此処は、第三新東京市にあるマンション−コンフォートマンション17。

そこには碇シンジと、惣流・アスカ・ラングレーという世界一ラブラブな、お馬鹿なカップルがいた。


 be convulsed!

Written by HTIK


「ねぇ、アスカさん……………。」

彼−シンジは、恐る恐る自分の隣にいる彼女−惣流・アスカ・ラングレーに声をかける。

「はい、何でしょうか?」

シンジに声をかけられた彼女−アスカは、嬉しそうに答える。

「…………僕はどうして此処に居るのかな?」

「それはアタシが呼んだからでしょ?」

「………………何故僕を呼んだの?」

「わかってるくせに〜。」

アスカはシンジの頬を指でつつきながら言う。

「……………………」

 

少し時間をさかのぼる。

シンジがお風呂から上がって、寝ようとしたところ、アスカに部屋に招かれた。

シンジはアスカのベッドの上に座らされた。アスカはシンジの横に座り、シンジの腕にしがみついた。

アスカは既にお風呂に入った後で、タンクトップにジョギングパンツというラフな格好だった。もちろんブラはしていない。

シンジは自分の腕に布一枚を隔ててあたるアスカの胸の感触に、いまさらながらドキマギしていた。

アスカもそんなシンジが可愛いのか、にこやかに笑いながらシンジの腕から離れようとはしなかった。

それから10分ほど経っただろうか、意を決したシンジによって冒頭の質問に至る。

 

「今日はミサトが帰ってこないのよ?」

「……………………………」

「この家にはアタシ達だけ。」

「……………………………」

「アタシ達は恋人同士。」

「……………………………」

「愛し合う二人がすることといえば?」

「……………………………」

「いつもホテルばっかりだと、お金がかかるじゃない。」

「……………………………」

「あまり金遣いが荒いとミサトに勘ぐられるし。こんなチャンスは滅多に無いでしょ?」

「……………………………」

「まぁアタシは、この前みたいに学校でって言うのもスリルがあって良いけどね。」

「……………………………」

「やっぱり好きな人と一緒に朝を迎えたいじゃない。それに…………」

「……………………………それに?」

ずっと罪の意識に苛まれていたシンジ。

ミサトには自分達が既に肉体関係を持っているのは隠していた。

ミサトに知られたが最後、二人別々に暮らさなければならなくなるかもしれない。

それがイヤで隠しているのだが、家族であるミサトに隠し事をしていることがシンジには後ろめたかった。

今もミサトがいないからといって、家でしようとしている。

シンジはずっと自問自答を繰り返していた。

そのシンジが、顔を上げてアスカを見る。

アスカはにやりと笑うと、シンジの耳元で一言囁く。

「今日は安全日だから、着けなくても良いよ…………。」

(プチンッ)

シンジの中で何かが切れた。

アスカァ〜〜〜〜〜〜〜

いや〜〜〜〜ん(はぁと)

その後、二人は獣のように交じり合った。

幸いなことにマンションは完全防音であったため、音が外に漏れることは無かったが、同じ家に住むペット−ペンペンは、自分の寝床である冷蔵庫にまで響くシンジとアスカの「音」と、「声」のうるささに眠れなかったらしい。

 

 

 

「ん…………」

次の日、太陽が真上に上がる頃、部屋に照らされる暖かな光にシンジが目を覚ます。

ふと見ると、自分の上にアスカが寝ていた。

「あのまま寝ちゃったんだ………。」

シンジとアスカは、まだつながったままだった。どうやら二人とも、シてる最中に寝てしまったらしい。

シンジは自分の股に垂れ流れる自分の精液、そしてアスカの愛液に少し不快感を覚えるが、それよりも先に自分の上で眠るこのお姫様を起こさなければならない。

「アスカ。……アスカってば。」

「……ん〜〜、シンジィ〜〜。」

アスカは寝言でシンジの名を呟くと、身じろぐだけで起きようとはしなかった。

「うっ……」

アスカが身じろぐと、アスカの膣はさらにシンジのモノから精液を搾り取ろうと、シンジのモノを締めつける。

「………それなら…………アスカ、起きてよアスカ。」

シンジは少し腰を動かし始める。

「んん〜〜、ん、ん、あ、あん、ああ、ん、ん?……シンジ?、あ、あん。」

「目が覚めた?」

「………あれ?」

アスカは起き上がり、周りを見渡して状況を確認しようとする。

「昨日そのまま寝ちゃったみたいだね。」

「………そっか………昨日のシンジってば、激しかったからね。何回も何回もアタシの膣(なか)に出すし………8回くらい?」

「覚えてないよ。…………それより………お願いがあるんだけど………」

シンジは申し訳なさそうに、アスカを見上げながら言う。

「何?」

「その………もう1回良いかな?」

「ふふふ、シンジも好きね〜。良いわよ(はぁと)」

「あの……それで……」

「何、まだ何かあるの?」

「後ろ「ダ、ダメよ!まだダメ!アタシにも心の準備ってものがあるんだから」……」

アスカは何を勘違いしたのか、顔を真っ赤にして、慌てて両手でお尻を隠す。

「あ…………………あはははは。」

シンジの驚きの顔を見て、自分の勘違いに気づいたアスカは、あさっての方を見ながら笑った。その笑いは乾いていた。

「アスカ?”まだ”って…………」

「な、何よ!後ろに興味もっても良いじゃない!」

「いや別に悪いとは………」

「シンジだって、興味あるでしょ?」

「え?………う、うん。」

「やっぱり〜、シンジもスケベよね〜。でも後ろはまた今度ね。」

アスカはそう言うとシンジに覆い被さり、軽くキスした。

「それで何だっけ?」

「その………後ろからしたいんだけど………ダメ?」

「シンジって、ホントにバックが好きよね〜。もちろんアタシも嫌いじゃないけどね。」

アスカは呆れたように言ったが、その表情は明らかに期待に満ちた笑顔だった。

 

それからアスカはシンジとつながったまま、体勢を入れ替えてシンジに背を向ける格好になる。

シンジも起き上がり、膝を立ててベッドの上に立つ。アスカもそれに合わせて、お尻を突き上げたままうつぶせの状態になる。

「いくよ、アスカ。」

「うん……」

シンジは腰を動かし始め、徐々に早く、力強く突き始める。アスカはシンジの突き上げの気持ちよさに思わず目を閉じる。それは迫り来る快感を耐えようとしていた。

しかし、ここでアスカが目を閉じたことによって、一つの悲劇が訪れるが、若い二人にはまだ分からなかった。

 

 

 

キャアァァァァァァァァ

(ゴッ)

「ぐぇ。」

ふと、アスカが部屋に気配を感じた。現在この家にはシンジとアスカしか居ないはずだ。不思議に思ったアスカが目を開ける。

そこにはペンペンの顔がアップで見える。どうやら餌が無くて催促のために来たらしい。

突然ペンペンが目の前にいたことに驚いたアスカは思わず、ベッドに手をつき跳ね起きる。

シンジはペンペンには気が付いておらず、無心に腰を動かしていた。そんな中、いきなりアスカの悲鳴が聞こえたと思ったら、目の前に広がるアスカの後頭部。そして暗闇。

アスカの後頭部がシンジの顔に当たったのだ。

 

「イテテテテ……どうしたのアスカ?」

「え?あぁ、いきなりペンペンがベッドの横にいたからビックリしちゃって……。」

「そうなんだ……あれ?」

気が付くとシンジのモノに痛みが走る。気になったシンジはアスカの膣(なか)から自分のモノを抜こうとするが抜けない。

「どうしたの?」

「………抜けないんだ。イテテテテ」

ええぇぇぇぇぇぇぇっ

「もしかして………」

「もしかして?」

「膣痙攣かも…………」

「嘘!!ど、どうしよう………」

二人は青ざめる。まさか自分たちが噂の膣痙攣に陥るとは……二人の脳裏に、タンカの上に重なったまま救急車に運ばれるシーンが浮かぶ。

「どうしよう………そうだリツコさんに頼めば……」

「あんたバカァ!?リツコに頼める分けないでしょ!!」

「そ、そうだね…………。」

「でもホントにどうしよう〜。」

「ねぇアスカ?」

「何?」

「何か忘れてない?」

「アタシも何か忘れてる気がするのよね〜。しかもかなりマズイ事を………」

「「う〜〜〜〜ん。」」

シンジとアスカは腕を組み、頭をひねりながら考える。

「「……………………………あ!!」」

二人同時に思い出したのか、シンジとアスカはお互いを見る。

「「ミサト(さん)!!」」

シンジとアスカの顔が青ざめる。そろそろこの家の家長−ミサトが帰ってくる。この姿を見られるのは非常にまずい。

 

「ど、どうしよう!?」

「ど、どうしようったって…………そうだ、ドアをロックするのよ。内側からロックすれば、いくらミサトでも開けられないわ。その間に、この状態を何とかするのよ。」

「そ、そうだね。」

シンジとアスカはベッドから降りて、玄関へと急ぐ。しかし、繋がったままなので、ゆっくりとした足取りだった。さながらそれはムカデ競争の二人バージョンのようにものだった。

「こらシンジ!もっと速く歩きなさいよ!」

「そ、そんな事言ったって………。」

シンジとアスカは苦労しながらも、ようやく玄関に着く。

「も、もう少し………。」

アスカは手をいっぱいに伸ばして、ドアをロックするボタンを押そうとする。しかし、無常にもドアは開いてしまう。

 

「ただいま〜。あ〜疲れた、疲れた。」

この家の家長−ミサトが、運悪くドンピシャのタイミングで帰ってきてしまった。

ミサトの姿を見て石化する二人。

ミサトはヒールを脱いで上がろうとしたとき、ふと目の前に素足が四本あることに気づく。

そのまま目線を上に持っていくと、石像と化しているシンジとアスカがいた。しかも二人とも裸だ。

 

思わず離れて、大事な部分を隠すシンジとアスカ。

「………………………」

ミサトはシンジとアスカを指差しながら、口をパクパクさせる。言葉が無いようだ。

 

「こ、これは違うんです、ミサトさん!」

「そ、そうよ!シンジがもう1回やりたいって言うから……」

「な、なんだよ、アスカだってしたかったくせに。」

「アンタがバックでやりたがったのが悪いんでしょ!」

「アスカがペンペンに驚かなきゃ、こんなことにはならなかっただろう!」

「ぬわぁんですって〜〜〜」

「「…………あれ?」」

シンジとアスカは、何かおかしいことに気づく。先ほどまでお互いの顔が見れない状態だったはずだ。それなのに今は向かい合って罵り合っている。

「「…………抜けたんだ。」」

どうやら突然のミサトの帰宅に驚いたショックで、アスカの膣(なか)からシンジのモノが抜けたらしい。

「「良かった〜〜〜」」

シンジとアスカは思わず抱き合い、情熱的なキスをする。

しばらくキスに没頭していた二人だが、何やら殺気を感じる。恐る恐る殺気のするほうを見ると、そこにはツノが生えた(ように見えた。シンジ&アスカ談)ミサトがいた。

あ、あ、あんた達ね〜〜〜〜〜何やってるのよ!!

 

その後、数時間ミサトのお説教を喰らうシンジとアスカ。

シンジとアスカが心配した別居についてだが、別居することはないとミサトが断言した。ホッとするシンジとアスカ。

ミサトが二人を別居させないのは、自分の監督不行き届きをネルフの上層部にばらしたくないからだ。

もしバレれば、減棒だけではなく、罰として「えびちゅ」が飲めなくなるかもしれない。ミサトにとって、後者は死活問題だった。

それならグルになって、二人が成人するまで隠しとうそうと考えたミサトだった。

 

しかし、このミサトの判断が後で自分の首をしめることになる。

ミサト公認となったシンジとアスカは、ミサトが家にいるときでも、お構いなしにセックスをするようになる。

もはや一蓮托生のミサトが怒っても効果はなく、若い二人に当てられっぱなしとなる。しかも秘密なので誰にも愚痴を聞いてもらえない。

ついに我慢できなくなったミサトは、加持との結婚へとふみきり、この家を出て行くのだが、それはまた別のお話。

 

 

終わり


後書き

膣痙攣って、野郎にとっては痛いんですかね?

書いておきながら経験無いんですよね……したいとも思いませんけど(笑)。

最初、Hシーンをまともに書こうかと思いましたが………は、恥ずかし〜っ(笑)。だからカットしました。

2001/05/15 HTIK

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