「西の森?」  
「ええ、新しい苔を見掛けた人が居るらしくて  
セルムに聞いたらあそこら辺はセライネの方が詳しいって」  
「そう・・・」  
「どうかしたの、セライネ?」  
「・・いいえ・・、気を付けてね、ナウシカだから大丈夫だと思うけど  
あそこら辺は管蟲が多いから・・・」  
「管蟲?それなら谷の近くの森にもたくさんいたし、大丈夫、みんな良い子だったわ。」  
「ならいいんだけど・・・」  
心配そうなセライネに微笑み掛けると既に出立の準備を整えていたナウシカは  
マスクを着けると森の人のテントを擦り抜けるとメーヴェの所へと歩み出した・・・。  
 
セライネから聞いた目印、巨神兵によって溶かされた古代都市の骸はすぐに見つかったが  
普段、森の中を徒歩で移動するセライネたち森の人にとっての目印を空から見つけるのはどう考えても困難な作業だった。  
それでもナウシカは樹々の切れ目を縫ってメーヴェを巧みに操り森の中を移動する。  
余り人の立ち入らない腐海の深部でもあり、  
また蟲使いの氏族達にあまねく知られているとはいえ  
メーヴェを目立つ場所に置いておくのは気が進まなかったし  
何よりもナウシカは腐海の優しく、猛々しい風を時に蟲達と共に飛び森の息吹を感じるのが好きだったから・・。  
 
「この辺のはずだけど・・・」  
メーヴェを近くにあった空き地に着陸させると周囲を遠眼鏡で探索する。  
「あった」  
いつの頃からか横たわる古代文明の遺跡、  
かつて人々が交易に使ったと言う巨大な構造物。  
今は半ば朽ち果て、腐海の木々に呑み込まれようとしている船体を見付けると  
そちらに向けてメーヴェで馳せ、その甲板上に降り立った。  
腐海の樹々が貫き大きく口を開ける甲板から内部を通り抜け  
船体の反対側の森へと足を踏み入れると  
そこは今までとまるで様相の異なる、多くの森を見てきたナウシカでもあまり見たことの無い雰囲気を持つ森だった。  
セライネに教わった通りに徐々に下っていく森を歩いて行くと  
どことなく暗く、陰の色濃く、単調なようでいて  
その実、複雑に入り組み絡み合っているような、複雑な雰囲気はより色濃くなっていく。  
暗く、単調で、それでいて歩き易い緩やかな、曲がりくねった下り坂を歩いている内に  
徐々に不快とも不安ともつかない気分が心の奥底から広がりはじめる。  
そしてその気持ちがともすれば焦りに繋がりそうとしたとき  
突然、目の前に眩しい陽光が飛び込んでくる。  
事前に話を聞いていなければ、いや、話を聞いていても思わず駆け出しそうになる。  
いつまでも続くかと思われた下り坂。  
坂は角を折れ曲がるたびに徐々にではあるがより急になり  
目の前が開け陽光に目が眩む頃には駆け出してしまうのが自然な程の急坂になっている。  
これほどの腐海の深部に迷い込む者と言えば  
普段から腐海を生活の場にしている人間以外には殆ど有り得ないが  
そんな彼等ですら多くの者がこの近辺で消息を絶っていた。  
迷い、焦り、疲労した人間を待ち受けているのは50メルテもの高さの断崖  
即ち「死」である。  
 
(セライネの言った通りだわ。  
ここは私の知っている優しい森とは違う・・・)  
断崖の縁に立ち、その底を見ながらナウシカは最初感じた違和感をさらに強く感じていた。  
(ここの樹々を清浄な土と水で育てれば何か分かるかもしれない)  
そう思い直すと足場を探して断崖に添って歩きはじめる。  
 
しばらく歩いていると対岸から伸びる樹が目に入る。  
その樹は陽光を存分に浴び蒼々と輝いていた。  
(この距離なら・・届く)  
そう判断すると助走のために数歩下がると  
「セィッ」  
気合と共にナウシカの身体は美しい弧を描きその樹に降り立った・・・  
その瞬間。  
樹の先端部から管蟲が群がり出て来る。  
「ごめん、おまえ達がせっかく造った巣を荒らすつもりはなかったの。  
すぐ出ていくからそんなに怒らないで・・」  
 
しかし蟲達はナウシカの様子に頓着すること無く  
身体を覆い尽くさんとするかのようにさらにその数を増しさらにその数を増すのみである。  
「アアッ」  
(なぜ、この蟲達は・・一体どうして・・)  
ナウシカの戸惑いを他所に蟲達はさらに集い群がり来る。  
狭い樹上の管蟲の巣  
それを踏み外せば50メルテ下の地面に叩き付けられてしまう。  
視界を蟲の大群に阻まれ、手足にまとわりつく蟲達で思うように身体を動かせず  
ただよろけないように踏ん張るのみであった。  
「クッ」  
ゾワゾワと身体中を這い回る蟲の感触。  
柔らかな身体とわずかにザラザラした感触と湿気を帯びたその表面は  
あたかも無数の舌に身体中を舐め回されているかのようだった。  
(なんとか、なんとか抜け出さないと・・・)  
必死で逃れようと手足を動かすが蟲達は蠢き続ける。  
 
そして、それまでただ這いずり回っていただけだった動きが  
やがて身体に潜り込もうとするかの動きへと変化する。  
脇の下、豊かな乳房の下側や鎖骨、顎の下などは言うに及ばず  
膝、肘から掌、指の股に至るまで身体のあらゆる場所に潜り込もうとするかのように  
身体を折り曲げその先端を押し付けようとする。  
「くぅはっ」  
腐海に点在する金属の破片で身体が傷つかぬよう  
丁寧に織り上げられた布地越しであったが蟲の柔らかい身体と相まって  
全身を撫でられ、くすぐられるようなもどかしい感触が全身を襲う。  
多くの虫が群がり蠢くナウシカの豊かな乳房は絶え間無く蠕動し  
否定しきれない感情が湧いてくる・・。  
(だめ、しっかりしなさい、ナウシカ・・  
早くここから逃れなければ・・・)  
しかし胸を大きく上下させ荒い息をつくのみでナウシカの身体は理性に従って動くことはなく  
多くの蟲に取りつかれ身体中をまさぐられる中  
立っているのがやっとでもあるかのようにその脚は震えるのみであった。  
足下から這い上がり、脹ら脛に吸い付き、太股に躍りかかった蟲達は足を覆い尽くし  
そのぞよめきをスパッツ越しに伝えてくる。  
そして、よろけて樹下に落ちぬように踏ん張り広げられた秘ずべき場所にも蟲達は群がり来る。  
 
ヌメヌメと腹から、太股から内股から背中から臀部から  
二つの丸みを帯びた柔らかな太股が集まるその場所へと蠢き来る数多の蟲・・。  
幾多の方向から来たりて互いにぶつかり  
中心を目指して進むが  
止めど無く続く蟲によってそこに留まる事無いその動きは  
結果としてナウシカのその部分を絶え間無く擦り続けることとなる・・  
「くぅぅぅん・・・」  
僅かに、小刻みに身体を震えさせる身体中からの刺激に耐えるかのように  
硬く拳を握り締める。  
(アァ・・)  
その握り締められた拳の指と指、指と掌の隙間にまで  
頭を突っ込もうと多くの虫が群がる。  
(・・ここの蟲達は・・  
何かおかしい・・)  
 
身体中をモゾモゾと這い回り、潜り込もうとする管蟲の蠢き。  
ナウシカの豊満な胸に群がる蟲達の一匹が  
彼女の敏感な突起にその先端を潜り込ませようとした瞬間、  
分厚い飛行服越しにも関らず全身の感覚が鋭敏になっていたナウシカは  
拳を固く握り絞め耐えようとしていた艶声を押さえることは出来なかった。  
「あぁん、ぁふぅん・・」  
まるで何かに取り憑かれたかのようにひたすら先端を押し付け続ける管蟲。  
そしてナウシカの声が引き金となったかのように  
彼女の鋭敏な尖りに群がる蟲の数が増える。  
「んあっ、おっ、お願い、やっ、やめてぇ、んふぅ・・」  
(だめ、こんな事って、こんな事は・・・)  
そして数多の蟲が群がるナウシカの股座の蟲達も彼女の敏感な粘膜を苛み始める。  
「あぁっ、んんぅ、あっ、ふぅん・・・」  
(だめ・・声が・・声が止まらない・・声が出ちゃう・・  
止めて蟲達・・・お願い・・・聞かないで・・・)  
身体を小刻みに震わせ、今にも崩れ落ちそうな中  
目を閉じ、歯を食いしばり、拳を握り締め、足の指をギュッと曲げ快感の渦へと引き込まれそうになるのをじっと耐える。  
(・・・あぁ、気持ち・・良い・・いいのっ・・)  
(だめ、だめよ、耐えなきゃ・・  
そうでなきゃ、わたし・・このままじゃ・・)  
 
突然、手の甲にヒヤリとした感触を感じてナウシカは目を開けた。  
多くの蟲が群がる双丘と秘めやかな丘。  
そこに辿り着けなかった蟲が遮二無二動き回り  
いつもは胞子の侵入を防いでいる飛行服と手袋の隙間に潜り込みナウシカの素肌へと至ったのだ。  
一匹が潜り込むとその脇から別の蟲が侵入し  
さらに多くの蟲が潜り込もうとその頭部を我先に差し込もうとする。  
「キャッ」  
蟲達はスパッツの脇から下から潜り込み覆い隠されていた足首へと到達する。  
「はぁっ、や、やめてぇ・・もう・・やめてぇ・・」  
快感の吐息とも呟きともつかぬ声で訴えるが  
快感に揺らぐ身体と分厚い布地を湿らせ、くっきりと色の変わった下腹部が  
既に彼女の心の中から理性が消え去りつつある事を蟲達に伝えていた。  
(・・蟲が・・この蟲達が・・直に肌に・・・)  
(だめ・・そんな事・・)  
多くの蟲が潜り込み、その動きで既に手袋もスパッツも脱げナウシカの素肌は蹂躙されるがままとなり  
更に多くの蟲は次なる隙間へと身体を潜り込ませる。  
「あぁぁっ」  
群がり集まる蟲の一匹が腕を這い進み脇の下へと潜り込む。  
足首からは無数の蟲が身体をくねらせ上へ上へと這い進んで来る。  
 
(・・だめ・・この蟲達が・・直に・・私の・・)  
(!!そうなることを望んでいる?  
違う・・そんな事はない、そんな事は・・・)  
「んあふぅん」  
両腕を這い上り脇の下を抉り、鎖骨に群がっていた蟲が  
後から後から押し寄せる蟲達に押されて、豊かに盛り上がるナウシカの胸の谷間へと雪崩込む。  
それはテトの柔らかな毛の心地好さとは異質な  
肌よりも少し冷たく、微かに湿り、ザラザラとした感触だった。  
「はぅっ」  
一匹がその身体をプックリと膨らんだ乳輪と  
その上に更にそびえる固く立ち上がった乳首を擦り抜ける。  
微に朱を帯びた白く柔らかなナウシカの乳房に群がる蟲達は  
彼女の健康的な身体とその柔らかな部分との境目をなぞるように這い進み  
徐々にその頂点へ向かって近付いてくる。  
 
多くの蟲が潜り込み、その重みで既にナウシカの手袋とスパッツは脱げ落ち  
上着の袖は肘の辺りまで捲れ、露になった膝まで多くの蟲が押し寄せる。  
捲られ皺になり潜り込むのには具合が悪いと言うのに  
それでも尚、多くの蟲が更にナウシカの身体の奥深くへ辿り付こうと身をよじらせる。  
と、突然ナウシカの腰の圧迫感が薄れる。  
多くの蟲が群れ集まりもがくうちにベルトの留具が外れ  
それまで侵入を阻まれていた蟲が勢いよく雪崩込み飛行服は胸の上まで捲り上げられる。  
「んあぁっ、はぁぁん・・」  
暴き出された2つの丘とその頂にさらに多くの蟲が群がり迫る。  
にちゃ、ぬちゃ・・  
何時の頃からか管蟲の体表から透明な粘液が分泌され  
ぬめりを与えられたナウシカの滑らかな肌をより激しく蠢き回り  
柔らかな乳肉は揉まれるが如くその姿を変え  
下から持ち上げられ  
左右から押され揉み上げられ  
タプタプと細かく震え  
先端の突起は柔肉の動きと共に上下左右にとその位置を変え  
その度にぬめりを帯びた管蟲の身体に擦られ  
左右から蟲の頭部に押し潰され  
とぐろを巻くように巻き付くぬめりとした軟体が  
肌の色の変わり目からその先端までを螺旋を描くように捻るように擦り上げられ  
先端の窪みに頭部を押し付けられ柔らかな乳房に半ば埋没する。  
「あぁ・・うんっ・・も・・もっとぉ・・・はぅん・・」  
(んむふぅ・・だめ・・・そんな・・・こんなことじゃ・・)  
しかしナウシカは乳房からの快楽にのみ沈溺していた訳ではなかった。  
 
ズボンの裾から侵入していた蟲達もまた粘液を分泌し  
柔らかな曲線を持つ踝から細やかなアキレス腱にまとわりつき  
張り詰めた脹ら脛の筋肉を堪能し這い上がり  
膝の皿に沿うかのように這い進み  
そのまま筋肉の流れに沿って外腿へと上ってゆく。  
そして膝の裏の窪みから、今は細かに震えながら必死に踏ん張り  
張り詰めた裏腿から内腿へと存分に嬲り乍ら這い上がる。  
足下には後から後から蟲達が群がり  
中には半ば無理矢理に柔らかな靴の中に入り込み足の甲にまで侵入している蟲の姿もあった。  
そして腰の戒めが外れ、その奔流が飛行服を捲り上げると  
豊かに肉付く双丘の下縁に僅かな陰影でその存在を知らしめる肋の段差と  
その下に広がる無駄な肉無く引き締まり  
それでいて優美な曲線を描くナウシカの腹部を蟲達が覆い尽くす。  
柔らかな腹部から脇腹を通り複雑な曲線を描く背中へと至る流れは  
筋肉が左右から合わさる窪みに走る背骨で再び合流し  
肩甲骨からさらに上へ、再び脇腹を経て豊かな双丘の脇へ。  
快楽に耐え姿勢を維持するために固く締まった背筋を刺激しながら  
細く締まった腰から曲線を描く腰骨の頂点を通りすぎ  
いまや全身から伝わる快感からか揺れ動く柔らかな尻肉へと到達する。  
 
腹部の隅々、臍穴の奥底までを蹂躙し粘液にまみれさせ  
腹を、背中を、身体の全周に渡って下へと突き進む蟲達は徐々にナウシカのズボンを下へ下へとずらしていき  
覆い隠されていた、伸びやかな太股に挟まれた陰阜を顕にしていく。  
太股との境目は徐々に狭まっていき  
ついには柔らかな複雑に絡み合う陰毛までも外気に晒され、差し込む陽光を受け光り輝き  
ナウシカの身体を支える背中の骨格が徐々に尻肉へと沈んでいく割れ目に深い陰影が刻まれる。  
少しずつすらりと長い足を嬲り這い登ってきた蟲達も目的地へと近付き  
その先頭は太股と身体の境界へと至り  
背後から近付く群は滑らかな表面を持つ尻肉を揉みしだくように刺激し  
中央の割れ目を左右に押し広げ普段は触れることの無い瘴気の中に晒し出す。  
そして圧し寄せる蟲の群はナウシカの秘ずべき、しとどに濡れた複雑な粘膜の合わせ目に至る。  
「あぁっ、ぅふぁぅ・・」  
合わせ目の先端を  
左右に伸びゆく双ひらの肉の連なりを  
その肉襞の左右の内外を  
くつろげ開いた間にひっそりと息づく秘めやかな尖りを  
微かに存在する排泄のための切れ目を  
ピクピクと震える生殖のための洞穴を  
豊かな柔肉の狭間に隠れ幾筋もの皺が潜り込む密やかな窪みを  
その周りを取り囲む柔らかく滑らかな素肌を。  
それらを全てに一斉に蟲達が躍りかかり貪るように滑る身体を圧し付けようと暴れ回る。  
「あ゙きゃふぁあぅ・・」  
全身をビクン、ビクンと痙攣させ後ろに傾ぐ喉元にも蟲達が群がり来る。  
 
後ろにのけぞりそのまま倒れ込みそうになるナウシカの目に対岸へと伸びる樹の枝がチラッと映る。  
(あぁ、だめだ・・・後ろは・・・)  
奈落への転落を避けるべく全身の力を振り絞り爪先に力を込める。  
「ぁあっ、んんぅっ・・・」  
股座に殺到した勢いのまま既に半ばナウシカの胎内に入り込もうとしていた管蟲を強く締付け  
ニュルリと抜け落ちていく感触を鋭敏になった粘膜は快感として強く伝えてくる。  
(・・もう・・だめ・・このまま・・)  
前のめり傾いていく身体を感じながら  
しかし腐海と共に生きるため守らねばならぬことが脳裏によぎる。  
(あぁ・・このまま倒れると・・蟲を・・・傷つけては・・・)  
オボロに思う彼女の手は自らの身体を守るために前に突き出される。  
そのまま倒れ込み身体を、身体の全てを管蟲の巣に委ね、快楽に身を任せたい  
とさえも思ったナウシカだったが蟲を傷つけること、  
そして何よりこのまま快感に身を委ねる事への  
不安、自らへの嫌悪、理性、族長の娘として育てられた数々の教え・・・  
それらのないまぜになった感情とわずかに残る理性がそれを許さず辛うじて四肢に力を込める。  
手を付き、膝を伸ばした足を突っ張り、膝の辺りにまでズボンがずり下がり  
太股は快感に細かく震え、  
全てを晒け出した足の間には粘液が光り輝き  
その少し上ではセピア色の窄まりがヒクヒクと蠢く。  
それは皮肉にも僅かに残ったナウシカの理性が生み出した正に屈従の姿勢であった。  
 
「ひぃぃ・・はひゃぁうっ・・いいっ・・・気持ち・・いいのぉ・・・」  
もはやはっきりとした声にもならぬ、雌の声を出しながら身悶える。  
(・・・気持ち良い・・もっと・・気持ち良く・・  
もっと・・もっと全身で・・身体中で・・・)  
半ば朦朧とした中で快感に震える腕を持ち上げ  
不自由な姿勢の中でその指先を頭の後ろ、マスクの留金へと伸ばす・・。  
ヒュールルルル・・・  
腐海の空気を引き裂く音に群がっていた蟲達が散り去り  
胎内に潜り込んでいた蟲達が先を争って外へ逃れようと暴れ回り  
その快感で幾度も味あわされた絶頂に意識が薄れる。  
「・・・セ・・ラ・・・イ・・・ネ・・・・」  
 
息苦しさを感じて目を開けると思いのほか近くに見知った顔があった。  
「気が付いたわね・・」  
2人の入り交じった唾液の糸を引きながら僅かに顔が遠退きセライネの暖かく包むような声が聞こえる。  
「・・わたし・・?」  
ハッと気が付いたように頬を赤らめ自らの身体に目をやる。  
快楽に溺れ半ばまで脱がれていた衣服の裾は直され  
脱ぎ散らされた手袋やスパッツ、飛行帽は傍らに畳まれてあった。  
「ごめんなさい、もっときちんと注意しておくべきだった・・」  
その言葉にナウシカは顔を上げる。  
「ここの森はどこかおかしい、そんな気がするの。  
教えてセライネ、この森は、蟲達は一体?」  
「私達にもあまり詳しいことは分からないの・・・」  
 
心配そうな様子で微笑みかけていたセライネの顔の翳りに  
ナウシカは自らの欲望を剥き出しにした痴態を思い出し顔を背けてしまう。  
「・・・恥ずかしい・・・  
わたし、あんな・・・あんな格好で・・・」  
セライネはナウシカの震える肩を優しく掴むと自らの胸へと抱き締める。  
「いいえ、恥ずかしがることはないわ・・・  
こんな腐海の深部にまで入ってこれる強靭な肉体と精神を持つ人間はそうは居ない。  
そんな人間でもあの一帯に迷い込むと無事に帰ってくる人は希なの。」  
吐息を感じるほどの近くで  
それでいてどこか遠くから聞こえてくるかのようにセライネの声が沁み通る。  
「蟲使い達も何度か人を派したけれども誰も帰って来なかった。  
今は禁忌の森として誰一人近付こうとする人間は居ないの。  
私達も心に隙が有ると引き込まれてしまいかねないほど・・・。」  
抱き締められ、背中に回された手は優しい拍子でトン、トンと叩かれ  
頭を覆うように回された手指でゆっくりと髪を梳く。  
そして耳朶に吹き掛けられる僅かな息吹。  
しかし今のナウシカはその微かな動きから生まれる自らの淫らな感情と闘っていた。  
(だめ・・・違う、私はこんな・・・ふしだらな・・・身体を持った覚えは・・  
・・・耐えなきゃ・・・セライネに気付かれないように・・・)  
 
「・・ごめんなさい、私がこの森の事をきちんと話しておくべきだった・・。  
この森の事を知る私達もよっぽどの事が無い限り1人では近付かないのに。  
私のせいでナウシカの身を危険に曝してしまった。」  
そんな事はない、と言おうとしたが声を出そうにも  
掠れ、快感に乱れた声が出てしまいそうでただ軽く首を振ることだけしか出来なかった。  
セライネの指が髪の毛の間を通りその微かな抵抗が皮膚に快感として伝わる。  
(あぁ・・・だめ・・・もう・・・また・・・・)  
意識すればするほど、感じまいとすればするほど全身の感覚は鋭敏になり  
直接、背中に触れるセライネの手や顔に当たる柔らかな感触  
横抱きに抱えられ押し潰される自らの2つの膨らみからだけではなく  
布地の僅かな擦れがもたらす皮膚感覚にすら快感を覚えてしまう。  
全身が熱を帯びたように熱く、押し付けられた豊かな乳房の先端はそれに抗うかのように固く尖り立ち  
そこから尽きること無く新たな快感を伝え、ナウシカは知らずの内に小さく胸を擦る様に動かしてしまう。  
 
と、セライネのしなやかな指が髪を掻き上げ白く複雑な形をした耳を顕にする。  
「ナウシカ、感じているのね?」  
理性も無く欲望の赴くままの自分と、それにセライネが気付いていたという事実に  
あたかも全身の血が逆流したかのように感じられナウシカの顔は朱に染まる。  
自分の欲望に蕩けた顔を見られまいと顔を背けセライネの胸に深く埋める。  
「恥ずかしがる必要は無いの。  
あの管蟲の体液は人の肌を敏感にしてしまう。  
一度触れればより大きな刺激を求めて・・・  
最後には身体、生命の事も忘れてしまう、自分が腐海の中に居ることすらも忘れ去ってしまうの。」  
静かに響くセライネの声を聞きながらナウシカは自らの手で快感を貪りたいという衝動を辛うじて抑えていた。  
恥も、見栄も、外聞も、理性も、何もかもを忘れかなぐり捨てて  
胸を揉みしだき股座に手を差し入れ快楽に浸り切りたい・・。  
セライネの背中に回した手には知らずの内に力が込められ  
荒い吐息を身体に浴びせ掛け、擦り付ける胸の動きは大きく大胆になり  
微かに震えていた腰は今は大きくうねるように律動する。  
 
(いけない・・・止めなきゃ・・・これ以上は・・・)  
と、背中に回され髪の毛を撫でていた手が離れたと思う間もなく  
目の前が明るくなり押し付けていた柔らかな肉体の感触が無くなった。  
(ダメェ・・・)  
荒い息を吐き続ける、小さく開かれた唇に温く柔らかな感触に目を開くと  
その極く間近に伏せた目と、透き通るように白い肌があった。  
柔らかな肉に挟まれた上唇は軟体生物のような、  
けれども管蟲とは違う温さを帯びた舌が唾液を塗り込めるように動き回っていた。  
(ア・・・)  
もっと深くセライネの唇を感じようと口を開け伸ばした舌が触れようとした瞬間、  
アゴに添えられた手が優しく持ち上げられ今度は下唇に体温とぬねりを感じる。  
「セ・・ラ・・イ・・・ネ・・」  
開かれた口から見える舌を覆い尽くすように唇を近付け  
お互いの唇の柔らかさを感じながら舌を絡め合い  
ナウシカの舌を口腔に吸い込みたっぷりと嬲った後に彼女の愛らしい耳にそっと告げる。  
「大丈夫、あなたの身体に染み込んだ管蟲の体液は私が全部舐めて、吸い取ってあげる・・・」  
 
再び唇が合わせられ、口を開けるのももどかしく舌が差し延べられ、絡み合う。  
口の中で互いの舌が触れ合い、頬の内側、歯茎の裏側、舌の根元まで掻き回され  
2人の唾液が混ざり合い、どちらが自分の舌か定かでなくなる。  
時折鼻の頭に触れる柔らかな頬の感触、  
触れ合う髪の毛、  
首に回された手が優しく後ろから前へ回り顎に沿って反対側へ回り  
生え際から髪の毛を掻き上げ撫で回す。  
強く抱き締め脇から肩甲骨の下を通り背中を撫でるもう一方の手。  
密着し形を変えながら触れ合う互いのふくよかな膨らみ。  
時折聞こえる興奮し夢中で舌が絡む音、唾液を飲み込む音。  
頬に感じる自然と荒くなった鼻息。  
仄かに立ち上る互いの入り交じった体臭。  
全てが心地好く、気持ち良い。  
飽きる事無く、何時までもこのままこうして居たい・・・。  
 
互いの舌が絡み合ったままセライネの唇が遠ざかり  
細く伸びた唾液の糸が顎から首筋へと垂れ下がるのを感じながら  
ナウシカの顔には恍惚とした満足とそれでいてまだ物足りない、満たされない表情が浮かぶ。  
「ふふ・・可愛いわ・・  
安心なさい、まだまだ、もっと良い事を続けましょう。  
言ったでしょう、私が全部、あなたの身体を舐めて吸い尽くしてあげるって・・。」  
唇が微かに触れるほどの耳許でセライネは囁き掛けるとナウシカの面前へと向き直り  
再び、今度は極軽い口付けをする。  
「・・はぁぁ・・」  
それだけで虚ろな意識に何かが満たされる感じがして思わず溜め息が漏れてしまう。  
「ねっ?」  
すぐ目の前で優しく問い掛けられ何も考えられず肯首する。  
「うれしい・・。  
服、脱がせても良いよね?  
ナウシカの身体、全てをもう一度見たい・・」  
強く抱き締めら耳たぶを唇で甘く噛み、上着の裾を半ば捲り上げながら掌だけでなく  
すべすべとした腕の内側までもナウシカの肌と擦り合わせながら奥へ、奥へと両手を差し入れてゆく。  
 
「・・・はぁっ・・・」  
腕だけでなく、跨ぎ挟んだ脹ら脛が擦れ合い  
太股に豊かな肉丘を擦り付けるような姿勢で全身を使ってナウシカの服を上へ、上へとずらしてゆく。  
捲れ上がった上着の裾陰からちらりと白い肌が垣間見えた瞬間  
セライネの唇は間髪を入れずに吸い付き、舌を伸ばして唾液を塗り拡げる。  
肌の上を滑るセライネの腕は服を巻き込みながら進み  
仰向けに寝そべるナウシカの背中へと差し込まれ突き出された形の良い臍に舌が差し込まれ  
そのすぐ上の引き締まった腹筋にはまるで犯すかのごとく美しく滑らかな鼻梁が押し付けられる。  
 
永遠に続くかのようにゆっくりと、しかし確実にナウシカの肌が快感と共に顕にされていく。  
ふくよかな膨らみがまろび出てもその動きは止まらず  
腕によって狭められた谷間を柔らかな頬が擦り抜け、滑る舌が胸骨に沿って這い進み  
その下からは柔らかな双丘がその頂点に位置する出っ張りがその存在を主張しながら腹部に重みを伝えてくる。  
 
「ナウシカ・・・もっと・・・気持ち良く・・・してあげるわ・・・。」  
首の下まで捲れ上がった服を飛び越え顎から唇へと舐め上がると  
ナウシカの舌を吸い上げながら途切れ途切れにそう伝え、  
更に深く唇を合わせ舌を差し入れながらナウシカの脇に手を入れると両手を頭の横に持ち上げると、  
上着の裾を持ち裏返すように捲り上げていく。  
(あっ・・・)  
目の前に布地が覆い被さり布地を通して伝わる仄かな明るさを除いてナウシカの視界が奪われ、  
肘の辺りまで被さる布地が動きの自由を奪う。  
「セライネ、やめっ・・んんふぅ・・・」  
慌てた様子で振り動く手と頭を包んだ青い布地から伸びる首筋を優しく唇で愛撫し舐め上げる。  
「しばらく何も見ずに、心を平らかにして、ただ肌の感触だけを感じていて・・・。」  
頭の上の方からセライネの声が響いてくる。  
目を閉じ、大きく深呼吸をする。  
「あぁ・・・。」  
掌が肩から膨らみの麓へと滑り降り、思わず声が漏れる。  
「・・・やだっ・・・恥ずかしい・・・。」  
腋下を舐めていた離れ耳許で囁く。  
「恥ずかしい事なんて何も無いの。  
出そうと思っていないのに声が出るのなら、それが自然ってこと・・・  
何もかも忘れて・・自然のままに・・自分を感じて・・。  
ナウシカを見ていると私まで・・・服を脱ぐわね・・。」  
布越しに唇が震え動く感触と共に声は中を彷徨い、  
口付けられた感触が衣擦れの音と共に揺れ動き、時折触れる布地の感触に身体が震える。  
ナウシカの唇が布地を通して伝わる湿り気を感じ始めた頃、その源がそっと離れる。  
「ナウシカ・・もっと・・感じさせてあげる・・  
もっと・・全身で・・私を感じて・・」  
 
再び感じる濡れた布地越しに突き出される舌の感触に応えてナウシカも舌を伸ばす。  
触れ合う事無く、動きもままならないが脳裏に先程までの心地好さが蘇り  
それを再び求めて舌を伸ばし、もどかしさの中、少しでも近付こうとする。  
先程までは感じていなかった背中の柔らかな布地の感触、  
更に下で柔らかに身体を支える豊かに育まれた腐海の植物。  
布地が身体の横に重みが掛かったことを伝え肌の温もりを感じる。  
「んっ・・・」  
胸に柔らかい感触を感じる。  
(・・・これ・・・セライネの・・・おっぱい?  
・・あたたかい・・・あたたかくて・・・気持ち良い・・)  
場所を変えては微かに触れて離れゆく柔らかな乳房。  
擦れ合う度に存在を主張し、押し潰され、形を変える先端の尖り。  
少しでも深く、長くその存在を感じていたい、  
そんな思いから不自由な身体をくねらせ胸を持ち上げ付き出し擦り合わせようとする。  
 
「ナウシカ、キスしても良い?」  
唇の上、布地1枚隔てた所にある唇がそう囁く。  
「・・キス・・したい・・。  
・・お願い・・・セライネを・・・感じたい・・・お願い・・直接・・・」  
胸に当たるセライネの膨らみを感じながら心に浮かんだままを口に出し、伝える。  
恥ずかしさよりもセライネの肌にもっと触れたい、温もりを感じていたい、ただそれだけが今のナウシカの心を占めていた。  
唇が離れ、胸が大きく揺れ動き擦れ合う。  
そしてセライネの唇が再び押し当てられる。  
服は僅かに鼻の上まで捲り上げられただけで、相変わらず視界を暗く覆っている。  
それでも唇に感じる温かな感触が大きな安心感を与えてくれる。  
「んっ・・・んんぅ・・・ぅん・・・・」  
口内を優しく這い回る温かにぬめる舌。  
触れ合うお互いの母性の象徴はいまやお互いに柔らかに形を変えながら押し付けられ  
擦れ合う度に新たな快感を生み出し続けていた。  
 
やがてセライネが身体を少しずらすとしっとりと汗に濡れるナウシカの胸の膨らみに伸ばされ  
柔らかな膨らみをセライネの細くしなやかな指が包み込むようにそっと覆うと親指の腹が胸の頂に軽く触れる。  
「あぁっ・・・」  
(・・胸が・・・こんなに・・人の温もりが・・・こんなにも・・・)  
深く唇を合わせながらゆっくりとさする様に触れるその手が徐々に下がって行く。  
そのままでは姿勢が苦しいのか途中でくねるようにその向きを変えながらも  
動きは一貫して変わらずナウシカの潤みの源泉へと進んでいく。  
セライネの手がナウシカの若草の繁みに触れる。  
「・・イヤ・・・恥ずかしい・・・」  
首を左右に振り深く合わせられていた唇を離すと呟くように告げる。  
服に隠れ僅かに見える頬は真っ赤に染まっている。  
 
セライネは下に伸ばしていた手をそっとその頬に添えるとゆっくりと捲り上げる。  
その下から現れた頬を染め、恥ずかしそうに伏せる潤んだ瞳を見ながらそっと尋ねる。  
「どうして恥ずかしいの?」  
「・・・わたし・・・こんなにも・・・乱れてしまって・・・だから・・・。」  
「・・そう・・。」  
それだけ言うとセライネは頬に軽く口付けると閉じられたナウシカの太股の間に自らの太股を割り込ませる。  
「私も・・ナウシカと居るだけで・・・こんなに・・・。」  
滑らかな太股を跨ぎ、股座をそっと触れさせる。  
(・・あぁ・・セライネも・・・こんなに・・感じていたんだ・・・。)  
触れ合った箇所からはヌルリとした粘液の感触とほてったような熱さが伝わってくる。  
ゆっくりとした口付けの後、ナウシカの瞳をじっと見つめてセライネが問い掛ける。  
「・・まだ・・恥ずかしい?」  
 
セライネの潤んだ瞳を見ながらそっと首を左右に振る。  
唇がそっと近付いてくる。  
(・・・セライネの唇・・・可愛い・・・)  
そっと目を閉じながら思う。  
「・・えっ・・」  
突然ヌルリとした感触が目蓋の間に差し込まれ眼を通り過ぎる。  
「驚いた?」  
「・・うん、少し・・。・・・でも・・。」  
「気持ち良い、でしょう?人間の身体って不思議・・。」  
再びセライネの舌が眼の表面を舐める。  
(・・本当に・・不思議・・・さっきまであんなに不安だったのに・・今は・・・もう・・・。)  
再び深い口付けをかわし蕩ける意識でセライネに身も心も委ね、  
その委ねきったえもいわれぬ安心感と充実感を満身に感じていた。  
 
セライネの掌がすっ、と太股を撫で上がり腰骨の辺りを包み込むようにすると  
そのまま足の付け根のラインをなぞっていく。  
再びセライネの指が若草に触ろうかという辺りでその動きは逸れ柔らかに盛り上がる下腹部の膨らみをそっと撫でさする。  
触れ合う太股にセライネの柔毛と潤みの園が擦り付けられる。  
「ナウシカ・・・触るね?」  
目を見つめ囁き掛けられたナウシカは目を伏せそっと肯く。  
恥丘を撫でながら向きを変えた掌はシャリシャリと微かな恥毛の音と共に這い進む。  
先端近くで2手に分けられた指先は左右に別れて更に下へ下へと伸ばされる。  
(・・・セライネが・・・セライネの・・指が・・・指を・・感じる・・・触ってる・・・)  
その部分を覆うように掌全体が覆い被さり優しく包み込むと指が揉むような蠢動を始める。  
「あっ・・はぁっ・・・んむっ・・あぁ・・・」  
柔肉同士が擦れ合い甘美な感覚を生み出す。  
左右に広げた指を閉ざし肉裂を挟み込むと指の股で先端の突起を刺激する。  
閉じたまま時に同時に、時に交互に指を動かし揉み込むように擦り合わすと左右に大きく広げる。  
ニチャリ・・・  
「聞こえた?ナウシカの・・・肉の悦びの声よ・・・。」  
 
目を瞑り首を軽く左右に振る、そんなナウシカの耳朶を唇で捕らえると優しく歯を立てる。  
再び指を閉じ蠢かせると肉の音を響かせる。  
「今度は聞こえたでしょ?」  
「・・・・いや・・・恥ずかしい・・・。」  
「・・そう・・・じゃあ・・・これでも・・・恥ずかしい?」  
寝そべりナウシカに上体を任せた姿勢で腰をうねらせ滴る自らの快感の証をナウシカの太股に塗り付ける。  
先程よりも大きく、連続した快楽に浸る肉の音が響く。  
「あっ・・・んんっ・・ナウシカッ・・・  
・んくぅ・・もっと・・はぁっ・・・私を・んっ・・感じて・・・。」  
(あぁ・・・セライネの・・こんな顔・・・初めて・・・考えてみた事も無かった・・・。  
・・あんなに・・・気持ち良さそうに・・・。でも・・・奇麗・・・。)  
ナウシカは今も肘に纏わり動きを縛っていた服を脱ぎ去るとセライネの身体にそっと手を回す。  
「・・ナウシカ・・・嬉しい・・・。」  
2人の胸の形を大きく変えながらセライネが唇を求める。  
幾度目になるかわからない口接だったがもはやナウシカからは最初に感じた違和感、恥ずかしさは消え去っていた。  
 
押し当てられていた指が離れると指を巧みに使って広げられた肉裂に直接指が触れる。  
「んんっ・・」  
畝々の間を這い回る指先はしかし上端の突起には直接触れずに周りを包む柔らかな肉超しに優しく摘ままれ転がされる。  
「・・んふぅ・・・」  
快楽の声を響かせる代りに強くセライネの舌を吸い取る。  
セライネの指がウネウネと蠢き、ナウシカの快楽を引き出す度にお互いの唾液が交換される。  
肉唇を開くように指が襞の間を這い回り、閉じるようにして柔肉同士を擦れ合わせ  
肉裂の始まりの部分を左右から挟み込み揉み、擦る・・・。  
セライネの動きにナウシカは青い性を翻弄され為すがままに昂ぶらされる。  
「入れるわよ・・・」  
そう耳許で囁くと他の指で広げられた肉裂の狭間に折り曲げられたセライネの中指がそっと侵入してくる。  
「んっ・・ぁあぁ・・・」  
肉と肉が粘液を介して擦れ合う音と共にほっそりと白い指が左右に迫る肉襞を押し除けながらゆっくりと沈み込んでいく。  
「・・んっ・・あっ・あっあっ・・・」  
沈み込んだ指がゆっくりと前後左右に回される。  
「ふふっ、どう、ナウシカ?」  
「・・・あぁ・・分からない・・・でも・・なんだか・・・変な感じ・・・。」  
セライネの指先がゆっくりと折り曲げられ指の腹が肉壁を擦る。  
「あっ・・・セライネ・・・」  
「いま・・どうなってる?・・教えて・・ナウシカ・・」  
指をうねらせ、左右に回し、内襞を擦りながら尋ねる。  
「あ・・中で・・んっ・・セライネ・・んんぅ・・動いて・・・あんっ」  
「気持ち良い?」  
「・・あっ・・あっ・・んんっ・・気持ち・・んぅん・・・良いっ・・」  
「そう、良かった・・じゃあ・・もっと気持ち良くなってね・・。」  
左右の指で肉裂を擦り、曲げられた中指が指の腹で押し上げる突起を掌で擦り付け、  
挟み込んだ太股と自らの泉を上下に大きく揺すり立て  
左手をナウシカの胸に伸ばすとその先端を捕えて摘まみ上げ擦り合わせる・・。  
「あっ・あっ・・セライネ・・はっ・んっ・・・セライネ・・  
・あっ・・むっ・・はぁっ・・セライネェ・・・」  
 
 
「そろそろ帰らなきゃ、兄が心配するわ。」  
「そうだ、わたし・・」  
「ふふっ、今日はわたしの『苔』を見せれなくて残念。」  
「・・・珍しい苔って・・・」  
「ナウシカ、今度また2人で会いたい・・・  
今度は2人でもっと・・お互いの知らなかった部分を良く知る為に・・」  
「・・・私もセライネの事を・・・もっと知りたい・・・。  
・・・・セライネ・・・また・・・私の・・・私を・・・」  
頬を赤く染め、恥ずかし気に俯きながら途切れ途切れに言葉を紡ぎ出すナウシカの顎にそっと手を沿え  
優しく微笑むとゆっくりと顔を近付け唇を合わせる。  
そしてセライネは放心したかのように両手をだらりと下げ、立ち尽くすナウシカの耳許で囁いた。  
「楽しみにしてるね。」  
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル