始×茉理/(4-569さん)



「始さん…お願いだから、しばらく動かないで」
「ごめん、それはちょっとこの姿勢じゃ難しいかな」
「分かってるけど、無理を承知でお願い!!」
「最初に頼み込んできたのは茉理ちゃんのほうだろ?」
「きゃ!初めてなのに…」
「…痛い?」
「大丈夫、なんとか…我慢する」
「無理そうなら止めてもいいよ、茉理ちゃん」
「それは駄目!!」
「じゃあ、動かすよ?」
「ん…」

真っ昼間のリビングから洩れ聞こえる声に、つまみ食いに台所へ忍び入った彼の足が止まる。
共犯に仕立てようとした弟の耳を慌てて両手でふさぎ、おそるおそる扉の隙間から中を
覗き見ようとして、すぐ上の兄に猫の子のように襟首をつまみあげられた。
声をあげず口パクで抗議するも、廊下の窓ガラスに反射した室内の様子に目を奪われる――

ヨガピラティスのDVDをかけながらTシャツにジャージ姿でマットの上で
身体を捻る茉理とそれをサポートする始が、そこに映っていた…。






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