艦の中をうねうねと巡る通路には酒の臭いが漂っていた。
ぼんやりと燈るランプの下、久々の酒に酔い痴れた兵達は持ち場で眠りに落ちていた。
「まったく、どいつもこいつも居眠りこきやがって…。」
通路に点々と蹲った人影を面倒臭そうに避けながらナムリスは足を進めていた。
目指す部屋に到着した時もその光景は変わりなく、それどころか先の方まで延々と続いている。
「あ〜あ、ここもかよ…。こいつら全員毒見に回すかな。」
しかし今はそんな事はどうでも良い。
軽く鼾を立てて眠っている兵を横目で見ながらナムリスは扉に手を掛けた。
慎重とも乱暴とも付かぬその手付きに対して室内に這い入るその歩みは落ち着きを払っていた。
酒臭さに慣れた鼻にはこの部屋の清浄な空気が少し苦しかった。
縁に金糸の刺繍を施された深紅の絨毯。それを取り囲むようにずらりと並んだ人、人、人。
絡み合う蛇の紋章の入った旗が、まるでそこに描かれた毒蛇の如く奇妙にうねり翻っている。
十三歳のクシャナは国の式典に出席しているが、それが何の式典なのかは何故かわからない。
彼女の目にはただ、暗く翳った群集の顔が無気味に見えていた。
その中に一つだけ明瞭に浮かぶ顔を見つけ、クシャナは目を止めた。
いや、顔ではない。不可思議な模様の付いた面のようなもので覆われた男の顔であった。
容姿から判断するにクシャナよりも十以上上であろうか。五、六歳しか違わないようにも見える。
まだ若い事は確かなのだが、顔を隠している所為か正確な年齢は見当がつかなかった。
やがて彼は他国の王族の一人として来賓の中に居る事がわかった。
花束を抱え異姉妹達と共に来賓席に向かったクシャナはその男に花束を渡した。
男は他の賓客がそれぞれの姫達にするのと同様に、
か細く白いクシャナの手を取り、面を少し上げて軽く口付けした。
その手と唇の、かつて触れた事の無いような異様な冷たさを最後に、夢は唐突に終わりを告げた。
クシャナは夢から突き出されると同時に、右の手に夢の中で触れたあの冷たさを感じた。
咄嗟に目を見開き、それから逃れようとベッドから飛び起きるも、
冷たい手はクシャナの手を掴んだまま離さない。
月明りの中、一ツ目のヘルメットを被った男が浮かび出された。
「離せナムリス!何をする!!」
「…随分逞しくなったもんだなあ。昔はあんなに可愛い手ェしてたのに。」
そう呟きながらナムリスは片方の手でクシャナの右手を押え付け、
もう一方の手で必死に逃れようともがき続ける白い手を撫で回したり指を絡めたりし出した。
「でも女の手には違いないな。」
「女とて蛇共に共喰いされかねないのでね。多少なりと力を付けぬといけないのだ。で、夜分遅くに何用かな。神聖皇帝殿。」
窓から差し込む唯一の明りが薄い寝間着の下の女の形を露わにしている。
その滑らかな線とは不釣合いなようでいて均衡を保った鋭い瞳。
「そりゃあ夜中に男が女の部屋に出向いて来るとなれば、何の用があるのかは姫君とておわかりだろ?」
ナムリスはその目を避けるというわけでもなく、絡まったままの手元に視線を落としている。
「臥所を共に、か?」
「ご明察。さすがは我が花嫁だ。」
「正式な婚約も式も無しに私を抱こうというのか。」
こちらを見据える眼差しに、ナムリスは吊り上がり気味の口角を更に引き上げた。
「ハハハ。形式だけの儀式はお前の最も嫌いとする所じゃないか。
第一そんなもの、俺達の間で交わしたので充分だろ。」
その笑いにクシャナは自分の恐怖を容易く見破られた事を知った。
同時に、自分がそれに怖れを抱いている事を思い知らされた。
「…せっかちな婿殿だ。落ち着いてから存分に楽しめば良いではないか。
私がそなたの妻になる事に変わりはないのだから。」
「まあ、それもそうだけどな。」
そう言うとナムリスはに手に力を込め、硬直した女の手を思い切り引き寄せた。
ふいにバランスを崩し倒れ掛かって来た体を抱き止めた拍子に、鉄兜が重く鈍い音を立てて転げ落ちた。
わざと身振りを大きくして自分から振り落としたようにも見えた。
身を縮込めていたクシャナはその音を聞きくなり、再び男の腕から逃れようとした。
が、冷ややかな手はそれを許さない。
更に強い力でクシャナを押え込み、柔らかな金髪を掻き上げ形の良い耳を晒し出した。
「それまで俺が大人しく待ってるとでも思った?」
吐息が耳に触れる。
「それにいきなり毒蛇の巣穴に踏み込んで、群れに紛れてむざむざ逃げられたら困る。」
クシャナは伏せていた顔を上げ、先程から自分をからかっている男の顔を見つめた。
「そら、約束通り顔も見せてやったろう。」
背に回された手の片方が頬に上ってくる。
不敵に微笑うヒドラの目が、白い蛇のサファイアの瞳を捕えた。
針のような、棘のような、牙のような、鋭い三日月が薄雲の中に浮かんでいた。
ゆるやかに流れる雲が紗の如く月を翳らせるかと思うと、また鋭利な光が部屋の中に差し込んだ。
互いの息が混じり合うほど近くに男の顔があった。
その顔は、快活で残虐な少年のように見えれば、気紛れに頽廃に耽る青年にも見え、
また全てに疲れ果てた老人のようにも見えた。
一国の姫であり軍を率いる指揮官でもあるクシャナは、彼の歳については周りから聞いていた。
気紛れに隠れる月の所為だろうか。時折深い陰鬱が口元や目の中をよぎる。
整った顔立ちをしていたが、どこかつくりものめいた端正さだった。
「じろじろ見るなよ。」
乾いた笑い声に少し照れが見て取れた。
「別に構わぬだろう。そなたは私の顔を知っているが、私はそなたの顔を知らぬのだから。」
「そうさな…。」
答えにならぬ呟きを発して、ナムリスは心持ち痩せた頬を包んでいた手を美しく尖った顎へとすべらせた。
接吻の予感に、クシャナは男の顔に置いていた視線を曖昧に散らした。
暫く親指がその感触を味わうかのように動いた後、軽く触れ合った。
それは少女の時に彼女の手に触れたものと同じだった。
女は目を瞑らず、ぼやけた焦点を元に戻した。男もまた目を開いてその青さを眺めていた。
「ヒヒヒヒヒ!おいおいクシャナよお、そんなに睨むなよ。接吻の時は目ェ瞑るって相場が決まってるだろうが。」
唇を離した直後、部屋の中に例のふざけたような声が響いた。
こういう時でもこの男の物言いは変わらないのか。
クシャナは少々呆気に取られたが、それは不思議と彼女の身を和らげた。
「別に睨んでなどいない。」
纏わりついた腕を解こうと、縮まっていた体がその中で窮屈そうに動く。
冷ややかな残酷さを持って彼女を押えていた腕は意外にもあっさりそれに応じた。
「それよりナムリス。」
「ん?」
そうして逃げ出したベッドに自ら戻り、腰を落ち着けた。
「お前、少し酒臭いぞ。」
手持ち無沙汰になった男はぐるぐると部屋の中を徘徊し、
花嫁が床に戻るのを見届けてから土鬼式の装飾が施された壁に背を凭せた。
何かのまじないが掛けられたかのようなその壁は、深更の中で一層無気味さを増している。
「ああ、夜に俺のとこの兵が騒いでただろ。それが酷い有様でな、見張りが全員酔い潰れてるんだよ。
俺は一滴も飲んじゃいねえよ。ここに来る途中で臭いが付いたんだろうな。あ。」
「何だ?」
「お前んとこの奴等も寝てたぞ。残念だったなあ…。」
暗がりの壁際から悪戯っぽい笑みを含んだ声が響く。
「何が?」
「ヒヒ。叫んでも助けに来てくれんじゃないか。」
この笑いにも慣れてきた。
「安心しろ。このような事で部下達の眠りを邪魔するつもりは無い。」
「ハハ!自分の操よりも兵の睡眠の方が大事か!」
光の届かぬ一角から男はのそのそと姿を現し、女の居る方へと歩み出した。
「助けが来たところでお前に殺されでもしたら堪らないからな。血を流すのは私一人で良いだろう。」
その声の中に微かな諦念の色を見つけたナムリスは、
俯き加減にベッドに腰掛けた女の前まで来ると彼女の頭の天辺にぽんと手を置いた。
「確かにそうだけどな。」
ふんわりした髪を指で遊ばせながら後頭部へと撫でおろし、そのまま項に手を回す。
僅かに肌が上気し始めているのが感ぜられた。
「でもなあ。もう少し自分の体、大事にした方がいいぞ。」
「お前が言えたせ…」
台詞か。と、言い終わる前に頭を持ち上げられ口を塞がれた。
一度目の触れるだけの接吻とはまるで違う、荒い口付けがクシャナを襲った。
静かに閉ざされていた唇を無理矢理こじ開けて挿し込まれた舌が、歯列をなぞり口中を這い回る。
やがて小さく引込んでいた舌を見つけ出すと、それに自らのものを絡め、更に深く口を押し付け、貪った。
その間にナムリスは女の体を再び腕に収めた。
呼吸をさせてくれる暇なぞ与えてくれぬその乱暴さにクシャナは狼狽えた。
いよいよ苦しくなってきて男の体を突き飛ばそうかと思った時、
その事を察したかのように冷えた唇が透明な糸を引きながらゆっくりと離れた。
「舌、噛み切られるかと思って冷や冷やしたよ。」
荒い息を肩で整えているクシャナには答える余裕は無かった。男もそれをわかって言ったふうだった。
ふと、薔薇色に染められた唇から、最早どちらのものかわからなくなった唾液が零れた。
首を伝い、胸元に流れ落ちて行くそれを追うかのように、ナムリスは唇を這わせた。
同時に服の裾から手を差し入れてその白い肌に直に触れた。
柔らかな皮膚に起こった一瞬の顫えが、唇と手に伝わって来た。
覚えのある匂いが鼻腔をくすぐっていた。
彼女がまだ少女だった時にナムリスの鼻を掠めた匂いが、成熟した女の馨りの中に感じられた。
男の動きを困惑げに見ている瞳も良く覚えている。
その奥底に潜んでいる、暗く深い翳りも。
初めて彼女を目にした時、何処かで見た事のあるようなその瞳に知らず知らずの内に心引かれ、
眦に浮かぶ大人びた雰囲気とは痛々しいくらい不調和な、まだあどけなさが残る顔に視線を釘付けにされた。
それが自分の眼の奥にいつの間にか宿っていた、
何を以ってしても決して消える事の無いであろう翳りと同一のものであるとわかった時、
ただ一人自分と同じものを有している彼女といつか再び相見えようと誓ったのだった。
そして今、美しく成長したあの時の少女が、彼の腕の中に彼の后として抱かれていた。
静かに侵入してきた男の手が薄布の下で女の線を辿っている。
陶磁器のような滑らかな肌が心地良い。ナムリスは久し振りの女の肌を愉しんだ。
腹部や背中を押えるようにしながら撫ぜ、肋の窪みを指でなぞり、その上にある膨らみに両手を置く。
掌で包むようにして軽く力を込めながら撫で回すと、漸く整った呼吸に戸惑いの吐息が多くなる。
左の手をそのままあてがいながら、右の手は少し捲れ上がった裾へと伸ばし、脱ぐように促す。
白い腕が躊躇いがちにそれに応じ柔かに伸びると、すぐさま剥ぎ取らた。
夜気に晒された乳房に両の掌を戻し、その重みを確かめるかのよう弄びながら首筋に接吻を繰り返す。
そのまま胸元まで下りて行き、右の房の薄紅い小さな果実の如きそれを啄んだ。
しかしクシャナは相変わらず眉根を軽く寄せ、後ろに置いた手で体を支えながら彼の動作を眺めているだけだった。
堪えているのだろうか?
ナムリスは彼女の顔を覗き込むように見上げながら唇を左へと移し、先端を舌先で舐め上げた。
「…………っ…。」
呼吸の中に、聞き取れるか聞き取れぬかといった程の微かな声音が混じるのがわかった。
「何だ、こっちがの方が良かったのか?」
少しばかり悪心が篭った声で囁きかけ、その可憐な乳首を口に含む。
唇で吸われ舌で転がされるとたちまちそれは口中で硬さを示す。
面白がって甘く歯を立てると更に隆起し、舌で蹂躙し易くなる。
左のそれを唇と舌と歯とで執拗に攻めながら、右の膨らみに左手を伸ばし、
その頂きを指の間で挟むようにして全体を揉みしだく。
声音は喉元に留まっているが、諦念と羞恥とが滲んだ顔に快楽の火が点り始めているのを男は見逃さなかった。
「穴蔵で暮らしていた割には随分女の扱いに慣れているようだな。」
下のものを脱がしにかかろうと腰に手を掛けた時、男の手元を見るともなく見ていたクシャナが言った。
「ま、伊達に長生きしてないからな。逆に不慣れな方が可笑しいだろ。
もっとも、弟の方はどうか知らんけどな…。ちょっと腰上げて。」
「兄弟仲がお悪いようだ。」
微笑いを混じえながら呟き、男の言葉に応じようと体の重み支える腕に力を入れようとする。
抗う気持ちは既に失くしかけていた。
が、未だとけぬ怖れが震えとなってそれを阻み、思うように動かない。
「それはお前のところも同じだろ。」
ナムリスはやにわに彼女の背に片腕を回すと、怯えに揺らぐその体をひょいと持ち上げた。
下肢に微かな強張りが走るのを感じながら、腰の部分に掛けた手を半ば強引に下ろしていく。
「最初からそうしろ。」
「だって腕疲れるんだよ、これ。」
肌と布とが擦れ合う音が消え、薄闇の中、一糸纏わぬ女の裸形が浮かび上がった。
少し尖り気味の肩、締め上げたらことりと音を立てて落ちてしまいそうな頸、胸元は呼吸の都度静かに上下し、
すらりと伸びた手足はどうして良いかわからないといったふうに軽く竦んでいる。
長い睫毛に縁取られた瞳が困惑げに光り、伏目に視線がさ迷う。
戦場で男達の先に立って声を張り上げ血の雨の中を走り抜けているとは到底思えない、
男なら誰もが見惚れてしまうであろう、いや女とて魅了されかねない、
彼女のしなやかな体躯にナムリスもまた例外無く眺め入った。
仄かに色付いた乳白色の肌の所々に彼の唇の跡が朱く消え残っている。
露骨に纏わり付く視線にいたたまれなくなり、クシャナは身を捩った。
脚を縮め、腕で前を覆い隠そうとすると、冷やりとした指が絡みそれを遮る。
「隠す事ないだろ。」
「そう無遠慮に見られたら隠したくもなる。」
細い手首が男の手を振り払うとぱたりと落ちた。
「さっきのお返しだよ。」
ナムリスは女の膝に手を掛けしゃがみ込むと、俯いたままの顔を覗き込むように見上げ、顔を近付けた。
こつんと小さな音を立てて額同士がぶつかり、見上げた目と見下げた目とがかち合う。
「だから目は閉じるんだって、さっき言ったろう。」
重なり合う寸でのところで意地悪く微笑む。
「わかっている。」
小さく呟くのを無視して立ち上がると、手で顔を包み上を向かせた。
頬を撫ぜるようにしながら片方の瞼を指で瞑らせ、もう片方は唇を押し当て瞑らせる。
「それでいいんだよ。」
閉じた瞼とは対照的に無防備に開いたままの唇に舌を挿し入れ、
執拗な求めに女がぎこちなく応えるのを感じ取ると、その舌を味わうかのように縺れさせた。
そのまま下になった体に上体を合わせ、自身の重みに任せて倒そうとする。
しかしクシャナは急に唇を離すと、軽く突き飛ばすようにして男を押し戻した。
かと思うと、僅かに後ろにのめった男の腕の片一方を掴み、再び自分の方へと引き寄せた。
反動で引き戻された体が肩口に圧し掛かる。
目の前にある薄茶の髪が掛かった耳元に口を寄せ、吐息が勝った声で囁き掛けた。
「お前も脱げ。」
強がった言葉が微かに震えていた。
きょとんとした表情を浮べた端正な顔が、眉間に気難しげな皺を寄せた女の顔をまじまじと見た。
一瞬後にその言葉の意図を理解すると、身を屈め、肩を細かく揺すらせ声を立てずに笑い出した。
「何だ。可笑しいか。」
鋭い、けれどどこか弱々しさを含んだ声が飛んだ。
「別に可笑しかないが……面白いな。」
「同じ事ではないか。」
呆れ気味の女の声に男の笑い声が重なる。
「いや、これはとんだ御無礼をしたな。お姫様一人引ん剥いちまって。」
笑いが残る声で言いながら、道化じみた所作で投げ出されたままの手を取り上げ、その甲に顔を寄せる。
それに気付いた腕が鬱陶しげに動かされ、口付けされる前に男の動きを妨げた。
「言われなくてもそうするよ。」
少しむくれた顔をした女を宥めるように言い、
白い手を掴んでいる手を、腕から肩、肩から頸へとすべらせ、髪に触れた。
むずかる子供でもあやすような手付きで頭を撫でながら、ナムリスはふと疑問に思った事を口にした。
「髪、どうしたんだ。」
「切った。」
「それは見りゃわかるさ。何で切ったんだ?」
「……長いと何かと面倒でな。」
男の問いに少し考え込んでからクシャナは嘘の答えを呟いた。
本当の事を言えばまた笑われると思った。
「そうか。何だか勿体無いな。」
少し節くれ立った手が離れ、男が背中を向けたのを合図に、
クシャナは身を横たえると手足を縮込め蹲った。
適当に投げ遣った目の、その視界の隅に、面倒臭そうに衣服を脱ぐ男の姿が映った。
顔はそのままに、目だけちらりと動かし様子を窺う。
自分の部下達とそう変わらない、まだ若い青年の背が露わになっている。
「またそうやって見る。」
見られているのに気付いたのか、それともただの戯れにか。ふいに男が頸を捻りこちらを見た。
視線が交わる前に目を元に戻し、空に泳がせる。
「顔もそうだが、歳の割に若作り過ぎると思ってな。」
「何。気になるの?」
衣擦れの音が止んだ。
「自分の嫁の容姿を気にせぬ男など居ないだろう。」
「まず居ないな。」
新たに加わった重みで床の脚が僅かに軋む。
「女もそれと同じだ。」
視野の内に裸体の男が入り込んだ。
「何なら灯り、点けてやろうか。」
口元には相変わらず緩い笑みを湛えている。
「そこまでして見る顔でもなさそうだな。」