久美「最近の愛花ずいぶんとごきげんだねえ?」  
愛花「ん?そうかな?」  
久美「九澄にお弁当食べてもらえたから?」  
愛花「えっ!?そっそんな!別にそんなわけじゃ… ない…けど。」  
久美「ずいぶんあせるんだねえ?  
 愛花はモロ・顔に出るんだよ。」  
 
愛花「ほ、本当にそんなことないです!あんまりいじめないでよう!」  
久美「ふふ… 別に深くは聞かないよー!」  
 
 
 
ある日の学校での昼下がり。  
友人の三国 久美に九澄 大賀の事を唐突に聞かれた柊 愛花はあせっていた。  
「久美の目にはそんなふうに見えるのかな?  
 私はそんな気はないんだけどなあ。  
 
 …たぶん。」  
 
 
 
クラスマッチも終わり、学校の行事はとりあえずひと段落。それぞれのクラスは普段  
の授業風景に戻りつつあった。  
ほとんどの生徒達も大会前と変わらない様子だが、友人達が一目でわかる程、大会後  
の愛花はゴキゲンであった。本人に自覚は無いが。  
 
時計の針は午後の3時を回っていた。愛花は普段通りに授業日程をこなす。  
「おなか減ったなあ…。なにか買って帰ろうかな。」  
 
そんなことを考えていると、授業日程終了のチャイムが鳴った。  
 
「あ〜い〜か! さっ帰ろ!」  
チャイムが鳴って10秒ほどで深千夜と共に久美がやってきた。  
 
「は〜い!ちょっと待って。」  
教科書類をバッグにすばやく入れ、愛花は二人と共に教室を出た。三人並んで歩きな  
がら廊下を渡り、下駄箱に向かう。  
 
「今日はふたりとも部活休み?」  
歩きながら愛花が二人に聞く。  
「ん?あたしはないよ。」  
こちらを見て久美は答える。  
 
「ない。」  
 
深千夜はこちらを見ずに答えた。  
「そっか。じゃあどこか寄らない?私少しお腹がすいちゃった」  
「いいよ〜!あたしもなにか食べたいし。どこがいい?」  
「ん〜…、 どうしよっかなあ。」  
 
久美と愛花で会話が進む。深千夜は黙って二人の横に並んで歩いていた。  
 
放課後の予定を話しながら、三人は下駄箱の所まで来た。靴を履き、校庭を横断して  
校門へ向かう。  
「深千夜は?どこか行きたい?」  
「 …ゲーセン。」  
久美の問いに深千夜が短く答えた。  
「ああ、あんたがやりたいのがあそこに入ったんだっけ。  
じゃあなにか食べたら行ってみよっか。  
愛花、いい?」  
「いいよ〜!そうしよ!」  
 
校門をくぐる寸前に、ちょうど三人のこの後の行動プランは決定した。愛花は「なに  
食べようかな」と、顎に指をあてて空を見ながら考えていた。  
 
「…あ。」  
 
不意に久美の足が止まった。  
「…む。」  
深千夜も足を止めた。  
 
「え?」  
 
少し遅れて愛花が反応した。  
 
 
九澄がそこにいた。どうやら、3人のうちの誰かを待っていたようだ。  
「どうかした?九澄。帰るとこ?」  
久美が九澄に問い掛ける。  
 
「あー、あの。なんだ。  
…ちょっといいか?柊。」  
九澄の用事は愛花にあるようだ。  
「ん?なあに?」  
その愛花の返事だけで、九澄の顔が僅かだが紅潮したのを久美は見逃さなかった。  
「ほんとにわかりやすい奴だねえ」という目を深千夜に送る。深千夜が肯定し「うん  
うん」と頷く。  
 
「なあに九澄?愛花に用事なの?」  
 
目を細め、横目で九澄に聞いた。  
「ま、まあ…な。」  
 
「中止、だな」  
深千夜が僅かな声で言った。  
「そうだねえ。」  
久美も深千夜にのみ聞こえる声で言った。  
 
「あっ!そうだ!愛花!私深千夜と用事があったのよ!  
用事終わったら連絡して!  
行こ!深千夜。」  
 
長い髪を靡かせ、久美は深千夜を連れ行ってしまった  
「あれっ?久美!ミッチョン…」  
 
「あっ!?あいつら…なんだいきなり…」  
 
唐突に去ってしまった久美達を二人は見送ると、揃って目を合わせ、気まずそうに笑  
いあった。  
「で、どっどうしたの?  
私に用事って?」  
 
愛花が切り出す。愛花は普段と違い、焦り口調になってしまっていた。  
「久美が昼間あんなこと聞くから、ドキドキしちゃうよ」と思う愛花。  
 
原因はそれだけでは無かったが、本人は気付かない。  
「あの、さ。大会の時に貰ったお弁当の箱。返すの忘れてたから、持ってきたんだ  
よ。  
それだけ、なんだけど…」  
九澄も焦り口調だが、それに愛花は気付かない。  
 
「あっ!私も忘れてた!持ってきてくれたんだ」  
愛花は普段通りの口調に戻っていた。しかし、愛花の笑顔と言葉は九澄を更に焦らせ  
た。  
 
「えっと…あ。うん。これ、なんだけど…  
あれ!?」  
 
しかし九澄が開けたバッグの中には、愛花に返すはずの弁当箱は入っていなかった。  
「マジかよ、忘れちまった!昨日用意したのになあ。え?まさか落とした?そんな訳  
が…」  
 
愛花の前だからというのがあるが、九澄は今までないほど混乱していた。  
その様子を愛花はきょとんと眺めていた。  
「ゴメン!柊!家すぐ近くだから、ソッコー取ってくる!」  
 
それだけ言うと、九澄は走り出した。  
 
「ちょっ、ちょっと待ってよ!九澄くん!」  
前に出て九澄を引き止める愛花。九澄は足を止め、愛花の方に振り向き、  
「どうした?柊」  
と聞いた。  
 
「ん〜と。九澄くん家近くなんでしょ?  
私も行くよ。一緒に、行こ?」  
 
「ええ!いっ、一緒、に?」  
相変わらず口調は落ち着いてない上に、九澄の心臓の鼓動が早く大きくなった。  
「うん。そっちなら私の家と方向おんなじだし。  
 
…ひょっとして嫌、かな?」  
 
そう問いだ愛花は九澄を見上げる形で、上目遣いであった。その顔を見ただけで九澄  
は我を忘れそうになったが、  
「そ、そんな事ないよ!」  
とだけ答える事ができた。  
「じゃ、行こうよ!九澄くんの家も見てみたいし。」  
もはや愛花はいつも通りだった。いつもより少し元気だったが。  
そして愛花の動機は純粋に「九澄の家を見てみたい」だった。  
 
「じゃあ…、行く?」  
とりあえず切り出す九澄。  
「うん!」と愛花が笑顔で答える。  
 
 
 
二人は並び、九澄の家に向かい歩き出した。  
途中で愛花は九澄に何度か話しかけたが、九澄は緊張から、愛花の目を見ずに「あ  
あ」とか「うん」と答えるのが精一杯だった。  
 
九澄が愛花の表情の変化に気づかなかったのはそれが原因だった  
 
 
 
暫くの間とくに会話も無く、九澄の家に到着した。  
「ここ。じゃあ柊、少し待ってて」  
黙って頷く愛花。  
家には誰もいないようだ。九澄は鍵をバッグから取り出し、扉を開けて入っていっ  
た。  
 
 
「あった!確かにバッグに入れたと思ったんだけどなぁ」  
そのまま返せる形で、弁当箱は九澄の部屋の中、入口のすぐ側にあった  
 
それを手に取り、九澄は立ち上がり後ろを向き部屋のドアを開ける。  
 
そこには愛花」が立っていた。  
 
 
「うわあ!柊!」  
びっくりした九澄は弁当箱を落としそうになってしまった。  
 
「ど、どうしたの?柊?あったよ。…ほら。」  
 
片手のそれを見せる。  
部屋のドアはまだ閉めてない。散らかってたり、まずい物がある訳でもない。だか自  
分の部屋を女の子に、特に愛花に見られる事に九澄は抵抗があった。  
 
 
愛花はどちらも見ていなかった。  
ただじっと無表情で、それで少し悲しそうな顔で、九澄の目を見ていた。  
 
愛花と数秒目が合ったのち、九澄は目を逸らしてしまった。  
 
九澄が再び顔をを上げ愛花の顔を見ると、  
愛花は今にも泣きそうな表情に変わっていた。  
 
「どうし…たの?柊…?」  
 
愛花が重く口を開く。  
 
「…九澄くん、私と一緒に帰るの嫌だった?」  
 
もちろん九澄にそんな事はない。それが愛花の悲しい表情の原因なのだろうか?  
「え?いや、そんな…」  
言葉に詰まる九澄。  
泣きそうな表情の愛花に対し、何を言っていいかわからなかった。  
 
顔を落とす愛花。そしてさらに口を開く。  
「私のこと…」  
 
顔を上げた。  
「…嫌い…?」  
 
愛花の目に、はっきりと涙が浮かび、零れた。  
「そっそんな…、そんな事っ!」  
九澄は必死に否定の言葉を巡らせた。しかし、はっきり言えないことが、さらに愛花  
の涙を誘ってしまった。  
「九澄くん、私と並んで話してた時、私の方を見てくれなかった!  
話もちゃんと聞いてくれなかった!  
 
…寂しかった。あの時凄くイヤだった!  
 
今も…、私の目を見てくれなかった!  
 
 
イヤなの…。九澄くんにされると。  
なんでか分からないけど、九澄くんには…。  
九澄くんが私を嫌いなのかなって思ったら、それが凄く寂しくて…凄く悲しいの。」  
 
「柊…」  
 
愛花自身、なぜこんな事を九澄に言うのか分からなかった。  
もし九澄が自分を嫌いでも、それだけの事。  
それ以上も以下もない。  
 
そのはずだったのに。  
 
自分にとって九澄は、ちょっと変わったただのの友人。  
 
それだけだったのに。  
 
愛花は、それらの感情の物語るものが「九澄が好きだから」だとは…、まだ、分から  
なかった。知らなかった。  
「この心の痛みはなぜ?」と苦悩することしか出来なかった。  
 
今、ただ啜り泣くだけの愛花。  
 
そんな彼女の小さな背中を、九澄は両手で抱いた。  
 
手荷物が床に落ちたが、そんなことは気になるはずも無かった  
 
 
「っ…、くっ、九澄、くん?」  
 
 
 
愛花の頭の一つ上に響く声。  
「違うよ…。…違うよ!柊!」  
 
手を話す九澄。愛花が頭を上げ、九澄の顔を見る。  
 
「…え?」  
目が合う二人。大きな二つ瞳をうるわせた愛花の表情は、九澄に一つの決断をさせ  
た。  
 
「柊、君が好き。大好きだ。  
…俺、情けない奴でさ。柊と一対一になると、目を見て話せなくなったり、  
一緒に歩いてるってだけで、他の事考えられなくなったりしちゃうんだ。  
 
あんま近くにいると、気持ちが悟られそうで…、恐かったんだ。  
 
君を嫌いになったりなんか絶対に、しない。  
一緒に、…居たいよ。」  
 
混乱する頭の中から、九澄は必死に言葉を拾い、愛花に想いを伝えた。  
精一杯の、想いを。  
 
 
「…本…当?  
 
…私、…を?」  
 
再び瞳がうるむ愛花。  
愛花は足を伸ばし、九澄に抱きついた。  
 
「私も…、大好き。九澄くんのこと大好き。  
 
…ずっと、好きだったんだよ?ずっと。」  
 
九澄の目を見て、笑顔で話す愛花。  
涙はまだ頬を伝っていたが、もう瞳からは流れなかった。  
 
今までの感情の答えを知れた愛花。  
九澄に「好き」と伝える事に、もはや迷いも曇りも無かった。  
 
 
愛花の涙の軌跡を指で拭い、九澄は彼女にキスをした。  
愛花もそれを受け入れる。  
「ん…」  
 
互いの口の隙間からこぼれる愛花の声。馴れないながらも、自分からのキスを  
受け入れてくれた愛花。  
 
もう、九澄には、我慢することはできなかった。  
 
制服の上から、九澄は右手で愛花の胸を探った。  
びくりと僅かに愛花が震えた。  
お互いの唇は未だ繋がったままだ。  
「んっ…んんう!んっ!…んっ!」  
愛花の漏れる声は荒さを増す。  
 
その愛花の洩らす声が、九澄の情動をさらに押し上げる。。  
 
一度、互いの身を離す二人。  
二人の唇は糸を引いていた。  
「九澄くん…」  
 
何かを言いかけた愛花を半ば無視して、九澄は愛花を自分の部屋のベッドに座らせ  
た。  
自らも愛花の横に座り、再びキスをする。  
 
「ん…」  
愛花は、安心しきった顔で、目を閉じ、何度目かのキスを受け入れる。  
数秒後、愛花が口を離した。  
「九澄くんと、キス…、しちゃった。  
 
…私…、…初めてだったんだよ?」  
そう言い、愛花は照れたような優しい笑顔を見せる。  
 
「…俺も。最初が柊でよかった」  
 
「エヘヘ」と、照れたようにまた笑う愛花。  
 
「…。柊の笑った顔が一番好きだな。  
…一番、可愛い。」  
 
「言おう」と考えた訳ではなかった。  
無意識に出た、九澄の素直な気持ちだった。  
「ほんとにい?」  
 
愛花が九澄の顔を覗き込み、言う。  
ああ、やっぱり全部可愛い。と、九澄は頭の中だけで言った。  
 
 
「…あの、九澄くん。  
あの、ね?この後は…  
その。ええと…。」  
 
顔を赤くし、もじもじしながら言う愛花。  
 
「…イヤ?」  
九澄が聞いた。  
 
 
「…九澄くんなら…、…うん。いいよ。」  
 
「ありがとう。優しく、するよ。」  
 
「うん…」  
 
答えた愛花は目をつぶり、自らベッドに倒れ込む。  
 
「九澄くんのにおいがする…」  
微かに呟いた愛花に、九澄は覆いかぶさった。  
 
再び愛花の胸に触れる。  
「あっ…」  
愛花の口からまた声が零れた。  
何故か触ったことがあるような感触だが、多分気のせいだろう。  
 
愛花の胸は大きく、柔らかく、且つ張りがあった。  
 
揉む力を少し強くすると、愛花の反応が変化してきた。  
「あぁっ!あっ、んっ…ふっ、あっんぅう!」  
 
指を沈める度に愛花は声を上げ、体をくねらせる。  
九澄は股間がムズムズしてくるのを感じた。  
 
「だっ…めえ…!」  
吐息混じりの愛花の声に、九澄のムラムラは臨界に近くなる。  
九澄は少し乱暴に愛花の制服のボタンを外し、広げた。  
すぐに真っ白なブラと、多少たて長なおへそが臨いた。  
「恥ずか…しい、よう…」  
 
先程の愛撫の途中から、愛花は目を閉じたまんまだ。  
顔はうっすら汗ばんでいた。  
 
状況としても精神的にも九澄は後には引けなくなっている。  
「柊、、脱がす、よ?」  
肯定の返事をを待たずに、九澄は愛花のブラに手をかけ、上にずらした。  
 
愛花の、両の乳房と乳首が露わになった。  
先ほどの制服越しの触覚でも多少感じたが、  
愛花の乳房は九澄の目には大きく、整った形に映った。  
一方、乳首は小さくきれいな桃色で、ちょこんと乳房の登頂に乗っているかのように見えた。  
「く、九澄く…あっ!」  
愛花が自分の名前を言い終わる前に、九澄は愛花の乳房に直に触れていた。服の上からの感触より何倍も柔らかい。  
両の手を使い、九澄は愛花の乳房と乳首を夢中で愛撫し続けた。  
「やっ、あっ!…んっんんっ!くっずっみっ…くん…あっうっ!」  
胸を触っているだけで愛花は果ててしまいそうだ。  
九澄はそんな愛花に対する多少の支配感と、それを見て興奮している自分に嫌悪感を抱いていた。  
 
左手を胸から放し、スカートの下にもぐりこませる。白いパンツの上から愛花の一番敏感なところに触れた。  
びくんっと愛花の腰が一瞬浮いた。  
「ああっだめっ…!そこはだめえ…!」  
パンツの上から上下になぞることを繰り返しながら、右の乳首を口に入れ舌で転がす。  
右手はは乳房をつかんだままだ。  
 
左手の指の下からいやらしい音が聞こえだした頃、九澄の股間の陰部はもう限界に近くなっていた。  
愛花の声もだいぶ大きく、荒くなっている。  
いったん両手を自由にし、九澄は愛花のパンツに手をかける。  
そのままスルスルとゆっくりと脱がす。  
愛花は脚をもじもじさせたが、特に抵抗にはならずあっさりパンツは脱がされた。  
 
愛花は秘部も露わになった。やはり目は閉じたままだ。  
九澄は愛花のひざを折り、その愛花の秘部に口を近づける。  
「いっやっだ…よう。そんな所。きたな…んう!」  
言い終わるのを待たずに、愛花の敏感な箇所を舐めはじめる。  
程なくして口を離し、愛花の「中」に指を沈める。  
出し入れするたびに、愛花は声を上げつつ腰をくねらせた。  
「だめっ!もうダメッ!変に!なっちゃ、う…、よお!  
 九澄く…ああっ!!」  
 
腰を大きくのけぞらせ、愛花は果てた。  
 
愛花の粘液とともに指を抜く九澄。それは糸を引いていた。上半身はすでに裸になっていた。  
二人とも、同じくらい息が荒くなっている。  
 
「ひ、柊、俺、もう…。ダメ」  
九澄は自分の制服のズボンとトランクスを一緒につかんでずりおろした。  
反動で九澄の陰部はビンっと上に反り返る。これ以上ないほど、硬く、大きくなっていた。  
初めて大きくなった男性自身を見た愛花は、ぼんやりした頭の中で「変わった形だなあ」などとと考えていた。  
 
愛花の脚を開かせ、その間に入る九澄。  
「挿れて、いい?」  
 
「…うん。きて。九澄くん」  
 
自分の陰茎をつかみ、愛花の入り口に固定する。  
「ひうっ!」  
先端が触れただけで、愛花は声を上げてしまった。  
 
「…いくよ。」  
 
その合図の数瞬後、九澄は腰に力を込めた。  
「んっ!くっ…きつい…」  
だんだん奥へと侵入してゆく九澄の陰茎。  
「!痛った、い…!」  
 
「痛い?柊?」  
九澄が腰をいったん戻しかけようとすると、愛花に手首をつかまれた。  
 
 
「だめっ… 抜かないで…!最後まで…、ね?」  
愛花は九澄の方を向き、消え入りそうな笑顔で言った。  
愛花の言葉に九澄は答えなかったが、再び腰に力をぐっと込めた。  
 
ズブズブと突き進む九澄のモノが、愛花の一番奥に到達した。  
愛花の中はとても熱く、九澄のモノをぎゅっと締め付ける。  
入れただけで九澄は射精の前兆を感じてしまった。  
腰を前後に動かす。そのたびに快楽とともに、確実に絶頂へと近づく。  
九澄はもはや、腰を振ることしかできなかった。  
 
「んっ…!、んっ…!んう!」  
愛花は涙をためながら、口を開こうとしなかった。  
自分の痛がる声を九澄に聞かせたくないかのように。  
九澄にもその愛花の心遣いを頭では理解できたが、それでも動きをやめることはできなかった。  
早くも九澄の限界は近い。腰の動きが早くなってくる。  
「ひっ…、柊っ…!おっ、俺もう…!」  
 
「くっ、九澄くん…、あっんんっ!…気持ちっ、いい?」  
「うん!すごく…いい、よ…!  
…出してもっ、いい?」  
「うん!いいっよ!わたしっのっ!なかっにっ! きてえっ!」  
ラストスパートに入った九澄。愛花の腰に手をやりひたすら動かす。  
「ああっ いくっ!!いくよ!柊!」  
「あっあっんっ!あっ!はっ!くうっ!」  
脈動とともに、愛花の膣内に射精する九澄。なかなか止まる気配がない。  
何度か腰を動かし続け、出尽くした所で引き抜いた。  
 
 
数十秒後、愛花が体を起こし、九澄の抱きつきキスをした。  
それに応じる九澄。横に並び、二人寄り添い腰掛ける。不意にに愛花が口を開く。  
「九澄くん。ずっと、一緒に…、 いてくれる?」  
 
「…うん」  
 
「えへへっ」  
 
「あっ…」  
「えっ?」  
 
唐突に愛花のおなかがぐうと鳴った。  
愛花は自分が空腹だったことを思い出す。二人の視線は愛花のおなかに移る。  
愛花の顔がだんだん紅潮する。  
 
「おなか減った」と言う顔を九澄に向ける愛花。それに九澄が笑いかけ、問う。  
 
「…なにか、食べにいく?」  
「は〜い!行きたい!」  
 
愛花の賛同の返事と同時に二人は立ち、シャワーを浴びて、  
制服を着なおし外に出た。  
もう陽は沈みきっており、静かに夜風が吹いていた。  
玄関口から愛花が一歩進む。そして九澄の方にくるっと振り返った。  
 
「はい!」  
 
愛花が笑顔で手を差し伸べる。九澄は照れくさそうにその手をとった。  
「初めての、デート、だね。」  
縦に首を振り、九澄も前へ出る。  
 
そして、僅かな街灯の光の下、二人はゆっくりと歩きだした。  
二人の間に距離を置かぬように。手を?ぎながら歩き出した。  
 

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