そこはマザーズデイの町から南に行った所にある墓地。  
最近はゾンビが出て、誰も近寄らない場所。  
だが、そんな荒れ果てた場所に足を踏み入れる、一人の少年がいた。  
彼の名はケン。  
そもそも、なぜ彼がこんな危ない場所にいるのか…。  
それは数時間前の事だった。  
 
―――――――――――――――――――――――――  
 
「どうしましょ、どうしましょ、どうしましょ、どうしましょ、どうしましょ、どうしましょ…うちのピッピが迷子になったの。マザーズデイの町に行くなら町長さんに連絡してくださいな。オロオロ…ウロウロ…」  
マザーズデイの外れに住んでいるケンは、町に向かう途中、見るからにオロオロしているピッピのママに呼び止められた。  
ピッピとは幼馴染で、よく遊んでいた仲だ。  
放って置く訳にもいかず、ケンは町長さんのもとへ向かう事にした。  
 
―町役場にて  
「えっ、行ってくれるか。助け出してくれるってか。生きて帰って君は英雄!体の具合さえよければ私も行くんだけど…」  
半ば強引にピッピ捜索の役目を押し付けられたケン。  
ピッピは墓地に迷い込んだらしい。  
大人の汚さを痛感しながら、ケンは墓地へと向かう事にした…。  
 
―――――――――――――――――――――――――  
といった訳で、迷子のピッピを捜して墓地を探索するケンだった。  
「はぁ…なんでこんな所で迷子になるかなー?」  
わらわらと現れるゾンビ達を土にかえしながら、ケンは呟く。  
「ピッピー!どこだー!?」  
叫んでみるが反応は無い…。  
はぁ…と、溜息をつきながらケンは、墓地の奥へと向かって歩いていった…。  
「ピッピー?」  
地下墓所を歩きながらピッピの名を呼ぶ。  
―ガタッ  
不意に棺桶の中から音がして、ビクッとするケン。  
「ピッピか…?」  
少し怖くなったのか、さっきより控えめの声だ。声を掛けながら音のした棺桶に近づいて行く。  
ゴクリ…と、生唾を飲むケン。棺桶に手を掛けようとしたその時!!  
―ガタンッ!!  
「バァァ〜!!」  
「……」  
「……」  
「……」  
「…何かリアクションしてよね。」  
「……何やってんだ?ピッピ。」  
「……わたしは迷子のピッピだよ。あなたって勇気あるね?」  
「急に話を逸らすな。」  
 
「ハハハハハ…」  
「笑って誤魔化すな。」  
「もう…せっかく驚かせてあげようと思ったのにーケンちゃんって乗り悪いよねー。」  
はぁ…と、あからさまに溜息をつくケン。  
(迷子じゃなくて遊んでただけか…)  
「さ、町に帰りましょう。」  
気が付くと、ピッピは出口の前にいた。  
はぁ…と、今日だけで何回目になるか分からない溜息をつきながら、ピッピの元へ向かうケン。  
だが、ピッピは何故かその場から動こうとしない。  
「ねえ、ケンちゃん…」  
「今度は何?」  
さっきの事もあり、少しムッとして答えるケン。  
「やっぱりこわいから先に歩いてよ…」  
「ぷっ……」  
少し機嫌の悪いケンだったが、それを聞いて思わず吹き出してしまう。  
「え?何?何で笑うの!?」  
「ハハハハハ…ごめんごめんピッピがあまりにも女々しい事言うもんだからさ…」  
「女々しいって、わたしは女の子だよ!?」  
反論してくるピッピを尻目に先頭を歩き出すケン。  
「あ、待ってよー。」  
ピッピが慌てて付いて来る。  
そんなこんなで二人は地下墓所を出た。  
 
SMAAAAASH!!  
ゾンビもどきは土に返った…。  
「ケンちゃーん、先行っちゃうよー?」  
わらわらと現れるゾンビ達を、素手で土に返していくピッピの姿に、ケンは末恐ろしいものを感じていた…。  
まだ初めの内は、「キャー出たー!ケンちゃん何とかしてよー!」  
と、少女らしい一面を見せていたが、今ではもう歴戦の勇士だ。  
自分が来た意味ってあったのかな…?と、疑問に思う頃にはもう、墓地の出口に着いていた。  
墓地を抜け、二人でマザーズデイの町へと歩いていた時、突然ピッピに話しかけられる。  
「今日はありがと…ケンちゃんが来なかったらわたし…きっと泣いてたわ…」  
「あ、ああ、そんな事気にすんなよ…」  
ピッピの発言に、心の中で「それは絶対無い…」と、突っ込むケンだが、現実には言わない。怖いから…  
「そうだ…ケンちゃんにお礼しないといけないね。」  
「いいって…お礼なんか…。」  
「だめ、それだとわたしの気が済まないの!」  
はいはい…と、しぶしぶ承諾するケンだった…。  
 
そう言って連れて来られたのは、町外れにある古い物置小屋。  
「ねえピッピ、ここってどこ?」  
「えへへ…私の秘密基地よ…」  
へー…と部屋の中を見渡しながら呟くケン。  
「それでさ…ケンちゃんにお願いがあるんだけど…」  
「何?」  
「パンツ脱いでくれない?」  
一瞬の沈黙。  
「えぇぇぇっっ!?」  
お礼といわれるから、てっきり何かを貰えるのかと思っていたケンは困惑の声を上げる。  
「脱いでくれないとお礼できないのよ…」  
少しモジモジとして顔を紅く染めているピッピを見て、ケンはドキッとする。  
「え…でも…」  
そんな恥ずかしい事は出来ない…と、全く脱ごうとしないケンに痺れを切らしたピッピは、  
「じゃあ、わたしが脱がしてあげる。」  
と、強引にケンのズボンに手を掛ける。当然ケンは抵抗するが、ピッピの力は思いのほか強く、あっという間にパンツごと脱がされてしまった…。  
「か…返してよ…ズボン…」  
力では敵わないと悟り、股間を手で覆い隠しながらケンは弱々しく懇願する。  
―ポイッ  
ケンのズボンとパンツは、ピッピの手によって棚の上に投げ捨てられてしまった。  
「あー…」  
それを目の当たりにし、がっくりと項垂れるケン。  
「どうしてくれるんだよー僕のズボン…」  
「後で取って上げるからさ…それより…その手をどけて貰える?」  
 
「えぇぇ!…そんな事出来ないよ…」  
ケンは断固拒否する。  
「そう…わたしのお礼…受け取って貰えないんだ…」  
そう言い俯くピッピにさっきまでの元気は無い。顔を真っ赤に染め、目を潤ませている。  
「あ、ああ、見せればいいんだろ…」  
その場の雰囲気に居た堪れなくなったケンは、ピッピに自らを曝け出す。  
「これでいいんだろ…?」  
腰に手を当て、どうだ…と言わんばかりに皮を被ったそれをピッピに見せる。  
「さっすがケンちゃん♪男らしいー。」  
さっきまでの暗い雰囲気が嘘みたいに晴れ、ピッピはケンを煽る。  
(ちっ…芝居だったのか…)  
後悔先に立たず…少年らしいかわいい陰茎をまじまじと見られ、顔を真っ赤にするケン。今すぐにでも逃げ出したいが、ズボンは棚の上だ…。このまま逃げる事など恥ずかしくて出来ない。  
「で、お礼って何?」  
もうヤケクソ気味でケンが問う。だが、ピッピは聞いているのか、いないのか…  
「何か違うんだよねー…」  
「ピッピ…?」  
「こうかな?」  
「あぅぅっ…」  
いきなり陰茎をギュ…と掴まれ、ケンは少女のような声を上げる。  
 
「ここを…もっとこうして…」  
「あ…ピッピ…やめ…」  
ピッピはケンの陰茎を握る手に力を込めると、思い切って皮を剥いた。  
「えい!」  
「ああっ!!」  
ケンの悲鳴の様な声と共に露になった、薄ピンクの可愛い亀頭。  
完全に剥けきったケンのそれを見て、満足げな笑みを浮かべるピッピ。  
反対にケンはと言うと、痛さと恥ずかしさと他、色々な物が混ざり合ったような複雑な表情を浮かべている。  
「ピッピー…」  
今にも泣きそうな様子でピッピの名を呼ぶケンだったが、不意に感じたえも言えぬ感触に、何も言えなくなってしまった。  
恐る恐るその感触のした方に目を向けるケン。そして、そこで目にしたものは…  
「ピ…ピッピ!?なにやってんだ!?」  
それを目の当たりにして、ケンは驚きの声を上げる。ピッピはケンの陰茎を口に咥えていた。  
(ピッピが僕のオチ○チン食べちゃってるよぉ…)  
動揺するケンを見て、彼の陰茎を口に咥えたままピッピは言葉を発する。  
「ほふはひほほろふほほはひへほ?(そんなに驚く事無いでしょ?)」  
「あぅぅ…」  
咥えたまま喋った事によってケンの陰茎に微妙な振動が加えられ、ケンは悶える。  
「ひもひひい?(キモチイイ?)」  
話しかけられる度に敏感な部分を刺激され、ケンは答えるどころではない。  
(す…すごいよ…)  
腰をガクガクいわせながら、ピッピの成すがままになるケン。  
 
(フフフ…ケンちゃんったらカワイイ…)  
続々と与えられる刺激に悶えるケンを見て、ピッピは悪戯っぽい笑みを浮かべる。  
(これならどうだ!)  
それまではずっと咥えたままだったが、舌をチロチロと動かし始めた。  
「あぁぁぁっ!!」  
亀頭の裏筋からくびれの辺りを這うピッピの舌に刺激され、ケンは悲鳴の様な声を上げる。  
(ピッ…ピッピのベロが…すごいよぉ…)  
ムクムクと大きくなっていくケンの陰茎。それをピッピは口の中で感じていた。  
(うわぁ…ケンちゃんのオチ○チン…大きくなってる…)  
チロチロと舌を這わせながら、今度は吸い付いてみたりと色々手法を変えてみるピッピ。  
「あぁぁっ!すごいよ!ピッピ…」  
あまりの快感に思わず思っていた事を口走るケン。それを聞いてピッピは嬉しそうな顔をする。  
「ほんはひひいほ?(そんなにいいの?)」  
「うん!すごいよ!キモチイイ!」  
(ケンちゃんキモチイイんだ…なんだか嬉しいな…)  
顔を真っ赤にして息を荒げている幼馴染の姿を見て、ピッピはニッコリ微笑む。  
「ああぁっ!何か…何か変だよ…」  
生まれて初めて体験する射精感に、困惑するケン。  
(そろそろかな…?)  
ピッピは一通り舌を這わせた後、一気に亀頭を吸い上げる。  
「ああぁっ!な、何か出るぅ!」  
ピッピの口の中でケンの勃起が一回り大きくなったかと思うと、今度はその先端からねばねばしたモノが飛び出す。  
「うんっ…!」  
(変な味…でも…いいかも♪)  
ピッピは数回に分けて発射された精液を一滴もこぼさず飲み下していく。  
 
息を荒げ、初めての射精の余韻に浸っている幼馴染の姿を見ながら、ピッピは満足そうな笑みを浮かべた。  
 
―――――――――――――――――――――――――  
 
帰り道。ピッピにズボンを返して貰ったケンは、二人で町へ向かって歩いていた。  
「どうだった?わたしのお礼?」  
「……」  
さっきまでの光景を想像し、顔を真っ赤にするケン。  
「ねえねえ、どうだったの?」  
「…良かった…」  
尚も追求してくるピッピの勢いに押され、渋々答えるケン。  
「そう…気に入って貰えたんだ…嬉しい。」  
そう言ってニッコリと微笑むピッピを見て、ケンは更に顔を赤くする。  
「なあ、ピッピ…」  
「なーに?」  
「あんな事どこで覚えたの?」  
「それわねー…ひ・み・つ♪」  
「あーずるいぞピッピ!」  
「もーせっかちね…そんなんじゃあ、もうしてあげないよー?」  
そう言って悪戯っぽく笑うピッピ。  
「うっ…」  
ケンは何も言えない…。  
「そうそう…ケンちゃんさえ良かったらさ…」  
「何?」  
「もっと気持ちいい事があるんだけど…してみない?」  
 
 
 
(TO BE CONTINUED…?)  
 

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