秋穂「で、次は美夏の番よ。」
美夏「えっ?私?」
那波「今年度第一四半期、合計218回、
一日平均2.39回。朝目覚めてご支度までが113回。
うち美夏さまが朝イタされなかった日が7日、朝1回の日が68日、
朝2回の日が15日うち日曜祝日11回、朝3回の日が2日うち祝日1回。
105回のうち、日曜祝日のお出かけ前のお召し換えの時が3回、
御帰宅からお召し換えまでが17回、ご入浴中が18回、ご勉強中が3回、ご不浄で10回、
春香様がお留守のお部屋で1回、秋穂様がお留守のお部屋で1回」
秋穂「主人の部屋では?」
那波「ありませんでした。」
秋穂「続けて頂戴な。」
那波「あと52回はご就寝なさる時で、うち一晩に2回の夜が6回、
3回の夜が2回、最高は裕人さまと」
美夏「おに〜さんのことは言わないで」
秋穂「まあ。綾瀬さんにかわいがってもらったの?」
那波「いえ、秋葉原をご案内いただいた日の夜は、
お一人で世がしらむまで7回の絶頂をお迎えになりました。」
秋穂「困ったわねえ。」
那波「ちなみに、218回の美夏さまのレディーとしての
激しく熱いソロ活動のなかで、クライマックス直前のイメージは、
春香様42回、裕人様36回」
美夏「那波さんっ」
秋穂「まあ。姉思いだこと。」
那波「秋穂様18回」
美夏「言っちゃった」
秋穂「美夏、わたくしはね、いつでもいいのよ?!」
那波「玄冬様2回」
秋穂「パパはだめ。わたくしのだから。」
那波「葉月さん10回、私七城が16回、光栄ですわ。」
秋穂「そろそろメイド隊で『美夏サティスファクション
プロジェクト』を開始していただきましょうね。」
那波「はっ。かしこまりました。今夜は秋穂様の部屋で
よろしゅうございましょうか。」
秋穂「で、あとの94回の美夏のおかずイメージは?」
那波「塔ヶ崎エリ様と初瀬光様が仲良く4回ずつ。藤ノ宮美羽様3回。」
秋穂「まあ博愛主義ね。」
美夏「あっそうだ、なんで私がその、誰をおかずに、オ、オ」
秋穂「オマ?」
美夏「オ●ン○じゃなくてオ■ニ△ですっ」
秋穂「美夏、よく言ったわ。」
那波「続いて1回ずつの方々。担任の先生と、裕人さまのお姉さまと、
そのご友人と、朝倉信長様、姫宮みらんさん」
秋穂「豪華だこと。」
那波「以上が人間の部」
秋穂「人外もあるの?」
美夏「だから、なんで私のおかずがわかるんですか?」
那波「まずキャラクターとして、どじっこ亜希ちゃん。だめっこメグちゃん」
秋穂「まあ、あの姉にして、この妹あり、ね。」
那波「肩こり用バイブを当てたらどうなるだろうってイメージだけで1回」
美夏「当ててません。」
秋穂「想像しただけね。」
美夏「想像はしましたけど。」
秋穂「想像しただけで極めるなんて、春香には真似できないわよ。」
那波「触手系10回、スライム系6回、イノシシ12回」
秋穂「うりぼうはかわいいですからね。」
那波「いや、成獣がことの他お好みのようでして。」
美夏「だってえ、餌付けするときに寄って来る勢いがかわいいんですもの」
那波「バイオリンのコンテストの本選で
バイブ付きの下着を着けている妄想で1回」
美夏「だって、あれは」
秋穂「素敵なおかずね」
那波「シャルル・ドゴール空港でのトランジットの時、
呼び出しされているのにトイレからお出にならない時は焦りましたわ。
あのときのイメージは、たしかグラウンドパーサーのお姉さまに
大事なところを責められている妄想でしたっけ。」
美夏「どうしてそんなところまでわかるのですか。」
那波「それはもう、乃木坂家の科学力を以ってすれば、
大事な美夏様のお体の健康状態は手にとるように。
ご安心下さい。感情や愛情をモニターする力はございませんわ。
思想・信条にまで立ち入る技術は開発できておりません。」
秋穂「美夏、結論は出たわね。今夜から毎日、那波さんを中心に、
プログラムを実践してもらうわ。性欲を満足させれば、がっついて
下手な人物にこだわることもなくなるでしょうから。
それに、その年で、その回数はすごいわね。
さすがの乃木坂家でも春香はもちろん、この100年、
5代さかのぼってもそれほどの回数の方はいらっしゃいませんでした。
しかも成績は優秀で、こんなかわいい娘に育ったんですからね。」