1-150さん/初・体・験
宇宙暦801年、新帝国歴3年、ラインハルト・フォン・ローエングラムは25年という
短い生涯を終えた。
ラインハルトの葬儀と、バーラト星系を共和制の統治下とするための協議を終えた、四人は、
それぞれの帰路についた。
「ポプラン中佐、結局はフェザーンに残ってしまったのね」
カリンが少し寂しそうにつぶやく。
「うん、でも中佐とはまた必ず会えるよ。ハイネセンにガールフレンドもたくさんいるしね」
ちょっと皮肉を含んでユリアンが言う。
イゼルローンへと戻る巡航艦の部屋の窓から、若い恋人たちは星海を眺めていた。
ラインハルトが死んだ時に二人で見た星空とは、また違った風景である。
側で星を眺めるカリンの横顔が、いつになく美しく見え、ユリアンはじっと彼女を見つめていた。
少ししてユリアンの視線に気付いたカリンは、恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「ユリアン、何よ?」
虚勢を張って照れ隠しをするカリンにユリアンはいっそう愛しさを感じた。
そっとカリンにキスをし、抱き合った。
カリンの髪から甘いシャンプーの香が漂う。
唇を重ねながらユリアンは、自分の分身が固くなり始めているのを感じた。
(もうガマンできない!)
ユリアンはキスを辞め、カリンに抵抗する隙を与えずに、窓のすぐ横にあるベッドに押し倒した。
驚いたカリンは「ユ・・・ユリアン!」と叫び抵抗を試みるが、ついさっきまでの甘いキスのせいか
体に力が入らない。
「カリン、君が欲しい」
と真剣な眼差しを向けるユリアンに、カリンは全てを任せようと思った。
「わかったわ。でもね、ユリアン、私・・・初めてなの・・・・」
「僕だってそうだよ」
ここから先のことばは不要だった。
ユリアンは再びカリンの唇にキスをし、首筋にもキスをした。
カリンの体が軽く反応する。
そしてまた唇にキスをしながら、今度はTシャツの上からカリンの胸に触れた。
両手で優しく胸を揉むとまたカリンの体が軽く反応する。
カリンの感じている声を聞きたいと思ったユリアンは、キスを辞めてTシャツの上から少し強く
カリンの胸を揉んだ。
「あっ・・・・」
吐息ともにカリンの声が漏れる。
分身が更に固くなるのを感じたユリアンは、カリンのTシャツをさっと脱がせた。
白いレースのブラジャーがカリンの豊かな胸を包んでいた。
ブラの上から胸に触れると、カリンの乳首が敏感になっているのがわかった。
乳首を刺激されると、カリンはだんだん気持ちがよくなる感じがした。
カリンの白い肌が次第に熱を帯びてくる。
ユリアンはその熱を感じ取ったのか、ブラを外しカリンの乳房を露にした。
恥ずかしがるカリンを少し気にしながらも、ユリアンは子供のようにカリンの胸にむさぼりついた。
右胸の乳首を舌で転がすたび、カリンは小さな吐息を吐く。
今度は左胸の乳首を軽く噛むと、カリンはまた小さく「あぁ・・・」と声を漏らした。
そしてユリアンはカリンのジーンズを脱がせて、彼女をパンツだけの姿にした。
自分もカリンに合わせてTシャツとジーンズを脱ぐ。
大きくそして固くなっていた分身は、解放されたかのように更に固さを増していた。
カリンのパンツはブラと揃いの白いレースのものだった。
不意にジーンズを脱がされてしまったので、カリンはまた抵抗できなかったが、ユリアンの手が
下着に近づくと
「ユリアン・・・だめ・・・・」
と少しばかり抵抗する振りをしてみた。それがまたいじらしかった。
手をカリンのパンツに伸ばすと、かなり濡れているのがわかった。
「いや・・・恥ずかしいわ・・・」
彼女の発する声を無視して、ユリアンはパンツの上から指で割れ目をなぞる。
今まで以上にカリンの体が反応している。
「カリン、声我慢しないで」
とユリアンは言って、今度はクリトリスをパンツの上から刺激した。
そして蜜壷の入り口を指で刺激する。
「いや・・・あっ・・あっ・・」
まだ小さいながらもカリンは声をあげて反応した。
蜜壷からはさらに蜜が溢れ出す。
ユリアンはパンツの中に手を入れ、更に刺激をすると、カリンは
「ユリアン、だめ、気持ちいい。あぁん」
と色っぽい声を出した。
ユリアンは遂にカリンのパンツを脱がせ、カリンは生まれたままの姿になった。
カリンの茂みを掻き分け、ユリアンはカリンの股に顔を埋める。
「ユリアン、ダメ!!きたな・・・あっ・・・・あぁんあぁん」
カリンが言うことも聞かずに、ユリアンはカリンの肉芽を舌で転がす。
(どうにかなってしまいそう)
カリンは初めて感じる女としての喜びでいっぱいだった。
ユリアンはカリンの肉芽を指で刺激しつつ、カリンの花びらを開き入り口を舌で刺激した。
「あっ・・・あっ・・・ユ・・・リ・・・あぁん・・・」
敏感になっているところを責められたカリンは、今までにない大きな歓喜の声をあげる。
じゅるじゅるとカリンの蜜を吸う音が、更に興奮を掻き立てる。
少しくらい吸っても、カリンの蜜壷からはどんどん蜜が溢れてくる。
ユリアンは入り口に人差し指をそっと入れた。
指がすっぽり入ってしまう。
くちゅくちゅと音を立てカリンの蜜壷の芯を刺激するたび、カリンは少し腰を浮かせながら、
小さく悶えていた。
カリンの中で指を回して、更に音を大きく立てると、
「あ・・・はあぁ、いやっ、あぁん」
と更に甘い声が響き、蜜がどんどん溢れ出して来た。
(もう我慢できない!)
ユリアンの太くて固い分身は、カリンを求めていた。
「カリン、いい?」
カリンは軽く頷いて、
「優しくしてね」と呟く。
ユリアンは分身をカリンの入り口に当てて、ゆっくり挿入した。
先っぽが少し入ると
「い・・・痛い・・・」
「大丈夫?」
「う・・うん。平気。続けて」
という短い会話があった。
ユリアンの分身はだんだんとカリンの中の奥深いところに入っていく。
カリンは痛みに耐えながら、ユリアンの首に回した手に力を入れた。
狭く閉ざされているカリンの中をユリアンの分身は掻き分け、やがて最深部へと侵入した。
初めての痛みを感じながらもカリンは、声をあげるのを我慢していた。
優しいユリアンのことだ、きっと自分が痛がったら辞めてしまうだろう。
それだけは厭だった。ユリアンと一つになれたのが嬉しいのだから。
そんなカリンの気持ちを感じ取ったのか、ユリアンは根元まで入ったカリンの中から出よう
とはしなかった。
優しくキスをして、ゆっくり、ゆっくり自分の体を動かした。
カリンは痛みで小さな悲鳴をあげながらも、ユリアンを受け入れていた。
その姿はとても美しくて、ユリアンはたまらなくなった。
首から背中へと回ったカリンの手には、更に力が入る。
しばらくゆっくりとした動きが続くと、カリンの痛みも少し和らいできたのか、時折、
「あ・・・あぁっ・・・」
という声が漏れてきた。
ユリアンの分身はそろそろ限界に近づいていた。
カリンをいたわろうと思いながらも、ユリアンの男の性がその思考にブレーキをかける。
(もうダメだ!)
「カリン、ごめん」
「え?」
戸惑うカリンをよそに、ユリアンは激しく動きはじめた。
「え、あっ、やっ、ユ・・・あぁん、はぁぁん・・・・」
ことばにならないカリンの叫びが聞こえる。
しかし、ユリアンの動きは止まらない。
「ユリ・・・アン。あっ、ああああああ、ひゃあぁぁん」
ユリアンの激しい動きに呼応して、カリンの息も荒くなる。
(もうイク・・・)
そう思ったユリアンはカリンの中から分身を抜き、先端をティッシュで押さえようとしたが、
その前にカリンの胸に白い液体を撒いてしまった。
「あ・・・ごめん」
ユリアンは白い液体をティッシュで優しく拭く。
カリンは肩で息をしながら、
「ユリアン、好きよ」と言った。
「僕もだよ、カリン」
ぎこちないながらも、恋人としての儀式を終えた二人は、裸のまま抱き合って、キスをした。
二人は一つのベッドに横になり、しばらくは静寂の中にいた。
ユリアンは、カリンの父親で白兵戦の師匠でもあるシェーンコップから、聞いてもいないのに
教えられた女の抱き方のことを思い出していた。
(あの時は、中将の娘さんとこんなことになるなんて、思いもしなかったな・・・)
ユリアンの隣にいるカリンも、やはり父親のシェーンコップのことを考えていた。
(お父さんとお母さんも、こうやって愛し合ったのね・・・)
これがユリアンとカリンの、始まりの終わりである。
これから二人は幾度となく愛を確かめ合うだろう。
銀河の歴史がまた1ページ・・・・。