乃木坂春香の秘密〜佐々岡の逆襲〜
【プロローグ】
「な、何をする気ですか…?」
恐る恐るこれから行われるで有ろう行為を尋ねる春香。
その答えは春香が今考えていた事より酷いものだった。
「春香ちゃんと子供を作るんだよ」
こうして淫惨な凌辱劇が幕を挙げた――。
事の始まりは二時間前。
夜中に春香の携帯に裕人からのメールがきていた。
『プールの裏で待ってる』
そんな場所で裕人さんが何の用だろう?と不思議に思いつつもプール裏に向かった。
指定された場所には誰も見当たらなかった。
「私の方が先に来ちゃったのかな…?」
などと考えてみたが、どう考えてもおかしかった。
裕人は『待ってる』とメールを送ってきていた。
という事はメールを送ってきた時にはもう居ると言う意味だ。
と、その時人の気配がした。
「裕人さん!」と振り返ったそこに居たのはあの佐々岡だった。
佐々岡は春香が振り返った瞬間に口にハンカチをあてがった。
少し湿っている。薬品臭い。何故か裕人の携帯を持っている――。
などと思考を巡らせていると急に目の前が真っ暗になった。
こうして眠らされた春香が次に起きたのは二時間後。
両手を後ろ手に縛られたままプールのトイレに運び込まれた後だった。
このような行為に及んだ理由は「イケメン佐々岡をコケにしたから」らしい。
復讐の為に春香の身体に自分の子供を孕ませようと言うのだ。
そして現在。
「あっ、やめっ!やめて下さい!んっ!」
佐々岡の手が春香のワレメを激しく責めたてる。
身動きの取れない春香に抗う術は無かった。
「へへっ、触るだけでそんなに感じるなんてよっぽど感度が良いんだね。
もう濡れてきてるよ?」
下着の佐々岡の指が触れた場所が少し湿ってきている。
激しい愛撫に春香のワレメから愛液が溢れてきたのだ。
「あっ!イヤっ…違っ!あんっ!」
「そんな事言っても春香ちゃんのオマンコは正直だぜ?
ほら、どんどんマンコ汁が溢れてきやがる。見かけによらず淫乱なんだね」
「ちっ、違っ、いまっ!んぁぁぁあっ!!」
「じゃあ直接触ってみようかな」
そう言って佐々岡の手が下着の中に入り込む。
「いっ、イヤぁ!」
必死に抗うが後ろから抱えられるようにされている為振りほどく事すらできない。
そんな暴れる春香を気にもせず佐々岡の指は春香の一番敏感な所を執拗にコネ回す。
邪魔な包皮を剥き、露わになったその豆を擦って刺激する。
「あっ!あっ!そこっ!ダッ…メッ!あぁっ!」
少しの愛撫が大量の愛液を滴らせる。既に下着の中はビショビショに濡れていた。
その愛液を潤滑液にして指で豆を摘んだり引っ張ったりして弄ぶ。
「ほら、こんなにヒクついて、オマンコがチンポ欲しそうにしてるよ?」
佐々岡の言う通り、春香の股は既に男のモノを受け入れられる程に出来上がっていた。
「そんなっ…!、あなたのおちっ…!そっ、そんなも、の、欲しくっ…ありませっ!んぁぁ!」
なんとか釣られずに卑猥な言葉を言う事だけは避けた。
だが更に感度を増す股の間の快感には抗えず、艶っぽい喘ぎが発せられる。
それに興奮した佐々岡がズボンと下着を脱ぎ自分のモノを取り出した。
「ひっ!!」
そのグロテスクなモノを目の当たりにした春香は悲鳴を上げた。
はちきれんばかりに膨張したそれは、異臭を放ち春香の思考を遮った。
(やっ、いや!臭いっ…!)
佐々岡は春香に近づくと無遠慮に春香の下着を剥ぎ取り正面から覆い被さった。
そしてその膨張した塊を春香のワレメにあてがい、なぞるように擦り始めた。
「いやっ!イヤぁぁあ!!そんなのっ、入らなっ…!!」
なんとかしてその行為を拒もうとするものの、その動きが逆に佐々岡のモノを刺激する結果になってしまう。
「はぁ、はぁ、慌てなくてもちゃんとチンポ挿れてあげるから」
「イヤっ!それだけはっ!それだけはやめっ…てっ!」
佐々岡は自分のモノを手で固定すると春香のワレメへとそれをあてがった。
「イヤ!イヤぁぁぁぁぁ!」
ゆっくりと亀頭を春香のワレメへと挿れ始める。
春香の汚れを知らない秘裂に亀頭の先が沈み込んだ。
「へへ…。ほら春香ちゃんのオマンコにチンポ入ってくよ…!」
「あぁっ!お願いですっ!許してっ!それだけはっ…それだけはっ!」
亀頭の半分くらいまで収まったところで春香の膣内を思い切り――突き上げた。
「いっ!!!ああぁぁぁぁああっっ!!!!」
ブチッ!!!っという音が聞こえた気がした。
あまりの痛みに春香の体がビクンッと跳ねる。
同時に処女を突き破られたショックに言葉を失った。
「あれ?春香ちゃん処女だったの?春香ちゃんの処女を突き破れるなんて感激だなァ。
じゃあ、このまま初体験&初妊娠までいっちゃおうね」
そう言って力いっぱい春香の膣内を突き上げては抜き始めた。
「ひっ、ひぐぅっ!あっ!あひっ!ひぎっ…!いっ!痛い…っ!」
初めて男のモノを迎え入れたその場所は、佐々岡の乱暴なピストン運動にはキツ過ぎた。
ましてやこの一方的な凌辱には春香が快感を得る余裕など微塵も無かった。
「ふっ!ふっ!ふっ!気持ち良っ…スゲェ名器だっ…!」
佐々岡は一心不乱に腰を降り続けた。既に春香の悲鳴など佐々岡の欲情を煽るだけでしかない。
真夜中のトイレに男の嬌声と女の悲鳴が響き渡る。
しばらく出し入れを続けた時、佐々岡が呟いた。
「はるっ…か、ちゃん…!出るっ…!」
痛みで麻痺した思考でなんとかその言葉を聞き取る。
(出る…?出るって何…?…え!?ま、まさか…出るって!?)
言葉の意味を理解した春香が叫ぶ。
「いやぁっ!!!中では出さないでっ!!お願いだからっ!!何でもしますからっ!!やめてぇっ!!赤ちゃんできちゃうぅっ!!」
瞬間。一際深くへ突き上げ、子宮の奥まで達した佐々岡のペニスが弾けた。
「いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁああっっ!!!」
ビクビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!
ビュビュッ!ビュッ、ビュビュッ!
春香の必死の叫びも虚しく、大量の精液が春香の子宮内を満たした――。
一分間くらい射精が続いただろうか。
尋常で無い量の精液の放出を終え、出した精液が漏れる事を惜しむ様に春香の中に挿入したまま余韻に浸る佐々岡。
そんな佐々岡とは逆に絶望に打ちひしがれる春香。
「ぃ…ゃ…。ぁ…か…ちゃ…。でき…ちゃ…」
子宮内に精液を放出され放心状態となった春香に佐々岡が追い討ちをかけた。
「スっ…ゲ…気持ち良過ぎる…っ。
…まだ収まらねー。…春香ちゃん。このままもう一発イくぜ?」
そう言って春香の腰を持ち上げる。
辛うじて状況を判断できた春香は再び脅え、泣き叫んだ。
「い…っ、イヤぁ…、イヤぁぁぁ!やめてっ!来ないでっ!」
叫びはすれども身動きの取れない春香にはこのまま蹂躙される以外の道は無かった。
「おっ、お願いしますっ!!これ以上されたら本当に妊娠しちゃっ、あぁぁぁぁぁあっっ!」
春香の言葉を遮り、生まれて二度目の性行為が始まった。
春香の腰を浮かせ足を抱えるようにした体位で、佐々岡のペニスが上から叩きつけられる。
先ほど中で放出された精液が潤滑液となり、よりスムーズにピストンが繰り返される。
痛かったのは相変わらずだが、春香の股間で新たな感覚が芽生えていた。
痛みの中、ほんの少し快感が押し寄せてきていた。
「あっ!痛っ!あっ!ひっ!ぁっ!ぁんっ!」
喘ぎに嬌声が混じり始めた。その声はそれを耳ざとく聞き取った佐々岡を調子に乗らせるには十分だった。
「何だよっ!イヤとか言いながらっ!しっかり感じてんじゃんっ!」
佐々岡のピストン運動がより一層激激しさを増した。
「あっ!ひっ!違っ!感っじてっ…なんか…っひあぁう!」
口では否定するものの、春香の中で生まれた快感はその激しさを増すばかりだ。
春香に絶頂の瞬間が訪れていようとしていた。
と、その時
「ハァッ!ハァッ!春香…ちゃんっ!二発目っ、出るよっ!」
その言葉を聞いた瞬間血の気が引いた。
前に何かで読んだ事がある。
女性のオーガニズム、つまりイった瞬間は、精液を子宮の奥へ運ぼうとする働きが有ると。
そして春香の絶頂は目の前だった。
「あぁっ!?ダメっ!!ダメですっ!!!私がイった瞬間に射精したらっ!!!本当に妊娠しちゃう!!!」
「じゃあ初体験+初絶頂+初妊娠だ!ほらほら!!イかせてあげるよっ!!!」
「やっ!!イヤっ!!!そんなっ…の…イヤぁああああああああああああっ!!!」
叫んだ瞬間。春香に初めての絶頂が訪れた。同時に、
ビクンッ!ビクッ!ビクッ!ビクッ!
ビュッ!ビュブッ!ブプッ!
佐々岡のペニスが跳ねた。先ほどの射精と変わらぬくらいの精液が春香の胎内で放出された。
一度目には感じる余裕の無かった、子宮の奥を精液がノックする感覚に気を失いそうになる。
「熱いっ!あっ!おなかの奥にっ、当たっ…ああああああっ!!!」
その激しい射精は春香が妊娠を確信するには十分だった。
膣内に収まりきらない精液が隙間から漏れ出す。
「ああああっ!!!出てるっ!!!精子がっオマンコの中でぇ!!!おちんちんからっドビュッってっ!!!ああっ!!!あっ!!!ああああああああっ!!!」
最早自分でも何を言っているのかわからない。
だが確かな事は自分が目の前の男に処女を奪われ、妊娠させられたという事。
そんな事すら考えられない程に、自分がめちゃくちゃにされたと言うこと…。
「は、春香ちゃん…。まだまだイけるよ…。頑張って赤ちゃん作ろうね」
春香の膣内から引き抜く間も惜しむかのように、佐々岡が次のラウンドを迫ってきた。
(もぅ…許し、て…)
春香の弱りきった思考がそんな事を考える。
そして三回目の行為が始まった…。
…。
……。
………。
【エピローグ】
「…で。何で俺が佐々岡の役なワケ?」
「え?」
男と女が一人づつ。
夜明けのトイレに座っている。
だが先ほどの状況とは打って変わって楽しそうに会話をしている。
「だってそれ以外に悪人設定がピッタリな方って居ないじゃないですか」
「そりゃそうだけど…。ほら、裕人が血迷って襲ってきたとか狂犬が手当たり次第に女を襲い始めたとか…」
「そんなにイヤでしたか?」
「春香の頼みだから断らなかったけど…。あのいけ好かねーヤロウの役ってのはどうも、な」
つまり。全て偽りだったのだ。
初体験も処女も。この凌辱劇さえも。
春香が言い出したこの計画は、俗に言うシチュエーションプレイと言うやつだった。
春香が凌辱プレイをやってみたいと言い出した為にやったワケだが…。
(わざわざ学校に忍び込んでまでやるか?フツー)
まったくお嬢様の考える事は随分と大胆だ。
ちなみに初体験はとっくの昔に済ませている。
「でも裕人さんはこんなことしませんし、千代さんも最近は八咲さんと居て大人しいですし」
まぁ、確かに。
俺の知る限り一番このポジションに近しいのは確かにあのいけ好かない男だった。
でもなぁ…。
そんなことを考えていると春香がとんでもない事を言い始めた。
「でもいっぱいエッチな事しちゃいましたね♪
もしかしたら本当に赤ちゃんできちゃうかもしれないですよ?」
言う春香は笑顔で、やけに嬉しそうだ。
「……つまり俺は巧くはめられたって事か?」
春香め。最初からそれが狙いだったな。
「私との赤ちゃん作るのイヤですか?」
などと笑顔で聞いてくる。
俺はちょっとこっ恥ずかしくなって「バーカ」と春香の額をコツンと小突いた。
額を抑えてえへへと悪戯っぽく笑う春香はめちゃくちゃ可愛かった――。
END