「いよいよ明日から転入だね、フェイトちゃん♪」  
 
ここはなのはの自室。なのはとフェイトがお気に入りのクッキーと紅茶で3時のお茶を  
楽しんでいた。現在フェイトは任務でなのはの世界で新生活を営んでいる。  
そして、明日からはなのはの通う学校に転入し、一緒に通うのだ。  
それはなのはにとってもフェイトにとっても嬉しい事だったが――  
「うん……」  
フェイトは力なく頷く。力なく、と言っても自分の感情はあまり表には出ないフェイトの事、  
普通の人が見ればほとんど気がつかないだろう。  
だが、フェイトを良く知るなのはには察するものがある。  
 
「どうしたの? 何か元気ない?」  
「そ、そんな事無いけど……」  
フェイトはニコッと笑おうとしたが、なのはの前である事を思い出し、それをやめた。  
なのはの前で作り笑いなんて、あり得ない。彼女の前で演技する必要などないのだ。  
「なのはは学校に仲のいい子が沢山いるんだよね?」  
「うん、いるよ♪ アリサちゃんとか、すずかちゃんとか……明日、真っ先に紹介するね」  
「そ、その事なんだけど……」  
珍しく口ごもるフェイトに少し不審を覚えたが、なのはは黙って聞いていた。フェイトが  
言いたい事は全部聞いてあげて、言いたくない事は聞かないでおいてあげたいからだ。  
フェイトが自分に信頼を寄せてくれている事は知っている。だから、彼女が相談したい事が  
あるのなら間違いなく言ってくる。そう信じている。  
 
「なのは、私……なのは以外の同世代の女の子達と暮らした事って、ないの……」  
フェイトが不安げな表情でなのはを見る。なのはにもフェイトの不安な気持ちがわかった。  
心配する事なんてないよ、と口に出して言うのはたやすい。フェイトが心配するような事は  
まず無いからだ。少なくともアリサやすずかはフェイトを受け入れてくれる。それについて  
疑いの余地は全く無い。  
ただ、なのはにとっては当然の事でもフェイトにとってはそうでない問題だ。  
この不安そうなフェイトの心を解きほぐしてあげないと――なのははちょっと考えた。  
そして、自分とアリサの出会いがどうだったか、思い出す――。  
 
「フェイトちゃん……」  
物思いに沈んでいるフェイトになのはが声をかけると、フェイトは少し顔を綻ばせた。  
なのはが悩んでいる子に声を掛けてくれるのは、何か良い事を思いついたときだ。  
それが必ずしも根本的解決である必要はない。今悩んでいる心を解きほぐす方法でも  
その人にとっては救われる。  
だが、なのはが言い出したのは意外な言葉だった。  
「さっき言った友達のアリサちゃんなんだけど――ちょっと意地悪な所がある子なんだよ」  
 
え――? フェイトの顔がちょっと硬直する。それはどういう意味なのか? なのはは  
何を言い出そうとするのか――。  
「アリサちゃんと私の出会いはね、掴み合いの喧嘩だったの……お互いにビンタ飛ばし  
あったりしたんだよ。今考えてもすごいよね、アハハハ……」  
なのはは笑っている。フェイトはポカンとその笑顔を見つめるだけだった。  
 
 
         *         *         *  
 
 
「原因とか、そういうのは忘れちゃったけど、とにかくあたしたちの出会いは最悪で、  
今でもよく喧嘩したりするよ。流石にもう、どつきあいまではしないけど」  
原因を忘れた、と言うのは多分嘘だろう。なのははいい加減な理由で喧嘩をしたりは  
しない。多分、その『アリサ』が何かしたのを黙っているのだ。今の『アリサ』は  
きっといい子で、なのはは私に悪い印象を与えないように気を使ってるんだ、フェイトは  
そう思った。  
 
「最初は叩き合いの喧嘩で、次の日は掴み合いの喧嘩。その次の日は悪口を言い合って  
また掴み合いの喧嘩――。間に入るすずかちゃんは大変だったと思うよ」  
クスクス笑いながらクッキーを抓んで口に入れる。「オイシ♪」と満足そうななのはを  
見ながらその『すずか』と言う子が仲裁役なんだと知るフェイト。なのはの話はいつ  
聞いても楽しい。自然とフェイトを自分の世界に導いてくれる。さっきまで燻って  
いた不安感はあっという間に消えたが、もう少しなのはの思い出話を聞いてみたかった。  
 
「でも、なのははそのアリサちゃんって子と仲良くなったんだよね? 親友なんでしょ?」  
「うん、そうだよ♪ アリサちゃんもすずかちゃんも無くてはならない親友」  
サラリとそう答えるなのはを見て、フェイトの心の奥が少しズキッと疼いた。  
(私ってヤキモチ焼きなのかな――?)  
なのはは自分の事も親友だと思ってくれている。でないと今日だってこうしてとめどない  
不安を解消してくれたりはしない。  
(それはわかってるのだけど――)  
フェイトはそのアリサと言う子に別の印象を持った。だが、それは本当に小さな感情で、  
アリサに会った時に何かを考える手合いのものではなかったが。  
 
「どうやって仲良くなったか、聞いてもいい?」  
フェイトが先を促すと、意外やなのはは黙り込んでしまった。話したくないと言う顔では  
ないが(もしそうなら、なのはは最初から言わないだろう)、ちょっと気恥ずかしそうな  
躊躇うような表情。決断力に富んでいたここ最近の彼女には珍しい。  
「フェイトちゃんは……『電気アンマ』って知ってる?」  
「でんき……あんま……?」  
恥かしそうに頬を染めながら言うなのはの言葉にフェイトは当惑を覚える。そんな言葉を  
聞いたのは初めてだった。  
 
「それはなあに? 電気って要するに電灯とかテレビとかで使う電気だよね? あんまって  
……マッサージの事?」  
フェイトが聞くと、コクリとなのはが頷いた。「マッサージ」と言った時にちょっとビクッ  
と反応するのをフェイトは見逃さなかった。  
「…………どこをマッサージするの?」  
フェイトは何となく、なのはが言っている言葉の意味が分かる気がしていた。女の子が  
女同士でマッサージして恥かしい所――それはそんなには多くない。  
フェイトが答を待っているとなのはは覚悟したように立ち上がり、自分のミニスカートの  
部分を指差した。  
「こ……ここをマッサージするの……足で……」  
そこまで言うと、なのはの顔は茹蛸の様に真っ赤になっていた。  
 
 
         *         *         *  
 
 
(う〜〜〜ん…………)  
フェイトは思わず白のショートパンツの自分の股間をモジモジさせた。  
(ここを狙うんだ……)  
なのはの仕草でなんとなく予想はついていたが、なのはが自分の大事な所を指差している  
のを見ると、改めてドキドキする。  
(この世界の女の子達って、私たちより過激かも……)  
フェイトが得意とする近接魔法バトルでだってそこは狙わない。当たり前の事だが、  
そこはあまりにも痛いからだ。確かに敵のそこを攻撃すれば絶大な効果があるが、逆に  
言えば自分がやられると大きなダメージを負う事になってしまう。魔法と関係のない所で  
決着がついてしまうのは双方にとってあまりにも不本意だ。  
だからミッドチルダではそこをどうこうするのは禁忌ですらなかった。暗黙の不文律として、  
概念上から『股間攻撃』というものは存在すらしない(多分)。  
 
だけど、この世界の女の子達は平気でやるらしい。それも『仲直りの手段』として。  
「…………急所攻撃じゃないよね、それ?」  
「ち、違うよ、勿論!」  
焦った表情でなのはが両手を振る。フェイト達がやらないと言っても、実際そこを攻撃  
されるととんでもなく痛いのは知っていた。故意ではなくとも、不慮の事故でぶつけない  
とは限らない。フェイトだって一回や二回は格闘術の練習中にぶつけた事はあるし、  
その理不尽とも思う痛さも文字通り痛感している。だから、戦闘ではそれを使わない。  
相手だって痛いし、自分だって痛い。戦いとは無意味に相手を痛めつける事ではないのだ。  
 
「じゃあ、どうするの、そこを……?」  
「え? あ、その……アハハハ……」  
フェイトも立ち上がってなのはの前に立つ。二人の身長は132cmで同じ。同じ高さ  
からじっと見つめられてなのはは思わずたじたじとなる。  
(こんななのはちゃん、珍しいな)  
フェイトは今のなのはをちょっとからかってみたくなってきた。  
「急所として狙って痛くしたりはしないんだよね? でも、それだとここを狙うことに  
意味があるのかな……?」  
う〜ん……と考え込む仕草のフェイト。なのはは答えに困る。  
 
「『百聞は一見に如かず』、かな?」  
フェイトは昨日自分で勉強したばかりの日本語のフレーズを使った。  
「えっ……?」  
「なのは、私にやってみてよ……そのアリサちゃんと仲良くなった時の様に」  
「う゛……。で、電気アンマ……を?」  
コクリ、とフェイトが頷く。目が真剣だ。こうなった時のフェイトは引かない。  
「うう……わかりました……」  
あぅあぅ……、と言いながらなのはが承知する。フェイトは内心小躍りして喜んだ。  
なのはが今の親友達と仲良くなった方法を私にもしてくれる、そう考えるだけで心が  
弾んだ。  
「じゃあ、フェイトちゃん、そこに寝て」  
なのはがフェイトに指示する。  
「う、うん……」  
フェイトはドキドキしながら言われたとおり、畳の上に仰向けに寝る。  
いよいよ始まるんだ――ドキドキしながらフェイトは胸の上で手を組みながらなのはが  
自分には未知の『電気アンマ』を始めるのを待っていた。  
 
 
         *         *         *  
 
 
「ほ、本当にいいの、フェイトちゃん……?」  
なのはがまた躊躇いを見せる。戦闘ではないとはいえ、ここまで躊躇する彼女を見るのは  
フェイトは初めてかもしれない。  
「うん……お願い。むしろ、してくれるのが嬉しいの……なのはがみんなと仲良くなった  
切欠の事を私にもしてくれるのが」  
フェイトが頬を染めてそう言うのを見て、なのはがコクリと頷いた。そしてフェイトの  
足の方にまわると、ゆっくりとその両方の足首を掴んで少し広げた。白いショートパンツの  
股間がなのはの目に入った。その光景にドキドキする。  
 
「わ、私は何もしなくて……いいの?」  
相手が信頼できるなのはとは言え、女の子として最も恥かしく、弱い部分を曝け出すのは  
勇気が要る。普段とは違う状況でフェイトの方もドキドキと胸が高鳴っていく。  
「うん……最初は少しくすぐったいけど、大丈夫かな? もしダメだったら途中でやめる  
からね……」  
「だ、ダメだよそれは!」  
フェイトが言う。思ったより強い口調だったので自分でもビクッとした。  
「ご、ごめん……だからその……と、途中で止められるのは、イヤなの……」  
フェイトは恥かしさと不安で頬を染める。不安はある意味期待の裏返しであったが。  
「だって、なのははこの世界の女の子が仲良くなる方法を教えてくれるんでしょ? 私も  
それは知りたいもん……なのはがしてくれる事、余すところ無く受け止めたいの。  
だから、手加減とかしちゃ……いやだ……」  
フェイトの潤んだ瞳となのはの瞳が見つめ合う。なのはは再び頷いた。今度は力強く。  
「わかった……フェイトちゃんがどんなに泣いても叫んでも私、やめないよ。だから……  
頑張って!」  
なのはが決意した目で言った。  
「う……うん!」  
(と言うか、そんなに大変な事をするの……?)  
フェイトも頷いたが、なのはの言う事に不穏なものもちょっと感じていた。  
 
 
なのははもう少しフェイトの足を広げた。今度は完全にフェイトの白い太股が内側から  
見える様になる。その状態でなのははフェイトの足の間に座り込んだ。自分の足が両方とも  
その中に入る状態で。  
今もし、なのはが悪意を持ってたら、自分は大ピンチなのだ――フェイトが現状を見て  
そう思ったが、逆に言えば自分の一番弱い所をなのはに預けると言う意味にもなり、  
その信頼を示す事に悪い気はしなかった。  
(なのはだから……怖くない)  
……と、そう思い込もうとするフェイトだが、今からされる事には若干の不安は隠しきれない。  
わざわざなのはが決意する事なのだから、ちょっとした試練があると考えるべきだからだ。  
 
すっ……となのはの足が動き、フェイトの股の間に割り込んできた。  
「ひゃっ……!?」  
なのはのソックスの感触が触れた内股を刺激し、一瞬体が硬直する。しかし、フェイトは  
懸命に股を閉じないようにする。なのはの邪魔をしないように。  
「大丈夫、フェイトちゃん。痛くしないから安心して……」  
「うん……」  
なのはにはすぐに見抜かれてしまう。でも、今はそれも心地が良かった。なのはに自分の  
不安を見抜かれるという事は、なのはも自分の事を気に掛けてくれているという事だから。  
そのなのはが自分にしてくる事は全て受け入れられる――そう思っていた。  
 
ところが――。  
 
「ひゃうん!?」  
フェイトはまたしても悲鳴を上げてしまった。白いショートパンツの部分になのはの足が  
触れたからだ。いや、触れただけではない。その後もゆっくりであるが、フェイトの  
女の子の大事な所を圧迫してくる。そのままなのはは足を退けてくれなかった。  
「なのは……これは?」  
フェイトが息をのんでなのはを見る。なのはも真顔だった。フェイトの大事な所に自分の  
足をあてがう――この行為になのはも少し緊張しているのがわかる。  
「この状態でマッサージするんだよ。さっき言ったとおりに」  
なのはが少し足を動かした。ミニスカートが少し上がってフェイトから白いショーツが  
見える。だけど、それに見とれている状況ではなかった。  
「あぅ……ん……」  
フェイトは思わず喘ぎ声を上げてしまった。なのはの足が動くとフェイトの大事な所から  
電気が流れてくるような刺激があったからだ。  
「い、今のは……なに……?」  
なのはに問うでもなくフェイトが呟く。なのははそんなに力を入れたわけではない。動かす  
幅も大きくは無かった。だけど、白いショートパンツ越しに当てられたなのはの足の動きは  
フェイトの敏感なところに強く良く感じられ、思わず体が硬直してしまう。  
 
(こんなのって……初めて……)  
フェイトにとって、こんな感覚は初めて経験はする事だった。前に格闘訓練で股間の急所を  
打ってしまった時は痛さのあまり悶絶してしまった。だからフェイトはここを責められる  
のは痛い事で、それ以外の要素はないと今まで思っていた。  
単なる急所にしてはそこを打った時の猛烈な恥かしさは何故起こるのだろう?、と不思議に  
思ってはいたが。  
 
(でも、これは違う……痺れるような感覚はあるけど……痛くない――)  
もとより、なのはが痛い事をしてくるはずなど無いと信じていたが、何らかの試練を覚悟  
していた身としては意外な感じだった。お風呂で洗う時とかには感じない、不思議な感覚  
――これって、なんだろう?  
「フェイトちゃん、くすぐったくない?」  
なのはが足を動かしながら聞いてくる。なのははフェイトの股間を足の裏全体で圧迫したり、  
縦に動かして擦ったりしている。  
(くすぐったい、のだろうか――?)  
フェイトは段々と思考能力が落ちてくる頭で考える。圧迫される時は「……んッ」と思わず  
息を止めて耐えるような声が出てしまうし、擦られる時はブルブルと寒気に似た感覚が  
腰から背筋に沿って上がっていく。それはくすぐったいのとは少し違っている気もした。  
 
そして思わず問いかける。  
「なのははこれをされると、くすぐったいの?」  
「え?」  
フェイトに聞かれて逆になのはが当惑したように目をパチクリさせた。  
 
 
         *         *         *  
 
 
(なのははこれをされると、くすぐったいの?)  
(え?)  
 
フェイトに聞かれて逆になのはが当惑する。自分の時と少し反応が違うからだ。  
(フェイトちゃんとはされる時の感じ方が違うのかな――?)  
なのはがアリサやすずかにされる時は、いつも最初はちょっとくすぐったかった。アリサ  
たちも戸惑った表情でいつも顔を見合わせていたが、ある日、アリサがなのはと言い争いに  
なった後、ちょっと意地悪してかなり長い時間電気アンマされた事があった。  
電気アンマは女の子にするとあまりにも効果がありすぎるので、相手がギブアップしたら  
外してあげる暗黙の了解が女の子同士にはあった。だけど、その時のアリサは意地悪に  
なっていたので意図的になのはがギブアップしても許さなかったのだ。  
 
(アリサちゃん、これ以上はダメ……だめだよぉ〜〜!!)  
(ううん、ダメなのはなのは。今日は許してあげないんだから……!)  
 
すずかがオロオロとアリサを止めようとするが、アリサは意に介さない。それになのはの  
反応が変わってきたのが面白くて止められなくなっていた。そして――なのはの体には  
大きな変化が現れたのだ。  
 
最初にくすぐったさに悶えていたなのはは段々と甘い喘ぎ声を出す様になった。そして  
突然ガクガクと震えだしたかと思うと、その電気アンマされている所から洪水の様に蜜を  
噴出したのだ。これにはやっていたアリサも驚き、慌ててなのはを解放した。  
なのははぐったりと床に横たわっている。  
 
(な、なのは……! 大丈夫!?)  
 
慌ててアリサがなのはのスカートをめくった。そこは、大洪水状態だった。  
まるでオシッコを漏らしたかのようにびっしょりと濡れている。だけど、それがオシッコ  
でないことはアリサもすずかもすぐに気がついた。  
なのはの太股からお尻までをびっしょり濡らしたそれはオシッコより粘り気があり、強い  
匂いを放っていた。  
電気アンマされていたなのはは全ての力を使い果たしたようにぐったりと動かなかった。  
 
 
         *         *         *  
 
 
(私の時はそうして最初はくすぐったくて後から一気に盛り上がってくるんだけど――)  
なのはは目の前のフェイトにあんましながら考える。フェイトはなのはの一つ一つの足の  
挙動に反応している。圧迫するように足の裏を押し付けたり擦るように上下させたり、  
やり方によって反応もそれぞれ違う。足の先の固い所で震わせるようなあんまをした時は  
太股を震わせて悶えた。  
 
「これなら……どうかな?」  
なのはは以前アリサにやられたように踵をフェイトの股間にあてがった。  
「あっ……!!」  
フェイトが声を上げる。故意か偶然かはわからないが、なのはがあてがったのはフェイトの  
ピンポイントの急所だった。クリトリスのやや下、まだ完全には開花し切っていない、  
きゅっと深く筋が通った乙女の花のクレヴァス――その中心を下60度ぐらいから  
ピンポイントで食い込まされるとフェイトは全身に震えが走るような感じを覚えるのだ。  
 
「フェイトちゃん、この状態でグリグリするね」  
なのはが踵をぐっと踏み込む。じゅん……と何か熱いものが内側から噴出す気がして、  
フェイトはたちまちパニックになった。  
「な、なのは! ちょっと待って……!」  
フェイトは慌ててなのはを止めようとする。  
「ダメだよ、フェイトちゃん!」  
なのはが真顔で言ったのでフェイトはビクッとする。  
「だって、さっき言ったもん……途中でやめたりしないって。私……フェイトちゃんに  
私が出来る電気アンマの全てをしてあげたい。だから……」  
そこでなのはが言葉を区切る。そしてフェイトをじっと見つめる。それを見たフェイトは  
我に返ってドキッと胸がときめいた。  
「だから……フェイトちゃんもそれを受けとめて」  
言い終わるとなのははニコッと微笑む。  
「うん……」  
それに逆らえるはずがあるだろうか――フェイトは即座に頷いた。  
どんな無理難題を突きつけられたって、なのはが自分だけのために向けてくれた笑顔を  
見れば何度でも頷くだろう。躊躇うこと無しに。  
 
「フェイトちゃん……いくよ」  
「なのは……。うん、お願い……」  
フェイトはギュッと目を瞑った。なのはの踵が股間に当たる感触がある。ショートパンツを  
通してすら感じられるなのはの踵の強さ――むしろそれがあるからこそ、微妙な力加減と  
なってフェイトを刺激しているのかもしれない。  
(それに……なのはの足って、温かい)  
フェイトはそれを感じたくて太股をキュッと閉じた。そうすれば内股でもなのはの暖かさを  
感じられる。それにこちらは素足なので直接肌を触れ合う心地良さもあった。  
(でも……あん♪)  
フェイトが内股になれば、なのはのあてがっている踵が更にクレヴァスに深く食い込み、  
またしても、じゅん……と熱いものが体の奥から湧いて来る。  
腰の辺りの様な、お腹の下の方の様な――どのあたりからかは分からないが、刺激されて  
いるのは外からなのに反応があるのが内側からなのがフェイトにとっては不思議だった。  
前に股間を打った時はその部分が痛くて悶えただけだったが、電気アンマされた時には  
違う所からも体が反応する。  
 
そして――。  
 
「こんな感じで……グリグリグリグリ〜〜……」  
なのはの踵電気アンマがフェイトの女の子の急所を刺激した。  
「きゃう……ッ!? あああッ……あああああああぁあああ〜〜!!!」  
強烈な刺激にフェイトは大きく背を仰け反らせ、絶叫する。踵でのアンマは今までの  
愛撫的なあんまとは力もポイントの正確さも違っていた。振動を受けているクレヴァスの  
奥、お腹の下の方がきゅ〜〜〜っと収縮する感覚がフェイトを襲う。  
 
「あっ……あっ……あ……! ハァ……ハァ……ハァ…………んっくッ……!!」  
(フェイトちゃん……凄い悶え方)  
それを見ているなのはも興奮してドキドキと胸が高鳴ってくる。  
フェイトは目を固く瞑り、金髪ツインテールを振り乱して悶えていた。電気アンマで  
絶え間なく幼い体を襲う快感の波――初めての経験ではなかなか耐えられない。  
ましてやフェイトはなのはの睨んだように他の女の子より感じやすい体質のようだ。  
電気アンマの刺激を全て快感として受け入れてしまうので、悶え方もアリサやすずかよりも  
大きい、となのはは思った。  
(悶えるフェイトちゃんって、可愛い――)  
フェイトは仲間に受け入れられるか心配のようだが、この表情を見れば間違いなく大丈夫  
だろう、となのはは思った。むしろアリサの嗜虐心を刺激して執拗に狙われる可能性が  
あるような気がして、そちらの方が心配になる。  
 
(アリサちゃん、また『通過儀礼』やる〜〜!』とか言い出すだろうなぁ〜〜……)  
新しい友達を紹介する事は既に二人には伝えてあった。その時にアリサが友達になるための  
セレモニーをやろう、と言い出したのだ。  
それが、普通のセレモニーなら問題は無いのだけど――と、なのはは溜め息をつく。  
今日のフェイトはショートパンツの上からの電気アンマだ。少し強めにやっても刺激は  
ある程度和らいで急所に伝わるので、フェイトの様な初心者でもなんとか耐えられる。  
だけど、『通過儀礼』は――。  
 
(は、裸でやるって言うんだもん……絶対にみんな大丈夫じゃないよぉ〜〜……)  
今までだってアリサがやりたがるのを懸命になのはとすずかで止めていたのだ。アリサは  
お嬢様だから、彼女の屋敷には豪奢で広いお風呂もある。それをするには十分な条件が  
整っている――しかし、だからと言ってやっていいものかどうかは別の話だ。  
(でも、こんなに感じやすくて可愛いフェイトちゃんが入ったら……)  
 
「はぁ……うん!!」  
「……ふぇ、フェイトちゃん!」  
思わず今後の事を嘆いてしまうなのはだが、フェイトの悶え声を聞き、この場はフェイトに  
集中すべきだと思いなおした。踵をあてがってた足を今度は足の裏全体でクレヴァスを  
擦り上げるようにする。ぐぃッ……と、擦り上げる度にフェイトの体がビクビクッと反応した。  
「きゃああうう……!! な、なのは……! なんか変……へんだよぉ〜〜!!」  
フェイトは次から次へと変化するなのはの責めに悶え狂っている。ツインテールの髪は乱れ、  
前髪が額に張り付いている。両手はなのはの足を掴んで辛そうにぷるぷると震えていた。  
太股も小刻みに震え、黒いシャツが胸に張り付いて、まだなだらかでつぼみの様な双球が  
浮かび上がるほど全身汗びっしょりだ。  
 
そして勿論、ショートパンツの中も……。  
(こんなの……なのはに知られたら……エッチな女の子だと思われちゃう……)  
ハァ……ハァ……と息を荒げ、懸命に耐えながらフェイトはなのはの電気アンマで刺激  
されたクレヴァスから止め処も無く溢れ出る女の子の蜜の事が気になっている。  
ショートパンツがあるからまだバレてないかもしれないが、それも時間の問題だろう。  
既に内股の辺りもヌルヌルと濡れているのが自覚できるのだ。  
 
「大丈夫だよ、フェイトちゃん」  
なのはが優しく声を掛ける。  
「恥かしい事なんてないんだよ。これは女の子なら当たり前の事なんだもん。女の子の  
体は愛する人に触れられるとその人を受け入れる準備をするんだって」  
そこまで言うとなのはは真っ赤になった。  
「フェイトちゃんがそうなっているのって……私を受け入れてくれるからだよね?」  
それを聞いて今度はフェイトが真っ赤になった。そしてコクリと頷く。  
「嬉しいよ、フェイトちゃん……だからもっと素直になっていいの。フェイトちゃんの  
全てを見ててあげるから――」  
なのはは一気に電気アンマのペースを上げた。上下に擦るだけでなく、踵を当てて強めの  
圧迫をかけたり、小刻みな振動でフェイトの悶え声を震わせたりする。  
そして、フェイトも――。  
 
「ああ……うん♪ ……なのは……! いいの……もっと……激しく……あああっ!!」  
電気アンマに耐えるための激しい動きでフェイトのツインテールを止めていたリボンが外れ、  
金髪が床全体に広がった。その状態で髪を振り乱して悶えている。  
太股はきゅ〜〜〜〜っとなのはの足を挟みこみ、更に踵が女の子の急所に食い込んだ。  
(ここって……痛いだけの急所じゃないんだ……女の子の気持ち良さの急所……快感の  
急所なんだね――)  
身悶えしながらフェイトはその事を強く実感していた。女の子はここを責められると  
気持ちが良くなっちゃうんだ……だったら、次はなのはを――。  
 
「フェイトちゃん! これが最後だよ! 頑張って……気持ち良くなって!!」  
なのははフェイトの両足を思い切り引っ張りながら止めとばかりに踵をクレヴァスの中心に  
あてがって力強くグリグリグリグリと食い込ませた。そしてその状態で激しい振動を  
送り込む。フェイトの細い両足がこれ以上出来ないほどピンと伸ばされ、その激しい波に  
溺れるかのように上半身を大きく逸らせて仰け反った。  
 
「ああ……あああっ……うう……! なのは……なのは……なのはぁ〜〜〜〜ッ!!」  
 
あぁぁあああぁあああああ〜〜〜〜!!!  
 
フェイトの絶叫がなのはの部屋に響き渡り、それと同時にどっと濃い蜜がクレヴァスから  
溢れ出た。  
「な……の……は…………」  
ひとしきり大きく震えたかと思うと、フェイトはガックリと畳に横たわった。  
 
 
         *         *         *  
 
 
(……フェイトちゃん……フェイト……)  
 
(なのは……?)  
なのはの声が聞こえる。起きなきゃ――。  
そう思って身を起こそうとするが、ガックリと力が抜けてしまう。  
(だめ……起きられないよぉ……)  
フェイトはゆっくりと目を開けた。ぼんやりとした視界からなのはの輪郭が映し出され、  
焦点が合ってくると、心配そうな表情で自分を見つめているのがわかった。  
 
「ごめん、フェイトちゃん……ちょっと激しすぎたかな?」  
なのはがオロオロしそうな顔でフェイトの体のあちこちを見ている。その仕草が可愛らしくて  
フェイトはクスッと笑ってしまった。  
「大丈夫だよ。なのはがしてくれた事だもん、全部受け止められて良かった♪」  
フェイトはなのはの手を握る。その手が触れた瞬間、二人の頬が紅潮する。  
 
「ただ……ちょっと足腰が立たないだけ。なのはの電気アンマ、激しかったんだもん。  
前に魔法対決した時以上に消耗したかも?」  
「そ、そんなぁ〜。そこまでは流石に……」  
「アハハ、冗談だってば」  
フェイトはなのはの手を取ると自分の頬に当てた。なのはの温もり……どこで感じても  
心地良い――。  
 
「それにしても……」  
「なに、フェイトちゃん?」  
「なのははそのアリサちゃんやすずかちゃんと何回電気アンマしたの?」  
「う゛っ……」  
なのはは思わず座ったまま後退りする。ミニスカートの状態で少し足を開きながら。  
(ぱんつ見えてるよ♪)  
フェイトはクスッと笑いながらその事は教えなかった。自分はあれだけ激しい電気アンマ  
されたんだもん、ぱんつぐらい見せてもらってもいいよね?  
 
「こんな気持ちいい事、今まで黙ってたなんて、なのははズルイなぁ〜。そんなにアリサ  
ちゃん達とするのがいいの?」  
「え?……え? そ、そんな事無いってばぁ〜〜」  
「じゃあ、私にも何回もしてくれるよね? 親友だもんね♪」  
「う、うん……アハハ」  
やや焦った表情で笑うなのは。するのはイヤじゃないけれど――。  
「勿論、次はなのはがされる番だからね?」  
「う……やっぱり?」  
「うん♪」  
フェイトはニッコリと微笑む。  
「私……きっと上手く出来ると思うよ。なのはの事気持ちよくしてあげたい気持ちなら  
誰にも負けないもん」  
フェイトはそう言いいながら何とか立ち上がると、なのはの肩に抱きついた。  
フェイトの女の子の匂いが感じられてなのははドギマギする。  
 
「ねぇ、一緒にシャワー浴びようよ。私、汗だくだもん」  
「そ、そうだね……じゃあ、用意してくるから待ってて」  
「だ〜め、一緒にって言ったよ? 足腰が立たないのはなのはのせいだもん、責任とって♪」  
「あぅあぅ〜〜……わかりましたよぉ……でも、エッチな事、無しだよ?」  
「ううん、あり♪」  
「そんなぁ〜〜……」  
お出かけしているお母さん達が帰ってくる前にフェイトの熱は冷めてくれるだろうか?  
トホホな感じのなのはであった。……イヤじゃないけど♪  
 
                        (とりあえず、お・し・ま・い)  
 
 

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