吉本蔵之介は新しく建てられた植物園『ハルユリ植物園』のオープニングイベントに当選した。
蔵之介
ダイス : SAN(60) → 69(失敗) SAN-1
蔵之介
ダイス : 知識(50) → 69(失敗) ロール失敗のため追加情報なし ダイス : 知識(50) → 69(失敗)
蔵之介
蔵之介
ダイス : SAN(59) → 56(成功)
蔵之介
蔵之介
ダイス : SAN(59) → 79(失敗) SAN-1
蔵之介
ダイス : SAN(58) → 87(失敗) SAN-1
蔵之介
→加藤美鈴大学付属病院を選択 ダイス : 聞き耳(85) → 59(成功)
マスコミ1
マスコミ2
マスコミ1
マスコミ2
マスコミ2
マスコミ1
先生
蔵之介
先生
蔵之介
先生
蔵之介
先生
蔵之介
ダイス : 目星(45) → 4(成功・クリティカル) ダイス : SAN(57) → 28(成功) ダイス : オカルト(25) → 99(失敗・ファンブル) ハルユリ植物園に移動
蔵之介
ダイス : SAN(57) → 45(成功) ヒメユリ製薬研究所へ移動 ダイス : 幸運(60) → 40(成功) ダイス : SAN(57) → 9(成功) →持ち出す 現時点での蔵之介の進行度:1
蔵之介
乙女
蔵之介
乙女
蔵之介
乙女
乙女
蔵之介
乙女
蔵之介
乙女
乙女
乙女
乙女
乙女
乙女
蔵之介
乙女
乙女
蔵之介
乙女
乙女
蔵之介
乙女
蔵之介
ダイス : SAN(57) → 37(成功) ダイス : SAN(57) → 11(成功)
蔵之介
ダイス : SAN(57) → 73(失敗) ダイス : 対抗ロール(50) → 93(失敗)
蔵之介
DEX対抗 → 自動成功
蔵之介
蔵之介
ダイス : SAN(55) → 17(成功)
蔵之介
蔵之介
蔵之介
→渡さずに他の製薬会社に持って行く
元より植物園に興味があったわけではないがハルユリ植物園にはひとつの名物となる花があるらしい。
それが隊でも盛り上がって全員で申し込んだのだが、当たったのは蔵之介のみで仕方なしに一人で来たわけだ。
ハルユリ植物園とは多数の大企業の出資を経て建てられた大型植物園。
大変珍しい花々が多く、期待も高い、またこの園の目玉として『人面花』があり、奇妙な話題を呼んでいる。
この『人面花』は出資していた大手企業が開発中に生み出した副産物のようなものらしく、あまりにも奇妙だったため公開することにしたらしい。
オープニングイベントは代表のスピーチも終わり特に何事もなくつつがなく進行する。
様々な分野の業界人や重役、またイベントへの抽選に当選した人々が集められ、先行公開を兼ねて軽いパーティのようなことになっている。
軽食が出されたり花の酒や花の形のお菓子が出されたりしているだろう。
また、好きに見て回れるが混雑を防ぐためにメイン公開である一番奥の大温室には入場制限がかかっており、時間帯を何回かに分けて入場させるようになっている。
異常に巨大な一輪の花で、地面に近いところで咲いていて花弁の模様がはっきりと人の顔のように見える。
色彩も若干グロテスク。じっと見ていると少し気味が悪いくらい人によく似ている。
当然ながら柵があるので手が触れられない程度の距離でしか見れない。
よくよく見ていると血管のようなものが茎に伝っており、相当地中深くまで根をはっている植物だということがわかるだろう。
おみやげに小さな袋にハルユリという花の種が入ったものが貰える。
この種見たことある。清嗣だったら知ってるかもな~と思いましたが蔵之介は知らないので普通にお土産として持ち帰ります。
そしてにラインで聞くとこの花はハルユリというのは別名で、オトメユリという花で国の準絶滅危惧種に指定されておりそれなりに珍しい花である。
また種からだと発芽が大変遅く場合によっては花が咲くまでに6年ほどかかることもある。と教えてもらいました。
またこれは、この植物園に出資しておりパーティの主催者でもあった『百合 乙女』という女性がおり、彼女にちなんでこの植物園の名前がつけられ、この花の種が配られたことがわかる。
パーティは大変楽しくその日は解散となる。
例のオープニングイベントに参加してから一週間後の昼すぎ頃。
蔵之介が何気なく日常を過ごしていると不意に咳をする。これはもしかしたら少し前から頻繁に続いているかもしれない。
熱はなく空咳である。するとひらりと、口を押さえていた手のひらに一枚の花弁が握られていることに気づく。
それを確認した瞬間何か喉に違和感を覚える、咳が止まらなくなり喉の奥から引きずり出されるように吐き出したそれは花だ。
色は紫。形状は花冠の先が四つに分かれていて細かな花びらはライラックのようだ。
ありえないと思うかもしれないが蔵之介は口の中に残る花弁や咳をすれば次々と吐き出されるそれに現実だと理解してしまう。
花吐き病について親友の清嗣に連絡を取ってみるとネットの情報と共にラインが送られてくる。清嗣から送られた情報は以下の通り。
1.他にも複数の花を吐く病気の人物が、昨日あたりから発見されている。
2.実は数週間前から、この病気の噂はにわかにあったのだが実際かかった人間というものが報道されていないためただの噂話として処理されていた。
そのような話をしている詳しいブログやツイッターもログも全てもみ消されているというか、削除されていた。
花を口から吐く、ということ以外はたいしたことはわからないが、蔵之介の耳になんらかの形で一つのニュースが飛び込んでくることになる。
テレビの臨時ニュースとしてやっているだろう。
▼1日目のニュース
花を吐く病の患者 巨大植物と化し死亡というニュースである。
ニュースによるとその病気の人物はとある大学付属病院に数週間前から隔離されていたのだが、今日状態が悪化し病室のベッドの上で身体中が植物の温床のようになり口から一輪の巨大な”人面花”を咲かせて死んでいるのが見つかったということ。
昨日あたりから花吐き病を発症した患者が急激に増え、事実が大きくなってきた為公開しようとした矢先の出来事であったらしい。
尚医師側のコメントによると現在花吐き病にかかっている患者も少なからずこうなってしまう可能性があるとのこと。
尚情報を集めるために積極的に病院に来て欲しいとのこと。
花吐き病にかかっているものは周りの草木が急速に成長するという影響がある。
例えば、部屋に置いていたオープニングイベントで貰ったハルユリの種が気づくと急速に成長してテーブルに根を張っていたりする。
ハルユリというのは成長するのに年単位という月日を要する花である。
▼探索可能箇所
・加藤美鈴大学付属病院
・図書館
・ハルユリ植物園
▼加藤美鈴大学付属病院
S市というところにあるマンモス大学である加藤美鈴大学の付属大学病院で、最先端の医療と研究がおこなわれている場所。
ちなみにアメリカのマサチューセッツ州アーカムからの交換留学性がけっこう多い。
病院に行くと、多くの人で病院の中はごった返している。
患者だけでなく、取材に来たマスコミまでいるようで診察を受けようにも予約がいっぱいのようだ。
待ち時間にマスコミが話している言葉が聞こえてくる。
そうしているうちにようやく蔵之介の順番がくる。病院で診察を受けても解決しないが、頭痛薬くらいは出してくれる。
ショックであまり話が入って来ていない状態のまま、フラフラしながら図書館へ向かう。
図書館では以下の情報がわかる。
▼人体に寄生する植物についての論文
論文の要点をまとめると、その極めて珍しい植物は人体に寄生して、なんらかのきっかけで発芽するのだが、その尋常ではない力で人体を突き破って発芽するのである。
恐ろしい植物ではあるが、この植物を改良すれば体内の機関を修復したり人体に良い影響だけを与え続けることもできるのではないだろうか?興味は尽きないといった内容である。
論文を書いた人物の顔写真も添えられている。ハルユリ植物園で見た人面花の顔に酷似していることに気づく。
尚この論文を書いた人物なのだが『ヒメユリ製薬』という大手製薬会社の研究員である。
『ヒメユリ製薬』というのは大手製薬会社でハルユリ植物園にも出資していた。
▼ヒメユリ製薬
大手製薬会社、大企業グループである『オトメグループ』の関連会社である。
社長は現オトメグループ総取締役である『百合 乙女』という女性のようだ。なお研究所がこの街にあることと所在地もわかるだろう。
またにわかに『ヒメユリ製薬は花吐き病の特効薬の開発に成功しているという記事があり、量産体制に入るのは秒読みではないか』と囁かれている。
これにより株価が上がっている。
▼オトメグループ
幅広く多数の企業を参加に持つ大手企業グループ、近年では医療、美容整形系が強いようだ。
オトメグループってなんだっけな。なんかあれなんか有名だったな~CMで見たんだっけなと考えごとをしてると本を落として足にぶつかります。
ちょっと痛いです。
▼ハルユリ植物園
植物園について改めて調べたりするなら以下の情報が手に入る。
ハルユリ植物園は臨時休業になっている、これは感染の原因ではないかと噂されているためでもある。
しかし調べていくと従業員からの苦情がほとんどないこと、そもそもほとんどが短期のアルバイトばかりだったということ、休業するにしても異様に手際のよかったことが伺える。
また、近隣住民によると閉鎖された植物園から時々すすり泣く人のような声が聞こえるらしい。
今夜はここで調査は終わりのようです。大人しく寮に戻って寝る以外はできません。
花吐病進行なしで1日目が終了
▼二日目のニュース
二日目の時点で花吐き病は実は急速に被害を拡大しており、死者も何人か出ているようだ。
▼探索可能箇所
・ヒメユリ製薬研究所
▼ヒメユリ製薬研究所
本社ではなく支部、小さな研究所。中はすっからかんになっている。受付の人すらおらず中に入るのも容易。
蔵之介が研究所を物色していると研究ファイル、及び試作薬と書かれた薬が見つかる。
▼研究ファイル
・改良植物M2−51通称人面花について
人の脊髄に根を張り成長する危険植物の改良に成功。
本来ならば寄生した植物は発芽と同時に人体を突き破り破壊するが、このM2−51は体内で発芽し徐々に宿主となった人間を養分にすることが可能。
また、寄生させる際呪文を植物に宿すことが可能であり、これを利用すれば植物の成長を急速に促すこともできるため発芽時期をある程度コントロールすることもできる。
・改良チャコタについて
改良に成功したチャコタは、植物の遺伝子を取り入れており、人体に寄生し養分を吸い尽くした後の人面花を食わせることによって成長することが確認されています。
これにより顔の部位のストック、餌の確保も安定することでしょう。
ただし問題の弱点は克服されておらず、どこかに隔離しておく必要があります”詳細なスケッチが添えられており、巨大な芋虫に無数の顔がついている大変気持ちの悪い姿だ
・新研究所案
まもなく公開されるハルユリ植物園内に新研究所を設立すると乙女様の決定があった。
尚植物園は公開後ほどなくして大量感染と共に閉鎖される予定であり、その後は研究材料の栽培とチャコタの監視施設として使用される。
一般に公開されるM2−51の’特効薬’は極秘であるため新研究所内で研究、製造することとする。
・試作薬
花吐き病の進行度を1下げることができます。
もし進行度が1であった場合は、次の進行度チェックを一度免除できます。
進行度がここまでで上がりすぎた場合の救済です。持ち出せます。
研究所内で出る情報が一通り出切ったところで、電話が鳴ります。
……もしもし?
電話の主は『わたくし、百合乙女と申します』と名乗ります。
お礼は大金だったり、蔵之介の望むものならそれなりに用意してくれる。
そう告げると乙女は電話を切った。
どうやら監視カメラから蔵之介の様子は筒抜けだったらしい。
怪訝な顔して受話器を見つめた蔵之介は、ため息をついてから電話を切る。
そして腹をくくって新研究所へと向かった。
▼ハルユリ植物園・新研究所
植物園の中は人影がまったく無く、電気が全て落とされているのでかなり不気味である。
入ってしばらくすると多数の人のすすり泣くような声や悲鳴のような不快な鳴き声が奥から響いてくる。
これはチャコタの攻撃であった。
あちこちに巨大な何かが這いずり回ったような後を見つけて、大きさを想像してしまうかもしれない。
▼大温室
ガラス張りの大きな建物で、中は鬱蒼と様々な植物が育っている。
また隣には管理室と書かれた小さな別の建物がある。
大温室の扉は閉まっており、向こう側からべったりと血がついていて、地面に人だったものの破片が転がっているのが見える。
中に入ろうとするとガラスの向こうの木々が大きくざわめいたのに気づく。
そちらを見ると一瞬何か巨大なものがそこを通って行ったのを目撃してしまい、あろうことか化け物に張り付いた顔と一瞬目があってしまうだろう。
1d2の減少 → -2
花吐病の進行度が2まで上昇
・進行度2
出てくる花の量がより増える、常々微熱にうなされるようになる。
蔵之介は花を再び吐いてしまいます。微熱も出てくるでしょう。
蔵之介はこの中には恐ろしい化け物がいることがわかります。
が、この中の管理室に資料と特効薬があります。
負けず嫌いな蔵之介は化け物なんかに屈するものかとムキになって行きます。
化け物と対峙するかDEX対抗で駆け抜ける必要があります。
▼チャコタ
STR32 CON38 SIZ34 INT1 POW36 DEX3
噛みつき30%→1ラウンドにつき1d3
体の顔で攻撃する1d3
耐久値38
丸腰なのでアイビスさえあれば…!と思いながら駆け抜けます。
DEX対抗に成功すると外に出て扉を閉め温室の奥に扉がありそこに入ってやりすごすことができます。
▼管理室
扉が開いており、中で電源盤をあげると機械は普通に動く。
温室内の温度調整や水を散布する装置を動かすことができる。操作盤の横に張り紙がされており
注意!人面花は多量の水に非常に弱い為その周囲の機械を止めてあります
と書かれている。
温室内の扉側の半分しか水を撒くことができないようになっている。
化け物は水を撒ける範囲にいないので、一度おびき寄せる必要がある。
蔵之介の怒鳴り声に反応した化け物は、蔵之介に近寄りガラス越しに襲いかかろうとしてきます。
おびき寄せて水を散布することに成功すると、化け物は無数の顔が溺れていく苦しみから暴れ始めます、そして激しくガラスに体当たりします。
その後ガラスをぶち破った化け物は叫び声をあげ、間一髪蔵之介の横をかすめて飛び出していきます。
ううぅぅ…キッショ…
そしてそのまま身悶えしながら、近くにあった大きな池に沈み溺れ死んでしまいました。
蔵之介はゾッと鳥肌を立たせながら見守りました。
温室の奥には扉があり、その先は研究室があります。無事に蔵之介は特効薬と資料を手にすることができました。
その後おとなしく薬を百合乙女に渡すかどうかは判断に委ねます。
ちなみに渡さずに他の製薬会社に持って行った場合、ハルユリ製薬の評判がかなり下がりますので、多少オトメグループにダメージを与えられることでしょう。
その後、花吐き病という病はすっかり世間から消えていきます。蔵之介の愛する人々も笑顔を取り戻し無事元気になることでしょう。
しかし、この事件への関与を疑われたオトメグループは、すぐにそんな話も忘れられたかのように消え、存在しつづけています。
もしかしたら戦いはこれから……なのかもしれません。
END:A 特効薬を無事に発見した
クリア報酬:SAN回復1d10 → 7 最終SAN値 62