夕日が差し込む教室に
男女が二人・・・。
「・・・んなに恥ずかしそうな顔すんなよ・・・。」
「だっ・・・、だって・・・、は、初めて、だから・・・。」
「・・・ふぅん。」
「あんたは、初めてじゃ、ないかも・・・、しれないけど・・・。」
「ぃや・・・俺も初めてだから・・・。」
「・・・・・・・・・ぇ?」
「〜〜ッ!!だから!お前も恥ずかしそうな顔すんなよ!!」
「・・・はぃ・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「ぁの、」
「ぁ?」
「信子って、呼んで、くださぃ・・・。」
「・・・信子・・・、」
そっと修二から落とされる口付けを、信子は瞼を閉じて受け入れた。
日が沈んでいく・・・。
そんな二人の影を隣りのビルの屋上から双眼鏡で覗く男が一人。
「ひゅ〜う!熱々だ〜っちゃ☆」