今日のモザイク事件の最大の被害者、九澄大賀である。  
そして彼は今、執行部に事件の事を追求されていた。  
支部長は何とか、言いくるめたが問題は……、宇和井さんである。  
「九澄くんのカワイイ顔を…‥、これじゃーいつもやっている事が出来ないじゃない!」  
 
とっても怒っているようだ。  
 
「俺は、それはそれで良かったような…‥!」  
 
宇和井の垂れた髪から見える鋭い眼光が自分を睨む。  
 
「まぁ、いいわ。明日の楽しみにとっておきますか。残念。」  
 
ちなみにいつもヤッテイル事というのは、/// 秘密である。  
 
俺はまだ重大な事気づいていなかった。支部長のある事をいうまで…。  
 
「お前さ、その顔どーするの?」  
 
「あー、忘れてた!ドーシヨウ!」  
 
支部長はシマッタっという顔をして部室をさっさと出ていってしまった。  
それから、我先にとサッサと部室から消えていった。  
 
「どーしよう…‥。」  
 
一人部室で呆然とする九澄であった。  
その顔の表情は誰にもわからない。  
 
 
俺は今、学校で一人(多分)でいる。  
お腹も空いた。  
 
「ぐ〜…」  
 
それもそのハズ、もう夜の八時だ!  
 
「くそー、何で俺を一人にするかな?」  
 
確かにこの学校は、プレート所持者以外は入れないが、  
だからといって、一人で学校のお泊まりなんて…‥!  
 
「チクショー!!」  
 
九澄の悲痛な叫びは校内中に響いたが誰にも届かない。  
 
「寝よう。」  
 
何故か意味も無くある宿直室のセンベイ布団でねた。  
 
 
口の中の違和感と自分の口からあふれ出す唾液。  
そして、良く聞くと、クチャクチャとイヤラシイ音がなっている。  
 
「ん…、」  
 
俺はゆっくりと目を開いた。  
そこに居たのはーー。  
 
 
続  
 

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