クラスマッチA組VSF組中
「勝って九澄と戦うことになったら…」
恋する乙女?の観月は脳内で妄想を膨らませていた。
「ん?紙?」
観月の妄想は怪しげな紙を踏んだことで中断された。
現在はクラスマッチ真っ最中。勿論魔法の罠を仕掛けている生徒もいる。
踏んだ紙にはこう書いてあった。
“50m全力疾走”
こんな紙がただの紙のはずがない。
「ってきゃぁぁぁぁぁぁ!!」
観月は紙に書いてあった指示どうりに全力疾走した
進む先に紙が何枚も仕掛けられているのが走りながらでも見えた。観月が向かっているのはまさにその地雷原である。
「誰かぁぁぁぁぁ!!」
“左70度に曲がる”“右折して(ry”
「止めてぇぇぇぇっ!!」
20ほどの罠にかかってようやく地雷は残り一枚となった
「よかった、これで最…」
その紙の内容はこうだった
“試合終了までに自分が一番感じるようにオナニーする”
「えぇぇぇぇっ!?ちょっとそんなのあり!!」
この命令の魔法には意図があった。それは小石川を止める事。
観月に小石川がべた惚れであることはそこそこ知れた事であったので、相手のクラスがそれを利用したのだ。
観月がオナニーしてることを小石川が知れば、敵の駆逐を止めそこに向かわない訳がない。相手はそう判断した。
「こんなっ…、紙に書かれただけの命令にっ!私が…、支配される訳にはいかない…、の…にっ…。」
しかし観月の意志に反し、彼女の掌は自らのショートパンツの中、そして下着の中に延びていく。
観月は「自慰をしなくてはならない、せずにはいられない」 と精神面でも支配されつつあった。
「…ん…、あっ!」
自らの最も敏感な箇所に触れる指。観月のそれは、彼女の秘部の周りを優しく摩りはじめていた。
「あっ…、くうっ…!」
そして入口付近で焦らすかの如く僅かな出し入れを繰り返す。
異性との性接触はおろか、自慰すらも随分していない観月はそれだけで相当な快感を得つつあった。
「はあっ、はっ、あっ、んっ!」
観月の今にも消えそうな理性とは裏腹に、彼女の本能は「できるだけ長く絶頂までの快楽を味わう」事を選んでいた。
観月が罠に落ちた数分後、彼女の自慰行為は一人の喋る魔法植物に発見されてしまう。名を「ルーシー」といった。
観月はルーシーを知らないが、ルーシーは観月の事を覚えていた。
「ん〜?あっ!あの娘は確か、洞窟に大賀と一緒に来た娘…よね?
どうしたんだろ?怪我でも、したのかな?」
人間の姿をし言葉を使いこなすルーシーだが、性行為や自慰行為などの知識は持ち併せてはおらず、観月が何をしているかは分からなかった。
「なんか…すごく苦しそう…、だなあ。もしかして、結構ヤバイ?。
大賀の知り合いなら、大賀に伝えたほうがいい、よね?」
九澄大賀に伝えるのがベストと彼女は判断し、それを実行に移した。
「大賀!大賀の知り合いの女の子が、苦しそうな声上げて倒れてるの!
なんか、凄くヤバそうなの!」
「なにっ!?誰だっ!どんな奴だった!?ルーシー!」
それを聞いた九澄大賀は焦った。普段は落ち着いているという訳では無いが。
ルーシーとは洞窟で知り合い、付き合いは決して長い訳ではない。
だがそんなくだらない冗談を言う奴じゃあない事を九澄は知っている。
「えっ、えと…確か、…ちょっと性格キツそうな…子。少し髪の毛が短くなってた…な…。」
「…! 観月か…!」
九澄は一瞬だけ迷った。キングの自分が下手に動く訳にはいかない、仲間に迷惑がかかる、と。
『…俺がやられたら後で幾らでも謝ってやる!』
「ルーシー!どっちだった?方向を教えろ!」
ルーシーは多少ビクリとして答える。
「き、北だよ!真っ直ぐ走って行けばすぐわかる!少し広くなってる所!」
目印になりそうな木を捜し、ルーシーは指で示した。
「サンキュ!クラスの奴らが怒り出したら呼んでくれ!後で謝るよ!」
そう言うと九澄は走り出した。
「観月!待ってろ!無事でいろ!」
心底の願いだった。木を掻き分けながら、出せる最大の早さで疾走する。
ルーシーが教えてくれた木まで間もなくだ。
枝の邪魔が少なくなり、広場のような場所が見えてくる。
そこには確かに誰かがいた。脚を開きあっちを向いて座り込んでいるので顔が見えないが、観月であることはすぐに九澄には分かった。
『またなんつー格好を…』
すぐに観月の前に回り込みながら問いかけた。
「観月っ!」
九澄は言葉を失う。
確かにそれは観月だった
だがそんな観月を九澄は初めて見る。
彼女は脚を開き、自分の恥部を弄んでいた。下着とショートパンツ、その2枚の中に観月の細い指が延び、上下にそこを刺激していた。
上のシャツはたくしあげられ、ブラと観月の豊満な胸の一部が覗く。
顔は汗ばみ、目は虚ろ。息も荒くなっていた。
「く…ず…み…?」
息も絶え絶えながら、観月が口を開いた。
「観月っ、おまえ…大丈夫なん
のしかかってきた観月によって、九澄の言葉は遮られた。
「うおっ!」
九澄の腹上に腕と顔を置く観月。いきなり顔を起こし、九澄の頬に両手を添えつつ唇を奪った。
濃厚な舌の絡み合い。九澄は観月の吐息を直に感じた
「んっ、んっ…ふっ、う…むう」
荒く息を吐きながら唇を求める観月。数秒後に動きが止まり、満足げに口を離した。唾液が互いの口から延びていく。
「ぷはっ…」
「!はあっ…、はっ…、
観月っ、何、を…」
呼吸を整えつつ九澄は言った。しかし観月の耳には入らないようだった。
「九澄っ…私…、今っ!我慢できな…い…のよ。もう」
「なんの我慢がだ」 と九澄は言おうとしたが、観月の唇により再び口が塞がれる。先程よりもまた更に濃厚に観月が責めてくる。
「ふっ、う…、ん、むぅ」
度々呼吸を整えながらも観月とのディープキスは続いた。
「止せ!観月」
その激しい責めにより多少朦朧としかけた九澄だったが、我に還り観月の肩を掴んで自分から離した。
そのまま観月の肩を持ち、彼女の両瞳を見た。
いつもの凛とした観月の面影は無かった。息は荒く、口からは唾液が垂れ、僅かな涙の痕も見える。
今にも泣き出しそうな、または苦しそうな…
そして九澄に何かを懇願するような…
そんな表情をしていた。
観月の視線が下に落ちる。九澄のズボンの上から、股間のモノを掴み、陰嚢ごと揉みだした。
「うっ!」
九澄がビクリと反応する。観月は九澄のモノの形を触感で確かめると、竿に沿り、その滑らか且つ長い指でさすりだした。
「ッ…、よせって…、ぐ、み、観月っ」
九澄の言葉のみの抵抗は意味を成さず、観月にされるがままである。
「よせ、って…。あんたのココ、もうカチカチじゃない」
九澄の耳元で囁きかける。そしてズボンを突き破るかの如く、九澄のアレは固く長く成長しきってしまった。
口からの言葉とは逆に、九澄は観月に「して」もらっている事によりかつてない程興奮していた。
そして観月は九澄のズボンとパンツに手をかける。
もう九澄言葉での抵抗を諦めていた。むしろ今止められたら困る。
ズボンの突起の位置がズレていき、九澄は硬化した分身をさらけ出されてしまう。
すぐに観月にそれを握られる。
「すごい…ホントに固くて大きい。こんな形に、なるのね」
すぐ観月が直にそれを擦りだす。布越しとの刺激とはレベルが違う。
まるでおもちゃで遊ぶ子供のように、微笑の観月は九澄の陰茎を両手でしごく。
そして観月の指が動く度に生ずる、陰茎の「ビクン」といった痙攣などを興味深そうに観察していた。
『観月が…、俺のアレをしっかり握って擦ってくれてる!』
その満足感だけでも、九澄は果てそうになってしまう。
「みっ…、観月。そろそろ、ダメ」
「? ふふっ。すんごくビクビクしてるわよ?九澄のこれ。気持ち良い?
そうなら、嬉しいな」
そう言い、観月は亀頭の先端部分を舌先で刺激しだした。時たまキスをし、チロチロとカサの裏部分から先端まで舌を滑らせる。
「み…づき…っ!もう…!」
その言葉を聞き、観月は口を離す。そして右手で握り込み、高速で上下にこすり出した。
観月の唾液と陰茎の先端からの分泌液で、手を動かす度にジュプジュプと音が生じた。
「イク?イクのね?どんなのが、出てくるの?」
「駄目だっ…!出すよ!」
九澄のアレを必死にこすりながら九澄を見上げる観月の顔を確認した所で、唐突に限界は訪れた
ドビュッ、ドピュッと音をたてつつ、九澄の大量の精液が連続で放出される。
とても濃い白濁液が観月の顔と服を確実に汚していった。
「んあっ!」
観月はびっくりしたが、避けようとはしなかった。
暫く縦にしごかれ続け、九澄はまるで余す事なく精液を出し尽くした感覚に襲われた。
「いっぱい出た。
…ねばねば、してて熱いわね、コレ。
んっ、…にがい」
髪の毛から唇まで糸として連なる精液を舐め、観月が感想をもらした。
観月の手を離れ、役目を終えた九澄の陰茎は少しずつ縮小しつつあった。
「あっ…、まだ、、駄目よ。
次は、…私に、して…よ…。
ね?」
大量の精液で穢れた顔で、上目遣いで九澄を見つめる。
その瞳と顔はやたら可愛く悩ましげで、九澄の陰茎の復活には充分過ぎた。
そして思考を停止し意を決した九澄は、自分達の上下関係を入れ替え観月に襲い掛かった。
「ひゃっ」と小さな声を上げ、草むらに観月がドサッと倒れた。
すぐさま胸に手が延びる。ブラの上からでも、大きく張りがあるのが判る。力を加えるといやらしく変形する観月の胸と、その度に漏れる彼女の吐息は九澄をまた強く欲情させた。
「あっ…、 あっ…!ん!んう!
いいっよ…!くずみぃ…!もっと…、触ってぇ…!」
我慢出来ずにブラを取り去った。反動でプルンと両胸が揺れ現れた。
大きくて、とても綺麗な胸だった。
間を置かずに深く両指を沈める。張りはあるが、際限なく指は埋もれていく。
本当に柔らかい女の子の…、観月の乳房。
「はあー、はあー」と九澄の息が荒くなる。
やはり布越しとはレベルが違う。
女の子は、みんなこれほど胸が弱いのだろうか?と九澄が思う程、観月は唾液を垂らしながら体をくねらせ、喘ぐ。
「あん…、あっ!…ふっ…う、あ、あうっん!」
いまだ九澄は夢中だ。初めて見て・触れる女性の胸。マジで堪らない。もはやプライドや意地なんて存在しない。
「…観月、気持ち良い…の…?」
目を閉じている観月の耳に囁く。
「そんな事っ聞かないでっ…よぅ…あっ!」
観月の左胸の乳首を口に入れた。そして右胸の乳首は左手で摘む。
「あぁっ!あっ、あん!あうう…だっめえっ!…だめえっ!」
観月の声は激しく大きくなる。
「胸、…弱いんだな?観月」
「そんな事…ないっ…!ひうぅ!」
乳首を僅かに噛んでみた。やはり弱いようだ。
普段強気な観月の性的な弱さを知った九澄は、彼女を少しいじめたくなっていた。
「これは?噛むのと摘むのはどっちがイイの?
ねえ?観月?」
唾液を乳首に多少残しつつ、口を離した。
そして観月に問い掛ける。
「聞かっ、ないでっ…よう…。いじわる」
この甘えた声を聞きたかった。堪らない。
そしてパンツを脱がせはじめる。
「下はっだめよう…くずみい…」
実に艶っぽい声だがとりあえず無視する。パンツを取り去り、脚を広げさせて観月の恥部を丸だしにした。
暫く眺めてみる。そして観月に視線を移すと、目をそらされてしまった。
「…やくっ…」
「え?」
「はやくうっ」
「何をしてほしいの?」
とりあえず陰毛を上から撫でてみる。本来は整ってそうな観月の陰毛は、多量の愛液によって濡れて乱れていた。
「観月の、ここ。めちゃくちゃ、濡れてるぜ?」
指で掬いとった愛液を見せてみる。
観月は恥ずかしそうに目を閉じてしまった。
そしてぷいっと顔を背けた。
九澄は少し反省して、何も言わずに観月への愛撫を続けることにした。
割れ目の中にも指を進入させてみる。観月のそこはとてもきつく熱かったが、なんとか九澄の指を受け入れてくれたようだ。
「あっ、あうっ…、ふっ、あっ、あん!」
指の入出とともに洩れる観月からの甘い声。膣の奥の方を刺激すると、その声は強さを増す。
九澄は一度指を抜き、観月も腰に手をかけ持ち上げると、そのままぐるんと四つんばいにした。
「…、こんな…、かっこ、恥ずかしいよ…。」
息も絶え絶え、涙ぐみながら観月が九澄に訴える。彼は聞いてくれなかったが。
そして再び指を挿入した。
「ん…、んんぅ!あんっ!あうあっ!」
観月はまた喘ぐことしかできなくなる。
九澄は右手で観月の性器を刺激しつつ、左手で彼女のおしりの穴をさすり出す。
「あっ!」
声とともに、ビクンと観月の「中」が九澄の指を締め付けた。
「あうっ!あっ!ふっ!あうう!…そんなとこ、触っちゃだめえ…!きたないよう…!」
そんな観月の声はやはり無視され、九澄の指の出し入れがだんだん強く早くなってくる。
クチュクチュという音とともに、観月の性器からは愛液のしぶきが飛び散る。観月もそろそろ限界だ。
「あっ!あっ!ああっ! イイ、イイよっ!くずみいっ! …もう、だめえっ!」
「ああっ!」と声を上げ、観月は果てた。
そしておしりを突き出したまま、くてんと上半身を沈める。ズブっと音を立て、九澄が指を引き抜いた。
そしてそのまま、自分の股間の堅物を、観月の恥部にあてがう。
「観月…、いいよね? 」
「はっ、…はっ…、…いいよ。…挿れて」
観月は休む間もなかったので、荒い息を吐きながら答える。
そして挿入が開始される。狭い観月の膣壁を押し広げながら、九澄の陰茎が突き進んでいった。
そしてすぐに観月の一番深い部分まで到達する。
「観月のなか、すげえキツくて、熱くて、いいよ!」
今まで待ってた時間の分をぶつけるかのように、パンパンと音をたてながら、激しく挿入しては出す。
数回繰り返しただけで、早くもイキそうになってしまう。
「みっ、みづきっ! …気持ち…いい?」
「うんっ!いいっ!いいっよ!くずみい…! もっとっ!もっとお…!」
「おれっ、もうっ、だめだっ! …イッて、いいっ?」
「…いいよっ、出して! 中にっ…、 出してえっ!」
観月のお尻と九澄の陰嚢がパンパンと音を立て連続でぶつかる。腰の動きは今までで最も早い。
「ああっ!イク!イクよっ!みづきい!くっ!」
「くずみ…、 くうっ!!」
声とともに、観月の一番深い部分で九澄の陰茎はビクン、ビクンと脈動しながら射精する。
先ほど一回出しているのだが、またかなりの量が出ている。
射精が完全に終わった後、ずるりと引き抜いた。精液と愛液の混じり物が下に落ちる。
息の荒い二人。ドサっと草むらに倒れこむ。
しばらくの間目を閉じ、息が多少整ったところで、あけた。
人の足が見えた。観月のではない。ジャージをはいている。男だ。
結構大柄だ。髪は金髪。それは…
小石川だった。
「うおっ!」と九澄が飛び起きた。
「どうしたの?」とこっちを向いた観月も、「きゃあっ!」と服をつかんで上半身をおこした。
「………」
何も言わない小石川だったが、あきらかに怒っていた。目が。
「ち、違うのよ?小石川!敵のトラップにかかったらこんな事をしなくちゃいられないってことになってえーとその!」
「そう!ち、違うぞ!小石川?なんか誰かから観月がピンチだって聞いて来てみたら観月に襲われて…」
「ちょ、ちょっと!何いってんのよ!襲ってきたのは九澄じゃない!だからあの時わたしはしかたなしにっ!」
「ふーん!そうか!俺が来た直後に俺を押し倒したのは誰だっけ!?」
「あっ、あれは違っ!」
責任をなすりつけあう二人。言葉が乱れ飛んでいた。
小石川には聞こえてるようすはない。
「まったく。みんなが「観月がいない」って騒いでたから探しに来てみれば…」
と、言いつつ、すたすたと大門も現れた。
「きゃー!大門まで!」
観月の悲痛な叫び声が響く。
「…大門。あんた達…、 …見てた?」
顔を真っ赤にしながら、観月が問う。
「 …最後の、、ほうは。」
彼も少し赤くなりつつ、目をそらして答えた。
「ああ、僕はなんにも言わないよ?まあ、好きな男と女同士だし。なにをしようとね。」
さらっと言う大門。「べ、別に私達そんなわけじゃっ!」と観月があわてて否定する。
「でもさ、ほら。見てわかるとおり、、ね?こいつはたぶん…、うん。めちゃくちゃ怒ってる、と思うんだ」
はっ と、思い出し、小石川の顔を見る。
やっぱり、怒っている。
九澄はいつのまにか服を着ていたが、観月はまだ裸の上に羽織っているだけだ。それで体を隠しつつ、観月も立ち上がる。
「うん。そうだね。逃げるべきかな。とりあえず。 …九澄ー!死なないようにねー!」
大門からのエールだ。九澄は、ビッと親指を立て合図する。
「な に や っ て ん だ あ ! ! て め え ら あ あ あ ! ! 」
声と同時に指弾が飛んでくる。腹の底から響くような声だ。
いきなりの怒声に二人はものすごくびっくりしたが、攻撃をよけつつ逃げだした。
「九澄いいいいいいいっ!天に還るときが来たぜええええええええ!死ね!」
連続で指弾が飛んでくる。九澄に向かって。
「きゃー!」
「ぎゃー!」
「あんたのせいよっ!あんたが悪いんだからねっ!」
「俺ばっかのせいじゃねーだろう!」
「待ちやがれええええええ!観月いい!どーゆー事だああ!!うおおおおおおー!殺してやるぞー九澄いいい!」
責任転嫁を繰り返しながら、二人は小石川の追撃をかわしつつ、逃げていった。