〜ラインハルトとヒルダの夜〜(懐アニ板銀英スレ808さん)
ラ:フロイライン実は・・・大変言いにくいのだが・・・・
ヒ:はい陛下?
ラ:実は・・・世は・・・その・・・何というか・・・
ヒ:はい陛下
ラ:世は実は・・・婦人を抱いたことが・・まだ・・・・・・
ヒ:(ハッ陛下は童貞なのね、変な気を使わせてはいけない)
分かってはいるものの自分も処女なのでどうしていいか分からないヒルダ
何も起きぬまま間の悪い時間が流れる
ラ:(ああこんな時にキルヒアイスがいてくれたら・・・キルヒアイスならこうなる前に婦人の抱き方くらい調べてくれただろうに・・・
いやむしろキルヒアイスなら予行演習くらいはさせてくれただろう・・・服はいつ脱がせればいいのだ?
世が先に脱ぐのか?確か婦人には男よりも下の穴が一つ多くそこに世の性器を入れるとは聞いたがそれには確か儀式というか準備運動のようなものがいるとかいらぬとか・・・
どうすればよいのだ?銀河帝国皇帝ともあろう世がまさか婦人一人を目の前にしてこのようにたじろぐとは・・・ああどうしよう)
突然部屋のテレビ作動→なぜかオーベルシュタイン登場
オ:陛下このような夜更けに失礼いたします
ラ:ぐ、軍務省書ではないか!どうしたというのだ?
オ:申し上げにくいのですが陛下、ベッドの下に男女の夜の交わり方を記録したディスクがございます
ラ:????け、け、卿は世にそれを見てフロイラインと交われというのか?
オ:子孫を残すのも皇帝の責務にございます、まして皇帝には皇帝に相応しきやり方というものがございます
ラ:だからといって皇帝である世が臣下である卿の申し出をはいそうですかと素直に聞き入れるとでも思うか?
オ:聞き入れてもらわねば困ります、正しき言葉に耳を傾けぬは愚者の振る舞いにございます
ラ:(怒りながら)卿はどこまで世を愚弄すれば気が済むのだ!!
オ:お言葉を返すようですが陛下、ローエングラム王朝の皇帝ともあろうお人が婦人一人抱けぬとあっては後世の笑い者となりましょう「百万の大群をも恐れぬラインハルト・フォン・ローエングラムはたった一人の女性を恐れた」と。
オ:私はまだあなたを見捨ててはいない。夜伽の相手にエミールを選ばなかったのは立派だがここでフロイラインを満足させることができなければあなたもそこまでのお人だったと言うことだ
ラ:・・・・・・・・・・・・・・・
銀河の歴史がまた1ページ
〜ラインハルトとヒルダの夜〜第二幕
ラインハルトはオーベルシュタインの進言に反論できず腹立たしげに黙っている
オ:フロイラインマリンドルフ?
ヒ:(気まずそうに)はい軍務尚書閣下・・・
オ:フロイラインにはベッドの下に陛下の相手をするに相応しき衣装と、心得を記し
た用紙を用意してある。陛下がディスクをご覧になっている間にシャワーを浴びてそ
れに着替え用紙を読むのだ、あとは陛下のなされるがままに従っていればよい
ヒ:(顔を赤らめつつ下を向き)はい・・・
オーベルシュタインはそれだけ言うと回線を切ってしまった
テレビの向こうのオーベルシュタインの職務室では以上のやり取りを聞いていた部下
(アントン・フェルナー)がオーベルシュタインに話しかける
ア:恐れながら閣下、皇帝陛下に対してそのような進言をなさってよろしいのでしょ
うか?
オ:誰かが陛下に対して男女の交わりをお教えせねばならぬのだ、陛下は最近ご病気
がちだし万が一のことが起こった場合に世継ぎがいなかったというのではローエング
ラム王朝の存続も危ぶまれる
オ:エミールでは世継ぎを産むことはできぬし、お教えするのが私であってはならな
いと言う道理もあるまい、またこの機会を逃してはあの陛下が女を抱くと言うことも
考えられぬ
ア:(軍務尚書の言うことはいつもながら正しい・・・だが正しいからと言って皇帝
陛下の御寝所での事にまで臣下が口を挟んで良いものか・・ディスクはまだしもフロ
イラインマリンドルフにお渡しになったあの衣装ではかえって陛下のお怒りを買いは
しないだろうか・・・)
場所は再びラインハルトの部屋
文字通りグゥの音もでなかったラインハルトだが、内心「助かった・・・」と思いつつおとなしく
ディスクを見ている。
ヒルダは言いつけ通りシャワーを浴びている。
ラ:(ほう、こうやって眺めてみると男女の交わりにも戦略と戦術が必要なのだな、
かのヤン・ウェンリーであればこのような時にはいかにして攻略するか・・・彼我の
戦力差を分析するに余のブリュンヒルト(性器)の火力であればフロイラインの要塞
を攻略することはたやすいように思われるが正面決戦では脳がない、ビッテンフェル
トならそれでも良かろうが何しろ余は皇帝だからな)
ラ:(しかしオーベルシュタインの奴め、男女の夜の交わり方などと仰々しく言うものだから
どれ程難しいのかと思えば所詮この程度ではないか、考えてみれば蒙昧で臆病な前王朝の
貴族どもにも出来たことだからな、余に出来ぬはずもないか、フハハハハハッ)
しかしラインハルトは忘れていた、これが彼にとっては初陣であることを。
そして今宵のブリュンヒルトには艦長や砲術長はおろか乗員は彼一人しかいないということも・・・
銀河の歴史がまた1ページ
〜ラインハルトとヒルダの夜〜第三幕
シャワーを浴び終わったヒルダ
オーベルシュタインの言いつけ通り用意された衣装に着替える
ヒ:?!こ、これはっ!
ヒ:(私にこの衣装を着ろと言うの?)
内心戸惑ったものの自分が今日着用していた服装が皇帝と、いや皇帝でなくとも
男と交わるにはあまりに色気のないものであったことを思い出し渋々着替えることとする
ヒ:(私としたことが迂闊だったわ、私の今日の服装(ブラウス、ジャケット、ズボン)は陛下と交わるには
あまりに野暮すぎる、こんな事になるのならヴェストパーレ男爵夫人にでも衣装を借りておくのだった、
もっとも胸元が随分余りそうだけど・・・)
着替え終わったヒルダはオーベルシュタインの用意した用紙にも目を通す
ヒ:え゛っ??????
ヒ:(こ、こんなのいくら何でも・・・・・・で、でも衣装がこれしかない以上やるしかない・・・)
ヒ:(いえむしろこれはチャンスよ、あの陛下を落とすには確かにこれ以外は考えられないし、
たとえ陛下のお怒りを買ったとしても全部軍務尚書閣下のせいにすればいいことだわ)
その頃ラインハルトは
ラ:(しかしオーベルシュタインがフロイラインの為にわざわざ用意した衣装とは見物だな、
あの堅物の軍務尚書の事だからどうせ前王朝の貴族の婦女子が着用していたような華美なドレスか、
同盟軍の軍服か、フェザーンで流行の露出度の高い服と言ったところだろうが・・・
奴自ら買いに言ったのだろうか?いくら何でもそれはないか?
いや、あの顔で犬の餌すら自分で買いに行くらしいから案外あり得るかもなw)
ラ:(そろそろフロイラインの身支度が終わる頃だから最後にもう一度復習しておくか)
ラ:(まずは疾風ウォルフの如く快速を以てフロイラインの衣服を脱がし、
次にアイゼナッハの如く静かだが確実にフロイラインの全身を舐め回す、
要塞突入に際してはビッテンフェルトの如き猛進を心がけ、突入後には鉄壁ミュラーの如きねばり強さを発揮、
全ての行動をケスラーの如く秩序に基づいて行い、最後はロイエンタールの如くクール且つ周到に射精・・・・
おっと要塞突入前にはフロイラインに、『陛下のトールハンマーをヒルダのお○んこに撃ち込んでください』
と言わせることもお忘れなく、だ!)
ラ:(フッ、我ながら今夜の第一次フロイライン要塞陥落作戦(仮称)のシナリオは完璧だ、
これならばたとえ相手がヤン・ウェンリーであってもどうしようもあるまい、
臣下の特質を全て我がものにしているところなど、まさしく余に相応しいではないか、
既に宇宙を手に入れたがベッドの上でも敵なしとは、今の余の戦闘力ならフリーザすら一撃で倒せるなw)
ラインハルトとヒルダ、それぞれの思惑を胸に決戦の時は刻一刻と迫るのであった
銀河の歴史がまた一ページ
〜ラインハルトとヒルダの夜〜第四幕
ラインハルトの後ろに身支度を整えたヒルダの気配が
ラ:準備は出来たかフロイライン?余の方はいつでもよいが・・・
ヒ:ええラインハルト・・・・いつでもいいわよ・・・・
ラ:ラインハルト? 余の名を呼び捨てにしたのかッ!?
少しむっとしながら後ろを振り返るラインハルト
ラ:%&’#$”!??
ラ:あ、あ、ああ、あ、あなたは!!
そこには何といるはずのないラインハルトの姉、アンネローゼの姿があった
ラ:(これは夢だろうか?姉上が目の前にいるとは・・・夢に違いない、
この部屋に余とフロイライン以外の者がいるはずがないし、
第一、姉上は今もオーディンの山荘に籠もっているはずではないか)
ラ:(しかしここにいるのは紛れもなく姉上、いくら10歳で離ればなれになったと
いっても実の姉を余が見間違えるとも思えぬ・・・)
ヒ:ラインハルト、さっきからどうしたというのです?ジークが亡くなってから元気
がないのを見かねてはるばる駆けつけたのですよ
目の前の光景が信じられないラインハルト
しかし見た目は紛れもなくアンネローゼである
ラ:本当に姉上なのですか?
ヒ:ええラインハルト、貴方の姉のアンネローゼよ
ラ:あ、姉上ェェェーッ!!!
いきなり抱きつくラインハルト
ヒ:ラインハルト、「姉上」ではなく「姉さん」と呼んでくれた方が私はうれしいわ
ラ:うん、じゃあ今から「姉さん」って呼ぶよ
オーベルシュタインが用意した衣装とはアンネローゼが着用していた服及び下着(実物)と
アンネローゼの髪型を模して作ったカツラ、それとアンネローゼの顔をかたどって作ったマ
スクであった。勿論それぞれにはアンネローゼの匂いをさりげなくつけてある。
調達に際しては最初部下を派遣しようと考えたが、事の特異性と重大性を考慮し彼自らが出向いた。
その際のアンネローゼの彼に対する奇異と嫌悪の眼差しは常人であれば決して耐えられるものではなかったが、
他人が自分をどう思うかについてまるで無関心な彼にとっては問題とはならなかった。
最初はオーベルシュタインの個人的な趣味から話を持ちかけてきたのではないかと考えたアンネローゼも、
話を聞くにつれ目の前の男が犬以外に興味を持たないラインハルトに劣るとも勝らぬ異常性癖者であることを
知り渋々同意せざるを得なかった。
真似できるのはあくまで外見だけであったが少なくともヒルダはその外見を
本人と見分けがつかない程度に似せることに成功した。
用意した用紙にはただ一言、「陛下の姉君を演じよ」。
ヒ:(信じられない効果だわ、陛下がシスコンなのは、以前、ヘボ詩人、いえランズ
ベルク伯の一件で知ってはいたけれどまさかこれほどとは・・・軍務尚書にグリューネワ
ルト伯爵夫人の服一式と、髪型を真似たカツラ、顔をかたどったマスクを渡されたと
きはどうしようと思ったけれど・・・)
ヒ:(それにしてもすごいわ、この格好をしている限り陛下は私の言うがまま・・・
以前グリューネワルト伯爵夫人にお会いして話し方や立ち居振る舞いを知っていたの
も功を奏したと言えるわね、こればかりは他の女性も真似しようがないはずよ、
さすがに声だけは微妙に違うはずだけど陛下は気がつかないのかしら?
でもこれをうまく利用すれば陛下を操って私が・・・いけない、それだけは・・・
でもあの軍務尚書閣下を追い落とすくらいのことはいつでも出来るわね)
無論、オーベルシュタインはアンネローゼの格好をした者がこのような考えを抱くであろう事を予測しなかったわけではない。
ラインハルトが極度のシスターコンプレックスであることを見抜いていたのは
生存者の中では彼とヒルダだけであったから、ラインハルトのこの異常な性癖を利用しようとする者も
他にいなかったし、ヒルダならラインハルトを自分の思うがままに操ろうとすることもないだろうと考えてのことである。
問題は彼自身の地位と身の安全であったが、もともと自己の保身について彼ほど無頓着な者もいなかったから、
ローエングラム王朝の後継者の誕生と彼自身の保身とを冷静に天秤に掛け一切の私情を排除して正しい判断を下すことができた。
こうしてラインハルトによる第一次フロイライン要塞陥落作戦(仮称)の決戦の火蓋はいま切って落とされた
銀河の歴史がまた一ページ
〜ラインハルトとヒルダの夜〜第五幕
ラ:(ではそろそろ出航するとしようか)
ヒルダをベッドに倒し服を脱がせ始めるラインハルト
ラ:(まずは疾風ウォルフの如く、だ)
手早く服を脱がせるラインハルト
ラ:(よし、ここはイメージ通りできたぞ)
ヒ:(とうとう脱がされてしまった・・・・かなり恥ずかしいわ・・・)
覚悟していたとはいえ初めてのことにヒルダはすっかり固くなってしまっている
ラ:(次はアイゼナッハの如く、なのだが姉上を前にして黙り込んでしまうのもどうだろうか・・・
初陣で黙り込んだとあってはなにやら余が怯えているかのようだし、
さっきのディスクにもムード作りが大事とあったしな)
ラ:(そうそう、さっきのディスクによるとムード作りのためのその一は『甘い言葉でささやく』、だ!
甘い言葉といってもケーキやクッキーを食べながらささやけと言うことではないんだったな・・・)
オーベルシュタインの用意したディスクに忠実なラインハルト
ラ:(ではやってみるか)
ラ:さすがは姉さん!肌の綺麗さといったらまるでイゼルローン要塞を覆う流体金属のようだ!!
(フッ、我ながらうまく言ったもんだ)
ヒ:恥ずかしいわラインハルト・・・・(誉められているのか分からないけどこう言っておけば
間違いないはずよね)
ラ:(よしよし、ムード作りは上々だ)
多分に自己満足の感は否めないが、さっそくヒルダの体を舐めようとするラインハルト
ラ:(確かディスクによると、体を舐めるにも胸から舐め始め全身に移っていくタイプと、
首筋あたりから徐々に胸へと推移するタイプがあると言っていたな)
ラ:(で、胸から攻める奴は食事するときも自分の好きなものから食べ始める奴が多く、
首筋から攻める奴は好きなものを最後に残す奴が多いとか・・・
ククッ、こいつは可笑しいがある意味では真実かもな、
もっとも好きなものしか食べない余には当てはまらぬが)
好き嫌いの多いラインハルト
ラ:(取りあえず胸から行っておくか)
左の乳首から舐め始めるラインハルト
ラ:(少し塩気がある気がするがあまり味はしないのだな・・・)
ラ:(確か舌を前後に動かしたり吸い付いたりしつつ、相手の反応を見る・・・
おっと見るといっても耳で確認するのが主で目は上目でチラリと見る程度、
左手は反対側の乳房を覆うようにのせること、と)
あくまでもディスクに忠実なラインハルト
ヒ:ああッ・・・ライン・・・ハルト・・・
思わず喘ぎ声が漏れるヒルダ
ラ:(なるほど姉上はこのような声を出すのか、耳で確認確認、
おっと確認することと舐めることは分けてはならないんだったな)
ヒ:ああん、ラインハルト、イイ、いいわ・・・・
ヒ:ラインハルト・・・右も・・右も舐めて・・・
ラ:(はっ、しまった・・・左を攻めるのに夢中で右側を忘れていたな・・・危ないところだった・・・
しかし以前キルヒアイスに『俺が手に入れるものはどんなものでも半分はお前のものだ』
と言ったからなあ・・・既に死んだとは言え右側はヴァルハラで待つキルヒアイスに残しておくのが
筋ではないだろうか・・・)
ヒ:ラインハルト、早く、早く舐めて・・・でないと姉さん・・・姉さんおかしくなっちゃうわ・・・
ラ:(やむをえん、許せキルヒアイス・・・・では取り舵いっぱい)
結局姉には逆らえないラインハルトではあったが、現在のところ、銀河帝国皇帝の名に恥じぬ
上々の滑り出しといえた
銀河の歴史がまた一ページ