夜の街には夜の女がいる。街角でめぼしい男に声をかけて客引きをする。懐が温かそうで、見栄っ張りな男に。そういう男の方が金払いがいい。彼女は本能的にそれを見抜いていた。彼女は、もしかすると生まれついての娼婦だったのかもしれない。女が1人、この街で生き抜いていくには金がいった。身体を切り売りし、ときには愛までを売り物にしていた。
彼女がこの仕事を始めたのは14歳のとき。10歳で両親が亡くなり、施設に引き取られたが、そこの生活になじめず3カ月で脱走。それからは、ストリートチルドレン同様の生活を送っていた。
脱走から3年が過ぎたある日、彼女が娼婦になるきっかけとなった事件が起こった。なにがなんだか分からなかった時間。まるでそこで犯されているのは自分ではないような感覚。激しい痛みも耐え難い恐怖も、全てが遠くに感じた。
犯した男はコトが終わると、吐き捨てるように「これで買ったんだ」と彼女にいい、精液と血にまみれた幼い身体に数枚の札を投げつけた。当時の彼女にとっては見たことのない大きな額のお札。
それから少女は娼婦になった。金のために、力で奪った男への復讐のために。

 

 

 

彼女が街で着ている服は、パンティが見えそうなくらいに短い革のタイトスカート、ガーターベルトに吊されたセクシーな柄のストッキング。それから、コート。
腰までの大きなスリットが3カ所入ったコートの前を少し開き、中から扇情的で胸の膨らみがよく分かる肩紐のないブラジャーを見せている。
そして彼女は今夜も相手を捜してネオンの輝く通りから少し離れた街角で立っていた。

 

 

 

 

 

娼 婦 −第1話−

 新鷲のあ

 

 

 

 

 

アスカは1人の気の弱そうな男に声をかけた。幼い頃、彼女がまだ純粋だった頃経験した初恋の男の子の面影を残した青年だった。
「ねえ、今夜、暇? アタシとどう? あなたなら特別に安くしておくわ」
そういうと、彼女は青年を誘うように身体にまとわりつき、ボリュームたっぷりの乳房を青年の身体に押しつける。
「あ、あの……僕」
青年は女性になれていないのか、薄暗い街角でもはっきりと分かるくらい顔を赤くしうつむいていた。アスカがそういう客を誘ったのは初めてだった。女になれていないような男は、すぐ本気になるからだ。『男の欲望は金の元』とする商売をしている彼女にとってそういう客は、うざったいだけだった。けれども彼女はその青年に声をかけてしまった。昔が懐かしかったのかもしれない。何も知らなかったあの頃。世界は全て明るいものだと信じていた少女の頃。10歳のときに初めて経験した甘酸っぱいキス。
「魅力、ない?」
少し顔を曇らせ、瞳を潤ませながら、青年にいう。あくまでもしおらしく。これは演技だった。心の底からこんな風にいうことは彼女にはもうできないことだった。
明らかに真面目ですれていない感じの青年は、どうしていいのか戸惑っていった。
「で、でも、僕どうすれば」
「何も考えなくていいの。本能が知ってるわ」

 

 

 

 

 

アスカは青年から金を受け取ると、裏通りにあるホテルについた。入り口は狭く分かりづらい場所にある、ここは娼婦専用のホテルだった。
「ここで、いいかしら? それとも他にいきたいところ、ある?」
アスカが青年に尋ねた。
青年は、「僕はよく分からないから」といい、首を左右に振った。
「そう。じゃあ、来て」
アスカはいつもの部屋に青年を通す。部屋の中には大きなベッド。それから、小さな冷蔵庫。あとはバスルームだけといういかにもそのためだけの部屋だった。照明は自在に明るさを調節でき、彼女はそのボタンをゆっくりまわしながら、青年に好みの明るさを聞いた。
「どのくらいの明るさがお好み?」
「え? 僕は、その……」
相変わらず恥ずかしそうにうつむいて、もじもじしている青年にアスカは、どうしてこんな男誘っちゃったのかしらと思った。
「恥ずかしがらないで、それともアタシだと役不足?」
うつむいている彼の視線に彼女の胸が入る。アスカは、青年の視線の先で両腕で胸を挟み、ただでさえ目立つ谷間を更に強調し、上目遣いで訊ねた。
「い、いえ、そんなこと、ない、です」
「じゃあ、脱がせて」
そういうと、青年の手を取り、コートのエリを掴ませる。青年は、ごくりと唾を呑みながら彼女のコートを剥ぐ。さっきまでちらりと見えていたブラが彼の視界の中に鮮烈に浮かび上がる。そして、彼女は青年の身体にぴったりと寄り添いながら、青年の服を脱がせる。一つ一つ丁寧に。今まで感じたことがない欲情に青年の心臓は張り裂けそうなくらい激しく早く動いていた。
「緊張しないでいいわ、ここにはアタシとあなたの2人だけ。
 誰もいないのよ」
青年の上半身を裸にし、ベルトに手をかけ、ズボンのボタンをはずし、ゆっくりとチャックをおろす。そこには、既に張り裂けんばかりに勃起したペニスが青年の下着を押し上げていた。
「元気いいのね」
ズボンを下にずりおろすと、彼女は膝を床について、下着の上から大きくなった彼のものにキスをした。つんと鼻を突く男性独特の匂い。下着の上からそっと、やさしく、くわえ込んだ。
「あ、あ、あの?」
初めての他人の感触に驚きと戸惑いを感じながらも青年は感じていた、なま暖かい感触。布を通して感じる息づかい。
「こういうのは、きらい?」
「い、いえ、そ、そんなことは」
アスカは、青年の下着をそっと脱がし、彼の顔に似合わない大きなペニスを口の中にほおばった。
「んんっ……」
ぴちゃっ、ちゃぷっ。大きく音を立てながらおいしそうにしゃぶり、アスカは訊ねる。
「それとも早くアタシの中で暴れたいのかしら?」
話をする度にかかる甘い吐息も彼には刺激的だった。彼女のフェラチオは、包み込むように優しく、そしてエロティックだった。青年は、彼女の表情、その下に見えるふっくらとした二つの膨らみを交互に見ていた。だんだんと快感が彼の全身を駆け抜ける。
「でも、あの、僕……」
青年の息づかいがどんどんと激しくなっていく。それにあわせるかのように、彼女の方も激しく青年の大きなペニスを喉の奥まで呑み込みながら指と舌で巧みに刺激する。そして、彼のペニスは更に大きく固くなり、絶頂が近いことを告げていた。
「んんっ……んくんくっ」
「ぼ、僕、も、もう……」
「いいのよ、いっぱい出して、全部飲ませて」
彼女がそういうと同時だった。
どぴゅっ。どぴゅっ。どぴゅっ。
青年はペニスの先から、熱い液体を飛ばした。何度も何度も、脈打つ度に彼女の喉に彼の熱い精液が飛び出す。そして、彼女は、全てを絞り上げるように彼のペニスを下からゆっくりと吸うと彼のものを綺麗に舐めあげる。
青年は、恥ずかしさでうつむいていた。
「ステキだったわ。あんなにいっぱい出して……。
 おいしかったわよ。とっても」
そういいながら彼女は立ち上がり、彼の腹に胸を押しつけて抱きつく。そしてさり気なく青年の乳首に舌を這わせた。
「あっ……あの」
「ねえ、ベッドへ行きましょう。今度はアタシのここで逝ってね」
アスカは、彼の手をとり、既に湿っている自分の股間に指を滑らせた。くちゅっ。いやらしい音と共に彼の手にはねっとりとした愛液の感触が伝わる。
「もう、こんなに濡れてるのよ」
そういうと、視線を彼のペニスに移し、一度放出してもなお、そそり勃っていることを確認した。
彼の両手を手に取り、自分の腰にまわすと、革のスカートのファスナーに誘導し、
「脱がせて……」
と言った。
青年は、ゆっくりとファスナーをおろす。そしてスカートは、ストンとしたに落ち、目の前にはレースのパンティ、そしてガーターベルトとストッキングが目に映る。青年は初めて見るセクシーな下着姿に息を呑んだ。そして、パンティからうっすらと透けて見える恥毛に目は釘付けだった。
「そんなに、見つめられたら、恥ずかしいわ」
「あ、すみません。その……」
「謝ることはないわ。今夜は、あなたのものよ」
アスカは、握っていた青年の手を背中にまわすと、ブラのホックの場所においた。
「あなたがはずして……」
青年は難なくホックをはずすと、手を離した。彼女の豊かな胸の上を、ブラがゆっくりと滑り落ちていく。そして、レースがアスカの乳首に触れたとき、あんっとエッチな声をあげた。
青年は、露わになった彼女の均整のとれた豊満な乳房を両手で掴み、初めてさわる女性の柔らかくて温かい感触を味わいながら、揉む。青年は、この淡い色の乳首を吸ってみたい、そう思った。そして、両手に余る大きな胸の先端に付いているかわいらしい突起にむしゃぶりついた。
「ああ……あんっ」
口を大きく開けて彼女の先端を呑み込みその中では舌で彼女の固くなった小さな粒をいたぶる。叩くように、転がすように。ゆっくりと、そしてはやく。
「あんっ、そんなにしちゃっ、だめっ、あんっ……あっ……あふっ」
アスカのかわいらしい口から、色っぽい吐息が漏れる。とてもセクシーで切ない声で彼女は鳴く。その声に反応するかのように青年は、乳を揉み、そしてしゃぶる。彼の執拗な攻撃になすすべもなくアスカは感じていた。そして彼女の割れ目からは、青年に触れられる度、なま温かくねっとりした液が溢れ出ていた。そしてそれは、彼女のレースのパンティから沁みだし、彼女の太ももにまで流れる。
そして、そのまま2人はベッドに倒れ込んだ。
青年はその弾みで、彼女の胸の間に顔をうずめる。そして、そのまま舌を這わせ、さっき彼女がしたようにレースのパンティの上から彼女の熱くなった部分にキスをする。女性の匂いを嗅ぎ、彼は更に欲情し、先ほどよりももっともっと大きく固くなっていく。
乳を揉みながら、さっきまで舌でなぶっていた彼女の乳首を指でつまみ優しくこねる。
「ああ〜ん、あっ……あんっ……いいっ、あっ……あんっ」
彼の指と舌を感じながらアスカは快感の渦に身を任せていた。
彼女の熱くなっている股間に顔をうずめ、割れ目に添って舌でなぞる。そして、彼女の声がより高く激しくなる箇所を見つけると執拗にそこを舐めあげる。
そして、彼はくちゅっくちゅっと音を立てながら、口をすぼめて吸う。
「あっ、そこは……だ、だめっ、あんっ、でも……いいっ、ああっ」
下着の上からの愛撫はもどかしく、直に触れて欲しい、直接撫でて欲しい、と彼女にそう思わせた。そしてそのじれったい感じも、彼女に快楽を与えていた。
彼は右手で彼女の大事な部分を隠していた布をよけると、露わになった綺麗なピンク色の濡れている花弁を見つめた。芸術的な美しさだった。閉じている割れ目をそっと舌でなぞる。
「あんっ……はぅっ、ああっ、そ、そんなっ……あんっ」
先ほどとは違う激しい快感がアスカの頭に突き抜けていく。直接的な愛撫。そして彼の温かくざらっとした舌を全身で感じていた。全身を舐められているようなゾクゾクした感触が彼女を襲っていた。
青年は彼女の快感の証が溢れ出ている箇所を見つけるとその隙間に強引に舌で割り込み、更に奥深くを舌先で舐める。
「あっ……いいっ、あんっ、感じるのっ、ああ〜、あんっ……そんなこと……あふっ」
彼は、まだ乳首をいじっていたもう片方の指で彼女のパンティの腰の部分に手をかけると、ずらしていく。扇情的なレースのパンティは、くるくるっと小さく縮んで彼女の足首に引っかかり、やがて、ぽとりと落ちた。彼女が身につけているのは、ガーターベルトとストッキングだけ。その姿は彼の欲情をさらに強くさせる。そして両手で彼女の弾力のある形のいい尻を掴むと、舌であるものを探す。ゆっくりと上へ。そして、小さなピンクのこりこりした固い蕾を見つけると、舌で転がすようにやさしくつつく。
「ああっ、そこは……だめっ、よ……あんっ、いいのっ……あっ、あんっ……あああっ」
彼女の激しく喘ぐ声を耳にすると青年は、その小さな蕾を舌でチロチロと舐め、唇をすぼめてくちゅっと吸う。そして、吸いながらも舌をとがらせ攻め立てる。青年の執拗な愛撫にもっと激しい快感がアスカの足の先まで伝わっていく。彼女はこれほど男性を欲しいと感じたことはなかった、客を喜ばせるための演技ではなく、身体中が彼を欲した。
「ねぇ……お願い、きて……、あんっ」
その言葉を待っていたとばかりに、はちきれんばかりの欲望がアスカの花弁を押しのけて侵入する。青年はゆっくりと彼女の膣を堪能するように挿入した。奥まで進むと、彼女の頭まで快感が突き抜けていった。
「はぅっ……あ、あんっ」
青年のいきり立つものを呑み込み、そして弾力のある肉壁で締め上げる。青年は、その快楽に腰を任せ、彼女がいっていたとおり本能のままに動かしてた。その技巧的でない動きはアスカの心に響く。そして、今まで以上の快楽を2人にもたらしていた。
「あ……あん……あふっ、あっ……いいっ、ああ〜ん」
アスカの淫らな液はももを伝い、シーツにシミを描いている。いつもと同じように結合部分からはぐちょっ、ぴちょっと淫らな音が聞こえていた。そして彼女は、激しく切ない声で鳴き、彼の動きに合わせるように腰を振る。そして彼女は、自分の初めてのことを思い出していた。誰とも分からない人物に犯され、汚されたあの日。その男は無理やり彼女を犯すと数枚の札をおいてどこかへ行った。彼女にとって、そのお金は生きていくために必要なものだった。悔しさの中、涙を流しながらその金を拾った。
今までは彼女は男をあざ笑うかのように弄び、金を取る娼婦。決して、心からの快感など感じたことがなかった。ただ、身体だけが獣のように反応していたに過ぎなかった。
彼女の目から涙が溢れた。
その様子に気付いた青年は、腰の動きを弱め、
「どうしたんですか? あ、あの、僕、なにかしましたか?」
と、不安げな表情になって訊ねた。
「いいえ、ごめんなさい。とても、気持ちよくて、涙が出たの。
 驚かせてごめんなさい。ただ、気持ちいいだけ……」
そういうと、アスカは彼の首に腕を回し身体を密着させる。
再び青年は腰を動かし始めた。
「あんっ……感じるわっ、ああ〜……いいっ、あんっ……あんっ」
「あ、あの、僕……」
彼は今まで必死で我慢をしていたが限界が近づいていることを彼女に告げる。
「いいわ、一緒に……ああっ、い、くぅ……」
アスカの背中が弓なりにそり、彼のペニスをぎゅっと締め付ける。その刹那、彼の先端から再び熱い液が彼女の中に放出された。
2人はしばらくつながったまま、抱き合い、その後も何度となく絶頂を迎えた。

 

 

 

 

 

空がすこし明るくなってきて、間もなく夜明けを告げるころ、恋人のように腕枕をされ、アスカは余韻に浸っていた。
そのとき、ふいに彼が口を開いた。
「あの……名前、聞いてもいいですか?」
「名前? ああ、レッドよ」
「レッド? そうじゃなくて、本名を……」
「それは、マナー違反よ」
「ごめんなさい。ただ、僕の初恋の人になんとなく似ている気がして」
「そう、でもアタシは違うわ。初恋の人と比べないで」
「すみません、僕、そんな……」
ふと青年は彼女の横顔を見て、彼女の瞳にある涙が目に入り、口を噤んだ。
彼女は生まれて初めての感情に戸惑った。嫉妬……。客の初恋の相手に嫉妬するなんて。しかも、褒め言葉で彼はいってくれたはずだった。彼女にとっては、そんな純粋な心は辛いだけだった。愛を切り売りして生きてきたこの数年。彼女は数年前の初恋を思い出していた。純朴な少年だった。今の彼のように。清流のように澄んでいて世の中の負の部分の存在などまるで知らなかったあの頃には、戻れなかった。どんなに身体を洗い清めても、無理なことだった。心が穢れてしまった。

「あ、あの、レッドさん。また、会ってくれますか?」
期待に満ちた目で青年はアスカを見つめた。
「ダメよ。アタシ、高いのよ」
「え? でも、今日くらいのお金なら、頑張って作ってきますから」
「無理よ、あの金額じゃ、最初のお口で終わりよ」
「じゃあ、今日のも金額が足りないってことですよね?」
「そうね」
「今日の分は絶対にお支払いします。だから、また、会ってください」
青年はすがるような目で、アスカを見つめてお願いした。その視線すら、彼女には痛かった。まっすぐな瞳。それは彼が、今まで道を踏み外さずに生きてきた目。今の彼女には正視できなかった。
「それはできないわ」
「でも、せめてお金だけでも受け取ってもらえませんか?
 今は持ってないけど必ず持ってきますから」
ふぅ〜とため息を付いて、アスカは裸体にシーツを巻き、立ち上がると、床に落ちている青年の服を拾い、渡した。
「これを着たら、もう帰りなさい」
「そんな……会ってくれるっていうまで僕はここを動きません」
だだっ子のように、ベッドの上で彼はいった。
「ここはアタシの家じゃないのよ。だからアンタがここにいてもアタシは全然困らないわ」
そういうと、アスカは自分の着ていた服を着ると部屋を出ていこうと扉に手をかけた。青年は後ろから彼女を抱きしめ、それを阻止した。彼女の白いほっそりとした首筋を軽く噛みながらいった。
「どうして、ダメなんですか? 僕、どうしようもなく好きになったんです。
 また、会って欲しいんです。僕、シンジっていいます。
 碇シンジです。この近くの大学に通う大学生です。あなたが会ってくれるまで、僕は毎日来ます」
「シンジ?」
それは、彼女の初恋の思い出の彼と同じ名前だった。あのままの少年が青年になっていた。彼女が心の中でいつも想像していたままの青年だった。10歳で施設に引き取られるとき、「大人になったら迎えに行くから」そういってくれていたシンジ。
ううっ……。
彼女の背中が小刻みに震える。
「どうして、泣くんですか? レッドさん。僕じゃ力になれませんか?」
「これは、返すわ。だから、放してくれる?」
シンジから受け取ったお札をポケットから取り出すとアスカはシンジの下着に挟んだ。
「お金なんていりません。僕はあなたと……」
「それはダメ。アンタはこんなところには似合わない人よ。
 ましてや、アタシは娼婦。
 男を悦ばせてお金を吐き出させるのが仕事なのよ。
 アンタみたいな純粋な人騙すのなんて簡単だったわ。
 だから、もう行きなさい。そして二度と来ないで」
それだけいうとシンジの腕から無理やり抜け出すと、アスカは走った。通りに出ると手を挙げてすぐさまタクシーを拾い夜明けの街から消えた。

 

 

 

続く

 

−後書き−
今まで書いたお話の中で、一番うまく書けたお話です。私の技量では、表現力不足で勿体ないストーリーかもしれません。エロティックな場面が似合う、そんな話だったかな。表には短編として掲載していただけることになりました。表の方は1話完結です。こちらの方は5話程度で完結の予定です。また、表に比べるともっと「あいたたたっ!」なシーンが加わるかもしれません。じっくりと書いていきたいので、投稿ペースがゆっくりするかと思いますが、第2話以降もお読みいただけると嬉しいです。

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