ナージャを装い、プレミンジャー公爵家にうまく取り入る事が出来た  
ローズマリー。彼女の日常はヘルマンの監視下にあった。しかも、  
貴族の生活というのは事のほか窮屈で、ローズマリーを辟易させて  
いる。  
 
公爵家に夜の帳が降りていた。偽りの令嬢は豪奢なベッドに腰掛  
けて、深窓から差し込んでくる月明かりを浴びつつ、愚痴を零す。  
「貴族の生活って、ちっとも面白くないわね」  
憧れていた貴族社会というものがたまらなく不自由で、つまらない  
物に感じているローズマリー。元々、特権階級にある貴族には、様々  
な規律や制約がつきまとう。迂闊な事をしでかして、爵位を剥奪され  
てはたまらないからだ。それを、ローズマリーは知らなかった。  
「愚痴を言っても始まらないか・・・もう、眠ろう」  
明日はヘルマンと共に、外出の予定があるので、ローズマリーは床に  
就こうとした。と、その時・・・  
「起きてるか?」  
自室のドア向こうから、あの男の声が響いてきた。そう、策略を以って、  
公爵家を我が物にしようと企んでいるヘルマンの声である。  
「どうぞ」  
ちっ、と舌打ちをしながら、ローズマリーは返事をした。夜が深まった  
今、あの男が自分を訪ねてきたとなれば、用件は大体予想がつく。  
 
「しばらく留守にしていたが、尻尾を掴まれるような事はしてないだろうな?」  
部屋へ入るなり、ヘルマンはネクタイを緩め、ローズマリーに詰め寄る。  
「はい。ヘルマンさん・・・いいえ、おじさま」  
ヘルマンの鋭い視線に竦むローズマリー。上級な生活を手に入れる為とは  
いえ、この卑怯な中年男と共謀せねばならない事が悔やまれている。  
「だったら、いい」  
シュッ・・とヘルマンの首筋からタイが解かれた。罪を共する少女に変わりが  
無い事を確かめて、安堵しているように見える。そして、ワイシャツのボタンに  
手をかけたヘルマンは、目前の少女を蔑むように見据え、  
「寝巻きを脱いで、ベッドへ這え」  
と、命じた。それは、男が女へ捧げる愛など微塵も感じさせないような、絶対  
君主としての命令だった。  
「・・・はい」  
きゅっと唇をかみ締めながら、ローズマリーは答える。  
「香水をつけますから・・・ちょっと、待ってくださいね」  
ヘルマンに背を向け、ドレッサーへ歩もうとしたローズマリー。彼女は少女なが  
ら、淑女が行う夜のたしなみを果たそうとする。が、しかし・・・  
「いらん。娼婦まがいの生活をしていたお前に、貴族社会の慣習なんぞ似合  
わんよ。黙って尻を突き出せ、そらッ!」  
ヘルマンはそう言って、ローズマリーの肩を掴み、ベッドへ突き飛ばした。  
「ああッ・・・乱暴はやめて!」  
「何を言っているんだ。どうせ、お前は何人もの男にその身を任せてきたんだろう?  
今さら、乙女ぶるんじゃない」  
ベッドへ突き飛ばした少女に、心無い侮言を浴びせるヘルマンの目に、獣欲の焔  
が宿る。更に今しがた解いたネクタイをローズマリーの手首へ巻き付け、後ろ手  
に戒めてしまった。  
 
「縛らないで!お願い!」  
「黙れ!」  
「おとなしくしてるから!ああ・・・」  
背中でネクタイがぎりり・・・と締め上げられると、ローズマリーは怯えた。  
両腕の自由が利かなくなり、まるで芋虫のように転がされる自分が惨めで  
悲しいのだ。  
「この尻で、何人の男を楽しませてやったんだ?なあ、『ナージャ』」  
ヘルマンはローズマリーの桃尻を両手でやんわりと揉みながら、頬を醜く  
歪めている。この卑怯な中年男は、彼女を公爵家へ招き入れた時から、  
己の欲望を果たす玩具として扱っていた。プレミンジャー公爵の実孫と  
偽っただけではなく、小さな娼婦としても見ているのだ。  
「ああ・・いや・・」  
衣擦れの音と共にドロワーズが足首まで脱がされると、ローズマリーは  
いやいやと頭を振って、いやらしい中年男の陵辱を拒もうとする。年齢の  
割に脂の乗った桃尻は官能的に映え、ぷるぷると震えていた。  
「下賎な輩にしては、いい道具を持っているお前だ。今夜もせいぜい私を  
愉しませてくれよ」  
ヘルマンはそう言うと、悩ましい恥肉を両の親指で掻き分け、小さな秘唇を  
あからさまにする。更に、花弁をまさぐったかと思うと、ぴくぴくと怯える少女  
の女穴を、指で侵していく。  
「ああーッ・・・」  
くちゅっ・・・という肉音と共に、ローズマリーの叫びが同調した。ヘルマンは  
人差し指と中指を束ね、幼い少女の肉襞をずずっと擦りつけていく。  
 
「いい声だ」  
指がようやく入りきると、ヘルマンはにやりと笑って、ローズマリーを  
本格的に苛もうとする。くちゅくちゅと泣く女肉を指の抽送で辱め、開  
かされた割れ目の上部を飾る肉真珠の包皮を剥き、指の腹を使って  
いやらしく撫でつけた。  
「ああッ!ああんッ!うんッ・・・」  
ローズマリーの小さな女穴は塞がれ、肉真珠も淫らな責めにあって  
いる。指が出し入れされ、最も敏感な場所を擦られる度に、ローズマリ  
ーは泣き、ばたばたと体を弾ませた。  
「おや、もう、蜜が溢れ出してきたぞ。さすがに娼婦まがいの生活をして  
きただけの事はあるな。反応が早い」  
突き入れた指を左右に開きつつ、ヘルマンは女穴から香る愛蜜の恥臭  
に酔う。少女の秘部から放たれる牝臭は芳醇で、甘美だった。  
「やめて・・・うう・・」  
「ふふふ。やめるものか。ああ、極上のチーズのような香りがするよ、  
『ナージャ』」  
「い、いやッ!許して・・・」  
女穴をこじ開けられ、そこから香る恥臭を嗅ぎつけられた羞恥で、ローズ  
マリーは狂いそうだった。何故、この男は自分の恥ずかしい場所を指で  
裂き、香りを愉しむのかが理解出来ないのだ。  
 
月が夜空の真上まで来た頃、ローズマリーはベッドの天蓋から吊るされた  
ロープに両足を縛られ、仰向けになったまま恥部を露呈させられていた。  
「うう・・・ううッ!こんなの・・・いや・・」  
両足は左右に引っ張られ、両手は頭上で戒められている。ちょうど、万歳  
をしているような格好だ。そして、彼女の体にはヘルマンが重なっている。  
「なにが、いや・・・だ。こんなに濡らしているくせに」  
あさましくもヘルマンは、己の男根をローズマリーの中へ埋没させていた。  
そこには、貴族の誇りや義務などかけらも見ては取れない。どう繕っても、  
ただのいやらしい中年男の醜い姿だった。  
「狭い穴だ。半分しか入っておらんよ」  
ローズマリーの腰を持ち、真正面から女穴を犯すヘルマンの男根は半分  
ほどしか入っておらず、それが少女の幼さを良く表していた。恥肉はこんもり  
と分かれ、押し開かれている花弁が互いの粘液で濡れ、悲しげに泣いている  
ように見える。  
「ヘ・・・ヘルマンさん・・い、いえ・・・おじさま・・・もっと優しく・・」  
めりめりと肉襞を割り裂いて入ってくる男根が、ローズマリーを厳しく苛む。  
娼婦まがいの生活も経験はしたが、ヘルマンほど乱暴な男は居なかったと  
彼女は思っている。ましてや、縛られるような経験は皆無だった。だが、  
ヘルマンはそんな少女の願いを意に介さない。いや、それどころか、  
「黙れ!」  
と、叫びながら、更に腰をぐいっと送り込んだ。  
「ヒイーッ!」  
腰を掴まれ、男根を押し込まれたローズマリーの悲鳴が上がった。肌を  
上気させ、汗ばみながらも懸命に男を受け入れている少女に、事もあろうか  
ヘルマンは暴力で答えたのである。更に、  
「お前は私の『物』だ。間違っても、優しくして貰えるなんて思うな」  
それだけ付け加えると、絶頂に向かって身勝手な前後運動を開始した。  
 
「あッ!あッ!あッ!」  
男根がリズムを刻むのと同じく、ローズマリーの叫びも上がる。はあはあと  
息を荒げ、女穴に広がるじーんと痺れるような甘い疼きに、身を焦がされて  
いるらしい。  
「さあ、『ナージャ』!叫べ!おじさまの子種をください!とな」  
ヘルマンがローズマリーに圧し掛かっていった。そして、彼女の肩を抱き寄せ  
今際の言葉にも似た叫びを放つ。  
「ああッ!おじさまの子種を・・・この・・・『ナージャ』にくださいッ!」  
びりびりと電流がローズマリーの下半身を襲った。思わず腰が浮き、男根を  
奥へ招き入れるようにグラインドを始める。そこへ、醜い中年男の子種が放た  
れた。  
「お、おおうッ!いくぞ、『ナージャ』!」  
男根は雄たけびを上げ、あさましい咆哮を少女の中へ響かせてしまう。どくどく  
と波打った男根は、その力強さをもって思うがままに放精を果たした。  
「ああッ!」  
じわっと子種が自分の女穴へ染みていく様子が分かると、ローズマリーはぽろり  
と涙を零してしまう。こんな卑怯な男に・・・そう考えると、悲しくてたまらなかった。  
 
「じゃあな。明日は早いぞ」  
自侭な行為を終えると、ヘルマンはさっさと消えていく。そして、ベッドへ仰臥した  
ままのローズマリーは思うのだ。  
「あたしは・・・絶対幸せになってみせる・・・プレミンジャー公爵の孫として、素敵な  
お姫様になるんだから・・・」  
枕を抱きつつ、誓いを立てる不遇な少女、ローズマリー。彼女は、自分の女で泡  
立つ汚らしい中年男の子種を拭うことなく、夜を越えていくつもりだった・・・・・  
 

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