シュメール神話のエロパロ出来たから投下する  
内容はネルガルとエレシュキガルの話  
以下、注意点  
 
・名前はネルガル・イナンナ・エレシュキガルで統一  
・話を出来るだけ円滑に進めるため、次の三点には脚色をしている  
 
ネルガルの冥界降りの切欠  
エレシュキガルの湯浴の場面  
ネルガルが冥界の王となる場面  
 
・エレシュキガルは黒髪ロング・白い肌を持つ  
 豊満な体つきの美女として描写されている  
 
 
 
天上の神々が一堂に会して繰り広げられる宴会に、冥界の女王であり  
死の女主人であるエレシュキガルは、いつものように忠実な従者ナムタルを使者として派遣した。  
冥界の仕事のある彼女は天界に行く事が出来ないため、せめてご馳走だけでも運んで欲しいという  
主旨の伝言を送ったのだ。天界からナムタルは従者たちに料理を運ばせ、冥界に帰ってきた。  
エレシュキガルは料理を口に運ぶ前に、ナムタルに聞いた。  
「ナムタル、お前は私の言いつけを守って天界に向かったけれど  
 何かお前に失礼な事をした者はいなかった?」  
「いえ、エレシュキガル様。天界の神々は皆、非常に礼儀正しく私めを招き入れて下さいました」  
「私の使者であるお前がやってきて、迎えに来なかった者はいるかしら?」  
「いえ、ほとんどの神々はすでに座していて、ただ……」  
そこまで言うと、ナムタルは咄嗟に口をつぐんだ。  
しかしその様子を、この女主人は逃がさなかった。  
「ほとんど……? ……お前を迎えに来なかった神がいるのね?」  
「いえ、その、あれは仕方がないと言いますか……」  
「言いなさい! 私の使者を迎えに来なかったのは誰!?」  
「お、お許し下さい。エレシュキガル様!」  
「言わないのなら、まずはお前から責め苦を与えるぞ!」  
彼女の剣幕に、この従者は有体のまま話さなければならなかった。  
「も、申し上げます……私が天界に参った時、一柱だけ姿を現さなかった神がいます。  
 それは、戦争と病気を司るネルガル様でございます……!」  
 
当時ネルガルは下界に降りていて、大規模な異民族同士の戦争を監視していた。  
そのため、天界のパーティーが終盤に差し掛かる頃にやっと顔を出したのだが  
すでにナムタルは帰った後だった。ナムタルはそれを知っていたから言うまいとしていたが  
つい口が滑ってしまったのだ。女王の怒りを恐れる彼は、脅される形で天界へと向かわされ  
件の神ネルガルに彼女の書いた冥界への招待状を渡した。  
勿論その招待が良からぬものを暗示している事は、ネルガルも感づいている。  
「申し訳ございません、ネルガル様……!」  
「いや、お前だけの責任ではない。宴にお前がいる間に、来る事が出来なかった俺も悪い」  
とはいえ勝手の分からない恐ろしい冥界に赴くには、戦神と言えども少し躊躇われる。  
彼はまず父である知恵の神エアに助力を乞うた。  
彼は立場上、冥界に共に行く事は出来ないものの様々な助言した。  
冥界には七つの門があってそれぞれに番人がいるから、七つ分装身具を余計に身に付けていく事  
武器は一切持たずに杖のみを持っていく事、冥界の飲食物を決して口に含まない事  
椅子に座らない事などが挙げられた。  
「ああ、言い忘れていた。エレシュキガルは恐らく湯浴するだろうが  
 決して覗いて情欲を起こしてはいかんぞ」  
「はい。決してそのような事はいたしません」  
ネルガルは二つ返事で承諾した。天界と戦場を日々往復する彼は  
同じ神々の血統を継ぐ者であるエレシュキガルの姿を見た事がなかった。  
薄暗く恐ろしい冥界にいるのだから、どうせ醜悪な容貌をした女神だろうと勝手に決め付けていたのだ。  
醜女なら欲情する事もあるまいと考えていた。  
身なりを整えた彼はナムタルに連れられて、冥界へと出発した。  
 
冥界の門において彼はエアに教えられた通り、それぞれの門番に  
首飾りや腕輪などの装身具を手渡して通行の許可を得た。  
それでも最後の門をくぐった時には、薄布一枚を羽織るだけの姿になっていたが。  
「エレシュキガル様。ネルガル様が、到着いたしました……」  
ナムタルは女主人にこう告げた。  
「武器はきっちり剥ぎ取ったわね?」  
「は……武器といいますか、あの方は  
 細い棒切れのような杖しか持ち合わせていませんでした」  
「えっ!? それは本当なの?」  
「はい、その杖も確認いたしました所、何の仕掛けもないただの古木の杖でした」  
「……ふむ、どうやら敵意はないようね」  
玉座に座ったままエレシュキガルは、以前妹神であるイナンナが冥界に下ってきた事を思い出した。  
彼女は止める門番を脅してズカズカと無礼な態度で冥界に入り込んで来て  
非常にワガママな要求をした事がある。  
それに比べれば、ネルガルの作法は謙虚そのものだった。  
「こちらに連れて来なさい」  
ナムタルに連れられてやってきたネルガルは薄い上着一つで、玉座に君臨する彼女の前に現れた。  
例え身に甲冑・武器のない乞食同然の身なりとはいえ、流石は戦神  
立派な顎鬚を生やした精悍な顔つきに筋骨隆々とした逞しい体の見事な様は  
見る者を圧倒する力を持っていた。  
(これが、ネルガル……!)  
当初は身に寸鉄を帯びていないネルガルを殺そうと目論んでいたエレシュキガルだったが  
彼の男らしい容貌に一目ですっかり魅了されてしまった。彼女は立ち上がって彼に言った。  
「ネルガル殿、冥界にようこそ。大したおもてなしは出来ませんが、ゆっくりしていってくださいね」  
顔を上げたネルガルもまた、女王の容貌を見た。  
その目に映ったのは透き通るような白肌と、腰まで長く垂れている黒髪をした美しい女神の姿だった。  
イナンナの姉とは聞いていたが、光り輝かんばかりの妹に勝るとも劣らない美貌の持ち主であった。  
ネルガルは一瞥して、なるほど、これは心を動かす事もあるかもしれない、と感じて身を引き締めた。  
 
「さあ、ネルガル殿。早くこちらに来て、席につかれてはいかがです?」  
エレシュキガルが近くに置かれたテーブルと椅子を指差して言うと、ネルガルは頭を左右に振った。  
「いや、俺は主人に失礼な事を致した。  
 席について女王と対座するなど、とんでもない。椅子は不要だ」  
そう言って、彼は冷たい石の床にどかっと腰を下ろした。  
(ああ、私の事を気にしてこんなにもへりくだっている……何と礼儀をわきまえた方なのかしら)  
実はその椅子は、座ったら最後臀部を引き剥がせなくなる魔術をかけたものだったが  
エア神の言いつけを守ってネルガルは床に胡座をかいている。  
やがて、使役している地獄の下僕たちによって次々と冥界の料理が運ばれてきた。  
「さあ、ネルガル殿。召し上がれ」  
エレシュキガルは、本来の目的そっちのけで彼に手厚い料理を進める。  
彼の眼前に運ばれてきた食べ物は、天界のものと比べると質素なものだったが味は良さそうだ。  
「いや、エレシュキガル殿。この俺にこのようなご厚意……大変感謝している。  
 だが俺は、ここに来る前にたらふく飯を食ってきた。生憎だが腹は減っていないのだ」  
「そ、そう……」  
エレシュキガルは自ら進んで彼と食事をしようと思ったが、当てが外れてガッカリした。  
また冥界の食べ物を口にした者は、例外なく冥界から出られなくなる不文律があるので  
彼を繋ぎ止められない事にも落胆した。  
「そうだ、……エレシュキガル殿。今回の件、真に申し訳ない。  
 ナムタルがやってくる事を知っていたら俺もすぐに駆けつけたのだが  
 生憎俺は戦争を司っている身の上……今地上では大規模な戦争が起こっていて  
 目が離せなかったのだ。この場で謝らせてくれ」  
「い、いえ、ネルガル殿。こちらも短慮が過ぎました。貴方も私も神の務めを行なう身。  
 それを怠ればエンリル神の定めた世の理が乱れる事になりましょう。  
 今回の事は仕方のない事としてお互い水に流そうではありませんか」  
ネルガルは彼女の言葉を聞いてホッとしたと同時に  
今まで想像していた恐ろしい女神と様子が違うので頭をひねっていた。  
(俺はひょっとして、大きな取り越し苦労をしたのではないだろうか……)  
 
ナムタルはエレシュキガルの様子が、自分を派遣した時と大分違っている事に気づいていた。  
当初は無力になった客人を殺そうと目論んでいた彼女だったが  
今では何とかして彼を留める事に腐心していた。  
地を這う生気のない亡者ぐらいしか見た事のない彼女は  
ネルガルのような凛々しい男神に対して全く免疫がないのだ。  
「ねえナムタル、どうしたらいいのかしら。私はあの人を天界へ返したくないのに……」  
「そうですね……申し開きもしてしまいましたし、彼はこちらの料理を召し上がりませんし……。  
 いっそ、エレシュキガル様の湯浴みの様子でもご覧になったら、ネルガル様も心奪われて  
 ここに留まるかもしれませんね……」  
「なっ……ば、馬鹿も休み休み言いなさい! 殿方の前でそんな事……  
 私はイナンナのようなふしだらな真似は……」  
エレシュキガルは顔を赤らめて言ったが、その口調にはどこか迷いのある様子だった。  
 
「では女王、俺は天界へ戻る」  
「ああ、待ってくださいネルガル殿。その……  
 冥界で汚れを落としてから帰られてはいかがですか?」  
エレシュキガルはネルガルに湯浴みをするように勧めた。丁度身体を洗いたいと思っていた上  
エアの忠告に自分の湯浴みは含まれていなかったので、彼は申し出に甘える事にした。  
案内された浴場は、薄ら寒い冥界の空気の中ですでに湯気が立ち込めている。  
彼は服を脱いでその場に置き、大腿部まで浴場に浸かって汚れと汗を落とす。  
すると湯に浸かっているネルガルの眼前で、エレシュキガルは身にまとっている服を脱ぎ始めた。  
「女王、何を……!」  
彼が驚いて立ち上がった時には、既に一糸まとわぬ女神の姿があった。  
彼女はその大理石のような白い頬の肌を野兎の肉のような桃色に染めて俯いている。  
鎖骨の下には生まれたての赤子の頭ほどある、一対の白身の果実が実っている。  
楔形文字のようにくびれた腰の下には、未だに収穫されていない麦畑が広がり  
ユーフラテス川の源泉を思わせる割れ目を守っている。  
ネルガルの脳裏にエアの忠告がかすかによぎった。彼は自らの意に反して彼女に背を向ける。  
目を閉じても先刻の豊満な彼女の肢体が浮かんでくる。  
「ネルガル殿……」  
浴場に彼女の入ってくる波音がした。彼女は彼の背中にそっと抱きつく。  
彼女のたわわに実った乳肉が甘い感触として伝わってくる。  
「破廉恥な好意であるとは承知しています。ですが……貴方を慕うこの気持ちを  
 どうして良いのか分からなくて」  
「……女王、俺はその答えを知っている」  
「えっ……」  
ネルガルは向き直り、彼女の柔腰を抱き、その薄桃色の口唇を奪った。  
「んっ……んはぁ……んう……」  
男神の舌は女神の舌を見つけ、蛇のように絡みつく。  
口の中で互いの唾液がその境をなくし、水と酒のように交わりあった。  
 
ネルガルのもつ蠍のように凶暴な分身は著しく怒張し、彼女の下腹部にその熱気を伝えていた。  
その猛々しい虎頭は唾液を垂らし、しきりに前にいる秘肉を狙っている。  
彼の広く大きな右手は右乳を荒々しく掴み、時には優しく揉みしだく。  
彼の口唇は、開いている左の桜桃のような乳首を淡い桃色をした乳輪ごと含んで吸い立てた。  
「んはぁ……ん……っ!」  
先ほどからエレシュキガルは眉を顰めつつも快美の吐息を漏らす。  
ネルガルは唾液を流しつつ、彼女の乳房を両方ともその舌で丹念に味わう。  
彼は彼女の乳首を口に含んだまま、その太く骨ばった二本の指を深い茂みへと導き  
そこに埋没している秘門の中へゆっくりと、根元まで、沈めていく。  
そしてまるで蜜液をかき出すかのように小刻みに動かし、刺激した。  
その度に彼女の花唇は彼の指をきゅうと締め付け、飲み込む。  
小半刻ほど続け、大分濡れてきたのを確認し、彼は指をすっと抜く。  
花口から流れる甘ったるい蜜は、彼女の肉付きの良い大腿部を伝って湯へと落ちていく。  
ネルガルはそれまで持て余していた浅黒い虎の頭を、花唇に押し付ける。  
「あっ、待って」  
エレシュキガルは半歩身を引いて、言った。  
「私はその、……今まで男を受け入れた事がありません。ですから……」  
「承知した。女王よ、それではしばし耐え忍んでいただきたい」  
彼はそう言って彼女の身を自分の近くに寄せ、太く硬くなった淫肉の剣で  
男を知らない花園に切り込み、そしてゆっくりと深奥に向かう。  
途中砂嵐の前の小枝の如く頼りない薄膜が行く手を塞いでいたが  
彼の虎はその裂け目に牙を入れて処女の城壁をあっさりと食い破る。  
それにより流れた血は、密着部より洩れ出し、湯の中に溶けていった。  
 
「ああっ……!」  
ネルガルは彼女の体内に、その肉幹を余さず埋没させた。  
そして湯から救い出すように彼女の豊かな双臀を持ち上げ、下から激しく攻め立てた。  
彼のものが入る度その可憐な花口は肉幹に巻き込まれてその縁を沈ます。  
逆に抜く時は引き止めるように周囲の花弁と共に肉幹に絡み、すがり付く。  
入り口は緊々として狭いにもかかわらず、その先は無数の襞を持つ柔らかな肉壁が  
十二分に潤っていて、先ほどからの乱暴な侵略者をあくまで優しく包み込む。  
「はあっ……、ああっ、いいわぁ……っ! もっと、もっと強く……っ!」  
腕と脚を彼の後ろに回して交差させ、エレシュキガルは彼の蹂躙を許している。  
そして自らも彼に抱えられた状態のまま、その瑞々しい白桃を思わせる豊満な尻を激しく揺らして  
彼の雄々しいものを迎え撃つ。ネルガルの指が食い込んでいるその尻肉は  
激しい動きによって左右に広げられた。そして今まで隠れていた花蕾の存在を顕わにする。  
それは突かれる度に物欲しそうに収縮を繰り返していた。  
「やあぁ……っ! 気持ちいい……、おかしく……おかしくなってしまいそぉ……!」  
「女王よ……俺はそろそろ……」  
「ええ、いいわっ! 一緒に、一緒にイキましょう……っ! ああっ、ああ――……っっ!!」  
ネルガルは女体の奥深くに挿入し、滾る熱い精汁を迸らせた。  
豊穣をもたらす白い雷雨は、十二分に耕された肉色の大地へと注がれた。  
女神は爪を立ててその初めて感じる快楽の氾濫に対し、全て受け入れんと必死に務めていた。  
悦楽の余韻に浸りつつ、湯気の立っている浴場の真ん中で  
二人は繋がったまま再び熱い抱擁と口づけを交わした。  
 
その日から七日間、ネルガルはエレシュキガルの求めるままに彼女を抱き  
女としての悦びをカラダに教え込ませた。  
彼の持つ肉幹のその巨きな様を、熱き血潮の流れを  
逞しい硬直さを、彼女の女の部位はすっかり覚えてしまったのだ。  
男の味の虜になった彼女は、なおも激しく彼を求める。  
彼女の淫肉は彼の逸物による激しい愛撫を求め、盛りを終える事を知らない。  
「女王……いや、エレシュキガル。俺はそろそろ帰らねばならん」  
さすがに七日間も留守にしていれば天界の神々も心配すると思い  
ネルガルはいつもの激しい情事の後、身なりを整えて冥界を後にしようとする。  
「私を捨てるというの?」  
エレシュキガルは寝乱れた長髪のまま、彼にすがりついた。  
「もう私は貴方なしではいられないというのに……」  
「いや、そうではない。天界に戻り、父上に、そして皆に告げるのだ。君を妻に迎えると」  
「貴方……!」  
 
冥界より生還したネルガルの姿を見て、天界の神々は喜んだ。  
しかしネルガルが告げたエレシュキガルとの結婚に対しては  
エンリル・エアの二柱をはじめとする多くの神々がやめた方がいいと警告した。  
天界におけるその様子を、ナムタルがそのまま主人に報告する。  
エレシュキガルは髪を振り乱さんばかりに怒り、次のような伝言を天界に送った。  
「私の最初にして最後の男であるネルガル殿との仲を認めていただけないのであれば  
 ただちに冥界中の死者を地上に開放し、生者を全て食い殺させましょう」  
この脅し文句にエンリルもエアも、そんな事になったら世界の秩序が乱れる  
と青ざめ、しぶしぶ彼らの結婚を承諾した。  
「今度冥界に下れば、二度と天界に足を踏み入れる事、ままならんぞ。それでも良いな!」  
主神エンリルの問いに、彼ははっきりと答えた。  
「構いません。俺は妻エレシュキガルさえいれば、それだけで幸福です」  
ネルガルは正装を帯びて、再び冥界に降りた。  
そこではあの門番たちが逆に新しい王となる彼を迎え入れ、一人ひとりが祝い品を送る。  
そうして到着した冥界の奥には、着飾ったエレシュキガルの姿があった。  
彼女は夫となる男神の姿を目にすると、彼の胸に飛び込んできた。  
「貴方、お帰りなさい……」  
「ただいま、エレシュキガル……」  
二人は互いの顔を見合わせ、静かに口唇同士を重ねた。  
 
 

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