辺り一面、青で統一された村。  
ツーソンに住む者なら、一度は耳にする事があるだろう。  
その村こそが、ハッピーハッピー村である。  
「世界のすべてをブルーにして幸せな社会を築く…」  
それが彼らの思想。宗祖カーペインター≠中心として、徐々に勢力を伸ばしている新興宗教だ。  
彼らの本拠地ともいえる村が、ここ、ハッピーハッピー村である。  
村の奥地にある洞窟を抜けると、秘密の小屋がある。否、小屋というより、牢屋に近い。  
そこで監禁されている少女が一人。  
少女の名はポーラ。肩の辺りでカールしたブロンドも髪、パッチリとした目元、イーグルランドでもまれに見る程の美少女だ。  
それに、超能力が使えるということで、地元ツーソンではそこそこ有名人である。だが、それに目を付けたカーペインターは、その力を利用すべく行動に移した。  
彼女を誘拐したのだ。これはかねてから計画していた事。しかし、いつ行動に移すか考えていた時、一人の少年が現れた。小太りでだらしの無い姿の少年…それが彼への第一印象。彼の名はポーキー・ミンチ。ポーキーは言う、ポーラをさらって来てやる…と。  
しばらく考えていたカーペインターだったが、彼が崇拝する黄金の像から啓示を受け、彼はポーキーに一存する事を決めた。  
そうして、ポーキーは数人の信者を引き連れ、ツーソンへとやって来たのであった。  
 
 
「あなたは…ネスじゃない…」  
自分をネスと偽り、ポーラを呼び出したポーキーだったが、一瞬で見破られてしまう。  
身の危険を感じ、その場から去ろうとするポーラだったが、全身青尽くめの集団に取り囲まれてしまう。  
「え…?いつの間に…!?」  
ポーラにはテレパシーの能力がある。自分に危害を加えそうな相手がいれば、事前に察知する事が出来るのだが…彼らには心が無い。洗脳され操られている為、その時になるまで気付けなかった。  
咄嗟の事にポーラは抗う事すら出来ず、拘束されてしまう。  
「ははは…こんなにあっさり引っ掛かるなんて、馬鹿だね…」  
そう言って下卑た笑いを浮かべるポーキー。それを睨み返すポーラだったが、そんな事はお構い無しに近づき、彼女の頬に手を掛ける。  
「やっ…触らないで!!」  
背筋がぞくぞくする様な感覚に襲われ、彼の手から逃れようと身をよじるが、がっちりと押さえ込まれているため、身動きが取れない。  
「まあ、続きは帰ってからにするか。」  
そう言って、彼はポーラに触れていた手を離すと、全身青尽くめの集団と共に、村へ戻っていった…。  
 
「きゃっ!」  
監禁小屋へ乱暴に放り込まれ、小さく声を上げるポーラ。  
そんな時、小屋の扉が勢いよく開かれる。そこには、数人の信者を傍に控えさせ、メガネを掛けた一人の男が立っていた。その男こそ、ハッピーハッピー教の宗祖であり、今回の誘拐事件の黒幕でもあるカーペインター≠セ。  
「ご苦労だったね、ポーキー君…」  
労いの言葉もそこそこに、ポーラの元へ向かうカーペインター。  
「気分はどうかね?」  
「いいわけないでしょ!」  
カーペインターの問い掛けに強気に答えるポーラだったが、声が少し震えている。  
「私をどうするつもりなの?」  
「君の力を、我が教団のために使って貰おうと思ってね…。」  
微笑みながら、カーペインターは言う。だがポーラは、彼から邪悪な心を感じとった。  
「嫌よ…そんな事…」  
ポーラが否定の言葉を発した刹那、カーペインターの表情が変わる。  
「嫌かね……穏便に事を運びたかったのだが、仕方ないな…」  
カーペインターの体がバチバチと音を立てて帯電していく…。  
「な、何をする気…!?」  
ポーラが怯えた声を上げる。  
「考えを改めて貰おうと思って……ね!」  
言い終えるのと同時に、ポーラに向かって放電するカーペインター。だが、それはポーラに当たる事無く、自らに跳ね返って来た。  
「くっ…馬鹿な…!?」  
電撃を跳ね返され、うろたえるカーペインター。ポーラがお守り代わりに持っていたフランクリンバッチの効果だ。  
「ほう…フランクリンバッチか。まあよい…私はこれから講演の予定がある。後は任せたぞポーキー君。」  
そう言ってカーペインターは、取り巻きの信者と共に小屋を出て行った。  
 
「へへ…やっと二人きりになれたな…」  
今、小屋にいるのはポーキーと、後ろ手に縛られ身動きの取れないポーラだけだった。  
「な、何をする気なの?」  
「さあ?どうしようかねぇ……」  
ニヤニヤとしながらポーラに近づいていくポーキー。彼が笑う様は、この上なく気持ちが悪い。  
思わず後退るポーラだったが、トン…と背中に壁の感覚。もう後ろへは下がれない。  
「どうした?行き止まりだぜ。」  
尚も、にじり寄って来るポーキーだったが、ポーラは気付く。  
彼が移動した事で、出口を塞ぐ物は無くなった。  
(チャンスは今しかない…!!)  
ポーラは出口へと駆け出した。  
だが、あと少しのところで髪を掴まれ、計画は失敗に終わった。  
「い、痛いっ…離して!」  
「いやだね。」  
そう言ってポーキーは力任せに髪を引っ張る。よく手入れのされたブロンドの髪が何本か、ブチブチと音を立てて抜けていく。  
「や、やめて…」  
そのまま床に放り投げつけられるポーラ。  
「うぅ…」  
目に涙を浮かべ、頭を押さえているポーラ。数本とはいえ髪を強引に引き抜かれたショックは大きい。  
「今度逃げようとしたら、髪の毛全部引っこ抜くぞ。」  
彼は本気だ…。たかが髪の毛と思うかもしれないが、女の子にとって髪の毛はとても重要なものだ。ポーキーの言葉に、真っ青になるポーラ。  
恐怖で竦み上がっているポーラの元へ、ポーキーが近づく。  
「お仕置きが必要なようだな…」  
口元を少し吊り上げ、ポーラの髪の毛を鷲掴むポーキー。  
「や、やめてっ…酷い事しないで…」  
 
「それはお前しだいだな…大事な髪を傷付けられたく無かったら、黙って俺の言う通りにしな。」  
有無を言わせぬポーキーの言葉に、黙って頷く事しか出来ないポーラ。  
その様子に満足したのか、ポーキーはズボンのチャックを開き、おもむろに肉茎を露にする。  
思わず目を逸らすポーラ。だが、彼女自身それを見るのは初めてではない。彼女の家は幼稚園を経営している。その為、子供達のトイレの世話もするわけで、必然とそれを目にする事もある。ただ、ポーキーのそれは子供達のそれとは大きく異なっていたが…。  
「しゃぶれ。」  
冷たく言い放つポーキー。しかし、ポーラは応じない。痺れを切らした彼は、掴んでいた彼女の髪を引っ張る。  
「や、やめてっ…」  
「だったら、どうしたらいいか分かるよな?」  
「うぅ…」  
どうしても逆らえない事を悟り、今にも泣きそうな表情でおずおずとポーキーの肉茎を口に含むポーラ。  
「うう…んちゅ…んん…」  
「もう少し舌を使って舐めまわせ。」  
「んんっ……んむ…ん…」  
ポーキーの言葉に黙って従うしかないポーラ。  
「そうそう、やれば出来るじゃないか…。」  
ポーラの口内でムクムクと大きくなっていく肉茎。  
「んん!?」  
突然の事に驚き、うっかり歯を立ててしまう。  
「くっ…いってーなっ!」  
ポーラの口内から肉茎を取り出すと、力任せに彼女の髪を引っ張る。何本かプチプチと引き抜かれていく。  
 
「ご、ごめんなさい、ごめんなさいぃ…」  
泣きながら懇願するポーラ。  
「今度やったら……わかってるな?」  
「は…はい…」  
再び、ポーラの口内を陵辱する。  
「んむ…んん…んちゅ…んっ…」  
歯を立てない様、必死に奉仕し続けるポーラ。  
「うぅ…そろそろイキそうだ…」  
ポーキーはポーラの頭をがっちりと掴むと、肉茎を喉元まで押し込んだ。  
「しっかり飲み干せよ…」  
「んん!?…うんんっ!!」  
喉の奥まで押し込まれ、あまりの苦しさに呻くポーラを無視し、ポーキーは熱い猛りをぶちまけた。  
「んんんっっ!!」  
突然喉の奥で射精され、声にならない悲鳴を上げるポーラ。  
ポーキーは満足げに自らの肉茎を引き抜く。  
「んぐっ…ゴクッ…ゴクッ…」  
思わず吐き戻しそうになるのを堪え、必死に飲み下すポーラ。もし吐き戻してしまったら、何をされるか分かったものではない。だが、少し気管に入ってしまい咳き込んでしまう。  
「ゲホッ…ゲホッ…うぅ…」  
最後の一口を飲みきれず、吐き出してしまった。  
「あーあ、駄目じゃないか…全部飲み干さないと…」  
床にうつ伏せに倒れ、呻いているポーラに声を掛けるポーキー。  
「まあ、この位なら許してやるか…」  
その言葉にほっとするポーラ。やっとこの悪夢から開放される…そう思っていたのだが…、  
「じゃあ、続きを始めようか。」  
「え…!?」  
ポーラはまだ知る由も無かった…ここからが本当の悪夢だという事を…  
 
ポーキーは床に倒れているポーラを後ろから押さえ込み、彼女のスカ−トを捲り上げる。  
「やっ…やめて!!」  
身の危険を感じ取り必死に抵抗するポーラだったが、しっかりと押さえ込まれているため、身動きが取れない。  
次第に露になる、純白のショーツ。  
「み、見ないで…」  
ポーラは顔を真っ赤にして、必死に恥辱に耐えていた。  
そんな事はお構いなしに、ポーキーはショーツ越しに彼女の秘所を撫で上げる。  
「ひぃっ…いやぁっ…」  
声を上げるポーラ。今度は直接秘所に触れる。  
「やっ…やめて!!」  
「ちっ…やっぱり濡れてないか…」  
ポーキーは呟く。  
「まあ、どっちでもいいんだけどね。」  
そう言って、彼女のショーツを力任せに引き千切る。  
「いやぁぁぁぁぁっっ!!」  
秘所を覆い隠すものが何も無くなり、ポーラはあまりの恥ずかしさに叫び声を上げる。  
「いちいち、うるさい奴だな…これでもくわえてろ。」  
そう言って、今さっき千切り取ったショーツを丸めて、ポーラの口に突っ込む。  
「んんっ!?んんーー!」  
なにやら呻いているポーラを無視し、彼女の秘所に自らの肉茎を宛がう。ポーラは必死に抵抗するが、力ではかなわない…。ポーキーは、さっき射精したばかりなのに、もうビンビンに反り返っているそれを、勢いよく彼女の秘所に突き入れた。  
 
「んんんっっーーーーーーーー!!!!」  
ポーラのくぐもった悲鳴が、空しく部屋に響き渡る。  
ポーキーは奥まで突き入れると、一度引き抜いた。ゴボッと溢れ出る純潔の証。  
「ははは…やっぱり処女だったか。」  
「ううぅ……」  
ポーラは破瓜の痛みに呻いている。頬に伝う涙が、その痛々しさを物語っていた。  
ポーキーは再度挿入した。破瓜の血を潤滑油の代わりにして抽送を始める。その度に呻くポーラの声を、彼はニヤニヤと笑みを浮かべながら聞いていた。  
「んんっ…うぅ…んんっ……」  
尚も、痛々しげに呻き続けるポーラに、先程までの抵抗は見られない。あまりの苦痛に、抵抗する気力も無いのだろう。完全にポーキーの成すがままになるポーラ。  
その様子に満足したのか、ポーキーは彼女にくわえさせていたショーツを抜き取る。  
「気分はどうだい?」  
ポーラに話し掛けるポーキーだったが、今の彼女にはそれに答える余裕は無い。  
「人が質問してんだから答えろよな?」  
そう言って、彼女の髪を掴んで、グイッ…と、後ろに引っ張る。  
「あぐっ…ううっ…い…痛…いっ…」  
秘所を貫かれているだけでも相当な痛みなのに、更に髪を引っ張られる痛みに、ポーラは悲痛な声を上げる。  
「で、気分はどうなんだ?」  
「も…もうやめて……おねがい……」  
痛みに耐えながら、ポーラは必死に懇願する。  
 
「ああ、もうすぐ終わるよ。」  
ポーラの目に希望の光が点る。だが、彼の次の言葉によって、彼女は絶望の底に叩き落された。  
「中で出すけどいいよな?」  
「え…!?」  
ポーラはまだ少女だが、ある程度の性の知識はある。当然子供の作り方も知っている訳で、彼が何をしようとしているのかも理解できる。  
不意に抽送のペースを上げるポーキー。  
「んんっ……やめ…中は…んっ…中には……あぐぅ…」  
中には出さないで…と、ポーラは言おうとしているのだが、痛みの所為で上手く喋れない…。そんな彼女を見ながら、ポーキーは冷たく言い放つ。  
「ふーん、そんなに中で出して欲しいのか。」  
「そ、そんな…んんっ…ちがっ…ぐぅっ…」  
当然、彼はポーラの言いたい事が分かっている。あえて、分からないふりをして、焦る彼女を見て楽しんでいるのだ。  
「じゃあ、しっかり受け止めな!」  
「い、嫌ぁ!だめぇぇぇっっ!!」  
ポーラの懇願も空しく、ポーキーは腰を強く打ち付けると、彼女の奥深くで達した。  
「ぁぁぁぁ……」  
ドクッ…ドクッ…と、中に熱いものを注ぎ込まれ、ポーラは呆然としていた。  
 
しばらくして、ポーキーが肉茎を引き抜くと、ポーラの秘所から破瓜の血と混ざり合った白濁液がドロドロと溢れ出す。  
「うぅ……赤ちゃんが…出来ちゃうよぉ…」  
頬に涙を伝わせながら、弱々しく呟くポーラ。  
その様子を見て、ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべているポーキー。  
だがその時、小屋の扉が開く。  
「誰だ?」  
扉の方に目を向けるポーキー。ポーラはいまだ呆然としていて、気付いていない様だ。  
「私だよ、ポーキー君…。」  
そう言って姿を現したのは、カーペインターだった。今は、取り巻きの信者を連れて来ておらず、一人の様だ。  
「ああ…カーペインターさんか。」  
「…なかなか楽しそうな事をしている様だね。」  
「まあね…なんでしたら一緒にどうです?」  
ニヤニヤしながらポーキーは聞く。  
「ああ、そうさせて頂こうか…。」  
フフフ…と、口元を歪めながら、カーペインターは答えた。  
ポーラの悪夢はまだ始まったばかりだ…  
 
 
 
「いつまで寝てんだ?」  
いまだショックで呆然としているポーラに、ポーキーが冷たく言い放つ。  
「おい、聞いてんのか?」  
グイッ……と、引き千切らんばかりの勢いで、ブロンドの髪を鷲掴むポーキー。  
「いっ…や、やめてっ」  
大事な髪を引っ張られ、我に変えるポーラ。  
「やっと起きたか…お客さんだぜ。」  
ポーキーはそう言うと、ポーラを突き飛ばす。  
「きゃっ……うぅ…」  
不意に突き飛ばされた為、受身も取れないまま床に全身を打ち付けてしまい、痛々しく呻くポーラ。  
「ポーキー君…レディには優しくしないと駄目ですよ…」  
聞き覚えのある声に、ポーラは恐る恐る顔を上げる。そこにはカーペインターが立っていた。  
「ああ…少しやり過ぎましたかね?」  
へへへ…と、悪びれる様子も無くニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべているポーキー。  
「気は変わったかね?」  
ポーキーの呟きを無視し、ポーラに話し掛けるカーペインター。  
「どうして…こんな酷い事するの…?」  
弱々しく呟くように言葉を発するポーラ。さっきまで泣いていたので、目は真っ赤に充血していて、とても痛々しい姿だ。  
「君が素直に我が教団の力になってくれるのなら、これ以上は、何もしないと約束しよう…」  
そう言って、微笑を浮かべ、優しく語り掛けるカーペインター。  
その言葉に、一瞬心を動かされそうになるポーラだったが、それでも、彼の言葉に従ってはいけないと、直感する。  
 
「…嫌…です。」  
弱々しくもハッきりと否定の言葉を発するポーラ。  
本当は彼らの言う通りにして、早くこの悪夢の様な状況から逃げ出したい…。でも、それだけは絶対駄目だと、彼女の良心が歯止めを掛けていた。  
「おいおい、カーペインターさんが、そうまで仰ってるんだぞ?何だ、その態度は?」  
そう言ってポーラの髪を鷲掴むポーキー。  
「いっ…やめてぇ…」  
涙ぐみながら許しを請うポーラ。その様子に薄気味悪い笑みを浮かべているポーキー。と、そこでカーペインターが制止させる。  
「なかなか頑固ですね…少し趣向を変えてみましょうか…。」  
そう言って、おもむろに手にしていたペンキの蓋を開けるカーペインター。  
「それは?」  
ポーキーが疑問の声を掛ける。  
「フフフ…まあ、見てのお楽しみだよ…それよりポーキー君……君に一つ頼みがあるのだが…」  
「何です?」  
「彼女の服を脱がして貰えますかね…?」  
「いいですよ。」  
「や、嫌っ…」  
荒々しくポーラの服を脱がしに掛かるポーキー。当然、ポーラは抵抗するが、力の差にはかなわない。抵抗も空しく、全裸で、後ろ手に縛られた状態で床に転がされるポーラ。  
「な…何をする気…?」  
今から自分の身に何が起こるのか…ポーラは恐る恐る聞く。  
「フフフ…とてもいい事ですよ…」  
そう言って、不気味にほくそ笑むカーペインター。  
「ポーキー君…彼女を動けない様に押さえつけて貰えますか?」  
「お安い御用で…」  
 
ポーキーに仰向けに押さえ付けられ、全く身動きが取れないポーラ。  
「へへへ…いい眺めだな…」  
何も覆い隠す物が無くなったポーラの肢体を、舐め回す様に見ながらポーキーが呟く。  
「嫌…見ないで…」  
顔を真っ赤に染めるポーラ。  
「おいおい、一度繋がった仲じゃねえか…つれない事言うなよな…」  
「うぅ……」  
ポーラは今にも泣きたい思いだった。無理やり犯され、その挙句、中出しされてしまった…。様々な思いがポーラの心を痛めつけている。  
「……ポーキー君…そろそろいいかね?」  
それまで黙って様子を伺っていたカーペインターが、口を開く。  
「え?…ああ、すみません。」  
暫しの間、カーペインターの存在を置き去りにしていた事に気付き、謝るポーキー。  
「まあ、いいですよ…」  
カーペインターは大して気にした風も無く、たっぷりペンキの染み込んだ刷毛を、ポーラの無防備な二つの乳房へと這わす。  
「ひゃぅ……」  
ペンキの冷たさに思わず声を上げるポーラ。  
ポーキーは相変わらず、へへへ……と気味の悪い笑みを浮かべている。  
「な…何を塗ってるの…?」  
「見ての通りペンキですよ。…ただ、これは特別製でね…とても、ハッピーになれるペンキなのですよ…」  
ポーラの問いに、不気味にほくそ笑みながら答えるカーペインター。  
 
その後も順調に作業は進み、上半身は乳房を中心に、首元、腹、背中と、青く染まっていった…。  
「ポーキー君…次は、足を押さえていて貰えるかね?」  
「ええ、いいですよ。」  
そう言ってポーキーは、ポーラの後ろに回りこむと、彼女の足を抱え上げた。  
「い、いやっ…やめて!!」  
まるで子供におしっこをさせる様な姿。正面にはカーペインターがいる為、彼女の秘所は丸見えだ。  
それまで、彼らのなすがままだったポーラだが、さすがにこの体勢は恥ずかしい様で、今までに無い勢いで抵抗する。だが、がっちりと押さえ付けられているので、それもかなわない。  
「そうそう…ここは念入りに塗り込まなければ…」  
そう言って、破瓜の血と白濁液に塗れた秘所へ、たっぷりペンキを染み込ませた刷毛を這わすカーペインター。  
ポーラの秘所は見る見るうちに、真っ青に統一されていく。  
「ひぅっ…」  
まだ痛みの残る秘所をかき回され、ポーラは小さく呻く。  
暫く念入りに塗り込むと、カーペインターは刷毛を置いた。  
「取り合えず、この位でいいでしょう…もう離していいですよポーキー君…。」  
ポーラをその場に残し、カーペインターの元へやってくるポーキー。  
「いったい何をするんです?」  
「まあ、少し待っていたまえ…じきに効果が現れる。」  
そう言って、ポーラに目を向ける二人。  
「ううぅ……」  
今にも泣きそうな様子で、床にうずくまっていたポーラだったが、暫くすると様子に変化が訪れる。  
「はぁ…はぁ…な…に?からだが…あつい…?」  
次第に呼吸が乱れ、太ももをモジモジとさせるポーラ。  
「効果が現れてきたようだな…」  
そう呟き、フフフ……と不気味に笑うカーペインター。  
 
「どうです?ハッピーでしょう…」  
息を荒げて、モジモジとうごめいているポーラに語り掛けるカーペインターだったが、その声は彼女の耳に届いていないようだ。  
「はぁ…はぁ…」  
(なに…?なんで…こんな……ああ…だめ!…気が…おかしくなりそう…)  
瞼をギュッと閉じ、必死に意識を保とうとするポーラ。  
「自分の気持ちを素直に受け入れなさい…そうすれば楽になれますよ…」  
優しく諭すように語り掛けるカーペインター。  
「はぁ…はぁ…自分…の……気持ち…?」  
混濁したポーラの意識の中に、カーペインターの言葉が響き渡る。  
「そうです…あなたの中にある情欲を曝け出すのです…」  
カーペインターの言葉によって意識を掻き乱され、徐々に意識を保てなくなるポーラ。  
「はぁ…はぁ…」  
(だめよ…そんな……でも…)  
下腹部が熱く疼き、太股と太股モジモジと擦り合わせるポーラ。目を潤ませ、半開きになった艶やかな唇から悩ましげな吐息が漏れている。  
そろそろ頃合だな…と、ポーラの様子から察したカーペインターは、おもむろにズボンのチャックを下ろし、見事にそそり立った陰茎を取り出す。  
「あぁ……」  
ポーキーのとは比べようが無い程の剛直を目の当たりにし、ポーラの理性はとうとう崩れ去った。  
(そうよ…我慢する事なんて無い…これでいいのよ…)  
「さあ、受け入れなさい…これがあなたの望む事ですよ…」  
ポーラの目はカーペインターの剛直に釘付けだった。  
「ポーキー君…彼女の縄を解いて上げなさい…」  
「わかりました…」  
拘束から開放されたポーラの前に進み出るカーペインター。  
 
腕が自由になり、その場にへたり込むポーラの眼前に差し出される剛直。  
赤黒く見事に屹立したそれを目の当たりにし、ポーラは息を呑む。  
(ああ…すごい…)  
「どうして欲しいですか…?」  
「ああ…それで……私を……さい…」  
カーペインターの問いに、小さく呟くように答えるポーラ。  
「よく聞こえませんね…ハッきりと仰いなさい…」  
「あ…あなたの…それ…で……私を…犯して…下さい…」  
今にも燃え上がりそうな程、顔を真っ赤にして懇願するポーラ。  
「……駄目ですね…」  
「え…そんな…」  
期待を裏切られ、信じられないといった表情でカーペインターを見上げるポーラ。  
「それは、最後です。まずは…口で奉仕して貰えますか…」  
それを聞き、ホッとした表情で、はい…と頷くポーラ。  
カーペインターの剛直に、恐る恐る舌を這わす。鼻を刺す様な男の匂いにポーラは下腹部を疼かせていた。  
「ぴちゃ…くちゃ…」  
剛直の裏筋からカリの谷間まで、丹念に味わう様に舐めまわすと、今度は少しずつくわえ込んでいく。  
「はぁ…んちゅ…ん…あむ…」  
必死に奉仕を続けるポーラ。  
「なかなか頑張りますね…ご褒美を上げましょう…」  
そう言って、ポーキーに目を向けるカーペインター。  
「ポーキー君…」  
「なんですか?」  
「彼女を犯して差し上げなさい…」  
「いいですよ…」  
 
暫くおあずけ状態だったポーキーは、待ってましたとばかりに、卑しい笑みを浮かべながらポーラの後ろに回りこんだ。  
ズボンとパンツを脱ぎ捨て、下半身全裸になるポーキー。  
「じゃあ、遠慮なく頂きますよ。」  
そういうや否や、カーペインターのと比べると見劣りするものの、見事にそそり立った肉茎を、ポーラの秘所へ突き入れる。  
「はぅんっ……うぅん……」  
(はぁぁっ…な…なに?…すごい……)  
あまりにも凄い快感に悶えるポーラ。  
「お口がお留守ですよ…」  
カーペインターの声で我に返り、奉仕を再開させるポーラだったが、尚もポーキーの責めは続き、それどころではない。  
(い…いいっ…すごい…こんなの…ああっ…)  
「ポーキー君……少しは遠慮しなさい…」  
ポーラの奉仕が疎かになる事に痺れを切らし、ポーキーに自制を促すカーペインター。  
「ああ…すいません…」  
悪びれる様子も無くへへへ…と、にやけているポーキー。  
「まあ、いいでしょう…」  
ポーキーから視線を逸らし、ポーラの口内を堪能する事に集中するカーペインター。  
「んむ…ん…んちゅ…」  
「ああ…そろそろイキそうです…きちんと飲み干して下さいよ…」  
剛直をポーラの喉元まで差込むと、うう……と低く呻き、カーペインターは達した。  
ドクッドクッと注ぎ込まれるそれを、恍惚な表情で飲み干していくポーラ。飲む度に動く白い喉元がとても艶かしい。  
「じゃあ、こっちもそろそろイキますよ…」  
カーペインターが達したのをいい事に、荒々しく腰を動かすポーキー。  
 
「はぁ…あっ…んんっ…」  
カーペインターの口辱から開放されたのも束の間、今度はポーキーに責められるポーラ。  
「へへへ…グチョグチョに濡らしやがって…この淫乱女が…」  
「はぁ…ああん…そんな…んんっ」  
ポーキーの蔑みの言葉さえ、今のポーラにとっては快楽の一つだった。  
彼の言葉に反応してポーラの膣内はギュッと締まる。  
「へへ…随分な締め付けだな…罵られて反応するとは、お前はマゾか?」  
「ああっ…んん…だめ…もうっ…」  
ポーラは達しそうになる。だが、すんでの所で動きを止めるポーキー。  
「はぁ…はぁ…どう…してぇ…?」  
イクにイケない生殺しの状態で、朦朧とした意識のままポーキーに問いかけるポーラ。  
「イキたいか?」  
「は、はいぃ…」  
ポーキーの問いに即答するポーラ。  
「じゃあさ、『ポーキー様のオチ○チンで、この卑しい淫乱超能力マゾ女をイカせて下さい。』って言ったら動いてやるよ。」  
「そ、そんな…」  
「じゃあ、お預けだ…」  
そう言って肉茎を引き抜こうとするポーキーを慌てて止めるポーラ。  
「い、言います!言いますから抜かないで下さいぃっ」  
「そ、じゃあ言ってみな。」  
「ポ…ポーキー様の……オチ○チンで…この……卑しい…淫乱超能力マゾ女を……イカせて…下さい。」  
 
顔を真っ赤にして、恥辱に耐えながら言われた通りに喋るポーラ。  
「よし、そこまで言うならこのポーキー様が、卑しい淫乱超能力マゾ女をイカせてやろう。」  
そう言って抽送を再開させるポーキー。  
「はああぁん…あっ…んんっ…」  
荒々しく腰を打ち付けられ喘ぐポーラ。  
「イク時は『イキます』って言えよ。」  
「ん…は、はいぃ…」  
荒々しい吐息と、グチュグチュ…と抽送の音だけが静かな部屋に響き渡っていた。  
「はぁはぁ…もう…だめ…イクッ…イキます!!」  
一際高い嬌声を上げながら、ポーラは達する。彼女の膣内の締め付けが一段と強くなり、ポーキーもポーラの一番奥で熱い猛りをぶちまけた。  
「ああ…熱いのが…中に…」  
ドクッドクッと膣内に注ぎ込まれる感覚に陶酔するポーラだった。  
「終わったかね…ポーキー君……」  
不意に呼びかけられ、我に返るポーキー。  
「え?ああ、はい…」  
二度も置き去りにされていた為か、少し機嫌の悪そうなカーペインターがそこに立っていた。  
「私も楽しませて貰えますかね…?」  
「あ、ええ、構いませんよ…」  
身の危険を感じ、そう言ってポーラから急いで離れるポーキーだった…。  
 
「まったく…最近の若者は遠慮というものを知らないのかね?」  
そんな呟きを残し、余韻に浸っているポーラの元へ行くカーペインター。  
「これはまた……随分と派手にやってくれましたね…」  
秘所から溢れ出る白濁液を見ながらカーペインターは呟く。  
「まあ…私はこちらを使わせて貰うとしますか…」  
そう言って、ポーラのアナルに指を這わす。  
「ひゃぅ……」  
不意に与えれた新たな刺激に、ポーラが反応する。  
「な、なに…?」  
不安そうにカーペイターの様子を伺うポーラ。  
「よく解して置かないと、後で困りますからね…」  
「え?…はぅん……」  
窄まった部分に指を差込み、かき回す様に解しに掛かる。  
「はぁ…そ、そんなとこ…ああっ…」  
普通なら不快に感じるであろうその行為も、媚薬塗れになった今のポーラにとっては、物凄い快感だ。  
ポーキーの白濁液を押し流す勢いで溢れ出す愛液が、それを物語っている。  
「そろそろいいですかね…」  
四つん這いになったポーラの窄まりに自らの剛直を押し当てるカーペインター。  
「はぁ…はぁ…」  
ポーラは次々と押し寄せる快感に陶酔していた。  
「では、始めましょうか…」  
 
ぬるり…と、挿入されていく剛直。  
「ふぁぁぁ……入って…来る…」  
「なかなかいい具合ですよ…」  
そうして、ほんの少しキツい肉の輪を広げると、ズブズブと音を立てて挿入されていく剛直。  
一度深く挿入すると、今度は少しずつ抽送を始める。  
「ああっ…」  
堪らず声を上げるポーラをよそに、抽送を繰り返す。  
「これはまた…なかなかのものですね…」  
直腸のツルツルした感触が彼の剛直を覆う。  
「そんな…すごい…」  
入口の括約筋がギュ…と、締め付けてくる。  
低くくぐもった声を上げながら、剛直を奥深く挿入するカーペインター。  
腰を尻肉に打ち付ける音が、小屋の中に響く。  
「まあ、このままでもいいんですが…少し、物足りませんね…」  
暫く抽送を繰り返していたカーペインターが呟く。  
「そろそろ、このペンキの真価を味合わせてあげましょう…」  
そう言って、帯電し始めるカーペインター。  
「え?な、なに…?…あっ…はぁぁんっ…」  
突然襲いかかる快感に困惑するポーラ。  
「さっき貴女に塗ったペンキは、媚薬の他にもう一つ特別な効果がありましてね…」  
不気味な笑みを浮かべながら、カーペインターは続ける。  
「あのペンキには、特定の電流を加える事によって振動する成分が含まれていましてね…」  
 
カーペインターは尚も話し続けているのだが、今のポーラにそれを聞き続ける余裕は無かった。  
「はぁぁぁんっ……だめっ…おかしく…なるぅ…」  
ペンキの塗られた部位がバイブを当てられた様に振動し、ポーラを責め立てる。  
「これはまた…凄い締め付けですね…」  
抽送のペースを速めるカーペインター。  
「ああっ…そんな…だめ…あああぁぁっ!」  
ポーラは達する。だが、カーペインターの責め苦はまだ終わらない。  
「フフフ…この程度でイクようでは後が持ちませんよ…」  
不気味にほくそ笑みながら、そう言うカーペインター。  
彼の言う通り、その後もポーラが失神するまで行為は続いた。  
 
――――――――――――――――――――――――――――――  
 
あれから数日が経つ。  
カーペインターの執拗なまでの調教により、ポーラは少しずつ洗脳されていった。  
「ご主人様…今日はどの様な事をなされるのですか?」  
そう言って擦り寄ってくるポーラに、かつての面影は無い。  
「あれを御覧なさい…」  
そう言って小屋の入り口の方に目を向けるカーペインター。  
ポーラが目を向けると、小屋の入り口にはハッピーハッピー教の信者達がぞろぞろと詰め掛けていた。  
「貴女は我がハッピーハッピー教団の女神となって、この迷える者達をハッピーにして差しあげるのです…」  
「…はい…わかりました…」  
朦朧とした意識のまま、ポーラはカーペインターの意思に従う。  
 
そして始まる快楽の宴。  
全身青尽くめになりながら信者達とまぐわるポーラ。  
「あはっ♪…もう…みんなせっかちね…」  
綺麗に整えられていたブロンドの髪も、今では誰のものとも知れぬ白濁液に塗れている。  
そんな事はお構いなしに、快楽を貪り続けるポーラ。  
その様子を傍から見ている、二つの影。  
「へへへ…完全に堕ちましたね…」  
気味の悪い笑みを浮かべポーキーが呟く。  
「フフフ…」  
ポーキーの呟きに、不気味にほくそ笑むカーペインター。  
「俺も混じって来てもいいですかね?」  
「…ええ、構いませんよ…」  
カーペインターの了承を得て、ポーキーは目の前で繰り広げられる狂宴へ加わっていく。  
「若いですね…」  
ポーキーを見送りながら、カ−ペインタ−は静かに呟いた…  
 
 
 
終  
 
 
 
 

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