それはある日曜のことだった、克也は近所の住宅街をぶらぶら歩いていた  
本当は家でごろ寝しながらゲームでもしていたかったのだが、親に勉強しろと口煩く言われたので仕方なく逃げてきたのだ  
誰かを誘って遊びに行こうにも、皆部活か塾に行っている  
ゲーセンや本屋でも行って時間潰すか、そう考えながら歩いているとどこからか聞き覚えのある声がする  
「・・・誰かぁ、助けてくださいぃ〜・・・」  
声のするほうに行ってみると、なんと人魚の速魚が塀と塀の間に挟まっていた  
「・・・何やってんすか?、速魚さん」  
「あ、あなたは!!・・・え〜とえ〜と、あれえ?」  
「克也っすよ」  
「そう克也さん!!、ああ助けて下さい〜、その猫が私を食べようと・・・」  
言われて速魚の足元を見ると確かに猫がいる、小さなどう見ても子猫だ  
「いや〜ん引掻かないでぇ、私美味しくないですよ〜」  
要するにこの子猫に追い掛けられて逃げ回るうちに、この塀の隙間に嵌ってしまったらしい・・・やはりこの人(?)は間抜けだ  
「克也さ〜ん、見てないで早く助けて下さい〜」  
克也は呆れてため息をひとつ吐くと、子猫を後ろから摘み上げる  
「あいててて、暴れるなって」  
克也が手を離すと子猫は一目散に逃げていった  
 
「猫どっか行きましたよ」  
「わあ、ありがとうございますぅ、・・・んっ」  
「?、どうかしたんすか?」  
「・・・それが、何か引っかかって出られないんです〜」  
「・・・・・、わかりました俺が引っ張りますよ」  
数分後、克也は何とか速魚を引っ張り出した  
「助かりましたぁ、克也さんが通りがからなかったらあのまま猫に食べられちゃっていたかも・・・」  
「んなわけないでしょ」  
「でも猫がいなくなっても克也さんに引っ張って貰わなかったら、またミイラになってしまっていたかも知れません〜」  
それは・・・ありえる、一度本当にミイラになったからなこの人は  
「でも何でこんなところにいたんすか?」  
「はい、今日こそ鵺野先生に私を食べてもらおうと思いまして」  
「で、今日もだめだったんすね」  
「はい・・・、鵺野先生にはとてもお世話になったのに私まだご恩返しできないだめな人魚ですね・・・」  
そう言ってうつむく速魚  
「そ、そんなこと無いっすよ、速魚さんにできることをすればいいじゃないっすか」  
「でも私不老不死にすることくらいしか出来ませんし・・・」  
「・・・そうだ!!、克也さんご恩返しさせてください!!」  
うつむいていた速魚が突然顔をあげて言った  
「・・・へ?」  
「克也さんには今日2度も助けて頂きました、ぜひその後恩返しをさせて下さい!!」  
「いや恩返しだなんて、そんな大げさなことじゃ・・・」  
「お願いします、私に出来ることなら何でもします!!」  
潤んだ瞳で速魚が見つめる  
 
(か、かわいい!!、妖怪と解っていてもやっぱり美人だよな)  
速魚に正面から見つめられてなんとなく視線を落とす、自然速魚の胸元に目が行く  
(で、でかい・・・)  
人間に変装する為にどこからか持ってきたセーラー服を着込んでいるが、サイズがやや小さめでしかも下着をつけていないようだ  
そのせいで速魚の豊かな胸やくびれた体の線がよく見える  
「・・・何でもいいんすよね?」  
「はい!!、私に出来ることならなんでも遠慮無く」  
克也の問いに嬉しそうに答える速魚  
「あの、そのう・・・アレでもいいんすか?」  
「?、アレ?、アレって何ですか?」  
「えっと、男と女の・・・アレ・・・っす」  
「・・・ああ、わかりました『交尾』のことですね♪」  
がくっ、克也がコケた  
「こ、交尾って、まあそうですけど・・・」  
「うふふ、いいですよ、喜んで♪」  
そう言うと速魚は克也を押し倒した  
 
二人は住宅街から離れた、ある廃墟の一室にいた  
速魚はあの場ですぐにでもする気満々だったが、克也はそうもいかない  
そこで普段人など訪れないこの場所に移動したのだ  
いつもならぬ〜べ〜と一緒でもなければ来る気など起きないが、昼間だし妖怪ならすでに目の前にいる・・・全裸で  
「うふふ、どうしたんですかぁ?、克也さんも早く脱ぎましょうよ♪」  
到着するなり速魚はあっという間にセーラー服を脱ぎ捨てた、豊かな胸を克也に見せ付けるように揺らしている  
「あ、そうだそのまえに・・・」  
言うなり速魚が克也の顔を掴み、接吻をする  
「んむむぅ!?」  
驚く克也に構わず速魚は舌で克也の唇をこじ開ける、そして歯を、歯茎を、唇の裏側を嘗め回す  
「んふ、むむふぅ・・・」  
(入ってくる、速魚さんの舌が、唾液が、俺の口の中に・・・!!)  
驚きつつ自分も恐る恐る舌を伸ばす克也、そっと速魚の舌と触れ合うと速魚が克也の舌を吸い上げる  
「じゅるるるるっ、んはんん・・・」  
今度は速魚の口内に克也の舌が入り込む、拙いながらも速魚に倣って速魚の口内を嘗め回す克也  
「・・・んふう、はあっ」  
数分間互いの唇を味わった後、どちらからとも無く唇を離す二人  
「えっとぉ、次は確かこうするんですよね?」  
速魚が掴んだままの克也の頭を、そのまま自分の胸に押し付ける  
 
(うおおお、でけえええええ!!)  
初めて会った時からチラチラと盗み見ていた乳房だったが、こうして改めて間近で見ると実に大きい  
(美樹よりでかいかも・・・)  
「どうですかぁ?、男の人って女の人のおっぱいが大好きだそうですけど、私のおっぱいは気持ち良いですか?」  
「すげえ・・・気持ち良いです、暖かくて、柔らかくて、・・・揉んでもいいっすか?」  
「はいどうぞ、克也さんのお好きなようにしてください♪」  
無邪気に快諾する速魚、克也はゆっくりと速魚の乳房に手を伸ばし揉みしだく  
まるでとても柔らかい大きなゴムボールのような手触り、いつまでもこうして揉んでいたい・・・  
「・・・あんっ」  
揉んでいる内に速魚が声を上げる  
「あっ、痛かったっすか!?」  
「いえ、ごめんなさい、ちょっと私も気持ち良くなっちゃって、ダメですねこんなんじゃ・・・」  
「いや、そんなこと・・・」  
何となく気まずい雰囲気、速魚は恩返しのつもりが自分まで気持ち良くなったことを恥じているようだ  
「じゃあこうしましょう!!」  
克也が提案をする  
 
「これでいいんですか?」  
古びたソファに座る克也、その前に速魚が跪く  
「そうっす、そのまま俺のトランクスを脱がしてください」  
「はぁい♪、・・・・・・きゃっ!?」  
速魚が脱がすと、中から屹立した肉棒が飛び出す、毛が数本生えだしたまだ皮を被っているが中々ご立派だ  
「わあ、これが克也さんの・・・、これを舐めるんですね?」  
「そう・・・っす、はう!!」  
躊躇い無く克也自身を口に含む速魚、舌を這わせ亀頭・裏筋を丁寧に舐め上げる  
「あ、ああぅ・・・はあ!!」  
「うふ、克也さん気持ちいいんですね?、感じているんですね?」  
克也が情けない声を上げると、速魚が嬉しそうに笑いながら言った  
「人間界の本を読んで勉強したんですよ〜、こうするともっと『感じる』んですよね?」  
言うなり自分の乳房でで克也自身を挟み込む速魚  
「うわあビクビクしてる、面白〜い♪はむはむ・・・」  
そのまま再び口に含む速魚、たまらず克也の腰が浮く  
「くぅ・・・うあああっ、で、出るううううう!!」  
ビュルッビュルルッ!!、あまりの快感に克也は速魚の口内で達してしまった  
「んむ!?、・・・んん」  
ゴクリ・・・、突然の射精に驚く速魚だがそのまま飲み干してしまう  
 

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