「若、百合子先生がいらっしゃいました」
「……お通ししてくれ」
関東鋭牙会三代目若頭・榊真喜男を、彼の元担任教師・南百合子が訪ねてきた。
「お久しぶりです、先生。お電話頂いた時は驚きましたが…、来て下さって
嬉しいです」
「こちらこそ、突然ごめんなさい。――でも良かった、元気そうね」
「はあ……、まあ、相変わらずです。先生もお変わりなく」
「ええ……」
「失礼致します」
トレーを持ったカズと黒井が入ってくる。
「先生、よくいらして下さいました。その節は大変お世話になりまして」
「オレの新作プリンアラモードです!紅茶に合うと思います、どうぞ!」
黒井はうっとりと百合子を見つめ、カズは興奮気味にカップをテーブルに並べた。
「あ、ありがとうございます……」
「おう、ありがとな、カズ。黒井もわざわざ」
「いいえ。他ならぬ百合子先生に失礼があってはいけませんので。ではごゆっくり」
渋く決めると、黒井はカズを引っぱって退室した。
「いただきます」
百合子は品良く紅茶に口をつける。
真喜男が口を開く。
「あの、先生……。今日はどうして、うちに…」
百合子はカップを置いて、くすっと笑った。
「変よね、いまさら、家庭訪問だなんて。……でもね」
ひと呼吸おいて、部屋をぐるりと見回す。
「卒業したみんなが、時々顔を見せに来てくれるの。先生元気だった?とか、
今こんなことをしてるんだよ、とか。でも、あなたは――、あなたは気を遣って、
二度と学校の門をくぐろうとしないでしょうから…。だから、来たの、私が」
「はあ」
真喜男は切ない顔をして、百合子が話すのを聞いていた。
「だってね、誰が来ても、最後は『マッキーどうしてるかなあ』になるんですもの」
そういって微笑む。
真喜男は切ない顔を笑顔に変えようとして変な顔になった。
「そうっすか……、みんな…」
「そうよ」
「嬉しいな…、ああ、会いてえなあ、みんなに。――でも、会えねえ」
「榊くん……」
真喜男は目を細めて横を向く。
「俺は相変わらずヤクザだ。堅気のみんなと気軽に会うわけにはいかねえ」
何か言おうとする百合子を制して続ける。
「俺のせいで怖い思いをさせた。校長先生の好意を無にしてメンツを潰しちまった。
これ以上、迷惑はかけられねえ……んです」
百合子は反論できずに口をつぐんだ。
しょんぼりとした百合子に気付き、真喜男は慌てて明るい声を出す。
「みんなにはよろしく伝えて下さい。そうか、みんな元気かあ。……あ、そうだ、
先生も、ほら、生徒の事ばかり心配してないで、彼氏とか、ね、どうなんですか?」
「いないわよ、そんなの」
百合子は怒ったように言う。
「またまた。先生は取っ付きは悪いけど、美人だし、回りが放っとかないでしょう」
「いないって言ってるでしょ!」
ばん、とテーブルを叩いた衝撃で食器が悲鳴を上げる。
「――先生?」
顔を紅潮させ、涙ぐんだ百合子が震えた声を出す。
「す…好きな人はいるわよ。でも……、大人になって初めて好きになったその人は、
元…生徒…だし、今は…手の届かないところにいる人なんだもの…!」
「……え?」
真喜男が問い返すと、百合子の目から涙がこぼれ落ちた。
「誰にもこんな事言うつもりじゃなかった……。でもどうしても会いたくて…、
自分でもどうしようもなくて……。いけない事だって分かってるのに……」
「先生……」
「教師失格だわ。ごめんなさい、忘れて!」
百合子は顔をおおってすすり泣く。
真喜男は言葉が見つからず、苦い顔でその姿を見ていた。
沈黙して何事かを考えていた真喜男だが、やがてテーブルに手をついて身を乗り出すと
百合子の耳元に囁いた。
「先生。俺は先生にたくさんの事を教えてもらった。逆に、俺が先生に教えてやれる
なんてこたあ、ロクなこっちゃねえ。が……」
息を継ぎ、かすかな低い声。
「最高のセックス、教えてやろうか」
びくっと百合子の体が凍り付く。
「どうする、先生……」
細い肩が小刻みに震えているのに気付き、真喜男は焦った。
「あ、今のは、じょ、冗談です、悪い冗談。すみません、本当にすみません」
「…榊くん」
「はい?」
百合子は涙を拭って、膝に置いた手をぎゅっと握りしめた。
「教えて……ちょうだい」
「え・」
真っ赤な顔で目を閉じて、やけくそで叫ぶ。
「教えて!私に!」
「……は、はい」
「しかしさすがは百合子先生、若に惚れるとはお目が高い」
黒井は防災センター兼緊急指令室で、若頭プライベートルームの監視カメラを
チェックしている。
「黒井さん、周囲5メートルの人払い、完了しました」
カズが入ってくる。
「よし。若、ご存分に!」
真喜男の寝室に隣接した浴室から、純白のバスローブに身を包んだ百合子が出てくる。
先にシャワーを浴び、黒のバスローブを着た真喜男は、ソファに座ってグラスを
傾けていた。
「――髪を下ろすと、別人みたいだな。どっちもきれいだけどよ。……飲むかい」
「………」
百合子は目を伏せて、口を開かない。
「怖けりゃやめるぜ」
首を振って答える。
「…やめないで」
真喜男は立ち上がって、百合子に歩み寄った。
ゆっくりとした動作で体に腕を回す。
黒いバスローブの中に、白いバスローブの体がすっぽりと包まれる。
「ほんとに小せえな…」
細い顎を指で持ち上げ、少し開いた唇にそっと唇を当てる。
「あ……」
一瞬硬直して、くにゃりと力の抜けた百合子を抱き上げ、真喜男はベッドに向かった。
「…くちづけで気を失うとは、何と言う清らかさだ」
黒井は静かに感動している。
「アニキ、カッコイイっす!シブ過ぎっす!」
カズは目を潤ませてこぶしを握っている。
ベッドの上の百合子が目を開けた。
横から頬杖をついて眺めている真喜男と目が合う。
「キスも初めてか?」
「……悪い?」
じろりとにらみ返す仕草が懐かしくて、真喜男は小さく笑った。
「いや…。じゃ、始めましょうか」
そう言って寄ってくる体が裸なのに気付いて、百合子は叫び声を上げる。
「きゃ、ちょっと!」
「…あの、先生?男子更衣室にずかずか入ってましたよね?」
「そんなことあったかしら。別に何も感じなかったけど」
真喜男は苦笑した。
「同じようなモンじゃないすか」
「ち、違うわよ……」
「これから、抱かれるからか?」
真顔になった真喜男は、百合子の耳の下に唇を当てた。
「は、ぁあ…っ…」
首をすくめるのに構わず、点々とキスを落としていく。
「あ…ぁ、さか……、く…ん」
小さな頭を抱え込むようにして、唇を吸う。
「よぉし、アニキの攻撃開始だ!」
「百合子先生が…、男子更衣室にずかずか……」
唇を押し当てるだけのキスが、ねっとりと絡み付くキスに変わり、百合子の体が
火照って汗ばんでくる。
奥まで差し入れた舌を絡め合う唇の端から唾液が漏れる。
「ん、くっ……。は、ぁ…あ……」
「覚えがいいぜ、先生…」
百合子は焦点の合わない目で答える。
「だめ…、頭の芯が、溶けてきたわ……」
「いいんだよ、なんも考えなくて」
再び細い首筋に唇を当て、片手でバスローブの襟を開いてゆく。
「だ、だめよ!」
両手で襟をかき寄せる百合子に、真喜男は目を瞬かせる。
「いやでも、脱がないと、やりにくいっつーか…」
「そ…う?」
「俺なんかもう、さっきから脱いでますから」
百合子の目に、真喜男の体が飛び込んでくる。
太い首、広くて大きい肩、背から肩を超えて入っている彫物、厚い胸板。
年上の男の、濃密で魅力的な香り。
じゅん、とまた頭の芯が溶ける。
抵抗をやめた細い手をそっとどけて、真喜男の指がバスローブの紐をほどく。
襟を広げると、身頃が左右に分かれて、白い裸身があらわになった。
「あ……」
「隠すこたねえ。きれいだぜ、最高に。今まで何百って女を抱いてきたが…」
「――何百っ!?」
「…うそです、えーと、十…五人、くらい?」
真喜男は一瞬目を泳がせるが、真剣な表情で百合子を見下ろす。
「先生は、顔もきれいだし、体もきれいだ。だが何より、心がきれいなんだ」
「榊…くん……」
「そんな女は世界中探したってどこにもいねえ。先生の他にはな」
黒井は感動に打ち震えている。
「若……。人を見る目も一流におなりだ…」
カズは猿のように頭をかきむしっていた。
「キタ、キタ、キターーッ!!」
百合子は袖から腕を抜くと、おずおずと真喜男の背を抱いた。
白い指が鮮やかな彫物の上を滑る。
真喜男はそっと百合子の胸に触れた。
「んっ」
小ぶりな乳房を手の中に包み込み、じわじわと押し揉む。
「あぁっ…、くっ……」
体を震わせる反応を楽しげに見ながら、押し上げた乳房の先端を唇で吸う。
「あ、んんっ…!」
そのまま手を下げ、カーブを描く脇腹をなぞって、臍の下へと指を這わせる。
「うぅっ……!」
百合子はぎゅっと目を閉じ、唇を噛んで、身をこわばらせた。
真喜男の指が淡い茂みの間に入ると、声を殺して首を左右に振る。
すべての動作を止めて、真喜男は優しく囁いた。
「なあ、先生」
百合子は目を開け、涙ぐんだ瞳を真喜男に向ける。
「初めてじゃ怖いのも無理ねえが…、いいんだぜ、もっと声出して」
上気した頬がさらに赤くなった。
「なんてえか……、あ、ほら、交換日記と一緒だよ。キャッチボールだ、男と女の」
「え?」
「男は女の反応を見る。痛けりゃそう言えばいいし、よけりゃ盛大によがればいい。
よがる女を見ると、男も気持ちいい。やる気が上がる。もっとよがらせたくなる。
そうやってお互いよくなっていきゃあ、最高だろ、分かるか?」
「う…ん、なんとなく…」
「キャッチボールっつっても、使うのはタマよりサオなんすけどね、はははははは!」
百合子はきょとんと真喜男を見ている。
「あちゃ、スベってる」
「心をほぐす気遣いは素晴らしいですが、百合子先生に下ネタは通用しませんぞ、若」
「まあ、そういうわけだ。だからよ、思いっきり感じてくれ」
はにかんでうなずいた百合子は、真喜男の首に腕を回した。
真喜男の指が伸び柔肉に触れる。
「あっ」
外にあふれ出た蜜を指先でかき混ぜながら、百合子の耳に囁く。
「良かったら、ちゃんと言えよ」
「…気持ち…いいわ……」
「少し入れるぜ」
肉襞の潤いを確認するように、真喜男の中指が差し込まれる。
「あっ……、はああぁ…」
「ああ、熱くて柔らかくて、たまんねえ……」
ずりずりと小さく前後させると、百合子が背を反らして声を上げた。
「あっ、ああっ、さかき…く……!」
「可愛いぜ、先生」
「ばか…、ぁっ、あ・あぁ…ん……」
百合子は真喜男にしがみついて小さく腰を揺らす。
「いいよ、そのまま一回イってみな」
喘ぎながら百合子が問い返す。
「え、どう…するの?…分から…ない…」
真面目な不器用さが可愛らしくて、真喜男は小さく笑った。
「大丈夫だよ。ちゃんとイかしてやるから」
巻き付いた細い腕を首からほどいて、百合子を見下ろす。
華奢な脚の間に入り、膝の裏を持ち上げる。
黒井は思わず2カメをズームさせた。
「おおっ、慎ましやかな秘所までもが、神々しいほどに美しい…っ!」
声が上擦っている。
「やっ、お願い、やめて…!」
真喜男がその部分に顔を近付けると、百合子が顔色を変えてもがいた。
「恥ずかしいの…。だめ…、だめよ……」
「恥ずかしい上等だぜ。裸になって、自分をさらけ出す。それがセックスだ」
「で、でも…」
「俺を見てみろ。先生や年下のガキ共に、バカさらけだしてたじゃねえか。
俺が恥ずかしくなかったと思うのか?…毎日が羞恥プレイだったぜコノヤロウ!
だが、あん時、自分をさらけ出したからこそ、今の俺があるんだ」
「榊…くん……」
「俺にできて、先生にできないわけがねえ。そうだろ」
「わかったわ…」
百合子は目を閉じると、抗っていた体の力を抜いた。
「いい子だ」
「子供扱いしな……、ぁっ、ああああ!!」
ピンク色の秘裂を、真喜男の舌がえぐった。
百合子の上体が大きくはね上がる。
舌は容赦なく秘裂に入り込むと、ぐりぐりといやらしく蠢く。
「あっ…、ぁっ、あ・はぁあ……!」
反射的に閉じようとする脚を荒々しく広げ、上下に大きく舐め回す。
「ぁ、あ――っ!…や…ぁ、……めぇ…」
あふれ出す蜜液をじゅるじゅると音を立てて吸い上げながら、真喜男は喉の奥で
獣のように唸った。
「…ぁあっ、あ…あ……、さ…かき……く…」
百合子は胸の上で祈るように組んでいた手を真喜男の頭に伸ばした。
こらえがたい快感にどうしていいか分からず、真喜男の髪をぐしゃぐしゃとかき乱す。
舌は、ぷくりとふくらんだ小さな肉芽を見つけだし、円を描くように嬲りはじめた。
「――っ…!」
声にならない悲鳴が上がり、百合子の体がびくんと震える。
休む間も与えず、肉芽を吸っては離し、離しては吸う。
「は……、ぁ・うっ…!…へん……に、なっちゃう……」
百合子は涙を流して、息も絶え絶えに訴える。
真喜男は中指を蜜壷に滑り込ませた。
熱く濡れた膣壁を楽しむかのように、方向を変えながら小刻みに動かす。
「はぁ…っ、あ…ぁっ…!…たすけ…て、助けて…っ……」
下腹部に凝り固まった奇妙な疼きが怖い。
真喜男は口を離さずに唸り、中指をぐちゅぐちゅと出し入れする。
「……あっ!…ぁ、ぁ・あー…っ!!」
真喜男の頭を腿で挟み、手で抱え込んで、百合子はひくひくと体を震わせた。
しばらくその姿勢でいたが、やがて人形のように手足の力が抜ける。
脚の間から頭を上げた真喜男は、長い前髪をかきあげ、濡れた唇をこぶしで拭った。
秘唇から中指を抜くと、とろとろと蜜がこぼれ落ちる。
「ああっ……アニキ!超エロカッコイイっす!オレ一生ついて行きます!」
「百合子先生……。何と可憐な乱れ方なんだ……」
カズも黒井も目を潤ませていた。
百合子は目を覚ます気配もなくすやすやと眠っている。
バスローブを羽織った真喜男は、グラスを傾けながら百合子を眺めていた。
「…ったく、可愛い寝顔しやがって。早く起きねえと犯すぞコラ」
口の端で小さく笑ってつぶやく。
途端にぱちりと百合子の目が開いた。
「うわ!…すんません、今のは冗談ですから。本気にしないで」
「なんのこと?また寝てたのね、私。ごめんなさい…」
「いやあ全然」
百合子は何度も目をこすったり瞬きしたりして、ある一点を見ている。
「何かしら、それ……。ぬいぐるみ?」
「は?」
「榊くんの膝の上……」
真喜男のバスローブが盛り上がっている。
咄嗟に百合子に背を向け、真喜男は言いにくそうに答えた。
「いやあの……これは、…ち…、○ん○ん…」
「うっは、アニキの最終兵器が超巨大起動だ!!」
「あ、あれが、百合子先生の中に……。若、くれぐれも無茶は……っ」
「あ…!そ、そうよね、ぬいぐるみなわけないわよね」
「そうっすよ、大体どうやったらぬいぐるみに見えるんだか。…あははは……は」
言葉が途切れて、気まずい空気が流れた。
百合子が伏し目がちに口を開く。
「続けましょうか…」
真喜男は肩ごしに百合子を見た。
「あの、これから本番なんですけど、怖く…ねえですか?」
百合子は左右に首を振る。
「ううん。…新しいことを学ぶのは楽しいわ。好きな人となら、なおさらよ」
「――上等だ。優等生だぜ、先生は」
真喜男はにっと笑うと勢い良くバスローブを脱ぎ捨て、百合子にのしかかった。
はげしいキスの応酬のあと、真喜男が熱い息で囁く。
「触ってみるか?」
ずっと百合子の下腹部に触れていた物のことだ。
真喜男が少し体を持ち上げ、百合子はそろそろと指先を伸ばす。
固く、奇怪な形をしたそれは、体の器官というより、何か特別な生き物のようだった。
熱く脈打って、時々体を震わせる。
手の中に包んでそっとなでてみると、それは喜んで首をもたげ、同時に真喜男が
吐息を漏らした。
「いいぜ、先生…」
両手の指を回して、上下に動かす。ごつごつした表面だが、先端だけが柔らかく丸い。
切れ込みをそっと指でなぞると、濡れていてぬるりと滑る。
真喜男が苦しそうに眉をしかめた。
「榊くん……、大丈…夫?」
「大丈夫なわけねえだろ、気持ち良すぎだコノヤロウ…。――じゃあ挿れるぞ、先生」
「は、はい…」
体を起こした真喜男にすべてまかせて、百合子は力を抜いていた。
脚を広げられ、熱い肉柱の先が秘裂にあてがわれる。
真喜男が体を重ね、ぐいと突き上げた。
「は……、く・う…ぅ!」
何が起こったのだろうと思うくらい、大きな物が体の中に侵入してくる。
「――あ……、あぁっ……!」
百合子は悲鳴を上げる。
真喜男は動きを止めた。
「痛えならやめるがよ」
「何…言ってるの。やめないわよ…」
「……ならいくぜ」
真喜男が体を進めると、引き裂かれるような衝撃が下腹部に走った。
「は…、あぁあ……!!…さ、…さかき…く…ん…、さかき…く……んっ!!」
鼻にかかった涙声が、真喜男を呼ぶ。
「……っ!…あ…、……うっ!……は、ぁ…あっ、……!」
肉柱がじりじりとめり込んでゆく間、ひきつけるような浅い呼吸が続いた。
「…すっげえ、いいや………。けど、きつすぎるぜ……」
真喜男は快感に顔をしかめ、唸った。
息も絶え絶えな百合子の、真っ赤になった頬をなでてやる。
「頑張ったな。動かねえでこのままいるから」
百合子は目に涙をためて真喜男を見上げ、こくんとうなずいた。