もう、かなり長い時間が過ぎた。いつまでこうしているつもりだろう。  
既に抵抗することもないあたしのカラダ。  
痺れた指の感覚が戻るまでどうか自由にしてください。  
あの拒絶反応が今は愛しいぐらい懐かしい。  
 
「そぅ・・・。もっと深くゥ。・・・そうだ」  
最初は噎せるばかりだったはずの行為が既にのどの筋肉を収縮させれる程の成長した。  
「はん・・・。んん!。はぁ・・あぁ・・・。。」  
望んだことではなくても人間の学習能力はきちんとあるらしい。  
「・・・くぅ。。いやぁ。。はぁ・・・。」  
快楽に仰け反る相手の姿も既に見なれた物だ。  
最初はただただ嫌悪感で一杯だったのに。  
 
暗い見なれた教室がいつもにまして濁って見える。  
濁っているのは教室の空気か?それとも私自身の目か。  
「そうだ。上に・・・上に乗るんだ。そうじゃない」  
騎乗位は嫌いだ。愛していない相手の場合は、苦痛でしかない。  
本意ではないのに、相手を感じさせている。まるで自分の意志でしているかのように。  
(。くちゅ。くちゅ。くちゅ。。)  
接合部から厭らしい擬音がする。耳を覆いたい。できない。  
「・・・あん。や・・、はぁ〜。」  
厭で厭で仕方がないのにどうして私は濡れてしまうんだろう。  
音の原因だって私のからだから染みでたモノのせいなのに。  
 
その刹那、男の様子が変わる。かろうじてゴムはつけてくれる。  
感謝する気持ちにはなれないが。  
 
やっと解放されたのはすでに八時を廻っていた。  
カラダを引きずるようにして帰宅する。  
ドアを開けると母親が立っていた。  
「おかえり。随分おそいのね?」  
口調こそ、静かだがその言葉にはいたわりの感情が塗込められていた。  
心配そうな母の目がいつもにもまして、私の心を責め立てる。  
「美樹の家に寄ってたの。ごめんね」  
と母の横をすれ違う。目はあわせられない。  
「携帯、こういう時の為に持たしいるんだから、ちゃんと連絡しなさいよ。  
 何度も電話したのにでないんだから!」  
 
母の声が耳を掠めながら自室に戻る。  
ランドセルの中から携帯を出すと母からの着信が数件と、  
もう一つ留守電が入っていた。聞いてみる。  
 
「郷子ォ。今日もすっごく良かったよォ。次は来週の火曜日だ。  
 また、資料室で待っているからな。逃げられるなんて思うなよ。  
 卒業しても食い付くシテやるからなぁ。一生お前は俺のモノだ。」  
教師とは思えない、まるで変質者の様な声が入ってた。携帯を机に置く。  
 
私の名前は郷子。  
市内の、奇妙な現象が頻繁におこる小学校に通う現在小学5年生。  
学校は相当楽しかった。  
私はいわゆる優等生と言われるタイプだ。  
大好きな担任の先生や大好きな友達に囲まれ、  
そしてなにより、大好きな恋人までいた。  
そんな私。そんな学校。電話の主は私の通う学校の学年主任教師、近藤。  
 
私が彼氏の広と視聴覚室に忍びこんでいちゃついた時、  
悪趣味にも覗いていたんだ。しかも一部始終をビデオに録画して。  
次の日私だけが呼び出されてそのビデオを見せつけた。  
さすがにすごく驚いた。  
そんなにたいそうな事はしていなかったのだけど、  
今まで真面目にすごして来た分、親とか周りには知られたくなかった。  
そして何より、広に迷惑をかけたくなかった。  
 
以来ビデオを盾に呼び出され、その度、犯されている。  
はじめにしっかり拒絶すればよかったのだが、  
大人を目の前に、私はあまりに弱かった。  
そんな関係がもう2ヶ月も続いている。  
私は罠に入れられた。  
もがけばもがく程、悪転しかしない事体。  
だんだん抵抗する気力もうせ、泣きもしなけりゃ叫びもしなくなった私。  
 
とうとう彼氏の広にいたずらされたと告白した。  
犯されたことまでは言えなかった。  
そしたら職員室で事もあろうに近藤をメチャクチャに殴りつけたのだ。  
広はもちろん謹慎処分を受けた。停学処分。  
理由をしつこく他の教師に聞かれた広は口を割らなかった。  
私が近藤にいたすらされたことを  
ほかの教師達や生徒、親達にさらすことを広は嫌がったからだ。  
 
広が停学になってからというもの、私は完全に近藤の所有物と化した。  
広にもあれ以降近藤には近づいてないと言い張っている。  
 
もし、私が本当にされていることがバレたら、  
広は今度こそ近藤を殺してしまうかもしれない。  
そうなれば、停学なんかじゃ済まない。  
私が、黙っていればいいことだ。  
そうしたら、大好きな広を守れる。  
 
どうせ、卒業すれば近藤も追っては来ない。  
あと一年と数カ月もあるけど。  
我慢するだけでいい。  
大切な人は守りたい。これは愚かな方法だとわかっている。  
でも、どうしていいか、私には解らない。  
できることはいつか明けるはずの夜をただ、目を瞑って待つことぐらいだ。  
 
 
いつのまにか、眠りに墜ちていたらしい。服をきがえずに、眠っていた。  
 
近藤にヤラレた日は何故だか無性に眠くなる。いつの間にか来た朝。  
風呂に行きシャワーを高温に設定し一気に体に浴びる。  
躯に刻まれてしまった、近藤の跡が昨日より濃くなっているのを鏡で見つけ、泣きたくなる。  
ジンジンした湯が今日も自分が生きている証明のような気がした。  
 
通学し、いつもどおり授業を受ける友達との他愛もないおしゃべりは、  
私が普通でいられる唯一の場所かもしれない。  
今週はぬ〜べが休みだ。鬼の手の封印の関係らしい。近藤が代理に授業を行う。  
昨日に引き続き私に近藤の授業は不快を与える。  
 
近藤が黒板に問題を書き、みんなに解かせている間に、近付いてくる。  
こっちを見ていることは解る。視姦されていることも。  
私はたまらずノートに目を落す。  
 
案の定、近藤は接近し、私に囁く  
「昨日の小テスト、書く欄がずれていたぞ。だめじゃないか。補習してやる。  
放課後職員室の私の机にくるように」  
書き間違えた覚えはない。しっかりと確認したはず。  
でも、その場で反論することはできなかった。  
 
放課後職員室ヘ行く。  
無視する事も可能かも知れないがやはり、私自身ビデオの存在は心配だった。  
断ればそのビデオを使い私に罰を与えるだろう。  
最初のビデオだけでなく、その後の行為もビデオにとられていた。  
ばらまくことも可能だし、何より広にばれるのが嫌だった。  
 
近藤の机に行く。近藤の机は職員室の奥ばったところにある。  
周囲の机に教師はいない。  
よく来た、よく来たと言わんばかりに脂ぎった微笑みで私を迎える。  
既に勃起している。  
 
近藤の前に立つといきなり、「下着を下ろせ」と命令する。  
ドキッとする。行動を起こさない私を見て「早くしろ」とけしかける。  
いくらすぐ近くに教員がいなくても、何人かはいる。  
いつくるかも分からない。  
首を降ると、いらだった、近藤ははさみを机の中から取り出した。  
そして「声を出すなよ」といい、スカートを少し持ち上げ、  
はさみを私のパンティーに入れだした。  
 
ジョキッ、ジョキッと下着の切れる鈍いおとがする。  
足の下には切り刻まれた下着の切れ端が舞う。  
一通り下着を切り取ったあと、  
「よし、そのまま、オナニーしろ」と小声で命令をかける。  
またしても行動を起こそうとしない、私を見兼ねて、  
「どうした?昨日大好きな広を思い出してオナニーした響子ならできるだろォ?」  
と、卑猥な言葉を吐く。昨日そんなことまでさせられた・・・。  
こんな大嫌いな奴に言われ、むかつき吐き気をもよおす。  
 
「なんだ?してほしいのか?しかたないな?」  
ひとりよがりな人ってホント嫌。  
私を自分の座っているイスに更に近付け、指をスカートの奥へ。  
切り刻まれながらも今だ私の下腹部を覆う健気な下着を引きちぎり、太い指を挿入した。  
「ほぅら、郷子の膣が嬉しがってるよォ。」  
といって激しく摩擦する。羞恥で唇を噛む。ジュプジュプ音がする。  
クリトリスを見つけ捻り上げる。  
「あふっ。」ついに声を出してしまった自分に絶望する。  
 
「・・はぁ。はぁ。はぁ・・ぁ・・・」  
「ほらほらほら。ほかのセンセイに聞こえちゃうぞォ。」  
「・・・ん。。くぅ・・ぁ・・・ぅ・・。ぅ〜・・」  
「郷子がスケべなこと、みんなにばれちゃうぞォ」  
「や・・・やめてぇ・・あん!」  
 
その時、先生の一団が職員室に戻ってきた。  
ヌチャっと膣から指を引き抜くと真面目な教師の顔に立ち戻った近藤。  
「わかったか?じゃあ、資料室に行ってくれ」  
と鍵を渡す。 私に鍵をわたしながら  
足で下着の切れ端を机の下に隠すように潜り込ませることも忘れない。  
 
いつものごとく、カビ臭い資料室。  
資料はうっすらホコリをかぶり、  
無意味に地球儀やら割れた教員用の大きな黒板用分度器や、  
なぜかおそらくは校長室にあったであろう、  
廃品のソファーなんかが、置いてある。  
資料室とは名ばかりなハッキリ言って廃物置き場だった。  
がっこうの最上階の一番隅の教室、  
なので淫行に耽るにはぴったりかもしれない。  
ぼーっとしていると、近藤がやってきた。  
「この資料室も慣れた物だろう?」  
などと言い放った。  
「次は今度の火曜日だっていったじゃないですか」  
と不満を口にしてみた。  
「ふん。お前に選択権なんてない。 俺のしたい時がやるときなんだよ!  
さぁ、いつもみたいに全部脱げよ。 可愛がってやるよ」  
 
上着を脱ぎ落す。  
ブラウスのボタンを外しスカートを下ろす。  
下着は切り刻まれてもうなかったから、スカートを脱いだらもう、  
なにも隠してはくれない。  
ソックスに手を掛けようとすると  
「ソックスは脱ぐな」  
とマニアックな注文が入る。なんなの、それ。  
腐ったペニスを引き出し、  
「しゃぶれよ。教えたとおりにな!」などと言う。  
教えられた覚えはないのだが。  
しゃぶったら、しゃぶったで勝手に喘ぎはじめて、自分勝手に腰を動かす。  
半ばうんざりする。  
 
「最近大好きな広とは、会っているのかァ?」  
会っていなかった。  
こいつに犯されまくっていい様にされている自分を見せたくなかった。  
広の顔をみたら泣いてしまいそうで顔をあわせていない。  
 
「ふふん。俺をメチャクチャに殴りつけた広の女を、今俺はいいようにしているんだからな」  
と悦に入ってる。  
既に私の事は生徒とは見ていないようだ。  
性欲処理のモノと見ているらしい。  
「クラスの優等生だったお前も今はこの通りよ。広もビックリするんじゃないのか?」  
といって、私の口から汚れたペニスを引き出し  
わざと私のクリトリスに擦り付ける。  
「あぅぅん」声がもれた。  
「職員室でも見られて感じてたんだろ?」  
「や・・やめてぇっ。かんじてない!」首を振る。  
「ほら。そろそろオチンチンがほしいんじゃないか?昨日のように激しくよがっておねだりしてみろよ」  
 
昨日のことを言われ、赤面すると同時に頭に血が昇る。  
あなたのせいで私は狂わされたんだ!  
まだクラスの誰もヴァージンを破られてない年なのに、  
私は好きでもない男にねだる女に!  
 
同時に開き直った。  
 
そして思わず口から出た言葉。  
「あふぅぅん。ほしいのぉ。先生のがほしぃのぉ」  
最後の幸福をセンセイに与えるために。  
私は生まれてはじめて自分に賭けてみた。  
 
近藤は郷子の疑似餌のおねだりにまんまと引っ掛かり、  
嬉しそうにペニスを挿入した。  
入り口を探り当て、一気に押し込んだ。  
「んんっ!」  
郷子のくぐもった叫びが資料室の濁った空気に吸収された。  
男根が郷子の膣を押し開き、奥へ侵入していた。  
近藤は動いた。  
「くうっ、あいかわらず、しまる」  
うめく。  
「・・・あん!はぁ・・。あぁ!・・・ん。。あぅ・・」  
私は腰を振り、身体の奥の器官を収縮させた。  
「おおっ! く、 なんだぁ、、積極的になったなぁ、」  
幾度となく犯されてきたが、今日のように私が積極的になったことはない。  
近藤は嬉しくなったのだろう。  
精処理だと思っていた私が可愛くなったと思ったっぽい。  
近藤は私の足をつかみ、気持ちをこめて激しく腰をピストン運動させてきた。  
「・・センセェ。。気持ちいぃ!!・・・ああっ!ああん!!」  
膨張しきったカリが私の膣壁を擦り、爆発的な快感を相互にもたらす。  
「もっと、もっと、よくしてやるよ、、」  
 
近藤は自分の右の中指を舐め、湿らせると、私の後ろの穴におしあてる。  
 《ぬる。るる。》  
沈み込ませていく。熱い柔らかな穴だ。  
中指がほぼ根元まで埋まる。  
「・・んんーっ!・・」  
私は背中を硬くした。  
「感じるぞ、指に。おれのものがお前の中に入っているのが」  
近藤は興奮し切った声をだした。  
「・・・んん。はぁ・・く・・やぁ・・・あぁ・・ああーっ!」  
こらえきれず、私は首を左右に振りたくる。  
「・・・だめ・・・い、いちゃう!・・・いや。。」  
小学生の可愛くあえぐ姿にあっという間に限界を感じていた。  
「お、おれもだ! で、出るっ」  
近藤は指と男根の動きを同期させていた。  
ふたつの異物の動きが私の身体を完全に支配していた。  
「中に、中にだすぞ!!い、いいな!」  
 
一瞬、私は血の気が引いた。  
今だかつて中に出されたことは無い。  
その行為がどんな結果を導きだすか、性知識の少ない小学生の私でも判る。  
「いやぁーっ!!やめてぇーっ!!!助けて。広ーっ!!」  
私は半狂乱になって叫ぶ。  
近藤は理不尽な怒りを覚えていた。  
今、二人の気持ちはつながったんじゃないのか。  
今になって、広の名前をだすとはどういうつもりだ?  
 
近藤は動きを止めた。  
 
「・・・・・・。」  
       
二人の間に、間がながれる。  
 
「・・・・・・・。はぁ・・・・ん・・・・ぅ・・・・・・は・・・・・ぁ・・」  
 
私の腰が少しづつ動き出す。  
「・・・あぁ。・・・・・んん。。・・・あん・・くぅ・・・」  
それでも近藤は動かない。  
「・・・ぅ。。ん〜・・・ぁ・・な。なんで?・・・」  
私はせつなく潤んだ目で近藤を見上げる。  
 
「  なんだぁ? やめて欲しいんじゃなかったのか?」  
「・・・ぅ。。」  
「  動いて欲しいのか?」  
私は一筋の涙を流す。  
「・・・・・・はい・・・」  
「   中にだすぞ?」  
私はもう完全に頭の中が真っ白になっていた。  
( もう、、いいや、、、)  
「・・・・・・はい・・・」  
コクリとうなづく。  
 
近藤は勝ち誇ったが、まだ許せないことがあった。  
「 広のことはいいのか?助けてくれって叫んだな。」  
「・・・・・・。」  
近藤は悪そうにニヤリとする。  
「 動いて欲しけりゃ、広の名前を叫び続けろ。」  
「・・!・・嫌・・・」  
「 嫌なら、、いいんだよぉ、、」  
近藤は、腰を微動させては止める。  
「・・・・ぅ・・・・・・ぁ・・・・・・・くぅ・・・・・・わ・・・・・・わか・・り・まし・・・・・・た」   
私は完全に落ちた。  
 
「 !! よし! 叫べ!、、郷子!!」  
大嫌いな奴に名前をよばれるのは、広に呼ばれるのと違い、寒気がしたが、  
もう、私は何も考えられなかった。  
「・・・あん!・・・広!・・・はぁ・・広・・・広!!」    
「、、郷子、、郷子、、」  
「・・・・広。。あ!・・・広・・・広・・はぁ。はぁ。ひろしーっ!」  
広の名前を叫ぶたびに私の官能は高ぶっていく。  
「・・・あぁ・・んん。広ぃ・・・広ぃ・・・気持ちいぃよ・・」  
私は今抱きついているのが近藤であり、広でないことはわかってはいた。  
(・・ごめんね・・広・・・)  
広の幻想を抱くことで、今の苦悩から逃げ出そうとした。  
 
「・・・くぅ。。ん〜・・・広!・・・あん・・あん・・あんっ!」  
近藤は高ぶる私の声に導かれるように、  
「、、郷子、、出すぞ!!郷子の中にだすぞ!!」  
私の両足を掴み、体に覆いかぶさると、耳元で言い聞かせた。  
「・・・・うん・・広・・・・だして・・・郷子の中にだして!!」  
二人の動きが今度こそ一つに、ある結末に向かって動きを速める。  
「・・・あん・・あん・・あぁん!・・はん!!広!!広!!広ーっ!!」  
「、、郷子、、郷子、、郷子!!!」  
 
「ああーっ!」  
 
「うあっ」  
 
近藤は痙攣した。  
びゃっ、びゃっ!  
高圧がかかった体液が私の体内に叩きつけられる。  
 
「あ・・・あ・・・」  
私は崩折れた。  
近藤は男根を私から抜いた。  
男根の先端からは白い粘液が糸を引いている。  
「よかったぜ」  
近藤は自信にあふれた声を出した。  
近藤は私の口元に男根を近づけた。  
私は反射的に舌をのばしていた。  
男根の先端にもりあがった精液を舐め取る。  
自発的に口に含み、尿道に残った精液までも吸い取った。そして、一人で絶叫して・・・・絶えた。  
 
しばらくたち、少し素に戻ると、私はカラダを離して、服を着る。  
2回目があるものと勘違いしていた近藤は驚いて私の腕を掴む。  
私は振り切り、かっちり全ての服を着込む。  
そして一言「私、今迄のこと、おかぁさんたちに話します」  
と言ってみた。その瞬間、近藤の顔色が変わった。近藤はかかったのだ。  
抜けられない罠に。  
 
「な!?何言ってるんだ?誰も信じる訳がないだろう?  
 大体親に言える物か!少年院送りになるぞ!」  
なんで犯されて被害者であろう私が少年院にまで行くんだろう?  
パニくった教師は訳が解らない。  
私だって、親に言う程バカじゃないってのにさ。  
 
近藤は涙目になり、  
「俺には妻も子供もいるんだよ!子供は今年で12なんだ!  
 私立の中学受験があるんだよ!」だからなんだよ。  
小五でアンタに性具にされた私は何だって言うのよ。  
「頼むよォ」すがりつく中年教師。  
さっき迄はなめろだとか、人の下着まで切り刻んでおいて。  
「いまのままだったら、お前だってちゃんと中学にいけるんだ!  
 バカなマネは辞めなさい!」泣き崩れる近藤を置いて資料室を出た  
 
夜風に髪を乱されながらきちんと解けた呪縛に胸をなで下ろす。  
ホントウは、いつでも逆おどしぐらいかけれると思っていた。  
今までしなかったのは、近藤が逆上する可能性がやっぱり、恐かったから。  
でも、我慢できなくなった。  
ビデオが撮られるまでは私達は幸せな所にいた。  
暴力だったとはいえ、広は私を守ってくれた。  
 
久々に広に会いたくなった。  
 
次の日。今度は私が近藤を呼び出す番だ。  
「センセイ、一晩考えたんですけど親に言うなら早い方がいいですよね。  
やっぱ。精子が残ってる内に」と中庭で声をかける。  
 
「校内で、性暴力なんて、大変ですよね。  
私は未成年だし、若げの至りで済むかも知れません。  
取りあえず名前はでない。センセイは奥さんも子供さんもいるんでしょ?」  
夏でもないのにダラダラ汗を流す近藤。  
「それより1日も早く、広の謹慎が解けるようにしてくださいな」  
「な!?教師を脅すのか?」  
「生徒を脅すんですか?手記でも遺しとけば良かった。  
 淫行教師との60日間。そうだ、ビデオ、渡してくれますよね」  
 
広の謹慎が解けたのはまもなくだった。  
どうやら謹慎期間を延ばし続けていたのは近藤だったらしい。  
じゃなきゃ、2ヶ月も謹慎するわけない。  
事もなくビデオも帰ってきた。  
あたしは近藤の目の前で焼き捨ててやった。  
その日から2度と近藤があたしを見ることは・・・・・なかった。  
 
あの日々のことは、一生の秘密だ。  
ぬ〜べにも、美樹にも、もちろん広にも。  
将来、広に抱かれることがあっても、騙し通さなきゃ・・。  
 
幸いなことに妊娠は、してなかった・・・。  
 
 

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