一匹の鬼が夜更けの山間を跳び回る。名を眠鬼。  
焦熱地獄に住む高位の鬼。  
 
「お兄ちゃんの……バカ…!やっぱり私なんて…」  
眠鬼は悲しみに暮れ。涙を流していた。  
理由は件の如く人間界での兄である鵺野鳴介との些細な兄弟喧嘩。つまらぬ意地の張り合い。  
兄が自分を理解してくれない事が悲しかった。  
 
 
 
憤りから意味もなく夜の闇を走り続けた。ふとそんな時、大きな妖怪が木々の間から見えた。  
 
実の兄覇鬼を思い出させるような2〜3m程の巨大な体躯。鋭く尖った爪。知性の欠片も見えない間抜けなアホ顔。  
 
ちょうどむしゃくしゃしていたし八つ当りにちょうど良かった。鈍そうな図体だけの妖怪なんて格好の餌食。  
 
そう思って眠鬼は高速で妖怪へと接近。不意打ちに殴りかかり。鬼の拳を目の前の妖怪にぶつけた。  
 
ドガァ!  
大きな音を立て妖怪の巨躯が吹き飛び不様にも岩に叩きつけられた。  
 
「ふふ…かかってこい!私は眠鬼!誇り高き地獄の戦士だ!」  
 
何事も無かったようにむくりと起き上がり  
挑発的に構えていた眠鬼に凄まじい速度で飛び掛かり。がっしりと下半身を抱え込み。振って湧いた久しぶりの雌の香に興奮し  
腰に巻いた布きれの中に顔を埋め陰裂をべろりと舐め上げる  
「なっ、しまっ……!あふっ…この……!!何をするっ!!」  
 
眠鬼はありったけの力を込め誘爆する前に至近距離からの妖力波を妖怪の顔面に見舞った。  
小規模だが高出力の爆炎と高熱が妖怪を襲う。  
 
 
だが………晴れる煙の中から何かしたかとでも言うように無傷の妖怪はにやついた笑いを見せた。  
なけなしの妖力を込めた攻撃も意味を成さなかったようである。  
 
それもその筈。相手は大地の神の眷属。パンツの無い眠鬼とでは妖力の差がありすぎた。なまなかな力では太刀打ち出来ようはずも無い。  
明らかに喧嘩を売る相手を間違えた眠鬼。  
妖怪は唖然と呆ける眠鬼の隙を衝き。力に物を言わせ細身の身体を鷲掴みに掴むと地面に叩きつけ。  
「がはっ…ぐっ…」  
 
妖怪はこれ以上眠鬼が抵抗をしない様にと両手を頭上に上げさせ、妖気で作り出した紐できつく縛り上げた。  
 
これでこの鬼娘はもうこっちのものだ。  
僅かに胸を覆っている鬼の装甲に鍵爪を食い込ませ眠鬼から引き剥がす。露わになった形の良い乳房がプルンと揺れた。  
 
「な……お前…ちょ、何調子にっ……はぐぅ…っはぁん!」  
一気に眠鬼に覆いかぶさり  
乳房を丸ごと飲み込むかのように大きな口で咥え、もう片側を手で揉みながら口内で余す事無く乳房全体を舐めていく。  
仰向けにされた胸を直接いたぶられ、突起がぷっくりと主張を始める。  
身体が思い通りに動かず、快感に翻弄されてしまっている事実に、涙が滲む。  
 
「きひぃ、んっ……んぁ、ふ……っ!ひゃ、ぅ……な、何、これ……」  
 
やがて自らも快感を得ようと妖怪は眠鬼を下にした69の態勢に変えた。  
生臭い汁を垂らした男性器を眠鬼の目の前に現し強く顔に押し付ける。  
 
「く、はっ……はぁっ、は……うぶっ!?」  
また責めの手は器用に眠鬼の秘所を責め立てる。  
肉芽を指で引っ張り、舌が尿道の一番敏感な部分に侵入する。  
 
 
「ん、ぐっ!気持ち悪いもの……近づけ……っあ、ぅ……やぁぁっ!ひっ……ぃん!ひゃぅ……そ、んなっ……弄らな、でっ……」  
解放されたのもつかの間、息を整える間すらなく覆いかぶさられて、  
突きつけられた異形の器官から思わず眠鬼は顔を背けるが、与えられる快感からは決して背く事が出来ず。  
いいように秘所を責められ肉芽と内部への刺激に腰が跳ね、悶える。  
ぬめる男性器が何度も押し付けられ、眠鬼の顔や髪を汚しながら。  
 
 
妖怪は股間を眠鬼の顔に押し付けながら、眠鬼の陰部を更に責め立てる  
 
「か、ぁふ……うぐっ……い、や……んふぅぅっ!」  
脚を大きく開かれたまま押さえつけられ、さらけ出された陰部を嬲られる  
妖怪の男性器から透明な先走りが大量に噴出し  
催淫作用のある自らの体液で眠鬼の理性を麻痺させようとする  
 
「うぷ、これ……っぐ、まず、ぃ……んぷ、ぅっ!?」  
何度か口に男性器を突きこまれ、すぐ振りほどくものの、直接液体を流しこまれる。  
 
「んは、あんっ……ぅ!らめ、ぇ……もう、ひゃひ……」  
妖怪の体液を多量に摂取し。愛液をすすられながら、何度も小さく腰を震わせ、絶頂へと追い立てられる眠鬼。  
 
「こんなっ……体が変だ…ひぁあ……くひぃぃっん!!ぃああぁぁぁ!」  
地面に貼り付けられたまま、手足と腰ををがくがくと痙攣させて達してしまう。  
 
絶頂に痺れだらしなく開いた足、だらしなくひくつく花弁が妖怪の目の前に。  
眠鬼に跨がり、己の逸物を眠鬼の花弁に突き刺し、ピストン運動を始める妖怪。  
「は、ぁぎ……ぃっ!あがっ……ぁ、い、だっ……!」  
 
突然の激しい挿入に、薄れていた眠鬼の意識が引き戻され  
「え、ぁ……あっ!?やめ、抜いっ……ひがぁぁっ!くる、じっ……」  
眠鬼は残されたわずかな力で、腕を突っ張り、妖怪を押し戻そうとする。  
しかし巨躯の妖怪はまるで意に介した様子もなく、むしろはかない抵抗を楽しむかのように、いっそう激しく深く、眠鬼の閉じた膣奥を抉っていく。  
 
「ひ、ぎっ……んぐぁぁっ!大き、過ぎ……あひっ……広がっちゃ、ぁ! んひぎぃぃっ!?か、ひっ……奥、がぁ……お腹、ひぃっ、ん!」  
 
一突きごとに胎内をえぐられ、二度と戻らぬほどに広げられ、愛液をじゅぶじゅぶとこぼし。  
子宮まで犯されるありえない刺激に悶え、足先までびくびくと痙攣させている。  
 
「かひっ、か……あぁ……嫌、あぐっ……らめぇぇっ……お兄ちゃん助けてぇ…」  
だらしなく開いた口から漏れる声も徐々に弱々しい悲鳴に変わり。  
瞳はもう意志の強さを失い、快楽と絶望に光を失っていき、とめどなく涙を流す眠鬼。  
突き上げられ、揺さぶられるたびに、桃色の髪が力なく揺れる。  
 
数時間程前には綺麗な蜜壼だったが、今は眠鬼を犯す妖怪の体液や眠鬼の体液で白く濁っている。  
 
獣の体位で眠鬼を犯し、妖怪は下腹に力を込めた。するともう一本男性器が生えてきた。  
それを菊門に押し当て二穴に逸物を咥えさせる。  
 
「ひぎ、ぁっ!? ふ、といっ……お…尻入って、く、るぅ……広がっ、ちゃ、あひぁぁっ! ひゃぐ、かふ……中、すご……きひぃぃん! いぎっ……お腹、めくれちゃぅぅ!」  
 
ピストン運動をするそのたびに二つの穴から恥ずかしい音が響き、巨根の先端から分泌される淫液と愛液が交ざり地面にしたたり落ちる。  
 
「あぐ、はぁぁっ……!両方なんて 私、おかしく、なっひゃぁっ……ひぁ、ぁんっ!ひはぅ……もっとぉ……、もっと欲しいのぉっ! ごりゅごりゅ抉ってぇぇっ! 私の身体、はひっ……奥まで、めちゃくちゃにしへぇぇっ!!」  
 
もはや理性を手放した眠鬼はただ責めに喜び絶頂に堕とされることだけしか頭には残っておらず…  
何度も逝かされたい、逝きたい、それだけが彼女の心を占めていた…  
 
そのまま何時間も、いつまでも責めが続いていたが…ついにトドメとばかりに敏感になりきった部分をしごきあげ、穴という穴の壁をこすりあげ、巨根が弾け白濁を放出していく。  
「ひゃぎっ、くひぃぃっ……!? な、に……?膨れ……  
はひゃうあぁぁぁぁぁっ……!!」  
注がれる白濁にいつまでも絶頂を受け続け、眠鬼の肢体がびくんびくん!と跳ね上がる。  
叩き込まれた圧倒的な快感に、ついに意識が弾けて  
そのまま深い淵へと意識が沈んでいく眠鬼。  
 
「う、ぁ……はぁ、ぁ……」  
糸の切れた人形のように、汚されきった肉体が投げ出され。眠鬼の身体と心を堕としきり、満足した妖怪は何処かへ去っていった…。  
〜END〜  
 

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