ハルさんが入室しました。  
 
ハル「バンワ」  
ミケ「乙」  
kamo「おひさ。ハル」  
ナナ「こんばんわ〜」  
ハル「どもです。>>all」  
ナナ「そっか、kamoさんはお久か」  
ハル「そういや新作に掛かったって言ってましたね」  
ミケ「攻略?」  
kamo「昨日徹夜で全ルートいてこました」  
ハル「流石師匠」  
ナナ「流石支障」  
ミケ「さがす死傷」  
ハル「でも最近はマンネリですよね」  
ミケ「確かアニメ化?」  
kamo「こっちは放送無いけどね。今からサーセンの準備」  
ハル「いや早いってw」  
ナナ「でも最近ハーレム物多いよね」  
kamo「ハーレム要員が多い件」  
ミケ「それも需要」  
ハル「でもただのハーレム要員で終わらすのは忍びない俺がいる」  
ナナ「仕方ないんじゃない?」  
kamo「ハルは今何に掛かってる?ハーレムモノ?」  
ナナ「ついて来ます師匠」  
ハル「そろそろ新しい奴を始めます」  
ミケ「BLはやめろ!」  
ハル「リアルギャルゲー・・・・むふ」  
kamo「なんだ?ドコ?」  
ミケ「??新作?」  
ハル「いやあ。そろそろ立てたフラグを回収してみようと」  
ナナ「ままままままさか3次元!」  
kamo「hf時p亜syh不意やうwf;fh:ふじこ@」  
ナナ「なんだ。ハルはただのイケメンか・・・・私を貰って」  
 
ハル「いや、俺では無い」  
ミケ「ならばイケ。ただしイケメンに限る」  
kamo「まぁ逸れたが。で?」  
ハル「俺はプレーヤーかな。キャラは別に居る」  
ナナ「女の子を泣かすのは許しません」  
ミケ「気を付けないと俺も泣くぞ」  
ハル「オールエンドのハッピーを目指すのさ!協力請う」  
kamo「面白い」  
ミケ「いいね」  
ナナ「誠ルート回避の為に」  
kamo「フラグは?」  
ハル「幼馴染の同級生に天然系。主は天然が本命。あとヤンデレ&ツンデレの双子ちゃんとブッ飛んだ先輩。確認してるフラグは現状この5本」  
kamo「いやいや。普通にギャルゲだろ?」  
ミケ「主のスペックは化け物か」  
ナナ「あぁ、私の幻想もぶち壊してほしい」  
ミケ「↑感電させられるぞw」  
ハル「で、どこから行こうかと」  
kamo「とりあえず幼馴染のフラグを回収しようぜ。男女の友情なんかお父さんは認めません」  
ミケ「少なくとも俺は知らんな。で、こっそり傷付くのは女子だろ?」  
ナナ「ちょ!ヤリ逃げフラグ!」  
kamo「この国は一夫多妻ではありません。好きな男とのセクロスは不毛か?」  
ミケ「ハルネタって事は高校生だろ?一生モノの恋バナじゃなかんべ。良い思い出も悲しい思い出も今になったら全部良い思い出」  
ナナ「そかもね〜。私も年を取りました」  
ミケ「まぁそれが縁で付き合うかも知れんし、5年後に同窓会で会ってケコンまで行くかも知れん。先の事は分からんのだから今を楽しんだ方が良いんじゃない」  
ハル「ミケの「楽しんだ」がイヤラシく見える件」  
kamo「だがそれがイイ」  
ミケ「だがそれでイイ」  
ナナ「ではその方向で。もういっそその上条さんには全てのフラグを回収してもらいましょうww」  
ミケ「ナナがヤル気だ」  
ハル「俺としても旗だけ立てて本命と上手くいければオケですって事態は気分がよろしくないので、ここにフラグ回収フラグを立てる事とした」  
kamo「うむ。俺達が付いてる」  
ミケ「最悪は誠君で。いまからニュースが怖い」  
ナナ「私、女だけどどうせなら良い思い出にしてあげたいし。最後に上条が誰を選ぶのか楽しみ」  
kamo「上条さんなら姫神とホテルに消えたが?」  
ハル「麦のんは隣で寝てるから気にするな」  
ミケ「だが断る」  
 
kamo「OK。では我等の上条さんには取り合えず幼馴染を回収してもらおうか」  
ハル「はい。今のでなんとなく攻略してきます。やっぱ、好かれてるのに自分は友達感覚だからとむげにするのはいかがなものだ!と」  
ナナ「たった一度の女子高校生時代をお前の為に!と説教してやれば」  
ミケ「でも現状ハルは部外者。「余計なお世話!」で一蹴も」  
kamo「とりあえず幼馴染の意思確認をしてみよう。ネタバレもありだろ。なんせ本命は決まっちまってんだから」  
ナナ「そうだよね〜。煽ってHだけして終わりってんじゃあんまりだよね。せめてその娘の同意は欲しいかも」  
ハル「天然にも立てたみたいだしな。まぁ天然さんはネコだと思うし一気には決まらんとは思う」  
kamo「じゃ幼馴染をまず説得」  
ナナ「恋も愛もこれから沢山待ってるけど・・・ハジメテは思い出だし。ぽっ」  
ミケ「ハジメテは世界遺産。ってハジメテ!!!」  
ナナ「幼馴染が思い続けてたらそうじゃない?」  
kamo「幻想どころかトンデモナイものをぶち抜いてしまうんだな」  
ナナ「イマジンブレーカー自重」  
ハル「だったらその線で」  
ミケ「ではハルの説教タイムと言う事で」  
kamo「ハルが幻想殺しに見えてきた」  
ミケ「ちょっと乃木坂さん家探してくる」  
ハル「では、結果報告はまた。取り合えず今日は落ちます。乙」  
kamo「乙。がんばれよ〜」  
ミケ「おつかれ。期待」  
ナナ「帰ってきたらGJと言ってあげるわ」  
 
ハルさんが退室しました。  
 
パソコンの電源を落とし、ハルヒコは一人夜空を見上げる。  
今まで暖めてきた計画が、いよいよ日の目を見る時。仲間も得た、情報も集めた。スタートボタンは今押された。  
 
「さぁ、潤平はドコに行くんだろう。楽しみだな〜〜」  
 
 
 
「なぁ住吉。ちょっといいか?」  
ハルヒコが加奈子に声を掛けたのは放課後。その帰り道だった。  
「ん?いいけど」  
特に警戒する必要は無い。加奈子にとって、ハルヒコは割りと話す機会のあるクラスメイト。男友達と言っても良いだろう関係だ。  
また皆で遊びにいこうとかそんな話だろうとタカを括っても彼女に間違いは無い。だがその日のハルヒコは様子が違った。  
その場で話をする事も無く、加奈子の数歩前をただ歩いていた。  
「ここじゃなんだから・・・ちょっと付き合ってくれよ」  
もう10分も経つだろう。ハルヒコの後を訝しげに付いて行く加奈子だったが、どうにか行き先に検討が付いた。  
そして二人は加奈子の予想通り、小高い丘にある小さな公園にやってきた。  
「変わんないなココ。昔からあんまり人居ないんだけど、やっぱ今でもなんだな」  
「・・・で?こんな人気の無い公園に連れて来てどう!!お前まさかアタ「違うって!」ってホントか?」  
まぁ誤解されても止むを得ない状況なのだが、少しばかりハルヒコの肩も落ちようと言うものだ。だが気を取り直して顔を上げる。  
 
今日から、いよいよ始まるのだから。  
 
「俺がお前をココに連れてきたのは、二人っきりで話したかったからだよ」  
「二人で?アタシと?」  
「ああ」  
「お前が?」  
「そう」  
 
やっぱり!と警戒を示す加奈子い先んじて  
 
「お前、潤平の事、好きだろ」  
「・・・・・え?」  
 
不意をつかれた。思わず顔が固まるのが自分でも分かる。でも  
「ば!んな訳ねぇだろうが!何言ってんだよお前」  
こんな所でハルヒコ相手に認める訳も積もりも無い。そんなに安い想いでは無いと自分に言い聞かせる。  
「いや、普通分かるでしょ?お前結構バレバレだし」  
「な!!」  
「潤平は特殊だからな〜。でも他の皆は薄々気付いているよ」  
「・・・・・・・・」  
思い切り固まった。  
「まさか・・・・気付かれていないと思ってた?」  
「・・・・・・・(こくん)」  
「はぁ・・・・」  
ハルヒコも一気に気が抜けた。潤平も中々だが、どうして加奈子も結構鈍い。  
「まぁそれは良いとして。もう一度聞くぞ?お前は潤平の事を好きだな?」  
「・・・・ま・・・・まぁ嫌いじゃ無いけど」  
「あぁもうそれでいいや。で、ココから本題」  
「な、なんだよ」  
自分の気持ちを知られて少し顔を赤くするが、ここで逃げたら何か負けの様な気がしていた。  
そんな加奈子にハルヒコは本題をぶつける。  
 
「潤平の奴、水野が好きだぞ」  
「!!!」  
 
加奈子にもそんな事は分かってる。分かってて、ココまで来た。今更ハルヒコに言われる筋合いは無い。  
「お前に関係ねぇだろ!」  
「いいのか?」  
「だからおま」  
「本当に良いのか?」  
「・・・・・・・・」  
ハルヒコのこれほど真剣な表情は見た事が無かった。  
 
「ハッキリ言って・・・住吉に目は無いよ」  
「だからアタシは別に」  
構わずに続ける。今は続ける事が重要だ。  
「水野の性格もあるし住吉との仲もある。多分住吉は引くよ」  
「・・・・」  
「でも水野も同じだ。あいつも自分が下がろうとすると思う。ま、悩むだろうけどね。分かってると思うけど、結構ややこしい事になってんだよ?今」  
「・・・・・ナギー先輩の事?」  
「だけじゃない。ツインテールの双子ちゃんも居るだろ?一人に関しては潤平も分かってるだろうけど」  
「両方共?」  
「あぁ、間違いない」  
「そっか」  
どうにも面倒くさい事に成っている。その中で、自分の想いを計りかねる。どこまで自分は、と。  
「先輩も住吉も、きっと水野も前に進めない。あの姉妹は別だな、潤平の目にはそういう対象で映ってない」  
「アタシだってそうさ」  
彼にとって、自分は異性ではない。  
「いや、そうでも無い」  
「え?」  
俯いた気持ちが浮かび上がる。  
「潤平はちゃんと異性として見てる。いや、違うな。見れる、だな。ただ今はその視界が水野で埋まってるだけだ。  
そして誰も一歩を踏み出せなければ後は潤平に丸投げされるだろう。そしてそれはそう遠くないさ。俺達だっていつまでも高校生じゃないしな。  
それにアイツも男だ。それなりに沸き上がると言うか溢れ帰ると言うか、そういった煩悩だってある」  
「お前と一緒にするな!」  
「っていうか住吉こそ現実のアイツと妄想のアイツを一緒にしてやるなよ。俺達高校生だぜ?そんなの当たり前だろ?」  
「それは、そうだけど」  
ハルヒコの目は真っ直ぐに加奈子を射抜き  
「潤平は水野に向う。水野が迷っても、お前達が引いて、潤平の気持ちがあれば、きっと水野は潤平を受け入れる」  
「だ、だったらそれでイイじゃん」  
「水野は潤平に抱かれるんだよ?」  
「!!」  
改めて聞かされる。  
「言い方を変えようか?潤平が水野を抱くんだ。それが好き合うって事だろ?」  
改めて思い知らされる。  
「・・・・だったら・・・それでイイじゃん」  
「もう一度聞くぞ?・・・・お前、潤平の事・・・好きだろう?」  
 
3度目。コレが最後だ、と言わんばかりの声色に、住吉加奈子の中の何かが弾けた。  
「好きだよ!ずっと好きだったよ!!でもしょうがないじゃん、仕方無いじゃん!!」  
何時の間にか、涙が溢れてた。  
 
「俺が手を貸してやる」  
「・・・・・・・え?」  
 
霞んだ視界で、それでもハルヒコの顔は真剣だった。  
 
「傍で見てきた。お前も先輩も、本当に真っ直ぐに真剣に、潤平の事を想ってる。なのにこんなのは納得出来ない」  
「ハルヒコ」  
「所詮俺なんてギャルゲーしか能の無い冴えない奴だけど、それでも、それだからこそ、お前の手助けも出来ると思う」  
「お前」  
 
ハルヒコの言葉を噛み締めて、それでも加奈子に残る言葉も有る。  
 
「でもお前も言っただろ。ジュンペーは楓の事が」  
「だからどうした?」  
「どうしたって・・・アタシやお前がいくら頑張ったって」  
「付き合えない、か?それでもイイじゃないか」  
「!イイってお前」  
 
厳しい表情から一転して、ハルヒコの顔には笑みが浮かんでいた。  
 
「なぁ住吉。何度も言う様に俺達まだ高校生なんだぜ?一生物の伴侶を探そうってんじゃないんだ。  
ぶっちゃけ俺達の学校で付き合ってる奴等で、そのまま結婚する奴居ると思うか?正直俺は疑問だね。  
俺達コレからずっと生きてくんだよ。今この時なんてその中のホンの一瞬に過ぎないよ」  
「ハルヒコ・・・・」  
「でもさ、だからこそ後悔したくない事も有るだろう?あの時にもう少し勇気が有ったら・・・俺はそんな回想したくないね。  
そして・・・させたくないね」  
「・・・・・・・・・」  
「別にお前の為ってだけじゃなくてな。潤平にだってそんな思いはさせたくないし、水野や先輩だってそうさ。だから」  
「だから?」  
「誰も引くんじゃねぇよ!」  
その視線に力がこもる。言葉に圧される。  
「それが初恋でも初体験でもなんでも良い。したい様にやれよ、そう頑張れよ!俺も手伝う!」  
「おまえ」  
「思いやる事も、気を配る事も、聡くある事も大事だけどさ、俺達若造が知ったかするのは早過ぎるって!  
無茶して無理して、それでも楽しく過ごせばいいじゃんか。  
楽しかったと、後で思えりゃいいじゃねぇか」  
「・・・・・・」  
「好きなんだろ?ずっと好きだったんだろ?だったら引くんじゃねぇよ。ぶつかってやれ、ぶつけてやれ!  
水野にも先輩にも、あの双子にだって面と向かって言ってやればいいんだよ。そんで潤平をかっさらえ」  
「さらうってお前」  
「そんで潤平を抱いちまえ」  
「な!!!」  
絶句。まさに絶句。  
 
「アイツにつべこべ言わせる事なんかない。お前がアイツを抱いてやれ・・・・住吉加奈子がココに居たって。  
高坂潤平のすぐ傍に、ずっと想ってココに居たって・・・・アイツの心の奥底までに、刻んでやれ」  
「・・・・・・・そんな・・・・アタシは・・・・」  
 
言うだけ言ったとばかりにハルヒコは公園を後にしようと歩き出したが、ふ、と立ち止まり振りかえると。  
「言っとくけどな住吉」  
「・・・・なんだよ」  
「俺は別にお前の味方じゃないぞ?」  
「?」  
意味が分からない。  
「不公平はしない。多分俺は水野や先輩の背中も押すと思う。きっと押す。  
全部押して、全部並べて、そんで潤平に選ばせたい。俺は潤平の味方だからな。アイツが後悔する様な時間は送ってほしくない。  
だから住吉。コレは俺がお前にしてやれる最大限の贔屓だ。他の誰でもない・・・高坂潤平の初めての女に、俺はお前になって欲しい」  
「私が・・・ジュンペーの・・・・」  
「答えは後でいい・・・誰が強制する話でもない。俺の気持ちがそうあるって事を、今日は伝えたかっただけだから。それじゃな」  
ハルヒコが去った公園で、一人残された加奈子はただ思う。  
高坂潤平の事。  
自分の気持ち。  
周りの人間達。  
ハルヒコの言葉。  
自分達の、これから・・・・  
 
「力、貸してくれるか?」  
 
住吉加奈子からそのメールが送信されたのは、その夜10時を少し回った時だったという。  
 
 
 
kamo「わかります。でもあのルートは分岐が無いから面白みに欠けるね」  
ナナ「やっぱメガネ属性があればショップルートでも良いんですけど、私はちょっと無いんでどうしても」  
黄泉「ナナさん、メイド属性過多だしね」  
ナナ「何か問題でも?ご主人様w」  
黄泉「それが可愛過ぎて困る件」  
kamo「よきに計らえw」  
 
ハルさんが入室しました。  
 
ハル「おばん」  
kamo「お!こんばんわ」  
ナナ「お帰りなさいご主人様」  
黄泉「おひさ!つか昨日面白い事になってるな」  
kamo「む?割と真剣だが?」  
ナナ「黄泉氏は否定?」  
黄泉「いや、悪くないんじゃい?楽しめそうなのは事実だけど、そういう青春って一度しか無いし」  
ハル「では黄泉さんも参加で」  
kamo「で?戦果は?」  
ハル「幼馴染には話を付けた。今さっき支援要請のメール受信」  
ナナ「じゃあいよいよ」  
kamo「それではスタートと言う事で」  
黄泉「ハルさんは前提どこまでで話してオケ貰った?」  
ハル「主の童貞を奪え!と」  
ナナ「ちょww」  
kamo「そして奪われろとw」  
黄泉「すべて終わったら俺が上条を殺そう」  
ハル「いやいや、中々に難しいとは思いますが、まぁいいじゃないですか」  
ナナ「それが上条さんなんだから」  
黄泉「うむ。で?告ればすんなり行きそう?」  
kamo「だがハルはソッチ関係では部外者だろう。薬でも嗅がせて幼馴染に渡すか?」  
ナナ「レイープ自重」  
黄泉「それは無いだろう」  
 
ミケさんが入室しました。  
 
ミケ「乙」  
kamo「こんばんわ」  
ナナ「乙乙」  
ハル「ばんわ」  
黄泉「乙カレー」  
ミケ「ハル進展ありかよ!wktk」  
ハル「いや、まだスタートしただけ。さてどうするか」  
ナナ「とりあえず幼馴染って位だからある程度仲は良いわけじゃない?」  
ハル「まぁ腐れ縁って感じに本人は思ってるね」  
kamo「それを取っ外したいな」  
 
黄泉「近い存在→近い異性。変換希望」  
ミケ「別に「そこで脱がせ!そこをこう触れ!」って実況指導する訳じゃないんだから、意識させて幼馴染の背中をおしてミッションコンプリートでよくね?」  
ナナ「だよ。別にHさせてコンプリートてのじゃ趣旨が違うよね」  
黄泉「キチンと異性を意識させて、幼馴染ちゃんが動きやすいシチュを作る。で、あとは彼女次第」  
ハル「ま、彼女が納得出来る形で終われれば良しと出来る。惰性でフェードアウトが嫌なだけ。どう転んでもハッキリさせた方が皆の為」  
ナナ「何よりハルが溜まらないで済むしね」  
ミケ「で失恋した幼馴染をハルがゲトですね?わかります」  
ハル「いや〜。俺は今のところ3次元には本気に成れないので」  
黄泉「うむ。良い煮え具合だw」  
ミケ「気をつけろ!そんな考えの先に居るのは・・・・あっ、俺が映ってる」  
黄泉「案ずるな、俺も居る」  
kamo「良し、ハルが幼馴染に行こう」  
ナナ「?なにがあった?」  
kamo「ぶっちゃけ部外者なハルがまず手っ取り早く関係者になろう」  
ナナ「幼馴染に?」  
ミケ「ほう?トライアングル形成」  
kamo「と言うよりライン」  
ナナ「ハル→幼馴染→主」  
黄泉「つまりハルに上条とやり合えと?」  
kamo「上条さんの幻想をぶち壊してやれ」  
ナナ「幼馴染=女友達では無いと」  
ハル「なるほど。それでは俺はフラれる必要がありますか・・・jy・・・主には精々固まってもらうか」  
ナナ「説教タイムですね、わかります」  
kamo「モブキャラがピエロになるのはギャルゲのサガだ。堪えろハル」  
黄泉「何気に名前打とうとしなかったか?ハル」  
ミケ「他は置いとくとして主と幼馴染の関係は叩き込んでやれ。邪推の入らぬ程きっちりとな」  
ナナ「上条体質には細かい言い回しはかえって逆効果っぽいし」  
kamo「言う権利を得て言う事を言う。あとは幼馴染次第だ。良くも悪くもケリはつく」  
ハル「OK。ではその路線で。では今日はこの辺で落ちます。おやすみなさい」  
kamo「がんばれ!乙」  
ナナ「フラれても私が居るから泣かないでね〜」  
ミケ「おつかれ」  
黄泉「乙。結果報告を全裸待機」  
 
ハルさんが退室しました。  
 
パソコンの電源を落とし、ハルヒコは暫し思案を巡らせる。  
自分の対応。加奈子の言動。潤平の行動予測。  
ひとつひとつを組み上げて、選択肢を絞ってゆく。  
「ま、どこまで行くかは分からないけど・・・第一ステージにしてはこんなもんか」  
ハルヒコは自分の携帯を取り出し、住吉加奈子のメモリをコールする。  
 
その夜の電話のコール音、がすべての始まりを告げるベルだったのかも知れない。  
 
 
「あ!住吉。俺・・・・・そう。で、早速提案なんだけど・・・・・」  
 

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