―――― 季節は秋。  
人々はそれぞれさまざまなことに取り組み始める季節。  
……それは勉学に励む者……趣味などを優先する者……恋愛に燃える者などさまざまである。  
ここにも一人。あることに燃える人間がいた………  
 
「明日こそ…あのときの決着を……!」  
名は桜庭。以前のクラスマッチで三国と引き分けた人間である。  
「やはり古典的ではありますが手紙で呼び出す……」  
まぁ……こんな季節まで再戦を申し込まなかったのは勝つ自信がないのと三国という少女に惹かれているからであって……  
「ちょっと!勝手なナレーションを入れないでくれます?べ・別に…あの方に惹かれるなんて…で・でも別に魅力がないわけでは…」  
このような感じで今現在、季節は秋。あきらかに桜庭の中では別の感情が芽生え始めていた・・・  
「と・とにかく!明日は再戦を申し込みます!」  
華奢な体つきで小さくガッツポーズをとる。この姿が似合うかどうかはご想像にお任せします。  
 
「久美〜!一緒に帰ろ〜」  
「ん・・・・・」  
「どしたの?その手紙がどうかしたの?」  
―――― 放課後。教室では三国と柊と乾だけがいた・・・・  
「ひょっとしてラブレター!?すご〜い久美!」  
「いや…私の勘だと違う気がする。こう覇気を感じるような…」  
「でもハートだよ?とにかく読んでみたら?」  
確かに。それは昨日、桜庭が書いた再戦の申込状。でもいささかそれにしては可愛い便箋など全くわからない。  
「じゃあ、愛花が読んでよ。それっぽかったら返してかまわないから」  
「え?いいの?それじゃあ・・・・コホンッ!え〜・・・・  
――――――― 澄みわたる秋の空のもと……  
「あ。そういう所はいいよ。めんどくさい」  
「そう?じゃあ・・・  
―――――― この度は以前のクラスマッチの決着をつけようと再戦の申し込みにこの手紙を・・・  
「あいつか」  
そう確信した三国はあきれ気味な息をもらすが目つきはしっかり変わっていて真剣に手紙の内容を聞く。  
―――――― あのときの決着はお互い納得のいかないものだろうと思います。もし逃げずに承諾するのであれば下記の連絡先に・・・  
セールスかよ・・・・・相変わらず、ずれてる様な・・・・  
―――――― あなたが跪いて負けを認めるのであればそのお顔に傷がつくことはないですよ?いい返事を期待してます。かしこ。桜庭」  
「・・・・えと・・・・だって。どうするの?久美」  
再戦か・・・・私もあの決着には納得いかなかったし。願ったり叶ったりだ。  
「えと・・・受けるんだね?久美」  
「ああ。私も決着つけたくなった」  
そんな会話を教室の外から立っている影が一つあることに3人は気付かなかった……  
 
 
「やはり…受けるのですね……」  
家に帰った桜庭はベッドの上でそんなことを呟く。  
「確かに望んでいた事です…でも…なんでこんなに気がのらないんでしょう…?」  
その時、桜庭の携帯がなる。ピリリリッ!ピリリリッ!  
「きゃん!」  
驚いてへんな声を上げてしまい顔が赤くなる。  
「だ・誰かしら・・・?」  
そんなことはもう分かっている。分かっているけどそうでなければいいとも思った。  
「もしもし、桜庭?三国だけど……」  
やはり三国は教室で言ったとおり再戦を承諾した。適当に聞き流して桜庭はまた横になる。  
「はぁ〜……今までこんな事なんてなかったのに…あなただから私は…」  
ぶつぶつと呟きながらさっきの電話番号を登録している。  
「私はあなたのこと……好きなんでしょうか?」  
カーッと顔が赤くなり桜庭はベッドの上でバタバタともがく。  
「わわわ、私は何を考えて!?そもそも同姓で…そんなことは!!」  
そのまま疲れて桜庭は寝入ってしまった……  
 
「三国さん。今日の放課後この場所に来てください」  
そういって桜庭は手紙を渡すとそそくさと立ち去っていった。  
「今日するんだね。久美」  
「まあね。あいつは意外と強いから気合いれとかないと」  
昼休み。そんな物騒な事をやらかそうとしている女子が気合を入れているとき・・・  
「なにがだ?」  
声がした。今聞かれてはまずい一年執行部の九澄(とその横の伊勢)だった。  
「別になんでもないよ。な?」  
「え?あ!う・うん!なんでもないよ!あっ!さ・きっき九澄くん放送呼ばれてたよね?」  
「そうか?ならいいけど・・・あんまり厄介事起こすなよ?」  
ホッと胸をなでおろす三人(正式には二人)を見て伊勢は・・・  
「何々?後でSMショーでもすんの?」  
ドゴッ!!! 響き渡るような音で伊勢は悶絶する  
「だれがSMだ!この変態!」  
「グハ・・・Sakuraba Mikuniの略だったんだが・・・・」  
「紛らわしいんだよあんたは・・・・」  
伊勢は息を整えて続ける。  
「で?すんだろ?だったら桜庭の弱点教えてやろっか?」  
弱点。その単語に一瞬ぴくっと反応する。  
「あるならいってみろよ?まぁそんなせこい事はあんましないだろうけど」  
「実はな・・・桜庭は尻が弱点なん・・・・」  
ドゴオオオンンン!!!先程より大きく鈍い音。伊勢はとびそうな意識を何とかこらえる。  
「だ・・・から・・・一度触って・・・あいつ・・が一番は・・・んのうが・・・」  
ガク・・・・・遂に伊勢は崩れた・・・  
「たく・・・この変態をどっか遠くに捨ててきて」  
そんなこんなで遂に放課後がきてしまった・・・・  
 
「来ましたか?負けを認めるなら今のうちですよ?」  
「あんたから持ちかけたわりには、いやに負けをすすめるじゃないか?珍しいな、あんたはもっとワクワクしてると思ったのに」  
ビクッと反応する桜庭。それを隠すように目つきを変え、戦いの姿勢をとる。  
「いきます!」「いくぞ!」  
ほぼ同時の反応。三国はすばやく武器の確保の為くしを巨大化させる。  
「黒髪の女王様(ブラックヘアクイーン)!」  
桜庭も同時に魔法を使い一気に薙ぎ払う。  
「そんなもの!」  
ブワッとくしを振り鞭状になった髪を振り払う。  
「あり?とけると思ったんだけど」  
「そんな小細工じゃ通用しません」  
振り払おうとしたくしを絡めとりそのまま三国の体に巻きつける。  
「勝負ありですか?負けを認めてください」  
「断ったら?これくらいならすぐ脱出できるよ?」  
ハッタリだった。実際腕は自由だがしっかりまきついているため体がうごかない。  
「・・・・・」  
なぜか桜庭は困った顔をしてオロオロしだす。手は届くし後ろを向けてすきだらけ。  
どうしたら・・・傷つけずに負けを・・・・  
そんなことを考えている桜庭に三国は・・・  
「まさか伊勢の言葉が役に立つとは・・・」  
不覚そうに三国は桜庭に手を伸ばす・・・・  
「ひゃん!!」  
確かに敏感だったようだ。桜庭は動揺して魔法を解き距離を置こうとした。  
その時・・・ズルッ!!  
「へ?」  
ゴスン!!!鈍い音と同時に桜庭はこけて気を失った・・・  
「お・おい!?大丈夫か!?」  
 
「ここはどこ?」  
一面暗い闇に覆われて何も見えない。その中で桜庭は一人見覚えのある後姿を見つける。  
「三国さん?三国さん!」  
不思議だった。暗闇の中、不安で孤独だった胸中でその姿を見ただけで不思議と安心する。  
「待ってください!」  
その後ろを追いかける。でもとどかない。追いつけない。  
「お願いします!待って!」  
ようやく手が届く距離。桜庭は手を伸ばしたが・・・  
「弱いやつに興味ないから」  
その後ろ姿はそういった。  
「え・・・・?」  
カタカタと震える指。届く距離が再びひらく。  
「待って・・・・行かないで・・・」  
それでも遠くなる距離。もう二度と届かない気がした。  
「いや・・・です・・・・い・・かないで・・・・ひとりに・・・しないで・・・」  
いやだ。手が届かなくなるなんて。  
いやだ。声が聞けないなんて。  
いやだ。会えないなんて。  
「いやです!私は・・・私はあなたのことが――――――」  
そこで意識が途絶えた。次に見るのはさっきの景色・・・・  
夢・・・・?違う。私のあなたへの気持ちは・・・・・  
 
「目ぇ覚めたか?驚いたぞ?鈍い音がしたし。でもよかったな外傷はないぞ」  
まぶしくてよく見えない。でもその姿ははっきりと映っている。私は・・・・  
「ふぅむ!?」  
軽く触れ合うキス。でもそれだけでは気持ちは治まらない。  
「んッ!ふぇあ・・んちゅ・・・しゃく・・・・ん!」  
互いの呼吸が一つになり舌が絡む。ざらざらした感触とぷにぷにした唇の感触が二人を熱くさせる。  
「んッ!ぷはッ!な・・何するんだよ!?」  
三国は我に返り桜庭の肩をつかみ引き離す。  
そんな当たり前の行動が今の桜庭には大きな距離を作る感じがした。  
「いや・・・離れないで。離さないでください。私を・・・」  
「桜庭?あんたおかしくなったんじゃ・・・んッ!?」  
そう・・・おかしくなってる。私はあなたのせいでずっと前から。  
「ひゃむ・・・んちゅ・・・ちゅ・・ふぁ・・・あ・・あぁっぁ・・」  
再び押し寄せる感触に三国の目は虚ろになっていく。永遠に続くかとも思えたその行為は突然・・・  
「んひゃ!・・・しゃくら・・ん・・ちゅ・・ふぁぁぁああ」  
突然胸を触られるという行為に三国は驚く。だが桜庭の動きは止まらない。  
「んひゅ・・・ひゃ!・・ああぁ・・・ひゃめ・・ぷふぁ!」  
ようやくの接吻からの解放。だがそのふくらみを這う指は止まらない。  
服は脱がさずそのまま腕を中に突っ込んだ状態でまさぐる。時おり過剰に反応する所は執拗に攻めた。  
「あぁ・・ひゃ!ん・・く・・・ふぅ!あ・・さ・・・くらば・・・やめ・・ひゃめ・・」  
高ぶる三国に桜庭は制服を脱がし下着をあらわにする。  
いっそう見やすくなったそこに桜庭は指と同時に舌も這わせる。下着ごしにもつんとした部分はわかった。  
「ん・・あっぁぁあ・・・さく・・らば・・・だめ・・・だ・・・ひゃ・・・く・・うぅ・・・」  
まだそこは責めない。だがすでに三国は辛そうだ。少し考えて下着を脱がす。  
すでにツンとしたその二つの蕾は上を向き桜庭を待っているようだ。  
そこを一気にしゃぶりつき吸い上げる。三国は口を開けたまま唾液が口元を汚す。  
「んひゃアァァあっぁああ!!!りゃめ〜〜〜!!!」  
吸い上げは激しく。でももう片方は指で穏やかに優しく。  
双方コリコリして、しこっている蕾を桜庭は攻め立てる。  
「ん・・ふぅ・・・きゃう!」  
突然桜庭は爪と歯を立てた。  
「ん・・キャ・・・ひゃ・・・あう!・・・は・・・ひゃあ!!」  
そしてすでに汚れているであろう舌の方に手を伸ばす。その間も胸への愛撫もやめない。  
「ひゃああぁああ!!」  
息は荒く力ない三国に対して桜庭の責めはいっそう激しさを増す。  
「んふぅぅ・・・あ・・はぁ・・ひゃあ!!」  
ニチャニチャと下着越しに指を出し入れする。  
「う・・・あ・・はぁ!・・あっ!あっ!あっ!あっ!あぁぁぁあ!!!」  
ぬぷぬぷと出し入れする指。その合間にも攻め立てる胸への愛撫。  
指を這わせ膨れ上がっている敏感なところをすりあげ、歯を立て、爪を立てる。  
「ふぁ!あっ!あっ!キャ・・あぁぁぁぁぁあああああ!!!!」  
ビクン!ビクン!腰が浮き痙攣する三国。そのまま息を荒立たせて力なく倒れる。  
 
しばらくして・・・・  
「どういうつもりだよ?桜庭」  
ビクッと桜庭は肩を震わせる。震えているのか今にも消え入りそうな声で  
「す・・いません・・・すいま・・せん」  
それは謝るのは当然だろう。でもいつもと違う雰囲気に三国は違和感を抱く。  
「ごめん・・・なさい・・ゆるし・・て・・・きら・・いに・・ならないで・・」  
今なんと言った?三国は桜庭の言葉に反応した。  
「今・・・・なんて?」  
桜庭は覚悟を決めたようにして言った  
「わ・・たしは・・・私は・・・あなたのことが・・・三国さんが・・・好きです!」  
震える声。不安げな表情。  
その全てがいつもの桜庭と違っている。  
私はなんと言えばいい?なんと応えればいい?  
私は桜庭をどう思っている?目の前で消え入りそうな少女のことを私は・・・  
「三国・・・さん」  
よく聞こえないほど小さい声。その姿に・・・思いを打ち明けられた時、私は・・・・  
「きゃ・・・・・」  
抱きしめていた。目の前の少女を・・・強くでも優しく。  
「あ・・・・・・え?」  
華奢で震えていた。一瞬安堵の声を出したが今の状況を確信する。  
何で今まで気づかなかったんだ?  
違う。気がつかなかったんじゃない。  
違う。気づこうとしなかった。  
違う。自分を偽っていた。  
「私は・・・・・」  
だって・・・私も・・・  
「私も・・・・桜庭が好きだ」  
思いを打ち明ける。全てを・・・・今まで偽っていた・・・本当の気持ちを。  
「え・・・・・?え?」  
「ごめん。気づけなくて。好きだよ」  
桜庭の目から大粒の雫が落ちる。  
肩を震わせながら・・・三国はしっかりと抱き寄せる。  
 
「ひゃ!?」  
三国は桜庭の大事な所を触る。  
「やられっぱなしってのは嫌だからな」  
すでに濡れているようだ。桜庭も興奮していたのだろう。  
下着越しに少し強くこすり上げる。  
「く・・あ・・い!あはぁ!」  
敏感な位置から指を離し、下着を脱がせ口をつける。  
「ひゃあ!」  
すでにかなり濡れていてまずは周りを掃除するように舐める。  
ちろちろと細かく、優しく。  
「ふ・・・ん・・ひゃ・・・だめ・・です・・・・」  
そしてあらかた外が綺麗になり・・・・奥からあふれ出る蜜を吸い上げる。  
その間ヒダの部分を指でなぞり上げ、下を奥にいれる。  
「あ!あっ!あっ!あっ!あ!・・・く・・ふ・・はぁっ!ひ・・ひゃああああああ!!」  
敏感な所を責める。すでにふくらみ、ぷくぷくとした所を吸い上げる。  
「いひゃぁぁぁっぁあああ!!!」  
今度は奥を・・・その繰り返し・・・桜庭は限界にまで近づく。  
チュウウウゥゥゥウゥッゥウウゥ!!!  
「あぁぁっぁぁああああ!!ひゃめ!ひゃぁめ!!ひ・・たな・・・い・・んあ!」  
ピチャピチャ・・・ジュル・・ズズ・・グちゃ・・・・  
「んんんんんんんんん!!!!!」  
ビクンビクン!!!!  
グパァと指で広げた瞬間、愛液が異常なほどあふれ出る。  
桜庭は息を整えながらも体勢を変え、三国のそれを舐める事のできる体勢になる。  
「さ・桜庭!?」  
「私だけ・・・一緒に・・・お願いします」  
ピチャ・・・・  
「く・・・は・・あぁぁ・・」  
負けじと三国も桜庭のあふれでる愛液を吸い上げる。  
「んっんん!ふぅんんん!!!」  
桜庭もイッたばかりで敏感さが増している。  
腰がカクンカクンと揺れていながらもやめない。  
ピチャピチャ・・ジュル・・ッグちゃ・・・・  
「ふううぁぁっぁああ!!」  
「く・・ひゃあぁぁ・・・・」  
お互いからだが限界なのだろう。お互い目が虚ろで一心に互いをなぶる。  
そしていっそう過剰に痙攣した時・・・  
『あ・・・あ・・・あぁぁぁっぁアアああ!!!!』  
同時に・・・そしてお互いのぬくもりを感じながら二人は倒れこむ。  
 
「私ってノーマルだと思ったんだけどなぁ・・・」  
「え・・嫌いに・・・なったんですか・・?」  
また震えだす。目じりに涙を浮かべこっちをじっと・・・  
反則だろ・・・今までこんな顔見せなかったくせに・・・  
「確かに驚いたけどさ・・・嫌いになんてならないって」  
そっと抱きしめる。もう迷わない。ぎゅっと・・・優しく・・・  
「あ・・・・」  
二人はしばらくそうしていた。  
互いが互いのぬくもりを感じながら・・・・  
 
「久美〜!!」  
「よ。愛花おはよ。」  
「ねぇ・・・昨日・・・どうな・・」  
「おはようございます」  
桜庭だった。昨日も見たけど制服姿が似合っている。  
昨日とは違いいつもの桜庭で接しながら・・・・  
「三国さん。今日・・よろしければご一緒に帰っても・・・」  
「いいよ。放課後待ってるから」  
「あ・・・・はい!」  
『・・・・・・・・・・』  
ボソッ・・・「ねぇ・・あの二人昨日とちがくない?」  
ボソッ・・・「うん・・・違うよね」  
「何してんだ?お前ら」  
「きゃあ!く・九澄くん!?」  
「遅れるぞ?早く行こうぜ」  
「それじゃあ・・・放課後に」  
何気ない一日の始まり・・・いつもの関係。そして・・・  
 
「久美さ〜ん!」  
「待ってたよ。でもわざわざ屋上にしなくても・・・」  
「ここの方が話が出来るかと・・・嫌でしたか・・・?」  
いつのまにか二人の時は「久美さん」になっていた。  
日が沈みかけている。紅く染まる空を二人で見ながら・・  
「なぁ・・・私たちってなんなんだろうな?」  
「え・・・・?」  
「友達か?恋人?どれも違う気がして・・・」  
そこまでいいかけハッと桜庭を見る。  
てっきり不安げな顔をしてるかと思ったが桜庭はにっこり笑って・・・  
「それでも私はあなたをお慕いしてます」  
紅く染まった桜庭の笑顔を見ながら私は熱くなってしまう。  
多分夕日でなくても真っ赤だ。  
「桜庭」  
「なんですか?」  
「好きだよ」  
カーッと顔を背ける桜庭。正直女の私でも見惚れる。  
「帰ろっか」  
「はい」  
木々は紅葉し朱色に・・・空は沈み紅く・・・風が吹きぬけ二人の髪が揺れる・・・  
一面赤い世界の中で二人の影は一つになった。  
二人の影はそれぞれの家路につくまでずっと・・・  
 

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