修学旅行の夜、一人のんびり露天風呂そ楽しんでいたはずの司は、今危機に瀕していた。  
部屋に帰ってみれば、酒に酔い潰れている同室の面々、ただ一人起きていた竜二の言葉で、  
最近頭を悩ませられてきた問題にも一件落着の心持ちで、大好きな長風呂を楽しんでいた矢先の事だった。  
いつの間にか入ってきていた竜二に胸を掴まれそうになり、ドタバタといつものように窘めるはずだったのだが。  
なんだか今日はいつもと雰囲気が違うと、司が感じた時には、もう遅かった。  
さっき部屋で話をしていた時に着ていた浴衣の帯だろうか、それで司の両腕は身体の後ろでひと括りにされてしまった。  
「なっ、何のつもりだよっ!竜二!」  
自分を後ろから抱きしめている相手に向かって言い放つ声は、少し震えていた。  
「何のつもりってナニのつもり」  
言って首筋に舌を這わせる竜二。司の身体がビクン!と反応するのをみて、ニヤリと笑みを浮かべると、  
前に回した手を、胸の豊かな膨らみへと滑らせていった。  
「ん・・ふぅ・・や・・めろよ・・冗談はっ・・」  
お湯の中、やんわりと味わうように揉まれる刺激に囚われそうになりながらも、なんとか身を振りほどこうとするが、  
上手くいかない。そんな司の様子を嘲笑うかのように、竜二の手の動きは徐々に匠さを増していった。  
「冗談なんかじゃねえよ。言っただろ?お前がその気なら、俺だって我慢しないって」  
「なっ、だからそれはっ・・んっ・・はぁ・・ん・・はぁ、やめっ・・」  
リズムを変え、立ち上がってしまった胸の突起を指で捏ね繰られて、甘い吐息が混じりだす。  
「はぁ・・りゅう・・じっ、やめろってば、ほんと大声出すぞ・・んっ・・はぁ」  
「出してもいいぜ、誰か来て困るのは、お前の方じゃないのか?それに、騒いでも、部屋の奴らは当分起きないぜ」  
「ま・・まさか。くっ・・はぁ、お前酒に何か?」  
「ああ、入れた」  
 
「ぐっ・・この悪魔っ・・」  
「何とでも言えよ。天使に思えるようにしてやるから」  
そう耳の傍で囁くと、片方の手を、下方へと滑らせていく竜二。  
「あっ、やめろっ・・やだっ・・」  
手の目指す先を察知して、再び暴れだす司だったが、竜二の腕の中からは逃れることは出来なかった。  
「あっ・・ん・・やめ・・んんっ・・竜二・・」  
竜二の指がそこへ到達して間もなく、前後へと動く指にお湯とは違う感触が伝わってくる。  
「これは、なんだろうな?中から溢れて来てるぞ。ほら」  
言って更に指の動きを巧みにしていく竜二。司はいつしか竜二に背をもたせかけ、息を荒くしていた。  
「はぁ、はぁ、ん・・知らないっ・・ん・・はぁ・・んっ・・」  
「キモチいいって言えよ。こっちの口は正直だぞ」  
「気持ちよくなんて・・ないっ・・んっ・・はぁ・・ぁんっ・・ん」  
意思とは反対に、零れる声は鼻にかかったようになっていき、弄られた脚の奥は絶えず蜜を送り出していた。  
竜二の指は、敏感な蕾も探り出し、その身を曝け出していく。  
「ん・・はぁ、ん・・あんっ・・はぁ、やめ・ろ・・ソコっ・・あうんっ。ん・・・」  
「『ソコ、気持ちイイ』だろ?ほら・・」  
「ああっ!!やめっ!あっあっあっ・・」  
司の背筋を弱い電流が流れ、竜二の胸へと、背が押し付けられた。軽くイッた様子をみて、更に竜二は指を進めた。  
「はうっ!あっ・・やめろぉ・・くうっ」  
司の秘芯へと、竜二の指が押し入っていく。まだキツイそこは、司に圧迫感と異物感を与えたが、竜二は手馴れた様子で、  
奥へと指を沈めていき、ほぐしにかかっていた。  
「ん・・ん・・ん・・はぁん・・ん・・っはぁっん・・あ・・」  
徐々に侵入する指は増やされ、内を、外を蠢きまわった。双丘も空いた手で順に愛撫され続け、耳が舌でなぞられている司は  
抗う気力を無くした様に見えた。  
 
竜二は、力の抜け切った様子の司を湯船の脇にある、大きな岩に押し上げ、自分の代わりに岩を背に、司を座らせる。  
「ん・・」  
お湯の熱さと、竜二の愛撫によって火照った体が、外気によって冷やされた司が、ぼんやりとしていた意識を取り戻す。  
自分の置かれている状況に気付いて、自由な脚を使って再び暴れようとしたが、これもあっさりと封じられてしまうのだった。  
「竜二、やだっ、やめろよっ」  
「ここまできて、俺もお前もやめられるわけないだろ」  
そして、押し入ってくる、指とは違う圧迫感に、司は声も無く、喘ぐしかなかった。  
「はくっ・・・・くふっ・・・・・あぐっ!!!」  
奥まで突き進んで、一息置くと、竜二はゆっくりと動き出す。二人の結合部からは、破瓜の証が、湯船へと細い道を作っていた。  
「あうっ・・ぐっ・・はぁ・・くっ・・あうっ・・」  
竜二の動きによって齎される痛みに、司の表情は苦痛に歪み、食いしばるような声が漏れる。  
それに構わず、竜二は動きを加えていくと、やがて苦痛の声は潜まり、代わりに甘い吐息が増していった。それを確認して、更に  
動きを速め、激しくしていく竜二。  
「ッふう・・ん・・あっ・・ん・・はぁ・・ん・・ん・・はぁ・・」  
司は恍惚とした表情の中、いつしか自ら腰を振ってさえいた。竜二はそんな司の様子を見て、満足そうな笑みを浮かべると、  
後ろ手に縛っていた司の戒めを解いてやると、自分の背中へ回してやる。熱にうかされたようになっている司もそれに抗うどころか  
しがみつくようにして、嬌声をあげるのだった。  
「あっ、んっんっんっんっ・・はぁ・・はぁ・・んっ・・ああんっ!」  
やがて、司が何かを恐れるかのように、一層しがみつくのを感じて、一気に突き上げを激しくしていく竜二。  
「う・・あああああっ!!!」  
司の指が竜二の背にくい込み、背を仰け反らせて痙攣する。そんな司の腰を一層強く引き寄せて、竜二は今までの思いと共に自らの猛りを  
彼女の中に迸らせたのだった。  
 
 
司が気付くと、湯船の中、竜二に支えられている自分がいた。  
「竜二・・」  
「先にあがってるからな。のぼせる前に来いよ」  
まだぼうっとしたままの司を残して竜二は部屋へ戻っていった。  
『さっきのは・・夢・・?』戻っていく竜二の後姿を見送りながら、思い出される出来事に赤面する。  
大分長い間浸かっていたのだろうか?だるい身体を起こそうとして、脚の奥の違和感に気付く。まだ何か押し込まれているようにも感じる。  
そして、手首には拘束の後が。夢では無かったという証拠を自らの身体で実感して、司は風呂に入る前よりも大きくなってしまった問題と、  
まだ数日続く修学旅行の行く末に頭が痛くなるのだった。  
 
<おわり>  
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル