二人で湯船に浸かる。
ついさっき愛した人が、楽に寄り添っている。
彼女の肩に手を回すと、彼女は頭を楽の胸板に預けてくる。
楽はふっと微笑み、耳元に顔を近づけた。
何事かぼそっと囁くと、彼女は頬を赤く染めて、顔を彼の胸板に埋めた。
何と無く愛しさが込み上げ、両手で抱きしめる。
彼女はそれに呼応するように、楽の胸に縋り付いた。
バストが楽の肌に当たり、興奮を想起させる。
楽は彼女の名前を呼ぶ。
彼女が上を向いた瞬間、唇を奪った。
最初はびっくりした様子だったが、すぐに慣れ、楽を受け入れる。
両手で彼女を支え、舌を送り出すと、彼女はすんなりとそれを迎えた。
舌が絡み、唾液が混じる。互いの口から涎が垂れる。
二人の空間を官能が支配し、無意識の内に足が絡まる。
彼女の腕が楽の首に巻き付き、体が更にくっつく。
顔を離すと、ちゅぱっと音がした。銀の橋が二人を一瞬繋ぎ、切れた。
楽はまたふっと笑い、また彼女に囁いた。
ベッドでの乱れた姿、さっきの照れた表情、全てが可愛かった事。
そして今、また興奮してきた事。
全てを聞き終わらない内に、彼女の顔がみるみる赤くなり、俯いてしまった。
耳まで真っ赤にしている様子は、楽の本能を後押しする。
彼女の尻を掴み、抱え上げるように自分の腰の上に持っていく。
そそり立つ男根が秘所に触れ、彼女の体がびくっと震えた。
恥ずかしそうにイヤイヤと首を振るが、楽は腰を揺すり、クリトリスと割れ目に刺激を与える。
彼女は恍惚の表情を浮かべ、息を荒くし始める。
畳み掛けるように乳首を口に含み、愛撫すると、彼女の目が蕩け、自分から腰を沈めた。
子宮は既に受け入れ態勢が出来ていた。
楽が腰を動かすと、内壁が蠢動し、二人に快楽をもたらす。
やがて、彼女も一緒に腰を振り始めた。
チャプチャプと波が立つ。
その内バシャバシャと激しくなり、数分後、一際大きく揺れ…静かになった。
〜fin〜