私の彼氏僕にお月様を見せないで二次創作 kyouske作
 飯波市にある饂飩屋”七味うどん亭”……時々迷彩服を着たコワ〜〜イ外国人団体さんが見えると言う以外は何処でもある饂飩屋である。そこの看板娘である七味唐子……思わず実家が何をしているのか一目瞭然、初対面の人も見当が付く名前である。
「唐子〜〜〜」
 主ある父親が手招きする。調度ディナータイムが終わり彼女は居間で寝転がっていて危うく睡る所だった。
「お父さん?何?」
 涎の跡を拭き玄関の方に行くと其処にちと気弱な青年がいた。
「銀之助くん!」
 青年はニッコリした。
「ただいま」
「お帰り〜〜〜それにしても早く帰ってこれたわね?」
 銀之助が言う。
「うん。銀の弾丸の日本支部と本家との協定が纏まったし……この街に住めるようになったんだ」
 銀之助が言うと唐子は納得した。
「アメリカじゃ相当大立ち回りしたの?」
「大変だったよ、あっちのは体格が大きくって……しとめた後もCIAと軍の死体の取り合いでゴートンさんが切れた」
 唐子はクスっと笑う。そして饂飩を出す……卵を落とした月見饂飩である……銀之助は直ぐに目を背けたが体が変化する……着ていた服は破れ体から蒼と灰色の体毛が生え、口と耳が尖り牙が生え、ズボンから大きなシッポが生えた。
「唐子……月見は……」
「私はこっちの方が好きなの」
 唐子が寄り添う。唐子の父親は気を利かせて準備中の札を店の入り口にかける、父親も彼の体質の事は承知している………。

 狛犬 銀之助の家系は狼人一族であり絵本作家の父親も狼人になるし従妹である銀花(ぎんか)もそうなる………この一族に共通しているのは転勤が多いと言う事……銀之助も高校だけも四つを転々としている……長くいた時は一歳から五歳…原因は彼が狼人になり大暴れしたのである…その為に引越しも夜逃げ同然が多い。
 彼女の場合は転校初日の放課後に彼に素饂飩に卵を落として出したところ変化したが彼女はすんなりと受け入れた………彼の一族は丸く黄色い物を見ると変化するから黄色い信号機が大敵になる。ただし鍛錬すれば変化しない事がわかっているので子供は街に出るなら黄色い信号機を見ても変化しない様に体を慣らす事が大事である。
 彼の場合は小一で克服したが目玉焼きはまだだった……更に満月を見ると野生のパワー全開になる……彼女も始めて目の当たりにして危うく喰われそうになったが銀之助の父親の渾身の一撃で倒れた……
。 「今夜満月だけど………」
 すると唐子は彼の唇を舐めると銀之助は硬直する……。
「今日はしてもいいのか?」
「うん……」
 彼女の手は硬直したペ○スを摩っていた。四年前のあの時……唐子は銀之助としている……狼人の彼の一物は大型犬と同じ物であり唐子も唾を飲んだ。銀之助は長い舌で唐子のスリットを舐めそして胸を揉み解す……ソバカスがなくなった唐子の顔が赤くなる……。銀之助は唐子を抱えると彼女の部屋に行きベットの上に載せる。カーテンを閉めてドアに鍵をかける銀之助の行動は素早い……そして一物を差し出すと唐子は舐め始めた……。
「熱くって固い……」
 唸る銀之助……彼女は口に含み顔を前後させる。暫らくすると銀之助は唐子に圧し掛かり彼女のスリットにに一物を入れた……軋む音が聞こえそうな肉壷からくる感覚に唐子は叫ぶ。
「うぁあぁあ!」
「ぐぉおお!!!ヤッパリいい!」
 繋がったまま唐子を起こし銀之助は激しいストローグをする…これに唐子の体が上下に揺れる。
「銀之助君!」
「唐子!」
 ベットの上では狼人と専門学校生が体を寄せ合っていた……。やがて銀之助の一物の根元が膨らみ精液が出る…狼は大型犬同様根元が膨らみ長い二次射精をする…唐子にとってはこれが快感で初めてされたときには腰が抜けたそうである。

 翌日……銀之助は人間に戻っていた……一旦切れ掛かったので以前はキスで戻れたがいまではやらないと戻れなくなった。三角や四画の黄色い積み木を見続ければ元に戻る事が出来る……。
「今日はどうする?」
「デートは……バイトで三石ちゃんが来るから」
 二人は頷く……。

 しかし二人は知らない………唐子の子宮に受精卵が着床し数ヵ月後に大騒動を巻き起こす事になる事を………。


 完
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