――トゥルル……
「もしもし…あ、お兄ちゃん?」
「ああ、僕だけど荷物届けに来てもらってもいい?」
……(略)……
「うん、担当の人に伝えておくから、すぐに来ると思うよ」
「分かった」
――ガチャ……
「どうだった?」
「すぐ来るってさ」
「そうじゃなくてトレーシーちゃんよ」
「え? まあ、元気そうだったかな?」
「……そうか(ニヤニヤ)」
「ジェフ……顔に出てるよ」
「!?Σ(゚Д゚;)」
「ほんと…分かりやすいわよねージェフって」
「い、いや、けして僕はヤマシイ事なんて…」
「考えてたのね」
「君がどんな奴か分かったよ…」
「ちょ、待って! 置いてかないでよ」
「さーてと、荷物が来るまで敵と戦って時間潰すか〜」
「ネスにさんせ〜い」
「みんな待っ(ry」
……数分後……
「ポーラ……ごめ……バタッ」
「僕の事はお兄ちゃんって(ry……バタッ」
「もう! みんな弱過ぎるよ…」
――テーレーレレレー
「はっ!? この曲は!」
「どーも〜エスカルゴ運送で〜す。お届けに参りました〜」
「やっぱり…」
「えーと、お届け物は…ハンドバックのベルトと、リボン、ペンシルロケットになります」
「……(一体、こんなものどうするつもりだったのかしら…ネスは)」
「お金持ってますよね?」
「はい。……あ、無い」
「ああ゛?」
「あ…その、ごめんなさい…」
「これは困った嬢ちゃんだ…俺がここまで来るのにどれだけ苦労したか分かってんのか? んー?」
「それは…その…」
「じゃあ、身体で払って貰おうか」
「そ、そんな!?」
「まあ、俺も鬼じゃねえ。程ほどにしといてやるからよ」
「や、嫌ァ…」
「さあ、このリボンで結ぶんだ」
「え…?」
「何度も言わせんな! 俺は縛りが無ぇと燃えねぇんだよ!!」
「は、はい!わ、分かりました…」
――キュッキュッ……
「上出来じゃねーか」
「はい…」
「じゃ、次はこれだな」
「それは……ハンドバックのベルト?」
「そうだ。今からこれでケツを引っ叩くんだよ」
「そんな…」
「はぁ? おいおい、譲ちゃんよ……世の中舐めてやしねーかぁ?」
「ひっ…」
「いいから、黙って言う通りにしな!!」
「は…はいっ!!」
――バシィンッ!!
「ひいっ!?」
「おおぅ…なかなか様になってんじゃねぇかよ…もう一発行くぜ」
「ま、待って…そんなの無理…」
「俺がいいって言ったらいいんだよ!! 次行くぞ!」
「うう…!!」
――バシィンッ!!!
「いぃっ!」
「ハァハァ…譲ちゃん最高だぜ…次は連続で行ってみようか?」
「は…はい…」
――バシバシバシバシ(略)……
「はぁ…はぁ…」
「ゼェゼェ…どうした、顔が赤いぞ譲ちゃん? ひょっとして快感にでも目覚めたか?」
「わ…分かんないです…」
「じゃあ、そろそろ…アレを使おうか」
「…アレ?」
「そうだ。そのペンシルロケットでなぁ…後ろの穴をグリグリと弄るんだよ」
「ええ!?」
「すげぇ気持ち良いんだぜ? やる方もやられる方もなぁ」
「そんな…」
「どうだぁ? 想像するだけで逝っちまいそうだろ?」
「ど…どうしてもって言うなら…その…」
「そうそう、素直になるのが一番だぜ」
「はい…」
「じゃあ始めようか」
――ズズ…
「ああ…中に入ってる…」
「ハァハァ…どうだ? すげぇだろ」
「はい…中の感触が…こんな事初めてです…」
「まあ、そうだろうな…そこそこ解れてきたから、もう少しハードに行くぜ!」
「はい!」
――ズブッ…ズブッ…
「うおぉぉ…すげぇ…今にも逝っちまいそうだぜ」
「わ…私も…何か変な気分に…」
「ははは、どうやら俺が開花させちまったようだな…元々譲ちゃんには素質があった訳だ」
「そ、そんな…」
「恥じる事なんて無いぜ…譲ちゃんは立派なもんだ……そろそろラストスパートと行こうか!」
「…んん!」
――ズブッ…ズッ…ズブブッ…
「……何してるの?」
「え!?」
「おう?」
「…………」
「ち、違うの!嫌、見ないで!!」
「はは、この譲ちゃんとんだ上物だったぜ」
「うう…こんな姿見られるなんて…もうお嫁に行けない」
「おいおい、そんなに自分を卑下する事はねーぜ。何だったら俺の女になるか? まだまだ青ぇが素質は十分あるぜ」
「……あのさ、取り込み中悪いんだけど…どういう状況?」
「はは、見ての通りさ」
「……あれ? みんな何を………って、ええぇぇΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)ぇぇ!?」
「ああ、ジェフまで…私もう…」
「ジェフ…」
「…え?」
「気が付いたばかりで悪いんだけどさ……僕にも分かるように状況を解説してくれないか?」
「あ、ああ…分かった」
――ジェフのスキル≪チェック≫発動
「そんなに見ないでよ…」
「別に減るもんじゃねーしよ。見せつけりゃいいじゃねぇか」
「どう?分かった?」
「うーーん……つまりこういう事かな…」
――今の状況を一言で表すと、地獄絵図。何故か手首を縛られ、お尻の穴にペンシルロケットを突っ込まれている運送屋
…そのお尻には無数のみみず腫れが出来ており、状況から見てポーラの行為によるものだと思われる。
運送屋の発言から判断すると、ポーラにはSの属性があり、また運送屋にはMの属性がある様だ。
「とまあ、こんなところかな?」
「十分だよ。君は良くやった」
「そんなにはっきりと言わなくてもいいじゃないの……ぐすっ」
「あーあ、ジェフがポーラを泣かした〜」
「え!? ネスが言えって言ったんじゃ…」
「ジェフのバカーーーーー」
「ーーーー(゚Д゚;)・:∴ーーーー!!」
「ああ…ジェフが撃沈…」
「まあ、そう騒ぐなって」
「…元はと言えば…」
「ジェフ…?」
「お前の所為だろうがぁぁぁ!!!」
――ジェフはカッとなった……
「お、お前!何をする気だ!?」
「そんなに痛いのが良いなら…」
「ば、馬鹿、やめろ!俺は縛られて動けねぇんだよ!!」
「ちょっ…ジェフ、何を…!?」
「さあ…そのままあの世まで逝っちまいなぁぁ!!」
――ペンシルロケット発射!!
「いぃぐぅぅぅぅ!!」
完d(゜Д゜)