一人で寮に暮らすハル君をすももは夕食に招待することにした。  
ところが、残念な事に父親である正史郎は編集者との打ち合わせで留守、  
何時もの美味しい料理はお預けになってしまった。  
 
『おかあさんと、一緒にご飯をつくればいいよね。』と小さく呟く、  
そして他人が見れば少し怪しいと思うほど自然に笑顔になってしまうのだ  
しかしそんな事を気にせず、食材を買い込みワクワクしながら帰宅すると  
玄関にはすでにハル君の靴があった。。。  
 
急いでリビングに向かいドアに手を・・・だが、少し様子がおかしい。  
 
「お、おれ秋姫のお母さんのことが!」  
『だめ、名前で呼んで欲しいな!か・り・んよ!』  
「か、かりんさん!!」  
『もう、、だめだったら』そう言いながらも瞳は潤んでいた・・・  
成熟した大人の魅力を放つ”かりん”を後ろから突き上げる。  
『だ。。だめ・・も、もうすぐ、、すももちゃんが帰って来ちゃうのに・・』  
(あぁ・・若いって素敵だ・・・私また・・・貞淑な人妻なのに・・・)  
どこが?と思うよな事を考えながら  
『いい、、いっちゃう・・・』絶頂を迎えた。  
 
5月の撫子の後ろに隠れてしまう自分だったらこんな結城は無かっただろう  
(でも!今は違う!)心の中で思いながら、  
そんな様子に耐え切れず”すもも”はドアをあける!  
 
『あ、あのハルク、、これって・・・』  
「落ち着け!これは夢だ!」  
(夢?そうなのかな??)  
そうだ!こんな悲しいことが現実であるはずが無い、、、  
その時・・・いつの間にかスピニアの衣装に着替えたカリン様が、  
すももの後ろりまわり込みレードルで頭を叩く!  
 
『あれ?私?? あれ???』  
2階から降りてくる足音で抱きしめられている自分に気が付くのだった  
『あぅ・・・だめだよ。。おかあさんが降りて来ちゃ・・・』  
キスをされ唇を塞がれると最後まで言葉に出来なかった  
 
そんな甘いキスをしていると、、、ムードも無くハル君のお腹が鳴った  
「ところで夕飯は何を作ってくれるの?」  
『きょ、、きょうはオムライスにしようかなと思って・・・きらいかな?』  
”好きだよ”それを聞いて嬉しそうにキッチンに向う。  
 
程なく現れたカリン様は・・・  
片目をつぶりイタズラが好きな子供の様に笑いながら『夢はないんじゃないかな?』  
と小さく正晴に言うのだった。  
そして『おかえりなさい、すももちゃん!今日の料理は何?』  
 
「ただいま!おかあさん、オムライスだよ!」  
 
おわり  
 

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