「お願いソーマ様、どうして・・・」  
セミがたくさんいた場所で敵側についたソーマに捕まり、今この洞窟にいるセラン。  
体を動かしたいのだが、なにぶん縄に縛られてて動けなかった。  
その視線の先には先ほど言ったとおり、アダーについたソーマの姿があった。  
ポポ達と一緒にいた時とは違い、アダーに忠誠を誓う印が顔にあった。右耳から頬を跨ぐ様な横の線と、右目の真上の髪の付け根から顎まで真っ直ぐに引かれた縦の線がそれだ。  
「何度も言ってるだろ。お前を出汁にして、ポポを誘き寄せる」  
「ソーマ様とポポと戦う理由なんてどこにあるんですか!?」  
「黙れ!!!」  
ビクッとセランは震えた。それほどソーマの声に驚き、そして剣幕した顔にも驚いた。  
「お前には、関係ないだろう」  
そういってソーマはセランに背中を向けた。  
「関係あります!!」  
セランの言葉にソーマは振り向いた。  
「だって、私たち、仲間じゃないですか。今の今まで、ずっと一緒だったじゃないですか?」  
「だから?」  
ソーマは笑った。自然―――ではなく、口だけが。  
「だから戦っちゃいけません? これからもずっと一緒にいましょう? ふざけるな!!」  
 
「ソーマ様・・・」  
セランは言葉をこぼした。  
「お前は分かっていない。俺が・・・どれほど努力したのか。今まで、どれほど危ない目にあったり、強いやつらと戦ったり。それをかいくぐったから、今の俺がいる」  
ソーマは自分の右手を握り締めた。  
「なのに、なのにポポは、あいつは違った。俺みたいに頑張って努力もしてないくせに、あいつは強い力を手に入れた。分かるよな? 『守護者の証』だ」  
セランは黙って、彼の言葉を聴き続けるしかなった。  
「本当は、あれは俺のものだ。俺の為にあるようなものなんだ。だから、ポポをここで光に変えて、『守護者の証』を俺が受け継ぐ」  
「ダメ!!」  
セランがここで話に割り込んだ。  
「ポポを光に変えるなんて、そんな事・・・しないで下さい」  
セランが涙を流して訴えた。  
「・・・」  
ソーマはその姿をしばらく眺め続けた後、唐突にこうきりだした。  
「やめて欲しいか?」  
「えっ?」  
セランはソーマを見上げた。  
「やめて欲しいかと言ってるんだ!!」  
同じ事を聞かれたのがイラだったのか、ソーマは叫んだ。  
「も、もちろんです!!」  
セランも叫んだ。自分の意思をハッキリと伝えるために。  
「なら条件がある」  
「条件?」  
セランは聞き返した。  
「この条件を呑んだら今回のところは引き下がってやる」  
「やります!」  
今度はソーマがたじろいだ。いきなりの返事に戸惑ったのだろう。  
「まだ何も条件を言ってないんだぞ」  
「構いません。皆さんを助けるためだったら、何だってします!!」  
 
ソーマは苦笑した。  
セランはその笑いが何を意味しているのかは全く分からなかった。  
そしてソーマは笑ったまま言う。  
「そうか、『何でも』するか。傑作だな、自分のされる事が全く分かってい  
ないのに・・・」  
「自分の・・・される事?」  
「そうさ」  
ソーマは跳んだ。セランから離れた分をそのジャンプで一気に取り戻した。  
「俺が言ってる条件っていうのは―――」  
ソーマは右手でセランの顎に添えて、ソーマと顔を真正面に合わせた。  
「『お前を抱かせろ』って事だ」  
「・・・抱く?」  
セランは怯えながらも、自分の思ってる『抱く』と言うのを想像した。  
「だ、抱くだけなら構いません」  
ソーマは舌鼓を打った。  
「わかってねぇな、その顔。俺が言ってる『抱く』って言うのは、『交尾』  
の事なんだぜ?」  
「こ、交尾!?」  
セランは恐怖に駆られた顔になった。  
「そ、そんな・・・イヤです。そんな事出来ません!」  
「ほぅ、いいんだな」  
スッと添えていた手を離した。  
「え?」  
「しょうがない、ポポには光になってもらうか」  
そういって再びソーマは背中を向けて歩き始めた。  
「そ、そんな・・・」  
セランがまたしても言葉をこぼす。  
「じゃあどっちがいいんだよ!!」  
ソーマは振り向いてセランを再三怒鳴った。  
「ポポを生かすか死なすかお前次第なんだよ。さぁ、どうする!!」  
セランは俯いて考えていた。  
もう、答えは一つしかないじゃないですか・・・。  
「・・・します」  
「何をだ?」  
ソーマはほくそ笑んで先を促した。  
「ソーマ様と・・・交尾を・・・します。だから・・・皆さんだけは―――  
」  
「分かっている」  
セランの前に戻ると、しゃがんで真正面でセランを捕らえた。  
「あいつ等には手出ししない。それでいいな」  
「・・・はい」  
セランは目を思い切り閉じていた。それでも涙は止まらなかった。  
 
「まずは、これから始めないとな」  
そういってソーマはセランの唇を奪った。  
「ん、んんっっ!!」  
ソーマは舌を出してセランの中へ入ろうとするが、セランは拒んできた。  
ソーマは口を離して、  
「口をあけろ」  
と言ってもう一度口をつけると、今度は易々とセランの口内へ侵入できた。  
目的は一つしかなかった。セランの舌だ。  
ソーマはセランの舌としばらく絡ませた後、口を離した。  
「ぷはぁ」  
セランの息遣いが荒くなっていた。  
「よし、次は―――」  
そういってソーマは股間をまさぐる。  
そしてセランの前に現したものはまだ剥けきっていない大きなモノだった。  
「コレを舐めてもらおうか」  
「ひぃっ!」  
セランがあからさまに嫌な顔をしても、もはや彼女には選択肢なんてなかった。  
「死なせたいのか?」  
「・・・分かりました」  
セランはソーマのモノへ顔を近づけた後、ゆっくりと舌を出して、それを舐め始めた。強烈な感覚がソーマを襲う。  
「うっ」  
「ソーマ様!?」  
「大丈夫だ。それよりもっと奥まで咥えるんだ」  
セランは意を決して口を大きく開けてソーマのモノを咥え始めた。  
結局中間までしか入る事が出来なかったが、セランの口の中が暖かった。  
「そうだ、そしてそのまま前後に動かすんだ」  
セランは言われた通りに顔を前後に動かした。  
「う・・・ん・・・んむっ」  
前後に動かすたびにセランの苦しい声が聞こえてくる。  
ソーマは自分のモノから感じる気持ちよさに思わず声が出てしまう。  
「あ・・はぁ・・あ・・くっ」  
しかもセランは意図的なのかどうかは分からないが、舌を使って上下左右余す所なく舐めてくる。  
「くっ、いいじゃないか。その調子だ」  
と言ってもソーマのモノはもう限界を感じていた。  
自分のモノの中で何かが蠢いた感があった。  
そして次の瞬間。  
ソーマのモノから出たのがそのままセランの口の中へ注がれていった。  
「ん、んんっ!!」  
セランが驚いて口を離そうとする。  
「吐き出すな、飲み込め!」  
といってソーマは最後までセランの口の中へ注いだ。  
セランは、熱い液体を無理矢理喉を通すが、粘着性があるため、喉が焼けるし、引っかかって苦しかった。  
「ケホ、コホ」  
セランは思わず咳をしてしまった。  
「そ、ソーマ様。もうお許しください」  
「許す? お前は何も悪い事してないだろう」  
自分のモノを確認したソーマは、セランを仰向けにさせた。  
「お前は良くやってくれた、さて、メインディッシュの前に少しお前を気持ちよくさせてやろう」  
 
ソーマはセランの縄を解き、服に手をかけた。  
「な、なにするんですか!?」  
ソーマは自由になった両手で押さえたセランを見た。  
「決まってるだろ。お前を生まれたままの状態にするのさ」  
「は、恥ずかしい・・・」  
セランは顔が赤くなった。だけどソーマはそれで許す男ではない。  
「もういいだろ、俺のも見せたんだし、それとここまで来て約束を棒に振る気か?」  
約束、と言われるとセランももう腹をくくるしかなかった。  
押さえ込んでいた手を離し、体を完全にソーマへと託した。  
ソーマはそのまま服を脱がし、下着まではずした。  
するとそこには綺麗な肌色をしていた生まれたままの姿がそこにあった。  
セランは隠したいのだろうか、四肢が震えていた。  
「・・・綺麗だ」  
思わずソーマも言葉をこぼした。  
「さて、言ったとおり、まずは気持ちよくさせてやる」  
ソーマはセランの両膝を押さえ、左右に開けて大事な部分が露わになった。  
両足の間には、まだ子供らしい小さな線、毛なんか一本も生えていなく、体と同じようにスベスベしていた。  
「初めて見たな、女のココって」  
「あ、あんまり見ないで下さい」  
セランは両目を手で塞いでいた。  
「さて、ちょっと味わってみるかな」  
言うなり、ソーマはセランの股間に顔をうずめ、その割れ目へ舌をつけた。  
「ひあっ!」  
セランの声が聞こえた。いきなりの感覚におどろいたのだろう。  
だがソーマはそんな事関係なかった。舌を数回上下へ舐めあげると、今度は割れ目を割って中まで舌を入れてきた。  
「あぁ・・・い・・・あぁん」  
セランの喘ぎ声が聞こえてきた。  
それを合図にソーマは何度も舌を前後に動かして中の汁を味覚で感じる。  
何度も何度もセランのイヤらしい声が聞こえる。  
「あああぁぁぁぁーーーー!!!!」  
セランの中から何かが出てきた。  
その液体をもしっかりと味わうソーマ。  
「な、なんか・・・変な・・・気持ちです」  
何度も呼吸をしながらセランは言葉を繋げた。  
「どうだ。なんか気持ちいいと思わないか?」  
ソーマは微笑んでセランを見た。  
「は、はい。そう言われたら・・・なんか、気持ちいいです」  
「それを『感じる』と言うんだ。覚えておけ。それと―――」  
「はい?」  
「今さっき一番気持ちよかった所があったろ。それを『イク』というんだ。分かったか?」  
「分かりました」  
セランは息を吐きつつ、返事をした。  
「さて、いい感じになってきたし、そろそろメインディッシュと行くか」  
 
ソーマは右手の人差し指を立てて、右手を股間に添え、人差し指をセランにあてた。  
「行くぞ」  
セランの確認もせずに指を中へ入れた。  
「あぁん」  
「慣れさせてやるからな」  
指を前後に動かし始めた。  
「んんっ、んん、んふぅ・・・」  
セランは大きい声を出さずに我慢しているようだ。  
「問題ないな。次二本いくぞ」  
ソーマは抜いた人差し指に中指を添えた。  
そして躊躇いもなく二本中に入れた。  
さっきよりちょっときつくなっていた。  
「ひあああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」  
セランは悲鳴に近い声を上げた。  
「我慢しろ。痛いのはちょっとだけだ。それに慣らさせておかないと俺のが入らないからな」  
とソーマは言いながら挿入していく。  
「ソ、ソーマ様。い、痛いです。止めてください!」  
「だから最初だけだから我慢しろ」  
奥までたどり着いたのか、指がこれ以上中まで入らなかった。  
そしてゆっくりと前後し始める。  
「うあ・・・ああ・・・ああぁん」  
セランが大きな声で何度も喘いでいる。  
そしてセランの声がだんだん抑えてきてる時に、ソーマは抜いた。  
「そろそろ頃合いだな」  
 
ソーマは剥きだしたままのそれをセランの割れ目に宛がった。  
まずはゆっくりと先端を埋めた。  
「あぁん」  
これだけでセランは反応してくる。  
ソーマはゆっくりとセランの中へ埋めていく。  
セランは必死に声をかみ殺していた。  
やがて何かに突き当たるが、ソーマは有無を言わさずそれを突き破った。  
瞬間。  
「あ゛あ゛あ゛あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっっっ!!!!」  
セランはまたもや大声で悲鳴を上げた。余りにも痛そうで、涙を流していた。  
「我慢しろ、痛いのは最初だけだから」  
そしてソーマのモノは一番奥に到達した。  
ソーマはそのまま腰を前後させ始めた。  
「ひぁっ、あっ、あ、あ、あ、あぁ」  
セランは口を開けたまま声を出しながら呼吸していた。  
ソーマも前後をする度に、少し戻っていたモノがパンパンになってきたせいか、セランの中がどんどんしまっていく。でもそれがソーマを気持ちよくさせていく。  
「あぁ、あぁ、あ、あ、あ、ああぁん」  
ソーマの感覚が限界に近づいてきた。  
「ど、どうだ?」  
「あうぅ。き、気持ちいいです」  
「お、俺は・・・もうイキそうだ!!」  
ソーマが頂点までわずかだった。  
「わ、私も、ひぁ、も、もう、イ、イキそう、です」  
「よし、それじゃフィニッシュだ!」  
ソーマは腰の動きを早くした。  
「ん、ん、ん、んんっ」  
「うあぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!」  
ビュッ、ビュビュッ!!  
ソーマはセランの中へそのまま放出させた。  
中に入りきらず、外へ溢れてくるものもあった。  
ソーマはもう既に息が上がっており、セランもたくさん汗を掻いて、目を薄く開いてソーマを見た。  
「ソ・・・ソーマ・・・様」  
あっ、と言葉をこぼした後にセランの意識が底なし沼のごとく沈んでいった。  
 
ソーマはセランに挿れていたモノを抜いて、ズボンにしまった。  
「いるんだろ、そろそろ姿を現したらどうだ」  
ソーマはそう叫ぶと、彼らの数メートル先に年も30代くらいの女性が現れた。  
「気づいていたか」  
「あたりまえだ。それよりコレを頼む」  
そういってソーマは裸のままのセランを投げ渡した。  
「そいつの体を洗っておけ。隅々まで全てだ。そしてこれも―――」  
今度は近くに置いた服も投げ渡す。  
「着せてやれ」  
「あぁ、わかった」  
女性はセランの姿をしばらく眺めた後に、もう一度ソーマを見て、消えた。  
「さぁポポ。早く来い。そして、ここがお前が光になる場所だ。ククク、ッハッハッハッハッハ・・・」  
ソーマの笑い声が、洞窟内にしばらく反響して聞こえたのだった。  
 

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