ラップ×ジェシカ/2-497さん




両胸をまさぐる手と、首筋を強く吸う唇と2つの感触に、ジェシカは思わず声をあげた。
「あぁっ…ふっ……ん…」
声が漏れたことに気をよくしたのか、ラップの両手はジェシカの上半身を包むように背にまわり、
唇は鎖骨の感触を確かめながら柔らかなふくらみへと下りてくる。
ジェシカも男の背中に回した手で、彼の首筋から背中への筋肉の感触を楽しんだ。
ラップの手がジェシカのなめらかな腰を這い回り、瑞々しく色あざやかな胸の果実を口に含まれて、
自分の中心がしとどに濡れるのを感じたと同時に、今ここで思い出されるべきでない男の顔が一瞬、
ジェシカの脳裏をよぎった。

婚約を交わして後、ジェシカとラップは何度かベッドをともにしていた。
少女の頃から美貌ではあっても、細身のせいかどこか無機質な印象を与えることが多いジェシカだったが、
最近女性らしい柔らかさが加わったと周囲に評されるのが、婚約者と身体も心も愛し合うように
なった頃からだと自分で知っていた。
ラップが自分を深く愛しているのはジェシカにはわかっていたし、ふたりともそれなりの年齢で、
ごく自然にお互いの身体を求め合い、結婚前ではあったが誰にも何の問題もなかった。
当事者であるジェシカの心の中の、取るに足りないほど小さなほんの一部を除いては。
彼に恋していたわけではない。おそらく彼も、自分を愛してなどいないとジェシカは思う。
ならば気にすることはない。彼はラップの親友。3人でよくつるんでいた。それだけだ。



ラップの愛撫が腰から太股へと動き、下腹の弱いところに唇を感じて、ジェシカはまた声をあげた。
「はぁん…あっ…ジャン・ロベールっ……」
最も敏感な突起を舌で弄られ、指で身体の内側を蹂躙されて、たがが外れたように乱れる。
すらりと長く伸びた脚は大きく開き、ジェシカは知らぬ間に腰をゆらゆらと動かしていた。
ジェシカの泉は既に満ち、紅に染まってさらなる刺激を求めている。
大きく猛ったラップのものが、ずずずと音がしそうな量感を以てジェシカの内部に侵入した。
「あ…うぅん…」
何度か角度を変え、さまざまな刺激を味わい、お互いの身体が深く繋がっていることを歓び合う。
明日をも知れぬというほどではないが、出動がかかったが最後、ラップが生きて帰る保証など
どこにもないのだ。生気に溢れる今を存分に味わうように、二人は汗にまみれた身体で固く抱き合い、
全てを求め合った。
果てる瞬間、ラップの力強い腕に激しくかき抱かれたジェシカの脳裏に再びあの男の顔が現れ、
不意を突かれたジェシカは思わず声に出さずに彼の名を呼んだ。

――ヤン…――――


fin

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