幼女がユリアンを迎える。
「いらっしゃい、ユリアンお兄ちゃま」二人の幼女にユリアンが笑顔で答えた。
キャゼルヌ夫人は料理の最中で、ユリアンは少し待つことになったが20分後には料理が揃い、
4人で会食となった。相変わらずキャゼルヌ夫人の料理は美味しかった。ユリアンは存分に堪能した。
「ユリアン、明日は休みでしょ、よかったら泊っていきなさい、どうせ1人なんだから」
「え、はい、ではそうさせてもらいます」確かに1人で留守番なのだからと、ユリアンはあっさり承諾した。
食事が終わり、ユリアンは2人の幼女に絵を描いてあげたり、ゲームをやったりと一緒に遊んであげた。
そのうち、2人は眠くなったようなので、夫人と一緒に寝室に連れていって寝かしつけてあげた。
「ユリアン、先にシャワーを浴びちゃって、着替えは用意するから」そう言われてユリアンはシャワーを浴び用意された寝巻きに着替えた。
10時をまわったところでユリアンはベッドで横になり、ウトウトしていた。そこに全裸のキャゼルヌ夫人が入ってきた。
「!!キャゼルヌ夫人??」ユリアンが驚きととまどいの声をあげる。
「ユリアン、今日のメインディッシュは、わ・た・し・よいっぱい食べて♪」



543 :今夜の食事 :04/12/04 10:11:00 ID:Chsm7mjt
キャゼルヌ夫人はユリアンの寝巻きをゆっくり脱がしながらユリアンの唇を自分の唇で塞いだ。
ユリアンは声を出すこともできず、されるがままとなった。上半身を夫人の舌が這い回り舐め尽す。
「うう、はぁ、キャゼルヌ夫人・・・こ・こんなことしたら・・・」ユリアンが拒むようにうめく。
だが、夫人は気にもせずユリアンの肉棒に触れ優しくさする。ユリアンの口からため息が漏れた。
「ウフフ、ユリアンのとても立派ね、大丈夫よ私にまかせて」そう言うと夫人はユリアンのモノを口に含み舐め始めた。
ねっとりとした舌使いで亀頭、裏スジ、嚢まで舐め回すとユリアンの息遣いが次第に荒くなっていった。
「アァ、夫人、ぼ、ぼく、もう」そのうめきと同時にユリアンはキャゼルヌ夫人の口の中に射精した。
夫人はその大量の精液を残らず全て飲み干し、尿道口のものまで吸い取った。
「・・す・すいません・口に出しちゃって」申し訳なさそうな顔でユリアンが言う。
「ウフフ、若いからいっぱい出たわね、とても美味しかったわよ、ユリアン」そう言いながら夫人はユリアンの頬を優しく撫でた。
夫人が後ろを見るとユリアンのモノは射精したあとにもかかわらずまだ勃起していた。   
「まだまだ元気ね、とても逞しいわよ、今度は私の膣にご馳走してね」


544 :今夜の食事 :04/12/04 10:41:58 ID:Chsm7mjt
キャゼルヌ夫人はユリアンのモノを優しく掴み自分の蜜壷に招じ入れた。
「ユリアン、私が動くから力を抜いて、心配いらないわ」そう言って夫人が腰を動かし始める。
初めてのことにユリアンは下半身が熱くなり、表現し難い快感を覚えた。目を開けば夫人が自分のモノを膣で咥え
胸を揺らして踊っているようだ。ユリアンの両手がその胸を鷲掴みして揉み始める。夫人の胸は2人の子供を生んだとは
思えないほどまだ張りがあった。ただ、乳首は2人を育てた証であるかのように少し変色しているようだった。
ユリアンが胸を揉み始めると夫人は前かがみとなり、その胸をユリアンの顔に押し付けた。ユリアンはその胸に口を付け
乳輪、そして全体を舐め回し、乳首に吸い付いた。
「あァ!ユリアン!もっと!吸って!強く!強く!吸って!」夫人が乳首を吸われて、激しく喘ぎ腰の動きが激しさを増した。
「くっ、夫人、ぼ、ぼく、また・・・」そう言うとユリアンは夫人の膣内に2度目の射精をした。
「あァ・すごいわ・ユリアン・こんなにいっぱい出るなんて、若い子はやっぱりいいわね」
夫人は膣から抜くとユリアンのモノをきれいに舐めとり、ユリアンの隣に横になった。
「ウフフ、いい、ユリアン、このことは2人だけのヒ・ミ・ツよ」そう言って夫人がウィンクした。
・・・ドアの隙間からシャルロットが覗いていたことに2人は気づかずに・・・



545 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 10:48:44 ID:iMLBBVci
室町由紀子×泉田準一郎や北岡伸行×貝塚さとみのSS希望

546 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 13:54:57 ID:Y3yC1sVt
>>545
前者は禿同だが、後者はどうだろ
北岡ってマザコンじゃろ?

547 :名無しさん@ピンキー:04/12/04 14:04:46 ID:IeV1/86Y
>545-546
つーか、後者は接点が全くないと思うんだが。

北岡→パリ編で登場、現地であぼーん
貝塚さとみ→豪華客船編で初登場、パリ編には全く登場せず
(日本で留守番?)

548 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:05:07 ID:BI1XU2eS
>544
続くの?
続くのっ?!

549 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:26:54 ID:VOAW/Bt/
542さん乙!!熟女に食われる少年の構図がすごくよく書けてるよ!
続きあるなら激しくキボン(゚∀゚)

550 :今夜の食事2:04/12/05 06:30:44 ID:1XN80y8D
ユリアンとの情事の数日後、キャゼルヌ夫人はいつも通り何事もなかったかのように家事を行っていた。
夫の出征で淋しかった夜の生活もあの日のおかげですっきりとした感じだった。
掃除をしている夫人の前に何故かモジモジしているシャルロットがいた。
「あら、どうしたの、シャルロット、お手伝いしてくれるの」夫人が水を向ける。
「・・・ねぇ・ママ・・・あの日、ユリアンお兄ちゃまと2人で裸で何してたの」シャルロットが怪訝な顔で訊ねた。
突然の娘の言葉に夫人が驚き、シャルロットの両肩に手を乗せ問い返す。
「・シャ・シャルロット・あなた覗いてたの・・」
「うん、ママとユリアンお兄ちゃまの声がしたから部屋に行ってみたの、そうしたら2人が裸で何かしてたから・・・」
・・見られてた・・・夫人は混乱したが、努めて冷静を装い娘に言った
「あ、あれはユリアンが腰の調子が悪いから治してあげていたのよ」
「そうなの、でもなんでオチンチンも舐めてたの?」無邪気な顔で鋭くつっこむ。
・・・やだ・フェラチオまで見てるなんて・・夫人はそれでも冷静に娘に言う。
「ユリアンのオチンチンに膿が溜まっていたから吸い出してあげたのよ」
「でも、ママまで裸で、ママのおっぱいにお兄ちゃまが吸い付いてたのはどうして?」
・・もうキリがない、夫人は開き直ってついにこう言ってしまった。
「いい、シャルロット、教えてあげるから、今度はあなたもいっしょにするのよ」と
シャルロットはキョトンとしてうなずいた。




551 :今夜の食事2:04/12/05 07:13:37 ID:1XN80y8D
ユリアンの住む官舎にTV電話が鳴ったのはあの日以来初めてだった。今回もキャゼルヌ夫人からの誘いである。
食事以外のこともあるかなと思っているところへご丁寧にも夫人は3日間自慰禁止を通達してきた。これで今回も
食事と情事のご馳走だなと気持ちが少し重くなった。なにより自分をヤンに引き合わせたのがキャゼルヌ少将であっただけに・・

3日後、ユリアンは前と同じ時間にキャゼルヌ邸を訪れた。前回同様2人の幼女が出迎えてくれたがシャルロットの様子が少しおかしく感じた。
だが、そんなに気にもならず邸内に入っていく、すでに食事は用意されていた。4人で料理をゆっくり味わいつつユリアンは食事だけなら気が軽いのにと思う。
食事が終わると夫人は後片付けをして、下の娘を早めに寝かしつけた。その間、ユリアンはシャワーを浴び寝室で夫人を待っていた。
やがて、シャワーを浴び終えた夫人が寝室に入ってきた。困ったような笑顔を向けるユリアンが夫人の後ろの小さな影に気づいた。
「シャ、シャルロット、どうして・・」そこには裸で夫人に寄り添うシャルロットがいた。
「いいのよ、ユリアン、この娘がどうしてもこの前のことを知りたがってるから、今夜は3人でね
「で、でもシャルロットにはまだ・・・」ユリアンが夫人に反論しようとする。
「この娘ったらこの前のこと覗いてみてたのよ、だから今日は教えてあげなきゃいけないの、そうよね、シャルロット」
シャルロットがうなずき、「お兄ちゃま、お願い」と懇願するとユリアンは頭を抱えた・・・


552 :今夜の食事2:04/12/05 07:46:19 ID:1XN80y8D
「さあ、ユリアン、悩んでいないで始めましょう」開き直ってあっけらかんの夫人がユリアンにキスをする。
そして、シャルロットに「よく見てるのよ」というと、ユリアンの首筋、胸、脇の下、脇腹と全身を舐め回す。
もう1度ユリアンの唇を奪いながら、右手でユリアンのモノを優しく撫で始める。やがてユリアンのモノは
シャルロットの目の前でみるみる大きくなり、シャルロットは不思議そうに目を瞠った。
「シャルロット、よく見てるのよ」
夫人がその大きくなったユリアンのモノを咥えて美味しそうにしゃぶり始める。
シャルロットはユリアンのモノを咥える母親に驚きつつおそるおそる尋ねる。
「・・ママ・オチンチンて美味しいの・・・・」
尋ねられた夫人が娘に淫らな顔で答える。
「シャルロット、あなたもやってみなさい、ママのを見てた通りにやるのよ、ただ、噛んじゃダメよ」
母親に言われシャルロットがおそるおそるユリアンのモノを咥えていく、小さな口で懸命に母親のマネ
をしてしゃぶっていく、その姿をユリアンは愛しく感じた。たどたどしい舌使いがユリアンのモノを刺激し
絶頂に導く、夫人はユリアンの様子を察知し、シャルロットに告げる。
「いい、シャルロット、ユリアンがあなたにミルクをご馳走してくれるから、残さず全部飲むのよ」
母親の言葉にシャルロットがうなずくと同時にユリアンはシャルロットの口の中へ射精した。
3日間溜めていた大量の精液がシャルロットの口の中に注がれた。シャルロットは母親の言いつけを守り
ユリアンの精液を全部飲み干し、母親の方を見る。
「よくできたわね、シャルロット」夫人はそう言ってシャルロットの頭を撫で、口の周りを舐めとってきれいにしてあげた。


553 :今夜の食事2:04/12/05 08:37:08 ID:1XN80y8D
「ここからはシャルロットにはまだ早いわね」そう言うと夫人はユリアンのモノをもう1度咥えて勃起させる。
シャルロットは母親の行為をじっと凝視していた。夫人が娘に笑いかけ、ユリアンのモノを握り蜜壷へと導いていった。
オチンチンが母親に膣の中を出入りしている光景にシャルロットは瞬きもせず見入っていた。
やがてユリアンは夫人の胸を揉み始め、夫人が前かがみになると乳首を舐め、しゃぶりついた。
「・あ・お兄ちゃまが赤ちゃんみたいにママのおっぱいを飲んでる・・・」無論、夫人に母乳は出ないのだがシャルロットにはそのように映った。
「シャルロット、あなたもいらっしゃい」夫人はそう言ってシャルロットをユリアンの目の前に後ろ向きにした。
「ユリアン、シャルロットのアソコを舐めてあげて」そう言われユリアンはシャルロットのまだツルツルのアソコを舐め始めた。
「・・ん・ん・あぁ・あぁ・ママ・おっぱい・おっぱい・・」シャルロットがユリアンに舐められながら母親のおっぱいにしゃぶりつく。
やがて、ユリアンは夫人の膣内に射精したが、夫人は抜かずにそのまま2回戦に突入した。ユリアンもまだまだ犯り足りないでいる。
3日間の自慰禁止は効いていた。ユリアンが夫人の腰の動きに合せ自分も腰を動かしていく、その間もシャルロットの可愛いお尻を撫で
膣内まで舐め回した。シャルロットは気持ちがいいのか、ときに吐息をもらしながら、母親のおっぱいにしゃぶりついていた。
「あァ、キャゼルヌ夫人、すごいです、とてもイイ」
「もう、夫人なんて言わないで!オルタンスと呼んでぇぇ!!」
「あァ・オ・オルタンス・イクよ・イクよ」
「ああァァ・きて・ユリアン・わたしの膣にいっぱいきてえぇぇ!!」
ユリアンがオルタンスの膣内に射精した。オルタンスの膣内がユリアンの精液でいっぱいとなる。
「さあ、シャルロット、今度はおっぱいじゃなく、この膣内を舐めなさい」そう言ってシャルロットに膣内に溜まった精液を吸いださせた。
シャルロットが懸命に母親の膣内を舐めきれいにするとオルタンスとユリアンはシャルロットを抱きしめた。3人で眠りについた。〈終〉
                                                                    









554 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 09:39:03 ID:0owquQWS
547さん、無いように見えるが実はあるのよ。その接点はゲストキャラ

555 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 09:42:07 ID:0owquQWS
547さん接点はゲストキャラ

556 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 13:27:18 ID:dz6QyU7V
呂芳春は黒蜘蛛島にも電話の声だけ出てるし
漫画版もちょこちょこ出そうだからなぁ

557 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 18:30:52 ID:VOAW/Bt/
>550さん乙!ありがとう!!

558 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 19:06:34 ID:mib2grKS
いやらしい人妻をもっと

559 :名無しさん@ピンキー:04/12/05 21:15:12 ID:VOAW/Bt/
うををを!良いものを見せてもらった
もしや前に書いてあった
(フレデリカ+カリン+シャルロット+キャゼルヌ夫人)×ユリアン
実現の日は近いのか?!
乙です

560 :名無しさん@ピンキー:04/12/06 21:50:01 ID:CWM1CLIu
リシェンヌ、マリアンヌ、呂芳春×泉田準一郎、岸本明、阿部真里夫の6Pを書いて下さい。

561 :名無しさん@ピンキー:04/12/07 20:20:08 ID:XJSylPla
誰だ
そいつらは

562 :今夜の食事1,2:04/12/07 22:19:00 ID:y1/nzcmN
>559
その組み合わせは難しいけど考えてます
原作では5人が一緒になるシーンが1つしかないんだけど・・・

563 :519:04/12/08 03:06:21 ID:X6ab8Nl1
稚拙つーか、荒削りなまま投下したけどレスノシでした。
お由紀×泉田読みたいです。
お由紀の性格がイマイチ掴み切れていないので誰かかいて欲しいです。


564 :名無しさん@ピンキー:04/12/08 05:21:36 ID:fsMHHUf3
「泉田さ〜ん」
私の名前を呼ぶ声がする。
「お涼さまから聞きましたよ〜お涼様にはメイドさんがいるんですって!?」
嬉しそうな顔をして語りかけてくるのはレオコン岸本
女性に対してかなり危ない思想回路をもったやつである、
私はあまりコイツは好きではないのだが、一応話に付き合ってやることにした
「ああ、二人いたな…なぜそんなことを聞く?」
「いや〜私の親友にメイド好きの人がいましてね、
ぜひ一度本物のメイドさんに会ってみたいっていってるんですよ
オタクに国境はない!が私達の合言葉なんですー」



…無理でしたorz うろ覚えだとかけませんね
パリ編でメイド2×オタク兄弟を書こうとしてますけど…いいですか?
初めて書くのでうまくできませんでした
読み直して文章練ってまたきます

565 :名無しさん@ピンキー:04/12/08 11:20:11 ID:kvIb1sfn
パリ編のメイド名前リシェンヌ、マリアンヌで、そ以来レギュラー。
そして、呂芳春こと貝塚さとみと阿部真里夫はクレオパトラの葬送です。
後の二人は薬師寺涼子と室町由紀子の部下です。
それを頭において文章を作って下さい。

566 :名無しさん@ピンキー:04/12/08 12:47:11 ID:i6xbwE1d
何となく思たこと

泉田×お涼:強がりながらもお涼受け
泉田×お由紀:恥ずかしがりつつお由紀受け
泉田×呂芳春:経験浅いのに芳春攻め

・・・疲れてるな俺

567 :名無しさん@ピンキー:04/12/08 22:12:00 ID:Q9OPa05R
>566
泉田×メイド2人
→「ミレディを抱く男に値するか確かめる」などと毒見宣言してメイド攻め


同じく疲れて(ry
寝るぽ

568 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:12:46 ID:AJ4594nZ
「こっこれはっ?!」
気がついたときジークフリードは豪奢なベッドの上に緊縛されていた。
胸部と太ももの辺りをワイヤーでそのままベッドに括り付けられ、
起き上がる事も出来ない。両手が束縛されていないのが幸いだった。
「気が付いてジーク?」
ハッとして声の方角を見ると黒髪の妖艶な女性がこちらを見つめていた。
ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナは、今日、皇帝の寵妃アンネローゼと、
その弟ラインハルト、彼の親友キルヒアイスを自邸に招き、
ラインハルトとキルヒアイス二人をそのまま宿泊させていた。
そのヴェストパーレ男爵夫人が自由を奪われたキルヒアイスを
見つめて微笑んでいた。
「ふっ夫人!なぜこのようなことを!」
彼は数時間前、夫人に勧められたコーヒーを飲んだ直後、意識が
なくなったことを思い出した。この状況の理由と、ラインハルトの安否を
尋ねようとした時、男爵夫人は黒いドレスを脱ぎ始めた。
「夫人!?」

569 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:13:21 ID:AJ4594nZ
マグダレーナはキルヒアイスの分身をズボンから取り出すと
彼の上にまたがってそれを口に含んだ。
「うあっ!ぁっふっ夫人!」
「良い声よジーク。さぁもっと喘いで」
口に含んだものを舌で蹂躙し、頭を振って挑発してやるとキルヒアイスの
モノが一気に膨張する。先端から竿の部分を丹念に舐め、睾丸を撫でまわす。
「くあっ・・アッ!ふっ夫人っこのようなことっアッなさってはっ!」
ソコから這いあがってくる快感に全身を蝕まれたキルヒアイスは
経験の無さも手伝って途端に無抵抗になってしまった。マグダレーナの
慣れた愛撫を受けて抗戦の意志も虚しく消えてしまう。
マグダレーナの舌が睾丸から竿をゆっくりと舐め、最後に先端を少し噛むと
キルヒアイスは堪えきれずに全てを吐き出してしまった。
「うあっ!くっぁああっ!」
キルヒアイスの若い液体が男爵夫人の口内に吸い込まれていった。
「うふふ、いいわね若いって。濃くっておいしいわ」
「はぁ・・はぁ・・」
最高の快感の余韻に浸りながら、キルヒアイスは言い知れぬ
情けなさを感じていた。

570 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:14:06 ID:AJ4594nZ
「今度はあなたにやってもらうわよジーク」
ヴェストパーレ男爵夫人は勝ち誇ったようにそう言って体を彼の顔のほうに
近づけていった。彼女は自分でブラジャーの紐を降ろして豊満な
乳房をキルヒアイスに見せつけた。彼の目の前に夫人の大きくて立派な
女性の胸があった。女性の生の胸など見た事がないキルヒアイスは
既に征服された屈辱を味わっていながらも早々に体を反応させてしまっていた。
「ジーク、この胸をアンネローゼのものだと思っていいわよ」
「ええ?!何をおっしゃるのです?」
「これをアンネローゼだと思ってしゃぶってごらんなさい。さぁ」
夫人は不適に笑って胸をキルヒアイスの顔に近づけた。当初は彼にとって
神聖な女性を目の前の淫らな映像に重ねる事をキルヒアイスは拒否していた。
しかし目を瞑った瞬間、瞼の裏に浮かんだアンネローゼと、顔にのしかかってきた
乳房の感触が頭を麻痺させてしまった。キルヒアイスはマグダレーナの
質量のある胸に顔を圧迫され、興奮して目の前の乳首にしゃぶりついた。
「ああっ!そうよ・・そうよジーク!」


571 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:14:50 ID:AJ4594nZ
一度転げ落ちるともやは止まらない。キルヒアイスは夫人の乳首を嘗め回し、
吸いまくった。束縛されていない両手を使って夫人の見事な両胸を揉む。
夫人は息を荒げて悩ましい声を出した。
「ああ・・ジーク、そうよ・・もっとしゃぶって」
経験が無く、勝手がわからないキルヒアイスはとにかく滅茶苦茶に揉んだ。
舐めて吸って、手で乳首を摘んで弄ったりするのがせいぜいだったが、
その稚拙な乱暴さがかえって夫人を悦ばせた。
「はぁ・・ジーク・・いいわ・・もっと荒くして・・ああ・・」
そのまま二十分ほどキルヒアイスに胸を弄らせていたマグダレーナは
体をずらしてキルヒアイスの口の上に座った。
「いいものを見せてあげるわジーク」
キルヒアイスの口の上にちょうど夫人の股間があった。夫人は黒いパンティーを
脇にずらして中身を彼に開襟した。彼の目の前に女の性器が現れた。
ジークフリードは呆然とした。
「さぁ、どうしてくれるのかしら?ジーク」

572 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:18:36 ID:AJ4594nZ
すみません、順番間違えました。以下の文を568と569のあいだに入れて
読んでくれるとありがたい。

ヴェストパーレ男爵夫人はドレスを脱ぎ捨てた。
黒いブラジャー、パンティー、ストッキング、ガーターベルトを身につけた
爛熟した体をキルヒアイスの前に晒す。その圧倒的な肉体を前にして
キルヒアイスは思わず生唾を飲んだ。
「どう?ジーク。わたくしは綺麗?」
挑戦するような瞳で見下すマグダレーナに、制止する言葉を吐くキルヒアイスだが
真っ赤な顔には説得力がなかった。
「いっいけません、そのようなことをなさっては・・・」
「そうかしら?でもこちらのほうは『そのようなこと』をやりたそうね」
緊縛されたキルヒアイスの股間をマグダレーナはズボンの上から撫でた。
キルヒアイスは痙攣してうめいた。
それは既に一定以上の体積でもって青年の鬱積を主張していた。
「うぐっ・・あっ・・」
「いけない子ね。もうこんなことになって」
童貞のキルヒアイスは女性の下着姿など見た事が無かった。
マグダレーナの大人の体を見せつけられてそれだけで体が反応していた。

569に続く

573 :名無しさん@ピンキー:04/12/12 12:11:30 ID:FlylWHDr
弄ばれるキルヒ(・∀・)イイ!
純情な若い男x熟女の白い肌って萌えるな。
続き待ってるよ

574 :名無しさん@ピンキー:04/12/13 11:37:36 ID:BAGwLGhN
弄ばれるなら岸本明、泉田準一郎の方がいい。
例えば藤城奈澄×泉田準一郎、岸本明×薬師寺涼子とか。

575 :名無しさん@ピンキー:04/12/13 13:31:00 ID:ZGIAS/dB
泉田は素でお涼に弄ばれてると思う。
ベッドの上では形勢逆転しそうだがw

576 :名無しさん@ピンキー:04/12/13 19:31:13 ID:qM5vK6nq
奈澄ぐらいじゃ準ちゃんは篭絡できない希ガスw

577 :名無しさん@ピンキー:04/12/13 20:39:06 ID:jaq2rMxJ
泉田の方がリードしてそうだよな。
恋愛とセクースに関しては。

578 :名無しさん@ピンキー:04/12/14 00:13:06 ID:JYmcPCpY
>>575
萌ッ(*´Д`*)ハァハァ

579 :名無しさん@ピンキー:04/12/14 15:09:04 ID:q07/NhOj
「ふ夫人」は「強盗だ!・・・おう!」に匹敵するヒットだな

580 :名無しさん@ピンキー:04/12/15 07:31:56 ID:GzzfuFHU
続き楽しみ(゚∀゚)

581 :名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:35:38 ID:3Z9BdPtT
藤城奈澄×フランス大統領と言う設定でSSを作って下さい

582 :名無しさん@ピンキー:04/12/16 18:19:18 ID:RhaXSzFT
「作ってください」とか「〜がいい」とか言うのはどうかと
自分でSS作るか、作れないなら「〜キボン!誰か書いてください!」
みたいな言い方にしたほうがいいと思う
お客様じゃないんだから
あとSSきたら感想ぐらいちゃんと書いてあげないと
誰もSS投下してくれなくなるからなるべく感想書こうよ

583 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 05:24:21 ID:fumPnLvE
禿同

584 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 11:07:00 ID:v5LQ0GGy
私の持つ薬師寺涼子シリーズで美しいのは巴里・妖都変でお涼が戦闘スタイルを取ってる時、
表紙と口絵です。ちなみに誰かお涼×準一郎が活躍するSSキボン!!ついでに室町由紀子×岸本明も

585 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 17:49:00 ID:nBM8H1Ni
>>584
? 何?

586 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 21:48:01 ID:cd/7Yu9z
室町由紀子×薬師寺涼子×泉田準一郎の3Pが読みたい……書いて見たいがシチュエーションが思いつかない。

2大怪獣決闘の場の隅で震え上がる準一郎という構図しか出てこないよ……誰かネタつーかアイディアないかい?

587 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:10:34 ID:v5LQ0GGy
どうせなら岸本明を入れて4人プレイにすれば。岸本明は泉田準一郎より臆病者だから。

588 :名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:31:04 ID:ie2o7FBk
岸本はいらんなあ……そもそも両手に花という構図が美しいんじゃないか?
まあ、両手に鬼神という言い方もあるけど

589 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:17:53 ID:cF92hf+1
お涼ネタで盛り上がってるとこ流れぶった切って本当すまないんだが
前から話が出てた吟詠の百合庵、花梨、触れ照り加、折る箪笥、社ル6斗
入り乱れる小ネタがあるんだが投下しても良いでつか?

590 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:35:02 ID:YviBNDgI
良くないわけがあろうか。

591 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 02:02:49 ID:E6nxYxwW
>586
「あたしの部下なんだから当然あたしが先!」
「たまには違う相手もいいものじゃなくて?」と
「どっちが先に泉田を食うか」で揉める二人と
ナマゴロシハカンベンシテクダサイ_ト ̄|○な泉田という構図しか出てこないw

>589
良くないわけがあろうかむしろщ(゚Д゚щ)カモォォォン 

592 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 03:48:30 ID:C33msh/O
そこに岸本が現れると言う設定はどうだい?
ちなみに僕だと「お由紀泉田君は貴女に上げる。なら私は岸本を相手するわ。」
       「お涼さんが僕の相手だ何て付いてるなあ。」
       「岸本喜んでもいられないぞ。」とか

593 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 08:26:09 ID:JrY9Ggt0
泉田とお由紀がやっちゃったら即ケコーンの流れで
それをお涼があの手この手で邪魔するとか

・・うーむ、ちとイメージ合わんか

594 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 10:46:19 ID:C33msh/O
「貴女なんか岸本で十分よ。」と邪魔したり、その他の手を使い邪魔する。

595 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 21:47:07 ID:cF92hf+1
ここのスレっていま吟詠ふぁんいないのかな?
もしやお涼スレになってるの?

596 :名無しさん@ピンキー:04/12/20 22:55:37 ID:KU2qH2MM
>595
吟詠もお涼もファンですが何か?
藻前さんはとりあえず10レス位前から読み直してみれ。

たまたま今はお涼の話題が旬というだけなんじゃないかな。
ガイエ作品総合スレだから、吟詠だけが好きという香具師よりは
複数作品かけもちのでファンやってる香具師の方が多いと思うよ。

597 :589ですが・・・:04/12/21 00:27:11 ID:a7wMCEut
お涼の流れを切ってすいません
例の「百合庵、花梨、触れ照り加、折る箪笥、社ル6斗
入り乱れる小ネタ」なんですが、いきなり全員は書けませんでした
改めて542さんの偉大さを思うしだいであります
とりあえず一人ずついかせていただこうかと思います
小説というほど立派なものではないのでネタだと思ってください

598 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:32:18 ID:a7wMCEut
 「ゆっユリアン!?」
 青年は目にした光景に呆然とした。凝固してこちらを見つめてくる青年にフレデリカは
愕然としてしまい、体を隠す事を忘れてしまっていた。
 ヤン亡き後、別居して暮していく事に決めた義理の親子フレデリカとユリアンが引越し前で
未だ同じ部屋に暮しているときに事件は起こっていた。ある夜、ヤン未亡人の部屋から
判別のつかない不審な物音を聞いたユリアンはそっと部屋のドアをあけた。
すると彼の目に飛び込んできたのはおよそ信じがたい光景だった。
 「あっあなたぁ・・・あなたああっ・・」
 束の間、夫婦の寝室であった部屋は電気が付けっぱなしで、その電灯の下に煌煌と
照らし出されていたのは未亡人フレデリカ・G・ヤンの白い太ももと乳房だった。
二人用の大きなベッドの上で、彼女はガウン姿で寝そべっており、そのガウンをはだけさせ
自らの左手で自らの乳房を揉んでいる。そして右手はあろうことか彼女のガウンの裾をまくり、
股の付け根に固定されていた。ユリアンの方角からは彼女の股が丸見えで、その中心が濡れている
ことが確認できてしまう。白い肌も全体的に赤みを帯びている。
 彼女は自慰をしていたのだ。
 夫を失った寂しさと体の寂しさに耐えかねて自らを慰めていたのだ。

599 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:33:14 ID:a7wMCEut
しばらくお互い愕然としてしまい不気味な沈黙が二人の間に横たわった。
しかし突然ユリアンが勢い良くこちらに近づいてきてフレデリカは思わずあとずさった。
フレデリカはユリアンに罵倒されると思った。ようやく成熟してきて女として開花
しはじめていた体を残してヤンは逝ってしまった。その体を持て余し、ヤンを失った
喪失感にも耐えられずついに自慰に及んでしまった。そんな自分を真面目なユリアンは
責めるのではないかと彼女は思っていた。「不潔だ!」「不謹慎だ!」などの実際には
叫ばれていない言葉が彼女の中でコダマした。
しかしユリアンは彼女のそばまでくると、言葉を発するどころかいきなり彼女の両足を掴んだ。
そしてそのまま思いきり左右に伸ばしてフレデリカの足を開脚させてしまった。
 「ゆっユリアン!?だめよっ何をするの!?」
彼女が姿を見られたとき以上の驚愕を受けているのにかまわずユリアンはいきなりフレデリカの
股の間に顔を突っ込んだ。そして既に濡れているヤン夫人の秘唇を舐め始めた。
久しぶりに人の舌で秘唇を舐められたフレデリカは大きく痙攣して喘いだ。
 「ああっ!!ユリアンッ!だめよっはぁっわたしたち親子でしょう?ああっはぁんっ」
 「・・・血なんか繋がってないじゃないですか」
それ以来ユリアンはほとんど一言も喋らず猛然とフレデリカの秘密の口を舐め続けた。
自分一人の頼りない愛撫に不燃焼だったフレデリカは、義理の親子であり、夫の喪中であるという
様々なタブーを思いながらもユリアンの舌の愛撫に勢い良く反応してしまう。
 「ああんっユリアンッだめっだめよぉっ・・ああっ!あの人が何て言うか!はああんっ」

600 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:35:32 ID:a7wMCEut
ポルノ映像で女性の自慰は見た事があったが実際に見たのは初めてだった。
しかもそれが自分のよく見知った人で、自分の義理の父親の妻、つまりは義理の母で、
そして未亡人。おまけにかつて憧れた女性だったら果たして他の青年でも耐えられただろうか?
ユリアンは到底そんな衝撃的な映像に耐えられなかった。最初はただただ信じられなかったが、
彼の中で何かが切り替わると彼はフレデリカを『慰める』ために彼女を開脚させた。
そして彼女の性器を舐めまわした。外側のひだも、濡れた性器も余すところなく舐めつくし、
未亡人の豊富な蜜を吸いこんだ。すると憧れの女性がまぎれもない嬌声を吐き出した。
 「はああっ!ユリアンッ!ユリアンだめよおおっ!あああっこんなことっいけないわっはあんっ」
フレデリカは自分が既に「いけない」ことをしていたのを棚に上げてユリアンを嗜めた。
しかし体は全く何の反抗も示さずに快感を受け取っていた。ユリアンの舌が秘口に差し込まれると
熱い痺れに思わず彼女は腰を浮かせて淫らな声をはりあげた。
 「はああんっ!やぁっだめよっだめよユリアンッんんっああっだめぇっああんっソコッ!あっ!」
本来なら義理の息子のこんな行為はやめさせて然るべきだったが、両足を掴まれていて逃げられない
うえに既に逃れられない快感に捕らわれていて彼女は彼に逆らえなかった。
ヤン夫人の秘口に舌を入れ、中で泳がせながら青年は指でクリトリスを押し付けた。
強く押しつけたので多少痛みが伴ったが、それにも勝る悦楽がフレデリカの体にほとばしった。
 「あああっ!やめてっ!やめてユリアンッふああっそんなトコ・・ああっいやっ
どうしてっはあんっ誰に習ったの?あああっあっふぅっ!」

601 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:36:13 ID:a7wMCEut
ユリアンの指がクリトリスを弄り、舌が秘口をべっとりと舐めまわす。
 クニッ・・ぴちゃっぴちっ・・クリュックリュッ・・・
 「ンンッ!はあっんっああ・・だめ・・はぁっあっくぅ・・ふぅっふぅんっああっ」
フレデリカの中途半端に熟した体は完全に燃えあがっていた。そのままユリアンの
愛撫に導かれるままに彼女は頂点へ向かって加速していった。
 「はあっああっあふぅっはんっもうだめ・・あっ!ユリアンっソコ!あっんんんっ!」
 しかし突然指と舌が自分の股から離れたのを知って彼女は愕然とした。出口の直前に
体を放り出されて、発散されなかった熱が体に篭って嵐のように駆け巡った。
 「やああ〜・ああっユリアン・・そんな・・・」
 いつのまにか義理の息子にイカされることを精神的に許してしまっていたフレデリカは
悲壮な瞳を彼に向けた。しかしその視線を向けた先で夫の養子が服を脱ぎ捨て、彼のムスコを
露にしているのを見て再びフレデリカは驚愕した。子供だと思っていたユリアンのそれは
夫のものよりも立派で、彼の子供の頃を知っているフレデリカはそのギャップに戸惑った。
 「だっだめよそれだけは!あの人が許さないわ!」
 フレデリカは精一杯の努力でユリアンを制止した。既に瞳が潤んで全身を火照らせている
姿では説得力などなかったが、これ以上の事をされてはいけないという夫への申し訳なさが
彼女を支配していた。しかしユリアンはここで自分でも驚く事を言ってのけた。
 「今はぼくを提督だと思ってください。それなら提督だって許してくださいます」

602 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:37:07 ID:a7wMCEut
この言葉を聞いた時、彼女の中で新しい考え方が弾けた。
フレデリカは思わず彼のこの一言に納得してしまいそうになった。しかしユリアンがその
凝固したものを彼女の秘所に狙いを定めると我に帰ってそれをやめさせようとした。
 「だっだめっ!ユリアンッやっぱりそんなことは・・」
 「じゃあこのままフレデリカさんを放っておいていいんですか?」
 ユリアンは息を荒げながら彼女のクリトリスを突ついた。するとフレデリカの体にさっき
までの快感が舞いあがった。
 「んっはあああっ!だめっ!」
 「ホラ!こんなになってるじゃないですか!放っておくことなんてできませんよ!」
 そう叫ぶとユリアンは腰を未亡人の秘所めがけて一気に沈めた。久しぶりに熱くて
大きい肉を入れてもらったフレデリカの体にもやは抗えないほど巨大な快楽が吹き荒れた。
 「はああああっ!すごいっ熱いっああっ大きいっ!あああっ」
 フレデリカは顔を真っ赤にして左右に振って喘いだ。ユリアンはたまらず腰を乱暴に
振った。そのたびフレデリカの体が跳ねて喘ぎが喉から飛び出てくる。
 「はあっふああっユリアンッ!ああっあなたっこんなっはうんっああっ大きかったの?はあっ」
 「フレデリカさんっフレデリカさんっ!」
 「ああっそんなっあなたより大きいっあああっはあうっ!はひぃっあああっひゃあっ!」

603 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:37:52 ID:a7wMCEut
ユリアンの律動は乱暴だったが、夫との行為では経験できなかった激しい振動が
フレデリカを悦楽で焼き尽くした。激しくて若く、乱暴な行為はそれだけで彼女を追いつめ、
いつのまにか彼女は義理の息子に犯されながら腰を振っていた。
 「はあっアアーー!だめよユリアンっ!あああっすごいっああもっと!もっと振って!」
 女の蜜穴を激しく擦られてフレデリカは濡れに濡れ、喘ぎまくった。もはや「貞淑な妻」
などという言葉はどこにもない。ユリアンは振動に合わせて揺れるフレデリカの乳房を
力強く揉んだ。上気した頬をさらして喘ぐ金髪の女性を見ながら、ヤンもこんなふうに
彼女を追いつめたのか、ヤンと同じ穴に入っているのか、と、いつのまにか未亡人への思いではなく
ヤンと同じモノを共有しているということにユリアンは恍惚を感じていた。
フレデリカの乳首に噛みついて赤ん坊のように吸い、もう一方の乳首を摘んで引っ張る。
フレデリカはさらに舞いあがる快感に鳴いた。
 「ああっ!だめっだめそんなっ!はぁんっああんっアッアッあっひっあああっ!はあんっ」
もはや快楽に従順になった哀れな未亡人の乳首を弄くりながらユリアンは夢中で腰を振った。
ユリアンが抜き差しするたびにフレデリカに頭を殴られるような激しい愉悦が襲っってきた。
 「ひああっ!ユリアンッもうだめっ!ああっあっひぃっああああっあはぁっもうだめっ!」
こうして義理の息子に散々蜜壷を犯されたヤン未亡人は久方ぶりの絶頂を迎えてしまった。
 「ふああっはあっだめっああっあなたっあなたあああっ!はああああああっ!」
 「くぅっあっ・・てっ提督!」
 二人の交尾は完成してしまった。

604 :新しい関係【未亡人編】:04/12/21 00:38:21 ID:a7wMCEut
奇妙なSEXといってよかった。「義理の息子」「義理の母」「未亡人」など様々な意識が
二人の間で交錯していたにも関わらず、最終段階で二人が思ったのは全く同じ人物だった。
結局「義理の親子」ではあっても二人はヤンがなければ成立しない関係だということが
露見してしまっていた。
あのあと、ユリアンは本格的に未亡人の寂しい体をいたぶった。フレデリカはそれに
非道徳的な罪悪感と羞恥を感じたが、既に快感に堕ちた体は二度と抵抗することはなかった。
 「あああっ!ユリアンもうやめてっやめてえええっ!」
 「やめていいんですか!?本当にやめていいんですか?!」
 「はあああっもうだめぇっああっイッちゃう!ああっあなたああっ!」
 「ホラッ!ホラッ!もういっちゃってください!」
 「ひゃあああっはああーー!ああんっあなたぁっくぅんっああああああっ!」
 ユリアンに後ろから刺されながらフレデリカは何度目かの絶頂を迎えた。
これ以降、二人の間に「義理の親子」という関係のほかにもう一つの秘密の関係が成立した。
寂しい体を慰めてもらう未亡人と、未亡人を慰めつつ若い性欲を消化する息子。
「夫の死後権力を握った未亡人」「親の七光りで辺境の権力を渡された孤児」などの
誹謗中傷を抱えた二人だが、この新しい関係だけは特に本人たちが秘匿していたので
生涯これについて弾劾される事はなかった。

605 :589:04/12/21 00:41:50 ID:a7wMCEut
いい加減な文でスマソ
お涼好きのひとたち、気にしないでがんがん萌えトークしてください
とりあえずここまでです

606 :名無しさん@ピンキー:04/12/21 01:08:42 ID:B1TMy3Kh
>>605
GJ!(・∀・)イイ!
続きが楽しみであります。

607 :名無しさん@ピンキー:04/12/21 08:29:07 ID:WuBkCXgZ
>>586
どっちが上手いか、どっちがナイスバデかと張り合う
お涼とお由紀の間で、いちいち判定をやらされる泉田。
しまいには泉田そっちのけでズレ対決とか?
そして岸本はビデオ回して狂喜・・ってやりすぎでしょうか。
私はこういうのを思いつきました。
自分ではSSまで作る情熱がないので、作家の皆さんには感謝かつ
頭が下がります。



608 :名無しさん@ピンキー:04/12/21 11:36:14 ID:rVkFEu65
>598-605
GJ!
間にヤンを挟んでの関係ってあたりがステキに萌えるな。
ユリアンとフレデリカさんて自分の中ではある種タブー的な
それはさすがにまずいだろう的感覚があったんだが
持って行き方次第なんだなと感心したよ。
フレデリカさんの声が多少過剰気味なのも、
押さえつけていた欲望の反動って感じでイイ(・∀・)!!

609 :名無しさん@ピンキー:04/12/21 13:21:13 ID:U05o0SWT
薬師寺涼子の怪奇事件簿にリシェンヌ・マリアンヌと言うメイドが登場します。
してそ実態はコンピューターハッカー、武器操作の天才少女。

610 :542:04/12/23 17:11:21 ID:0bZWb8wD
>598-605
乙華麗でした
貴方のが終了したら
ユリアン×フレデリカ×カリン×オルタンス×シャルロット
書いてみます

611 :名無しさん@ピンキー:04/12/23 20:12:24 ID:BkXQkFRz
>>ユリアン×フレデリカ×カリン×オルタンス×シャルロット

ユリアンの前に裸のフレデリカとカリンとオルタンスとシャルロットがいた。
ユリアンはフレデリカに入れた「あん!」
ユリアンはカリンに入れた「あん!」
ユリアンはオルタンスに入れた「あん!」
ユリアンはシャルロットに入れた「痛い!」
ユリアンは気持ちよかった。

おわり



612 :名無しさん@ピンキー:04/12/23 22:32:40 ID:i+UX+Aa2
リシェンヌxマリアンヌx準一郎xお涼の4プレイをキボンヌ。

613 :名無しさん@ピンキー:04/12/23 23:13:29 ID:6Dqaet2x
>>リシェンヌxマリアンヌx準一郎xお涼の4プレイをキボンヌ。

準一郎の前に裸の(略)

614 :名無しさん@ピンキー:04/12/23 23:22:59 ID:lZvAgLyR
つーか、リクエストに応えろよ糞野郎
でございます

615 :589:04/12/24 01:12:47 ID:OQcKD1Cu
>542 いえいえ漏れのなんて待たずにいつでもキボン(・∀・)!
ネタがかぶっても全然大丈夫ですよ。がんばりましょう

>611 なんかもうこれで終わりにしていいような気がしてきたよ

616 :名無しさん@ピンキー:04/12/24 05:02:37 ID:sPFzLGpz
>>613 改訂案

お涼の前に裸の(中略)
お涼は準一郎に入れた「痛い!」
お涼は気持ちよかった。

おわり

617 :名無しさん@ピンキー:04/12/24 19:25:27 ID:OQcKD1Cu
>>616 準が痛いのかYO!藁

542さんも589さんもカモォォン!!

618 :名無しさん@ピンキー:04/12/25 00:23:37 ID:NeoiH4jr
616さん>>
お涼は気持ちよかった。で終わらせるのじゃ芸がないででしょ、その後にこう言うのは如何ですか?
「マリアンヌ、リシェンヌ後は任したわ。」と言うのは?

619 :名無しさん@ピンキー:04/12/26 02:45:00 ID:ZRMSvyXC
過疎スレ・・・・?

620 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 01:44:18 ID:1e2dhzNp
「もう泉田君飽きたわ、今度は横島君を頂きたいが、その前にGS美神と組まないとね。」と言うSSキボンヌ

621 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 03:10:37 ID:fl4n8T4O
ポプラン×カリンはどうでしょう。
空戦技術と一緒にベッドでのあれこれも教えられ・・・とかな。

622 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 07:20:02 ID:eI8CMd55
>>621
原作ではどうも少女は守備範囲外みたいな書かれ方されていたから無理なんじゃ?

……いや。
彼に師事する少年の親は「プライベートまで彼に師事しないように願う」で
少女の親は「少女は彼の守備範囲外であるらしいから却って安心して娘を預けた」
みたいな表現だったような気がするからな。あくまでも親の推論。

だから、実は、可愛い娘ならめちゃくちゃ守備範囲内なのかもしれないw
と言う訳でやっちまえ。

623 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 10:49:08 ID:rlDxUaN2
アッテンボローと誰か。って、相手がいねえW

624 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 13:53:15 ID:SgQVlglQ
アッテンボロー×フレデリカってだめなのかなぁ
ドジーンじゃアッテンボロー×シャルロットがあったけど

ポプラン×ヒルダって実はどっかで見たんだけど
フェザーンに残ったポプランがヒルダに女の悦びを教えてしまうという
おんなじ要領でアンネローゼとかもできそうだな

625 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 15:19:04 ID:fl4n8T4O
へえ、アッテン×シャルってあったんだ。
俺の知ってるのは、アッテン←シャルだったな。年上のお兄さん萌えみたいなの。

まさか、そのシャルロットはイゼルローン当時の年齢じゃないよな?
原作数年後でオトナになってるんだよな?(タノムソウダトイッテクレ)

626 :名無しさん@ピンキー:04/12/27 15:20:35 ID:fl4n8T4O
>>622
そうか。そういや、「15歳じゃ守備範囲外」とか言ってたな。残念。


627 :名無しさん@ピンキー:04/12/28 01:26:20 ID:KgIy5zc+
>>625
さすがに当時の年齢ではなかった・・・
数年後っていう設定だったね。シャルロットは他にもブルームハルトと
カプになるのも見た事ある。これもブルームハルトが死ななかった
としたら、の数年後の話らしいんだが。
ブルームハルトがフレデリカのファンクラブに入ってる話も見た事あるな

628 :名無しさん@ピンキー:04/12/28 01:49:29 ID:KgIy5zc+
そういやレンネンカンプに「取り調べ」とか言われて
ゴカーンされるフレデリカもどっかで見た
ミスター・レンネンだったので微妙に萌えなかったんだが・・・

629 :名無しさん@ピンキー:04/12/28 02:15:07 ID:KgIy5zc+
ここって吟詠人口とお涼人口はけっこういるみたいだけど
創竜伝人口ってどれくらいいるんだろう?

630 :名無しさん@ピンキー:04/12/28 03:34:58 ID:W+8IJlBr
>>629
(´・ω・`)ノシ
つい、クラソプの画集まで買っちゃった…

631 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 13:57:51 ID:/CpAHxEs
629さんにゃ悪いが創竜伝人口はそういないのでは?
ちなみに僕は薬師寺涼子シリーズのファン

632 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 14:09:20 ID:LxBvjJY/
>629
ノシ
このスレにあんまり人口いないのは
長兄×茉理以外の組み合わせが

「レディL×二番目で本編のあのシーン完遂」とか
「なっちゃん×四兄弟 で愛のまほろばプレイ」
みたいなアレな組み合わせしか思い付かないからではorz
茉理のお姉ちゃんもいるけどいまいち影が薄いしorz

>631
こないだからageで書き込んでる人?
ageだと目に付いて、厄介なヤシ呼び込んだりしていい事ないから
そろそろsage覚えれ。

633 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 14:32:08 ID:6ZMyddzC
考えてみると創竜伝って銀英伝以上に女性キャラ少ないのね・・・

個人的にはマヴァールとかもっと欲しいんだが。
アンジェリーナ萌え。あとアデルハイド(だっけ?)もいいね。

634 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 15:33:36 ID:QIDPSPBJ
「なっちゃん×四兄弟 で愛のまほろばプレイ」
……ちょっと、怖いもの見たさで見たいような見たくないような…………

635 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 15:41:07 ID:QLZ/9hUB
・・・・・・・タイタニア

636 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 16:09:20 ID:/CpAHxEs
創竜伝の四姉妹x四兄弟のSSキボンヌ

637 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 18:16:59 ID:0zVdu4xc
四姉妹ってフォーシスターズのこと?

638 :名無しさん@ピンキー:04/12/29 22:24:26 ID:/CpAHxEs
そうに決まってるでしょ。四は英語でフォー、姉妹は英語でシスター、兄弟は英語でブラザーて言うじゃない

639 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 01:24:43 ID:1ABj5gFN
アル戦…

640 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 02:09:39 ID:qyUBkxGN
夏魔・・・

641 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 02:19:01 ID:QSPNLdsk
ヒュプノサーガ・・・

642 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 08:09:08 ID:nBN26Cxi
唐突だが呂芳春は脱いだらすごそうだ

643 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 09:51:51 ID:kn08HRp2
メイド2人と3Pレズ、もしくはお涼さまにご奉仕だ!

644 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 09:58:14 ID:WvyLIrrn
いやむしろつるぺたで
お涼やメイドのと自分のを見比べて(´・ω・`)な感じがいい

645 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 15:47:15 ID:/kQe4Vy5
お涼・メイド二人x泉田・岸本のSSキボンヌ

646 :名無しさん@ピンキー:04/12/30 20:42:53 ID:AJWjwueS
お涼の策略でメイド二人によって陥落していくお由紀を・・・

それか何故かお見合いをすることになった泉田とお由紀、それを妨害するお涼を

647 :589です :04/12/31 02:34:30 ID:lTn7bhOO
「百合庵、花梨、触れ照り加、折る箪笥、社ル6斗入り乱れる小ネタ」
の二人目、まだ序盤ですけどいかせていただきます。
前にこのスレに投下してらっしゃった神さまたちを参考にさせて
いただきました。フレデリカ編より長くなりそうです

648 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 02:36:15 ID:lTn7bhOO
 「いっいやあああっ!やめてっ!触らないで!」
 後ろから伸びてきた手に両胸を掴まれた少女、カーテローゼ・フォン・クロイツェル伍長は
悲鳴を張り上げた。しかしユリアンはかまわず少女の胸を握った。後ろから胸を掴まれて
身動きがとれないカリンは鼓膜が破れるほどの大きな悲鳴を叫んだ。
 「やめてえっ!いやっ!けっケダモノぉっ!なんて奴っ!」
 少女の拒絶の言葉の数々にユリアンは低い声で答えた。
 「ぼくは男だよ。一皮剥けばいくらでもケダモノになれるんだよ」

女性兵専用の集団シャワールームは、訓練後使うための簡易なシャワーが取りつけてる男子禁制
の空間である。カリンはその日、熱心に居残りで訓練を続けていたため誰もいなくなったシャワー
ルームで遅いシャワーを浴びていた。そこへこの軍隊の総司令官たるユリアン・ミンツ中尉が
舞い込む事になったのは、シャワーを浴び終えたカリンが悲鳴をあげ、その悲鳴を聞きつけたからだった。
下着姿であったカリンは驚愕してユリアンを睨みつけた。驚愕したのはユリアンも同様である。
彼は今まで彼女の腕すら見た事がなかった。知っている彼女の素肌といえば顔と手だけである。
軍服姿しか見た事がないのだから当然だった。それがいまいきなり彼女の白い腕、腹、足が目の前にある。
軍服を着こんでいる段階ではわからなかった彼女の体の内容量がいまはっきりとわかる。
少女の肢体のラインがくっきりとユリアンの瞳に刻まれた。彼は思わず生唾を飲み込んだ。
別に童貞じゃないし今さら動揺することもない。昨日だって八歳年上の金髪美女フレデリカを
充分屠ったぐらいである。しかし大人で既に開発されたフレデリカとは違う少女の体のラインは新鮮だった。
カリンはまだ十六歳である。おそらく処女だろう。まだ男の洗礼を受けていない体からは
まったく男の匂いがしない。訓練の後だったからだろうか、下着もちゃんとしたブラジャーではなく
「スポーツブラ」で、パンツもそれに合わせた黒いものだ。初々しくてまだ子供っぽい。
それでいて凹凸はしっかりとしていて「さすがシェーンコップの娘だ」と思わせるほどスタイルが良い。
そんなものを目の前に打ち出されてユリアンは跳ねあがるような鼓動と疼きを抱え込んだ。


649 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 02:36:59 ID:lTn7bhOO
ユリアンが最も目を奪われたのはスポーツブラに覆われた胸である。スポーツブラは女性が運動
をする際に胸が揺れて邪魔になるのを抑えつけるために着用するものだとユリアンも知っていた。
伸び縮みする少し厚みのある生地なのだが、そのスポーツブラにはカリンの胸の蕾の
ラインが現れていた。胸を覆う黒い生地が1箇所だけ外に突き出ている。ユリアンはその形状の
あまりの猥褻さにさらに生唾を飲んだ。まったく露にされてしまうよりもイヤラシイ。
非難する視線を向けるカリンの青紫色の瞳を見てユリアンはようやく動悸を落ちつかせた。
どうやら突如姿を現した虫、ゴキブリに彼女が仰天して悲鳴をあげた
だけらしいと悟ってユリアンはゴキブリを始末して黙って去ろうとした。
しかし追い討ちをかけるように彼の背中に叫ばれた彼女の言葉にユリアンは先日フレデリカと
最初に関係を結んだ時と同じものを蘇らせてしまった。
 「早く出ていってよケダモノ!」
 裸を見られたわけではないがそれと変わらない羞恥と屈辱をカリンは感じていた。
男は「女」というだけで劣情の対象にする卑劣で汚らわしい生き物だと信じている彼女には
男に肌を見られたことが死にも勝る屈辱だったのだ。だから本当は「ケダモノ」と呼ばれるほどの
ことをしていないユリアンに対して、余計な罵倒を浴びせてしまった。しかし「口は災い
のもと」であった。カリンはこの一言のために予想だにしなかった不運に襲われることになる。

650 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 02:43:08 ID:lTn7bhOO
 出ていくべきはずのユリアンがゆっくり振りかえって立ち止まるのを見てカリンはぎょっとした。
振りかえった彼に睨まれて思わずカリンは足がすくんだ。その顔はいつもの軟弱そうな風体ではない。
カリンは先日ヤンを罵倒した酔っ払い兵に激昂した彼を思い出した。あのときと同じものを今の
ユリアンの瞳に感じてカリンは恐怖を感じた。突然ユリアンは猛然とこちらに近づいてきた。
さらに危険を感じたカリンは彼に背を向けて逃げ出したが目の前にあるのは洗面台の鏡だけだった。
彼女が数歩だけ逃げた時点でユリアンは後ろから彼女の腰に抱きついた。
 「いやっ!何をするのよ!」
 「ケダモノで悪かったね」
 明かにさっきまでよりも声が低い。彼はまったくの別人になっているようだった。カリンは混乱して
もがいたが、たちまち腕を後ろに回されて拘束されてしまう。ユリアンは自分の軍服のスカーフ、
ネクタイを取り、それでカリンの両手首を縛った。後ろで手を緊縛されてカリンはさらに混乱したが
いきなり後ろからにゅっ、と伸びてきた手に胸を掴まれて彼女は凄まじいおぞましさに悲鳴をあげた。
 「きゃあああああああっ!」
 シャワールームにカリンの悲鳴が反響した。ユリアンの手がカリンの胸をギュッギュッと揉んでくる。
男に胸を握られる耐えがたい不快感がカリンの全身を飲みこんだ。 
 「いっいやあああっ!やめてっ!触らないで!」
 しかしユリアンはかまわず少女の胸を握った。後ろから胸を掴まれて身動きがとれないカリンは
鼓膜が破れるほどの大きな悲鳴を叫んだ。
 「やめてえっ!いやっ!けっケダモノぉっ!なんて奴っ!」
 少女の拒絶の言葉の数々にユリアンは低い声で答えた。
 「ぼくは男だよ。一皮剥けばいくらでもケダモノになれるんだよ」
 耳元から聞こえてくる声の主が自分の知っているユリアン・ミンツであることがカリンには信じられなかった。
彼はもっと柔らかい口調であまり強そうに見えない風体のはずなのにいま自分の後ろに貼りついて自分の胸を
揉んでくる彼は別人のようである。彼のあまりの豹変ぶりと、自分がいま為されている行為にカリンは
言い知れぬ恐怖を感じて慄いた。
 「さっ最低・・なんて男なの?!」


651 :名無しさん@ピンキー:04/12/31 03:03:03 ID:bRZA2Pbb
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)投下支援でちょっと失礼しますよ…
  |    /
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  // | |
 U  .U


652 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 03:51:59 ID:lTn7bhOO
 フレデリカのときもそうだったが、自分は昔からある一点を越えると豹変するらしいことをユリアンは
知っていた。この少女に対してもそうである。元々あまり礼儀正しい少女ではなかったがこんなことをしてやろう
と思うほど憎んでいたわけではない。ただ思いきり罵られて完全に頭にきてしまっていた。
 思い知らせてやりたい。
 そう思ったユリアンだが、実際カリンの胸を握ってしまうとそんなことはどうでもよくなってきた。
十六歳の女の子の胸が手の中に収まるともういろんなことがどうでも良く思えてきて、さらに握ってやると
カリンの口から大きな悲鳴がほとばしった。彼の手に合わせて少女の胸が一部分が大きくなり一部分が小さくなり
形を変えていく。それがまた快感だった。少女の嫌がる反応の良さも良い。いかにも「男なんて下等生物」と
言わんばかりの風情を普段撒き散らしている彼女は処女に違いない。その男が嫌いな処女の胸をいま自分は
揉んでいるのである。それだけでユリアンの男性の証は強く反応して固形化を始めていた。
 「やめてっ!やめなさいよユリアン・ミンツ!!」
 体をくねらせてなんとか緊縛から逃れようとするカリンの胸をユリアンはさらに揉んだ。さっきから気になって
仕方がなかった胸の突起を後ろから探りあて、ツン、と突いてやった。

653 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 03:52:26 ID:lTn7bhOO
 「あっ」
 すると少女の口から拒絶でも罵倒でもない弱々しい声がこぼれた。厚い生地の上からではあるがその形状は
よくわかる。揉みながら少女の胸の突起物をユリアンは続けて押し付けるように突ついた。カリンは突然体を
よじらせるのをやめ、拒絶の悲鳴も出さなくなった。そのかわり直立不動になって俯いた。
それまで必死にもがいてなんとか逃れようとしていたカリンは、胸の突起を突つかれて生まれて初めて
正体不明の疼きを感じてしまい動けなくなってしまった。ユリアンが胸を繰り返し突つくたびそれが体の
芯に走る。カリンは歯を食いしばって力を入れて立っていた。そうしていないと耐えられない疼きだった。
これが噂に聞く快感というやつだろうか?カリンにとってはおぞましくて淫らで汚らわしい感覚が彼女の中で
孵化を始めていた。その孵化した感覚を拒絶したくてカリンは必死に横を向いてユリアンの表情を伺った。
よく見えない。ムギュムギュと胸を揉んでくる手が不気味に蠢いていた。
 「ミンツ中尉・・・自分が・・っ・・何をしているのか・・わかっているの?」 
 胸から響いてくる疼きに耐えながらカリンはユリアンを睨みつけた。ユリアンはそれに感知せずに彼女の胸を
揉み続けた。彼女が言いたいことはわかっている。彼女が自分に受けた仕打ちを訴えれば当然ユリアンは軍法会議に
かけられる。彼の場合、降格などという問題ではない。司令官職はやめさせられる。その事自体は
彼にとっては問題でないことをカリンは知っていた。問題はヤンが守ろうとしてきたものを対外的に汚してしまう
ことである。ヤンの遺志を受け継いだとされるユリアンが女性下士官をレイプしたなどということになれば
ユリアン自身はおろか、彼の預かるイゼルローン軍、それが守ろうとする民主主義、そして最終的にはヤンの
イメージに泥を塗ってしまうことになるのである。ユリアン・ミンツにとって最も大事なのはヤン・ウェンリーであると
知っているカリンは彼の弱点を突いて行為をやめるように訴えているのである。

654 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:05:06 ID:lTn7bhOO
しかしユリアンは黙って彼女の胸を揉み、突起を押し続けた。おかげでカリンは相変わらず疼きが止まらない。
 「わたし・・・これ以上のことをされたら言うわよ・・何寝入りする女もいるけど・・・っ・・あたし・・言う・・からね
・・・絶対・・・結婚できなくなるとか・・・除隊されるとか・・・そんなこと、どうでもいいわ・・・ッ!・・
やられっぱなしじゃ済まさないわよ・・・こんな・・こんな卑劣な事・・わたしにした奴なんか・・許しておかないわ・・」
 送られつづける疼きのためにカリンは途切れ途切れの言葉しか話せなかった。小さな疼きが連続されることによって
積もっていき、積もったものが股間に溜まりはじめている。今まで味わった事のない妙な気分に体が運ばれていく
ことが彼女にもわかっていたので必死だった。たとえひどいことをされている映像をとられて「これを公開されたく
なかったら犯されつづけろ」と脅迫されても彼女は訴え出るつもりだった。公開されたとしても自分が気にしなければ
そんなことはどうでもいい。それよりもこれほど酷いことをされて黙っているほうが彼女にとって罪悪だった。
本当にここでユリアンが自分を犯したりしたら絶対に言ってやる。結局は彼の軍隊に所属する自分にも良い事はないはず
だが、それでも被害を訴えないような情けない泣き寝入りなど彼女の頭にはないのだ。ユリアンを本気で破滅させる
つもりで言ったカリンだったが、かえってきた言葉に彼女は絶句してしまった。
 「言いたければ言えばいいよ。君の言葉を信じる人はいないと思うけどね。たとえ鳴り物入りでも司令官に抜擢されて
実績もある僕と、実績もない新人下士官の君とじゃ信頼の度合いが違うから」

655 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:07:48 ID:lTn7bhOO
 ようやくユリアンの顔がまともに見れたカリンは彼の目が自分を蔑視していることに気づいた。カリンは目を見開いた。
 「なんて奴・・・」
 入軍した頃、女性兵だけのセクハラ対策講義があったことを思い出した。厳しいタテ社会の軍隊では上官に強制猥褻を
受ける女性兵がいること、被害者の女性は泣き寝入りしてしまうことが多い事などをそこで聞いた。なぜ泣き寝入りなど
するのかカリンには理解できなかった。自分なら絶対に犯人をただでは済まさないし、そもそもされる前に殺してやる。
そう思ったのは今から一年以上前だった。結局、自分の上司となった人は「セクハラは実力で女性の心を射止めることの
できない男がする情けない行為だ」としている人物だったので彼女はそういったことは別世界の悪事だと思っていた。
今自分がその当事者になっていることに彼女は思い至った。しかも普段は犯罪など微塵も感じさせない人物にいま自分は
屠られようとしている。カリンは自分がそれほど切羽詰った状態である事を知らされて愕然とした。そんな彼女に
かまわずユリアンの手がさらに強くカリンの胸を掴んだ。厚手の生地なのでつまむことはできなかったが、
胸の突起を掴むように中心に向かって握り締めた。カリンはさっきまでより強さを増した疼きに顔をしかめた。
 「うっ」
 声だけは出すまいとしていたカリンの口から思わず呻きが漏れた。その呻きを確認するとユリアンは同じように何度も
中心に向かって胸を揉み続けた。だんだんと強くなってきにカリンの口調はさらに乱れる。
 「ひっ卑怯者!・・っ・・権力を傘にきて・・自分の・・軍隊の女を・・・犯すなんて・・ウッ・・さっ最低!」
 今度は人差し指と中指で胸の中心をさするとカリンは張り詰めた疼きを感じて天を仰いで震えた。
 「ァッ!・・・やっやめ・・・・いっ今なら・・許すわ・・やっ・・やめて・・・ウッ・・やめなさいよっ!
どうなってもいいの?!・・・〜っ・・・やめてっ・・・ユリアン・ミンツ!」

656 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:08:47 ID:lTn7bhOO

 脅迫していたときよりもだんだんと弱くなってくる声音を吐きながらカリンは体をよじった。最初の頃のように
逃れる為に捩ったのではない。疼く体が自然とそうしたのだ。胸から伝わってくる疼きがどんどん蓄積されて股間に
溜まってくる。ついには股間自体が熱さを持って脈動をはじめていた。カリンは自分の体の変化に恐怖した。
ユリアンの指はさらに強く胸の突起をさすってくる。スリスリとさすられるたびに疼きが体に生まれてくる。
 「うっ・・・ううっ・・・ぁっ・・・やめ・・・やめなさいよ・・・ミンツ中尉!やめなさい!」
 初めて見たときから気になって仕方がなかった胸の突起を指で転がす。ユリアンはしだいに息を荒げていった。
スポーツブラには普通のブラジャーとは違う魅力があるのだとポプランに聞かされたことはあったがこれほどとは
思わなかった。普通のものももちろん良いが、伸び縮みする素材が胸を覆っているのに突起の形を隠せていないのが
ユリアンの陰心を惹きつけた。それでなくても女の胸は男を挑発できるのである。ましてカリンの存在そのものが
常にユリアンを挑発しているようなものだった。この生地の上からさすってみたい。一度でいいからこの胸を
ぐちゃぐちゃにしてみたい。そんな欲求が次から次へと舞いあがり、ユリアンはそれを抑えようとしなかった。
指で絶え間なくさすってやると、カリンの体が震え出した。怖がっているのかもしれないがおそらく違うだろう。
実際カリンは指と厚い布地で胸の突起をこすられて甘い波動を感じていた。
 「〜〜っ!・・・ンッ・・・いや・・・嫌・・・くっ・・・こんなところ・・・ヤン・ウェンリーが見たら・・
どう思うか・・・今のあんたを見たら・・・さぞ嘆くでしょうね!」
 ユリアンは力を篭めてギュッと掴んだ。
 「痛っ!」
 「君に言われる筋合いはない」

657 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:09:22 ID:lTn7bhOO
 未だ彼の中に生き残っていたカリンへの罪悪感と同情が掻き消えた。何を言われても文句の言えないほど
充分過ぎる仕打ちをしているのに、ヤンを知らないはずの少女にそう言われてユリアンは逆ギレしてしまっていた。
温厚なはずの彼をそうさせるだけカリンの言葉が正論であるのだが、そもそもフレデリカと関係を結んでいる時点で
ヤンに顔向けできないのだからいまさら善人ぶっても仕方がない。そんな居直りがユリアンの内心にあることを
カリンは知らなかったのでそう罵った。そして結果的に彼をさらにどうしようもない怒りの淵へ落としてしまう。
それまでスポーツブラを愉しんでいたユリアンはブラをめくりあげた。ぷるん、と零れ落ちた少女の胸が目の前の
洗面台の鏡に映し出された。初めて男に胸を見られてカリンは恐怖と怒りと羞恥の混ざった激情を覚えた。
 「いやああああっ!!」
 目の前に男に胸を晒された自分の姿が映っている。鏡の中のユリアンと目が合う。同じようにして自分の胸を
見られているに違いない。カリンは鏡の中のユリアンに向かって叫んだ。
 「見ないで!」
 鏡の中の叫ぶカリンを見てユリアンは嗜虐の心を覚えた。むしろ虐げてやりたくなって晒されたカリンのナマの胸を
掴んだ。するとさっきまで厚い布地に阻止されていた感触がなんの遮蔽も受けずにユリアンの手の中に広がった。
崩れてしまいそうなほど柔らかくてすばらしい感触だ。男の手に掴まれる自分の胸という光景に耐えられないカリンは
鏡から目を背けた。そんな彼女の精神の抵抗がさらにユリアンを嗜虐に走らせた。彼はカリンの胸を揉み始めた。
 「嫌ーーー!やめてっユリアン・ミンツ!いやあっ!」


658 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:09:47 ID:lTn7bhOO
フレデリカなどの男の愛撫に慣らされた体とは違ってまったくの手付かずであるカリンの胸は輝くように白く
ツルツルとしていて抜群の弾力がある。ユリアンは夢中でカリンの胸を揉みまくった。スポーツブラの上からでは
『ギュウギュウ』という鈍くて硬い感覚があったが、少女のナマの胸は揉むとムニュムニュと揺れ動いて絶妙の感触
だった。ユリアンは揉むたびに形状を変え、赤い突起の位置を変えるカリンの鏡に映った乳房を見つめた。鏡には
嫌がるカリンの表情も余すところなく映っていてそれがさらにユリアンを燃えあげた。いつも愛想が悪くて生意気な
少女の嫌がる表情がたまらない。ユリアンはカリンをもっと弄ってやりたくて胸の中心に人差し指を置きながら揉んだ。
するとカリンの体にさっきまでの疼きがまた走り出した。しかもそれはさっきよりも強いものだった。
 「あっ」
 布地越しではなく直接、中心を押されてカリンは思わず弱々しい声を出した。ユリアンはさらに爪を突起の中心に
突きたてながら揉む。するとカリンの体は次々に疼きを股間に送り出して熱を持ち始めた。カリンは顔を左右に振って
拒絶を繰り返した。
 「いやぁ・・・やめてっ・・・ああ・・・やめてよっ・・・っ・・」
 ユリアンは鏡を一心に見つめていた。白い肌を晒し、黒いスポーツブラを鎖骨までたくしあげられ、それによって
さらに強調された胸の膨らみを後ろから男に揉まれる少女。手を縛られて無理矢理な男の愛撫に嫌がる処女。今まで見てきた
どんな光景よりも隠避で奮い立たされる絶景だ。フレデリカの自慰姿と並べても劣らない。なんといってもカリンの
乳首は若いからか綺麗なピンク色だ。フレデリカはそれよりもいくらか赤い。カリンは姿を見せるだけで男を満足
させられるほどの逸材だった。フレデリカもかなりな人材だがそれとは違った魅力がカリンにあることをユリアンは
おそらくどこかで知っていたのだろう。いつかは彼女を手に入れてやりたい欲求がどこかにあったように彼にはいま
思えていた。その見事なピンク色の突起をユリアンはくすぐるように擦った。するとカリンが確かな喘ぎを漏らした。
 「あっ・・やっやめて・・いや・・あ・・・」

659 :新しい関係【美少女編】:04/12/31 04:28:48 ID:lTn7bhOO
 股間の熱がさらに強まってきてカリンは身を捩った。もはや抵抗の為ではなく疼きを耐えるために彼女は体を
くねらせていた。そんな彼女にさらに追い討ちをかけるようにユリアンは少女の乳首を摘み上げた。硬くなりはじめていた
乳首をキュッと絞られて、熱い疼きが今までよりもさらに強力な吸引力を持ってカリンを引き上げた。
 「あんっ!・・・・・あ・・・・いやっ!」
 拒絶の言葉はこの行為について向けられているのではない。生まれて初めて聞いた自分のいやらしい声に対して
向けられた拒否だった。だんだんと赤らんできた頬は嬌声を抑えられなかった自分への羞恥だった。そんな彼女の
含羞の表情をつぶさに見つめてユリアンはさらにカリンの胸を揉んだ。乳首を捻り挙げて愛撫を続ける。
 
 キュッキュッ、ムニュムニュッ・・クニュッ・・ムニュッ・・・

 「あん・・・いや・・やめて・・あ・・あ・・ああん・・・いや・・」
 股間の熱に引きずられてカリンはどんどん快感から逃げられなくなっていく。ユリアンはカリンの柔らかい胸を
円を描くように揉み回し、そうしながら乳首を摘んだり擦ったりして弄った。カリンはさらに抗えない
疼きに襲われて身をかがめて震えた。
 「や・・はぁ・・・・ああん・・やめて・・あっ・・いや・・ん・・やぁ・・・はぁん・・ううん・・」
 そうして十六歳の美少女が後ろから胸を揉まれる光景と、胸の感触、嫌がるカリンの羞恥の表情、時折漏れる
嬌声をユリアンは二十分ほど愉しんだ。二十分も乳房を揉まれ、乳首を弄られ続けたカリンは股間の疼きに耐え
きれなくなりやや前屈みになって体をよじっていた。
 「ぁ・・・はぁ・・・ぁあ・・・はぁ・・ん・・アッぁあ〜・・やめて・・いやん・・ぁぁ・・ああん・・あっ・・」


660 :名無しさん@ピンキー:04/12/31 20:30:41 ID:Lrixy1np
神キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
素晴らしい、続きをお待ちしております。

661 :名無しさん@ピンキー:05/01/01 09:48:05 ID:s1xW0Wg7
続きが楽しみでつ。

さて正月でつね。
振袖に結い髪のお由紀(;´Д`)ハァハァ

662 :589です :05/01/02 02:46:45 ID:9ADNS2hO
さすがに正月からこんなとこに来てる人は少ないでつね(−_−;)
反応がないのでこれ以上長くしてヒンシュクかわないか不安ですが
続きいかせていただきます

>>661 お涼の振袖もキボン!

663 :589です :05/01/02 02:47:47 ID:9ADNS2hO
 全身の肉が熱っぽくなっている。カリンは体をよじってどうにか快感を耐えようとしていた。声だけは
出したくなかったが、どうしても口から零れてしまう。自分がユリアンの思いどうりになってしまう
ことは耐え難い屈辱だったが体が感じる感覚だけは彼女の精神力でどうにかなるものではなかった。
ユリアンは左手でカリンの胸を揉み、乳首を少しひっぱりながら右手で彼女の白い腹を撫でた。引っ張られた
乳首が強い疼きを体に伝え、腹をゆっくり撫でるユリアンの掌が痺れる感覚を皮膚に浸透させてきて
カリンは顔をあげて呻いた。
 「ぁぁ・・・んんっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
 腹を這わせていた手をだんだんと下に降ろしていき、ユリアンはカリンの下腹部を撫で、さらに下の
女の窪みにもぐりこませた。すると前かがみになっていたカリンの体が起き上がった。
 「いやあっ!やめてっ!どこ触ってるのよ!」
 最も敏感なカリンの弱点である股の間に手を滑りこませてべっとりと貼りつく。下着の上から少女の
恥丘を撫でるとカリンの体が痙攣した。胸を愛撫され続けて溜まりに溜まった熱が、カリンの股間で
ジクジクとくすぶっていた。そのくすぶりをさすられてカリンの熱はどんどん全身に広がっていった。
 「嫌・・嫌・・・くっ・・・嫌ぁっ!」
 厚手のパンティーの上からなのでまだ少女の肉の感触が伝わってこない。それがいくらか不満ではあったが
カリンの快感に耐えようと俯いて歯を食いしばる表情が絶妙だったのでユリアンはしばらくそうやって
彼女の恥丘を撫でた。恥列に沿って指でゆっくりと押すように擦る。するとカリンはけだるく
困ったような表情をして呻いた。その表情は鏡に映されてユリアンに丸見えだった。
 「ンっ・・・・くぅ・・・んっ・・ハァ・・や・・やめ・・・」

664 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 02:49:24 ID:9ADNS2hO
 下のほうから列を撫で、最後に行きついた場所をユリアンは強く押した。
 「あっ!」
 ピクッ、とカリンの体が反応したのをユリアンは見逃さなかった。おそらくまだ誰も触った事の
ないだろうカリンのクリトリスを彼は下着の上から突ついた。それだけで強くどうしようもない
熱が刺激されてカリンは体をくねらせてもがいた。ユリアンは連続してそれを突つく。
 「んあっ・・はぁ・・あっ・・やめ・・あんっ・・・やめ・・て・・・」
 カリンは全身が下にひっぱられていく感覚を覚えた。股の間がひどく疼いて脈動を始めている。
自分ではそうなりたいとは思わないのに勝手に体が熱くなって疼く。噂に聞く『快感』というものに
自分が浸っていくのがカリンは怖かった。そんな彼女にかまわずユリアンは手を彼女の黒い
パンティーに沿って撫でていき、今度は尻を下着の上からさすりまわした。まるで痴漢に遭遇
したような状況にカリンは非難の声をあげた。
 「ちょっちょっと!いい加減になさいよ!何考えているのよ・・あっ」
 彼女の非難を封じるようにユリアンの左手が乳首を握る。カリンはさらに疼く体を持て余した。
 「んっ・・・ハァ・・・やめ・・・やめなさい・・ユリアン・ミンツ!最低!あんた最低よ!」
 尻を撫でていた手がパンティーの中に滑り込むとカリンは悲鳴をあげた。
 「やあああっ!やめてっ何するの!?」
 「何だと思う?」
 「やめてっいやああっ!」
 ユリアンはパンティーの中でカリンの尻肉の感触を思うさま愉しんだ。十六歳の女の子の初々しい
尻が彼の腕の中で無抵抗に撫でられた。フレデリカだともう少し肉がついていて丸みと厚みがある。
カリンの尻はまだ肉付きがなく、硬さがあるがその初心者らしい感触がユリアンを喜ばせた。
そして満を持して尻の谷間に手を滑りこませるとカリンは張り詰めた悲鳴をあげた。
 「やあああっ!やめてっ嫌ーー!!気持ち悪い!」

665 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 02:49:55 ID:9ADNS2hO
 本来いじられるところではないと信じているカリンは恐ろしさに混乱した。
 「『気持ち悪い』?おかしいな。気持ち良いはずなんだけど」
 ユリアンは手をさっきとは逆に下着に沿って前に持っていった。再び前からカリンの股間を撫で、
下着の中に滑りこませる。
 「嫌あっ!」
 初めて直接敏感な場所に触れられてカリンは驚愕した。しかし触られることによってそこが濡れている
という前代未聞の自体を理解したカリンは驚いて固まってしまった。黒いパンティーの中はすっかり濡れて
グチョグチョになっていた。ユリアンの胸への執拗な愛撫が処女のカリンを充分に濡らしてしまった
のである。女が濡れるという構造を知らないカリンはそれだけで戸惑ってしまった。
 (あ・・・なにこれ・・・?・・やだ・・・)
 自分の体からいきなりぬるぬるとしたものが発生していることにカリンは驚愕していた。しかしそれに
驚いていられるのも束の間で、ユリアンの指が粘液を絡めながら恥列を撫で始めるとそれまでとは比較に
ならないほど致命的な気持ち良さがカリンの体内を駆け抜けた。カリンは喉を反らして悶えた。
 「やっ…やめてっ!・・あ・・やっ!いやあっやめて!最低!こんなことするなんて!」
 今までよりも強力な快感にカリンは危機感を覚えて体を捩って抵抗した。これ以上ここを弄られたら
完全にユリアンの手に堕ちてしまうことが彼女にもわかったのだ。
 「クロイツェル伍長」
 その抵抗を抑えるようにガッチリとカリンを捕まえているユリアンは彼女の耳元で聞いた。
 「君・・・・処女だよね?」
 勢い良くカリンは振りかえった。彼と真正面から目が合う。カリンの頬が真っ赤に火照っているのを
間近に見てユリアンはその美しさと淫らさの融合した見事な表情に魅入った。

666 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 02:51:03 ID:9ADNS2hO
 羞恥ではなく純粋な怒りにカリンの心は燃えあがった。自分が処女でないとでもいうのだろうか?
自分が既に処女でない、つまり十六歳で既に簡単に男に身を投げ与えているようなふしだらで哀れな
女だと思われている、そう感じた事が彼女の逆鱗に触れた。まさかそんな安っぽい女だと思って
こんな簡単に手を出しているのだろうかこの男は?カリンはダークブラウンの瞳に向かって怒鳴りつけた。
 「なん・・・ですって?あんた・・あたしが処女でないとでもいうの?!なんであたしが男と
こんなことするっていうのよ!?信じられない!最低!」
 怒りをぶつけるカリンの瞳を受けとめながらユリアンはパンティーの中の指を動かした。
 「あっ!やめてっ!」
 「そういうわけじゃないんだけど・・・・まぁいいか。わかったよ」
 「なにがわかった・・・あっ・・・やっ!」
 ユリアンはカリンの純潔を疑ったわけではない。むしろ処女に違いないと思っていたのだが確証を
得ておきたかったのである。ようやくカリンの秘列に触れたわけだが、処女であるかないかで
これからの愛撫の仕方も変わってくるのだ。
 (いきなり指を入れるわけにはいかないな・・・・)
 彼女が全くの初心者であるとわかったユリアンはすぐに指を突き立てるのは避け、それ以外の場所を
まず愛撫することにした。カリンの愛液で指を滑らせて彼女の恥ずかしい谷間を撫でさする。それだけで
カリンの股間に疼めきがグツグツと煮えてきた。
 「いやぁ・・・ああ・・・やめて・・・いやっ・・あ・・」

667 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 02:51:41 ID:9ADNS2hO
 黒いパンツの中で指を蠢かせながらユリアンはカリンの肉を堪能した。
 (うわ・・・これが処女の女の子か・・・)
 自分が処女の女の子、それも類稀な美少女の誰にも開かされていない秘密の谷間をまさぐっていると
思うと自然にユリアンの男根に芯が通り、息が荒くなってきた。ユリアンはカリンの秘穴を探し
あてると、入れはしないものの入り口だけ少し掘るように押した。カリンの体に快感が走る。
 「やうっ!・・や・・やめて・・・いやぁ・・・ああ・・・」
 カリンの息もいつのまにか回数を増している。ユリアンはしばらく入り口をほぐすように優しく押した。
 「いやぁ・・ハァ・・ハァ・・・はぁ・・だめ・・・ああ・・」
 今度はユリアンの指が秘列を登っていき列の一番上に埋没している女の粒を掘り当てた。
カリンの体がビクンッ、と大きく震えた。
 「やっ!!」
 そのまま粒の回りをぐるりと指が通るとカリンの体に痺れるような熱が広がった。
 「ああっ・・はぁん・・やめてっ・・」
 今までよりも確かな喘ぎを零すカリンのクリトリスを青年の指が擦る。カリンの体に快感の電流が
走った。今までよりも決定的な快感にカリンはわなないて喘いだ。
 「ひゃっ・・・やめて・・あっ・・やんっ・・・やぁんっやめてぇ!」
 ユリアンは繰り返し少女の粒を指で擦り、親指、人差し指、中指で転がすように嬲った。敏感な
弱点を潰されたり擦られたりしたカリンはどうしようもない気持ち良さに全身を掻き乱されて悶える。
 「ひうっ・・ひゃぁぁっ・・ああん・・・やめてぇ・・あっあっ・・だめっだめぇっ!はぁん・・」

668 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 02:59:42 ID:9ADNS2hO
 ユリアンはそのまま30分ほどクリトリスを弄り続けた。カリンはもはや抵抗できないほど感じてしまい
体を屈折させて快感に悶えていた。クリトリスを弄っているあいだユリアンは乳房のほうもしっかり揉んで
いて、花芯も乳首も絶え間なく嬲られ続けたカリンは次から次へと女の液をしたたらせた。
 「ひゃぁ・・ああ・・やめてぇ・・はぁ・・はぁん・・いや・・ああん・・やっやだ・・あんっ
ハァ・・だめぇ・・ああん・・いやぁ・・・はぁ・・ああ・・やめてぇ・・ああんっ・・」
 ユリアンは親指と中指でカリンの粒を挟み、人差し指で痛くないようにひっかいた。鋭い快感にカリンは
体を大きく痙攣させて身悶えた。
 「ひゃっ!いやぁっだめぇっああっだめぇっ」
 そのままクリトリスを三本の指で押し潰し、同時に乳首も捻りあげてやるとカリンは大声で鳴いた。
 「いやぁーーんっ!だめぇっ!」
 一瞬、疼きが全身を突き抜けて飲みこんでいった。カリンは生まれて最初の軽い絶頂を迎えてしまった。
 「ああああっはぁ〜〜んっ!」

669 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 03:00:03 ID:9ADNS2hO
 力が抜けて倒れそうになる少女をユリアンは慌てて受けとめた。ぐったりしたカリンを支えて目の前の
洗面台に寄りかからせてやる。シャワールームの洗面台は集団用なので合計八つの洗面台が繋がっている。
ユリアンはその洗面台の平らな場所に少女を座らせて鏡によりかからせる。改めてユリアンはカリンの姿を
眺めた。ブラをたくしあげられ白い乳房を晒し、黒いパンツから愛液をしたたらせる少女。初めての
絶頂に火照った頬と虚ろな瞳と少し呆然としたような表情。見ただけでイッてしまいそうなほど
いやらしいカリンの肢体にユリアンは生唾を飲み込んだ。いったいこの少女を何人の男がオカズに
していることだろう。ここまで剥かなくても軍服姿だけで彼女は充分に対象になる女の子だ。
スラックスの上からでも解るヒップライン、白い肌、全体的なスタイル、そして父親譲りの美貌。
きっと同じ空戦隊の中で彼女を夢想して抜く男が山ほどいるに違いない。部署の違う男でも
彼女を見て淫心を誘発される者もいるだろう。そういった男たち全員に対してユリアンはいま
優越感を持っていた。彼らがどれだけこの少女の肉体を熱望しようとも頭の中で彼女の顔とポルノ
映像を合成させるのがせいぜいだ。だが自分はいま彼女を意のままに嬲れる。感触も声も臭いも何もかも
本物だ。それを今自分は好きなように味わえる。ユリアンはカリンを通して彼らを見下していた。

670 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 03:00:51 ID:9ADNS2hO
 カリンははっきりとしない意識を持て余した。熱いものが瞬間的に全身を支配した。それが
なんなのかわからないで脱力しているうちに座らされている。カリンは少しずつ沈静化されていく
体で呆然としていた。そんなカリンの姿をしばらく見つめたあと、ユリアンはゆっくりと少女の
胸を手で包んだ。そのまま優しく揉み始めると柔らかい乳房がぷにゅっぷにゅっとたゆんで形を変えた。
 「ぁ・・・だめ・・・」
 朦朧としていたカリンは最初はされるがままだったが、しだいに再び蹂躙されるのだとわかってきて
拒絶の言葉を吐いた。しかし当然やめる気のないユリアンはだんだんと揉む力を強くしていき、
絶頂の後でまだ硬さを残している乳首を集めるように中心に向かって揉んで立ちあがらせようとした。
終わった体にまた沸沸と熱が蘇ってくるのを感じてカリンは縛られたままの体を捩った。
 「やめて・・・もういや・・・もう充分でしょっ」
 ユリアンからしてみればまだ何もしてないも同然だったが、SEXのことをよく知らないカリンに
とっては既に陵辱されつくしたかのように思えるのだろう。ユリアンはそれを無視してカリンの乳首を
摘んで盛り上げた。カリンの体に再び熱が引火する。
 「はぁ・・やめてぇ・・あ・・・」
 後ろからの愛撫ではなく目の前で少女の胸が揺れるのを見るとユリアンはますます興奮した。桃色の
実が揉まれて揺れ動くのにたまらなくなって少女のそれを口の中に含んだ。
 「やぁん・・やだぁ・・」
 そのまま青年の口の中で乳首を弄ばれてカリンは体をくねらせて喘いだ。もう一方の胸も回すように
揉まれ、乳首を立ち上げるように捻られるとさらに彼女は感じてしまう。
 「やぁ・・・やぁん・・・だめぇ・・・ああ・・・あん・・」

671 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 03:01:35 ID:9ADNS2hO
 ユリアンはさらに長い時間、カリンの白い胸を愛撫した。舐めたり捻ったりと弄られたカリンは
再び熱い疼きの中に引きずりこまれていった。
 
 ちゅばっちゅばっ・・チュクッ・・クリュックニッ・・むにゅむにゅ・・ちゅるっ・・

 「やぁぁん・・・ハァハァ・・やめてぇ・・あん・・・はぁ・・だめぇ・・・ああん」
 カリンの火照ってきた肌を見てユリアンは愛撫の対象を下に移行した。少女を開脚させ、足を
掴んで動けなくすると少女の股間を見つめた。黒い下着に新しい液体が滲んでいる。
 「やだぁ、なにするの?」
 ユリアンは指でパンツの上から秘口のあたりをグリグリと押した。熱の頂点を突かれて
カリンは顔を左右に振って嫌がった。
 「いやっいやっ!そっちはだめぇっ嫌っ!」
 手を縛られて胸を突き出して拒絶するカリンの姿を見てユリアンは我慢ならなくなり
とうとう少女のパンツに手をかけた。厚手の生地で脱がしにくい素材だったが無理矢理引き伸ばして
強引に脱がし始める。するとカリンは逼迫した危機を感じて抵抗を始めた。
 「やああっ!やめてっ!いやっ!いやあああっ!!」
 しかし手が縛られていて重心を固定できないカリンはろくな抵抗もできない。ユリアンは彼女の
渾身の抵抗もものともせず黒いパンツを引き抜いた。こうしてユリアンの前にカリンの
紅茶を薄くいれた色の茂みが広がった。これでカリンが身につけているものは彼女を緊縛する
スカーフとネクタイ、そして胸を隠す機能を果たしていないたくしあげられたスポーツブラだけ
となった。全裸よりも恥ずかしい。他人にパンツを降ろされたことなどないし股間を見られたことも
ないカリンは狼狽して泣き喚いた。足をバタつかせてユリアンの魔手から逃れようともがく。
 「嫌あっ!見ないでっ!見ないで!あっちへ行って!もう帰って!いやあああっ!」

672 :新しい関係【美少女編】:05/01/02 03:03:08 ID:9ADNS2hO
 ユリアンは生まれつき器用なタイプだったので、カリンの足が自分に近づかせまいとして
虫の足のように動き回るのを掴んで捕まえた。そして少女の足をバックリと開く。
 「やああああっ!!」
 思いきり開脚させられてカリンはさらに絶叫した。開脚した足を折らせていわゆるM字型
に固定させ、ユリアンはカリンの灯りに照らされた股間を舐めるように見つめた。
自分のとんでもないところを見つめられてカリンは激しい羞恥心に襲われた。
 「いやああっやめてっ!見ないで!見ないでったら!」
 「すごい・・・これが君の・・・」
 「やめてぇ・・やめてよ・・いやあっ!見ないでぇ!」
 ユリアンは美少女のまだ汚れていない秘唇を見た。まさしくピンク色だ。フレデリカのように
赤くなく、キャゼルヌ夫人のように黒ずんでもいない。本当に綺麗なピンクだ。そのピンクの
唇を愛液の川が淫らに流れている。初めて見る処女の股間にユリアンは自分がもうイッてしまい
そうになるのをぐっと堪えた。今までも気を抜くとイッてしまいそうだったがこれはさらに
強烈な映像だ。ユリアンは思わず手を出すのを忘れてしばらくカリンの秘唇に見入ってしまった。
形状や臭いや色、艶、様々な角度からそれを凝視してカリンの股間を視姦した。
 「いやぁ・・やめてぇ・・・」
 何かされると思って怯えていたいたカリンはユリアンが何もしないでひたすら自分の股間を
見つめていることに戸惑った。彼は何もしないが執拗にカリンの足の付け根の谷間を
熱視する。ユリアンの視線に股間を舐め尽くされてカリンは弄られるのとは違う感覚を覚えた。
ユリアンの視線は恥ずかしいところを電灯のもとに晒されて見られ続けるカリンの羞恥を
極限まで追いつめていった。あまりの恥ずかしさに頭が麻痺してしまったカリンはとうとう
泣き出した。いつもの気の強さもプライドもこの羞恥を煽る体勢の前に吹き飛ばされてしまった。

673 :名無しさん@ピンキー:05/01/02 05:08:15 ID:fNW1AQp8
GJ! GJ!! GJ!!!

674 :名無しさん@ピンキー:05/01/02 21:37:55 ID:i6PODRF5
30分クリいじりっぱなし・・・・!
腰くだけて涎たらしそうだな。
続き楽しみにしてます。

675 :名無しさん@ピンキー:05/01/04 09:49:28 ID:ies5+ITL
おおお!すげえGJ!
お年玉thx!
続きカモォォン

676 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:38:34 ID:Ww0yDj0y
 「ヒック・・・うっ・・・ううっ・・・ウック・・」
 秘唇を見つめる事に集中していたユリアンは少女の嗚咽を聞いてようやくカリンがそこまで
追いつめられてしまった事を知った。今度はユリアンのほうが狼狽した。少女の涙を見た途端
それまで体よく追い払っていた罪悪感が舞い戻ってきたのだ。なんのかんのいっても女の子に
泣かれると彼もどうしたらいいか困るのである。
 「あっ・・ごっごめん・・・あの・・・・」
 カリンの涙の前に初心者のようにうろたえるユリアンはまさしく十八歳の若者だった。彼は
身を乗り出してカリンの顔を覗きこんだ。すると少女の泣き顔とまともに目が合った。彼女の
冷たくてキツイ態度しか知らないユリアンにとってカリンの泣き顔は意外の塊だった。大粒の
涙を零し、顔を火照らせ潤んだ瞳を向ける彼女はまるで別の女の子のように愛らしかったのである。
 『いいかユリアン、女の子の涙ってのはな、氷砂糖を溶かしたみたいに甘くて綺麗なんだぜ?』
 (本当かな?)
 ふと、いつか先輩に聞かされた言葉をユリアンは思い出していた。不思議な事にカリンの泣き顔を
間近に見ただけでそれまでの嗜虐的な気持ちはどこかへ吹き飛ばされてしまい、代わりに大多数の
男性が一度は女性に抱くであろう気持ちをユリアンはカリンに対して抱いていた。それは
『守りたい』と思う心であり、『愛しい』と思う情感であり、『可愛いと』と感じる感覚であった。
 ユリアンはカリンにキスした。大人のキスではない。泣きべそをかく子供に母親がするような
キスだった。したほうもされたほうも、直後には驚いて何も言えなくなってしまった。
 『この世で最も強力な兵器とはトールハンマーみたいな無粋なもんじゃない。この世で最も強力で
尊い武器とは女の涙さ。惚れた女だとこれがまたいい。男はこれを出されると結局自ら降伏しないわけには
いかなくなるのさ。お前さんも早いとこそこらへんが解る男になれよ』
 後になってユリアンはこのときのことを少女と共有する師匠の言葉と共に思い出すのだった。

677 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:39:43 ID:Ww0yDj0y
 もうなぜこんなことになったのか、どうしてこんなことをされなければならないのか、混乱した
頭が恐慌状態になってカリンは泣き出していた。ユリアンのキスはそんな彼女の唇にそっと触れる
優しいものだった。レイプされているにも関わらずカリンは不覚にもそのキスで混乱をストップ
させていた。驚きすぎて怒る気は起きなかった。見ると彼も驚いているようだった。それからいくらか
経って、再び彼が口付けてくることにカリンは抵抗しなかったし自然と瞼を降ろしていた。優しく
触れる口付けが続き、だんだんと押し包むようなキスになり、そして舌が入ってくる。ユリアンの舌が
ゆっくりとカリンの口の中で蠢いた。二人はいつのまにか舌を絡ませ合う男女の口付けをしていた。
互いの体にうねるような痺れが浸透していく。
 「うぐっ!」
 突然口の端から呻き声をあげたユリアンにカリンは驚いた。そして勢い良く唇を離す彼に
カリンは訝んだ瞳を向けた。
 (しまった!)
 ユリアンは焦ってベルトを外し、チャックを下ろして下着から自身の陰部を取り出した。いきなり
現れた男根がダイレクトに視界に映ってカリンは怖気を含んだ恐怖を感じた。
 「ひっ!」
 カリンの怯えを余所にユリアンは取り出した自分自身の先端を握った。するといくらもしないうちに
彼は射精してしまった。指の間から白い液が噴出して零れた。
 「うわっぁっ!」
 彼の手が白い液で塗られ、続けて小さな射出を繰り返す。滴ったものが床にボタボタ
零れていった。

678 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:40:49 ID:Ww0yDj0y
 汚れた手をユリアンは呆然と見つめていた。カリンとキスするうちに自分の兆候を悟った彼は
服を汚さない為に急いでそれを外に出した。彼はしばらく事実を飲みこめなかった。自分はキス
でイッてしまったのだ。正確にはそれまで少女をいたぶることで限界まで昂ぶったものが、キスの
感覚で刺激されそれが起爆剤になってしまった。カリンと舌を膵液といっしょに絡ませあうと
今までとは違う痺れが染みこんでくる。少女の膵液を飲みこむとそれが体内に入ってきて、それで
最後の栓を抜いてしまったに違いない。しかしまさかキスで出してしまうとは・・・・この自体が
良いのか悪いのかユリアンには解らなかったが、あまりに信じ難い事実の前に彼はただ呆然として
しまっていた。ふと少女を見やると彼女のほうも驚愕していた。しかしそれはユリアンと同種のもの
ではない。彼女は怯えるような瞳をこちらに向けていた。カリンは目の前で初めて男の射精を
見たのである。ユリアンの容姿は女性に好まれる繊細な面差しだったが、それとはあまりにも
似つかわしくないそれはカリンにグロテスクな肉塊として映った。さらにそれがいきなり白い液体
を放ったのである。彼女にとってあまりに衝撃的な映像が目の前で上映された。父親が三日で
母を捨てたという事実以上に彼女を男性恐怖症に走らせるに充分な強烈なイメージだったのだ。
ユリアンの顔はともかく、彼のズボンからいきなり現れたそれはカリンの中でエイリアンの触手
のように捕らえられていた。

679 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:41:18 ID:Ww0yDj0y
 固まってしまったカリンと見つめ合いながらユリアンは気まずさの極地にいた。これが手痛い
失敗であるかはわからないが目の前に女がいるのに無駄に出してしまったのである。彼にとっては
生まれて初めての失態だった。彼は今まであらゆる分野で失敗という失敗をしたことがなかったのである。
もちろん性の分野に関しても。それだけにこの事実が痛烈な失敗として彼の中核に刻まれていった。
 ユリアンは改めて開きっぱなしのカリンの脚の付け根を見つめた。まださっきまでの液体をふんだんに
残している。光に照りかえるそれを見てユリアンは行動を再開することにした。こうなったらまた
最初からやるしかない。カリンが見ているだけでも感じさせてくれる優れた鑑賞体であることは既に
解っているのだからいくらでも取り戻せるはずだ。彼はもはや意地になっていた。なんとしても
完遂しない事には面目がたたない気がしたのである。
 ユリアンの手が腿を鷲掴みにしてさらに足を押し広げようとするのを受けてカリンはようやく
目を醒ました。あの『エイリアン』の持ち主がまた自分のいけない場所を見つめて何かしようとしている。
今度こそそのエイリアンに蹂躙されると感じたカリンは体を思いきりよじって泣き叫んだ。
 「やっやだっやめてっ!やめてよっ!お願い!お願いだからもうやめて!何もしないで!」
 ついにカリンの抵抗は脅迫から懇願に変化していた。必死に体を揺すって逃れようとするカリンを
抑えつけてユリアンは少女のまだ汚れていない谷間に舌を入れた。
カリンが出した粘液をすくいあげるように舐める。
 「ああ!」
 一度は冷めかけていた体が再び熱の坩堝に戻る。ユリアンの舌がカリンの秘列に溢れる愛蜜を
舐め取るように縦横無尽に滑る。再び舞いあがってきた熱のうねりにカリンは悶えはじめた。
 「やぁ・・・だめぇ・・ああ・・はぁん・・・ハァハァ・・はぁぁ・・・あぅ・・」

680 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:42:14 ID:Ww0yDj0y
 ユリアンは無防備に晒されたカリンの処女列を貪欲なほど舐めた。秘口からクリトリスまで
獣のように蹂躙し、敏感な肉を舌で擦る。急激に押し寄せてくる熱の荒波にカリンは体を振って喘いだ。
 「はぁ・・ああ・・・ぁぁ・・・やめて・・・はぁん・・・ひぅ・・ああん・・・ふああ・・」
 秘口まで下がってきた舌がそのまま裏側まで這って来て思わずカリンは腰を浮かせた。
 「やぁ・・やだっやめてっ!あっ!いやっ!そんなところ!」
 ユリアンはカリンの足を持ち上げて尻を出させると少女の肛門をしつこく舐めた。
 「きゃあっ!やだっやめてっそんなところ!汚いっいやぁっ!」
 股間よりもさらに信じられない場所を舐められてカリンは顔を振って拒絶した。しかしユリアンは
さらに舐め続け、再び秘口のほうに戻っていく。ユリアンは肛門と秘口の間の部分を舌先で突つくように
刺激した。カリンの体が波打った。
 「はあっ!ひゃっ・・ああんっだめぇっ!」
 ユリアンの舌がそのままチロチロとそこを舐めるとカリンはビクビク震えた。
 「ひっ!やっ・・やあんっやめてぇっああんっ!」
 カリンはどんどん逃れられない悦楽に蚕食されていった。ユリアンは舌で尿道口を突つく。すると
カリンは痛みに似た鋭い快感を感じて体を振って悶えた。
 「いやっはぁうっはぁ・・やめて・・やだぁ・・ソコっ・・・はぁんっ」
 尿道口を攻めた舌がさらに上を目指して埋没していたクリトリスを挑発するように舐めると
カリンはいよいよ快感の波に飲みこまれていった。
 「ひやっ!ああっ・・やめてっ・・あうっ・・・やだ・・やめて・・はぁ・・はぁ〜うっああ〜んっ」

681 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:42:58 ID:Ww0yDj0y
 クリトリスをあらかた攻めるとカリンの秘列はすっかり濡れそぼった。頃合と見てユリアンは
秘口を舐め始めた。硬く閉じられた処女のご本尊を叩いて少しずつこじ開ける。外側から
開いて掘ってくるユリアンの舌の動きに合わせてカリンの体は波打った。
 「ハァハァ・・ぁ・・ぁ・・くっ・・・やめて・・」
 ユリアンは少女が痛がらなくてすむように少しずつ奥へ差しこんでいった。舌だけでは入り口を
少し開ける程度だが、掘れるだけ掘ってしまうと舌をそよがせて媚肉をほぐした。
 「ンッ・・・・ンッ・・・やめ・・・あぁ・・んっ・・」
 カリンはピクピク痙攣してユリアンのされるがままだった。自分でも知らない場所を彼の
舌が掘り当てようとしている。カリンはその未知なる行為にどうしたらいいかわからなかった。
舌を離したユリアンが指をそこへ少しずつ押し込んでいく事に対しても彼女はろくに抵抗
できなかった。
 「あ・・あ・・・ああ・・」
 カリンの愛蜜と混ぜながらユリアンは少女の秘口を指で掘り進めた。事前に長い時間かけて丹念に
愛撫した甲斐あってカリンはわりとスムーズにユリアンの指を飲みこんでいく。根元まで入れてしまうと
彼女の様子をうかがった。するとカリンはすっかりユリアンに嬲られた痴態を晒していた。
熱に潤んだ瞳と快楽に悶える姿は再びユリアンを奮い立たせるのに充分な媚態だった。手を後ろに
縛られて胸を突き出す具合がまた良い。喉の渇きを青年は知った。
 「痛い?」
 意外なほど真剣な瞳で聞かれてカリンは思わず真面目に答えた。
 「え?あ・・ううん・・・痛くない・・・」
 「そう、良かった。じゃあ大丈夫だね」

682 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:44:25 ID:Ww0yDj0y
 少女が痛がってないことを確認してとりあえず安堵したユリアンは入れた指を少しずつ蠢かせた。
すると内側の肉を刺激されたカリンはさらに快感でいじめられて身悶えた。
 「ひっ!あっ・・やめ・・やぁ・・ああっ・・ああんっ・・やめて・・ああ〜!」
 (どこが『大丈夫』なのよ!?)
 心の中で罵ったが口に出てくるのは途切れ途切れの喘ぎだけだった。ユリアンは指でカリンの
秘穴をゆっくり嬲った。あまり乱暴な動きはしないでズリズリと内側を擦る。
カリンはさらに強まる快楽に懊悩した。
 「ああ・・あうぅ・・いやっ・・いやっ・・・やめて・・動かさないで・・ああっ」
 ユリアンはさらに二本目の指をジリジリとこじ入れた。
 「ひああっ!いやっ!」
 今度は2本の指でカリンの穴を陵辱した。交互に揺らして道を広げていく。カリンの腰は
脈打つように揺れてよがった。快感に耐えきれなくて体を激しく揺らす。
 「やっやっやめてっああ・・いやあっ・・ああ〜ああん、だめぇ・・はぁん・・やああっ」
 洗面台で悶えるカリンをユリアンはじっくりと見つめた。顔と体を左右に激しく揺らして
快感に耐えようとするカリン。そのたび真っ白な胸がぷるんっぷるんっと揺れる。
快楽に立ち上がって尖る乳首が揺れるたびに動いてユリアンを挑発した。カリンの悶える
痴態をユリアンは目で堪能し、そうしているうちに再び自身が固くなっていく。ユリアンは2本の
指でカリンの穴を攻めながらクリトリスにしゃぶりついた。
 「ひゃんっ!」
 痛烈な快感にカリンの体が跳ねあがった。ユリアンはそのままクリトリスを舐めながら指で
秘穴を愛撫した。カリンの体は急激に快楽に食い荒らされていった。
 「ひゃっ・・あっやめてっ・・やぁ〜んっやんっやんっはぁぁんっだめぇ・・だめったら・・
あっあっあんっいやぁ〜んっ!」

683 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:44:56 ID:Ww0yDj0y
 (これが処女の×××か)
 カリンの秘密の谷間を舌で舐めながらユリアンはそう感慨をもった。自分が今舐めているのは
未経験のまだ誰にも踏み荒らされていない秘境だ。多くの男に望まれながら誰にも解禁して
いない禁域だ。そう思うだけでユリアンの気分は盛り上がって自分自身に力が入ってくる。
彼の性経験は同年齢の男性からしてみると多いほうだったが処女とはまだしたことがなかった。
フレデリカやオルタンスのように一度は誰かの開発を受けている女性が多かった。まったくの
手付かずの処女はカリンが初めてだったのである。ユリアンは初めて味わう「初物」である処女の
初々しい魅力に憑かれて無心に媚肉をしゃぶった。クリトリス、尿道口、秘口、それぞれの間も
何もかも舐め尽くす。そして指で少女の今だ眠り続けている女の機能を呼び起こすようにねじ回し、
次から次へと漏れてくるカリンの女の蜜を吸いこんだ。
 「ひやぁ・・ぁぁ・・ああ・・やだ・・だめ・・もう・・あんっ・・もうだめぇ・・・もう・
・はぁん・・・やめてぇ・・もうやめてぇっ!」
 死ぬ寸前の虫のようにカリンは激しく跳ねまわって悶えた。誰にも見せた事も許した事もない
股間に、誰にもされたことのないいやらしいことをされている。それなのに彼女はもう嫌がることも
しなかった。もうどうしようもないくらい気持ちいいのである。股間に舌と指で暴虐の限りを
つくされてしまい、カリンは身悶えるしか術を持たない生き物にされた。灼熱に焼けた性感帯を
隈なく蹂躙された彼女はもはや体内に快楽しか宿していなかった。
 「ハァハァ・・だめぇ・・あっはぁぁんっ・・だめぇっはああん、気持ちいぃ・・ああ〜ん」
 無理矢理強姦されているはずのカリンはもはやユリアンの愛撫に陥落していた。


684 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:45:52 ID:Ww0yDj0y
 ち゛ゅるっち゛ゅるっ・・ぴちゃびちゃっ・・ベロッ・・びちゃっ・・
 淫らな液体の音がシャワールームに響く。おそらくもう誰もこのブロックにはいないだろう。
 「あぁ・・あぁっ・・はぁん・・ふあっあんっ・・だめぇ・・あっあんっ」
 この空間で一人の少女が足を広げてあられもない姿で無抵抗に性器を舐められ、犯されようとしている。
それを知る人間は当事者の二人だけだった。そして当の被害者となる少女は抵抗どころか
理性すらもはや保っておらず、ひたすら加害者の愛撫によがり狂うだけであった。
 「ハァハァ・・もうだめぇ・・もうやめてぇ・・ああうっ・・はぁ・・ああんっ」
 クリトリスにしゃぶりついたユリアンはそのまま赤ん坊のように吸った。
 「あっあっ!だめぇっはぁんっいやああっ!」
 追いつめられたように声を荒げて喘ぐカリンの反応をユリアンはしっかり見ていた。
やはりここが一番感じるらしい。他の部分は未開発なのだから当たり前かもしれないが。
ユリアンは舌で真珠のようなそれをぐるりと舐めた。
 「はああんっ」
 足をひきつらせて悶えるカリンは既に足を拘束されてはいなかったが逃げようとはしない。
そんな発想も忘れているらしい。既に彼女は何度も軽い頂点を味わっているようだったが、
ユリアンはあと一回くらい大きな頂上を味わわせてやろうと思っていた。おそらく本番では
彼女はイかせられないだろうから。舌をすぼめてカリンの粒をユリアンは舌先で突つき、
回すように舐めた。そうして常に移動するカリンの悦楽の中心点を捏ねまわすように弄んだ。
 最も敏感な疼きの頂点を弄くられてカリンはだんだんと愉悦の頂上へ押し上げられていった。
 「やっやっ・・やめてぇっ・・ああっひゃあんっ、だめ、ハァハァ、あああんっひあっ!」

685 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:46:31 ID:Ww0yDj0y
 今度は下から盛り上げるように舐めあげるとカリンは快感の極みに追いつめられていった。
 「はぁっはぁっぁあ〜んっだめぇっだめぇっやめてえっ!ああっ!」
 ベロベロと犬のように粒にむしゃぶりついて舐めまくるとカーテローゼの体はビリビリと
痺れほど逃れられない悦楽に握り締められてしまう。
 「いやっいやっああもうっだめっだめっ気持ちイイっああ〜んっ」
 最後に口に含んでユリアンは思いきり吸いこんだ。カリンの体に雷のような熱い快感が
駆けぬける。オルガスムスまで吹き飛ばされた処女の体は弓なりにしなって震えた。
 「ふああっだめぇっあっあああーーーーーんっ!!」
 目の前が真っ白になって強い日差しにさらされる。絶頂の余韻にカリンは浸っていた。
暖かい恍惚が彼女の体を包んでいる。ゆるやかに落ちついてくる体が通常の状態に
戻る前にユリアンは改めて自分自身をカリンの股間にあてがった。カリンの秘口と
ユリアンの先端が接吻する。少女はぐったりとした体を引きずり、虚ろになった瞳で
それを見ていた。繊細な容貌のユリアンからは想像できないほど色黒くて不気味な肉隗。
それが自分の場所に正確に狙いを定めていよいよ入場しようとしている。朦朧とした
意識の中でカリンは小さく拒んだ。
 「だめ・・やめて・・・お願い・・許して・・」
 ユリアンは少女の姿を見つめた。そこにはいつもの生意気な女の子はもういない。快感に
堕ちて為すがままにされてしまった美少女の哀れな肉体があった

686 :名無しさん@ピンキー:05/01/05 00:49:47 ID:Uf2PD7Nx
GJGJGJ!!!
連投リアルタイムで読ませていただきますた。

ここまでやって寸前でお預け気分。
続き待ってます

687 :589:05/01/05 00:51:14 ID:Ww0yDj0y
大丈夫です。すぐ終わりますから。
量が多くてすぐには読みこんでくれないだけです
お待たせしてすいません!

688 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:51:51 ID:Ww0yDj0y
 涙を流し、涎を垂らし、潤んだ瞳で快感に浸った女の子の肢体がユリアンの目の前にある。
男を全て卑怯者扱いしていた女の子は、結局男に散々体を嬲られて自ら濡れてしまった。
そんな屈辱を感じる感覚すら今は麻痺している。今はただ弱弱しい声で「やめて」と懇願
するのが精一杯だった。ここでもっと泣き叫んでくれたら無理矢理押し開いて陵辱しただろう。
でも今のカリンはそうするにはあまりに哀れで愛らしい姿をしていた。しかし男がここで
終われるはずもない。ユリアンは少女に哀切を感じながらも腰を近づけた。
 「ごめん」
 カリンの腰を掴んでユリアンは己のたぎりにたぎった証を練り入れていった。ジリジリと
練り入ってくる青年の逸物にカリンは身をよじって抵抗した。
 「いやあああっ!!」
 異物の侵入にカリンの肉が一斉に反抗した。ユリアンは歯を食いしばった。まだモノが
入るようになっていないカリンの中は一寸の隙もないほどユリアンを包んで押し潰そうと
する。そのまま引き千切られてしまいそうなほど見事に挟まれて、もはや耐えられない
くらいユリアンは感じていた。
 「うぐっ・・・くぅ・・・ハッ・・・」
 そのまま腰を落としていき、ユリアンはカリンの禁域へ不法侵入していった。カリンは男の
勝手な侵襲に対して無抵抗だった。ただ異物がねじ込まれ、自分でも存在を知らなかった
『空き部屋』に無理矢理入ってくるのが如実にわかった。
 「あ・・・あ・・いやぁ・・いやぁぁ・・・」

689 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:52:18 ID:Ww0yDj0y
 前進していった先でユリアンはパチン、と割れるような感覚を感じた。少女が苦痛に顔を
歪めて悲鳴をあげるのを見て彼はこれが例のものだっただろうと悟った。
 「ひぃっ!!いっぁあああっ・・・」
 ユリアンはカリンの処女を奪った。与えられたのではない。乱暴に毟り取ったのだ。少女の
膣の感触に痺れながらユリアンは心のどこかに罪悪感の住まう場所を感じていた。カリンは
太い肉棒に串刺しにされ、稲妻のような痛みに体を痙攣させた。さっきまでの恍惚とは
雲泥の差である。悦楽に麻痺していた感覚は、今度は痛みに麻痺させられた。処女であった
カーテローゼの無垢な体はユリアンによって無残に引き裂かれてしまった。それまで
誰も寄せ付けなかった純潔は血となって彼にもぎ取られていった。別に誰かに操立てしていた
わけではない。誰かに与えようともいつか捧げようとも思っていなかった。ただ
誰かの思いどうりにされるのが嫌だった。それが今ユリアンによって滅茶苦茶にされて
しまった。悔しさと痛みにカーテローゼは涙した。
 ユリアンはしばらく動かなかった。処女なのですぐに動かす事は出来ない。そうは
いってもカリンの処女地はじっとりとユリアンに絡みついて食いついてくる。我慢している
のも難しい。彼はじっと少女の聖域を感じしばらく動かずにいると、自分の
逸物を軸にしてカリンの足を回転させるように動かした。自分の大きさに内部を慣らそうと
したのだ。いきなり揺するよりは良いがそれでも少女の痛みは増すばかりであった。

690 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:53:12 ID:Ww0yDj0y
 かなり長い時間ユリアンはじっとしてカリンをあまり刺激しないようにしていた。
カリンからしてみればさっさと終わらせて欲しいくらいだが、彼はできるだけ長い時間
カリンの処女を愉しみたかった。次第にカリンが異物の感覚よりも痛みのほうに慣れて
落ちついてくる頃を見計らってユリアンはゆっくり動き始めた。鏡に背中を押しつけれ
ながらカリンは激痛に呻く。
 「うっ・・・くっ・・・ひぃ・・あぁ・・」
 「ハァ・・・ハァ・・・くぅっ・・」
 汗を流しながらユリアンはカリンを揺さぶった。カリンの肉壁は絞殺するように
ユリアンを締め上げ、まるで火で炙られるような快感がソコから全身にほとばしってくる。
 (これが・・・処女か・・すごい・・・キツイ・・・)
 思わず感極まってユリアンは強くカリンに挿入した。すると押されたカリンが背中で
鏡を強く刺激してしまった。ピシッ!という音に顔をあげるとカリンの後ろの鏡に
亀裂が走っているのにユリアンは気づいた。
 「いけない!」
ユリアンは慌ててカリンを自分のほうへ寄せて鏡から引き離した。
 「ウアアッ!」
 引き寄せられてさらに奥深くユリアンが侵入してきてカリンは圧迫感に悲鳴をあげた。
 「ごめん大丈夫?」
 そう言って傷がついていないか確かめるように背中を撫でてくるユリアンになぜか
カリンは柔らかい情動を刺激されてしまった。それが彼女の彼に対する今後の感情の第1歩
であったかもしれない。

691 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:53:39 ID:Ww0yDj0y
 ユリアンは彼女に挿入したまま抱きしめて抱え上げた。一気に子宮に届くまで
突き上げられてカリンは天を仰いで絶叫した。
 「ひああああっ!!」
 カリンを抱えたままユリアンは近場にあったタオルを二枚取って、タイルの
床に広げた。その上にカリンを押し倒す。一瞬『駅弁』のような体勢になって
カリンはさらに痛みに泣いた。
 「いやぁ・・痛ぃ・・いやああっ」
 タオルの上にカリンを組み敷いたとき、ユリアンの目に赤いものが映った。
それは縛られたカリンの掌にうっすらと走った赤い線だった。彼はそれが何であるか
確認するとそれまで彼女の腕を戒めていたスカーフとネクタイをほどいた。痛みに
耐えようとしたカリンは手を強く握りすぎて白い皮膚を傷つけてしまっていた。
それほど深くはなかったが爪に傷ついた血の線が痛々しい。ユリアンは少女の
手首をさすってやると、今度はその腕を自分の背中に絡ませた。
 「ごめん、今度は僕を傷つけて」
 なぜ自分は逃げようとしないのだろう?もはやカリンの体は自由なはずだった。
しかし性器に杭を打ち込まれ、体ももはや逃げられるだけの力もない。そう思う
ことにして、カリンは今感じた感情を誤魔化した。カリンはのしかかってくる
ユリアンの背中に傷をつけて、深くに入ってこようとする彼を受けとめた。

692 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:54:19 ID:Ww0yDj0y
 再び腰を動かし始めてユリアンは本格的にカリンを陵辱した。血と蜜を
潤滑油にしてカリンの中を邁進する。

 ズリュッ、ズチュッ、ズチッズチッ、ズリュリュッ
 
 「ん・・・ん・・・・うぅっ・・」
 腰を振ってカリンの処女を蹂躙しながらユリアンは挿入するたびに目の前で
揺れるカリンの乳房を見つめた。ピン、と立ちあがっているピンクのそれに
誘われるようにユリアンはキスした。
 「あ・・・」
 痛みに意識が朦朧としていたカリンは僅かに感じて呻いた。ユリアンはカリンの
乳首を口に含んでしゃぶり、手を伸ばしてもう一方の胸を愛撫した。
 「ん・・・ぁ・・・ぁぁ・・・あん・・・」
 処女の痛みと胸の愉悦が体の中で混ざり合う。カリンはどちらの感覚も感じて
わけがわからなくなった体を横たえていた。もはや別人のもののようになった体を
引きずってカリンはユリアンにしがみついていた。カリンの焼けるような肉に
絞めつけられ、強烈な悦楽に耐えながらユリアンは腰を振った。処女の肉壷を
堪能し、絶え間なく蹂躙する。そうして挿入を繰り返し、ユリアンは最後に
カリンの奥へ自分の欲望を突き立てた。
 「ひっあああっ!」
 「うわっ・・くぅ・・ぁああっ!」
 限界に達したユリアンは彼の精をカリンの中に放出した。それから何度かの
発作も彼女の中に吐き出して、カリンの中を彼の精で一杯にした。

693 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:54:46 ID:Ww0yDj0y
 髪を撫でるユリアンの手を長い事カリンは感じていた。終わってから
ずっと彼はカリンの髪や頬、額を撫でていた。優しく波打つように彼の手が
愛撫する。カリンはされるがままだった。彼女は自分が逃げることもできずに
最後までされてしまったことを思い知らされていた。自分を陵辱したユリアンを
恨むというよりも、彼から逃げようとしなかった自分をカリンは憎んでいた。
手を縛られたくらいが何だというのだろう?それくらいだったらいくらでも
逃げられたはずだ。自分は逃げられなかったのではなく逃げなかったのだ。
それどころか安々と感じて彼の思い通りになってしまった。こんなに簡単に快感に
堕落してしまうなんて何て安っぽい女だったのだろう。
 カリンは朦朧とした目で髪を慰撫するユリアンを見つめた。
 「ユリアン・ミンツ・・・」
 ダークブラウンの瞳はなぜか切なそうに自分を見つめていた。
 「わたし・・・あんたを許さないわ」
 兄のように慕っているポプランや、実の父のシェーンコップに自分よりも
愛されて可愛がられているのが気に入らなかった。軟弱だと思って
なめてもいた。そのなめていた男に自分は犯されてしまった。もはやなめてなど
いられない。誰よりも憎むべき男だった。
 「絶対に・・許さないわ・・・いつか・・・殺してやる」

694 :新しい関係【美少女編】:05/01/05 00:55:11 ID:Ww0yDj0y
 今まで非合法的なSEXをユリアンはしたことはなかった。いつでもちゃんと
相手の合意を得ていたのである。それが今回はどうしてこうだったのだろう?
そもそもそこまでして手に入れなければならなかっただろうか?青紫色の瞳を
見つめながらユリアンは考えていた。『殺してやる』と彼女が言ったとき、
彼女の鋭い眼差しにユリアンは牽きこまれるような感覚を覚えた。彼は後悔しない
ことにした。彼女は手に入れておく必要があったのだ。こうまで自分を惹き込んで
しまう少女なのだから。そう、ユリアンは思うことにした。
 「君になら殺されてもいいよ」
 カリンの額を撫でながらユリアンは言った。
 「でも今は殺さないでほしい。僕にはやらなければならないことがあるから。
それが終わったら、ぼくを殺して」
 ユリアンの瞳を見つめたカリンはなぜか涙を流した。そして彼の口付けを
黙って受けた。青年と深く口付け、舌を絡ませあいながらカリンは自分が溺れて
しまう予感を感じた。何に溺れてしまうのかはわからない。ただ自分がこの青年の
運命に絡め取られてしまったことが彼女にはわかったのだ。
 二人の奇妙で長い関係は序章を終えようとしていた。

695 :589です :05/01/05 00:56:43 ID:Ww0yDj0y
カリン編ようやく終了です
長くなってスマソ
これ全員終わるんだろうか禿しく疑問

696 :名無しさん@ピンキー:05/01/05 01:15:42 ID:6Sm3yyaW
GJ!

697 :名無しさん@ピンキー:05/01/05 09:34:40 ID:A4ZU2J90
乙でした!
前のめりになって読み耽っちゃったんで首が痛えよw
自分に腹を立ててるあたりがらしくてイイなカリン(*´Д`)ハァハァ
オルタンス編も楽しみにしてるよ

698 :名無しさん@ピンキー:05/01/05 15:39:41 ID:xqpdKks5
一気に読んでしまったし、禿しく萌えさせても貰ったんだが、一つだけ確認させて。
キスシーンで舌と「膵液」が絡み合うのは、何故?
「だえき」でその字は出ないはずなんだが、どういう意図があったんだろう。

699 :名無しさん@ピンキー:05/01/05 21:22:09 ID:6y6D9Fov
GJ!

700 :名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:53:45 ID:KahUV/WH
唾液をすいえきと読んry

701 :名無しさん@ピンキー:05/01/07 01:50:12 ID:fqFzmr+l
感動した!!今度は薬師寺涼子シリーズを頼みます

702 :名無しさん@ピンキー:05/01/11 03:11:52 ID:FfDk4X/s
このスレ的には野望演舞曲はNGですか?


まぁ原案出した他に何もしてなさそうなのにガイエ作品呼ばわりされたらあっちのファンに迷惑かもしれんが…orz

703 :名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:18:26 ID:MyvpxmaJ
>>702
自分はぜひ見てみたい。

704 :名無しさん@ピンキー:05/01/17 19:47:44 ID:RvH7soni,
>>702
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
そんなこといったら、なんだっけ、後一つもそうじゃないか。

705 :名無しさん@ピンキー:05/01/20 02:52:25 ID:IoSDm//V
野望よんでないや。でも(・∀・)イイ!!     

706 :牛男:05/01/20 23:22:10 ID:GSHUzoQY
>>360

 ヤンの目の前に、白磁の肌が晒されている。
 すでに脱ぎ捨てられた邪魔な布きれは存在しない。
 なまめかしい曲線を描く太ももの間に、限りなく薄い金色の茂みが密かに咲いていた。
「あ……ああ……」
 スカートの裾を握り締めながら、アンネローゼが切なげな声を漏らす。
 長い睫をきゅっと閉じ、唇を軽くかみ締め、込上げてくる羞恥心を必死に押さえ込んでいるようだ。
「アンネ、ローゼ……」
 通常の精神状態のヤンであれば、おさまりのわるい黒髪をかきまぜながら「やれやれ、まいったな」とでも呟いたところだろう。
 だが、こと男女の関係に関しては、部下に冷やかされ、ともすれば冷笑されるほど奥手な男である。
 こういった状況を経験したことはないし、対応する術も知らない。
 結果、ヤンは動けなった。
 羞恥の中にもとある決意を秘めたかのように、アンネローゼは一歩、また一歩と近づいてくる。
「……どう、ですか? こんなわたくしに、幻滅しましたか?」

707 :牛男:05/01/20 23:23:21 ID:GSHUzoQY

 かろうじて、ヤンは首を振った。振ることができた。
 アンネローゼの半裸体は、もはや息が届くほどの距離だ。
「もし、わたくしのことが嫌いでないのなら……。もし、よろしければ。わたくしを、ヤンさんの……好きにして下さい」
(……と、言われてもなぁ)
 はいそうですかと頷いてよいものだろうか。
 ともすれば失いそうになる理性を手繰り寄せながら、ヤンは自問した。
 もしここで拒絶したら、この女神のような女性を確実に傷つけてしまうだろう。
 それだけは何としても避けたい。
 では、アンネローゼの気持ちに答えたとして……。
(果たして、今の自分に、うしろめたいことはあるのか?)
 婚約者だった女性は、他の男と結婚してしまった。
 できのよい被保護者や他の仲間とは離れ離れになり、今は仕事場に居場所さえなく、正確な地域名すら分からないこの場所で、ひっそり身を隠している状況。
 今後の展望すら見えてこない。

708 :牛男:05/01/20 23:24:06 ID:GSHUzoQY

 こんな自分に、少しでもできることがあるとするならば……。
 それは……彼女の気持ちに応えることくらい、ではないだろうか。
 心の中でそっと決意の吐息をつき、ヤンは両手を伸ばした。
「――あっ」
 アンネローゼの太ももの外側に触れる。きめ細かな肌は吸い付くようだ。
 限りなく白く、たおやかながらも、微かに熱を帯びている。
 さわさわと指を走らせると、アンネローゼはくんと反応した。
「……その、アンネローゼ。もし、嫌だったら」
「い、いいえ! お願いです……そのまま、お続け下さい」
 艶やかな黄金色の髪を揺らし、長い睫毛に覆われた青い瞳に涙を溜めながらも、アンネローゼは真摯に懇願してくる。
 いったい何が彼女をここまで急き立てているのだろうか。
 少女時代に犯した過ちに対する悔恨か。
 失った時を取り戻そうとする渇望か。

709 :牛男:05/01/20 23:25:31 ID:GSHUzoQY

 それとも、戦争以外に何のとりえもない自分への好意なのか。
 ヤンには分からない。
 もはや何が正しいのかすら分からない。
 だから、とりあえず思考を停止して、彼女の望む通りに流されることにした。
 アンネローゼの正面に膝を付き、両手を太ももの後ろに回す。
「……ん」
 手の感触は、弾力のある二つの山を確かに伝えてきた。
 そして、眼前に迫るは、限りなく薄い――その先さえ透けて見えるほどの淡い茂み。
「は……ぁ。――んはっ!」
 茂みにそっと口付けをすると、頭上からふわりとスカートが舞い降りてきた。

710 :牛男:05/01/20 23:26:16 ID:GSHUzoQY

は。すっかり忘れてた。

711 :名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:55:14 ID:IDS+JkuJ
ヤン様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
待ってたよぉ〜〜〜!


712 :牛男:05/01/21 00:23:09 ID:T4NJRDTf

 一方、こちらは本物の植物の茂みの影に隠れていたコンラートは、奥歯が磨り減りそうなほど、ぎりぎりと歯噛みしていた。
 両手の拳は肌の色が変わるほど強く握り締められており、爪が食い込んだ部分から、じんわりと血がにじみ出ている。
 これは悪夢だ。憧れの女性のスカートの中に、男がいる。
 しかも――大切な部分を守るはずの高貴なショーツは、すぐそばの地面の上で丸くなっていた。
 ということは――どういうことだ!?
 純白のスカートがもぞりと動くたびに、アンネローゼはほっそりした顎を上げ、全身を振るわせる。
 途切れ途切れに聞こえる呼吸の音。
 そして、堪えきれなって漏れ出す声。
 ずっとお仕えしてきたはずの自分が、初めて聞く、擦れたあえぎ声だった。
「はっ……あ……ぁ……んはっ」
「少し、足を広げてくれるかな。顔が、入らないよ」
「……ん、く……は、はい」
 ――ちょっと待て。どこに顔を入れる気だ!
 コンラートの抗議は音声となって発現されることはなかった。
 もちろん、空気を伝わって二人に届くはずもなく、嵐のような少年の胸の中で虚しくこだまするのみ。

713 :牛男:05/01/21 00:24:03 ID:T4NJRDTf

 スカートが少し膨らんだ。
 男の命ずるままに、アンネローゼが両足を開いたのだ。
「……ふ……ふあっ! ヤ、ヤンさん――そ、そこ」
 瞬間、びくんとアンネローゼの身体がはじける。
 衝撃に耐え切れなかったのだろう。
 アンネローゼはくっと身をまげて、スカートの中の男の頭を両手で押さえた。
「……は、はぁ、はぁ……い、いいえ。そのまま。……はい。構いません」
 黄金色の髪は乱れ、額には真珠のような汗を浮かべ、頬や耳は茜色に染まっている。
「はぁ、はぁ……く――入れては……ああっ!」
 おかしい。視界に赤みが増してきた。
 どうしたのだろう。息が――息が苦しい。
 立ち眩みだろうか。
 それとも酸欠だろうか。
 いや、違う。壊れつつあるのだ。
 コンラートは自分の心にヒビが入る音を、確かに聞いた。

714 :名無しさん@ピンキー:05/01/21 12:13:30 ID:A4ZU2J90
うおおおキタキタキタ━☆━━☆━☆(゚θ゚)☆━☆━━☆━ !!!!!
もう投下されないかと思ってたよ。
待ってるから続きもカモォォォン!! 

715 :名無しさん@ピンキー:05/01/23 03:28:28 ID:iW1hS8b8
カリンの美貌って母親譲りだろ
親父譲りの顔じゃ激萎えする

716 :名無しさん@ピンキー:05/01/23 03:52:21 ID:67u/qfn0
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!

717 :牛男:05/01/23 13:53:30 ID:FWZY6CXc

 ……愚かな思い込みに過ぎなかったのだろうか。
 自分がお仕えしていたアンネローゼさまは、誰よりも美しく、聖母のように優しく、そして身も心も清らかな女性だった。
 草花が好きで、料理や編物が好きで、ただそこにいらっしゃるだけで温かくて……。
 いつも静かな微笑を湛えながら、この森の景色をご覧になっていた。
 ――だが。
 自分はただ、都合のよい部分だけを見ていただけではないのか。
 自愛に満ちた微笑の裏側に、時おり見え隠れする孤独な影。
 ぼんやりと遠くを眺め、何かに思いを馳せているような寂しげな仕草。
 そんな憂いや陰りですらも、自分は美しさの構成要因として納得していた。
(アンネローゼさまは、ご自分を、抑えていらっしゃった?)
 コンラートの思考が高速で空回りしている間にも、時は流れている。
「っ――も、もう……だめです。本当に……」
 いつの間にかアンネローゼとヤンの体勢は変化していた。
 互いに身体を支えることができなくなったのだろう。
 ヤンは地面に仰向けに寝転がり、その下腹部の上にアンネローゼが跨っている状態。


718 :牛男:05/01/23 13:54:25 ID:FWZY6CXc

 カチャリ。
 たおやかな手がベルトにかかり、ヤンのズボンがずらされた、ようだ。
 もちろん、スカートの下で行なわれた行為なので、コンラートには見えない。
(……こ、この、体勢は!?)
 俗世間から離れた場所で思春期を過ごしているコンラートには、性行為に対する知識が十分ではなかった。
 通常は、男性が女性に覆い被さるようになるのではないのか。
(これではまるで、アンネローゼさま自ら――)
 その直感は間違っていなかった。
 アンネローゼはスカートの中に手を入れ、僅かに腰を持ち上げる。
 熱を帯びて潤んだ瞳の中には、静かなる決意とともに、待ち焦がれるような渇望の色が確かに存在していた。
「ヤンさん……」
 そっと「何か」を捕まれたヤンは、
「っ! ちょっと、待って……」
 突然、緊張したように身じろぎして、
「――ふう、あぶないあぶない」
 深く安堵の吐息をつく。


719 :牛男:05/01/23 13:55:43 ID:FWZY6CXc

「あ、あの。痛かった、ですか?」
「いや、大丈夫だよ。ただ、少し気持ちよすぎて、油断しただけ……」
 不敗の名将でも油断することがあるらしい。
 そんなヤンに甘えるような微笑(これもコンラートが見たこともない表情だ)を浮かべながら、アンネローゼは静かに、慎重に腰を下ろしていく。
 両目を閉じ、息を殺し、すべての意識を一点に集中するかのように。
「あ……あ――は、くうっ!」
 苦しいのか、アンネローゼは悩ましげに眉根を寄せながら、少しずつ体重をかける。
「ヤン、さん――あ、あ、ん」
 表情が、全身が緊張している。
 少しずつアンネローゼの上体が倒れていき、ついにはヤン胸にしがみついた。
「――ぁ、はぁ、はぁ……。こ、これ以上は、もう……」
「アンネローゼ。力を、抜いて」
 ヤンはアンネローゼの肩を腰をしっかり抱え込むと、自ら腰を浮かす。
 ――ずぬっ。
「あ、く、あああああはぁっ!」
 アンネローゼは最後の楔を打ちつけられた。


720 :牛男:05/01/23 14:56:29 ID:FWZY6CXc

 許さない。許さない――絶対に許せないっ!

 冷たく気持ち悪い股間の感触にすら気づかぬまま、コンラートは憎悪の感情を剥き出しに森の中を疾走していた。
 アンネローゼとヤンの行為は、その後少しずつエスカレートしていき……。
 コンラートの網膜に、そのすべてが焼き付いてしまった。
 最初はゆっくりと、そして少しずつ力強く、最後には獣のように激しく互いの肌を打ち付け合う二人。
 アンネローゼは自分の指を噛み、懸命に声を押し殺していたが、やはり堪えきれず、ヤンの耳元ではしたない声を上げ続けた。
 周囲に誰がいるかも分からないこの森の中で、だ。
 コンラートが、服の上から見るだけでもいけない気持ちになって、いつもそっと視線を外していた、ふくよかな胸。
 それを無遠慮にもヤンは両手でまさぐり、しかもヤンの手をアンネローゼの手が優しく包み込んだ。
 上下に揺れながら、恍惚とした表情でヤンを見据えるアンネローゼ。
 触ることすら許されないはずの高貴な髪が、さながら光のシャワーのごとくヤンの顔に降りかかる。


721 :牛男:05/01/23 14:57:33 ID:FWZY6CXc

 玉のような汗が頬から胸にかけて流れ落ち、その喉元にヤンの唇が吸い付く。
 アンネローゼはたまらず声を上げる。
 激しく身をよじり、黄金色の髪を振り乱して、ヤンにしがみつく。
 もはや、清楚な女神の姿など欠片すらない。
 そして、最後の一瞬――
 歓喜の涙を流しながら、アンネローゼの身体が跳ね上がり、時が止まったかのようにその表情を硬直させて――
 数秒後、大きく、深く息をついた。
 その表情を見た瞬間、知らぬ間に膨張していたコンラートの股間が弾け、熱いものが広がっていた。
「……はぁ、はぁ、はぁ。……こ、こんなこと、初めてです。わたくし、変に、なりました」
「はぁ、はぁ……。わたしも、だよ。気持ちよかったかい?」
「はい。とても……言葉に、表せないくらいに」
 呼吸も整わないまま、二人はうっとりとお互いの眼を見つめ、それから艶かしく唇を重ねていく。


722 :牛男:05/01/23 14:58:27 ID:FWZY6CXc

 コンラートは逃げだした。
 頭の中はパニック状態だったのに、足音を消して遠ざかることができたのは、ほとんど奇跡に近いだろう。
 何度も木の根につまづき、転び、わけの分からない言葉を叫び……いつの間にか森の入口付近まで戻ってきた。
 がむしゃらに走ってきたはずなのに、体内ではまだ抑えきれない炎が燃え盛っている。
 暗く、冷たく、そしておぞましい。
 もはやコンラート自身でさえ制御することのできない、狂える炎の竜だった。

 許さない。許さない――絶対に許せないっ!
 僕の大切なアンネローゼさまを、めちゃくちゃにした!
 あの男が、アンネローゼさまを狂わせた!
 あの男が――僕からすべてを奪い去った!

「すべてを、叩き壊してやるよ」
 これまで自分が見せたことのない、獰猛な獣のような笑顔を作っていることに、少年は少しも気づかなかった。


723 :牛男:05/01/23 15:08:18 ID:FWZY6CXc
長くなりすぎたか。

724 :名無しさん@ピンキー:05/01/23 15:27:16 ID:IBQlwwyB
いやいやGJですよ

725 :名無しさん@ピンキー:05/01/23 15:27:23 ID:8bUOZciz
>>牛男様
GJ
これからモーデル君の反撃が始まるのか…ワクワク。
テカテカ。しながら待ってます。

726 :名無しさん@ピンキー:05/01/23 19:39:42 ID:2hgoJjeL
>723
乙&GJ!
淫乱アンネローゼイイ(・∀・)
コンラート少年どろどろの展開、期待してます

727 :名無しさん@ピンキー:05/02/01 01:08:37 ID:O7LwAkn3
テカテカしながら待つって
AAで言うと゚+.(・∀・)゚+.゚みたいな感じなのだろうか
コンラートガンガレ、超ガンガ(ry

728 :名無しさん@ピンキー:05/02/01 20:23:00 ID:VQpscREL
AAちゅーと、これか?w
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +    牛男様    
 と__)__) +

そして、ヤンに会いたい今日この頃…

729 :名無しさん@ピンキー:05/02/10 00:14:42 ID:fi3WH875
お涼新刊ネタバレ保守








お泊りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
同伴出勤キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
とりあえず嘘は言ってないぞ、嘘は。

730 :名無しさん@ピンキー:05/02/10 14:17:28 ID:dMLKMOlI
>>729 読むつもりはないが、一応言っておく。

 そ れ は お 由 紀 な ん だ ろ う な ?

731 :名無しさん@ピンキー:05/02/11 20:35:09 ID:kfzMeucv
>>729
むしろ、お涼とお由紀を同時に両脇にかかえて
獣の雄叫びをあげた準ちゃんの方が重要じゃないか?

732 :名無しさん@ピンキー:05/02/11 21:15:05 ID:FIULKYnA
>>731
むしろ、お涼とお由紀の二人に踏まれて
奴隷の叫びをあげた準ちゃんの方が重要じゃないか?

733 :名無しさん@ピンキー:05/02/12 08:55:35 ID:nU59qi4u
ミのつくやつまみれになった絵などキボン

734 :MOKUBAsage:05/02/12 12:01:46 ID:gDTrNacu
明ちゃんも入れて上げれば

735 :海藤竜一郎:05/02/13 21:45:49 ID:UayLCslh
岸本明曰く「お涼様の言う事なら何でも聞きます」と言う書き出しでSSを作ってください。
無理ならいい。でも作って欲しい

736 :名無しさん@ピンキー:05/02/16 21:50:04 ID:KAz6bEJ6
きっと来夢は、2巻目で会った学園長の孫娘と同じクラスになって、
間違った性知識をそいつに教わるんだよ。

737 :名無しさん@ピンキー:05/02/20 15:40:52 ID:Tuwgmvuf
正直、「来夢タンハァハァ…ウッ!」とかやってるガイエだけは
想像したくねーYO!

738 :名無しさん@ピンキー:05/02/21 19:13:00 ID:QKAyumPY
>>737 「こんな銀英伝嫌だ」スレに相当するネタだな 
>>735 >>582読んでくれ

739 :真の海藤竜一郎:05/02/25 10:36:36 ID:e4SNphRB
「薬師寺涼子の怪奇事件簿」に出て来る美女達が面白い名前だ。

740 :名無しさん@ピンキー:05/02/28 20:28:26 ID:T/3LSIRP
ほしゅ〜。

741 :名無しさん@ピンキー:05/03/01 02:51:15 ID:hzjUKhzH
どなたか始×茉理をお願いしますー。
このスレ見る限り需要はあるみたいですけど、
見事に供給は無いですよねえ…
実は自分でも考えてみたんですが早々に挫折しました…
やっぱ無理なのかあのふたりは。

742 :名無しさん@ピンキー:05/03/01 03:15:31 ID:w1nbsNdA
>>741 考えたネタだけでもいいからカモーン!!(゚∀゚)

743 :名無しさん@ピンキー:05/03/01 04:23:01 ID:op4NZsP4
>>741
ネタ提供でもいいよー。
書きたいけどネタが思い浮かばないっていう書き手もいるから…

744 :名無しさん@ピンキー:05/03/01 19:11:32 ID:hzjUKhzH
反応早っ!(汗
申し訳ないんですが、ネタと云えるトコまで行ってなくて。
元があれだから暗くなるのは嫌だなあとか、
元があれだけどあんまり強引過ぎる展開もちょっととか、
そんな程度で思考停止。
どうしたもんでしょう。
ネタにしろ本文にしろ、引き続き考えてはみますが…

とか書いておけば本腰入れて考えるだろうか自分。
あ、でも期待はしないで下さい(冷汗

745 :真の海藤竜一郎:05/03/05 11:20:59 ID:Efkg5SgL
お涼とお由紀の手によって魑魅魍魎が退治されるのキボン

746 :名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:06:55 ID:+imN0cUQ
泉田×お涼投下します。
新刊とか読んでないので、設定にミスがあったら申し訳ないです。
エロは微です。今回は。つかほとんどないかも。
少女漫画風です。

747 :泉田×涼子1:05/03/06 22:08:20 ID:+imN0cUQ
 いくら鈍感の私でも、涼子が私に惚れていると気づかないほど鈍感ではない。とかく
自分を卑下してしまいがちな私がそう思うのだからまず間違いない。しかし私は呆れる
ほど鈍感ではないが、驚くほど積極的でもないわけで、涼子に対してどうしていいか悩
んでいるのである。
 恥ずかしながら打ち明けると、私も涼子のことを好ましく思っている。そりゃあ自分
勝手・横暴・傲慢・我侭など、悪意に満ちた言葉は尽きることはないが、それでも私が
背中を預けて戦えるたった一人の人である。たまにみせる女らしさ…というよりも少女
らしさがたまらなくいとおしかったりもする。
 私もこれまでの人生で人並みに色めいた話もあった。しかし、今回の相手は今までの
経験値は全く役に立たないだろうと思われる。なにせ相手はドラよけお涼だ。
 涼子と私は仕事上のパートナーであり、今のところそれだけの関係でしかない。おそ
らく涼子は自分から降りてくることはないだろう。あのプライドの高いお姫様のことだ、自分から愛を乞うことはすまい。となると、私が行動を起こすしかないということだ。
何も特別急ぐ話でもあるまい、何かきっかけがあればまあそのうちに。
 そんな呑気なことを考えていたある日、天国への片道切符なのか地獄への直行便なの
かは定かではないが、いつも取っている新聞屋から遊園地の無料入場券をもらったので
ある。自動引き落としにしないでおくと、集金の人は毎回更新してもらおうと色々と貢
物を持参するわけで、その一つが有名な遊園地のチケットであった。吾ながら小市民過
ぎて泣けてくる。
 私は信心深いほうではないが、相手が魔物に近い怪奇生物…もとい、未知なる神秘に
包まれた存在であることから、これは神の思し召しと踏んだ次第である。
 涼子の扱い方はたいてい熟知している。チケットを見せて誘うのではない。わざと自
分の机の上に置いておくのだ。そうすると…。

748 :泉田×涼子2:05/03/06 22:09:17 ID:+imN0cUQ
「あら泉田クン、これどうしたの」
 と、計算どおり涼子がチケットに気がついた。
「はぁ、新聞屋からもらったんですが、この年で遊園地というのも気恥ずかしくて、だ
れか子供のいる人にでも、と思いましてね」
「バカね、今の遊園地は大人だって楽しめるように出来てるのよ。まったく人生経験が
乏しいんだから。よし、今度の休みはそこにいくわよ!」
 と、こうなるわけである。

 日曜日は雲ひとつない晴天で、熱くもなく寒くもなく、まさにデート日和であった。
最寄り駅で待ち合わせをする。当然のように私が約束の時間より5分早くつき、涼子が
5分遅れてやってきた。
 珍しく涼子はローヒールにパンツスタイルであった。いつもは自慢の脚線美を惜しげ
もなくさらけ出すミニスカートとハイヒールであるが、まさか、今日は本気で遊園地を
満喫するつもりなのか。
 入場口でチケットを出そうとすると、脇から涼子が二枚のカードを差し出した。受付
嬢はカードに目を通すと、腕輪のようなものを私たちにまきつけた。
「一日フリーパスです、どうぞお楽しみください」
 私が持っていたのは入場料がただのチケットで、乗り物はまた別途料金がかかるもの
だった。
「この遊園地の株主配当はフリーパスなの」
 涼子は笑った。まさかこんな遊園地の株まで持っているとは、恐るべし。

749 :泉田×涼子2:05/03/06 22:10:46 ID:+imN0cUQ
「たまにはこんなちゃちなモノつけるのも悪くないわね。しかし男がブルーで女がピン
ク。独創性に欠けるわね」
そういいながらもやけに楽しそうである。と、込み合った入場ゲートで人にもまれて、
私たちはしばし互いの姿を見失った。人の波に沿って大広場に出ると、涼子が腕を
組んで仁王立ちをしていた。
「しっかりエスコートなさい」
 そう言って私の腕に手を回す。私は女性をエスコートしたことなどないもので、腕を
組んでもぎこちなく、はたから見ると二人三脚をしているようだったと思われる。
「警視、どうも動きにくくありませんか」
「ゴチャゴチャ言わないの。迷子になったらどうするの」
「折衷案ということで、手を繋ぐということでどうでしょう」
 いったい何と何の折衷案だか自分でも分からないが、そう提案すると、さっきまでの
勢いはどこへやら、涼子はやや顔を赤らめ、コクンと小さく頷いた。私は涼子の手を
そっと包む。小さく、華奢な手だった。この掌から悪人どもをなぎ倒す平手打ちが繰り
出されるとは思えないほどだ。
「さて、まず何から乗るの?」

 …時間は夕方五時を過ぎ、だんだんと日も暮れ始めてきた。家族連れは出口のゲート
に向かい、恋人同士はさらにロマンチックな場所を求めて移動している。
「こんなに遊んだの久しぶりよ。子供に戻ったみたいね」
 涼子は嬉しそうに笑って額の汗を拭った。
入ってから今までの出来事を簡単に説明すると、遊園地を満喫した、この一言に尽きる。
詳しい内容は少女が読むコバルト小説やらX文庫でも読んでいただけば大体分かると思
う。つまり、中学生のような健全なデートである。
 しかし、遊園地にデートに来たのなら乗るべきものは後一つ。
 私は涼子の手を無言で引いて(言い忘れたが、手はずっと繋ぎっぱなしであった)観
覧車のゲートに向かった。涼子も何かを察したのか、さっきまでのハシャギっぷりがウ
ソのように黙りこくっている。

750 :泉田×涼子4:05/03/06 22:12:11 ID:+imN0cUQ
 幸い観覧車は待ち時間もなく、すぐに乗ることが出来た。私が先に乗ると、後から
乗った涼子は私の前に座った。
「警視、横にいらっしゃいませんか」
「え、だ、だって重心が偏ってナナメになるわよ。バランス取りましょう」
 いつもは強がって胸を反らせていても、時折見せるこういう無防備な動揺が、彼女が
男を知らないと思わせるのだ。そんな涼子がたまらなくいとおしい。涼子が動かないの
で、私が移動した。
「い、泉田クン!」
「見てください警視、東京タワーがライトアップされていますよ」
「知ってるわよ。毎日目の前で見てるんだもの」
 そうだった。彼女の部屋は都内でも有数の高級高層マンションで、都内の夜景は毎日
部屋から見られるのであった。
 と、俯いていた涼子の顔が茹蛸のように赤らんだ。視線の先を追ってみると、私たち
の一台後ろに乗ったカップルの濃厚なラブシーンが、飛び込んできた。まだ二十歳前だ
と思われる若いカップルが、抱き合いながら激しく唇を重ねている。
 そうだ。ここでぼんやりと景色を見ている場合ではない。私より一回りも若い人間が
してることが、私にできないわけがない。
 私は涼子の肩を掴み、顔をこちらへ向かせた。涼子は怯えた顔をして私を見る。いつ
もの女王様の顔はどこにもない。恋に不器用な少女がいるだけである。
「警視…」
「……」
 私は何度かためらい、そして唇をくっつけた。恋人同士のキスとは程遠く、高校生さ
え失笑するようなぎこちないキスであった。私もキスが初めてだとは言わない(ずいぶ
ん久しぶりではあるが)。しかしこのキスは、今まで経験したどんなキスよりも甘美なも
のだった。

751 :泉田×涼子5:05/03/06 22:14:20 ID:+imN0cUQ
 涼子の唇は極上の果実のようにふっくらとしていて瑞々しい。その感触に自分でも興
奮していくのを感じていた。私は少し唇をずらし、涼子の唇を甘噛みするようにくわえ
込んだ。
「んっ」
 驚いて涼子が声を上げる。その声が甘く切ないものだから、私はますます興奮して、
無理やり涼子の歯列をこじ開けて、己の舌を挿入させた。舌で歯をつつき、歯茎を嘗め
あげる。そのたびに涼子が小さく吐息を漏らしながら体をくねらせる。涼子はいつの間
にか私の首に手を回し、自分から体を密着させていた。弾力のある胸が、私の胸板に押
しつぶされそうになる。
 舌を絡ませると涼子はビクンと跳ね、己の舌を引っ込めた。急ぎすぎたのだろうか。
だがここで逃がすわけにはいかない。私は涼子の背中を強く抱き、頬を押さえて動かな
いように固定した。涼子は息を呑む自由さえ奪われ、ぴったりと塞がれた唇のかすかな
隙間から、唾液を垂れ流した。
「ん、んん…ッ」
 やがて、涼子は恐る恐る自分から舌を絡めてきた。ねっとりとざらついた感触が心地
よい。舌使いは私の行為を真似するだけのぎこちないものだが、技量はまだまだなが
ら、実に気持ちのこもった舌技であった。
 どれくらい時間がたっただろうか。頂上が近いことを知らせるアナウンスが聞こえ、
私たちはひとまず唇を離した。唾液が糸を引き、ぷつんと切れる。
 涼子は肩でぜいぜいと息をしていた。顔は紅潮し、瞳は潤んでいる。唇は私たちの交
わった唾液でてらてらと光っており、そのままむしゃぶりつきたくなるくらい官能的で
あった。呼吸を整えて、涼子は私の膝に座り、胸に顔を埋めてきた。
「ずっとこうしていたい…。時間が止まればいいのに」
 未だかつて、聞いたことのないような涼子のしおらしい言葉であった。場所が観覧車
でなかったら、私は襲い掛かっていたかもしれない。咳払いをして、涼子の背中を抱
き、髪をなぜる。そう、この時間が永遠に続けばいい…。

752 :泉田×涼子6:05/03/06 22:14:59 ID:+imN0cUQ
 と、涼子は胸から顔を離し、私を見つめた。
「ね、いいこと思いついたわ。遊園地に脅迫電話かけるのってどう?今すぐ観覧車を止
めないと、仕掛けた爆薬を爆発させるわよ、って」
「警視!!」
 すいぶんとスケールの大きい色ボケである。
 私はなだめるように背中をさすり、キスをした。今度は涼子も積極的に応え、舌が絡
みつき、唾液の交わる淫靡な音が狭い密室に響いた。頭のいい涼子は私の基本形を瞬く
間にマスターし、私を驚かせた。ほんの何分か前は舌に触れただけでも飛び上がってい
た人間とは思えない。
 涼子の美しい顔が官能で切なげに歪む。その表情に欲情し、私は背中に回していた手
を涼子の豊かな胸元に持っていき、包み込むように触れた。
「…!」
 驚いて涼子は唇を離した。それと同時に、そろそろ観覧車が終わるアナウンスが聞こ
えた。ふと外を見ると、待っている人の姿が見て取れる。私たちは名残惜しさを隠しき
れずに体を離した。
 観覧車から降りた私は、自分でも思いがけぬ言葉を発していた。
「警視、よければこれからウチに来ませんか」
 涼子は熱に浮かされたようにコクンと頷いた。

753 :名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:17:29 ID:+imN0cUQ
とりあえずここまでです。
続きはいずれ。
2が二つあったり、改行がおかしかったり、不手際スミマセン…。

754 :名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:46:19 ID:035AaPSi
GJ!

755 :名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:39:10 ID:Dgvn2NeL
つづきщ(゚Д゚щ) カモーン! !

756 :名無しさん@ピンキー:05/03/07 14:19:51 ID:yo48XTkn
良いね〜、GJ。だいすき。
続き待ってます。

757 :♯真の海藤竜一郎:05/03/09 16:05:15 ID:/+VRhuVm
GJ。その続きが終わったら今度は由紀子X明もキボン

758 :名無しさん@ピンキー:05/03/09 22:33:13 ID:HfEPOoSi
あえて言おう!!
ここの、職人たちは、神であると。

759 :名無しさん@ピンキー:05/03/11 11:03:46 ID:SJT2R0w6
GJ!
途中の神のみなさんもお待ちしています
ユリアン総受けとか牛男さんとかヴェストパーレ男爵夫人のやつとか

760 :名無しさん@ピンキー:05/03/12 17:23:14 ID:Rix36NVx
今、巴里編よんてでて、閃いた。
リシュ・マリ・お涼×泉田なんて、どうだろう。
先に、リシュ・マリに襲われる泉田。んで、騒がしいから、お涼がきてみて、現場目撃!!リシュ・マリをひきはなすかとおもいきや自分もくわわる。
とかで、書いてみよいと思うが、買い手はいるかい?なにぶん、書き始めがでてこないから、かならず、書けるとは限らないが。

761 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 20:10:31 ID:DnfINmDu
とにかく、落としてみや

762 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 20:12:51 ID:HLwBOUq8
やっぱり始茉理は最後までヤらんといかんとですかね?
そこまでいかんのですよorz

763 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:04:02 ID:DnfINmDu
>760
こんなのか?

※人名略

泉「マリ・リシュやめるんだ!!」
泉は、意味はないとわかりつつも日本語で叫んだ。
・・・くそっ・・・
ついさっき、マリとリシュが、カタコトの英語で自分と話したいと、言ってきたので、
部屋に通したとたん、後ろからの殴打で気絶させられて、目をあけたら、
手を縛られ、足は開いたままで固定され、服は脱がされている。
トーゼン、マリ・リシュも裸だ。


764 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:10:23 ID:1HWJZUNk
>760
書き始めはおいといて、まずは書けるシーンから書いていったらいいのでは。
とりあえず手動かしてたら、そのうち書き出しの文章思いつくかも。

765 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:13:43 ID:DnfINmDu
何やら、フランス語で話していたが、私が起きているとわかると、こちらを向いて、にこりとわらった。
私によってくると、左右から、舌で体中をなめだした。
ああっ・・・・気持ちいいなぁ、と思ってきんぬいたら

766 :ななろくご :05/03/14 22:16:47 ID:DnfINmDu
すみませんm(__)m
誤字・意味不明文、単語などで
スレを汚してしまって、
逝ってきます

767 :名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:32:13 ID:Q8uNwCuC
久々に準×由紀をキボンしてみる
お由紀は浴衣が似合うだろうなぁ……なぜそこで出さないガイエめorz

768 :ななろくご :05/03/14 23:12:59 ID:DnfINmDu
逝ってきたはずの奴です。
俺は、少し、努力してかってにつくったあれを完成させたいと思う。
以上!!






と、いうことでm(__)m

769 :名無しさん@ピンキー:05/03/15 01:06:32 ID:E9EzUYY0
>>762
漂ってくるだけでもいいんジャマイカ?
あとは読み手の妄想にゆだねて……ゆだねさせてくれ〜い!! カモーン(AA略

770 :名無しさん@ピンキー:05/03/15 22:55:28 ID:wi0z3W1O
>>767 お涼オタはスレの流れ読まないクレクレ房しかいないと誤解されるから感想の一言くらい書いてからにしろYO
ななろくご さんガンガレーー(゚Д゚)ノ!

771 :名無しさん@ピンキー:05/03/16 08:01:07 ID:aFbq79Mi
初めてここ見つけたけど定期的にかなり高度な神が降臨してるな
百合庵が可梨を食うやつめっちゃハァハァ(´Д`;)した
前スレの皇帝と秘書官のやつもスゲー
みなさん乙です。これから書く人もガンガッテくれ

772 :ななろくご :05/03/16 20:37:14 ID:IpFnJGBh
ななろくごです。
今週の内には、スタートできると思います。
自作パソコンのメモリーがやられたので、当分の間、ケータイからなので、
変な改行となりますが、そこはおゆるしをm(__)m

773 :ななろくご :05/03/16 22:28:14 ID:IpFnJGBh
薬師寺涼子のフランス出張も無事におえ、(あくまで、化け物退治ではなく、講義のことである。)私、泉田準一郎は、上司でもある薬師寺涼子とそのメイドである、リシュエンヌ・マリアンヌと、供に、涼子のヴィラ(別荘)にむかっている。
「はぁ・・・、誤解なんだけ」ど、と私は、つぶやいた。
私は、悪徳公務員と思われるのは、いやなのだ、本当に。
最後まで声にだして、言いたい、いや叫びたい。だが言ったら逝ってしまう。
そういえば、世界の中心で主張を叫ぶ、とかいう映画が流行っていたな。
とぼんやり考えながら、前に視線をやると、涼子とリシュエンヌとマリアンヌが何やらフランス語で話している

774 :ななろくご :05/03/16 22:31:21 ID:IpFnJGBh
どうせ、私にはわからない。
と、急に私の方を見た涼子と目が合った。すると、顔を真っ赤にしてあっちをむかれた。
「あの、警視・・」
「何よ!!」
「私の顔に何かついてますか?」
「何でもないわよっ!!」
と激しく言って、またリシュエンヌ達と話し始めた。
何だよ、と私が思っていると私にもわかる単語が聞こえてきた。
〔assault〕
たしか、強襲するとかいう、英単語だったと思うが、フランス語の会話で英単語があるはずがないので、
無視することにした。あれこれしてるうちに、ヴィラについた。かなり豪華である。

775 :ななろくご :05/03/16 22:37:35 ID:IpFnJGBh
あらためて、薬師寺涼子という人物の金持ちさを 思いしらさらされた。
もし、この人と一緒でなければ、確実な縁がない。ぐらい豪華である。
圧巻されていると、涼子がやってきて
「はい、泉田クン。部屋の鍵」
「ありがとうございます。警視」
「そうそう、あと部屋の物は使いたい放題だから。ちなみに、パソコンがテレビもかねてるからね。」
「わかりました。ところで、アルコールが入っているものありますか?」
とたんに、涼子が声の調子がかわって、
「あるわよっ!、たったしか、冷蔵庫に98年物のワインがあるわよ。あと、ビールと焼酎や酒なんかもあるわっ!!
また、夕食のあとでね」
と言って、走ってさっていった。

776 :ななろくご :05/03/16 22:45:56 ID:IpFnJGBh
私は、気にかかっが、自分の部屋でワインでも飲もうかと、一人、部屋に のぼっていった。
「ふぅ、あぶないあぶない。もう少しで、あいつにばれるとこだったわ」
「ミレディ、本当によろしいのですか?」
「いいのよ、マリアンヌ。それに女にこんな事をさせる、あいつが悪いのよ。」
しかし、明らかに、恥じらっているのが顔にでていた。
場所は変わって、泉田の部屋。泉田はその部屋のあるものに驚いていた。
それは、いようにデカイ、ベット。
明らかに、三人は寝られる、しかもかなりゆとりをもって。
あとかなりデカイ風呂にも驚いたが、中には、よくわからない物もあった。
その、一つが泉田のフランス語知識でめ読める

777 :ななろくご :05/03/16 22:48:05 ID:IpFnJGBh
単語の紙が貼られている、あかない棚。
うえから
、薬、縄、袋、玩具。
となりには、服と書いてあって、右から、S.M.Qとある。
なんだこりゃ?とおもっていると、電話がなった。どうやら、夕食のようだ。

778 :ななろくご :05/03/17 07:31:50 ID:cmAaLyLa
すいませんm(__)m
いちおう、あれで、昨日の分はおわりです。
睡魔に敗けてしまって、最後が書けなくて。
いないと思いますが、期待していた住人の皆様にお詫びを申し上げます。


779 :♯真の海藤竜一郎:05/03/17 10:46:49 ID:LHZgfe8c
この続き終えたらがクレオパトラの葬送のエピローグの続き
黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)のポセイドンに乾杯の続きお願い


780 :ななろくご :05/03/17 21:09:38 ID:cmAaLyLa
まったく自分の身の程を知らない、ななろくごです。
明らかに、誤字脱字がおおくて、いやになっちゃいますが、気をながくして付き合ってください

781 :ななろくご :05/03/17 21:15:30 ID:cmAaLyLa
それは、豪華な食事ではあった。
また、涼子をはさんでマリアンヌとリシュエンヌと話してみたりと、楽しくもあったが、何かおかしい。
明らかに、何か隠している。
「警視、少し質問してもよろしいですか?」
「なぁに?泉田クン」
「何を企んでます?」
そういえば、今度の事件のとき、北岡伸行に
「もうすこし、尋問の技術ってやつを駆使してくれませんか」

782 :ななろくご :05/03/17 21:17:40 ID:cmAaLyLa
とかなんとか、言われたが、この時はストレートにきいたのがよかったようだ。
「べっ別にっ!!」
・・・明らかに狼狽している。
「はいはい、わかりました。何もないのですね。」
「はいは、一回!」
まぁ、ここに来るまでに、いろいろあって疲れた、だから涼子も変にテンションが高いのだろう。
私は、そういう理屈をつけて、自分の部屋にかえろうとすると、女王様からご下問があった。
「あら、どこに行くの?泉田クン」
「自分の部屋でワインでも飲もうかと」
「あらそう」
なんか、声の調子がはずんでいる。まるで、イタズラが成功した子供のように。

783 :ななろくご :05/03/17 21:20:57 ID:cmAaLyLa
何かな?と思ったが、自分の部屋でワインを飲みに上に行くことにした。
「泉田クン、上に行ったみたいね」
「そのようですね、ミレディ。でも、本当に行なうのですか?」
「当たり前じゃない。あの料理食べたら、女なしじゃ夜は過ごせないわよ、マリアンヌ・リシュエンヌ、泉田クンがトドメのワインを飲みきったら、決行よ。カメラで見張っていてね」
「ウィ、ミレディ」

784 :ななろくご :05/03/17 21:23:45 ID:cmAaLyLa
すいませんm(__)m
わたしの能力では、いちどにたくさん、文がかけないのでゆるして!!
エロはすごくするよてい

785 :名無しさん@ピンキー:05/03/18 10:44:52 ID:LVamHSea
楽しみにしてる!

786 :♯真の海藤竜一郎:05/03/18 16:24:24 ID:SR/b8MvP
グッドジョブ、いい仕事してますね〜、続き教えて

787 :ななろくご :05/03/18 21:39:24 ID:tDYbRMG3
一気にラストまで行きたいかと。
あと、当初の予定とことなり、リシュ・マリは出せませんでした。m(__)m

スレを使いまくった挙げ句がこれかよ!!と言うかた。すみなせん。ゆるして


>>真の海藤〜様
私にだったのですか?無視してすみません。私の文章能力なんてたかがしれているので
これを4でから、ご再考をお願いします。

788 :ななろくご :05/03/18 21:44:26 ID:tDYbRMG3
そんな会話がされているとは、露知らず。一人、眠るためにワインを飲んでいる泉田。
しかし、ワインを飲めば飲むほど体が熱くなり、眠れなくなる。
すでに、五本目だ。

789 :ななろくご :05/03/18 21:46:55 ID:tDYbRMG3
『コンコン』
誰かがドアをノックしている。
といっても、ここには、自分以外に三人しかいないのだで警戒する必要はない。
開けてみると、リシュエンヌとマリアンヌがそこに立っていた、肩に酔い潰れた涼子を担いで。
カタコトの英語でマリアンヌが今から薬を買ってくるから、それまで、看ていてくれと言ったので、
今、自分の部屋のベットに寝かせている。私は、イスに座って看ているが、
なかなか重いイスで固定されているかと思ったぐらいだ。
「・・・泉田クン?」
どうやら女王様は目覚めたみたいだ。
私が声をかけるよりも早く涼子が
「好き!!」
と言って飛び付いてきた!!

790 :ななろくご :05/03/18 21:50:22 ID:tDYbRMG3
「警視!!?」
「涼子ってよんでぇ。ね、泉田クン」
私は抱きついている涼子を離そうとしたが動けなかった。
イスに縛られていた。
「警視!何をするのですか!!」
「だってぇ、私はぁ、泉田クンのことが好きなのに、泉田クンがまったく反応してくれないからぁ、既成事実をつくっちゃえ!!」
・・・・・・本当か?
「私のこと・・・・・嫌いなの?」
「しかし、警視とわたしは」
「うふふ・・・体には自信があるんだぁ」
まったく聞いていない。パサリと涼子の服が落ちて全裸になった。
確かに美しい。私は生唾を飲み込んだ。こんな人となら・・・いかん何をかんがえているんだ。
これは、夕食とワインの中に入っていた、薬の効果だとは、泉田は知らない。

791 :ななろくご :05/03/18 21:53:37 ID:tDYbRMG3
「警視!!やめてください」
「こんなになっているのに、そんな事言っても無駄。」
そう言って、私のズボンを一気に下げた。すると、私のすっかり硬くなったペニスが飛び出した。
それに涼子は、喜びの表情で手をのばす。
「うっ・・うわっ!!」
「どぉ?気持ちいい?」
「うっ!!」
「これが、私の気持ちよ。もっと楽しんでねぇ」
私ははやくも理性が崩壊しかけていた。
涼子の手が私のペニスをいじくりまわし、時にはやさしく亀頭をなぞり、時には、激しくペニスをしごき、亀頭を舌でなめ、
最高の美人にそんなことをされて、長くもつはずがない。
私は、出したくなった。

792 :ななろくご :05/03/18 21:55:33 ID:tDYbRMG3
「で・」
「だぁめ」と言って、涼子は射精直前にペニスいじりをやめて袋のほうに刺激をあたえる。
こうして、私は射精もできずに、いると、追い打ちをかけるかのよいに、
私のペニスを涼子がその豊満な胸ではさんできた。
私は涼子の顔を見た。
その顔は、性欲に満ち、欲望のままに、涎をたらし、口からは、熱い息が漏れている。
「じゃ、動くわよぉ」
私は、パイズリは初めてであった。その視覚と感覚に送られてくる刺激は強烈で、
私のペニスはさらに硬くなった。しかし、涼子は巧みに射精直前に刺激を止め、
私は、もはや、射精の事しか考えられなくなっていた。

793 :ななろくご :05/03/18 21:57:35 ID:tDYbRMG3
「うっ・・・あっ・・・」
「出したい?」
うなずく私。すると、涼子は立って私に言った。
「私、処女なんだけどぉ・・・・」
「・・・・・・・?・・・・」
「今日、危ないのよねぇ・・・・」
「・・・・・・・?・・・・」
「中で出したら、一発妊娠ってとこかな・・・」
「・・・・・・・?・・・・!・・・」
すでに、涼子の茂みの中に隠れる割れ目は、多量の愛液を亀頭に垂らしている。
つまり、ペニスを狙っているということだ。
「もう、あなたのこれぇ・・こんなに、なってるじゃない・・・きっと、入れた瞬間に中だしねぇ・・」
涼子の腰がゆっくり下がり、

794 :ななろくご :05/03/18 22:01:00 ID:tDYbRMG3
亀頭に毛が触れるぐらいの位置でとまる。
そして、その位置で腰を前後左右に振りながら、
「どうしてほしい?」ときいてきた。
私は、可能なかぎり、腰を上げ、ペニスをのばすが、届かない。入れたい。出したい。
私の理性はもはや、崩壊していた。
「入れて下さい。涼子様・・・」
ぐちゃ・・ずぶずぶ・・
「ああん!いたい〜!!」
「うっ・ぐっあ・」
私は、涼子の中に出していた。そして、涼子も私も気をうしなった。
気が付いたのは、翌日の朝。ベットの上。そして、涼子をだいていて、となりには、
リシュエンヌとマリアンヌがいる。もちろん、全裸だ、全員。何が起こったのた・・〔終〕

795 :ななろくご :05/03/18 22:08:54 ID:tDYbRMG3
ありがとうございました。
結局、自作パソコンのパーツが届かなかったので、すべてケータイからとなりましたが
いかがだったでしょうか?


<選択>
→まぁよかったぜ。下の下ぐらいだがな。まぁリクしてやるから次作でもしてな
→びみょー。やめたほうが身のためだよ。
→Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee。
もしかして、荒らし?

ぜひ、アンケートにご協力を。

796 :♯真の海藤竜一郎:05/03/18 22:41:40 ID:SR/b8MvP
まーよかったぜ、涼子にもっといろっぽい服装さして下さい

797 :名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:16:21 ID:Zn1Eexa6

>びみょー。やめたほうが身のためだよ。

798 :名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:14:01 ID:oNU0B1UU
→Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee。


799 :名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:01:53 ID:1mTi5lkB
半角虹から天災
ttp://www.anime-h.net/ani2/BBS/IMG/BOX/img20050319222546.jpg

誰かの創作意欲を刺激できれば吉

800 :名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:19:00 ID:BiHv2BBr
>799
>>501でもガイシュツの「ロリロリ銀英伝」ですね。懐かしいー
実家の荷物に埋もれてる筈だけど自分もコレ持ってた。

801 :名無しさん@ピンキー:05/03/20 14:44:44 ID:Eyu7ka1s
>741=744です。
エロ描写殆ど皆無で宜しければ投下させて頂きたいのですが…
つうか、>762氏も仰る通り、原作見る限りあの二人だとどうしても
一生無理だろお前等!! なので、やっぱりちょっと強引っちゃ強引です。
で、その強引さを何とか少しでも誤魔化そうとしてみる内に、
偉い長くなってしまいまして…
それでも大丈夫でしょうか…

802 :名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:54:56 ID:EW6NrAAQ
>801
>747-752みたいな例もあるので、これと同じ位の描写なら大丈夫だとは思うけど
それでも躊躇するなら
↓というスレがあるのでそっちで投下して、ここにはURLを貼るという手もあるよ。

エロくない作品はこのスレに4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105002475/l50

803 :名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:41:44 ID:h1GO7idM
>802
こんなスレもあったんですねえ。
ご親切に有難うございます。
でも、迷ったんですがやはりこちらに落とさせて頂こうと思います。
分量の割にそっちの描写は少な過ぎるだろうとは思いますが、
一応そう云う展開には何とか持って行けたので…
なるたけ早く、暇を見て、と思っております。
お願いですから期待はしないで下さい(汗

804 :名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 21:18:26 ID:ak+Yrxvu
牛男様SSのフレデリカ興奮しました!彼女のもの哀しさとエッチでの
乱れる様子がたまらんです。あとアンネローゼ大好きなのでこちらも
良かったです。ヤンと随分お似合いです。上品かつ色気ムンムンで
実に良い。二人の続きのSSが読めたらもの凄く嬉しいです。

805 :名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 13:38:01 ID:OukIx0Zg
803です。
そんなわけで、お目汚しを落とさせて頂きます。
何と云うか、言い訳のしどころだらけな内容になってしまいましたが…
どうぞお手柔らかに。それでは。

806 ::2005/03/26(土) 13:59:52 ID:OukIx0Zg
「え? それはちょっと…危ないんじゃありませんか」
「…?」聴こえた弟の声に不穏なものを感じて廊下に出た。
弟は電話で従妹と話しているはずだったが、と思いつつ様子を窺うと、彼はまだ
電話の前にいる。こちらに気付いて送話口を掌で覆った。
「兄さん、ちょっとお説教してあげて下さい」
「何だ、どうしたんだ」
「どうも僕にはストーカーとしか思えませんよ」
形の良い眉をひそめて物騒に切り出した続は、近頃茉理に言い寄っていると云う
男の話をする。こう云う場合の常で、彼女にとっては単なる知り合いの域を出ない
のだが、相手にとっては違うらしい。
無理矢理駆り出された合コンで一目惚れされてしまったらしく、とうとう大学に
までやって来て待ち伏せされるようになったと云う。一足先に帰るところだった
友人が気付いて知らせてくれたので事無きを得た。因みに、その友人もその合コンに
駆り出されていたので相手の顔を知っていたわけなのだが、目の前を通っても全く
気付かれなかったと云う。あんな奴に言い寄られたところで嬉しくもないけど、と
言いつつも、その友人はちょつとお冠だったらしい。
何はともあれ、これはエスカレートしているのではないかと弟は言っているわけで
ある。確かに、と始も思った。

807 :起之二 :2005/03/26(土) 14:42:05 ID:OukIx0Zg
「もしもし」
『えっ、代わっちゃったの? あ…ひどいな、内緒にしてねって言ったのに』
その台詞に思わず苦笑する。しかし直接は応えず、
「相変わらずもててるらしいじゃないか」
わざと茶化すように言ってみると、溜息が返ってきた。
『最初にちゃんと断ったのよ。だから、って言うのはおかしいかも知れないけど、
向こうもその内飽きてくれるかなって思ったの。でも…どうもそう云うわけにも
いかないみたい。まさか待ち伏せまでされるなんて思ってなくて』
案外参っているらしい、と思いながら、こんな言葉が口を突いて出た。
「何で俺には内緒なんだい」
言ってから、弟に妬いているようだとこっそり苦笑する。
『本当は誰にも言わないつもりだったの。でも続さんに気付かれちゃったから…』
「なるほど」
苦笑しながら、弟の鋭さに感謝する。自分ではきっと、そうはいかない。
「でも、そう云うのはエスカレートしてったらやっぱりまずいだろう。話してくれて
正解だったんだよ」
『うん。でも…心配、かけたくなかったし…』
その、彼女らしくもない歯切れの悪い返事に、しかし実に彼女らしいと思い、唇が綻ぶ
のを自覚する。

808 :名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 14:55:48 ID:v19oRo1t
支援

809 :起之三:2005/03/26(土) 14:56:04 ID:OukIx0Zg
微笑ましく思いながら、しかし声だけは厳しく。
「何かあってからじゃ遅いんだ。万が一、取り返しの付かないことにでもなったら
どうするんだい」
『…はい』しゅんとした声が返ってくる。
「こんなこと言いたくないけど、最近は嫌な事件が多いしね。気を付けるに越した
ことはないよ」
『うん、そうよね…ごめんなさい』
「謝ることはないさ。…ところで明日の予定は?」『え?』
「明日もそいつが来るとも限らないけど…念の為だ。明日は俺が迎えに行くよ」
『本当?』彼女の声は一気に弾んだ。
「ああ。もっとも、高級外車でお出迎えってわけにはいかないけどね」
『嬉しい、ありがとう! ええとね、明日は…』
打ち合わせをして電話を切ると、
「兄さん、顔が緩んでますよ」
弟に笑われた。少なからず狼狽えつつ顔に手をやると、心なしか熱い、ような気が
する。赤くなっているのだろうか。
笑いながら廊下を行く弟の背を見送りつつ思った。
(悪童どもがいなくて良かった…)
それはもう心の底から。

810 ::2005/03/26(土) 15:27:15 ID:OukIx0Zg
次の日。女子大の前なぞと云う場所で人待ち顔で立っていると云うのはさぞ悪目立ち
して恥ずかしかろうと覚悟して行った始は、底に案外"お仲間"が多いことに何となく
安堵していた。
とは云え彼の長身はその中でも更に目立つ。本当は身長だけの所為でもないのだが、
如何せん自覚は無いので、通り過ぎる女の子達が軒並み自分に無遠慮な視線を向けて
ゆくのに居心地の悪さを感じながら、それでも表情だけはクールに突っ立っていると、
女の子達の群れの中からひとり、ずば抜けた美人が駆けて来るのに気付いた。間違え
ようも無い。従妹どのである。
「ごめんなさい、遅くなって」
目の前まで来ると、ほっとしたように息をついて言った。が、ふと何かに視線を留め、
綺麗な眉を微かに寄せて、彼の陰に隠れる。
「…来てるのかい、例の」
そっと問うと、緊張を滲ませた表情で肯いた。安心させるようにその細い背中に手を
添えて、さりげなく周りをぐるりと一瞥する。視線がぶつかって、怯んだように動きを
止めた男が一人。それが例の男であるにしろそうでないにしろ、取り敢えず今は寄って
くることは無さそうだと思い、彼女を促す。
「それじゃ行こうか」「うん」
答えて茉理は、しなやかな腕で始の腕にしっかり掴まる。歩き出して暫く彼は後方に
注意していたが、どうやら尾けて来る者も無い。そう言うと、彼女は深く息をついてから、
「もう、どんなに頼まれても、合コンなんて二度と行かないんだから。絶対に」
ぽつりとそう呟いた。その様子に、やはり随分参っていたらしいと思い、殊更明るく
言ってみる。
「取り敢えず今日はこれからどうしようか。ご希望はおありですかお嬢さん」
「うーん、今特に観たい映画もやってないし…そうだ、ねえ、久し振りに中華街に
行きたいな。今からでもまだ見て歩く時間はあるわよね。前より行き易くなってるし」
ぱっと明るくなったその表情に、自然とこちらの表情も緩む。どうせ彼女の為ならば、
どんな無理難題にだって、自分は何としてでも応えようとするのだろう。この程度の
可愛らしい提案に、勿論否やは無い。笑って肯いた。

811 :承之二 :2005/03/26(土) 15:44:43 ID:OukIx0Zg
「兄貴、女の子から電話だぜ。何か急ぎみたいだけど」
三男坊のそんな台詞で取り次がれた電話を始が受けたのは、数日後のことだった。
電話の向こうのその相手は茉理の友人と名乗り、焦りを露にした声音で、前置き
無しに切り出した。
拉致されたらしいと言われ、瞬間的に悟る。
別の友人が、車に乗り込む彼女を目撃したと云う。正確には、引きずり込まれたよう
に見えたと言ったらしい。声だけを聴くとパニックを起こしているように思えたが、
電話の向こうの相手はそれでも冷静な行動を取っていた。彼女の携帯電話が繋がら
ないことを確かめてから、合コンの出席者から例の男の情報を集め、そちらの電話も
繋がらないことが判ると、警察に通報してしまって良いものかどうか迷いながら
こちらに掛けてきたらしい。
こうなってしまうと下手に通報するのも危険な気がしてしまって、と云うその気持ち
は解った。警察沙汰にされたと知っての逆上を考えると恐ろしい。タイミングによっ
ては何処までも危険だ。
調べてくれた住所などをメモして、例を言って電話を切った。そして立ち尽くした。
焦りが込み上げてくる。自分が行ったことが、まずかったのだろうか。


812 :承之三:2005/03/26(土) 16:02:33 ID:OukIx0Zg
「兄さん、どうしたの?」
心配そうな末弟の声にはっとする。振り向くと、三人の弟達が集まって来ていた。
厳しい表情の次男坊。わくわくしているらしい三男坊。心配そうな末っ子。
そして自分は? 今、どんな顔をしているのだろう。
事情を話すと、驚愕と非難の声が挙がった。
「それで兄さん、どうするの。助けに行くんでしょう?」
末っ子は黒瞳に決意を込めて見上げてくる。
「決まってる、住所が判ってるんなら殴り込もうぜ」
打って変わって表情も険しく、三男坊も続ける。しかし次男坊は首を横に振った。
「いえ、ここは兄さんと僕で行きましょう」
たちまち抗議の声が挙がる。しかし長兄は次男坊に賛同した。
「そうだな。よし、お前達はここで待機。俺達二人で行く」
きっぱり言い切ると、不服そうながらも二人は従った。
「心配は要りませんよ。それとも、兄さんと僕が信用出来ませんか」
次男坊がにこりと笑むと、二人は恐ろしげに首を振る。その必死な様子に苦笑して
から、家長は早速、参謀長を従えて家を出た。
「…万が一、と云うことだな」暫く続いた沈黙の後、低く呟くと弟は肯いた。
「考えたくもありませんが、考えないわけにもいきませんから」
言葉は少なくとも、お互い言わんとすることは明白だった。
年少組には特に見せたくない光景が広がっていないと、どうして言い切れるだろうか。
楽観的には、どうしてもなれなかった。

813 :承之四:2005/03/26(土) 16:31:39 ID:OukIx0Zg
正面玄関がオートロックでも侵入経路はあるもので、二人はごくあっさりとマンション
内に忍び込んでいた。親の脛を齧って一人暮らしをしていると云うような輩にはそぐわ
ないのではなかろうかと思えてしまう、立派な建物である。いや、そう云う輩だからこそ、
だったりするのかも知れないが。
何はともあれ、途中で一人の人間にも出くわさずに問題の部屋の前まで辿り着いた。
「…何と言って開けさせたものかな」
「宅配便、にはやっぱり遅いですよね…」
結局、宅配便を騙ったらあっさりと玄関の扉は開かれた。ちゃんとドアスコープの死角
を狙って立ち、不審に思われたら配達時間の指定も持ち出してみるつもりだったのだが。
見覚えのある顔だった。その首に弟が問答無用で腕を伸ばして頚動脈を押さえると、男は
声も挙げずにあっけなく昏倒した。本人のベルトで後ろ手に手首を縛り上げて玄関ホール
に転がす。女物の靴があるのを確かめてから上がろうとすると、後ろから声が掛かった。
「ここから先は兄さんにお任せします。僕は非常階段のところで見張ってますから、
何かあったら呼んで下さい」
「…解った」肯いてそっと扉を閉め、念の為施錠した。
口では任せると言ったが、もしかしたら弟は遠慮したのだろうかと何となく思う。だが
深く考える余裕も無く、部屋の主が完全に伸びているのを確かめて歩を進めた。
家の中は静かで、人の声も物音も聴こえなかった。いや、廊下を進むにつれて、微かに物音
が耳に届く。その音を辿って着いたのはだだっ広く薄暗いリヴィング。立派なソファの
上でもがいていたらしい影がぴたりと動きを止めた。そして、こちらの姿を捕らえるや、
茉理は見て判るほどに身体の力を抜いた。声を掛けるのももどかしく駆け寄り、唇を塞ぐ
ガムテープを剥がし、手首と足首を縛るビニル紐を千切った。

814 ::2005/03/26(土) 16:59:14 ID:OukIx0Zg
「怪我は?」
着衣の乱れも外傷も無いように見えたが念の為訊いてみる。茉理は首を振り、微笑んで
みせた。「大丈夫」「良かった…」
安堵の息をついて、乱れた髪を直そうと手を寄せ、薄明かりの中、ふと彼女の頬がほのか
に紅く、そして少し熱いのに気付いた。
「…熱があるのか?」問うと彼女は力なく首を傾げる。
「さっき、無理矢理お酒を呑まされて…それから身体が熱いの」「酒を?」
「うん…結構強くて。それに味も何だか…」そこで彼女は絶句して、苦しげに眉を歪ませた。
「…気分が悪いのか?」半ば慌てて背をさする。
しかし茉理はびくりと身体を竦ませた。その反応に、今度は慌てて手を離す。そして彼女は
上体を揺るがせ、掠れ声で喘いだ。「な…なに、これ…」「…え?」
ぐらりと揺れる身体を支えようと手を伸ばして、触れた部分から伝わってくる熱が更に上が
っていることに気付く。首筋に触れると、脈が恐ろしく速い。白い肌が薔薇色に染まり、息が
上がり、瞳が潤みを帯びてくる。
酒に酔っているにしても様子がおかしい気がして、立ち上がり、玄関に駆け戻った。呑気に
伸びている男を叩き起こし、状況を飲み込めず眼を白黒させるのにも構わず、その首を掴んだ。
「彼女に何を呑ませた?! 首の骨を握り潰されたくなかったらさっさと答えろ」
男は泡を喰って喚き出した。品の無い言葉の奔流に耳を塞ぎたい心持ちになったが、要するに、
所謂媚薬の類であるらしい。ネット通販で買ったと云うそれを、ウイスキーに入れて呑ませた
と、自棄っぱちのように白状した。
眩暈がした。
比喩などでも何でもなく。

815 :転之二 :2005/03/26(土) 17:19:51 ID:OukIx0Zg
再び相手を昏倒させて茉理の処に戻ると、潤んだ瞳が見上げてくる。
「どうしたら、いいの…?」聴こえていたらしい。答えられなかった。
流石にこの展開は想定外だった。自分が甘かったのか、それともあの男の下劣さが群を
抜いていたのか。
背中を、嫌な汗が流れた。そして、その場にも嫌な沈黙が流れる。続を呼んで良いものな
のだろうか。思考はまとまらない。そのさなかにも、彼女の"症状"は進んでいるのだろう。
「…たすけて…おねがい…」
切なげに言われて、汗は一気に冷汗へと変わった。何と答えて良いものか判らず何も言
えずにいると、潤んで光の揺らめく瞳に、何か、決意のようなものを視た気がした。
「…さん…」
名を呼ばれたのだと思い、反射的に視線を合わせる。しかし言葉は続いた。
「じゃなきゃ、やだ…」
爆弾は静かに落とされた。
掠れて、声になり切れずに殆ど息だけで発せられたそのことばを、彼の耳は違わず捕ら
えていた。余りのことに、既に殆ど滞っていた思考が、完全にストップする。
気付くと、思い詰めた瞳が驚くほど近くにあって、しかし驚く間も無く、言葉は紡がれた。
茫然と聴く。
「軽蔑、されるのかもしれない、けど…こんなこと、言ったら。…でも」
そして、唇を塞がれた。

816 :転之三:2005/03/26(土) 17:35:07 ID:OukIx0Zg
どちらからともなく、舌先が触れ合った。始めはお互いぎこちなく、けれどその内に深く。
時折、どちらのものとも云えない吐息を喘がせながら、くちづけは続いた。心臓が、壊れる
のではないかと思えるほどに早鐘を打っている。
縋りつくように、彼女は身体を預けてきていた。そのからだをかき抱きながら、その細さ
を改めて実感する。
簡単に壊れてしまいそうだ、と、遠い意識の中でふと思った。そして、はっと壊してしまう
のではないかと不安に襲われて。
急激に理性が、正気が戻ってきた。

出来るだけそっと、彼女のからだを解放する。ふたりとも息が上がっていた。暫く沈黙が
あって、始は何とか口を開く。自分の声が、えらく情けなく響いて聴こえた。
「…やめよう。絶対に後悔する。…こんなかたちで、なんて」
今の彼女の状態からすればもしかしたら酷なのかも知れないと思いつつ、それでも言わ
ずにいられなかった。そしてそれは、間違いなく、本音だった。こんな、不自然なかたちで。

817 :転之四:2005/03/26(土) 17:51:06 ID:OukIx0Zg
自分はまだしも、彼女が普通の状態に戻った時にどう思うか。それを考えると、遂げては
いけない、と思った。だが。
彼女はかぶりを振る。泣き出しそうな顔で、言う。
「後で、軽蔑してくれても、嫌いになってくれてもいいから…」その台詞に驚いた。
「まさか」信じられない思いで続ける。「そんなことは有り得ない」
彼女を軽蔑することも、嫌いになることも。ある筈がなかった。
だが彼女は続ける。半ばうわごとのように。
「今だけでいいの…だって」とうとう、涙が零れた。
「ほかの誰でも、嫌なんだもの。だから…お願い」
濡れた瞳が、必死の面持ちで見上げる。ほんのりと、紅く染まった目元。
「………して。」
そのことばは消え入りそうに儚く響いて。始はそこで、遅まきながら自分の馬鹿さ加減
を呪った。女の子の口からここまで言わせてしまったことを悔やんだ。自分はただ単に
逃げようとしていただけだった。それに今更気付かされた。
もう何も言うまい。覚悟は決まった。
彼は無言のまま、震える彼女のからだをそっと、ソファに横たえた。


818 :名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:45:32 ID:ce1VTEBf
続き〜(*´∀`)

819 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 07:02:00 ID:mq6niB51
(;´Д`)ハァハァ 続きキボーン<始・茉理

820 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 14:48:55 ID:v8lo18wQ
>818,819
ありがとうございます。
もったいぶれるような出来じゃないので出来るだけいっぺんに、
と云う積りだったのですが…みっともねえorz
>808 もありがとうございました。
それでは続きです。
物足りないだろうなあ…先に謝っておきます。ほんっとごめんなさい。

821 :転之五 :2005/03/29(火) 15:12:36 ID:v8lo18wQ
そこから先は、ただ夢中だった。
逸る気持ちを押さえ付け、そっと、壊してしまわないようにと自分に言い聞かせていられた
のは途中までで、服を脱ぐ間も脱がせる間も惜しみながら、瑕疵ひとつ無い肌に所有の証を
紅く刻み付けながら、目の前の愛しい存在を、その初々しくも美しいからだを、狂気のように
愛撫した。
必死で声を噛み殺していた彼女の細い咽喉から、か細くも甘やかな響きが零れ出す。敏感な
箇所を探り当てるとそれは更に高まり、掠れ、鳴き声へと変わった。その声は何処までも甘く
響き渡り、こちらの背筋を震わせ、理性を叩きのめす。
とうとう、指先が彼女の中心へ到達した。恐れすら抱きながら、指を進める。既に溢れていた
充分過ぎるほどの潤みに助けられて、指は想像していたよりもあっさりと呑み込まれた。し
かし、やはりと云うべきか、その中は当然ながら、狭い。奥まで入り込んだ指をそっと動かす
と、苦しげな吐息が聴こえた。しかし抵抗はせずに、彼女はしがみついてくる。細い腕が背に
回り、指先が、爪が喰い込んだ。その微かな痛みに煽られるかのように、抱き返しながら更に
指を蠢かせ。
ふと顔を上げた彼女とそこで眼が合った。うっすらと汗の滲んだ肌に貼り付く髪が艶かしい。
お互い言葉は出ず、それでも濡れた瞳が何か言いたそうに揺らめいて、顔をこちらの胸に埋
めるようにして、更に強くしがみついてきた。今更言葉にして訊くのもさすがに野暮な気が
して、細い背を強く抱き締め、額に、頬にくちづけを落としながら、出来るだけゆっくりと腰
を進める。

822 :転之六:2005/03/29(火) 15:24:34 ID:v8lo18wQ
奥まで進むのには、結構時間が掛かった。
余りの締め付けに、入っただけで果ててしまいそうになるのを何とか堪え、お互いに落ち着く
のを待ってから、ゆっくり動き出す。
暫くは苦しげに喘いでいた彼女の声に甘い響きが混じり出したのは、どのくらい経ってから
だっただろうか。切なげに名を呼ばれ、その鳴くような声に背筋がぞくりと震える。応えるよ
うにくちづけを落としながら、どんどん制御が効かなくなってきていることを、何処か冷静に
自覚していた。
これはもう止まらないだろう、と冷静に呟く自分がいる。
これはまずい、とにかくまずい、とひたすらに焦っている自分もいる。
ここまで来たら仕方が無いだろう、と自棄気味に笑う自分がいる。
もうなるようになれ。諦観の境地にいる自分も。
焦りはいつしか意識の隅に追いやられ、彼はただただ彼女を求めた。
夢中だった。まるで狂気のように。

823 :転之七 :2005/03/29(火) 15:34:37 ID:v8lo18wQ
薬の所為もあるのだろう、彼女も彼を求め続け、何度、どのくらいの時間抱き合ったか、
とうとう彼女が失神した。
そこで漸く、はっと我に返る。人並み以上の体力を誇る彼も、さすがに肩で息をしていた。
腕の中で彼女はぐったりと脱力している。
冷汗が流れた。幾ら相手が普通の状態でなかったとは云え、もう少し自分を抑えられな
かったものかと思う。だが、後の祭りである。
その半面、自分がこれほどまでに女性と云うものに溺れられるとは思わなかった。もっ
とも、と独りごちる。彼女が相手だからこそ、なのだろうが、と。

824 :結之一 :2005/03/29(火) 15:45:25 ID:v8lo18wQ
茉理を抱いて玄関に向かう。幸いこの部屋の主はまだ気絶していた。
外に出る。廊下にも人の姿は無く、声も、物音も聴こえて来なかった。非常階段への鉄扉
を開けると、続はほっとしたように笑みを浮かべた。
「…待たせた」少なからず気まずい心持ちで言うと、「いえ」
答えながら弟は、意識の無い従妹の顔を気遣わしげに覗き込み、視線で問うてきた。
「ああ…幸い無事だった。いや、無事は無事だったんだが」
歯切れの悪い返事になってしまい、弟が表情を曇らせる。
「…何があったんです?」「…帰ってから話すよ」「…解りました」
何かを感じ取ったか、続はそれから、家に着くまで何も言わずにいてくれた。

825 :結之二 :2005/03/29(火) 16:13:02 ID:v8lo18wQ
家に着くと、三男坊と末っ子がそれぞれ安堵の表情で出迎えた。
長男が従妹を和室に寝かせている間に次男が下の二人を半ば無理矢理寝かし付け、兄の
為に紅茶の用意をしてくれる。居間に腰を落ち着け、話すと言ったからには話さねばなる
まいと、始は弟に全てを打ち明けた。
「助けて、と泣かれて…拒めずに抱いた」そう呟いた声が、とてつもなく苦いのを自覚する。
「俺じゃなきゃ嫌だと言ってくれたけど…でも、これで良かったんだろうか。結局、俺は…」
彼女が普通でなかった、そこに付け込んで、これ幸いと、弄んでしまっただけではなかった
か。最後まで拒むべきではなかったか。薬の効果など、きっとそう長いこと続くわけではな
いのだから。
その想いは言葉にはならなかった。何を言っても言い訳にしかならないと思った。
あの、この上ない、最上の悦びを甘受してしまった後では。
「…兄さん」ずっと何も言わずに聴いていた弟が、そっと口を開いた。
「兄さんじゃなければ嫌だと云うのはきっと、茉理ちゃんの本当の本音なんでしょう。
だからこそ、そんな状況下でそう云うことばが出たんじゃないでしょうか。その場にいた
のが兄さんで、幸いだったんですよ。きっと誰よりも、茉理ちゃんにとって。僕は、そう
思います」
続が、何とか自分の心を軽くしようとしてくれているのが充分に解った。有難いとは思った
が、だがどうしても、心は重かった。

826 :結之三(終):2005/03/29(火) 16:39:25 ID:v8lo18wQ
茉理の様子を見にそっと和室に入る。彼女は静かに眠っていた。額に載せたタオルを絞り
直そうとしてそっと持ち上げたところで彼女が身動ぎした。
「だれ…?」うわごとのようなその声は掠れている。「ごめん、起こしたかな」
タオルを絞りながら答えた。そっと額に載せる。彼女は眼を開いていた。
「気分はどうだい」表面上だけは出来るだけ穏やかに訊く。
「だいぶ楽になった…」彼女は気持ち良さそうに眼を細めながら答えた。
「そうか…良かった」しかし、額に掌を寄せると、まだ少し熱い。
「暫くゆっくり休めばいいよ。…お休み」「ありがとう。…でも、その前に」
不意に手を掴まれる。「これだけは言っておかないとって、思ってたの」
まだ潤んだ瞳は、真剣な光を湛えていた。
「…何だい」そっと、細い手を握り返した。そして、次のことばに瞠目する。
「私…後悔なんて、してないからね」「…!」
「私がワガママ言いたいひとは、他にいないんだから」
絶句した。彼女は続ける。はにかむように、しかしきっぱりと。
「他の人じゃ、いや」
暫く沈黙が続いた。
「………ありがとう」やっとのことで、それだけ返す。
そして、どちらからともなく、唇が触れ合った。そっと触れるだけの、優しいくちづけ。
離れた後で始は、彼にしては上出来な台詞を吐いていた。
「…その。また、その内…今度は、あんな不自然なかたちじゃなくて。もっと、普通に…
自然なかたちで」
顔が赤くなっているのを自覚しながら。そして彼女も、熱でうっすらと上気した頬を更に
紅くして、零れんばかりに瞠目した。そして続くのは、華のような笑顔。
春はもう、すぐ目の前まで来ている。

827 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 16:43:34 ID:v8lo18wQ
そんなわけで終わりです。
…自分で突っ込みたいところも山ほどあるんですがやめときます。
付き合って下さった方々、どうもありがとうございました。

828 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 16:54:53 ID:PuKwSFLb
(*・∀・*) オツデス

829 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 19:17:24 ID:fdrkmYN0
803様美味しかったっす。ごちでした!ぐっじょーぶ><b
きっとこの二人、結婚してもそのまま兄弟と同居しそうだから
年少組のためにエチーはホテルとか行くんだろなー、まっ赤な顏してw
ってか始のダンナはデカそうだ・・・。体力底なしだし。
がんばれマツリちやん。

830 :名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 19:40:28 ID:bfV4OyEn
グッジョブ!

831 :803:2005/03/29(火) 21:50:03 ID:0i3Vwczv
優しいレスを頂いたので、場の雰囲気に甘えて愚痴めいたセルフ突っ込みを少々…
突っ込みどころは多々あれど、自分で特に思ったのが
兄貴ヘタレ過ぎんか? と云う…どうなんだろコレは。
自分にエロ書く才能無いのは早々に思い知らされました
(あるとも思ってなかったけど)ので、
せめてもとラブラブを目指しました。
SSどころかこんな長文も初めて書き込んだのでかなりビクビクしてたのですが、
感想頂けて本当に嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
それでは本当に消えます。
では。

832 :名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 08:09:35 ID:Tv6wcb23
いくら薬が入ってるとはいえ、初エチーでもマツリがお誘いってのも、なんだかこのカプらしいなあ(w
この後日談で、再びちゃんとやり終えたら、その後は毎日ラブホに行く羽目になりそうなお二人と思いつつ。

とっても甘くて溶けましたわ〜>803タソ
ご馳走様でした〜

833 :名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 03:02:41 ID:clYV5MaI
このにーちゃんはヘタレで正解だと思うよー。
>803、ありがとう。とても良いものを見せていただいて。

しかし、こういうことになってる間に仙界や天界から覗いてる
人々(人か?)が好き勝手言ってたらおもしろかろうな。
ってそれは銀英伝でのヴァルハラからのぞき込みと一緒か。

834 :始×茉理 その1:皇紀2665/04/01(金) 05:21:00 ID:P73qghG9
エロくないですが、ようやく書きあがりましたので投下。

「いい天気〜」
すらりと窓を開け、パジャマ姿のまま茉理は軽く微笑んだ。
「やっぱり、常日頃いいことはしておくものね」
彼女が言ういいこと、とは竜堂兄弟と悪を成敗した事だったりするのだが。

そんな反社会的な行為をするとは露とも思えない容姿の持ち主でありながら
過去には戦車ハイジャックの実績はあるわ、悪の一味の栄養補給の要であるとか
まあ色々ある。「美女ほど謎を多く持ってるものなのよ」とうそぶくものの
実際には「このままお転婆で始さんにお嫁にもらえなくなったらどうしよう」と
ふと真面目に考え込んだりする、どこにでもいる普通の女性なんである。

で、今日は普通の女性なら誰でも心浮き立つデート当日。
ここ最近、立て続けの事件で暢気にデート提案できない空気が流れていたのだが
「こちらから出ることもなかろう、来たならその時相手を叩けばいいだけだ」
との家長の宣言により、巨悪との対決は満場一致で一時保留となった。
下の兄弟はさっそく遊びに行く計画を立て、続はバイトに戻り、残るは長兄、始。
「俺らは好きにやるから、兄貴達も好きにやっていいよ」
「つまり、自分らの行動の制限をしてくれるな、と。そういうことですね」
あっさり真意を見抜かれた終はそのままくるりと始に向きかえり
「それよりもさ、茉理ちゃん!ここんところ迷惑かけっぱなしだったろ?
お詫びがてらそのお返ししなくっちゃ。始兄貴に任せる!」
「や、お前に言われるまでも無く考えてはいるよ」
「本当?今俺に言われて気づいたんじゃなくて?っ痛!」
「茉理ちゃん、どこが喜ぶかな。今の季節なら横浜とか、どうかしら」
傍での騒々しさはどこ吹く風、とばかりにおっとりと口にする末の弟。
結局、余の提案に乗り始と茉理は横浜へお出かけすることとなった。
お茶の用意をしながら茉理はこの一部始終を聞いていたのだが、それでも
「横浜に行かないか、茉理ちゃん」と改めて始から申し出てくれたときは
とても嬉しかった。が、始が言い終わる前から「よろしくお願いするわね」と
言ってしまったのは、さすがにちょっと恥ずかしかったかもしれない。

835 :始×茉理 その2:皇紀2665/04/01(金) 05:22:29 ID:P73qghG9
けれども、デートはデート。
茉理は前夜に吟味して選んだワンピースを着、手早くリボンを結び鏡の前で姿を整えた。
素材はシルクで形はホルターネック。前でクロスした生地を首の後ろで
リボン結びにするスタイル。胸の空きはそれほどでもないが、背中は大きく空き
普通の下着では見えてしまうデザインだ。もちろん胸部にはパットが入っているのだが
普段のジーンズ姿に比べたら、かなりの思い切った格好といえる。
だが、クリーム色の生地に可愛らしい花柄が水彩画のようなタッチで大柄に
描かれているので、女っぽいというより可愛らしい雰囲気である。
さすがに昼間から肩は出せないので色落ちしたGジャンを羽織りさらにカジュアルダウン。
クローゼットから服と同色のつま先があいたハイヒール、ハンドバッグを取り出したが
「革じゃかしこまり過ぎちゃうかな…」と思い直し、蓋付きの籐バスケットを選びなおした。
マニキュアもペディキュアも完璧なのを確認して、ピーチピンクの口紅を塗り支度は完了。
時計を見ると駅での待ち合わせにはまだ大分ある。茉理はしばし思案した後
駅ではなく竜堂家へとまっすぐ足を向けた。

茉理が玄関に立つと、始はもう出かける準備が整っており靴を履いている所だった。
始の格好はというとチノパンにボタンダウンのシャツ、モカシンの靴に麻のブレザー。
平凡なセンスではあるが、着ている人が長身の美丈夫なのでまったく不足はない。
残りの兄弟は今日は皆で留守番らしく、ラフな家着でくつろいでいた。
いつものジーンズ姿以上に似合っている茉理のワンピース姿に約一名を除き
兄弟は色めきたった。
「今日はすっごく女らしいね、素敵だよ、似合ってる。」
「今日も、でしょ余君」
「なんかそれに比べて変わりないなあ始兄貴は、それじゃお姫様と従者だよ。」
「いっそのこと着替えていきませんか、兄さん。服ならお貸ししますよ。」
やいのやいの言う兄弟に苦笑いしながら
「土産買ってくるよ、家のことよろしくな」
「ええ、それはご心配なく。それより兄さんがドレスアップしたレディを“最後まで”
上手にエスコートできるのか、そちらの方がよほど心配ですよ。」

836 :始×茉理 その3:皇紀2665/04/01(金) 05:22:58 ID:P73qghG9
続にしてみれば、堅物を通り越して鈍いのでは?と疑いたくなるほどな長兄のため、
それでも精一杯可憐に装った茉理の健気さを応援したセリフなのであるが、始には
続の常の容赦ない批評ととったようである。
「痛いとこ突くな、まあ期待に添えるよう頑張ってくるよ」などと微苦笑している。
茉理には、そんな言葉の裏側にあるさりげない茉理へのエールと長兄の野暮さをなんとか
フォローしたいという兄弟達の想いが伝わってきたので、それに応えるつもりで
留守番する兄弟達へ、レディらしく優雅にお辞儀をしてみせた。
「じゃあ終くん余くん、お土産たくさん持ってくるから待っててね。行って来ます」

「車があれば良かったんだがな、申し訳ない」
高身長には吊り革になっていない吊り革に手をかけながら始は茉理に軽く頭を下げた。
いかんせん、家の車が廃車となってしまったので電車移動もいたしかたない。
茉理はまったく気にしてないのだが(むしろ会話に専念できるし)始の真面目さに笑みがこぼれる。
が口では「そうね、せっかく隣に乗せて絵になる美少女がいるっていうのに残念ね」と軽口を叩いてみせる。
高慢に聞こえないのは彼女の特質というのかなんというのか、始は精彩に富んだ従妹の表情に
少々見とれていた。「それが惚れてるって状態ですよ」と続がその場にいたら突っ込みいれてる事だろう。
まずは中華街でも、ということで最寄り駅で下車し、観光客で賑わう通りを二人並んで歩く。
すっかり観光地化して料理はねー、とか言いながらも屋台は別の楽しさ、と肉まんや
小籠包などあちこちでつまみながら通りを気ままに散歩する。
「下の二人を連れて来たりなんかしたら、ここいらの屋台は昼過ぎには一斉に店じまいだな」
「ふふ、そうね」
前に近所の祭りで大量に買い込んだ屋台の味をアクロバットな持ち方をして落とさず
しっかと器用に抱え込んでいた二人を思い出し、茉理はクスクス笑った。
タピオカ入りのミルクティーをすすりつつ、二人は山下公園へ足を向けた。

837 :始×茉理 その4:皇紀2665/04/01(金) 05:23:39 ID:P73qghG9
五月も半ばの風は、バラの匂いをまとい軽やかに二人の周囲を舞い踊っている。
大道芸人や見事に咲いたバラ園を囲む人だかりのほかに、にぎわっている一角がある。
どうやら旅行会社のブースらしくアンケートに答えると景品がもらえるらしい。
避けて通る理由は特に無い、むしろ格好の暇つぶしとそこへ立ち寄ることにした。
「『ハネムーンはどちらに行かれましたか?未だならばどこを希望されますか?』だってさ」
「大英博物館・大英図書館巡りコース、って選択肢は無いのね」
「このリゾートコースってのに丸をつけておくか」
「以外〜てっきり遺跡コースかなって、始さん好きでしょ?」
「いや、それはハネムーンということならさ」
アンケートも終わり、小さい包みを茉理が受け取ろうとしたとき叫び声がした。
隣に腰掛けていた老夫婦のカバンを男が引ったくり、まさに走り出したところだった。
あまりの事に驚き、バランスを崩してパイプ椅子から転げ落ちた婦人を助けながら
「始さん!」
茉理が呼ぶより前に始は男の後を猛然と追っていた。週末の賑わいがあだとなり
男に少々遅れをとった始は、とっさに皮靴を脱いで男の後頭部に投げつけた。
身長190の男が履いてるサイズの靴を超人の力で正確にピッチングしたら結果は明白。
昏倒した男からカバンを取り返し、夫に肩を抱かれ助け起こされた婦人に手渡した。
倒れた男に警官が走りよるのが見えたので、ご婦人は夫にまかせることにして
騒ぎが広まる前に二人は山下公園を出、タクシーを拾いみなとみらいへ向かった。

ショッピングモールを冷やかしたり海べりを散策したりと一般的なデートコースを順当にこなし
夕飯は中華街に戻らずビル内のイタリアンレストランにて食事することにした。
テーブルに蝋燭の灯が揺れる店内で、茉理のドレス姿は非常にサマになっており始は素直に賞賛した。
まあ「似合ってるよ」というセリフたった一言であったが。
それでも茉理はその一言でお洒落した甲斐が十分報われた思いであった。

838 :始×茉理 その5:皇紀2665/04/01(金) 05:24:47 ID:P73qghG9
食事のあと、ワインにほてった茉理のために始がお茶を買いにいってくれることになった。
夜中までライトアップしている観覧車を眺めながら茉理が家来?が帰ってくるのを待っていると
「ねえ、ねえ君。すーっごい可愛いね。いま暇?」
無視し続けたが、かなりしつこい。
「ねえ、大学生でしょ?どこの大学?」
「○○女子大ですけれども?それが、何か?」
「俺、W大学でパーティサークルの顔やってるんだけど、女子大なら有名大学に興味あるだろう?」
「あ・り・ま・せ・ん。有名大学なんて興味全然無いですし、それに籍だけ残ってる学生に声かけられてもね」
セリフの前半か後半かどっちが急所を突いたのか茉理は興味ないが、男には違ったようで
「何、生意気な女だな!有名大学の学生と、知り合えるチャンスなんだぞ、チャンス!惜しくないのか!」
半端にパーマが取れたドレッドヘアが迫ってきたため、ピンヒールに全体重を掛けて無礼な男の足の甲を踏んでやる
(ん、もう!!こんなことのためのお洒落じゃないっていうのに!)
これにこりずにさらに茉理に襲い掛かろうとした籍だけ男に、カーンと小気味良い音。
「始さん!」
「ごめん、遅くなって。また買いにいくハメになりそうだけど」
「本当、遅いわよ。でも自販機じゃないフレッシュハーブティーで手を打ってあげる。行きましょ」
頭を抱える男に背を向け、始の方へ足を踏み出したその時、背後から肘がいきなり引かれ
ひさびさのヒールのためにバランスを崩した茉理は運河沿いの柵から危うく転落しかけた。
とっさに手を逃した始が茉理の手を引き遊歩道に引き戻したが、その反動で始が柵を飛び越える事となった。

「大丈夫?!」
一瞬水に頭が沈んだもの始はすぐ岸に手をかけ、海水を滴らせながら軽々と身体を引き上げて
「ん、いや茉理ちゃんが無事なのがなにより。事故に合わせたりなんかしたらご両親に面目が立たないよ」
「面目なんてすでに布団で横になってる両親よ。それより始さん、本当にありがとう…助かったわ」
「おい、お前ら!俺を引き上げろ!」
ほうほうの体で岸の柵にしがみついた男を見、始は見捨てることを提案し茉理も賛成した。
あの強引さでは“有名大学生に紹介”どころではなかったろう、助ける方が罪になる。

839 :始×茉理 その6:皇紀2665/04/01(金) 05:25:48 ID:P73qghG9
「これじゃ、電車に乗れないなあ」
「もうショッピングモールも閉まっている時間だしね…よし、ホテルに行きましょう」
「ああ。…え?」
「目の前にあるそこよ、歩いてほんの2、3分も掛からないわね。…どうかした?」
「え、何で、」
「ホテルにはクリーニングのサービスがあるのよ。麻のジャケットも、ちゃんと元通りになるわ」
「あ、ああ。そうか…そ、そうそれは助かるな」

ずぶぬれの始をロビーに待たし、チェックインをした茉理はホテルマンに事情を話し
部屋に着くと始をバスルームに放り込み、ランドリー袋をホテルマンに渡しとテキパキ立ち回った。
一息ついて振り返ると、少々寸足らずなバスローブ姿で所在無げに始がベッドに腰掛けていた。
茉理はホームバーからバドワイザーを二本取り出し、始の隣に腰掛けた。
「どうぞ。ハーブティーどころじゃなくなっちゃったわね」
「家に電話はした?」
「もうしたわ、大丈夫。始さんこそどうなの?」
「ん。もう遅いしなあ。続もいることだし…いや。やっぱり連絡入れておこう」
どうやら続が出たようだ。合間合間に「え」「とんでもない」やら始の焦った声が聞こえてくる。

明日帰るとの連絡も終え、バドワイザーを片手に始はくつろいだ様子である。
それを見て茉理はようやく先ほど始が戸惑った原因に思い至った。
言葉だけ見れば、かなり大胆すぎる誘いである。とっさの思いつきと判断だったのだが
まったくその気が無いってわけじゃないんだけど、それでも、いや、だけど、でも、
と今度は茉理があわあわと落ち着かない状態になってしまった。それを見て何を思ったか
「あ、その、俺を信用してくれていいよ茉理ちゃん。ここツインだし、まだ未婚のお嬢さんだし」
「ううん、そうじゃないの。あの、いきなり泊まりにさせちゃってごめんなさい」
「茉理ちゃんが謝ることなんて何もないさ。クリーニング、提案してくれて助かったし」
「でも…」
「本当なら俺が自宅まで送り届けなくっちゃいけなかったのに、面目ない」
「始さん…」

840 :始×茉理 その7:皇紀2665/04/01(金) 05:26:47 ID:P73qghG9
直接の愛の告白じゃないけれど限りなくそれに近い始のセリフを聞いて、茉理は自分が泣いてしまうかと思った。
でもここで泣いたら始さんはきっと誤解しちゃうから、頑張って笑おうとした瞬間、胸が自由になる感覚がして
とっさに身をかがめ胸元を押さえた。間一髪間に合ったが…始の胸に飛び込む格好となってしまった。
「!…茉理ちゃん?」
始は一瞬うろたえたが、それ以上に茉理の頭の中は混乱しまくっていた。
(リボンどうしよう…じゃなくって、間に合ってよかった!…って、私、まだ覚悟できてないって事?!)
顔を伏せたまま茉理がどうしようもなくうろたえていると、つと頬に手をかけられ上を向かされた。
緊張で少々強張った始の顔が斜めに傾きながら近づいてきたかと思うと
(!)
衝撃の連続に目を白黒させてる茉理を愛しげに見つめながら
「自分から遠ざけたいようなこと言っておいて、結局手放せないなんて、我ながらワガママだな」
目元をほんのり赤らませながらそんなことを言うものだから、逆に茉理の混乱の波は引いていった。
「こんな始さんを見られるのって、全宇宙では私だけかもね」
「かもね、ってことはないよ。茉理ちゃんだけさ」
「始さん…」茉理は身を起こし今度は自分から始の両頬に手を伸ばし
「じゃあ、こうできるのも私だけなのね」
「…ああ。」
さっきのは、よく分からなかったから今度こそ、と茉理は目を閉じ始の口づけを待っていたが…
パタタッ
何か胸元に当たる感覚がして目を開けた茉理の目に飛び込んできたのは、これも茉理以外は
決して目にしないであろう光景であった。
「は、始さん!?」
「いやなんでもない!大丈夫!それより茉理ちゃん、あの」
「?」
「胸!じゃないそうじゃなかった、服が!」
「!〜〜〜〜っ!!」

841 :始×茉理 その8:皇紀2665/04/01(金) 05:27:22 ID:P73qghG9
手元のタオルを水で濡らしてこようとしてドレスがそのまま落ちそうになったり
茉理の手当てを耳まで真っ赤になって遠慮する始やら、茉理も服をクリーニングに出したりと
少々?バタバタしたものの、ようやく高級ホテルに相応しい落ち着きを二人とも取り戻した。
茉理もシャワーを浴び、始と茉理二人ともバスローブ姿でベッドの上に居るのだが
ちっとも色っぽい雰囲気でない。なにが原因なのだろうと始も思ったが一時保留、とした。
手持ちの缶を握りつぶし、二本目いくかどうかそんなことを考えていると
「もう、平気?」
「ああ」
「こんな青竜王の姿を見られるのは、本当私だけよね」
さっきの気まずさをフォローしようと軽口を叩く茉理の優しさが伝わってくる。
柔らかい湯上りの匂いの美少女が目前、と思うとまた血圧が上がりそうになるので
「そうだよ、茉理ちゃんに期待されるほど剛健な男じゃないんだよ、実は」
「知ってるわ。でも、終君余君には内緒。ね」
「頼むよ。もう何を言われるか分かったモンじゃない」
ベッドに寝転んだ始の顔を覗き込み、茉理はクスリと笑い
「そうね、とりあえず二人には特大の月餅を買って帰ることにしましょう」
「ん。」
二人の視線がかち合う。ベッドの上。こちらに顔を寄せる可愛い素敵な女の子。

「そうだ。昼間貰った景品何かしら?」茉理がライティングデスクに向かう。
始は思わずホッとした。どうやら緊張していたらしい、緊張って?俺が?
「ペアの携帯ストラップね。皮製で子供っぽくない感じよ、うん素敵かも」
そのままバッグに仕舞い茉理がベッドに戻ってきた。
「そういえば、博物館ツアーを組むハネムーンパックってないのね。
もしあったとしても、日本式詰め込み型じゃ誰かさんは物足りないだろうし」
誰かさんって俺のことだろうとさすがに始も気づくが、ちっとも不愉快に感じない。
「茉理ちゃんの望むところなら、俺はどこでも構わないよ」
「私は、始さんが行きたいところならどこでも楽しみだわ」

842 :始×茉理 その9:皇紀2665/04/01(金) 05:27:53 ID:P73qghG9
「…」「…」
春先の猫でさえ尻尾を巻いて逃げ出すほどの空気が二人の間に流れる。
「始さんはアンケートにリゾート系選んでたけど、そうなると旅行先に持っていく本
トランクじゃなくってコンテナを発注しなくっちゃね。でしょ?」
「いや、本は別に必要じゃないよ。観光地を選ばなかったのは本の虫で篭るためじゃない
本よりずっと傍に置いておきたくて仕方がないものがあるから」
今度は茉理が耳まで真っ赤になる番だった。
(口説くのは得意分野じゃない、続に譲るとか言う割りに…!)
目が合った。始は無言で手を伸ばし、茉理はそのまま始の上に身を乗せた。
しっとりとしたキス。

斜めに身を乗り出したものだから、茉理は身体を支える手をずらそうとした。
暖かく滑らかな感触が指先に伝わり、バスローブの合わせ目から肌に触れたのだと気づいた。
つまりバスローブの下は素肌…それを意識したとたん茉理の身体には力が入ってしまった。
茉理の動揺は始にも伝わり、いまさらながら二人してこのシチュエーションにたじろぐ。
膠着した空気を破ったのは茉理の方だった。
「っと、…じゃあまだ嫁入り前だしお肌のためだし、私はもう寝るね」
正にとってつけた言い訳の不自然さにも上の空で
「ああ、うん、そうしよう」
と始もぎくしゃくとうなずく。
「タオル、洗ってくる」
バスルームからはカランの音ではなくシャワーを使ってる音が聞こえる。
始は参っていた。
「こんなのってな、まいった」

843 :始×茉理 その10:皇紀2665/04/01(金) 05:29:07 ID:P73qghG9
女性と色っぽい意味でホテルの一室に居るのは、実はコレが初めてではない
地方で催された学会でホテルに泊まったとき、二十後半程の女性の誘いを断固として断らなかったら
彼女が部屋の中までやってきたのだった。女性は止める間もなくさっさとシャワーを浴び、
それはそれは扇情的な下着を身に着けて始の前に自信満々な態度で立ったのだが
顔は化粧で満艦飾、極限にまで小さい生地の下着の色は蛍光色、肌はオイルだろうか艶々光っている。
「すごい…。これで羽飾りをつけたらカーニバルだね」
前半を聞いて半月を描くかと見えた女性の真紅の口は、一気にへの字に曲げられた
さすがに不穏な気配を感じた始がフォローのつもりで
「あなたならクイーンの称号間違いなしだよ」
沈黙の天使が液体窒素を振りまきながら、部屋を一周したようである。
彼女はそのまま自分の部屋に帰り、翌日始は違う男性にしなだれかかる彼女を朝食の席で目にした。
それが全てだった。それ以上でもそれ以下でもない。
始は男女のことについて「そういうこともあるらしい、憶測は野暮というもの」という知識はあったので
落ち込むことはなく、かといってチャンスを惜しむこともなく、あれからそのままで来たのである。
だから茉理のこともそうかというと、これがまったく平常心では流せない。
あのときの女性は魅力的だったのだろうが、すっぴんできっちり着込んだバスローブ姿の茉理の方が…
麝香の香りよりも、やわらかい湯上りの匂いの方がよほど…
冷水シャワーを浴びてようやく落ち着いた始は、健康的に寝乱れた茉理をみて
そのままバスルームに即座にUターンしたくなったがこらえて毛布をかけてやった
「こんな素敵な女の子に好かれて、何も急ぐことなんか何も無い。守ってやるさ、命にかけて」

ツインのベッドにそれぞれ行儀良く寝て、翌朝二人は同じ服で家路についた。

844 :始×茉理 その11:皇紀2665/04/01(金) 05:31:19 ID:P73qghG9
〜三兄弟の勝手話〜
「わかんねえな」
「でも仲良しだよね」
「…まだですね」
「なんで分かるんだよ!」
「君らには理解するのは、まだまだ出来ないでしょうね」
咳払いする始はあさっての方角なんて向いている。ちょっと照れる茉理。
「さあ。この月餅でお茶にしましょう。終君、やかんに水汲んで、余君は菓子皿を出してきてね。
続さんと始さんはそっちで座って待ってて」
…まだ、この空気でいたいと思う。ドレスが脱げたときに焦った自分を振りかえり茉理は一人微笑む。
そう、これからもまだ悪との戦いの日が続くのだろうし、茉理もまだまだやることがある。
(せめてトランク一杯が三冊程度になるぐらいまでは女を磨かなくっちゃね!)
「茉理ちゃーん、お湯の用意ができたよ」
「はーい」
数年先のことより、今は頼もしい兄弟達にお茶の用意。茉理の笑顔は晴れやかだった。

茉理が始と運命でつながれているのを知るのは、まだまだ先のことである。

〜〜〜
やはり、どうにも強引なシチュエーションでない限り
二人が理性を突破することはなさそうです…なりませんでした。orz


845 :始×茉理 :皇紀2665/04/01(金) 05:37:55 ID:P73qghG9
あ、あれれ書き込みにミスがあったようで飛んでるよ!!

846 :名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 05:40:40 ID:qCKNJl6+
た、たまたま覗きに来たら…っ!!
可愛くて良かったです。
GJ!!

847 :始×茉理 :皇紀2665/04/01(金) 05:52:07 ID:P73qghG9
6と7の間にこれが入ります。

「本当なら女子大生らしく華やかな学生生活だったろうに、自衛隊演習場に拉致やら戦車でドライブやら他にも」
本気で反省し始めた始を見て、茉理は落ち込んでいたのを忘れて
「始さんには1ミリグラムの責任だってないわ!もし私が怒るのならば竜堂家に手を出す輩に対してよ!
私が、この状況を選んでいるの。退屈なお嬢様生活よりも今のほうがよっぽど充実しているわ」
始が茉理を危険にあわせたくないという思いは、茉理にとっては水臭いとうつるようである。
「それに、今からそんな律儀にいちいち謝ってたんじゃこれから大変よ。この様子じゃまだまだ
黒幕は手を引く様子じゃなさそうだし」
きっぱり言い放つ様は爽快であるものの、やはり茉理をあまり危険な目には遭わせたくない。
これも彼女が特別な存在であるから、大事な女性であるからなんだろうなと始は思わぬところで
自分の気持ちを再確認することとなった。
「俺に正面きって説教できるのは、全世界で茉理ちゃんだけだな」
「なあに?それってもしかして、口説き文句?」
腰に当ててた手を下ろし、始の目を見つめたまま茉理は花開くように微笑んだ。
やっぱり素敵な女の子だな、と頭の片隅で思いながら、始は今の自分の気持ちを正直に言った。
「約束する、茉理ちゃんを一人置いてきぼりにさせやしないよ。俺と一緒に、行こう」


848 :名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 13:29:16 ID:yXNvPb1Y
始は茉理でいいとして、他の三人はどうなるんだろうな。
終はやはり瑶姫あたりか。
続と余はどーなんだろーな。まさかなっちゃ(tbs

849 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 00:12:07 ID:SbpyAB5m
素朴な疑問。
なっちゃんの被害に遭った野郎どもは、
アレを相手にどうやってコトを成し遂げ得たのか。
…それこそクスリとかか?
それとも実はなっちゃんがとんでもないテク持ってたりとか…
…いやあどうであるにしろ想像したくねーなー…

850 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 11:47:10 ID:U2Scsnxe
>>849 確かに普通のモノだとなっちゃんの肉に阻まれて
入らなさそうな悪寒。ケツもでかかろうし。

そこでフィストファ(PAM!PAM!

851 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 12:29:21 ID:Ghpnc83D
>849
普通に「なっちゃんが上になってガスガスと(以下略」だと思ってたんだが


ところで、このスレも500KB近づいてるので
「SSは中途半端なとこで投下ストップして、次スレの告知も出来ない」なんて事になりかねないので
SS投下する職人さんは残り容量に注意して投下汁。

852 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:11:38 ID:yGfu5Hvd
俺は知る者ぞ知る凄腕のホストだ。
知る者ぞ、というのは枕営業を必殺技として持っているという事についてだ。
一応、色恋沙汰で持っていくものの、寝るのはホストとして下の下という
暗黙の了解が業界にはあるのだ。
が、そんなの太い金づるを引っつかむためにはそんな理想なぞ吹っ飛ぶ。
今日も今日とて手を組んでるマダムから「営業」の仕事が回ってきた。
そのマダムは事前にその相手が自惚れてる点やら弱いところなど
役に立つ情報をくれる。つまり初対面一目見ただけで相手の本音を見抜く、
なんつー少女漫画バリの王子様役なんてこの仕入れのおかげで朝飯前。

今日のマダムの歯切れは悪い。これまでも何回かあった。例えば
超VIPの奥方等興味はあっても絶対夫以外との性行為、など口には出せない人。
むろん凄腕のマダムだしそれなりに鼻は利く。だが肝心の本音は引き出せない。
となると、マダムの知り合いと紹介され酒もすすみ酔いが回るうちに、男側の
情熱にほだされアラアラ、という流れで奥方の躊躇心を無くしてやるわけだ。
金と暇に漬かってすっかり脂肪で潰れた女にさえ俺は最高の熱演で迫ってみせた。
若かりし時今の夫に娶られた時にも味わったことがない、己へ尽きることなく
注がれた賛美の言葉に陶酔した女の変貌振りは、何回体験しても痛快だ。

今回の仕事もそれだと思い「心配ない。」と返答する。
なんでも相手は香港マダム。おお!これはどれだけ引き出せるか眩暈がする。
いくら金持ちでも行動範囲は知れた事、はっきりいって籠の鳥だ。
エステも買い物もすべて身代金誘拐の心配のない夫の手の内の中。
俺の脳内にはまだ見ぬ香港マダムを篭絡する手順がすでに描かれた。

853 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:15:07 ID:yGfu5Hvd
そのマダムが滞在するという超高級ペニンシュラホテルに向かう。
艶のある黒のスーツにシルクのマフラー、手には花ではなく宝石ケース。
つまり表向きには宝石のセールスマンを部屋に招きいれたとするわけだ。
だが、こんな派手でコロンの香りがするセールスマンなどありえない。
あっちも知ってて知らぬ顔で招き入れる。そこからどう落とすか。
そう、つらつら考えているとシースルーのエレベーターが降りていく中に
げっそり憔悴した若い男が一人へたり込んでいた。同業だろうか。
情けない。と鼻で笑うとまた違うエレベータに今度は五人が居るのを見た。
こりゃマダム達が乱交パーティーでも開いたのか?おやまあ。

マダムが待つ階の部屋に着いた。ドアが開く。
と今度は10人ほどの男がドッと乗り込んできた。黒人も混じっている。
「お、おおおおおおおお」「ああうあううううあううあ」
どいつもこいつもスーツもまともに着れず、中には下着姿の男も居る。
さすがに今度こそ不審に思った。情事の疲れではない何か別の…
ほとんど倒れこむように乗り込んだ男達を見送ると、見張り番だろうか
あちこちの包帯が痛々しい男達に声を掛けられた。
俺の疑問はそこでストップし、日本のヤクザ崩れらしい風情の彼らに
部屋に放り込まれた。まるで俺の気が変わる前にと急いでいるかのように。
さあ、俺の腕のいや息子の活躍する出番がきたようだ。

さて、これからどうしたらよいでしょう?


854 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:45:31 ID:yGfu5Hvd
格闘超絶技対決
男陵辱体験ルポ
異星人との遭遇(ほら竜血ちょっと入ってるからw
リクなければこのまま放置。

855 :名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 21:34:24 ID:rkrzJh2k
容量にお気をつけてドゾ

856 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 02:28:24 ID:mZqgLdOR
笑わせて貰いましたw
是非続きを!!

でも案は無い…ごめん。

857 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 03:48:39 ID:bPF5bgfd
部屋の中に入ると、妖しい香がうすぼんやりと近寄ってきた。
いいかげん放蕩に飽きた奥方がクサを焼くのに数回出くわしたが
仕事遂行の為「貴方の魅力があるのに、コレはまったく必要ない」と
俺は丁重に遠慮申し上げている。
これはクサとは違うが、けれどもコンディションの万全のために
紗の天蓋が下がった、重厚なダブルベッドに横たわる香港マダムに
優しく声をかけた。
「マダム、貴方が匂やかな上にこの空気ではいささか参ります」
だから空調を、と言いかけたところで
「マダム?いやあねアタクシはまだ独身よ。レディとお呼び!」
?。しとやかな籠の鳥のマダムとばかり思っていたので面食らったが
ドラ娘が親のスネでもって堕落するというのは良くある話。落ち着いて
「失礼いたしました。紹介いただいた方よりマダム、と伺っていたもので。
けれどもやはりよく見ましたら、レディという呼称にふさわしい…」
「そんな御託はどうでもいいから、役に立つの?立たないの?
ってあら、レディなのに立つ立たないなんて、まっ、をほほほほほ」
いささか調子が狂うが、まあ成金なら下品な口調もあることもある…
なら表向きに持ってきた宝石の小道具ももう必要ない、早速仕事に
「ねえ、その手に持ってるのケースでしょ?まあ見せてごらん」
「…いえ、これは単なる見本でして本物はさすがに一人で持ち歩けませんよ。
でもお嬢様のような方へ信用の置ける宝石商をご紹介することはできますよ」
まったく、本題に行くかと思えば気まぐれに宝石に興味を示す。いやはや。

858 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 03:50:02 ID:bPF5bgfd
「アタクシの手にはどんなのが似合うのかしら、ねえ?」
「では、その御手を拝見してよろしいですか。レディ?」
天蓋から差し出された手は、フヨフヨと柔らかで非常な色白であった。
が、太さが…まるで…
「どうしたの?」
「いえ、あまりの白さに驚きまして…」
「まっ白魚のような手だなんてさすがセールスマン、褒めるのがお上手ね」
「ええ、このままマスタードをつけてかぶり付きたいような、いえ醤油をです!」
「まあそんな指を嘗め回したいだなんて、もう、まだ会って数分なのに」
どうしよう、指にはまるサイズの指輪なんて持ってきてないぞ…!
「指輪なんてありきたりのものはお嬢様レベルになるとつまらないでしょう。
アンクレットなんてどうでしょう?セクシーですよ」
「んまあ、んまあ!そんなセクシーなんて恥ずかしい。まだ乙女のつもりですのに」
「いいから、さあ、おみ足をお出しになって下さい」
足を出された。なんというかスッというよりもヌッという擬音が相応しい様な
綺麗にケアはされてはいるが、実にたくましい…さてアンクレットをば…汗
「なんか、鎖がちょっと太くないかしら?」
「いえ、やはりここはアピールすべき箇所ですから強調気味でいいのです」
急遽彼女の足にはめたのは、ネックレスである。
「もう、アタクシの気持ちは分かっているのでしょう?」
ようやく俺の仕事に取り掛かれるか。
「私、鈍感な男でありますのでレディのお気持ちを判れておりません。
ですのでどうかお顔を見せていただけウワッ」
レディを引き寄せるつもりが天蓋の中へと引きずりこまれてしまった。

まったく、調子が狂いっぱなしである。

859 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 04:10:58 ID:bPF5bgfd
さっきの時点から覚悟はしていたものの、さすがに恰幅の良いお嬢さんである。
特にウエストが無い。が、まだ年齢であろうか肌のハリはある。
これよりもっと悲惨な老令嬢を相手したこともある。今度も大丈夫だ。
「さあお顔を見せて」とっさに伏せる所はまだまだウブなのか?と思ったら
俺の下半身を凝視されていた!さすがにまだ戦闘体制ではない。
「あうっ」あっという間にズボンのファスナーが下ろされて出されて
その柔らかい手で包み込まれると思わぬ急成長をした。
「んまあ…さすがねぇサイズより硬度なのよねえ…日本製は優れものだこと」
「レディ、積極的なのは嬉しいですがこれでは私の立場がありません」
「もう立っているじゃないの、あらまたお恥ずかしいをほほほほほ」
「いいから、さあ横になって」
「あら、あら、お待ちになってほほほほほ」
体格が良いのでほとんど張り手で突き倒す勢いでベッドに横にならせると
ようやく俺のペースが戻ってきた。
顔は肉に埋もれているものの痩せたら骨格がくっきりした意志ある美人だろう
それを想像して自分を励ましながら深く口をつけた。
大降りなのは体格ではなく舌もそうらしく一気に俺は翻弄された。
ッポン!と音がする勢いで顔を離すと彼女はウットリした様子。よしいけるぞ。
さて、首筋へ…って首?どこだ?ええい背中を…ってベッドに手を差し込めない
こうなりゃ胸だ胸!おおさすがに揉み応えが。よし片手は下へ…
一人一人場所は違うがそれでも踏んだ場数のおかげかすぐにポイントを探り当てた。
とたん「う、わわわわわわ」ロデオ、ご存知だろうか。あの状態である。
腰が上下にバッタンバッタン跳ね、俺はベッドから落ちないように必死である。

860 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 04:34:12 ID:bPF5bgfd
とにかく、入れる準備は整ったわけだ。あっちもとにかくやる気まんまんである。
もう気迫が肌から立ち上っている感じだ。熱気で周囲が歪んで見える。
「さて、じゃ始めてちょうだい。最低でも5回は頑張ってもらうわよ」
さすがに俺はムッとした。お金は頂戴するけども夢を見させるのがホストである。
「レディ、いくらこの時間限りとはいえそれでは寂しいです。楽しみましょうよ」
「じゃあ、数え歌なんてどうかしら?10まで数えられたらいいの」
「それはつまり…男の?」
「もちろん、10に届くまでは死ぬまで頑張ってもらうのよ!」
そういう遊びじゃなくってだなあ、と俺は彼女の顔を見る。
見れば見るほど不思議な顔である。肉食獣のように凶暴なのだが
感じている瞬間まるで童女のような無邪気さが垣間見えるのだ。
「レディ、大事なのは回数ではありません。内容です」
「だって何度もやってこそ男の勲章だってお祖父さまが言ってたわ」
「そりゃ…(ははん、つまりそういう家の子なんだな)そうですけども
私は、女性を何度天国に連れて行くかに価値を置く人間なのです」
「ま、私はとにかくありあまるエネルギーを発散できるならそれでいいのよ。
行くわよ」

861 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 04:48:05 ID:bPF5bgfd
足の肉付きが良いのでどうしたらと思ったが異常な体さばきというのか
相撲の股割りだな、足が全開脚するので届かない、という事態にはならなかった。
それよりも、その運動能力でガッシガッシ腰を振るので入れているこちらの腰が!!
さっきの大量の瀕死の男どもが記憶に蘇った。そして眩暈がしそうな予感がしたのは
大金ではなくコッチの事態だったとは!
こ、このままでは今後の営業そのものが出来なくなってしまう!なにかツボを!
上で腰をグラインドさせる彼女を上半身に抱え込み、横に転がり正上位へ
チェンジするのに成功した。見ると彼女の顔は不満げだ。
命の恐怖をさっきまで感じていたのに、これで俺のホスト魂が目覚めてしまった。
(どこにポイントが?どう扱われると感激するのか?どこだ??)
髪を振り乱し、大汗をかいて豊かに肉を震わせる様子は美術の教科書にあった
古代日本の天女のようである。なにかひらめくものがあった。南無三!
「なんてきれいなんだ。まるで天女が俺の手に舞い降りてきたようだ」
「天女…?」
「不満かい?じゃああなたはまるで天使だ、ふっくら可愛い天使ちゃんだよ」
「天使!!ああ、ああ!!!!優しく厳しいお父さまがそう可愛がってくださった」
よし、ここがツボだったかと喜ぶ間もなくあっというまに目の前が暗くなってきた。
だがここで負ける?訳にはいかない。まだ、まだだ。
「ああっ!もう奈津子、だめえええええええん」
全身をミシミシと締め上げられて、もうさすがに俺は気絶した。どうにでもなれ。


862 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 05:11:40 ID:bPF5bgfd
気が付くと、ごーじゃすな真紅のバラが全面に刺繍されたバスローブの彼女が
枕元に立っていた。俺はというとまったく足腰が立たない。やれやれ、だ。
「あなた、気に入ったわ」
彼女の宣告はまるで死刑通知のように俺の耳に届いた、が。
「でも、いくら愛し合っててもホストでは死んだお父様に顔向けできないわ。
何よりも頂点に立つ女帝としていささかの汚点も残してはなりませんもの。
本当に、残念だわ。けれど、これまでの男62人のなかで貴方が一番でしてよ」
「それは…どうも」色々複雑な思いが渦巻きながらも満足させられたことに
俺は、俺を褒めてやりたいと思った。
「あまり長居するとお互いのために良くないわ。送らせるからもう出て行って。
アタクシは、アタクシは栄光の未来のため過去を振り捨てて茨の道を歩むのよ!!
愛しい貴方、アデュー!」強烈に口を吸われてしまったが今回は気絶はしなかった。

後日、かなりの小切手に香港精力剤が送られてきた。
彼女は存在自体が理不尽であるが、これと認めた相手には礼を尽くすらしい。
俺はといえば、あまりの強烈な体験のためしばらくは湯治となりそうだ。
日本へ帰る空港への道すがら、この香港滞在のトドメとなるような光景を見た。
中世の甲冑をきた物体が、高速道路の車の屋根を踏み抜きながら走る光景を。
「をーーーーほほほほほほほほ逃がしやしないよ待てや非国民ども!」
…どっかで聞いた声…けれどもあの動きは普通の人間じゃない感じだ…
ま、俺は今日も無事でお天等の下で生きている!これでいいじゃないか。

竜堂兄弟がいつも以上に精力に満ちたなっちゃんの追跡を受けてしまった責任を
作った漢はそれをまったく知らぬまま、香港から一人去っていった…


863 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 17:28:36 ID:mZqgLdOR
ふ、腹筋が…!
こーゆー馬鹿馬鹿しいの好きだ…
超GJ。

864 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 18:35:08 ID:bPF5bgfd
>>863
どうもお褒めにあずかりましてw実は始×茉理も書きました。
そろそろお引越しになりますか。また次スレに書くやもしれません。

865 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:52:56 ID:kVhvYPaC
>>752
涼子が原作のイメージ通りで凄く良かったです。
続きぜひ読みたいです。

866 :名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 23:12:32 ID:mZqgLdOR
>864
おーそうだったのですか。
実はあのカプは自分も書かせて頂いたのですが(って書いたらバレるって)、
余りにも少ないのでもう、書いて下さる方がいらっしゃるだけで嬉しい。
今後も是非お願い致します。

867 :薬師寺準一郎:2005/04/05(火) 15:42:19 ID:ABlImbwd
ライブドアxフジテレビ戦のモデルにしての小説きぼん

868 :名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 22:43:15 ID:KxC0DWwf
ちょっとなっちゃんを好きになってしまいそうだ!
これが筆の力というものか。面白かったっす。

869 :名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:25:33 ID:JIQ1gqFR
なっちゃんが可愛いのは反則だよねw
つうかホント、なっちゃんが可愛く思える日が来るなんて…!!

870 :名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 19:08:57 ID:DmpLE/65
始のアニキが気兼ねなく茉理ちやんをイタダけるのは
牛とケリがついて、余君が社会人になって、結婚してからだろうと予想。
やっぱ初夜ですかねー、遠いな〜それも・・・。

なっちやんは・・・カワイイなー・・。


871 :薬師寺準一郎:2005/04/07(木) 01:05:37 ID:MT0E+AU0
「夜想曲」をモデルにしてのSSキボン

872 :名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 12:21:40 ID:ALkc5XQa
852さんグッジョブ!
最後までホストに徹する主人公が良かったw
笑わせていただきました
次も楽しみにしております

873 :名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 22:22:20 ID:WD4Mu7KF
未亡人フレデリカの話が読みたいな。

874 :ナチスドイツ:2005/04/20(水) 17:47:33 ID:SGfrgm2x
泉田準一郎xマリアンヌ&リシェンヌx薬師寺涼子1
マリアンヌは「リシェンヌ、彼ミレディに相応しい男か試さない?」と言ったら、
リシェンヌは「良いけど、どうやって?」と質問したら、
マリアンヌは「確か私等女性よね、なら方法は一つだけじゃない。」と言った時、
「まさか、女の武器で。」とリシェンヌは気づいた。
「でも、ミレディが許してくれるかしら?」とリシェンヌは心配したが
「大丈夫よ、ばれなければ良いんだもの。」とマリアンヌは言い、
「それにこれはミレディの為でもあるの。」とも言った。








875 :ナチスドイツ:2005/04/22(金) 11:21:19 ID:5upmsDlD
泉田準一郎xマリアンヌ&リシェンヌx薬師寺涼子2
 「泉田君、今日私の家にいらっしゃい。マリアンヌ&リシェンヌの歓迎会するから。」と涼子が言ったので、
私は「お供します。」と答えた後涼子はマリアンヌ&リシェンヌに携帯で電話し、「マリアンヌ&リシェンヌ、泉田君と私が行くまでアパルトメントを掃除しときなさい。」と言われたら「ウィ、ミレディ」と返事をした

876 :名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 21:16:05 ID:sRPcMB3i
752の泉田×涼子の続きが読みたい。
あと保管庫にある涼子もののOne night standの続きは
もう書かれないのかな?

877 :牛男:2005/04/30(土) 11:28:44 ID:7wjZcgEI
 その日の夜、コンラートはフロイデンの山荘を管理する執事に長期休暇の申請を提出し、アンネローゼ自身にも口頭にて帰省の理由を説明した。
「しばらく実家に帰っていなかったものですから、父や母が心配しているようなのです」
 夕暮れ前に山荘に戻ってきたアンネローゼは、すでに普段の落ち着いた様子を取り戻していた。
 スカートの裾に残る微かな土や草の色がなければ……。あるいは、細くしなやかな黄金色の髪に枯葉の欠片が絡まっていなければ……。
 あの森の中での出来事が、ただの悪夢ではなかったかと思い直していたかもしれない。
「それは、いけませんね。距離が離れれば離れるほど、親は子を心配するものです。ええ、こちらのことは心配いりませんから、存分にご両親に甘えてらっしゃい」
 慈悲深い女神の微笑み。だが、その表情が偽りの白い仮面であることを、コンラートはすでに知っている。
 本当は――このひとは、人気がないとはいえ、開けた森の中で恥じらいもないあえぎ声を出し、自ら身体を動かして男を求める、淫乱極まりない女なのだ。
「明日の朝にはここを発ち、オーディンに向かおうと思います。……さしでがましいことかも知れませんが、もし、ラインハルトさまにご伝言などございましたら、わたくしから直接お伝えいたしますが」
 そう言ってコンラートは、やや期待の混じった上目遣いの視線を向けた。
 年頃の男の子が、華麗なる英雄に憧れを持つ――それはごく自然なことである。
 だが、ローエングラム朝の若き皇帝に、ただの少年が実際に会える可能性など、皆無に等しい。
 でも、ひょっとしたら……。アンネローゼさまと繋がりがある自分であれば、ひょっとしたら……。
 このあたりの微妙な心理を、コンラートは絶妙な仕草で表現したのだ。

878 :牛男:2005/04/30(土) 11:29:45 ID:7wjZcgEI
「……そうね」
 アンネローゼはほんの少しの間、首を傾げるような仕草をして、
「弟にはしばらく会っていないし、手紙も書いていない。わるいけど、コンラートには郵便屋さんになってもらおうかしら」
「は、はい!」
 興奮したように顔を紅潮させると、アンネローゼは我がことのように喜んだ。
 もちろん、そのすべてが少年の計算であり、演技であることを、彼女は露とも知らない。疑おうとすらしないだろう。
 コンラートは、覚悟を決めていた。
 アンネローゼとヤン・ウェンリーの関係を、皇帝――ラインハルト・フォン・ローエングラムに知らせるのだ。
 黄金獅子と称せられるラインハルトは、最愛の姉であるアンネローゼを、フリードリヒ四世に奪われたことに対する怒りから、ゴールデンバウム王朝を倒したとされている。
 華麗極まりない容姿と天才的な頭脳、大胆な行動力に目を奪われがちだが、あの青年をただ言葉で表すならば、
(ただの、シスコンじゃないか)
 賭けてもいい。
 ラインハルトさまは聞いてくる。
 アンネローゼさまの様子を、世話役の自分に必ず聞いてくる。
『……はい。最近のアンネローゼさまは、ヤン・ウェンリー元帥と特に親しい関係にあるようです。先日も、森の中で密かに逢引して――セックスをしていました』
 怒るだろう。
 きっと怒り狂うだろう。
 これで、ヤン・ウェンリーの運命は決まったも同然だ。
「……ではアンネローゼさま。しばらくの間、おいとまさせていただきます。このお手紙は、必ずわたくしがお届けしますので」
 礼儀正しくお辞儀してから、コンラートは天使のような微笑を返した。

879 :牛男:2005/04/30(土) 11:30:51 ID:7wjZcgEI
 フェザーンへの遷都が計画されているという噂もあるが、現在の銀河の中心は、惑星オーディンである。
 そして、オーディンの中心となる建物は、旧帝国の遺産であるノイエ・サンスーシー……ではなく、その近くにある質素極まりない建物だった。
 警備は厳重だが、皇帝の居城とはとても思えない。
 門の前で皇帝への取り次ぎをお願いし、しばらく待ったあとにやってきたのは、鬢に一筋の白髪が入った、体格の良い中年の男だった。
 年はよく分からないが、三〇代の半ばから後半といったところだろうか。
「憲兵総監兼帝都防衛司令官を務める、ウルリッヒ・ケスラー上級大将です」
 最悪門前払いをくらうかもしれないと覚悟していただけに、その男の名前と役職を聞いて、コンラートは驚いた。
「陛下は今お食事中ですが、是非とも君に会いたいとおっしゃられています。……コンラート君だったね。さあ、緊張することはない。一緒に来なさい」
 ひょっとすると、アンネローゼが密かに手を回してくれたのかもしれない。それでなくてはあり得ない展開だった。
 機能的とはいえるがいささか華麗さに欠ける廊下を歩き、厳重なセキュリティーロックがかけかれているであろうゲートを幾つか通って、その扉の前に着いた。
 緊張した様子のコンラートににやりと笑って見せ、ノックをする。
「陛下。お連れいたしました」
「入れ――」
 落ち着いた若者の声だ。
 扉が開かれると、そこは小さな食堂で、二人がけのテーブルがひとつ。正面の窓からはやや眩しいくらいの明かりが差し込んでいる。
 そしてテーブルの席に、豪奢な金色の髪と鋭いアイスブルーの眼を持つ皇帝が、悠然と佇んでいた。
 コンラートはまず、その華麗な容姿に眼を奪われた。
 後方で扉が閉まったが、気づきもしなった。
 黄金色の皇帝は、少々行儀のわるいことに、テーブルの上に肘をつき、手の甲にほっそりとした顎をのせていた。もう一方の手はテーブルの下だ。
 皇帝の隣には、こちらも目を見張るほど美しい女性がいた。
 くすんだ金髪、ブルーグリーンの瞳。誰だろう。
 秀麗な顔立ちだが、少し強張っている、ような気がした。

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