「よし、ようやく完成しました。」  
そこはアップルキッドの家…今しがた発明を終えたアップルキッドは、完成した発明品を眺めている。彼の目元には大きな隈が出来ており、その発明への気概が窺い知れる。  
「今回は何を発明したのです?」  
彼の傍に控えていたマウスがアップルキッドに問い掛ける。  
「媚薬です。」  
飄々とそう答えるアップルキッド。  
「…何に使われるのです?」  
訝しげに聞くマウスに、アップルキッドは答える。  
「使用用途はまだ考えてません。あと、効果がまだはっきりとしていないので、誰か試験体が必要ですが…」  
「…我輩は嫌ですぞ…」  
「それは分かってます。それにこの媚薬は女性用ですので、僕で試す訳にもいきません。」  
と、怪しい会話をしている二人の耳に、外から子供達のはしゃぐ声が聞こえてくる。  
「ん?」  
部屋の窓から外の様子を伺うアップルキッド…視線の先にはポーラスター幼稚園。  
「元気がいいですね、子供達は。」  
「子供に手を出したら犯罪ですぞ。」  
「分かってます。」  
ふと、アップルキッドの視線に一人の少女が写る。ピンクのワンピースに、ブロンドの髪を束ねる大きなリボン…子供達と一緒に遊んでいる少女…  
「彼女に頼みますか…」  
 
 
      『これはあくまでも研究の一環です』byえろえろマスター380  
 
 
「どうしたの?アップル君。」  
「お忙しい所、呼び出してすみません…汚い部屋ですがどうぞこちらへ。」  
アップキッドの家に招待されたポーラ。アップルキッドは研究機材で散らばった部屋を片付け、ポーラの座れるスペースを確保する。  
 
「まあ、こんな物しかありませんが。」  
そう言ってアップルキッドが差し出したのはオレンジジュース。それを受け取り、少し口にするポーラ。  
「それで、用って何?」  
さっそく本題に入るポーラ。  
「ポーラさんに僕の研究の手伝いをして貰いたいのです。」  
「私が?」  
予想外の答えに驚くポーラ。  
「それならもっと他の人の方がいいんじゃないの?」  
「いえ、ポーラさんでないと駄目なんです。」  
断言するアップルキッド。彼の真摯な瞳に見つめられ、思わずドキッとするポーラ…気持ちを静めようとジュースを少し飲む。  
「そうなの?」  
「はい。」  
暫しの沈黙。それに耐え切れず、またジュースを口にするポーラ。  
「そこまで言うなら……でも、何の研究なの?」  
「女性用の媚薬についてです。」  
二度目の沈黙が訪れる…部屋の隅で様子を伺っていたマウスは「もっと他に言いようは無いものか…」と、頭を抱え込む。  
「媚薬って…あの?」  
「ポーラさんが想像されているのがどんな物かははっきりしませんが、概ね間違ってないと思います。」  
再度ジュースを口にしようとするポーラだったが、既にコップの中は空だった。  
「駄目ですか…?」  
「え…」  
アップルキッドの問い掛けにどう答えようか迷うポーラ。彼の真面目さは知っている…下心など無く、本当に研究したいのだろう…でも、恥ずかしい…  
「お願いします。僕には女性の知り合いがポーラさんしかいないのです。」  
「でも…」  
「お願いします。この通りです。」  
そう言って頭を深々と下げ、必死に頼み込むアップルキッド。  
 
「う、うん…いいよ…」  
「本当ですか!」  
「え…ええ…」  
彼の必死な姿を見て、ついOKしてしまったポーラ。  
(どうしよう…)  
ポーラは己の流されやすさを少し呪った。  
「ありがとうございます。ありがとうございます。」  
そう言って感謝の意を表すアップルキッドに、私っていい事してるのかなぁ…と、何となく満たされた気持ちになるポーラ。  
「それで…私は何をすればいいの…?」  
「媚薬は既に飲まれてますので、後は時間ごとに体の変化を話して頂ければ。」  
「え!?」  
(まさか…さっきのオレンジジュースがそうなの…?)  
そこで一つ疑問が浮ぶ…  
「ねえ…アップル君…」  
「どうしました。」  
アップルキッドは記録用紙を手にしており、既にスタンバっている。  
「もし、私が断った時はどうするつもりだったの?」  
「その場合の対策も色々考えていたのですが、すんなりOKして下さったので感謝してます。」  
「え…そうなの?」  
「僕の予想では99%の確率で承諾して頂けると確信してました。」  
彼の家に入った時点で、既に逃げ道は無かったのだと、何となく悟ったポーラ。それと同時に、アップルキッドに底の知れない恐ろしさを感じた…  
「すまないな…こんな事に巻き込んでしまって…我輩は反対したのだが、主人は頭が固いもので…」  
「いえ…自分で決めた事ですので…」  
申し訳なさそうに頭を下げてくるマウスに、半ば諦めた様にそう答えたポーラ。  
「うぅ…」  
ポーラの体に変化が訪れる…全身が焼かれた様に火照り、下腹部が熱く疼いている。  
 
「さっそく効果が現れ始めましたか…顔が紅潮し、呼吸に乱れありと…ポーラさん、今体の中でどんな変化があります?」  
「あぅ…全身が熱くて…あの…その…お腹が…」  
「お腹ですか?もう少し正確にお願いします。」  
「か…下腹部が…その…」  
「つまり、膣内が熱く疼いて、クリトリスが膨張し、膣内から分泌液がにじみ出ている状態ですか?」  
「いゃぁ…そ…そんなにはっきり言わないで…恥ずかしい…」  
あまりにもストレート過ぎる問い掛けに、顔を更に赤く染めるポーラ。  
「これはあくまでも研究の一環です。恥ずかしがらず、正確に答えて下さい。」  
ポーラとは対照的に、アップルキッドは平然と記録を取り続ける。  
「薬を服用してから10分が経ちましたね…僕の予想が正しければそろそろピークに達し、その後30分は効果が持続する筈です。」  
「え…30分も…?」  
今でも気が狂いそうな程感じているのに、それが更にひどくなって、しかもその状態が30分も続くというのだ…アップルキッドの言葉に不安が隠せないポーラ。  
「そ…そんなの無理よ…」  
「大丈夫です。効果は1時間程で治まりますので、それまでゆっくりしていって下さい。」  
「そ…そういう問題じゃ…はぅぅ…」  
スカート越しに下腹部を押さえ、座っていたベンチに倒れこむポーラ…目元は既に潤み、半開きの口元からは、はぁ…はぁ…と、艶かしい呼吸音が断続的に聞こえてくる…  
「あぅぅ…はぁぁ…」  
体が燃えそうに熱い…それ以上に下腹部は今にも溶けてしまいそうな程、熱く疼いている…  
「ふむ…ピークが来たようですね…自慰行為開始と…」  
そう言ってアップルキッドは記録用紙に記入した。それを聞いていたポーラはハッとして、下腹部を押さえている自らの手に視線を向ける…彼女の手は自分の意思とは関係なく、スカート越しに秘所を弄っていた…  
「え…だめぇ…止まらない…」  
手の動きは徐々に勢いを帯びていき、スカートに染みが広がってゆく…  
「自慰行為は自然な行為ですから、そんなに恥ずかしがる事ではありませんよ。」  
「そんな事…言ったって…」  
ポーラの顔は既に真っ赤に染まっている…媚薬の所為もあるが、それ以上に『見られてる』という事が、恥ずかしさに拍車をかけていた…  
 
「主人よ…彼女は、見られている事に恥ずかしがってるのでは?」  
横で見ていたマウスが助言する。  
「確かに…ですが、僕も見ない事には研究にならないので…」  
と、マウスとアップルキッドが会話している間に、ポーラのオナニーはエスカレートしていく…彼らが気付いた時は既に、スカートをたくし上げ、直に秘所を弄っている状態だった…  
「ポーラさん…意外と大胆ですね…」  
「いやぁぁ…言わないで…」  
アップルキッドの声に反応し、彼女の秘所は更に湿り気を帯びてくる…座っているベンチには彼女から溢れた愛液が水溜りを作っていた…  
「あ…だめっ…何か来る…あっ…あああっっ!!」  
ポーラは叫びながら体を仰け反らせる…  
「オーガズムに達したようですね。ですが、後20分は効果が治まりませんので、頑張って下さい。」  
「はぅぅ…頑張れって…」  
非情なアップルキッドの言葉…だが、それがポーラのスイッチを入れる事になってしまった…  
「もうっ…感じ過ぎておかしくなりそうよ!!…元はと言えばあんたの研究でしょ!?少しは手伝いなさいよ!」  
媚薬の所為か…はたまた、ポーラの内にあった人格か…ポーラの変貌ぶりを垣間見たアップルキッドとマウスは唖然とする。  
「あの…ポーラさん?」  
沈黙を破り、先に口を開いたのはアップルキッドだった。  
「何よ!?」  
「手伝いですか?」  
「そうよ!その、ズボンをパンパンに膨らませてるモノで私を満足させなさい!!」  
ポーラの言う通り、アップルキッドはポーラの様子を見て勃起していた。  
「主人も隅に置けませんな…」  
「一応、僕も男ですから。」  
「で?するの?しないの?早く決めてよ!私限界なんだから!!」  
ポーラは待ちきれない様だ…  
 
「まあ、強引に研究の手伝いをさせたのは悪かったと思ってますが。ところでポーラさん、男性経験は?」  
「あるわよ…これでもね。」  
少し恥ずかしそうに呟くポーラ。  
「では、問題ないですね。」  
そう言うや否や、ズボンとパンツを脱ぎ捨てるアップルキッド。彼の股間には見事に屹立した陰茎…  
「あ…」  
さっきまでの勢いはどこへ行ったのか…ポーラは恥ずかしそうに目を逸らす。  
「どうしました?」  
一方アップルキッドは、腰に手を当て、堂々としている。  
「な、何でもないわよ…」  
「そうですか。では、さっそく始めますね。」  
そう言ってアップルキッドは、ポーラを抱き寄せる。  
「あぁ…」  
アップルキッドは慣れた手つきで、ポーラのワンピースを脱がしていく…その様子に疑問を感じたマウスがアップルキッドに問い掛ける。  
「ところで主人…妙に手馴れているが、こういう経験は何度かおありで?」  
「いえ、初めてです。」  
「え?そうなの?」  
その発言に一番驚いたのはポーラだ。あまりにも堂々としていたので、意外と経験豊富なのかと思っていたのだが、違った様だ…  
「なので、満足して貰えるか分かりませんが、最善は尽くします。」  
丁度ワンピースを脱がし終えたアップルキッドは、露になったポーラの二つの膨らみを優しく揉み解す。  
「はぁん…」  
「予想していたより柔らかいんですね。」  
まだまだ未発達とはいえ、女の子の胸だ。手の中で、フニフニと形を変える柔らかなおっぱい…だが、アップルキッドはその感触に溺れる事無く、冷静に分析していた。  
「はぁ…ああっ…うぅん…」  
乳首、乳輪、と乳房の様々な場所を刺激し、ポーラが一番感じるポイントを探していく。  
「ここはどうです?」  
 
「ひゃうっ…すご…い…はぁん…」  
胸元に浮ぶ大粒の汗を撒き散らしながら仰け反るポーラ…アップルキッドのとても初めてとは思えない責めに、よがり喘いでいる…  
と、アップルキッドはポーラの秘所に目を向ける…そこは媚薬の所為で愛液がとめどなく溢れていた…  
「ふむ、これは予想以上の効果ですね…」  
「はぅぅ…そんなにマジマジ見ないでよ…恥ずかしいから…」  
「そうですね。」  
アップルキッドは秘所への愛撫を開始する。充血してぷっくりと膨らんだ突起を逸らして、愛液でしとどに濡れたヒダを指先で軽く撫で上げる。  
「はぁぁ…」  
切なげに喘ぐポーラ…その様子を見ながら今度は、さっきまでわざと逸らしていた突起へと指先を這わす…突起を二本の指で挟み、軽く上下しただけでポーラはビクッと体を震わせ、溢れ出る愛液も量を増していく。  
「ひゃぅっ…すごい…こんなに感じたの…初めて…ああっ…」  
媚薬の影響もあるのだろうが、アップルキッドの冷静な愛撫によってポーラは徐々に高みへと押し上げられていく。  
「あぁっ…だめぇ…またイッちゃう…あっ…ああああぁぁっ!!」  
ポーラはアップルキッドの指によって、二度目の絶頂を迎えた…  
「見事ですぞ…主人…」  
やはり天才の名は伊達ではないと、マウスはしみじみと悟った。  
「大丈夫ですか?ポーラさん。」  
ポーラに問い掛けるアップルキッドだが、ポーラは「はぁ…はぁ…」と荒々しい呼吸を繰り返すだけで、反応は無い。  
「まだ、時間が残ってますね…」  
「主人…これを。」  
「ああ、助かります。」  
アップルキッドはマウスから何かを受け取る。その様子を傍目で見ていたポーラは、疑問を口にする。  
「…何?」  
「コンドームです。避妊はきちんとして置かないと、後々大変ですからね。」  
「そうですぞ…最近の若者達は無責任過ぎる…」  
マウスがブツブツ言ってる間に、コンドームを装着し終えたアップルキッド…  
「では、始めたいと思いますが、心の準備を宜しいですか?ポーラさん。」  
「う…うん…」  
ポーラの返答を得て、アップルキッドは彼女の秘所に自らの陰茎を宛がう。  
「あぁ…」  
「いきますよ。」  
 
そのまま少しずつ挿入していった…  
「ふぁぁ…なかに…入って来るよぉ…」  
ポーラの中は熱く蠢いており、アップルキッドを受け入れると、もう離すまいと奥へ奥へと引き込んでいく…その感触に驚く。  
「これは…予想していたより凄いです。」  
湿り気は十分…一度奥まで挿入すると、動こうとするアップルキッドだが…  
「ああっ…待って…」  
「え?」  
「動かない…で……感じ…過ぎて…」  
おかしくなりそう…と、ポーラはアップルキッドにしがみ付く。その間も、ポーラの中は収縮を繰り返しており、危うく達しそうになるのを必死に堪えるアップルキッド。  
「ポ…ポーラさん…すみません…」  
アップルキッドは堪らず動き始める。それまで冷静だった彼だが、ここへきて平静を保っていられる程、彼は老練では無かった…  
「あっ…だめぇ…はぁぁ…んんっ…」  
「はぁ…はぁ…凄いです…ポーラさんの中…」  
ポーラの内壁は幾万ほどの無数の触手のように陰茎を包み込み、うねるように蠢いている。  
「やぁ…そんなに…掻き回さないでぇ…」  
「駄目です…止まれません…」  
「ああぁっ…」  
アップルキッドは何かに獲り付かれたかの様に、ポーラの秘所を弄っている…「初めてでここまで平静を保てた方が奇跡ですな…」と、マウスは呟いたが、その声は誰の耳にも届かなかった…  
「駄目ですっ…もう…限界です…」  
「あっ…わ…私も…もう…」  
うぅ…と、小さく呻き、アップルキッドはポーラの中で果てた…  
「だめっ…イク…イッちゃうぅっ!!」  
ポーラもアップルキッドに遅れて達した…膣内がギュッと収縮し、陰茎をきつく締め上げる…  
「うわ…すごい…」  
「はぁぁ……」  
二人はそのままぐったりと、抱き合うようにベンチに倒れこんだ…  
 
 
――数十分後  
「今日は色々とありがとうございました。おかげで研究が捗ります。」  
「うん…」  
お互い既に服を身に付け、ベンチに座っている。ポーラはどこか浮かない顔だ…  
「じゃあ、私帰るね…」  
そう言って、ポーラはアップルキッドの家を後にした…その後姿は、どこか儚げだった…  
 
―――――――――――――――――――――――――  
 
数日後のアップルキッドの家…  
「この前は大変でしたな。」  
「そうですね。貴重な体験にはなりましたが、ポーラさんには悪い事をしましたかね…。」  
先日の一件について語り合うアップルキッドとマウス。  
――コンコン…  
誰かが来た様だ。  
「はい、今開けます。」  
と、家の扉を開けたアップルキッド…そこにいたのは…どこかよそよそしいポーラだった。  
「どうしたんですか?ポーラさん。」  
「あの…アップル君…」  
「何です?」  
「また…研究のお手伝いしてもいいかな?」  
 
 
 
終  
 

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