ギーグを倒し、冒険を共にした仲間達とも別れ、ネスは今オネットの町に戻っていた。  
今は昼下がり。  
特にする事もなく、町中を散歩していたネスだったが、少し疲れてきたので家に戻る事にした。  
一時期は隕石を見に来た見物人で溢れかえっていたオネット山への道も、今はすっかり寂れてしまった。  
人気の無い帰り道をひた進むネスだったが、不意に後ろから声を掛けられる。  
振り向くとそこにいたのは…  
「あ〜ら、ネスちゃん。久しぶりじゃな〜い。」  
身の毛もよだつ様な猫なで声で話し掛けてくる、巨躯の夫人…ラードナだった。  
「あ…お久しぶりです、ラードナさん。」  
思わずビクッ…としてしまい、反応が少し遅れてしまうネス。だが、そんな様子に気付く事も無く、ラードナは話を続けてくる。  
「しばらく見ないうちに逞しくなって〜おばさん惚れ直したわ…」  
ウットリとした表情で見つめられ、ネスは一瞬立ち竦んでしまう。  
勘弁して下さいよ…ネスは、つい言葉にしてしまいそうになるのをグッと堪える。  
 
「まあ、ここで立ち話もなんだし〜家に寄っていきなさいよ〜」  
「あ…」  
ネスは断ろうとするが、話し掛ける間もなくラードナの怪力によって、強引に招待される羽目になった…。  
「……」  
「さあさあ、遠慮はいらないからどんどん食べちゃいなさいな。」  
ネスは今、ラードナ家のリビングで、もてなしを受けていた。  
テーブルに所狭しと並べられた、お菓子とジュースの山…  
このまま黙っていても仕方ないので、目の前にあったクッキーに手を伸ばす。その時、一瞬ラドーナの目が妖しく光った様な気がしたが、気にせずクッキーを口に運ぶネス。  
「美味しいクッキーですね。」  
「そう?嬉しいわ〜それは私の手作りなのよ〜」  
意外だなー…と、心の中で思いながら、ネスはクッキーを食べ続ける。  
 
数分後、ネスの体に異変が起こった…。  
「……」  
(なぜだ…?)  
ネスのズボンはパンパンに膨れ上がっていた…。  
ラードナはさっき以上に妖しい笑みを浮かべている。  
(は!?…まさか…)  
あのクッキーに何か変なモノでも入っていたのだろうか…。  
(いや…変な詮索はよそう…それより早くここから帰る事を考えないと…)  
「どうしたの?さっきから全然食べてないけど。」  
ネスの様子がおかしい事に気付いたラードナが問い掛けてくる。  
「あ…いえ、そんな事無いですよ…」  
ネスは自分の身に起こった異常を悟られない様に、目の前に置いてあったコーヒーを飲み干す。  
「まあ〜良い飲みっぷりね〜おかわりあるわよ〜。」  
「いえ…僕はそろそろ帰らないと…」  
「まあまあそう言わずに。時間はたっぷりとあるんだからゆっくりして行きなさいよ〜」  
そう言って、カップに新たなコーヒーを注ぎ足すラードナ。  
が、手元が滑ったのか熱々のコーヒーがネスのズボンに降り注がれる。  
「熱っ!!」  
「あ!ごめんなさい。」  
ラードナは手元にあったタオルでネスのズボンを拭こうとするが、  
「あ、いいです、自分でやりますから。」  
ネスは慌ててラードナからタオルを取ろうとする。なぜなら、ネスの股間は今にも弾けんばかりに膨れ上がっていたからだ。  
(こんな姿…気付かれるわけにはいかない!!)  
だが、ラードナはネスの手を振り切り強引にズボンを拭く。  
(鎮まれ!鎮まれ!!鎮まってくれぇぇ!!!)  
ネスは心の中で絶叫する。  
 
「あ…」  
ラードナはネスの異変に気付き手を止める。  
(ああ…ばれてしまった…なんて言い訳すればいいんだよぉ……)  
ネスは心の中で狼狽える。だが、ラードナが次に発した言葉に、ネスは驚愕する。  
「早くズボンを脱ぎなさいな。火傷してないか見てあげるから。」  
「え…!?」  
(ええええぇ!!……そ、そんな事…できないよ……)  
だが、ネスの答えを待たずに、ラードナはズボンに手を掛ける。必死に抵抗を試みるが、彼女の怪力によって難なくパンツごとずり下ろされてしまった…。  
「まあ……」  
ネスの愚息は見事な程に屹立していた。それをウットリした表情を浮かべて見るラードナ。  
(あああぁぁぁ……見られちゃったよぉぉぉ……)  
母親や妹にしか見られた事の無いソレを間近で見られ、ネスは今にも燃え上がりそうな程、顔を真っ赤にする。  
しかも…よりによって、勃起している状態でだ…その状態を異性に見られたのはラードナが初めてだ。  
(ママ……僕はどうしたらいいの……)  
あまりのショックに体の力が抜けてくる…。  
ネスはさっきまで座っていたソファに、倒れる様に座り込んだ。  
「どれどれ…」  
ラードナは、ネスのそれに手を掛けながら、まじまじと見つめている。  
「ああぁ……  
(そ、そんな…触らないで…)  
触られる度に、ネスのソレはビクビクと脈づいている。  
慌てて、ラードナの手を振り払おうとするネスだったが、その時になって第二の体の異変に気が付いた。  
(か、体が…動かない……なんで…?)  
ネスはソファに深々と腰掛けたまま、動けないでいた。  
ネスはまだ知らなかった…全てはラードナが仕組んだ罠だったと…  
 
「少し赤くなってるわね…」  
「そ…そんなに…見ないで…」  
マジマジと見られる恥ずかしさに、ネスは更に顔を赤くする。  
「いいわ…私が消毒してあ・げ・る♪」  
消毒…?火傷は普通冷やすのでは?…と考えを巡らせていた矢先、ネスは不意に与えられた奇妙な感覚にハッとする。  
「……」  
あまりに衝撃的な光景に、ネスの思考は一瞬停止する。  
「あ…」  
我に返ったネスは心の中で絶叫した。  
(うぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!ラードナさんの……ラードナさんの舌が…僕のを舐めてるぅぅ!?)  
人妻にフェラされる…非常においしいシチュエーションなのだが、相手はあの、巨躯の夫人ラードナだ…しつこいまでに厚化粧されたその巨大な顔に迫られるのは、恐怖以外なにものでも無い…  
見る者を萎えさせる程の、禍々しいオーラを発していたが、ネスの分身はいっこうに衰えを見せない…まさに愚息…ネスはこの時、自分が男である事を心のそこから呪った。  
逃げたい…一刻も早く、その惨状から逃げ出したい…だが、ネスの意に反して体は全く動かなかった…  
「ん〜もう少し消毒した方がいいかしら?」  
そう言うや否や、ラードナはネスのそそり立つ分身を自らの口に含んだ。  
その壮絶な光景に、ネスは思わず目を閉じる…が、  
(うああぁぁ……舌が…舌がぁぁ!!)  
目を閉じて初めて分かる、ラードナの超絶技巧な舌使い…まるで意思を持った軟体生物の如く、ネスの分身を舐め上げていく…想像以上の快感に、ネスは閉じていた目を見開き、ラードナを見る。  
「……」  
地獄だ…この世の終わりだ…自分の分身を舐めているのはラードナだ…見ているだけで吐きそうだ…  
だが、目を閉じてしまえば、彼女の巧みな舌使いによって、下の方が先に吐いてしまう…  
生き地獄とはこういう事を言うのだろう…ネスはその時悟りを得た。  
 
「あむ…ん…にゅむ…」  
「あああっ!そ、そんなに舐めたらぁぁっ。」  
ネスは今にも迸りそうになる射精感を必死になって堪えていた。  
(やめて…ラードナさ…ああっ!そんなとこまで…)  
ラードナの責めは予想以上に凄まじく、ネスの愚息を丹念に舐め回している。ニュチュ…ニチュ…といった、淫猥な音と二人の呼吸音が部屋の中に響き渡っていた。  
ラードナはネスの愚息をすっぽりと咥え込み、舌で亀頭の裏すじからカリの窪みまで舐め回す。その度に、ネスは堪らなそうな声を上げ、その様子を妖艶な表情で見ていたラードナは更に責めを増す。  
「この辺もきちんと消毒して置かないとね〜」  
「ああっ…」  
(うあぁ…どこ舐めてるの!?ラードナさん!!)  
ラードナはネスのふぐりに舌を這わすと、そのまま吸い付き舌先でコロコロと転がす。普通なら少し掠っただけでも激痛の走る男の急所を、老練なテクニックで責めてくる。  
初めてフェラされた一介の少年が、それほどのテクニックに耐えられるはずも無い…だが、ネスは耐えていた。見ていて吐きそうになるラードナの顔をマジマジと見る事によって、己の愚息を萎えさせようと必死だった。  
「まあ…そんなに見つめないで…恥ずかしいわ…」  
(見たくて見てるんじゃ無いんですよぉっ!!)  
ネスの視線に気付き、顔を朱に染めるラードナにネスは、心の中で絶叫する。  
「ここまで耐えれた人はあなたが初めてよ…」  
(えぇぇっ!?この人今まで何人毒牙にかけて来たんだ?…いや、変な詮索はよそう…今はこの状況を乗越える事を考えないと…)  
「でもね…これは耐えられるかしら…」  
そう言ってラードナは、ネスの後ろの穴に食指を這わす。  
(そ、そこは!?ああっ!だめだっ!!)  
「ああああぁぁぁぁっっ!!」  
菊座を刺激されたネスは断末魔の叫びを上げながら、ラードナの口内に熱い猛りを迸った…。その時、ネスの脳裏に蘇る様々な女性との出会い…ママ…トレーシー…図書館のお姉さん…ビーナスさん…メイドのエツコさん…そして…  
(ポーラぁぁぁぁぁっ!!!)  
ネスは心の中で愛する者の名を叫んだ。…だが、その叫びも空しく、思考の闇の中へと消えていった…。  
 
「まあ…こんなに出して…いやらしい子ね…」  
口内に放たれたネスの猛りを一滴も零す事無く、嚥下していく。顔はともかく、色白な喉元が飲み下すたびに揺れ動く様はなんとも艶かしい…  
「そんな…」  
(ああぁぁ……やっちゃったよ…もう…どうすれば…)  
ネスの絶望の淵に立たされている思いだった。だが、ネスの悪夢はまだ終わらない…  
「あら〜あれだけ出したのにまだ元気ね…。」  
「え…?」  
ネスの愚息は、彼の意に反してラードナの妖艶なテクニックに飢えているかの如く今だ衰えを見せず、まさに愚息と呼ぶに相応しい姿を呈していた。  
(そ…そんな…何で鎮まらないの!?)  
焦るネスに追い討ちをかける様に、ラードナが衝撃的な発言をする。  
「こんなに熱く火照らして…特別治療が必要ね…」  
「特別治療…?」  
そう小さく呟くネスだったが、彼は分かっていた…これから己の身に起こるであろう出来事を…だが、認めたくは無かった…  
「さ〜て…今度の治療は私も準備が必要だからね〜」  
そう言って、それまで履いていた厚手のスカートをたくし上げ始めるラードナ。  
事態はネスの予想していた状況に刻一刻と近づいて行く…どうにかこの現状を打破出来ないかと画策するも、考えが及ばず、運命の時を迎えようとしていた…  
 
 

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