ケン達がクイーンマリー城に行く途中の事だ…  
「大丈夫かアナ?」  
「うん…」  
心配そうな表情でケンがアナに話し掛ける。  
さっきの戦闘でお気に入りのワンピースが破れてしまったのだ。破れ目からアナの白い素肌が見え隠れしている。  
「体の傷ならヒーリングで直せるんだけどね…」  
「大丈夫だよ、あとで直すから。」  
「そうか?まあ、それならいいけど…」  
しばらく歩いていた三人は、ようやく城に辿り着いた。  
 
―――――――――――――――――――――――――  
 
クイーンマリー城謁見の間。  
「三人ともよく来てくれたわね。ゆっくりしていきなさい。」  
玉座に座るマリーは、優しげな笑みを称えて三人を迎え入れた。  
「いつ来てもすごい城だよなー。」  
「そうだね。」  
ケンとロイドが辺りを見渡しながら話している。  
「ほんと、素敵なお城だね。」  
アナの言葉に二人も頷く。  
「ありがとう。そう言ってくれると私も嬉しいわ。」  
玉座を離れ、マリーがケン達の元にやってくる。  
(マリー様も綺麗…)  
優雅に歩くマリーの姿にアナは目を奪われた。腰元まで伸ばされた見事なブロンドの髪もよく手入れされており、淡いピンクのドレスも彼女の美しさを引き立てている。  
そして何よりも彼女自身の美貌が、アナの心を釘付けにしていた。  
 
ふと、アナはマリーと目が合った。優しく微笑みかけてくる姿にアナの鼓動は早くなる。  
(どうしてだろう…私…ドキドキしてる…)  
と、視線を少し下げたマリーは、アナの服が破けている事に気付いた。  
「その服はどうしたの?」  
「…え?」  
マリーに見惚れていたアナは、急に話し掛けられ間の抜けた返事をしてしまう。  
だが、マリーはアナの反応を気にする事なく話を続ける。  
「破れているわよ。」  
「あ…これは…。」  
あまりにも場違いな格好をしている事に気恥ずかしさを覚え、顔を紅く染めるアナ。  
「こっちに来なさい。直してあげるわ。」  
「あ…でも…」  
(そんな…マリー様に…)  
相手は女王様。あまりにもの身分の違いに、怖気づき断ろうとするアナだったが、優しく微笑みかけられ言葉が出せなかった。  
「いいからついて来なさい。」  
「…はい。」  
「二人はこのままゆっくりしていきなさい。」  
「あ…はい。」  
「うん…。」  
ケンとロイドを残し、部屋の奥へと歩いていくマリー。アナはその後ろを遅れない様について行った。  
 
―――――――――――――――――――――――――  
 
どれ程歩いただろうか…城の中は想像以上に広く、通路もまた、綺麗に装飾されていた。  
「さあ、ここよ。」  
「え…」  
大きな扉を開け、アナを招き入れるマリー。  
「ここは…?」  
「私の寝室よ。」  
「すごい…」  
またしてもアナは、寝室の装飾の美しさに目を奪われた。  
部屋の中心にあるベッドは、ホテルのベッドの数倍は大きく、足元に敷いてある絨毯も美しく部屋を彩っていた。  
「こちらにいらっしゃい。」  
重々しい扉を閉め、ベッドの端に腰掛けたマリーはアナを呼ぶ。  
「はい。」  
マリーの隣にちょこんと腰を下ろしたアナは、マリーの方を向く。  
アナの心臓は高鳴っている。美しい女王様と二人きり…その状況は嬉しくもあり、また、恐ろしかった。  
様子を察してか、マリーはアナを抱きかかえ、自分の膝の上に座らせる。  
「大丈夫よ…」  
マリーは優しく語りかけながらアナの頭を撫でる。  
「あ……」  
少しずつ緊張が解れてくる…アナは瞳を閉じ、マリーに体を委ねていた。  
「いい子ね…可愛いわ…」  
可愛いと言われて、顔を赤く染めるアナ。どこか懐かしい感覚…自分を抱きかかえ、優しく頭を撫でてくれるマリーの姿に、行方不明になった母の姿を重ねていた。  
だが、アナは知らなかった…この時マリーが妖しい笑みを浮かべていた事を…  
 
「私が脱がしてあげるわ。」  
マリーの柔らかな手がアナのワンピースへと伸びる。大人しく身を委ねていたアナだったが、少し様子がおかしい…心なしか息を荒げ、顔も紅潮していた。  
「はぁ…はぁ…」  
アナも自分の体の異変に気付いていたが、理由は分からなかった。もう少し性の知識があったなら、マリーが自分の体を愛撫している事に気付けたのだが…。  
「どうしたのアナ?」  
息を荒げ、自分の膝の上で小さく震えているアナに問い掛けるマリー。  
「ううん…何でも…ないです…」  
瞳をギュッと閉じ、自分の愛撫に悶えているアナの様子に、マリーは満足げな笑みを浮かべる。  
「可愛いわよ…アナ…」  
首元から胸にかけての愛撫に集中していたマリーだったが、今度はアナの秘所へと食指を伸ばす。  
「ふぁぁ……」  
ショーツ越しに秘所を弄られ、アナは可愛い声を上げる。彼女のそこは既に湿り気を帯びていた。  
「ふふ…」  
アナに聞こえない様に小さく笑みをこぼすマリー。今度はショーツ越しに、ツンと突き出た突起を刺激していく。  
「あぅぅ……」  
マリーの愛撫が激しさを帯びてくる。アナは今にも燃え上がりそうな程顔を赤くして、自分の身に起こった異変に耐えていた。だが、それも限界が近かった。  
 
「あぁぁ…な…に?…ああぁっ!!」  
アナは限界に達した。体をビクッと震わせたかと思うと、その場で小刻みに震える。  
マリーの膝元に生暖かい感触が広がる。どうやら初めて達したショックでお漏らししてしまった様だ。  
「いけない子ね…」  
アナのおしっこで黒く染まったドレスを見ながら、マリーは呟いた。  
「はぁ…はぁ…ご…ごめんなさい…」  
息を荒げ、消え入りそうな声で謝るアナ。  
「お仕置きが必要ね。」  
「え…?」  
お仕置きと聞いて、ハッとマリーを見上げる。彼女の顔にいつもの笑みは無かった。  
「そ…そんな…お仕置き…ですか…?」  
「そうよ、履いている物を脱いでベッドに手を付きなさい。」  
穏やかな声だが、マリーの言葉には何か逆らえないものがあった…。  
「はい…」  
急に雰囲気の変わったマリーに違和感を覚えながらも、おしっこで湿ったショーツを脱ぎ、ベッドに手を付くアナ。ちょうどお尻を後ろに突き出した状態だ…  
「ひぁっ!!」  
お尻に電気の様な衝撃が走る。恐る恐る後ろを振り向くと、そこには鞭を持ったマリーの姿…  
「あ…あの…」  
「どうしたの?」  
見るからにオドオドしているアナに、何事も無かったかの様に飄々と答えるマリー。  
「そ…それは…」  
 
アナの視線は、マリーが手にしている鞭に注がれる。  
「言ったでしょ…お仕置きよ…」  
無造作に振り下ろされる鞭。パチィン…と軽快な音が部屋に響き渡る。  
「あぅっ…い…痛いぃ!!」  
「当然でしょ…痛くなかったらお仕置きにならないわ…」  
そう言って次々に鞭を振り下ろすマリーに、さっきまでの優しい母親の面影は無かった…。  
「や…やめて…ああっ…」  
「駄目よ…ちゃんと反省するまで終わらないわよ。」  
目尻に涙を浮かべながら許しを請うアナの姿を見て、マリーはますます妖しい笑みを浮かべる。  
「うぅ…ごめんなさい…ごめんなさいいっ…」  
(どうして…?…さっきまでの優しいマリー様はどこにいったの…)  
アナの顔は既に涙でグチョグチョに濡れており、目も充血して真っ赤になっている。  
その様子に満足したのか、マリーの手が止まる。  
「いいわ…許してあげる…」  
その言葉にホッとするアナ。だが、  
「でも…叩かれて感じるなんていやらしい子ね…」  
「え…?」  
性の知識に乏しいアナには、マリーの言葉の意味が分からなかった。その様子にマリーは笑みをこぼしながら、秘所に手を這わす。  
「はぅっ……」  
アナは気付いていないが、彼女の秘所はしとどに濡れており、膝元まで愛液が滴っていた。それを掬い上げ、愛液の滴る手をアナに見せ付ける。  
「見て御覧なさい。」  
「え?」  
 
マリーの指先でアナの愛液が糸を引いている。  
「それは…?」  
「あなたが出したものよ…女の子はいやらしい事をしたり考えたりするとね…こんな液が出てくるの。お仕置きされてこんな液を出してしまうなんて…なんていやらしい子なのかしら…」  
「そんな…わたし…」  
マリーの言葉責めに、ますます顔を赤くし否定しようとするアナ。だが、マリーはそれを許さない。  
「いいえ、あなたはとてもいやらしい子よ。こうして話してる間にも、どんどん溢れ出してるわ…」  
そう言いながら、アナの愛液に塗れた秘所を弄るマリー。既に彼女の手は、アナの愛液でベトベトになっていた。  
「あぅぅ…」  
秘所を弄られる感覚に、アナは堪え切れず声を上げる。彼女の体にも変化が訪れていた…  
「うぅ…」  
(な…なんで…?……体が熱いよ…それになんだか…)  
快楽の虜になり始めたアナの様子を見て取ったマリーは、彼女の濡れそぼった秘所に指を挿入する。  
「ふぁぁっ…」  
アナの秘所に第一間接、第二間接と…徐々に挿入していくマリー。そこは十分に湿り気を帯びていたが、指一つでもきつい位、アナの秘所はぴっちりと閉じられていた。  
「あぁっ…はぁ…んん…」  
アナの半開きになった口元から嬌声が溢れてくる。  
「普通なら痛くて感じる所ではないでしょうに…どうやらあなたは、痛くされるのが好きみたいね…」  
マリーの指の動きが激しさを増す。  
「だから優しくしないわ…無理やり犯してあげる…」  
 
マリーは挿入する指を増やし、一気に奥まで押し込んだ。  
「ひぁっ…ぁ…くぅ…」  
アナの秘所が真っ赤に染まる…今彼女は、マリーの指によって無理やり女にさせられたのだ。  
「ふふ…さすがに痛いのが好きなあなたでも、声にはならない様ね…」  
「はぁ……はぁ……」  
アナはベッドのシーツを強く掴みながら、襲ってくる痛みに耐えていた…だが、襲ってくるのは痛みだけではない…それと同時に言葉ではいい表せれない様な感覚が、彼女を包み込んでいく。  
「まあ…」  
マリーはアナの異変に気付き声をあげる。アナの秘所からは、破瓜の血を押し流すように大量の愛液が溢れ出てきていたのだ。  
「これ程とは…人は見かけによらないものね…」  
「あぁ…だめぇ…なにか……あぁぁっ!!」  
アナの声が広い部屋に響き渡る。アナは無理やり処女膜を破られる痛みで、二度目の絶頂を迎えたのだった。  
「ふふふ…可愛い子…これからも可愛がってあげるわ…。」  
アナの朦朧とした意識の中で、マリーの言葉が頭に響き渡る。  
「はぃぃ…ありがとう…ございます…」  
アナはマリーにそう答え、そのまま気を失った…。  
 
 
 
おわり  
 
 

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