明日のナージャ  

おっす、おれ赤井剣之助。ナージャ命!  

スイスに行く前日、俺のナージャと成金のヤサ男が夜中こっそり出て行くのを目撃たんだ。  
内心穏やかじゃねぇ俺は2人の後をつけたんだが、ちきしょう。霧がかかってて見失っちまった。  
明け方いつものように素振りをしてた俺の前にナージャがやってきたぜ。  

ナージャ「あっ…おはよう、ケンノスケ。」  
剣之助「おう。…なぁナージャ、ゆんべあの男と何してたんでぇ?」  
ナージャ「えっ?フランシスの事?や、やだなあケンノスケ。ちょっとお話ししてただけよ。」  
剣之助「そっか。まぁいいけどな。 ブン!!(素振りの音が大きくなる)」  

ナージャ「ケンノスケ、何か怒ってる?」  
剣之助「いや…別に怒っちゃいねぇさ。只な、俺の住んでた国じゃあ年端もいかねぇ娘が夜中に  
     男と逢い引きしてるなんて話聞かされた日にゃあ、夜鷹呼ばわりされるってもんだ。」  
ナージャ「ケンノスケ、ごめん。よくわからない言葉が多くてわからないわ。」  
剣之助「ああ…ナージャは日本人じゃねぇからわからねぇのも無理ねぇか。ていうか、お前何人だ?」  

ナージャ「お願いケンノスケ。これだけは信じて。私、フランシスとは何もなかったの!」  
剣之助「信じてるぜ、ナージャ。いつでも俺はおめえの事を。ただなぁ、俺は嘘と非処女が  
     大ぇっ嫌ぇなんだ!」  
ナージャ「そ、そんな…ケンノスケ…」  
剣之助「さっきから黙って聞いてりゃあケンノスケケンノスケって!半角で呼ぶんじゃねぇ!!」  
ナージャ「ひっ!ご、ごめんなさい…」  

今日も、ホの字のあの子を傷付けちまった。  
だけどなぁ、武士は食わねどプニ幼児。  
俺がナージャのハートをゲットするためには、このくらいは序の口だ。  

そんな事を考えながら、ヒョコヒョコがに股で走っていくナージャの姿を見送っていた。 

 


 

おっす、おれ赤井剣之助。ナージャ命!  

でもな。おれがホの字のあの娘。どうも食われちまったらしいんだ。  
あの夜以来、自慢の日本男児もしょげちまってさ。  
そんなある日、おれとナージャは一つ屋根の下でスイスに行ったのさ。  
いつも女臭せえ車の移動でうんざりしてたおれは、その街でザビーっていう少年と  
友達になった。こいつ、ちょっとヒネたところはあるけどいい奴なんだ。いい匂いもするんだ。  

剣之助「なぁザビ、やっぱ男同士っていいよなぁ」  
ザビー「う、うん。そうだね」  
剣之助「こういう遊びって、女のナージャにはわかんねえんだろうな」  
ザビー「そうそう!」  
剣之助「川なんか行くとさ、こう、橋の下にエロ本ハケーン!とか浮き足立っちゃって」  
ザビー「そ、そうなんだ」  
剣之助「もう、仲間同士ズボン下ろして自慢の村雨見せあっことかして」  
ザビー「む…むらさめ?」  
剣之助「そうだ、エロ本と言えば男の浪漫!2人で飛ばしっこなんてどうだ?」  
ザビー「飛ばしっこって…?」  
剣之助「あれ?お前ひょっとしてまだか?じゃあ、小便対決でもいいぜ」  
ザビー「小便で…何を?」  
剣之助「飛ばすんだよ!川に向かって!!どっちが飛距離出せるか」  
ザビー「お…おれはいいよ」  
剣之助「なに恥ずかしがってるんだよ、お前もズボン下ろせよ。手伝ってやるぜ!」  
ザビー「あっ、ちょ、ちょっと…きゃぁぁぁぁぁぁっ!!!!」  

小鳥のさえずりすらおれを笑ってらぁ。  
おれは婦女子相手に何やってたんだろう。  
現場にはアニメチックな展開でナージャとリタが現れるし。  
どんどんナージャに嫌われちまうなぁ。でも、おれは前向き。イヤよイヤよも良いの内。  
結局ザビーにフラグは立てられなかったけど、おれの村雨はいきり立ってたって事でひとつ。  

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