− 東の王×吟詠公爵 −  
 
72柱の一人で56柱目、そして唯一の女性であるグレモリーはある屋敷に向かっていた。  
その美しい顔立ちには、どこか恐れと悲しみの色が出ていた。  
 
地獄の東にある広大な屋敷。この地を支配する王のものだ。  
その門の前に着くと従者に案内されて、屋敷の主のいる部屋まで通される。  
主はソファに腰を降ろして本を読んでいた。  
 
「こんにちは・・・バアル」  
 
グレモリーは出来るだけ笑顔を取り繕って、黒髪で長身の男性に向かって挨拶した。  
 
「やあ、グレモリー」  
 
彼は本を閉じてグレモリーを見る。72柱の1柱目の悪魔・バアル。  
地獄の実力者の一人で、かつてはカナンの主神だったと聞いている。  
 
「今日は・・・その姿なのですね」  
「この姿でないと、君と交われないだろうからな」  
 
バアルはフフッと小さく笑う。  
この姿は“いつもの彼の姿”ではない。  
普段は人、猫、蛙の頭と蜘蛛の体を備えた、いかにも悪魔という風貌をしている。  
今の姿は、彼を召喚をした者が彼に人型になるように命じた時にとる姿だ。  
 
「何か・・・葡萄酒でも持ってこさせようか?」  
 
バアルはグレモリーに近づいて、優しく尋ねた。  
やはり、彼は“東の王”の肩書きを持つのに相応しいと思った。  
いきなり求めるでもなく、教養と品性を感じさせる対応をしてくれるからだ。  
これから“やらなければならないこと”を思うと、彼の心遣いはグレモリーの不安を和らげる。  
 
「・・・いいえ。それより・・・もう・・・」  
「いいのか?始めて・・・」  
「構わないわ・・・」  
 
バアルの黒い瞳が一瞬揺らいだ。  
彼女の心に迷いと恐れが残っていることを感じ取ったからだ。  
しかし、すぐに落ち着き払い、彼女を伴って寝室に入った。  
 
彼の寝台は、王のものらしく大きかった。  
心を決めたつもりだったが、いざ服を脱ごうとするとまた恐くなってきしまい、  
グレモリーは立ち竦んでしまった。  
 
「恐いのか?」  
 
まだガウンを着たままのバアルが聞いてくる。  
 
「当たり前です・・・だって、こんなことを・・・あなたを含めて71回も・・・」  
「・・・そうだな。恐がるのも、無理もあるまい。魔王の命令とは言え、こんなことをするのは・・・」  
 
グレモリーの体は小刻みに震えている。  
一人怯えていると、バアルが彼女の細い体を抱きしめた。  
 
「私とて、同胞であるお前にこんなことをするのは、気が進まない。でも・・・魔王の命令は絶対だ。・・・早く済ませてしまおう。そのほうが、お前にとっても私にとっても楽だ」  
 
紳士的でありながら、残酷性や威厳をも含んだ声にグレモリーは恐ろしささえ感じた。  
さすが、変身術に長けた王。その心も変幻自在というわけか。  
 
グレモリーは纏っていた衣服を全て脱ぎ捨てた。  
この王になら、抱かれてもいいと、身を委ねてもいいと思ったからだ。  
バアルもガウンを脱いだ。  
 
変身術によって創られたとは言え、その逞しい体付きにグレモリーは見蕩れてしまう。  
それはバアルのほうも同じだった。  
グレモリーの豊満で美しい創りの裸体に、“東の王”でさえ魅了される。  
 
「美しいな・・・なかなか・・・思った以上だ・・・」  
「あなたも・・・素敵ですわ・・・」  
 
バアルはもう一度グレモリーを抱きしめ、広い寝台の上に押し倒した。  
彼女の火照った頬を一撫でし、そのまま潤った唇に吸い付く。  
 
「んっ・・・ん・・・!」  
 
予想以上に彼の口付けが熱いので、グレモリーは驚いて反射的に抵抗してしまう。  
予想以上に彼の口付けが熱いので、グレモリーは驚いて反射的に抵抗してしまう。  
紳士的な彼なら解放して、心の準備が整うまでの猶予を与えてくれる・・・そう思った。  
しかし、その期待は裏切られた。  
口付けは激しさを増す一方だった。  
 
「ん・・あっ・・・ふぅ・・・!」  
 
しばらくして、グレモリーの唇から甘い息が漏れる。  
彼女はこの時になって初めて、彼の口付けが凄く気持ちいいことに気づいた。  
反射的とは言え抵抗したことが不思議になる。  
 
「あぁっ・・・!」  
 
バアルの唇が離れたと思うと、乳房に鋭い痛みが走った。  
あの大きな手が柔らかな乳房を鷲掴みにしている・・・  
 
(わたし・・・抱かれているんだ・・・あの偉大な王の一人に・・・)  
 
痛みが快感に変わるのを感じながら思った。  
グレモリーはこの後に待ち受ける運命も、この王のように紳士的だったら乗り越えられるのにと・・・  
 
「・・・うっ・・あぁ・・・!」  
 
両方の掌で両乳房を弄ばれる。その大きすぎる力によって、潰されてしまいそうなほどだ。  
 
「いい形をしている・・・これなら、さぞいい乳が出るだろうな」  
「・・・!」  
 
グレモリーは一瞬現実に引き戻される。だが、しかし彼の容赦ない愛撫が快楽へと導く。  
現実へ引き戻すのも、快楽へ導くのも・・・全ては彼次第だった。  
 
「やあぁぁぁっ!あぁんっ・・!」  
 
バアルが既に硬く立ち上がった乳首に喰らいつく。今にも噛み切られそうだ。  
先程までの紳士的な対応とは逆に、荒々しく理性的には程遠い。  
 
「バア・・ル・・・!そんなに・・つよくしないで・・・あんっ!」  
「お前の一番目の相手として、確認をしているだけだ。これなら、赤ん坊がいくら生まれても育てられる・・・」  
 
両方の乳首を激しく吸われ、恥ずかしいと思いながらもグレモリーは感じていく。  
そうされているうちに、本当に母乳が出てきそうになる。  
 
これから、その母乳をどれほどの赤ん坊に吸われていくのだろう・・・?考えただけで気が遠くなった。  
バアルの手が次第に下がっていき、太腿を掴んで広げていく。  
その際、グレモリーの緊張を解すようにして、太腿の内側に優しく口付けを落とす。  
その甘美な誘惑に、彼女は次第に脚を開かせたいと思うようになる。  
「恐がらないで・・・私に見せてみろ・・・」  
その一言で遂に脚を開いて、秘部を晒す決心をした。  
自らも力を入れて両脚を開いていく。その間からクチュ・・・と厭らしさを秘めた水音がする。  
「いい眺めだ」  
バアルは楽しそうにそう言うと、再び内腿に軽く口付けて次第に唇をずらしていく。  
唇が秘部に辿り着いた時、グレモリーの体が跳ね上がる。  
「あぁんっ!」  
ゆっくりと焦らすように、小分けにして口付けを落としてくる。  
その度に秘部は瑞々しく震え、愛液を漏らした。  
グレモリーの汗ばんだ手はシーツを握り締め、口からは甲高い嬌声が漏れる。  
「あ・・あぁっ・・バ・・アル・・・いい・・・やさしく・・して・・・!」  
グレモリーの願いを聞き届けるかのように、バアルは舌を使い秘部を舐め回す。  
濡れた舌は蛙の滑りと不気味さを感じさせる。  
そして、猫がその小さい舌で懸命に舐めているかのように、甘い快感が緩やかに被さってくる。  
秘部がしっかりと潤ったのを見届けると、バアルはそこに指を埋め込む。  
「うっ・・いっ・・あぁぁぁ・・・!」  
 
太い指と肉壁とが擦れ合い、更なる快感が生まれる。指を抜くとそこからグジュ・・・!と愛液が漏れて、シーツを濡らした。  
何度も抜き差しを繰り返され、意識が遠くなっていく。  
ただ、別の次元のところであの水音と自分の嬌声が聞こえてくるのだ。このまま快楽だけに埋もれてしまえれば、どれほどいいだろう?  
彼の愛撫は優しく自分を快楽に誘ってくれる。でも、この先も彼のように抱いてくれる者ばかりとは限らない。  
不安と甘さに溺れていると、目の前に深い闇のような瞳があった。二つの瞳は、まるで自分を労わるように見つめている。  
「・・・バアル・・・」  
「そろそろ本番といくか・・・ここが一番重要だぞ・・・」  
「でも・・・」  
グレモリーはまた恐怖感が自分の中で湧き起こるのを感じた。また体が震えだし、涙が自然に溢れてくる。彼に涙は見せたくなかったのに・・・でも、もう限界だった。  
「・・・バアル・・・!」  
グレモリーは体を起こして、バアルに抱きついた。その瞬間に今まで抑えていた感情が爆発する。バアルはグレモリーを抱きしめる。  
「恐いっ・・!恐いの・・・!!」  
「グレモリー・・・」  
「子供を生むなんて・・・!しかも最低でも71体よ・・・!!?」  
「分かっている・・・・・・」  
同胞を思う気持ちがバアルの瞳に現れている。グレモリーは少しずつ落ち着きを取り戻す。そして、自分を抱いてくれているバアルの唇に自ら吸い付いていく。  
唇を通して彼の大いなる力が伝わってくる。尊敬と信頼に値する、かつて神であった“東の王”・・・だから、こうしてありのままの自分を曝け出せるのだ。  
 
「せめて・・・みんな・・・みんな、あなたみたいな方ならいいのに・・・あなたみたいな王の子供なら・・・生んでもいいのに・・・」  
「私の子ならいいと・・・?それは光栄だな」  
「・・・バアル・・・これは命令よ・・・逆らえない。でも・・・抱かれるのなら・・・せめて愛されたいの・・・生産道具なだけなんて嫌・・・」  
「・・・・・・」  
「・・・思い切り愛して・・・優しくして・・・あなたがそうしてくれれば、私・・・あなたの子供を生むことを幸せに感じられる気がする・・・」  
バアルの広い胸に頬擦りをしながらグレモリーは呟く。気づいたらあの柔らかい寝台の上に仰向けになっていて・・・真上に端正な顔がある。  
そこからまたことが始まった。先程より遥かに激しく互いの唇を貪り合った。悪魔の牙がその白い肌に噛み付き、痛々しい痕が刻まれていく。  
そして、また乳房を力強く掴まれる。  
「あぁぁっ・・・!バ・・アル・・・!!いたぁ!!」  
「すぐに気持ちよくなる・・・」  
乳房はバアルの手の中でプディングのように弾む。もっと揉み解されたいと言うように、乳首は赤く立ち上がる。  
いずれここから出てくる母乳で、この男の赤ん坊を育てるのかと思うとグレモリーは恥ずかしくも嬉しい気がした。  
だが、ふと違和感を覚えた。乳房も乳首も変な熱を帯びてきている。  
「ねえ・・・バアル・・・な、なにか・・へん・・・」  
「何が変なんだ?」  
「あつい・・・むねが・・・とても・・あつい・・あつい・・・あっ・・!?・・ああぁぁぁっ!!!」  
グレモリーは一際、大きく体をうねらせた。勃起した乳首から勢いよく白い乳液が噴射したのだ。  
それはバアルの顔にもかかる。  
「いやあぁぁっ・・どうして・・・まだ・・生んでないのに・・・!!?」  
「ふ・・はははは!これはすごい・・・凄いぞ・・・!」  
バアルは一旦乳房から手を離して、顔にかかった母乳を舐め取る。  
「面白いな・・・」  
「でも・・・ど・・して・・・いやあぁぁぁっ・・ダメぇぇ・・・!!」  
 
今度は乳首に吸い付いてきたのだ。  
乳房に詰まった母乳が彼によって吸い取られていく・・・とにかく気持ち良かった。  
同時に、夢中になって母乳を貪っているこの王がひどく愛しく思えた。  
グレモリーは想像する。  
彼の赤ん坊が・・・彼と同じように夢中になって自分の母乳を吸う姿を・・・  
その傍らで自分を愛でてくれる彼の姿を・・・  
 
この時になって初めて分かった。  
出産もしていない自分がどうして母乳を出すことが出来たのかと・・・  
彼の子供なら生みたいと思う余り、体だけが先走ってしまったのだ・・・  
「あぁ・・バ・・アル・・・すき・・すきよ・・・」  
「私もだよ・・・」  
両方の乳房は既に自らの母乳で濡れている。  
流れ出た母乳はシーツまでも濡らしていた。  
彼の手が流れるように下に向かい、また唇と舌を使って秘部を攻め立てる。  
秘部のほうは愛液によってグチャグチャになっている。  
「あっ・・ああぁぁぁぁぁっ・・・!!!」  
「わかるか?ここから、出てくるんだぞ・・・私たちの赤ん坊がな・・・」  
自分の秘部だけ攻められ物足りない気持ちになったグレモリーは、  
体を起こしてバアルの男の部分を求めた。  
急に積極的になった彼女を、バアルは受け入れる。  
彼女は硬く勃起した男根を美しい両手で包み込んだ。  
「あっ・・・!」  
「もうこんなに・・・硬くなってるのね・・・」  
うっとりと眺めてから、グレモリーはそれを頬張った。  
あの気高かった神の男根を舐めている・・・その思いが一層感情を昂ぶらせる。  
「ふっ・・あ・・あ・・・」  
「バアル・・・とてもいいわ・・・力を感じるの・・・これなら、私もすぐに身篭れそうよ・・・」  
舌と手を使って男根をしごいていたグレモリーだが、ふと思いついたように唇を離す。  
そして、自らの手で乳房を掴み、乳首を男根の先端に擦り付ける。  
「グレモリー・・・?」  
「濡らしてあげる・・・私の母乳で・・・・・・」  
そう言って、乳房を揉んで母乳を搾り出していく。  
母乳は滴り落ちて、男根を濡らしていく。  
片方の手で搾乳し、もう片方の手で男根に母乳を塗りつけていく。  
バアルは感じているらしく、黒い瞳を潤ませている。  
 
「あっ・・あ・・グレ・・モ・・リー・・・いいぞ・・・!」  
「バアル・・・もっと感じて・・・今度は挟んであげるわ・・・」  
グレモリーは両方の乳房を両手で掴み、その谷間に男根を挟んで上下に擦る。  
遂にバアルは自ら腰を浮かせて、グレモリーを求め始めた。  
「う・・あああ・・・グレモリー・・・」  
「あぁん・・・バアル・・・私も気持ちいいわ・・・出して・・・出していいのよ・・・!」  
「・・・ああぁぁっ!出る・・・ぞ・・・!」  
バアルは体を仰け反らせる。同時に男根から、勢いよく精液が飛び散った。  
精液はグレモリーの顔と乳房にかかる。  
「あんっ・・・!」  
グレモリーは甲高い声をあげて、精液を受け止めた。  
そして、かかった精液を指で掬い取って口に運ぶ。  
「これから・・・この精液で妊娠するのね・・・あなたの赤ちゃん・・・」  
「あ・・・グレモリー・・・!私は・・・もう・・・!」  
バアルは荒々しくグレモリーを押し倒し、グッと彼女の両脚を広げさせる。  
「入れるぞ・・・」  
「いま・・・出したばかりなのに・・・!?」  
「また、出したい・・・今度はお前の中に・・・」  
そう言った途端、バアルは既に二度目の射精の準備が整った男根をグレモリーの秘部に宛がう。  
そして、間髪入れずに女性器を貫いた。  
「やっ・・ああああああぁぁぁぁっ・・・!!」  
猛々しい男根に貫かれて、グレモリーは体を弾ませる。  
遂に・・・彼と一つになったのだ。  
もうすぐ・・・もうすぐでこの中に新しい命が宿るのだ・・・  
「・・・はあぁっ・・ああんっ!バ・・ァル・・・すごいの・・・!」  
「どうだ・・・?私のペニスは・・・?」  
「いぃっ・・いいわ・・・!」  
「どんな風にいいんだ?」  
「あついの・・・あつくて・・・太くて・・・かたくて・・・すごい・・・気持ちいいのぉ・・・!」  
「は・・ははは・・・!私もいいぞ・・!淫らに締め付けてくる・・・!」  
 
バアルはグレモリーの両脚を掴んだまま、嬉しそうに激しく腰を動かした。  
グレモリーは子宮の奥を突かれ、  
ますますこの男の赤ん坊を生み落としたいと思うようになる。  
勃起し続けている乳首からは、また母乳が噴射される。  
バアルもまた、淫らにうねるグレモリーを見て自らの子を孕ませたいと強く思った。  
「グレモリー・・・!妊娠させてやるぞ・・・!私の子を・・・!」  
「あぁぁっ・・!!いい・・・!  
 バア・・ル・・にんしん・・・させて・・・わたしを・・・妊娠させてええぇぇ・・・!」  
「可愛いやつめ・・・好きだ・・・好きだぞ・・・グレモリー・・・!」  
バアルは顔を近づけて、グレモリーに口付けをする。  
グレモリーも細い腕を彼の首に絡めさせて、相手を求めた。  
「あぁぁ・・・イく・・・イくわっ・・・!!  
 バアル・・・!いっしょに・・・きて・・・!!いやああぁぁぁん!!」  
「はあっ・・・あぁ・・・グレ・・モリー・・・出す・・出すぞ・・・!・・・あぁぁぁっ!」  
バアルとグレモリーは同時に絶頂を迎えた。バアルはグレモリーの子宮に全ての精液を放つ。  
膣口から入りきらなかった精液が溢れる。  
「はぁ・・・バアル・・・もう・・・わたし・・妊娠しちゃいそう・・・」  
グレモリーは自分の上に倒れこんできたバアルを受け止めて、彼の耳元に囁いた。  
 
バアルに寄り添いながらグレモリーは自分の腹を撫でた。  
射精からまだ数時間しか経っていないのに、腹は膨らみを帯びている。  
手を当てて目を閉じると、確かに新しい魔の命が宿っているのを感じる。  
「見て・・・バアル。私のお腹に、もうあなたの赤ちゃんがいるのよ」  
「・・・この分だと今日のうち、遅くても明日には生まれるのだろう」  
「・・・生まれるのね。あなたの魔力が強すぎるから、子供も育つのが早いのよ・・・」  
「私とお前の子供はどんなだろうな・・・?」  
「・・・きっと、あなたのように気高くて強い子だと思うわ。可愛がってあげてね・・・」  
「お前も・・・他の者の子を生むので忙しいだろうが・・・  
 時々はここに来て、子供を可愛がってほしい」  
「わかっているわ・・・もし、私に何かあったら相談に乗ってね・・・  
 あなたが一番頼りなの・・・あと70人も生まなきゃ・・・」  
生まれた新しい魔は、父親のほうで育てられる。配下の中から優秀な者を集めて、  
子魔の教育に当たらせよと魔王は命じた。  
バアルの子は無事妊娠し終えた。あと残るは70柱・・・  
中には凶暴なものや陰湿なものもいる。  
恐怖感や不安は拭えないが、その時はまた“東の王”に抱きしめてもらえばいいと思った。  
 
 
END  
 

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