久し振りの休み、今日は自分にとっての大事な休日である。  
 酔っ払い二人組は揃ってどこかへ出かける予定だったので、エサの準備をせずにゆっくりと寝ることができる貴重な一日……なはずだったんだが。  
 いつの間に服(下半身)を脱がされていたのか。いつぞやと同じように、また下半身の一部が熱くて目が覚めた。  
 
「………」  
 
 あの無口メイド長さんは本当に何を考えているのかと、この前のあれで懲りてなかったのかと思いながら、俺は顔を少しだけ起こしてうっすらと目を開けてみた。  
 
「んっ、チュッ…ッんっはぁ……裕人様〜 ちゅ、チュブッ」  
 
 そこには無口メイド長さんではなく、にっこりメイドの那波さんがいた。  
目を閉じて俺のアレを咥え込んでいる様を見た瞬間、身体がビクンと反応する。  
「はぁ、はぁ……裕人様〜、いつでも出してくださいね〜 んっ、ちゅ」  
 
 葉月さんじゃなかった……じゃなくて、このにっこりメイドさんは何を考えてるんだ。  
 あれか、前回は葉月さんが来たから、それを知って今度は那波さんが来たとか、そういうことだろうか。一つだけ確かなのは、行為が心外であっても、この状況はやばいぐらいに気持ちよすぎるということだ。  
 
「んッん、ジュブッ、んん、裕人様〜〜遠慮しないでくださいね〜」  
 
 むうぅぅ……相変わらず那波さんはにこにこ笑顔のまま、しかしその奉仕はメイドという職業からかとても丁寧かつ献身的で、気持ちの良いツボを知っているかのように突いてくる。  
 俺のを咥え込んでいる那波さんを無理にでも押しのければいいんだが、気持ち良すぎて力が入らない。  
 股間の辺りがびりびりと痺れる感じがして、腰が抜けたような状態だ。  
 徐々に思考する余裕もないほど射精感が高まってやばくなってきたが、このまま出して楽になるのは「浮気」じゃないのかと思い始めてきた。  
 
「はぁっんむ、チュッ…ペロペロペロっ 裕人様〜まだ寝てらっしゃいますか〜?」  
 
 いや、浮気とか以前に春香とはそういう関係じゃないんだが、何かこれは間違っているような気がするんだ……よ。  
でも今のこの状況(ベッドでご奉仕)は、思春期の自分には我慢しろというのが無理な話で、唐突すぎる状況でも身体が反応してしま……  
 
びゅるっビュルルルルッドピュッ!  
 
「んんッ! んんんん〜〜〜ッ! んっ…ふ……ッ、んんっく、コク…コク、んっチュルッはぁはぁ、裕人様に沢山出していただきました〜。ん、チュッちゅっ ペロペロ」  
 
 執拗に絡みつく舌と肉感に限界を感じると、那波さんの口内に肉棒を入れたまま射精をしてしまった。  
那波さんはそれに驚いたのか頭が少し跳ねたが、すぐに口を離すわけでもなく、じっくりと味わうように咥え込んで受け止めていた。  
 
「んん、こんなに沢山……。裕人様、我慢されてたんですね〜」  
 
 口内で吸われた精液はすべて飲みこまれ、その後は肉棒についたベトベトをを拭き取るように、舌を使って丁寧に舐め取られていった。  
うっすらと目を開けてみると、頬が赤く上気させた那波さんが、ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てて奉仕している姿が見えて、  
 
「ん……裕人様〜、まだまだ物足りないようですが、どうしますか〜?」  
 
 いや、しまった。今那波さんの顔を見なければよかった。  
白濁とした汁を口から垂らす那波さんは、とんでもなくエロかった。いつもにこにこと屈託のない笑みを浮かべているからか、火照って上気したエロい顔はこれ以上ない破壊力だ。  
 
 しかも一生懸命に舌を這わせる姿が、ご主人様とメイドというべきか、メイド服との相乗効果で何倍にも淫靡さを醸し出していて、あっという間に股間の逸物が元気になってしまった。  
 
今出したばっかりだったが、この状況は……やば……と思った瞬間、  
 
「それでは〜次は私の中に挿れさせていただきますね〜」  
 
「!?」  
 今なんて言った……というより、それはいくらなんでもまずいだろう。  
……アウトだ。それは駄目だと何かが必死に抵抗している。  
 何がアウトなのかは当然ながら、それをやっちまったら、どの面下げて春香に会えばいいのか分からなくなる。いや、それ以前に何かもう色々と駄目だろと思ったが……さっきから身体が動かない。  
 
「はぁ……裕人様のが熱くて、もう我慢できません〜……ッ」  
 
 熱く反り立った肉棒をやさしく触ると、にっこりメイドさんは俺の上に跨るような体勢(エロマウントポジション)になった。  
いつの間に服を脱いだのか、那波さんの下半身はすでに露出され、脱衣した状態だ。  
 うっすらと目を開け細めて見ると、下半身の艶やかな肌色が目に入り、思わず閉じてしまう。下着すらつけていないらしい。  
 
「裕人様、こんな事をするのは申し訳ないと思うのですが〜、あの日から私の身体が火照ったままでして、どうしていいのか分からないのです」  
 
 あの時……?? ああ、もしかしてこの前の……か……?  
確かに一連の騒動は大変で、俺もあの時は驚いたが、あれは感謝の意を表す行為であって、それ以上の感情などはなかった……と思っていたんだが。  
 那波さんは一瞬、いつもとは違う真剣な表情に見えた。  
どうしていいのか分からない、俺もです。  
 
「なので……んッ……こうして美夏様と春香様には内緒で来させていただきました〜。 裕人様〜裕人様〜…んっ、はぁ…はぁ……」  
 
 発情期のメス猫のように身体を密着させてきて、肉棒がズプズプと那波さんの膣内に挿入されていくのが分かる。  
愛液で濡れた入り口の柔肉が俺の肉棒に触れ、人肌よりも熱い体温が伝わってきた。  
 汗に分泌されるフェロモンなのか強烈な女のニオイが、春香のやわらかなそれとは別の、男の本能をドクドクと刺激する香りが那波さんから溢れ出ている。  
 
「はぁッ、んっあはぁぁぁ〜〜っ熱いのが〜裕人様のが……っ入ってきます〜〜」  
 
 これは、駄目だ。もう駄目だ俺。  
那波さんは腰を落とすと、肉棒をズブズブと一気に飲み込んでいき、根元までずっぽりと入って、咥え込まれてしまった。  
 なんというか、入った瞬間に肉の質感がギュッとあり、ヌルヌルのやわらかくも温かい物で肉棒を挟みこまれたような初めての感覚、熱くやわらかいモノを感じさせるが、途端にきゅっきゅっと俺の肉棒を締め上げてくる。  
 
「裕人様、わかりますか〜? 中まで……っんッ入って……来ました〜っはぁんっ」  
 
 あまりの気持ち良さの衝撃に、俺は深く息を吐く。  
那波さんはそれから動こうとはせず、挿入した状態のまま、俺の身体に持たれかかるようにして身体全体を預けてきた。  
 
「はぁ、はぁ……裕人様〜嬉しいです。ん……ちゅっチュッ、ちゅ」  
 
 ちょっと待っ……。  
すぐ傍に那波さんの顔があって、驚く暇すら与えられず、俺の顔に求めるようにキスをしてくる。  
 
 唇が触れる度に身体が反応するのか、肉棒がきゅっきゅっと更に締め付けられるのが結合部から伝わってくる。  
 
「はぁ〜、はぁあぁ……ああんっ! こんなに…気持ちがいいものとは〜知りませんでした〜っッ」  
 
ズッ、ズプッ、ズプッ  
 気付くと俺の息は荒く、那波さんの腰よりさらに下、桃のようにやわらかい尻を抱え込むようにして、両手でギュッと掴んでいた。  
 
「あっんんッ! ふぁッ裕人様〜ぁ、やる気になってくださってッ嬉しいです〜」  
 
 肉棒の結合部からせり上がる快感に、もう頭の中が回らなかった。  
ただ目の前のことが気持ちよすぎて、求めてくる那波さんの声をもっと聴きたかった。  
ズンッズンッと弾力のある桃尻を掴んで突き上げると、那波さんの身体は悦んで跳ね上がる。  
「あッあっんはぁッ! んっんんッ! す……少しッ激しいです〜っ裕人様〜〜ッ」  
 
 何かが吹っ切れたのか、俺は那波さんの腰をがっしりと固定し、上下に何度も突き上げた。動きが取れない那波さんは、自分のペースで動くことができないからか、肉棒の突き上げに悶えることしかできない。  
 自分の身体の上でリズミカルに跳ねる女性の肢体は、否応無く興奮が高められる。  
それがよく知っているにっこりメイドの那波さんであることも、どこか後ろめたいような、背徳の行為を感じさせる。  
 
「ふぁぁぁ、はあぁっぁあ、もう駄目ですッ裕人様ぁっ そんなッにされたら……〜〜!、ああああッんんんんんん!!!」  
 
ドクンッ!ドプッドププッ!プシッシャアアアアアッ  
 
 那波さんが声を上げた途端、俺も限界を超えて射精をした。 ドクッドクッと射精をした瞬間、股間の締め付けが急速に高まり、那波さんも絶頂を迎えたようだった。  
 
「あぁ〜……はぁあぁ……はぁ……〜〜」  
 
 ぎちぎちに繋がった結合部から、白濁した液体がドロォ…っと伝ってきた。那波さんは頬を赤く上気させ、目がとろんとしたまま余韻に浸っている。  
 性的な刺激ですっかり興奮していた俺は、閉じていた目をしっかりと開いて那波さんを見ていた。  
「裕人様〜……」  
 
 目があった瞬間、何やら言葉にできぬ罪悪感やらが沸いてきたが、それを言う前に那波さんは俺の胸に頭をうずめ、安らかな気持ちが溢れてきた。  
何も言わなくてもいいようだ。  
 
「……この事は、私との秘密です」  
 
 そう言って顔を上げた那波さんは、いつもと同じにっこりとした笑顔で微笑んでいた。頬が赤く染まっていたのは、いつもと違うところだったかもしれない。  
 
それはともかく、また一つ、新しい秘密ができてしまった。  
 
この日以降、春香とは別の、秘密の関係が始まったことは言うまでもない。  
 
 
 
おわり  
 

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