トルメキアの将校に切っ先を向けて突進したナウシカの動きが止まった・・・。
ドスッ
トルメキアの将校とナウシカの間に割って入ったユパの胸にナウシカの剣が深々と突き刺さっている。
「ユパ様・・・」
ナウシカの表情が強張って青ざめた。
ユパも自分の腕でナウシカの剣を止めるつもりであったところ、予想だにしない事態に驚きの表情を浮かべた。
「ナッナウシカ・・・」
そう呟いてユパは静かに崩れ落ちた。
(まだ・・・死ぬわけにはいかぬ・・・。今、死んではナウシカの身が・・・)
そう思いながらもユパの意識は遠のき、自分の魂が冥府へと沈んでいくのがわかった・・・。
ナウシカは泣きながらユパの名を叫ぼうとした。しかしその後の言葉を続ける事が出来なかった。兵士の一人が呆然としているナウシカの後頭部に剣の柄で殴打したからだった。
ナウシカは自分の目の前が暗くなるのを感じ、意識を失った・・・。
次にナウシカが意識を取り戻した時、ナウシカは自分がベットに横たえられているのに気付いた。それだけではない。大の字に寝かせられ、手足は紐で縛られていた。
「ようやく気付いたか。」
その声の方を振り向くと、トルメキアの兵士たちが数人、テーブルで賭博をしながら酒を飲んでいた。
そしてその視線の先には父王とユパの遺体が無造作に横たえられている。
「お父様!! ユパ様!!」
ナウシカは叫んだ。
「一体、どういうこと? ほどきなさい! お父様たちの遺体をどうしようというのです!」
「この遺体をどうこうする気はないさ。事がすんだら王侯の礼で埋葬してやるさ。用事があるのはお前の方だ。」
「? どういう意味?」
とナウシカは言い掛けて、兵士たちの憎悪に満ちた様子に気付き、その目に浮んだあやしい光の意味を悟った。
「まさか・・・」
「名誉を保ったまま死なせるとでも思っているのか? 仲間を散々殺しておいて! 舌をかもうとか思うなよ。自害したらこの国の者たちの安全は保障しない。」
「卑怯者!! 恥知らず!! お父様とユパ様の前で・・・こんな・・・。」
ナウシカは口惜しそうに表情を歪めて、あらんかぎりの声をたてて叫んだ。
「殿下の許可はいただいている。仲間の仇を体で償ってもらう。」
兵士たちはナウシカの周りに群がり、短剣を取り出すとナウシカの服を引き裂き始めた
「いや! お願い! やめて!」
ナウシカは無抵抗に無残に引き裂かれる自分の衣服を目にして、泣き始めた。
「さっきまでの威勢はどうした?」
兵士たちはそう言うとナウシカの引き裂かれた衣服を引っ張った。男たちの前に全裸のナウシカの姿が晒された。
「けだもの!!」
ナウシカは恥ずかしさに目をつむり、顔を背けて言った。
「けだものはどっちだ! あいつには許婚が祖国で待ってたんだぞ! それを・・・。」
リーダー格の将校がナウシカに向って叫んだ。
「あなたたちは風の谷を侵略しただけでなく、父まで・・・」
「それが戦争だろう。王の名誉の死で決着するはずだった・・・。お前の無意味な抵抗で命を落とした奴らが浮ばれん。」
「だからってこんな・・・。」
ナウシカは晒された陰部を隠そうと足を閉じようと試みたが、足も手と同様に縛られ押し広げられていたので隠しようなく陰部を晒していた。
「男にならずに死んだ者もいたんだ。女にしてやる分、慈悲深いと思え。」
そう言って兵士たちはナウシカの白い肌や乳房に手や下を這わせ始めた。
「いや、いやあああああああ」
ナウシカは身をよじらせて無駄な抵抗を試みた。
「何がいやだ。もうここが濡れてきた上、乳首まで立ってきてるぞ。」
兵士たちの一人があざ笑った。
「そんなこと・・・あっ、くっ、うっ・・・」
ナウシカは両の乳房を別々に男たちに吸われて、さらには陰部の割れ目に顔をうずめられて舌を這われて、意志とは裏腹にあえぎ声を出さずにはいられなかった。
「濡れてきたぞ。そろそろだな。殺した人数分は孕んでもらわないとな。」
「いや、お願い、やめてぇぇぇぇぇ」
「あきらめろ。それ、自分が突きたてられて、犯されるところを自分の目で見ろ!」
そう言って、将校はナウシカの髪をつかんで、押し広げられたナウシカの股間に目を向けさせた。
「いや!!」
ナウシカは顔を背けようとしたが、複数の男たちに顔を押さえられて、無理やり目を向けさせられた。
男の一人が怒張したペニスを右手で持ち、ナウシカの薄っすらとした陰毛の生えた股間に押し当てようとしていた。
ナウシカは手足をばたつかせて暴れた。
「いや、いや、いやああああああ」
「大人しくしろ!!」
兵士たちは力づくでナウシカをベットに押し付けた。
押し広げられた股間に突き立てられたペニスがナウシカの割れ目を押し入り、とうとうナウシカの中にペニスが突き立てれた。眼前には自分の中に深くめり込んだ怒張した男根があった。
「ああああああ」
ナウシカは泣き叫んだ。
「さあ、入ったぞ。よくみろ。しっかりと王や先生にも見えるようにしてやれ。女になったところを。」
「お願いぃぃ 抜いてエエ」
「何言ってる。これからだ。」
そう言って挿入した男はゆっくりと腰を振りはじめた。
ナウシカの陰部はニュプニュプ音を立ててながら、男のペニスを受け入れていた。わずかながら出血もあったが、深くくい込んでいた。
「いたいいいいいい やめてえええええ」
「もう少しすれば気持ちよくなって自分から腰を振るようになる。おう、これは中々・・・いいぞ。」
「けっけだもの・・・」
ナウシカは息も途切れ途切れにあえいだ。
「はっ早くしてくださいよ!」
待ちきれない他の男たちは最初の男をせっついた。
「まあ、まて。お姫様を乱暴に扱っちゃ申し訳ないだろ。ゆっくり・・・ゆっくり」
そうして一番槍の男はハアハアあえぎながらゆっくり腰を振っていた。
ニュプチュパ
粘膜のこすれる音が小さく聞こえる。
ナウシカは抵抗をあきらめ、ぐったりして男のペニスを受け入れた。
「そうだ・・・大人しくなったな・・・いいぞ・・・ハアハア」
「まっまちきれねえ!! ほれ! その手でしごけ!」
紐で縛る必要が無いと思った他の兵士たちは、腕を縛った紐をほどいて、ナウシカの手を自分のペニスにあてがった。
ナウシカは男たちの見たこともない異様な興奮に恐怖を感じ、言うなりのまま、力なくペニスを握り言われるままにペニスをしごき始めた。
「素直になったな! じゃあ、この口でも・・・」
「おい、噛み切られたらやばいぞ!」
「へっ! おい、歯を少しでも立てたら、谷の連中に報復するからな!」
ナウシカは力なく頷き、男のナニをくわえた。
くわえさせた男はナウシカの頭を両手でつかんで乱暴に上下に振って口でしゃぶらせた。
「俺の方、そろそろイキそうだ・・」
ナウシカの膣に挿入していた男の方が体をびくつかせて、のけぞった。
「うっ!」
ビクビク体を震わせて男はナウシカの仲にたっぷりと吐き出した。
「んっんんんん」
口をふさがれていたナウシカは自分の中に子種が吐き出されたのを感じて声をあげた。
(お父様・・・ユパ様・・・ごめんなさい・・・こんな辱めを・・・こんなに汚されてしまいました・・)
同時にくわえさせていた男の方もナウシカの口に精液を大量に放出した。
「ウッ たまってたからなあ」
ナウシカの口から精液がこぼれおちた。目をつむっていたナウシカの目からも涙が一筋こぼれおちた。
「ふふ、淫売め。さあ、次は俺だ お前が仲間を刺した数、こいつを刺してやる」
と二人目の男がナウシカを犯した。
「ゲホゲホ、淫売なんかじゃ・・・無理やりあなたがたが・・・どんなに私を辱めて、汚しても・・・心は・・・あっ、うっ」
「そうだな 何人までくわえられるかな、この割れ目は」
「もう・・・やめて・・・これじゃ誰の子供か・・・」
「高貴な精を受けるんだ。文句は言うな。」
苦痛に表情を浮かべるナウシカにそう言いながら笑って男たちはナウシカの顔にペニスを押し付けて精液を浴びせた。
クシャナの部屋ではクワトロが報告をクシャナに上げていた。
「殿下、例の秘石ですが・・・やはりあの小娘が持っておりました。」
クシャナは悠然と椅子に座りながらその報告を聞いていた。
「そうか、ではこの谷にはもう用は無いな。早急に兵を引き上げて、巨神兵の復活の準備をせよ。」
「はっ。ところであの小娘はいかがしました?」とクワトロはクシヤナに尋ねた。
「ああ、将校たちのたっての希望で彼らに引き渡した。」と気の無い返事をクシャナはした。
「ははあ、そうですか。」
その言葉でクワトロはその意味を理解した。ペジテの姫を捕らえた時にもクシャナは同じ事をした。その冷酷さにクワトロは内心苦々しさを覚えたが、もちろん口にはしなかった。
「谷の民たちの影響が心配されますな。」
とクワトロはその内心を表情に出さずに遠回しに意見を言った。
「何、ここはすぐに直轄領となる。旧領主の血統は絶っておいた方がよい。」
「遠謀、恐れ入ります、では。」
そう言ってクワトロは退席した。彼にはクシャナの目的も谷の統治にも関心が無かった。
あるのは自分の保身だけであった。
占拠した城の自分の部屋に向うと、将校たちが戦利品を弄んでいる部屋に差し掛かった。
部屋を覗くと、領主の娘のナウシカが全裸でベットに縛り上げられていた。
すでに何人もの男たちの相手をさせられて、ぐったりと虚ろな目で無表情のまま、覆いかぶさって腰を振っている男の動きのまま、体をユサユサとゆらしていた。
見ると顔には涙の跡と一緒に白濁したものが滴り落ちていた。
「これはクワトロ殿!! あなたもいかがです?」とその中で一番地位の高い男がクワトロに声をかけた。
彼は階級がクワトロよりも低いにもかかわらず、対等の口をきいた。
彼らは将校であると同時に貴族の子弟であり、内心では平民出身のクワトロを見下している事に気付いていた。
クワトロは彼ら取り巻き、側近たちがどうも好きにはなれなかった。
クシャナの絶大な支持勢力も、旧王家に仕える名家の彼らが傍系の現王の台頭を快く思っていないというただの権力闘争と思っていた。
むしろ彼は平民の出世の機会を与えた現政権に恩義を感じてはいた。
もちろん情勢次第ではどうなるかは分からなかったし、彼はその権力闘争の波を渡りきるつもりではいたが。
だから貴族の子弟の将校たちが、仲間のためという理由で侵略国の姫を陵辱するのも、ただ自分たちの面子をつぶされた事と、ただの慰み者にするための口実と冷めた目で見ていた。
「俺はよしとこう。小娘は趣味ではないからな・・・。」
「そうですか、もっとも我々で散々遊んだ後ですから。」と将校は笑った。
クワトロは遊んだおもちゃを下げ渡すのかと内心で苦笑いして立ち去ろうとしたが、急に気が変わった。
「いや、やはり高貴な姫君というのも平民出の俺にはめったに無い機会。ぜひご相手してもらおう。」
と振り返って部屋に入った。
「そう、参謀殿にはめったに無い機会です。」
その高慢な言い方が気に食わなかったが、表情に出さずにナウシカの方を見た。
すっかり勇ましい姿は無くして、エッエッと嗚咽している姿は小さくみすぼらしく見えた。
しょせん、姫君と言っても村程度の人口の国の姫にすぎない。村長の娘といってもいい。
ガンシップのおかげで諸侯国の待遇で遇されているに過ぎない。
侵略を受ければこのざまだ。
クワトロは戦争の常とはいえこの娘が哀れに思えてきた。
クワトロは服を脱ぎ捨て、裸になってナウシカに覆いかぶさった。
そして虚脱したナウシカの耳元に囁いた。
「おい、手は解かれているんだな。ナイフを枕の下に置いた。これで足の束縛を断てるだろう。」
ピクッと表情が動き、光を失ったナウシカの目にわずかながら色が戻った。
「もっとも俺はここまでだ。どうするかはお前次第だ。」
クワトロはそう呟くと、血と精液だらけのナウシカの陰部に突き立てた。
「おお、諸兄たちが開発されたので実にいい感じですな」
と笑ってさっさと事を済ませると自分の部屋に戻った。
将校たちでまだナウシカで遊び足りない者たちはナウシカに群がったが、飽きた者たちは酒と博打に夢中になっていた。
翌朝、クワトロが目を覚ますと、将校たちが惨殺され、谷の姫が脱走したという報告を聞いた。
クワトロは苦笑いを浮かべた。そして
「生命を大事にしないやつは大嫌いだ」
と笑って呟きながら
クシャナ殿下のお叱りを受けにクシャナの部屋へと歩いていった。