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ボロボロのアパートへ駆けていく
灰色のこの街はオレンジに染まっていく
鳥たちの群れてるところを
忙しく通り過ぎてった
あたたかい風に ずっと身を預けた
行き先は分かっている
寝たままでふたりだけ話してた
同じこと何回もくりかえしつぶやいてた
ロウソクの灯りを見つめて
嬉しくて涙を流した
懐かしい場所が 少しずつ離れて
ぼやけてる星のように
あたたかい風に ふたり身を預けた
行き先は分かっている