一方、その頃、男湯では、とんでもない事が起ころうとしていた。
この旅館の男湯は、女湯にスペースをとられ、三人入れるのがやっとの風呂だった。
その風呂の前で、広、克也、勝らの仲良し組が順番を待っていた。
「広、今日はついてないな〜。なんで風呂の順番最後なんだよ!!」
「しかも狭いし」
ここの男湯は本当に狭かった。なにせ洗い場が一つしかなく、また湯船にしても一人入れるのが
精一杯であった。大きさにしては、畳四畳あるかないかであった。しかも、この旅館のおやじは
短気で、要領の悪い客が大嫌いであった。そして、広たちの順番が回ってきた。
「はやくじろ!!ガキども!!」
「うるせ〜な」
克也が小言をつぶやくと、おやじは、
「電気代がもったいないづら!なんでもいいから入れ!」と言い、生徒たちを強引に風呂にいれて
しまった。
番台のおやじは、資金繰りに苦労しノイローゼー気味であった。あたまの中は、
節約することしか考えていなかった。そして、五分が経過した
「すみません。生徒たち入りました?」
やってきたのは、5年2組の担任のリ●コ先生だった。リ●コ先生は、生徒たちの様子を見た後、
風呂に入るため「ケロヨン」のおけの中にシャンプーなどを入れ持参していた。
「私、これから、お風呂に行くのでこの後もよろしくお願いします」
リ●コ先生は、番台のおやじにそう言って男湯を出ようとした。しかし、もう手遅れだった。
「おまえも入るづら!!」
リ●コ先生は目を疑った。
「じょ、冗談いわないで下さい」
「うるさいづら!!」
「キャー!」
「克也なんか騒がしくないか?」「気のせいだろ広!」
広たちは、脱衣場の騒動を気にかけたがすぐに忘れた。そのときだ!
ガラガラ・・
どど〜ん!!
入り口から恥ずかしそうに顔を赤らめながら、リ●コ先生がおけを片手にゆら〜り、
ゆら〜りスッポンポンで入ってきた。
(ぶっ!!)克也はあまりにも興奮したのか、鼻血を突然噴きだした。
「はやく入るづら!!」
しぶしぶ、リ●コ先生は、おやじの指示に従い足を半歩踏み入れた。
(でけーなリ●コ先生のボイン、でも、取れないかなあの海賊マーク)
リ●コ先生はもしものためにと、海賊マークをヒゲとボインに貼っていた。
(あのあかなめの時の前張りがここで役にたつなんて・・・)
「はやくじろ!!光熱費がかかるでねーか!!」
おやじは、再び怒り始めた。
リ●コ先生は、すぐさま入りきれない風呂に強引に入れさせられた。どどん!ブヨ
右の乳が広の顔面を直撃し、左の乳が克也を覆う。そして、どどめは勝!
先生の股下が襲う。
(くそ〜海賊マークがなければ・・・)
最初は、驚きと緊張のせいか、リ●コ先生をジロジロ見るのを遠慮していたが、
ここまでくると五人は海賊マークをどうにかしたいと思った。
おやじの方はというと、頭がおかしくなったのか、風呂の鍵をしめ自分の部屋に
かえってしまった。
ガチ!
「ヒェ・・・」
リ●コ先生は、鍵が閉められたのを察知すると、後はぬ●べ〜がくるのを待つしかない
と考えた。(お願いぺロリとはがれないでね)リ●コ先生は、前張りにささやいた。
(へっへっへっへ・・・)
五人集の中で一番態度が豹変したのは勝であった。それは、克也をしのぐほどであった。
そして、とうとう我慢の限界がきた。勝にも
「ジ●ンプのマーク、とってくれよ!!」
勝は猛獣のように雄叫びをあげ、「ペロリ」と丁寧に三つの海賊マークをはがそうとした。
「痛くないよ、先生、ゆっくりはがすから」
「や、やめなさい!このマセガギ」
リ●コ先生は必死になって抵抗した。しかし、他の四人もそれに応戦したために海賊マークが取れるのは
時間の問題であった。
広は右腕、克也は左腕、まことは右足、晶は左足とそれぞれしがみついた。
「へへへ・・・」
勝は早急にマークをとればいいものを、じらしつつ、右四つに組んだりし、顔に爆乳を埋め
ようとした。