その薄暗い部屋の中に、その可憐な少女はいた…。  
 
 
『お願い…、お願いネス。私はここにいるわ…。どうか早く助けにきて…』  
 
 
陽のさしこむ窓に向かって彼女は手を組み、目を閉じて祈りを続ける…。  
ポーキーに閉じ込められた薄暗い家の中で…。  
 
 
その、ポーラという可愛らしい名を持った少女は、一つの確信を持っていた。  
ネスという少年が、もうすぐここにきて自分を救い出してくれるということ。  
そして、その少年こそが、この世界を救う存在であるということを。  
彼女は、決して自分が聖人であると考えているわけではなかったが、自分の  
祈りには特別な力があることを知っていた。  
今は、ただそのチカラを信じるしか、彼女には道が残されていなかった…。  
 
 
―そしてその日も、変わらずポーラは祈りを捧げていた。  
いつくるかもわからない勇者を想像しながら、彼女はじっと目を瞑っていた。  
 
『ネス………』  
 
まだ彼女は、そのネスという男の子の姿すら知らない。  
色んな人物像が浮かんできたが、正義の心に満ち溢れているという美少年と  
いうところは、どの想像も同じだった。  
 
『………』  
静かな時間がただ刻々と過ぎていく…。  
足のしびれも感じないほどに、ポーラは祈りに集中している。  
窓から入り込む陽の光に照らされた彼女のその姿は、まさに天使の如く神々  
しさをまとっていた。  
それに対比するかのような小汚い牢獄…。  
そのミスマッチがまた、彼女の純真な心と身体の美しさを引き立たせているよ  
うでもあった…。  
 
 
―そして、その日、彼女が祈り始めて一時間ほどたった頃、牢獄の外でついに  
変化があらわれた。  
 
"かーかー!!バサバサ!バサバサ!"  
 
 
「な、何…!?」  
外でたむろしているカラス達が、突然暴れ始めた。  
ポーラは驚きつつも、じっと聞き耳を立てた。  
 
"かーかー!!"  
"バゴッ!!ぐぎゃ〜!!バギッ!!ぐぎゃ〜〜〜〜!!!"  
 
カラス達の断末魔が聞こえ、辺りが再び一気に静かになる。  
そして、ポーラはこの牢獄に向かってくる一人の人間の足音を聞いた。  
 
『はっ………ま、まさかっ!………ネ、ネス!?』  
 
彼女は直感でそう感じた。  
そしてそれはすぐに確信に変わった。  
今、外にいる人間がネスであると、ポーラの不思議な力が教えていたのだ。  
ポーラは高鳴る胸の鼓動を感じながら、じっとそのときを待った。  
もうすぐ現れる、ずっと待ち焦がれていた勇者のシルエットを、もうすぐ開け  
られるドアの向こうに想像しながら…。  
 
 
"ギィ………"  
 
 
そのドアは、ゆっくりと開かれた。  
 
―赤い帽子、手にはバット。  
今時の小学生の容姿と変わらない少年がそこには立っていた。  
そして、それはネス以外の何者でもなかった。  
 
思わず彼の姿をじっと見つめるポーラ。  
彼女は、あまりにもネスという人間を美化しすぎていたために、あまりに  
平凡な容姿の彼を見て少し残念な気持ちになったが、それでも彼のくりく  
りとした純粋な目を見て、深い安堵感を得ずにはいられなかった。  
 
『あ、ああ…ネス。来てくれたのね?』  
「………」  
 
その少年はじっと黙ったまま、ポーラをじろじろと品定めするかのように  
視線を動かした。  
そして、程なくそれが終わると、一歩、二歩と牢獄のほうに彼は近寄った。  
 
『あなたが来ることもずっと待ちわびていたの…。色々と話したいことも  
あるわ』  
「………」  
『お願い、とりあえずここから私を出して…。一刻も早くこんな場所から  
抜け出したいの』  
「…あんた誰だよ?」  
『…えっ?』  
 
ポーラはその一言に、一瞬大きなショックを受けた。  
しかしすぐに彼女は気づいた。目の前にいる彼は自分のように不思議な力の  
ない普通の少年であり、お互いにとって一応これは初対面なのだから当然の  
ことだと。  
 
『あっ、そ、そうよね。私たち会うのは初めてなのよね。えっと、私の祈りは届  
いていたと思うけど、私がポーラなの』  
「ああ、あんたがポーラか。いきなり頭の中に変な声が聞こえてきたからさ、  
幽霊が話しかけてきたんだと思ってびっくりしてたんだよ」  
『…ねえ、ネス…。あなたに捧げたお祈りの中でも少し言ったんだけど、私、  
あなたと一緒に冒険をするようにとお告げを聞いたの。だからこれからあなた  
と一緒に旅をしたいの』  
 
ポーラはついに念願叶うときがきたと、ほっと表情を柔らかめながらそう言った。  
そして自然に、目尻に涙が浮かんだ。この窮屈で寂しい牢獄生活から開放され、  
そして今度は大儀のために生きることができる、そんなポーラの喜びは到底抑え  
られるものではなかった。  
 
『ふふっ♪ねっ?これから一緒に頑張りましょ♪』  
首を少し傾けて、にっこりとポーラは微笑んだ。  
 
「えっ?いや、ダメだよ」  
 
―そのネスの一言に、ポーラの動きは一瞬止まった。  
 
『………えっ?ど、どうして?なんで…?』  
「僕は一人で旅をするのが好きなんだよ。それに、君と一緒に旅をしなきゃいけ  
ない理由なんて、僕には一つもないんだし」  
『………』  
 
ポーラは少し口を開けたまま、しばし停止した。  
 
『……え、えっと……』  
ポーラは、ネスというこの少年が正義の心に満ち溢れた優しい少年であると、  
自分の中で確信していた。  
しかし実際、目の前にいるのはどこにでもいるような自分主義の自由奔放な  
少年…。  
 
彼女は、自分の描いていた予想図が壊れていくのを感じていた…。  
 
―しかし、彼女はすぐに思いなおした。  
彼がどんな人間であれ、彼がこの世界を救う人間であることには違いない。  
だから何とか説得して、自分を仲間に入れてもらえるように頼み込もうと…  
そう、彼女は前向きに決心をした。  
 
『ね、ねー、ネス。じゃあとりあえずここから出してよ。何処かのカフェでお  
茶でもしましょ?私とあなたならきっと気も合うと思うわ』  
「………うーん」  
『…どうしたの?』  
「………つーかさ、君って牢屋に閉じ込められているくらいなんだし、君が  
悪者じゃないっていう保証はどこにもないんだよね」  
『そ、そんな………』  
 
まさか自分が、あまつさえ悪者扱いされるとは思っていなかったため、ポーラはズ  
キンッと心に突き刺さるものを感じた。しかし、彼女はあきらめずにすぐに切り返す。  
 
『あっ、ほ、保育所には寄ってこなかったの?』  
「保育所?」  
『私のいる保育所に行ったからここに私がいるってわかったんでしょ?あそこ  
にいる皆だったら私のことを知っているはずだわ』  
「ああ、そういやそんなところ行ったような気もするな。…けど、俺あれなんだよ。  
【街の人のセリフは適当に聞き流す派】なんだよ」  
『………』  
 
ポーラは頭が痛くなった。  
 
けれど、やはりあきらめることはできなかった。  
 
『えー…っと…。じゃあ、ど、どうすれば…。どうすれば信用してもらえるの…?』  
「そうだな…。………まあ、僕の言うことを素直に聞いたら助けてやってもいいけどな」  
『! う、うんわかった。何?何でも聞くわ!』  
「…んー、じゃあ、どうしようかな…」  
 
少しだけ光が見えてきた彼女。彼に会って、まず牢獄に出ることに四苦八苦するとは  
思っていなかったが、それでもとにかくここは乗り切らなければと、意気揚々に構えた。  
 
「…じゃあね、尻撫でさせてよ」  
『………えっ?』  
 
目を見開いて、彼女は聞く。  
 
『………な…、今、なんて…?』  
「ケツ揉ませろって言ったんだよ」  
『な、何言ってるのよ、変態!!』  
「…まあ、僕は別にいいんだよ?。僕は君がどうなろうが知ったこっちゃないし」  
『えっ…?』  
「引き続き牢獄ライフを楽しみたいのなら、しょうがないね  
 
ネスは振り返ってドアに向かおうとする。  
 
『あっ!ちょ、ちょっと待って!……わ、私を助けてくれる人は、あなたしかい  
ないの!』  
「………じゃあ話が早いじゃん」  
『う、うー………』  
 
ポーラは思った。こいつはある意味ポーキーよりもタチが悪いと。  
 
ポーラはうなだれた表情のまま、ゆっくりとネスの方向へと歩いていく。  
こんなことになるなんて予想はもちろんしていなかった。  
けど、彼に従うしかここから出られる道はない…。  
 
彼女は、縦に走る牢鉄をはさんで、彼の手の届く距離にまで近づいた。  
 
「じゃあ、後ろ向いてよ」  
『………』  
ポーラは無言のまま、ゆっくりと後ろを向いた。  
 
「ふふっ」  
ネスはまずじっくりとそのピンクのワンピースに覆われた可愛らしいお尻を  
眺めた。ふくよかな体のラインが、服の生地にはっきりと浮き出ていて見方  
によってはかなりエロい。  
女の子の体に本格的に興味を持ち始める年頃になったネス…。  
自然と口元がにやけていく。  
 
「じゃあ、いくぜよ」  
『………』  
 
ネスは牢の間に右手を通し、そのふくらかな部分へと手の平を置いた。そして  
反射的にふにゅっとその手に力を入れた。  
 
『やっ……』  
「うーん…、マンダム」  
 
生地の上からさするように揉みまわすように、優しくそれを愛撫する。  
その感触を逃してなるものかというほどに、ねっとりとその右手がお尻にまと  
わりつく…。  
 
『んっ……』  
もぞもぞと自分のお尻を這い回る手の感触というものは、もちろん彼女は初めて  
だった…。嫌悪感に似た、恥ずかしい感情が、ぐわっとわきあがるのを感じていた。  
 
「ふわふわでむにゅむにゅ……」  
釘いるように、いま自分の揉んでいる部分を見つめながら、ネスは夢中になって  
揉みしだく。  
そして、辛抱たまらないといった感じで、左手を伸ばして、そのスカートをまくった。  
 
『きゃっ!』  
「おっと、隠すなよ」  
『うっ……』  
 
真っ白い、木綿地のショーツが露になる。  
学校でスカートめくりがはやった時期があったが、その時のネスは人一倍興奮していた。  
彼は、羞恥に悶える女の子がたまらない少年だった。  
 
"むにむに…"  
 
今度はパンツ越しに右手を動かす…。さっきよりも感触がぐっと良い。  
それに伴い、ネスは聞こえるほど大きい息づかいになった…。  
 
『う……ね、ねぇ?』  
「はぁはぁ…、何?」  
『も、もういいでしょ?…こ、ここから出してよ』  
 
さんざんお尻を献上していた彼女。  
もう恥ずかしさの限界にきていた。  
 
ネスは、そんな彼女の懇願を鼻で笑うように息を漏らした。  
そして、小学生とは思えないアクドイ表情を作って彼女に話しかけた。  
 
「何いってるんだよ。欲求不満な僕が満たされるまで、君には協力してもらうよ」  
『そ、そんな…』  
「ところでさ、この柔らかなお餅みたいな尻の奥底に、人体で最も汚い排泄口が  
ある現状についてどう思うよ」  
『そんなこと知らないわよ!!』  
 
ネスは下半身に伸びていた両手をそっと離した。  
そして、すぃ〜っと上へと持っていく。  
 
『えっ、何?』  
「次は乳だ」  
 
"ぐにっ…むにゅむにゅ……"  
 
『きゃ、きゃあ!!』  
「すげぇ……」  
 
まだ膨らみかけの胸…。しかし、それはもうネスの小さな手にぴったりと  
フィットし、柔らかさも申し分ないものとなっていた。  
ネスは初めてのそのむにゅむにゅとした感覚に、よだれをたらしたような  
顔で夢中になって揉み始めた…。  
 
『ぁ…あうっ…んっ……』  
「へへっ、気持ちいい?僕はめっちゃ気持ちいいけど」  
『う、うるさい!ボケッ!』  
「…何か地が出てきたなアンタ」  
 
ポーラはネスの両手首を持って、じっと彼が満足し終わるのを待つ。  
一方のネスは、十本の指をランダムに動かしながら、その双丘に埋まる  
感触を楽しみ続ける。  
 
"ふにゅふにゅ…ふにふに…"  
 
『んんっ…んっ……ぁっ…』  
「はぁ…はぁ……」  
 
服の上からもわかるほど、彼女の乳首は勃起し始めた。  
ネスはそれをさっすると、それを両人指し指で、それぞれくりくりともてあそぶ。  
『ぁんんっ……』  
ポーラの口から大きなあえぎ声が漏れる。それを聞くと、さらにネスのはぁはぁも  
ヒートアップする。  
たまらず、ぐいっと胸を揉みながら自分の方にポーラを引き寄せる。  
そして、さっと自分の陰茎をズボンから出し、それを彼女のスカートの中に入れて、  
ふかふかのお尻にくっつける。  
 
『ちょ、ちょっと!何かお尻に当たってるんだけど…!』  
「ああ、それは僕のちんこだよ」  
『そんなことはわかってんのよ!!』  
 
ネスの腰は、自然に上下に動く。すりすりとお尻の谷間に埋まりながらこすられる。  
それと共に、なおも胸を両手で縦横無尽に揉み続ける。  
 
「はぁはぁ…き、気持ちいい……」  
『んっ……んっ…』  
 
ネスのビッグになってもスモールな陰茎の先からは、どくどくと溢れ出る。  
彼は本番にいくことも考えていたが、その気持ちよさにもう腰は止まらなく  
なっていた。  
そして、だんだんお尻に押しつける力が強くなっていく。  
 
「あぁ、あっ、もう駄目、い、いっちゃいそう…!」  
『んっ、んぁっ…ぁっ…』  
 
胸を弄ばれ続け、ポーラもだんだん表情が壊れていく。  
一切触れていない秘部には、もう染みができていた。  
ネスの欲望のままの手つきに応えるように、彼女の体も反応していた…。  
 
「あっ、あっ、い、いく、いくっ」  
『あっ、ぁっぁっ…んぁっ…』  
 
ネスの胸を持っている手が握力が、ボールを掴むようにギュッと強くなる。  
ポーラは痛さを感じながらも、ビクンッとその体を大きく反応させた。  
 
―そして。  
 
「んんああっ!!んっ!!!」  
『あっ……ぅあっ……』  
 
ドバッと、ポーラのスカートの中に白濁したものがかかった。  
 
ポーラはがくっと腰をくずすように座り込んだ。  
ネスは、それを見てフッと笑みをこぼすと、満足した表情でスモールになった  
スモールをしまった。  
 
「ふー、気持ちよかったぜハニー」  
『誰がハニーよ!も、もう…、とにかく、これで終わったんだから早くここから出してよ』  
「………」  
 
返事がないネス。  
ポーラは顔を上げて、じっとネスの顔を見た。  
 
『…どうしたの?何かたまってるのよ』  
「えっとさ、実は鍵ははじめから持ってないんだよね…」  
『………ハァ!!?』  
 
ポーラは思わず立ち上がって、牢越しのネスにつめよった。  
 
「はは、まあちょっとした茶目っ気だよ」  
『………』  
「ははははっ………。−って、あ、あの、どうしたの?怒らないの?」  
『………ぶつぶつぶつ』  
 
ポーラは何かを唱えながら、突然ひざまずいた。  
 
「えっ?あれっ…?ポ、ポーラ…?」  
『…全世界の皆さん。私の祈りが届いていますか?私のために力を貸してください……  
今、私の目の前に滅ぼすべき敵がいます……』  
「な、何?えっ?えっ?」  
『さあ、皆さん私に力を!!!』  
 
聖なる光が、ネスの体を全方向から一斉に貫く!  
 
"ぐちゃぐちょぶちょ!ぐさぐさ!ぐちゃぐちゃぐちゃ!!!!!!!"  
「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」  
 
 
(完♪)  
 

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