「40歳まで童貞だと魔法使いになれる  
 
   50歳まで童貞を守ればプレインズウォーカーになれる」  
 
その伝説を信じて、俺は魔術を学び続けてきた。その苦難の日々が、今まさに報われようとしている。  
魔術書を片手に模擬練習した時と同じようにはいかず、不安もあったがそれは思ったよりも難なく完了した。  
俺は最近覚醒したばかりの新米プレインズウォーカー。黒マナが豊富に産出されるという理由から  
小うるさく羽音を鳴らすインプや、屍肉をすするグールどもが好んで生息するこの沼地を、最初の召喚の場に選んだ。  
別の次元から召喚したばかりの『彼女』はゆっくりとこちらを向き、まっすぐこちらの目を見据えつつ言った。  
「問おう、貴方が私のプレインズウォーカーか――――――」  
 
 
初めての召喚成功に興奮しつつ、自分の居城に戻った俺はひじ掛け椅子に座り、彼女に自分の足下にひざまずくように命令した。  
「分かっているな?PWに召喚されたクリーチャーは召喚主であるPWの命令に絶対服従し、魂と体全てを捧げて主君に尽くさねばならない。」  
「もちろんです。偉大なるプレインズウォーカー様。”掟”は私がこの次元に呼び出された時から、我が魂に刻まれております」  
俺は思いっきりガッツポーズをしたい心境だったが、必死で顔がにやけそうになるのを抑えていた。  
別に新米だということがばれたところで、彼女が俺に逆らえないことには変わりないが、PWの威厳は保っておくにこしたことはないだろう。  
「あー、おほん。理解しているならばよい。未だ戦闘は始まっていないから今日のところはもう休んでおけ」  
「分かりました。」  
「おっと、その前に」俺は彼女の足下から太もも、そして胸から顔と全身をなめ回すように視る。  
「”ここ”が昂ぶって眠れそうにない。お前が静めろ。それから、俺の事はご主人様と呼べ。」俺は股間を指さして言った。  
「承知しました。我がご主人様」  
 
自慢じゃないが、俺は女にもてたことが一度もない。「アンタとやるくらいなら《モンスのゴブリン略奪隊(5th)》に輪姦されたほうがマシ」  
なんて言われたことさえある。畜生、俺を馬鹿にしていた連中に見せてやりたいもんだ、こんな妖艶な美女が  
俺の足元にひざまずいてチンポに奉仕している様を。彼女は黒マナで呼び出しただけあって黒いマントに黒の腕あて、黒のタイツ  
に身を包み、体から発するオーラは禍々しく、どこか触れがたい雰囲気があり、派手なメイクをしたその横顔からは  
気の強そうな性格と強い意志が感じられた。だがそんな彼女がいまや完全に俺の支配下にあり、生かすも殺すも  
性奴隷にするも俺の思いのままなのだ。それを思うだけで俺はサディスティックな喜びに打ち震え、射精してしまうのではないかとさえ思った。  
彼女の衣装は通俗的な言い方をすればビキニアーマーと呼ばれる部類に入る、露出の多いもので、基本的に絹でできており  
太ももの中ほどまである黒タイツが肉感的な足のエロチシズムを強調している。  
彼女の秘所を覆う鋭角度に切れ上がった黒い逆三角形の布地は、男の視線を捉えて離さない。  
その面積の少なさをカバーするために、上から腰布をまとっていはいたが、布からちらりとのぞく白い肌は余計に扇情的だ。  
その豊かな双丘を保護する胸当ても、彼女の美しいボディラインを隠そうとはせずにより一層強調し、茶の混じった黒髪は左右でまとめて束ねてあった。  
 
「失礼して、御そばに寄らせていただきます」彼女が俺の脚の間にもぐりこむ。  
「では始めさせていただきますが、ご主人様、私なりのやり方でやらせて頂いてもよろしいですか?」  
「? いいぞ、好きなようにするがいい。お前の手腕、とくと拝見しよう」  
「了解いたしました、では・・・・・・」彼女は自分の口だけを使って器用に俺のズボンの前を開くと、舌を使って俺のものを取り出した。  
雄の匂いを発するペニスが彼女の目の前に現れる。  
「ほう、なかなか面白い趣向じゃないか。続けろ。」  
許可を得た彼女は垂れたペニスを口に頬張ると舌で根元から裏筋に沿って丹念に舐めあげる。  
鈴口の部分を舌先でやさしく撫でられるたびに肉棒は硬さをまし、むくむくと大きくなった。  
「ちゅぱ・・・・・・れろ・・・んふ・・・ちゅ・・・む‥んちゅ、ぅぐぅ‥‥ぢゅるっぢゅぽっ‥ぷはっ」  
彼女がいったん肉樹から口をはなすと、唾液と先走りの液でべとべとになったそれは限界まで勃ち上がっていた。  
「ふふ、すまんな。ここのところ忙しくて体を洗う暇もない。多少匂うかもしれんが堪忍してくれ」  
「いえ、ご主人様のものを賞味させていただけるなんて、ありがたき幸せです」  
カリにこびりついた恥垢まで、丁寧に舐めとってくれる彼女。  
「れろれろ‥‥ちゅぱ、ちゅ、ちゅぷ‥‥。ん・・・れろ・・・ん・・・おいしいですご主人様」  
こちらを見上げて妖しく微笑む彼女の頬は紅潮し、その瞳は一人の男に尽くす喜びに満たされた、完全なる性の奴隷のそれだった。  
「はぁ‥‥あふっ、む‥んちゅ、ぅぐぅ‥‥ぢゅるっぢゅぽっ‥ぐぷ‥じゅる‥ちゅっ‥‥」  
彼女のテクニックは素晴らしく、処女のものではないのは明らかだった。そう思うと、ちょっと複雑な心持ちがした。  
亀頭はもう真っ赤でぱんぱんに膨らんでいる。そこに彼女が口をすぼめて優しく口づけした。  
そのまま一気に根本までくわえ込む。のどの奥に肉樹があたりそうになるが彼女は動じない。  
構わず舌を肉棒に押し当てて、一気に息を吸いこみ、激しくピストン運動させる。  
「じゅちゅっ‥じゅむちゅっ、れろれろ‥じゅぱじゅぱっ、くちゅるるる‥ちゅぴちゅぴ、じゅじゅずうっ!」  
「おおっ・・・く・・・ううっ」この強力な刺激をともなう快感の連続には、思わず声をあげずにはいられなかった。  
「じゅるっじゅるじゅる! ちゅくぷっ‥れ・・・れろっ‥じゅちゅっ、くちゅる‥じゅぱっ!」  
首を前後に振って激しくピストンする彼女。よだれと先走りの液が混ざり合い、泡立っている。  
「くっ、まずい、出そうだ・・・。ちょっと前立腺を刺激しながらやってくれ」  
フィニッシュは肛門オナニーでいくのがいつものやり方だった俺は、イくときはこれを頼もうと最初から決めていた。  
「へ!?・・・ひ、ひはひ・・・」従順だった彼女が初めて不満そうな面持ちでこちらを見る。  
「なんだ、その目は?アナルに指を突っ込んで前立腺を刺激してもらいながらイきたいと言ったんだ」  
「へ、へも・・・そへは・・・やへはほうは・・・」肉棒を銜えたまましゃべる彼女。  
「俺の汚いケツには指入れたくないとでも言うのか!?《熱足ナメクジ(CSP)》の餌にしてやろうか!?ええ?」  
「も、申し訳ありません・・・やらせて頂きます・・・では、お尻をこちらの方へお願いします。」  
俺はケツを持ち上げて彼女のやりやすいように位置を合わせてやると、彼女はよだれを垂らしてゆっくりと肛門に塗り込めだした。  
彼女の指が菊門に侵入すると、激しい快楽の予感が俺に満ちあふれる。彼女が”そこ”を探り当てると、俺は思わずのけぞった。  
「うおっ、く・・・・・・いいぞ、口も忘れるな」  
前立腺を指で刺激しながら亀頭をくわえこむ彼女。再び激しいバキュームフェラが始まった。  
「ん、んんっ‥‥。ちゅぷちゅぷ‥‥ちゅぱ、じゅちゅっ!ずぶっ、じゅゅぷちゅぷ、じゅっぽ・・・じゅびじゅぶっ!」  
内圧でペニスは彼女の口に吸い込まれそうだし、男の一番弱い部分を責められて肛門は火がついたように熱い快感がほとばしる。  
めくるめく最高の快感の渦に、もう俺の我慢は限界だった。  
「ん、もう駄目だ・・・!でるぞっ!思いっきり吸えっ!」  
どくっ!びゅくっ!びゅるっ・・・びゅるるるっっ!!彼女は俺の指示通り射精と同時に力強く精管から精液を吸い込む。  
性器ごと引き抜かれてしまうような快感を覚え、頭の中が真っ白になり、俺は昇天した――――――――  
 
 
 
 
「だからやめましょうって言ったのに・・・・・・」  
動かなくなったかつての主人を見下ろして、彼女は一人呟いた。  
彼女の哀れなる犠牲者は肛門から全ての内臓が腐り果て、下半身から全身へ腐敗が進みつつある。  
「触れられざる者フェイジ」の呼び名をもつ彼女は、召喚者との間の契約が終わった事を確認すると  
次元の裂け目にいざなわれてオタリアへと還っていった。  
 
 
 
 
 
背景世界やキャラの設定もしっかり確認しておけばよかったよ・・・・・・  
 
       ―――愚かなプレインズウォーカーの最後の言葉  
 
 

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